21. ラッシュアワー3
《ネタバレ》 ジャッキーは頑張っているけどアクロバティックなアクションはさすがに減りましたね。 でもこのままアクションは続けていって欲しいです。 せっかくパリでロケをするのなら、路地でのカーチェイス等ではなくもっとパリの風景を楽しめるようなシーンが欲しかったと思います。 でもエッフェル塔でのシーンはスタントを使っていないそうで(当然命綱はあるんでしょうが)素直に凄いと思いました。 クリス・タッカーはこの映画全体に明るさを出す為に欠かせないですね。 真田広之、工藤夕貴共に、非常にやつれてふけた感じで映っていたのが残念です。もう少し見栄え良くメイクできなかったのでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2007-08-27 18:53:40) |
22. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 まず、ゴジラ映画なのに肝心のゴジラの登場シーンが少なすぎ。映画中盤まで、あんまり感情移入もできない人間ドラマを見せられる。中盤になってやっと怪獣が出てくるが、でかいだけであんまりパッとしないデザイン。(え、あれってギャオスだったの?絶句)それが街を破壊し、そこへ唐突に現れたゴジラがちょこちょこっとバトルしどこかへ行ってしまう。バトルシーンも全部夜で、暗い中黒い怪獣が戦っているから何がなんだかわからない。ジュラシックパークの頃なら、CGの粗さを見せない為にわざと夜のシーンを多くしたりといった事があったが、これだけ技術が発達した今ならもっと堂々と迫力ある真昼のバトルシーンを見せて欲しい。最後にまたゴジラが現れちょこちょこっとバトルして怪獣をやっつけ去っていく。渡辺謙以外、聞いた事もない俳優ばかりで華もなし。ゴジラ自体の造形は前作に比べはるかに良かっただけに残念。いろいろ消化不良な映画でした。 [映画館(字幕)] 5点(2014-07-17 17:58:09)(良:1票) |
23. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 黒木メイサのインタビューで「キムタクの演技はアドリブが多く、毎回違った演技をするのでいつも新鮮だった」みたいな事が書いてありましたが、言い方変えればいつも行き当たりばったりで同じ演技は二度とできないって事じゃないんだろうか。 キムタクの演技からは悲壮感のようなものが感じられないのでせっかくのラストもいまいち。波動砲のシーンもなんかちょっとしょぼかった。あれしか無いんだからもっと派手にドアップでぶちかまして欲しかったなあ。デスラーがただのエネルギー体?だったのも萎えました。全体的に痛いキャラばっかりで、まともだったのは緒形直人と山崎努くらいでしょうか。あとは感情移入できないキャラばっかり。なんか続編作りたそうなラストだったのが心配です。。。 [映画館(邦画)] 5点(2010-12-18 23:28:44)(良:2票) |
24. テラフォーマーズ
《ネタバレ》 原作の漫画はとにかく絵がスタイリッシュでキャラクターが熱いのが魅力ですが、日本の実写映画でそれを表現するのは難しかったようです。 伊藤英明のキャスティングは悪くはないと思うのだけど、何かが物足りない。役に入り込めてないんでしょうかね。 まあ伊藤英明にかぎらず、とりあえず映画として形にはなってるんだけど、全体的に物足りない。原作への愛が感じられないというか。 テラフォーマーの「じょうじ」という特徴的な言葉が映画でははっきりとした音になっていなかったのも残念。こういう所からも監督が特に原作のファンではないのだなと感じます。 こんな事なら、いっそKINGSGLAIVE FINAL FANTASYのようにフルCGで作ってしまった方が良い物ができたんじゃないかと思います。監督は別の人でね。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-03-26 20:05:33) |
25. インフェルノ(2016)
《ネタバレ》 前2作は原作を読んでから映画を観るとより楽しめると思うが、今作はそうではない。原作から改変されている所が多すぎ、全く別物になっており、しかもその殆どが改悪と感じられる物で、がっかり感が半端ない。原作ではSRSがWHOサイドだというのは後半になるまで隠され、大機構の部隊だと読者に思い込ませる憎いトリックがあるが、映画ではそんな物は取っ払われ、正義感に溢れ聡明であった隊長はつまらない小悪党として描かれ、思慮深い人物であった大機構の総監も滑稽な殺人者となっている。そして原作ではテロを止める為に最後奔走し、更生の機会も与えられたシエナが映画ではただのゾブリストの狂信者で最後はテロを成し遂げる為に爆死する始末。シエナがラングドンに抱いていた淡い愛情と心の葛藤も無き物とされ、その代わりにシンスキーがラングドンの元カノ?という設定に。ゾブリストが原作では人を殺さずDNAのみを改変し人類全体の不妊率を高めるというエレガントな手法を取り、しかも宣告した日には既に世界中にウイルスが拡散済みというあっと驚く展開もあったのだが、映画では殺人ウイルスの拡散を直前に食い止めて終わるというただのありきたりな結末に。つまりはインフェルノという原作の魅力たらん部分を根こそぎ取り去ってしまったような作品となってしまっている。ロン・ハワードはそこまで愚かな監督だったのだろうか?いや、そんなはずはない。とするともっと何か大きな力が働いたのか。とにかく残念である。あとトム・ハンクスは老いをカバーする為にもう少しシェイプアップして撮影に臨んで欲しかった。 [映画館(字幕)] 4点(2016-10-31 02:02:02) |
26. しんぼる
TVの「○○な話」で先日松ちゃんは「ダークナイト」を絶賛する品川に対して「1ミリも面白くなかった」と言っていました。“あの”ダークナイトを良い部分、評価できる部分は一切無いと言い切る松ちゃんの映画観、それこそが世間との大きなズレなのだと思いました。ダークナイトを素直に楽しむ事ができるようになった時、松ちゃんは我々を心底楽しませてくれる映画を作ってくれるのではないでしょうか。映画とは大衆の為の娯楽であり、大衆に迎合するつもりがないのであればそれはやはり舞台等でやるべきなのです。コントならコントでもいい、でも妙に斜に構えて作るのではなく、真っ正面からぶちかまして欲しい、そう願ってやみません。我々が観たいのは喩えて言うなら「10億円かけたセットで撮ったアホアホマン」なのです。 [映画館(邦画)] 3点(2009-09-20 01:00:31)(良:2票) |
27. IZO
《ネタバレ》 まるっきり面白くない駄作映画だったとしても、私は普通4点は付けます。 この映画(と呼ぶのも嫌ですが)には1点すらあげたくありません。映画を観てこれほど不快な気分にさせられたのは後にも先にもこの1本だけでしょう。 最初から最後まで全く意味不明な展開、エログロ、随所で出て来て訳のわからない歌を歌う友川かずき。人と一緒に観た為途中で止める事もできず、最後までただただ苦痛な時間に耐えるしかありませんでした。喩えるなら、豪華絢爛な店構え、素晴らしい食材の数々を並べたレストランに入ってみたら、出てきた料理は完全なゲテモノ料理だったといった所でしょうか。ゲテモノ料理を出すのであれば、そうとわかるような店構えにし、それに相応しい食材を使いましょう。 [DVD(邦画)] 0点(2009-06-12 21:51:46)(良:1票) |