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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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21.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ 《ネタバレ》 
 レンタルで我慢できずDVD買っちゃいましたNo2。  我らが鷹の爪団今度はネット世界へ。パロディや軽快なトークなど、コレまでの魅力はそのまま、チラチラと日本の現状を真面目に演出しており、前作とは良い意味で違った面白さがありました。でも結局面白おかしくなっちゃうので後味の悪さは皆無。  全体的には確かに前作ほどのインパクトは受けなかったが、総統の最後の一言『お前も幸せになれ』にもうシビれまくり!!普段頼りないのに決める所は決める、だから最高なんだよあんたは!!  相も変わらず終始ニヤニヤしながら楽しめました。  ここでも続編期待度No1。
[DVD(邦画)] 9点(2010-12-04 18:36:31)
22.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 《ネタバレ》 
 レンタルでは我慢できず購入しちゃいました。  パロディや時事ネタ、ウィットに富んだジョークに軽快な掛け合い等とにかく終始ニヤニヤしながら見てました。  話のテンポも非常に良く、時々起こる無茶苦茶な展開もレオナルド博士の圧倒的ポテンシャルで無理なく、尚且つ面白く納得させられてしまいます。  確かに画のアニメーションとしては群を抜いたショボさだが、決して『手抜き』や『下手』等ではなく『個性』や『味』として楽しめ、時にはそのショボさを逆手にとった演出や笑いも秀逸。  登場キャラも個性(アク)が強くそれでいて愛着が持て最高(がんばれフィリップ!!)。  画に惑わされ食わず嫌いせず是非視聴をお勧めします。  今のところ最も続編を楽しみにしている作品です。
[DVD(邦画)] 9点(2010-12-04 18:30:58)
23.  ジャーヘッド 《ネタバレ》 
 恐らく『戦争映画』を作る上で99%の監督が描くであろう戦闘シーンを描かなかった異作。  『ここで戦闘があるだろう』と言うシーンでも何も起こらない、次こそ何かあるかと思えばやはり何も起こらない。視聴者からすればストレスにすら感じるが、これって作中の兵士との心境をシンクロさせる見事な演出だと思う。  必死に訓練して、砂漠のど真ん中に放り出され、命の危険を感じる、それでも敵と戦い生き残ることで快感と開放感がそう言ったストレスを紛らわしてくれる。だがもしそれすら無ければ・・・・。  不謹慎な表現かもしれないが、例えばあなたがゲームをしていて、何時間もレベル上げを行い、難しいクエストをこなして装備やアイテムを集め、準備完了で魔王の城に乗り込む。一歩進むごとに様々な演出が気分を盛り上げ、コントローラーを握る手にも力が入る。だが結局敵は現れず、魔王も戦わず降参してしまった。激怒するでしょう?  それがリアルの戦場で起こった場合人間がどうなるか、と言う今までにない切り口で『戦場に赴いた兵士たちの精神』を描いた作品。  うーん説明が難しい、とにかく『斬新な戦争映画』を見たければご視聴あれ。  演出も終盤の油田のシーンは非常に神秘的で面白かった。  上記の内容とは別に『スタンドバイミーの大人&戦場バージョン』みたいな響きに興味が湧いた人にもお勧めです。
[DVD(吹替)] 9点(2010-10-30 16:48:24)
24.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
 正に大人から子供まで楽しめる『映画』の教科書みたいな作品(褒め言葉)。  おもちゃが主人公と言う設定や話の分かりやすさ(それでいて決して単純で詰らなくは無い)、所々挿入される笑い成分も話がシリアスになり過ぎない緩衝材として見事に機能しており、構成もラストまでほぼ完璧と言っていいほどスムーズに無駄なく進んでいき、それでいて2時間超えないとは見事。  仲間に新加入は無く(むしろ減った)、お馴染みのキャラだけにしたのも出番が多く(3作品中一番満遍なくみんな活躍)なり前作以上に彼らを好きになれたし、設定的にも無理無く(主人公がもう大学生)良かった。強いて挙げれば『スペイン語版バス』が登場、もう声に出すくらい笑いました。  CGは帰って1,2見比べてみたが、キャラの質感など確実に綺麗になっていた。  ストーリーもアンディと遊べなくなった悲しみから保育園での陰謀、ゴミ捨て場からの脱出と最後の別れまでとにかく目まぐるしくシ―ンが進みハラハラクスクスしながら最後までスクリーンにかぶりつくように見た。  ただ全体的な流れと、『コレでもう終わり』と言う悲しみがある分2の方が好きかな。ただここは個人差なので出来が悪いというわけでは決してない。  これまでのシリーズ、そしてピクサー好きなら観に行って後悔はしない。てかよくこの会社はこんだけ毎回凄い作品が出せるのかと感心してしまう。  もう本当ドラ○もんスタッフはコレを見て勉強してほしい、本来はお前らがこういう作品を作らなければいけなかったのに。昔は作れてたんだからもっと頑張れ。  あと恒例のショートフィルムも非常に楽しめた。てかこういうアイディアが出ること自体凄い。
[映画館(吹替)] 9点(2010-08-16 09:53:21)(良:1票)
25.  BLACK JACK ブラック・ジャック(1996) 《ネタバレ》 
 作品の雰囲気はOVA版と同じなので、原作と違いリアルな作画となっています。  話全体としては『超人的な能力を得る代わりに体を著しく蝕まれる謎の病気』に我等がブラックジャック先生が挑むお話。  上記の病状でわかると思いますがエンターテイメント性を優先した内容になっているのでそう言った(SF的?)モノが嘘臭く感じてしまう方には合わないかもしれません。  また、終盤の頭辺りまでは文句無いのですが、ラスト付近がかなり早足気味で、病魔に侵されたブラックジャックの助かった方法も『花のエキス』と言うなんともありきたりなオチ。  ただ、何と言っても本作で光るのは大塚明夫さんの演技。  冒頭に登場した少女に、死の危険性があることを知りながらウィルスを投与し、しかも『彼女に素晴らしい才能を与えた』と自分の非を一切認識しない悪女に対して詰め寄るブラックジャック。怒気を込めながらも冷静に相手を非難するシーンは一見の価値あり、途中に入る『なにぃ!?』はもう鳥肌モノ。  内容的には7点だが、とにかく大塚さんの演技の素晴らしさに2点プラス。
[DVD(邦画)] 9点(2010-05-21 12:34:24)
26.  カールじいさんの空飛ぶ家
 過去の(強調!!)宮崎作品や長編ドラえもんに匹敵できる良作。所々に入るギャグもツボにはまりましたし(そういう意味で犬が一番お気に入り)、アクションありホノボノありととにかく楽しい映画でした。  『丁寧に作られた作品に駄作は無い』と言うが私の考えなのですが、正にこれがその通りだと感じます。ストーリーや構成、伏線やメッセージ性等に斬新さは無いが、その全てが綺麗につながるよう、非常に丁寧に作られています。噂の冒頭十数分で老人にとっていかに妻と家が大切なのかを見せつけることで、その後の行動や変化が彼にとってどれほど大きなものであるかを際立たせています。そしてそういったものを、昨今の日本アニメのように押し付けるのではなく、背景に含ませる程度に表現することで視聴者に見せびらかすのではなく感じさせようとする所も上手いです。  後半のアクション部分も流石ピクサー、カーズのOPを観たときに感じた圧倒的な迫力でキャラが右へ左へ動きまわります。  アニメ実写問わず、今の日本にあふれている『友情』や『家族愛』と言ったパープリンでトンマなアホ共に受そうな要素をアホみたいに詰め込み、これ見よがしに強調し押し付け、つなぎも1日で考えたようなチープな展開で作られたツギハギ作品に飽き飽きしている人にこそ見てほしい作品。  斬新なストーリ展開や革新的な映像表現等無くてもこれだけ素晴らしい作品を作れるピクサーに拍手。  全員とは言わないが、映像作品に関わっている人にこそ見てほしい。これが映画だ!と言いたい。
[映画館(字幕)] 9点(2009-12-08 08:09:59)(良:2票)
27.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 
 最近見たエンタメ作品の中では頭二つくらい抜けけてます。  お話も目新しくは無いが王道だし、前3作品を見ていれば『ダメだよローガン、そいつは悪い奴だよ』的な視点で見れて、ここら辺は先のお話を公開していると言う点を上手く活かしていると感じました。恋人が話したウルヴァリンの童話は、彼のその後の人生を考えるとジーンと来ました、まさかアメコミ映画に泣かされるとは・・・・  その後しばらくは、多少笑いありですがウルヴァリンのかっこいいアクションのてんこ盛り。とにかく格好良い!正に斬鉄剣6刀流で車にヘリ、洗面台をバシバシ切り捨て御免!!この監督は魅せ方というのを非常に分かっておられる。  後半も息切れすることは全く無く、怒涛のアクションとCGが最後まで魅了してくれます。ラスボスの撃退法も一応理に適ってましたし。  ラストは今後の展開を予想すれば分かってしまうのですがそれでも悲しい結末でした。死ぬ直前までローガンのためにがんばった彼女の死体を見たときの『知らない奴だ』と言うヒュー・ジャックマンの演技は最高。  前3作品を見てれば楽しめますが、逆にコッチから入ってその後3作品を見ても面白いと思います。とにかくアクション好きにはオススメの一本。
[映画館(字幕)] 9点(2009-12-02 18:45:55)(良:1票)
28.  デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 《ネタバレ》 
 『同時上映のワンピースを喰った』『数多の映像関係者(非アニメ含む)が絶賛』『これを見てデジモン(TV版)も見るようになった』等の伝説を残した作品ですが、十分うなずける内容でした。  抜群の戦闘描写、ストーリー構成、『デジタル』と言うキーワードを使った設定(大量のメール受信でデジモンのレスポンスが低下するとか)とそれを利用した戦略。  あれだけの内容を僅か40分に収め起承転結(おまけに時間軸を現実(視聴者)世界とリンクさせる芸の細かさ)を作り出した、まさに神懸り的な才能を見せ付けられました。  ただし、気になる点もちらほら。  まず、ボスのディアボロモンに魅力が無い。最終的に核ミサイルを発射させたり、数万体でリンチをかけたりと、『存在』は凄いのですが、究極体のデザインが微妙。  進化途中に攻撃するのは悪くないのですが、2回も同じ失敗をする光子郎(一番頭良さそうなのに)。  上に書きましたが、相当濃い内容を短い尺に収めているので『無駄』は極力省くべきなのは分かります。レギュラーの出番が少なくなるのも分かります。しかし、それでも出て来て欲しかった・・・・・・・・・ゴマモン。  総合すると7点ですが、細田監督の才能に感動して+1点。別のレビューでも書きましたが、TV版のその後的な内容が大好きなのでさらに+1点。  TV版も個人的にはお勧めですので本作とセットで御視聴ください。
[DVD(邦画)] 9点(2009-04-17 12:32:31)
29.  ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM> 《ネタバレ》 
 映画含めた長編ルパンでは一番好きな作品。  他の作品と違い、最初ルパンが第三勢力的なポジションで、ヒロインとのんびり情報を集め、後半はちゃんと主役的活躍を見せてくれたりと、話のテンポが非常に自分好み。  おなじみ三人の協力関係も場面により変化するが、序盤宝探しに非協力的だった五右衛門と断られたルパンも不仲かと思ったら、次元の仇討ちには参加しようとしたりと仲間意識は健在な所を演出してくれたのは嬉しい。  お宝も、もしルパンが持ち帰っていたら島を荒らした悪者と同じになってしまうし、だからと言って金銀財宝を持ち帰らないのにも違和感がある的板ばさみを見事解決している。  そしてなんと言っても!!ラストシーンが最高。  ラストの余韻を感じさせながら会話しつつ、最後に『また会おう』的な冗談を飛ばすルパンに対し、序盤恐ろしくトゲトゲしてたヒロインが『待ってるかもしれない』と微笑み、ルパンが照れたように笑う。そんなルパンにマリアがそっとキスる・・・・・・・・カッチョイイッ!!たまんなくカッチョイイ!しかもBGMもめちゃイカス!!カリオストロを『少女との別れ』とすると、こちらは『大人の女性との別れ』とでも言えばいいのでしょうか。間違いなく私の中のルパン至上屈指の名シーンです。  悔やむべきはとっつぁんの扱い、ちょっと出番少なめ『不二子!金貸してくれ!!』は好きなんですけど。  あと最後の五右衛門推しはナイス。『リラックスした状態での一撃こそ至高の一撃』と言う武道の基本の大切さを教えてくれます、ついでに飛行機の中でそれを大事そうに持っているのも実に微笑ましい。 
[地上波(邦画)] 9点(2008-05-03 01:29:18)
30.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
『シン』が良くも悪くもアニメ(エヴァ)的な演出を取り入れたエンタメ要素が強かったのに対して、本作はゴジラ初登場時の演出や、人間が虐殺されてくシーンをまじまじと見せ付けたりと、初代の頃のようなパニック・ホラー的な要素を強めた印象。 他にも『シン』では個よりも組織としての動きが多かったのに対し、本作では主人公にスポットライトを当てる比重が高く、タイトルの『-1.0』も、戦後0になった日本をゴジラがマイナスに引きずり込むだけではなく、戦争で心に深い傷を負った(マイナス)主人公がなんとか0へ、そしてプラスへと生きようとするたびにマイナスに戻そうとする苦難(ゴジラもその一つ)が立ちはだかり、それに足掻く姿は面白いストーリーだった。 上述したほかにも色々な部分で『シン』と差別化がされており(狙ったわけではないと思うが)、『ゴジラしか怪獣が出ない映画』であってもかなり毛色が違っていて楽しめた。 CGの出来も素晴らしく、何より散々ゴジラシリーズで言われていた『ゴジラのタフネスは異常な回復能力が起因』と言う設定がしっかり演出されていたのはファンとして嬉しかった。 ただ平成VSシリーズでそだった自分としては、『シン』以上にすくない戦闘シーンや強敵の不在はいささかマンネリ感を覚えてしまったのも事実で、そろそろアメリカではなく、国産のモスラやメカコジラをみたいと言うのが本音。
[映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 15:23:10)
31.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
マリオの魅力が90分ギッシリ詰まってる素晴らしい作品ではあるが、やはり90分程度ではどんなに頑張っても、マリオという長年愛されてきたミスタービデオゲームの魅力を全て表現しきれていなかった。 ゲームの雰囲気や設定を活かしているからこそ、自分の好きだったシリーズの要素をもっと入れて欲しいと言う欲が出てしまった。 できることならこの1作で終わらせず、どんどんシリーズ化していって欲しい。 そしてできることなら次回は大好きなルイージ(マリオはゲームの持ち主や年長者に取られていたので結構愛着がある)の出番をもっと増やして欲しい。
[インターネット(吹替)] 8点(2023-09-05 21:11:22)
32.  武士の一分 《ネタバレ》 
時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。
[ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-05 09:38:16)
33.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
 前作の長くて詰まらなかった人間ドラマパートを可能な限り省略したり、実質『コングの対ゴジラ用武器探し』となった地下空洞探索と言う冒険要素を取り入れたり等しっかり改善されていたのは非常に好印象。  多少ご都合展開もあるにはあるが、そこを理詰めでしっかり演出すると無駄に長くなってしまうのでスピード感を優先したと考えれば十分妥協できるモノばかり。  前情報無しで観に行ったので、中盤まさかのメ○ゴジラ搭乗にはビックリ仰天。『ボディは地球製のワリに強過ぎる』と思わなくも無いが、2体のライバルが脅威と感じ『「VS」から「対」に変わらざるをえない』と認識させるには十二分な戦闘力を持っていた。  序・中盤の探検や海上での戦いは平成VSモスラ、電気で復活、熱線で毛が燃える展開は昭和版の対キングコング、そして最終決戦での制御装置破壊による妨害や首をもぎ取られて敗北等は昭和の対メ○ゴジラ等オマージュが多くスタッフの特撮愛を感じれた。  インタビューで監督が『決着は付ける』と話していたので、『どちらかの絶命が最大の魅せ場』と期待していた人にとっては若干肩透かしを食らったかも知れないが、人間の助けを借りなければあのまま絶命していた可能性は十分に考えられたのできっちり決着は付いていたし、さらに恐ろしい『脅威』を登場させることで『こんなことやってる場合じゃねぇ』感をちゃんと出せていた(『敵の敵は味方』的な演出としてはスペースゴジラの存在が近い)し、なによりどちらも大勢のファンを抱えるスターであることを加味すれば、大多数のファンが納得できるようなオチを上手く思いつけたと思う。  総評  ようやくアメリカさんも特撮映画の撮り方を理解できたんだなと納得できる作品だった。  このクォリティーであれば是非とも続編を期待したいが、有名所の怪獣とはあらかた戦ってしまったので、仮に作るとしても『次の対戦相手』を探すのに苦労しそう。  個人的には某『空飛ぶ火吹き亀』さんの新作がそろそろ見たいので是非とも検討いただきたい。
[映画館(字幕)] 8点(2021-07-04 14:58:17)
34.  デッドプール2
アクションやギャグ等ほぼ全てが前作よりパワーアップしており、頭空っぽにして観れる素晴らしい娯楽作品だった。 下半身は子供!上半身は大人!その名は名暗殺者デッドプール!!
[映画館(吹替)] 8点(2018-06-02 06:24:07)
35.  ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 《ネタバレ》 
舞台が前作でアランが『一回休み』の間に行っていたジャングル(厳密には若干違うが)だったり、過去作の続編と言うポジションを活かした小ネタを盛り込みつつ、前作を見ていなくても十分楽しめる作りになっており、そこらへんのバランス調整は良好。 『ゲーム内に引きずり込まれる時プレイ開始時に選択したキャラクターに強制変身』と言う設定を非常に上手く活かしており、見た目タフガイなザ・ロック氏がヘタレな性格だったり、『ステータス上弱点に設定されてるケーキを食べると死亡(爆発)』等、現実を舞台にしていたら荒唐無稽な内容を違和感を持たせることなく且つ面白おかしく演出できていた。 『主人公のスキル登るの活用法』や『リスポン時は画面外(上空)から』等ゲーム上のシステムを利用した活躍もどれも質がよく『なるほど』と感心させられた。 とまぁ全体的な評価も一応書いたが、本作最大の功労者は『中身はギャル、見た目はメタボオッサン』になってしまった彼女(彼?)であるだろう。 『磨き上げたプロポーションが一瞬で消滅して悲しむデブおっさん』『ゲーム内のイケメンにメロメロになるデブおっさん』『立ちションで感動するデブおっさん』『女子力高い発言を連発するデブおっさん』『美人ゲームキャラに男を誘惑する方法(女視点)を実演するデブおっさん』『何気に突っ込みも上手なデブおっさん』『吹替え高木渉』等どれもこれも破壊力抜群。  総評 『ゲーム内に閉じ込められる』と言う設定を至るところで上手く演出しており、劇場にも子供が沢山いて且つみんな大笑いしていたように、非常に完成度の高い大人も楽しめるファミリー向け映画だった(下ネタもあるけどね)。
[映画館(吹替)] 8点(2018-04-16 06:00:31)
36.  イコライザー 《ネタバレ》 
昨日BDで吹き替え版も鑑賞しました。 雰囲気は『レオン』と『マイ・ボディーガード』と『アンブレイカブル』を足して割ったような感じ。 質素に暮らしている主人公が、かつて培った技能を活用し、ある日を境に身の回りで起こっている事件を解決していくお話。 基本は『日常』パートと『事件解決』パートを織り交ぜながら複数の短編エピソードを解決していくので、海外ドラマ数話をまとめたような構成。 日常パート時のゆったりとしていて穏やかに過ぎていく平和な時間の主人公は完全にデンゼルワシントン(吹替えならプラス大塚明夫)のプロモーションビデオ(良い意味で)で和やかな気持ちになると同時に、正義執行時の冷静冷徹な一面とのギャップが素晴らしく、映画としても緩急が激しく見ていて飽きない。 また、序盤ある少女を助けたことによってマフィアが彼を暗殺するべく、あの手この手を使って追跡してくるため、一定以上の緊張感は保たれており、上記の小事件と同時進行となるため、映画としての軸もしっかりしている。 デンゼルワシントンも、ここ最近の主演映画で良く見られる『基本は心優しいが、敵に対しては一切の容赦が無い』と言うお馴染みのキャラクターだが、これに関しては若干のマンネリも感じられてしまった。 どんな敵だろうが一度は改心のチャンスを与え(銃で襲ってきた敵も殺さず再起不能にするだけ)、方法も金を渡したり脅したりと相手に合わせる(言動も多種多様)のも面白い。実際汚職警官の一人は、命の危機が迫っていたこともあるが、説得によりかつて持っていた純粋な正義を呼び起こされた。ラスボス的キャラとの会話は素晴らしく脅したら脅し返されたがさらに脅し返すと見事。 アクション自体は尺と比較すると結構少ないと思う。自分は他のシーンも楽しめたし、短いながら戦闘も迫力あったので満足しているが、アクション映画を期待している人には物足りないかも(主人公も銃使わないしね)。   総評 猛烈に真夜中のファミレスに行きたくなる映画。
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-01 07:44:43)
37.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
中盤のエニグマの暗号解読までは、変人主人公が周りの人間に誤解を与えながらも最後は共に力を合わせ・・・・・と良くある展開。 だが、暗号解読後(物語的に中盤以降)もそれで『はい!ハッピーエンド!』とはならず、色々と戦争に勝つべく思考をめぐらせるのだが、それが頭の良い主人公だからこその非情な決断だが、愛する女性や友が出来たことにより人間らしくなった彼にとってもそれは辛い選択であり、『すまない』と言う言葉に胸が痛くなった。 その後も人間らしくなっていく彼に反応するように辛い事件が次々起こり、本編と同時進行していた「学生時代」と「戦後」の彼の結末も明らかになり切なさがMAXに。  総評 今回の出来事に関して、彼の功績や単純に人間らしくなれたと言う部分だけ見ればプラスになったが、それと同等かひょっとしたらそれ以上の悲劇が降りかかってしまった。 と言った感じの、なんとなくキカイダーのラストに投げかけられた問いに似た印象を受けた。
[映画館(字幕)] 8点(2015-03-13 19:26:51)
38.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 
十戒に関しては、あらすじ程度しか覚えていませんが大昔の映画を見た知識くらいしかありません。 後半の10の災いから海割りまでのCGはディザスター映画に匹敵する迫力で、且つ災いや奇跡が自然現象的な描写(海も割れるのではなく、津波のような引潮だったり神との対話も端から見るとただの独り言)なので、たまたまモーゼの狂言と自然現象が重なっただけとも捉えることができ、史実っぽく見れるのが良かった。 ただ、尺は2時間半と長めだが、それでもかなり駆け足気味に感じてしまい、時間の経過が分かりにくかったり、災いも「ファラオが奴隷を解放しないから災いがどんどんくる」なのだが「災いが起こりまくってファラオがテンパっている間にどんどん災いがきちゃってる」的に見えなくも無い。 そうは言ってもこれだけの壮大な話を破綻、脱線させずストーリの根本自体は非常に分かりやすくできているので、全体的な出来は悪くは無い。 しかし、「リドリー・スコットの映画」としては正直微妙で、なんとも形容しずらいが、昔の作品にあった一瞬たりとも目が離せなくなる程作品に引き込まれる感じが無い。 なのでラスト直前までは7点くらいだが、ラスト中のラストである神が去っていくシーンが最高。劇中でも声を荒げて怒ったり、十戒をモーゼに刻ませる際も「俺が納得できない教えは彫らないよ」と言われたりと、安易に「神とモーゼ=主としもべ」な関係でなく、神もその関係がまんざらでもない感じが人間味と言うか愛着が持て(エジプト人には悪魔以外の何者でもないが・・・・)た。 そして、彼らに危害が及ばず、もう自分が必要でないと判断しゆっくりと離れていく神とそれを見送るモーゼの二人にグッと来た。 ちょっと前にユダヤ、キリスト、イスラム教に関する番組がやっていたが、その起源を考慮してかは分からないが、安易にユダヤ(ヘブライ)人=神守護を受けた=絶対正義と言う図式ではなく、あくまでエジプト脱出まで神の守護を受けていた者たちであって、現在の彼らはそんな神に見送られた(良い意味)存在であると言う解釈が出来るようになっているのが凄く良く+1点。  総評 ド派手なCGとちびっこ神様萌えな映画。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-16 15:15:06)
39.  風立ちぬ(2013)
最初は「下手クソだなぁ」と思ったが、だんだんと慣れてきて(アフレコ中演技力が上昇したようにも感じられた)、最後の台詞は庵野さんのあの声だからこそ感動できた気がする。 キャスティングに際しては「演技力」以上に大切なモノがあることもある、そう感心させられた。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-12 22:26:33)
40.  クロニクル 《ネタバレ》 
個人的に「スーパー8」に期待していた要素が全て詰っていた。 「ごく普通の内向的な高校生と友人2人が突然超能力に目覚めてしまった」と言うベタな内容だが、大抵のその手の作品に見られるような『力を使うことの責務と正義に目覚める』的展開が無く、最後まで普通の高校生でしかなかったのは結構斬新。 次第に力が大きくなっていくと同時に主人公の心境も変わっていき、ある地点を境に力と感情が暴走していく・・・と、コレもベタだがその変化具合が、超能力の強化と高校生と言う多感な時期に起こりうる出来事(大人へのステップアップ的)の2方面から丁寧に描かれており、だからこそ後半の彼らの行動と結末に対しても嫌悪感や爽快感は存在せず、ただただ同情に近い悲壮感を覚えた。特に友人が時々言っている『今が一番良い時で今日以上に最高の日は無い』の台詞が物語が進むにつれて、私の胸の中でどんどん大きく響くようになった。 実際ヒーローものの主人公が持つ「正義の心」は主人公の友人が持っていたが、その結果倒した「敵」が自分の親友というのがまた切ない。 視点が主人公や周りの人間が所持しているカメラからのみと言うのも、臨場感はもちろん登場人物達と視線を合わせることで世界に入り込みやすくしている(加えてこの手の手法にある手ブレ過多等も無く酔わなかった)。 覚醒の原因でもあるクリスタルの正体に関しては一切触れられていないが、あくまで超能力覚醒の理由付けのためであり、何よりそう言った話を切り捨てることで主人公達を十二分に描くことに成功しているので正しい判断だと思う。 総評 多用され過ぎてあまりこの言葉好きではないのだが、本来ならせいぜいグレたりする程度で済むはず(上述したステップアップで少しつまづいてしまっただけ)なのだが、その身に不釣合いな力を手に入れていた結果、「不良」ではなく「悪魔」へと変貌してしまった『等身大の少年達』を描く悲しい青春映画で凄く良かった。  Q:あなたが超能力を手に入れたらどうしますか?    A:「正義の味方になって悪いやつをこらしめる!」「エッチな目的で使う(笑)」「楽して暮らせるようちょっぴり悪い事をしてみる・・・」 AA:それだけで済みますか?
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-29 02:23:40)(良:2票)
082.67%
1134.33%
2103.33%
3237.67%
44013.33%
5299.67%
65117.00%
75418.00%
84314.33%
9165.33%
10134.33%

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