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アンドロ氏さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 104

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21.  オズの魔法使
まさに〝夢の工場で作られた〟というフレーズがぴったりくる映画。最初に「子供の心を大切にしている人達に捧ぐ」という意味の字幕が出てくるが、そうでない人(オレだけど)にも楽しめたのは、お伽の世界を完全に作って現実の匂いをさせないセットと音楽、そしてかかし、ブリキ、ライオンの三人と魔女に扮したヒトの芸達者なパントマイム的な動きのせいだろう。良い魔女になったヒトはいかにもそういう感じ。ヴィクター・フレミングはこれと「風と共に去りぬ」を作っただけでも名監督に列していいと思う。
9点(2002-12-19 02:30:13)(良:1票)
22.  マッドマックス2
このシリーズでは2が一番好き。二度の激走シーンの映画的迫力は相当なもので、「駅馬車」を初めて観たひとの気持はこういうものだったのかと思わせた(オーヴァーだけど)。善玉にも悪玉にもイイ顔を揃えてる。ハードボイルドなメルギブも良かったけど、個人的にはジャイロキャプテン(ブルース・スペンス)が好きだった。あのヘリコプターを操ってみたい。
9点(2002-12-16 04:02:17)
23.  家族の肖像
中学生の時観ました。なんか会ったこともない親戚のイタリア人のおじいさんの屋敷に遣いにやらされ、その老人の話を聴いて最期を看取って帰ってきた、という気分になった。その贅沢だが死が染みついたような邸宅の匂いすら思い出されるような、強力な体験でした。
9点(2002-12-16 01:03:26)
24.  ライアンの娘
観ているあいだ、ロバート・ミッチャムは寝取られ亭主の役か、損な役だなぁ、と思って観ていたが、終ってみるとこれはミッチャムの一心の愛情の映画なのだとわかった。ロバート・ボルトはなんといい本を書くんだろう。モーリス・ジャールの音楽、リーンの演出も素晴らしい。神父役のトレヴァー・ハワードもいい。
9点(2002-12-13 00:06:36)
25.  グッバイガール
珍解釈リチャード三世には笑った。オカマの役をやらされたうえ、コブとマヒを復活させたあげくムチャクチャになって、終演後死ぬほど落ち込んでいるドレイファスの顔がいい。ヒトのいい女をマーシャ・メイスンがとても可愛らしく演じてるのがいい。NYのショービジネス界のエネルギーが感じられるのもいい。こんなに洒落て素敵で面白い映画が作れるニール・サイモンとハーバート・ロスを尊敬したい。終幕、映画監督オリヴァー・フライ役で出てくるのはノンクレジットで名優ニコル・ウィリアムソンです。
9点(2002-12-12 00:09:01)
26.  旅情(1955)
「日曜洋画」で観ました。河に落としたくちなしの花(だったかな)を拾いそこねたことが、ラストの別れの暗示になってしまうのだが、解説で淀川さんが「あの男、飛び込めば良かったんですね」と言っていた。ああ、そうなのだ、そうなのだ、と。
9点(2002-12-11 23:55:36)(笑:1票)
27.  犬神家の一族(1976)
好悪はともかく、日本映画には珍しいサービス精神に満ちた映画だと思います。「岸壁の母」的要素もあるし。これを観た夜、夢の中でスケキヨに追っかけられて、オレの目の前で仮面を脱ごうとしたところで眼がさめた。イヤ怖カッタデスヨ。
9点(2002-12-09 22:22:20)
28.  用心棒
↓どなたかも書いてらしたが、僕もターミネーターに勝てるのは、三十郎とジェームス・ボンド(コネリーの)の二人だけだと思います。アレに勝てるにはただ強いだけじゃなく、頭脳とそしてユーモアがなくてはいけない。「桶屋!棺桶二つ・・・いや、たぶん三つだ」のシーンがかっこいい。
9点(2002-11-27 04:48:31)
29.  熱い賭け
ギャンブルの怖さを教えてくれる映画。賭博にのめり込んだ大学教授が、負けの借金でにっちもさっちもいかなくなって周囲の人まで巻き込んでしまう。先日亡くなったカレル・ライス監督の堅実で客観的な演出が、自分の良心も周囲の善意をも裏切ってしまう、この救い難い主人公の悲劇を、どうにもやるせない、胸の苦しくなるようなタッチで映し出して見応えがある。マーラー(だったと思う)の音楽が映画の格調を上げている。若き日のジェームス・カーンの代表的演技のひとつと思う。
8点(2003-02-17 09:54:48)(良:1票)
30.  ザ・ドライバー
そのものズバリのB級ハードボイルドカーアクション映画の快作。裏道という裏道を知り尽くし、パトカーの追跡を振り切って強盗たちを逃がしてやってカネを貰うニヒルな逃走請負屋ライアン・オニール、その彼を執拗に追いまわす、かなり異常だが何故か憎めない執念刑事ブルース・ダーン、主人公を目撃しながら偽証するクールな女賭博師イザベル・アジャーニ。この3人を軸とした犯罪ドラマが、夜のLAの冷たい空気の中で、抜群のハードボイルド的ムードを醸し出していた。カーチェイスシーンにもヒル監督のセンスが冴えていた。
8点(2003-02-03 11:43:31)
31.  グロリア(1980)
↓他の方も言ってらしたが、まさにハードボイルド。母性愛を持ちながらも、いざとなったら問答無用でいきなりブッ放すジーナ・ローランズの、鉄火肌の姐御ぶりがかっこいい。カサベテス監督の流れるような演出センスもいい。
8点(2003-01-17 00:22:38)
32.  ゲッタウェイ(1972)
マックィーンのかっこ良さもさることながら、最後のオッサンとの取引きのシーンで「5、000ドルでどう?(正確な額は忘れましたが)」と、いきなり言うアリ・マックグローもかっこ良かった。スリム・ピケンズではないが、まさに「ネエちゃん、話しわかるネ」と言いたくなった。
8点(2003-01-15 20:34:50)
33.  キッド(1921)
キリスト教徒でもないくせにミッション系の学校に通ってたんですが、映画好きの友だちと「牧師の2時間の説教を聞くぐらいなら、チャップリンの10分の短編を見せろ!」と放言しまっくてたのを思い出します。連れ去られそうになって泣きわめく子供と、取り戻そうとするチャップリンの奮戦を見て、子供の頃に涙が溢れました(今でもそうですが)。ただ何年か前久しぶりに観たら、夢のシーンが全体のトーンと違っているようで(面白いことは面白いんですが)、少し違和感がありました。↓ちなみに「スーパーマン」に出ていたのはジャッキー・クーガンではなく、「チャンプ」(古い方)のジャッキー・クーパーだったハズですよ(僕も間違うんですが)。
8点(2003-01-15 01:20:04)
34.  ザ・チャイルド(1976)
この頃、色んな動物が大群で襲いかかってくる映画が流行っていたので、その子供版かなぁと思って観たらかなり毛色が違っていた。とにかく怖い映画だった。相手が怪物かなんかだったら、なんとか殺すテもあろうけど、襲ってくるのが子供なので殺すに殺せない、というのが怖かった。お腹の中の赤ん坊までヘンになるところは、たすけてくれという気分になった。
8点(2003-01-09 00:08:17)
35.  悪魔のいけにえ
兇暴で暴力的な気分になった時にはこの映画を観よう。全編にみなぎる、荒れ狂うような殺人的な狂気にアテられて、気持ちがおさまることテキメンである。これ以降トビー・フーパーがパッとしなくなってしまったのもうなずける。マリリン・バーンズは映画史上スクリーミングクイーンの第一位。
8点(2003-01-07 23:48:31)(良:1票)
36.  コックと泥棒、その妻と愛人
あまりのコッテリしたどぎつさと残酷さに胃がヘンになりそうだった。だが、あのしつこいまでの横移動と絵画的な画面、ヘレン・ミレンの名演技とあの鮮やかな(文字通りの)幕切れには唸ってしまった。ちなみに私の友人はコレを題名からコメディと思って観に行って、あとで死にそうな顔で話していたのをよく覚えている。
8点(2002-12-24 01:34:25)
37.  ヒッチコックの ファミリー・プロット
バーバラ・ハリスとブルース・ダーンのコンビが味があってよかった。話に引き込まれるとか感情移入できるとかいう面白さではないけど、落語か講談の名人が宵の軽いところでやるといった語り口が楽しめた。当時のアメリカの空気も出ていて、ヒッチコックは最後まで新しいものを求めていた人なんだなと思った。
8点(2002-12-24 01:19:39)(良:1票)
38.  チャンス(1979)
ムシャクシャたり人間を信じられなくなったり殺伐な気分になったとき、暴力的な映画を観るのもカタルシスになるけど、コレとか「ストレイト・ストーリー」なんかを観るのも一法であろう。チョンシー・ガーディナー氏を見たら、ランド氏やイヴならずとも他人を疑う気持なんかなくなってしまう。ピーター・セラーズ代表的名演技のひとつ。メルヴィン・ダグラスやシャーリー・マクレーンもいいねぇ。
8点(2002-12-24 00:25:08)
39.  アリスの恋
主役二人も良かったが、アリスのひ弱な息子のアルフレッド・ルター少年と「weird」を連発する(自身weirdな)少女ジョディ・フォスターの風変わりな友情も面白かった。
8点(2002-12-23 23:20:04)
40.  ロンゲスト・ヤード(1974)
バート・レイノルズの魅力が全開したアメフト映画の最高傑作。刑務所の看守チームと囚人チームが試合をし、兇暴な連中同士が反則スレスレの荒技で攻防するのが笑わせる。試合のシーンの臨場感と迫力は実際に参加している気分になった。最後にレイノルズを撃てと命じられて撃てなかった看守長エド・ローターに、雌雄を決した男たちの憎いぐらいのすがすがしさが感じられた。アメリカの匂いがプンプンするような快作。
8点(2002-12-17 16:12:05)
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