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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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401.  男はつらいよ 寅次郎夢枕
ラストのとらやの面々と八千草薫の談笑シーンが少し悲しい。
[地上波(邦画)] 8点(2021-12-25 10:49:35)
402.  HANA-BI 《ネタバレ》 
10年ぶりに再見。以前見た時にはたけしの監督作を「菊次郎の夏」しか見ておらずあまりの芸術性の高さに驚いた記憶があるのだが、たけしの監督作を10本ほど見た今あらためて再見すると、いかにもたけし映画らしい激しい暴力描写とそれでいて美しさを感じさせる映画になっていると思う。初見以来の再見なのでストーリーをあまり覚えていなかったのだが、とにかく西(ビートたけし)とその妻(岸本加世子)の夫婦愛に以前見た時よりもグッとくるものがあり、ケーキのシーンなどたけしの得意とする必要以上に登場人物に語らせない演出がすごく活きていて、言葉などなくてもこの夫婦の固い絆というものが見事に美しく表現されていて素晴らしく、同時に切なさも感じられて感動的だった。二人が旅に出る後半も時折ギャグを入れつつも、どこか同時に物悲しさを漂わせている雰囲気が良い。この孤独な二人の旅と、回想による犯人に撃たれ下半身不随となった堀部(大杉漣)の孤独を対比させるような描き方も良かった。一言も喋らなかった西の妻が最後の最後になって喋る一言、以前見た時もここは印象的だったが、特になにも感じなかったのに今回はこの夫婦に初見当時よりも感情移入できていたせいか、このセリフがものすごく悲しく、切なく聞こえた。この映画はなによりもこの不治の病に侵された妻(劇中ではっきりとした病名を最後まで示さないのがいい。)の存在が大きく、演じる女優にはおのずと演技力がもとめられるわけだが、演じる岸本加世子は見事にたけしの要求に応えて素晴らしい演技を見せている。西を演じたたけしもそうだが、岸本加世子という女優の存在がこの物悲しい映画の完成度をより高めており、ラストシーンも印象的なものになっているのだと思うし、実際、僕自身もこのラストシーンは好きだ。全体的にもたけし映画らしい静かな作品であるが、シーンが静かであればあるほど、久石譲の音楽がでしゃばりすぎのような気もして少し邪魔にも思える。(曲自体はいい曲なんだけれども。)例えばさっき好きだと書いたラストシーンも音楽がなければもっと良かったのではないかと思わなくもない。でもこの映画は間違いなく北野武監督の代表作であり、傑作であることには間違いないと思う。(2011年6月19日更新)
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-12-21 17:59:54)
403.  明治侠客伝 三代目襲名 《ネタバレ》 
久しぶりに見る東映任侠映画。加藤泰監督が初めて手がけた本格的な任侠映画とのことだが、それを少しも感じさせることがない手堅さで、それでいていかにも加藤監督らしい映画になっていて、冒頭のクレジットタイトルのバックの俯瞰映像から既に魅せてくれているし、何といっても浅次郎(鶴田浩二)に買われた初栄(藤純子)が、そのおかげで父親の死に目に会いに帰ることができたことで浅次郎に礼を言いにくる川べりのシーンもとても美しく、このシーンだけでもこれぞ映画と感じさせていてここだけでも見る価値はあると思う。本筋としてはよくある任侠映画のフォーマットに収まった作品と思うものの、この浅次郎と初栄のラブロマンスを絡めたことで映画に奥行きが出ていて、よりドラマチックな内容になっていると感じる。この二人のお互いに秘めた想いや情念というものをうまく描いていて、ただの任侠映画に終わらないドラマとしての深みを出そうという加藤監督の意気込みのようなものが伝わってきて、名作と呼ばれている理由も分かり、じゅうぶんに楽しめたことは確か。でも、浅次郎が三代目を継ぐことに反対していた二代目の息子である春夫(津川雅彦)が家業を譲ると言われた途端にコロッと態度を変えるところなどもう少しじっくり描いてほしかった部分もあり、その点で少し物足りなさも感じたのも事実。ラストの鉄道の上を連行される浅次郎とそれを見送る初栄のやりとりも良く、印象的だった。それにいちばん最後、汽車の映像で終わっているのがなんとも加藤監督らしい。
[DVD(邦画)] 7点(2021-12-19 17:37:06)
404.  烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS 《ネタバレ》 
スーパー戦隊シリーズ第38作の劇場版。「ゴーバスターズ」と同じくテレビシリーズも見ていて、(メンバーが戦隊になる前の記憶を無くしているという設定のおかげで、少しミステリー要素があるのが面白い。)その流れで本作も見たのだが、やはり劇場版になると30分にこれでもかと詰め込まれていて、全体の印象としてはテレビシリーズの一話とそれほど変わらないものの、展開が目まぐるしくいかにもイベント映画という感じ。テレビシリーズでも関根勤演じる車掌が持ちネタを披露していてつい笑ってしまうのだが、(「新幹線大爆破」の千葉真一のモノマネとか分かる子供、たぶんいないよな。)本作でも敵に囲まれた車掌がとる構えに思わず笑ってしまった。クライマックスはトッキュウジャーが動物の力を得てパワーアップするのだが、ほかのメンバーが動物系戦隊のような姿になるのに対し、5号(ピンク)だけはスーツの上にパンダの着ぐるみを着込んだような姿になるのがけっこうインパクトがある。このクライマックスでは専用の挿入歌も流れているが、歌っているのが串田アキラと堀江美都子というのがなにか嬉しい。
[DVD(邦画)] 5点(2021-12-18 12:08:57)
405.  乳母車
裕次郎初期の文芸もの。それまで映画スターだった頃の裕次郎に対しては不良っぽい印象が強くてあんまりいいとは思ってなかったが、この映画で初めて良い俳優だと思った。芦川いづみも顔を覚えたのがこの映画で、非常に可愛らしかった。新珠三千代や宇野重吉もさすがにうまく、手堅くまとまったこの時代らしい邦画で安心して見られる映画だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-12-16 22:21:22)(良:1票)
406.  真田風雲録 《ネタバレ》 
昔にも一度見てそのハチャメチャなぶっ飛び感が強烈に印象に残っていた加藤泰監督の映画なのだが、17年ほど経った今久しぶりに見てもやはりそのハチャメチャぶりというか、隕石落下の影響で赤ん坊の時に超能力を身に着けた猿飛佐助(中村錦之助)や、お霧(渡辺美佐子)という女性の設定の霧隠才蔵、時代劇なのにギターをかき鳴らしているミッキー・カーチスなど登場人物をはじめとした荒唐無稽さ(本間千代子演じる千姫などもコミカルに描かれていて好感が持てる。)が強烈な印象に残り、まさにこれぞカルト映画と呼ぶに相応しいと思える映画でやはり今見ても非常に面白かった。それに以前に見たときは加藤監督の映画をそれほど見ていなかったせいか、そこまで意識しなかったのだが、今見ると加藤監督はこの荒唐無稽で風変わりな異色時代劇の中にあってもあくまで真面目な視点で演出していることが分かり、ぐるぐるさんの書かれている通り、当時の学生運動といった社会への風刺を取り入れていて、終盤では戦に敗れた佐助と半蔵の個人的な一騎打ちが描かれているところなどは加藤監督らしいところか。また、佐助や真田幸村(千秋実)の生きざまがしっかりと描かれていて、ここがしっかりしているからこそ、どんなに荒唐無稽でハチャメチャでも全体を通した統一感があり、それが本作をただのキワモノ映画に終わらない青春ドラマとしての魅力も感じられる映画になっている。「やりてえ事をやりてえな。てんでカッコよく死にてえな。」というテーマ曲の歌詞とそれを歌いながら行進するシーンが実に心地良く、本作でいちばん好きなシーンだ。カッコよく死ぬことを望んでいた真田幸村がカッコ悪い無様な死にざまを遂げるのは今見てもブラックで笑えるのだが、今回改めて見たらそれ以上にどこかやるせなさも感じることができた。癖のある映画なので好き嫌いははっきりと分かれるかもしれないが、見ると元気になれる部分もあると思うし、やっぱり好きな映画の一本だ。(2021年12月12日更新)
[DVD(邦画)] 9点(2021-12-15 17:59:22)
407.  大江戸の侠児
大川橋蔵主演の鼠小僧誕生秘話。BSの放送を最初はスルーするつもりでいたけど、加藤泰作品であることを知って見ることにした。そこそこ楽しめたけど、あまり印象に残らない作品だった。これの一つ前に見た加藤監督の映画「真田風雲録」がインパクトありすぎる作品だったのに対し、この映画はオーソドックスなつくりなのでよけいにそう感じるのかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-12-12 15:38:16)
408.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
横溝ブーム真っただ中に作られた野村芳太郎監督による「八つ墓村」。これまでに二度ほど見ているが、改めて久しぶりにDVDで再見。前回見たときはちょうど市川崑監督のシリーズを見ていた頃だったこともあって、作風や雰囲気の違いも含めて楽しめたのだが、久しぶりに見返すと面白いことは確かなのだが、大作映画にありがちな冗長さや粗が少し気になり、脚本的には微妙に感じてしまったのも事実。しかし、任田順好演じる濃茶の尼や、要蔵(山崎努)の32人殺しシーン、犯人と露見した後の美也子(小川真由美)が怪物のような顔に豹変して洞窟内で辰弥(萩原健一)をひたすら追いかけるクライマックスなどは今見てもじゅうぶんにインパクトがあり、オカルト・ホラー調の作風も相まってとにかく怖い。このインパクトの強さと怖さという点ではおそらく今まで見た横溝映画の中では群を抜いていて、やはり本作がいちばんだろう。そんな中、金田一を演じているのが渥美清というのが一種のカンフル剤になっていて、彼が演じる金田一が出てくると、なにかホッとするし、下條正巳も出ているので、怖い映画なのにどこか寅さん的な雰囲気もあるという不思議な映画になっているし、もし、寅さんが旅先で殺人事件に遭遇したらというあり得ないシチュエーションもつい考えてしまい、それが楽しい。もちろん、この渥美清の金田一に否定的な意見も多いとは思うが、やはりこの不気味さや怖さが目立つ本作の金田一役にあえて渥美清をキャステイングしたというのは正解だっだだろう。それともう一つ、本作は吉岡秀隆のデビュー作でもあるのだが、落武者のひとりを田中邦衛が演じており、同じシーンに出てくることはないが、のちに「男はつらいよ」や「北の国から」で長く共演する二人の名優とデビュー作で既に同じ映画に出ているのはもう縁というものを感じずにはいられない。(2021年5月8日更新)
[DVD(邦画)] 7点(2021-12-12 15:22:51)
409.  最後の忠臣蔵 《ネタバレ》 
杉田成道監督の「北の国から」以外の作品を見るのは初めてで、だからどうしても「北の国から」のような雰囲気のものになっているのではないかと思ったが、かなり淡々とした時代劇で、「北の国から」とは全く異なった雰囲気の作品になっていて、杉田監督の器用さを感じる。(もし、主題歌や挿入歌にさだまさしを起用していたらそれだけで「北の国から」を連想してしまっていたかも。)赤穂浪士の生き残りを描いた忠臣蔵の後日談ということで、同じ原作者の「四十七人の刺客」(市川崑監督)の続編のような内容で2本セットで見てみるのも面白いかもしれない。ただ、映画としてはそこそこよく出来ていると思うものの、やはり、最後の瀬尾(役所広司)の切腹シーンはくどいし、なにもあんなに直接描かずに観客の想像に任せておいたほうがよかったのではないかと思う。瀬尾が切腹することは映画を見ていても容易に分かるので、ここは観客を信頼して結婚式のシーンで終わるべきだった。それでも映画は見る前の想像よりは面白かったと思う。大石内蔵助を演じていた片岡孝夫は野村芳太郎監督の「配達されない三通の手紙」や「わるいやつら」での印象があるのだが、この映画では随分と貫ろくがつき、演技も渋くなっていてちょっと驚いた。最後にちょこっと出ている田中邦衛は、最近はリアルタイムではほとんど見かけなくなり、DVDなどで若い頃の出演作(若大将シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなど。)ばかり見ていたため、なんだか突然老け込んでしまったような感じだった。
[DVD(邦画)] 5点(2021-12-11 23:12:40)
410.  ロマンス娘 《ネタバレ》 
「ジャンケン娘」に続く三人娘シリーズ第2作。前作と脚本家が違い、三人娘が最初から一緒に行動していて前作との違いを出している。(シリーズを順通りに見ていないせいか、個人的にはこのほうが自然に感じる。)三人のキャラクターは「大当り三色娘」と同じく分かりやすく分けられ、それぞれの個性を見ているだけで楽しく、安心して見ていられる。シリーズ恒例の劇中の三人が三人娘のレビューショーを見に行くシーンでは楽屋オチ的なシーンもあったりして面白い。しかし、ストーリーがあまり面白いとは言えず、後半に出てくる怪しい紳士(森繁久彌)が終盤になって実は・・・という展開がなにか唐突でとってつけたように感じられてしまうのは残念。せっかく森繁久彌を起用しているのだからもっとうまく話に絡ませてほしかった気がしてもったいない。冒頭から食事シーンが多く、登場する寿司やお好み焼きを見ているとなんだか食べたくなってくる。実際、これをみた翌日である今日の昼飯はマグロが具材で使われたおにぎりと、お好み焼きをコンビニで買ってしまった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-12-10 23:37:47)
411.  ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト<TVM> 《ネタバレ》 
パート6を放送中の今頃になってようやくパート5を初めて見て、それを全話見終わった直後にようやく2年前に録画してたものを見た。感想としてはまあいつものテレビスペシャルという感じで可もなく不可もなくというところなのだが、パート5がそこそこ面白かっただけになにかふざけすぎていて軽すぎる感があり、さっき書いたように印象としてはいつものテレビスペシャルといった感じなのに今回はとくにいつにも増して物足りなさを感じてしまい、同時に「金曜ロードショー」枠と深夜枠という放送時間の違いの影響も考えたが、それはあまり関係ないように思う。過去作にもあったルパン、次元、五右衛門の仲たがいが今回も出てくるが、これをもっと本筋に生かしても良かったと思うし、死んだと思われた王子が実は生きていたという展開もありがちすぎる感じがして意外性が感じられない。テレビスペシャルの前作である「グッバイ・パートナー」のような分かりやすいハッタリは無かったのでそこはまあ良かったかなと思う。それにしてもパート5から引き続き登場している銭形の部下の八咫烏という新キャラの必然性が本作でもやっぱりよく分からない。パート6にも登場しているようなので、今後もレギュラーとしてずっと登場するのかもしれないけど。
[地上波(邦画)] 5点(2021-12-08 18:19:12)
412.  ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!<TVM> 《ネタバレ》 
ルパンの声がクリカンに変わって初のテレビスペシャル。今現在のテレビスペシャルと比べればまあ面白いし、レギュラーメンバーの声もまだ若さがある。ラーメンを啜る銭形やバイト扱いの五衛門など各キャラクターがユーモラスに描かれていて楽しめた。ただ、作りも軽く安心して見ていられるのだが、それゆえか何か物足りない部分も。クリカンはこの頃そうとう叩かれていたが、個人的には山田康雄のルパンにそれほどなじみがないせいかあまり気にならない。(山田康雄はイーストウッドの吹き替えのほうが印象強い。)敵のボスの声が田中真弓というのはちょっと意外に感じる。鈴置洋孝も懐かしかったな。(2010年12月7日更新)
[DVD(邦画)] 5点(2021-12-05 21:13:55)
413.  心中天網島 《ネタバレ》 
黒子を使った歌舞伎のような演出や、篠田桃紅の描いた絵をはじめとした独創的な美術セット、白黒映像の美しさなど印象に残るし、ファーストシーンが電話でこの映画の打ち合わせをする監督(篠田正浩)と脚本家(富岡多恵子)のやりとりというのも面白い。だがあまりにシュールすぎて展開についていきづらく、あまり入り込めずに終わってしまった。しかし、岩下志麻は美しかったし、音楽担当の武満徹が脚本にも参加しているのはすごいと思った。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-12-01 22:30:35)
414.  ロボット刑事 《ネタバレ》 
「ロボコップ」の元ネタになったという日本の特撮テレビシリーズを再編集し、劇場公開した作品。大昔にビデオで見た記憶があるのだが、今回NHKBSにて放送されたので20数年ぶりに再見した。テレビシリーズのダイジェストなんで見ていてかなり物足りないものがあるが、主役のロボット刑事Kが海に向かって「マザー!!」と絶叫するシーンや、敵との戦闘になるといきなり着てる服を脱ぎ捨てたりするなど今見ると突っ込みどころ満載で別の意味で楽しい。高品格が刑事役で出てるのだが、こういう作品に出ているイメージがないからか、着ぐるみを相手に芝居をしている姿を見て妙な感じがした。その相棒刑事を千葉治郎が演じているのだが、その兄の役に実際の兄である千葉真一を起用してるあたりはなんか無駄に凝っている。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-11-17 23:09:31)
415.  ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー 《ネタバレ》 
「ジャッカー電撃隊」の劇場用オリジナル作品で「秘密戦隊ゴレンジャー」との共演作。登場人物たちの言動からしてどうやら「ジャッカー電撃隊」の放送終了後に公開された作品ぽい。ゴレンジャーだけでなく、キカイダーや仮面ライダーV3、仮面ライダーアマゾンが写真で登場し、敵のクライム四天王に安藤三男や天本英世など石森章太郎原作の特撮ヒーロー番組で悪役を演じた俳優を起用するなどやたらと豪華なパッケージの作品。(地獄大使のような兜をかぶった死神博士=天本英世の姿が笑える。)しかし、あくまでジャッカーの劇場版にゴレンジャーがゲストで登場している状態でゴレンジャー側で変身前の姿で登場するのはモモレンジャーに変身するペギー松山だけというのはちょっと物足りない。アカレンジャーの声も過去の音源の使いまわしの声(誠直也)と、新規録音の別の声優の声とが違いすぎて違和感がある。また、悪役の四天王の配役もなんだか使い方が勿体無く思う。しかし、二大戦隊が居並ぶ様は童心に帰ってワクワクできた。戦闘員との戦闘でピンクレディーのモノマネをするモモレンジャーとハートクイーンには思わず爆笑。
[DVD(邦画)] 5点(2021-11-16 22:48:26)
416.  ドラえもん のび太の魔界大冒険 《ネタバレ》 
単純明快なストーリーで面白かった。最初のシーンでドラえもんとのび太が石になった自分たちを見つけるのを描いておいて見てる側に謎を残しておいて、後から「そういうことだったんだ。」と納得させる脚本は実によく出来ていると思う。石像にされたドラえもんとのび太がドラミによって元の姿に戻され、ドラミのもしもボックスで元の世界に戻そうとするシーンで突然エンドマークが出てしまうのはちょっと笑える。それにしてもこの頃のドラえもんは本当にどれも傑作だと思う。
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-11-13 22:21:06)(良:1票)
417.  ウルトラセブン 《ネタバレ》 
高畑勲監督のデビュー作である「太陽の王子ホルスの大冒険」などと同時上映で劇場公開された「ウルトラセブン」の第18話。「ウルトラセブン」といえばシリーズの中でも特に名作とされ、今も人気が高いのだが、このエピソードは印象としては平均的で、まあいつも通りな感じで、どうせ劇場で上映するなら「ウルトラ警備隊西へ」とかでも良かったような気もするが、面白くないかと言われれば、そうでもないというのが正直なところで、ベル星人の作り出す疑似空間の森は閉じ込められたソガとアマギに感情移入しながら見るとそれなりの怖さは感じることができるし、ベル星人の出す鈴虫の鳴き声のような怪音波もちょっと不気味に感じる。(基地でこの音が流れたとき、ダンは即座に反応して耳を塞いでいたが、やはりセブンは地球人と違って敏感なのだろうか。)登場する敵はベル星人のほかに、操演による巨大なクモやスフラン(吸血植物)などが出てくるものの、やはり「ウルトラマン」の第8話「怪獣無法地帯」と比べても予算不足なのか、似たようなシチュエーションながらこちらのほうが地味に感じられる。それにしても脚本の都合とはいえ、ダンの言う通り彼に後を任してウルトラホークに退避するキリヤマたち、見ていてもうちょっと気遣おうよと思ってしまう。でも、それだけに疑似空間が消滅しかけたときに一人ダンを助けに行こうとするアンヌが印象に残る。このあとのエピソードでもアンヌ一人がダンを気にかけている描写(「セブン暗殺計画」など。)があるので、こういうのが積み重なってあの最終回につながっていくのだなと思う。やはりこの「ウルトラセブン」というはダンとアンヌの物語でもあるのだ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-11-10 23:21:30)
418.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
前半はなんかけだるくてやや退屈だったが、後半になると見入ってしまった。ラストの主人公の変わりようはすごかった。若い頃のダスティン・ホフマンというのは「卒業」での青年や、「クレイマー、クレイマー」の子育てに奮闘するお父さんといったイメージだが、このラストはそんな彼のイメージを一蹴するほど狂気に満ちている。面白かった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2021-11-08 23:01:23)
419.  一命 《ネタバレ》 
三池崇史監督が「十三人の刺客」に続いて往年の名作時代劇をリメイクした映画。「十三人の刺客」同様にオリジナルである小林正樹監督の「切腹」を見て一週間ほど経ってから見た。「十三人の刺客」はうまく現代のエンタメ時代劇としてアレンジされたものに仕上がっていて、工藤栄一監督のオリジナルを見たあとに見ても楽しむことができたが、本作は「切腹」をほぼなぞるかたちで進行する無難な仕上がりで、まったく面白くないというわけではないが、法廷サスペンスでも見ているかのような緊迫感があった「切腹」と比べると、後半になってからずっと回想シーンというのもあってか、あまり緊迫感は感じられず、「切腹」よりも人情劇としてのウェイトが強い印象で、そこが物足りないし、登場人物のセリフもやや説明的になっているような気がする。また、立ち回りのあと、役所広司演じる勘解由が後の処理を命ずるシーンがないことで本作が「切腹」とは印象がやや異なったものになっている。これによって「切腹」ではラストの井伊家側の態度を示すシーンを描くために必要と感じたラストの半四郎の立ち回りがただの見せ場と化しているような感じになっているし、劇中の季節が「切腹」とは違うのも、このシーンに雪を降らせて、3D効果による見せ場を演出したかっただけではないか。はっきり言ってこのシーンの雪は不要な気がする。それと、欠勤している三人を演じる俳優が「切腹」と比べて小粒な感じで、半四郎と彦九郎の決闘がないのも物足りない。半四郎役の海老蔵はスキャンダラスなイメージがどうしても強く、好きではないが、まずまずの好演といったところ。でもやはり仲代達矢のあの演技力には勝てないか。(当時の仲代が本作の海老蔵よりもほんの少し若かったというのは驚く。)勘解由役の役所広司もうまいのだが、やはりこれも三國連太郎のほうがはまっていたと思う。いっそ、半四郎役を役所広司で、勘解由役を仲代達矢にしてしまったほうが良かったような気もする。ところで本作はタイトルをなぜ変えたんだろう。「切腹」のままのほうがインパクトがあっていいと思うのだが。 音楽担当が坂本龍一なのは「切腹」の音楽担当が武満徹だったことを意識した起用かもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2021-10-30 16:09:54)
420.  劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! 《ネタバレ》 
第5シリーズの劇場版。このシリーズの鬼太郎をちゃんと見るのは実はこれがほぼ初めてなのだが、これまでの劇場版を3週間ほどで見ていたせいか、急に現代的なアニメになってしまった感があり、ゲストヒロインやねずみ男が惚れる先生などやけに可愛く描かれていて、個人的にはぜんぜんOKと思うものの、鬼太郎の世界観には合っていない感じ(せめて猫娘だけぐらいに留めておいてほしかった。)でかなりの違和感があったのが残念で、全体的な雰囲気もこれまでとはかなり違う感じ。また5期の鬼太郎の声は高山みなみなのだが、どうしてもコナンに聞こえてしまい、鬼太郎を見ている気があまりしなかったのも事実。(このキャスティングは青山剛昌が水木しげると同郷だから成しえたのかな。)それでも普通の子供向けとして見ればそこまで目くじらをたてるほどでもないとは思うし、一部過去のシリーズでやったエピソードの焼き直しも盛り込んだオリジナル脚本とのことだが、純粋にストーリーだけを見たら、鬼太郎のエピソードの一つとして違和感はとくに感じなかった。(それらしいかは置いておいて。)協賛に桃屋が入っていて、カメオ的に登場する三木のり平を模したキャラクターを息子である小林のり一が声を演じているが、なぜに三木のり平と思ってしまった。(テレビシリーズ見れば分かるのかな?)アニメシリーズ40周年記念作でもあり、東映マークが出る前のパーティーのシーンで歴代の鬼太郎がセリフ付きで一堂に会しているのがこのシリーズの息の長さを物語っていて、結局ここがいちばん印象に残った。今ならもう一人増えるけど。
[DVD(邦画)] 5点(2021-10-30 15:17:42)
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