421. ダ・ヴィンチ・コード
観念的なセリフの嵐に辟易・・・。 [DVD(字幕)] 2点(2007-05-28 14:24:03) |
422. 吸血の群れ
《ネタバレ》 相方が職場の後輩にもらったとかいうDVDを一緒に見るハメに・・・。もう、オープニングの瞬間から見るに値しないと悟ったけれども、どれほど見るに値しないかは、やはり見ないと分からない。というわけで、最後まで90分間ご鑑賞、、、。で、この「ホラー」「パニックもの」というカテゴライズは、申し訳ないけど、ちょっと違うでしょう。人は一杯死ぬんですが、カエルに殺られたのは一人もいないんだもんね。皆、自滅です。勝手に「きゃー」とか「わー」とか叫んで死んで逝きます。ペンキ丸分かりの血もどきを見せて・・・。一番可哀相だったのは死んだ人間の一人ではなく、水面からちょっと顔を出しただけのワニですね。何にもしてないのに、猟銃で殺されちゃう。こんなことしてるから爬虫類たちに逆襲されるんでしょーが、と突っ込みたくなるが、逆襲にもなってないんだもんね。早送りしても100%問題ない盆踊りよりは、90%くらい問題ないだろう本作の方がまだマシってこと? レイ・ミランドがどういう気持ちであのラストシーンを撮ったのか、不思議。一応、オスカー俳優なのに、彼。世を儚んだ時などに見ると、却って元気出るかも。「こんなものでも存在価値があるのか!」と。 [DVD(字幕)] 1点(2011-01-12 22:25:39) |
423. ドッグヴィル
鼻で笑っちゃうような観念映画。視覚的なリアリティを排除したことで、より観念ドラマを強調したかったんでしょうな。まあ、それは別にいいんだけど。この監督、気の毒な人だなー、とつくづく感じた。人を信じられないのね、基本的に。だから、信じてももらえないわけだ、きっと。人間の醜さを鋭くえぐる・・・みたいな一般評ですが、そーかなぁ? 一般世間じゃ相手にされない、ただの僻みオヤジの妄想じゃん? とことん意地悪に描いたり見せたりするんだけど、所詮、「頭の中で考えられること」の域を出ていない(レイプなんてその最たるもん)。現実に起きていることなんて、もっと凄惨だし醜悪だよ。好みの問題だけど、観念ドラマ見せられたって、「はー、そーですか」としか思えないじゃん。展開も読めちゃうし、ラストも想像通りで、つまらん。人間ってのは、理屈じゃないところで動いてしまうことがあるからドラマになるのにさ。構成的にも冗長で散漫。「どーだ、オレ様ってスゴイだろう!」って言いたいのだけは、しっかり伝わってきたよ、と監督に言ってあげたい。 [DVD(字幕)] 1点(2009-06-22 11:20:01)(良:4票) |
424. ルディ/涙のウイニング・ラン
《ネタバレ》 あのー、これって究極の差別映画だと思うんですけど。そもそも、スポーツに「情」が挟まれること自体、噴飯モノ。確かに、ルディは努力しましたよ。でも、スポーツは努力の度合いが評価対象なの? 結果・実力が全てでしょ? なのに、最後にチームメイトが彼の名を叫んで試合にチョイ出する。この「チョイ出」ってのが、また、腹立たしい。勝負に関係ネーから記念出場ってことじゃん。バカにするのもほどほどにせい、って思う。彼らがルディを試合に出したいと考えたのは、その知能、体格、身体能力などを総合的に考え、「それでも、こんだけ熱意があるんだから」ってことなわけで、ハンディがある「のに」頑張った! そのご褒美でしょ? ご褒美ってのは、「くれてやる」ものなんですよ。上位者が下の者に。ルディの努力が報われた、んじゃなくて、周囲の哀れみを買ったんでしょ。「いや、彼の熱意が周囲を動かした」だ? 笑わせるな。それはスポーツなど実力主義でないところでやってくれ。熱意だけで選ばれる世界なら、誰も苦悩しないよ、スポーツ選手は。周囲の人間も、チームメイトも、スポーツマンシップにもとる。ふざけた映画だ。不愉快。 [DVD(字幕)] 1点(2008-08-25 15:45:32)(良:4票) |
425. 黒い家(1999)
もし、自分が売れっ子作家になって、書いた作品がベストセラーになって、映画化されることになったとしても、監督は森田以外でお願いします。 [DVD(邦画)] 1点(2008-08-20 14:44:19) |
426. 未来世紀ブラジル
私の中では、良い映画というのは、1)もう一度見たいと強く思う、2)分かりやすい、3)2時間未満、の3条件が大前提。1)から順に絶対要素が強いので、3)は必ずしも当てはまらなくともお気に入りは少々ある。で、この作品である。1)もう二度と見たくないと激しく思う、2)意味不明、3)140分以上、ということで、世に言う名作でありながら、私の中では駄作の極みに近いと言えます。基本的に、妄想映画はキライなんで。見た後に激しい頭痛に襲われたのもトラウマになりそうだ。見たことを後悔する映画に出会ったのは初めて。 [DVD(字幕)] 1点(2008-07-22 14:59:01)(良:1票) |
427. スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
タイトルに『ジャンゴ』と入れている以上、見る者は、セルジオ・レオーネのじゃなく、セルジオ・コルブッチのマカロニ・ウエスタンを念頭に見るんじゃないのか、と思うのだが、これがものの見事に裏切られる。主たるモチーフは、レオーネでもコルブッチでもなく、クロサワなのね。紛らわしい。だったらタイトル変えてくれ。そのくせ、この監督はインタビューで「(佐藤浩市が)ジャンゴってからには、レオーネじゃなく、コルブッチなんだな、と聞いて来て、それで全て説明も要らなくなった。彼は全てをコルブッチの世界で作ってきてくれた」といった中身の発言をしており、笑止千万、お恥ずかしいのでやめてちょーだい、と言いたくなる。何がコルブッチだ。まあ、本人がそう思っているのだから、百歩譲ってそれはいいとしても、役者たちの英語のド下手ぶりといい、ギャグのセンスといい、このような元ネタ有りの映画を作るには、あまりに使用材料が悪すぎる。豪華キャストだと言われているけど、あの中で一体、何人の役者がこの映画の主旨を正確に理解し、納得した上で演技しているのだろうか? 今、自分のしている演技、発している台詞が、この映画の中でどんな意味を持つのか、どれだけ分かってやっているのか? 彼らは、たとえばクランクアップの後に、打ち上げなどで「いや~、良い映画に参加させてもらえて光栄です」とか「いや~、三池作品に出られてうれしいです」とか、言うんだろうか。あの、桃井かおりもそんなこと言うんだろうか。もし、彼らが本心でそんなことを述べていたとしたら、もう、日本の映画界は終焉だと思う。個人的には、監督の自慰映画につき合せられた俳優陣に同情したいのだが。いや、それ以前に、こんな企画、蹴れよ、と言いたい。しかし、木村佳乃。色気ねぇ~、踊りヘタ~。違う意味で同情したよ。 [DVD(字幕)] 1点(2008-04-30 15:02:12) |
428. CASSHERN
意欲作なのは分かる。でも、“自慰映画”は、見せられる方としては困る。見る人の気持ちも考えて作ってね。 [地上波(邦画)] 1点(2007-06-25 11:48:15) |
429. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 思い起こせば10年前・・・。好きでもないオトコとの断われないデート。あんまり会話したくないので「映画でも・・・」と誘って見たのがコレだった。話題作だけあって劇場はほぼ満席。途中、ラブシーンで隣のオトコがこっちを気にしているのがメチャメチャ腹立たしく、しばらくして、あちこちからすすり泣きの音の嵐とわざとらしい音楽にイライラし、ラストは「結局、アンタだけ助かったわけね」と心の中で毒づいた、思い出深い映画です。極めつけは、劇場を出た後、オトコの言った一言、「あ~、感動したッ!」。ゲゲーーッ! その後、見た環境が悪過ぎたと、数回、TVオンエア&DVD等で鑑賞したものの、何度見ても、私にはダメな映画。これの一体どこが泣けるの? 非日常空間での恋ほどアテにならないものはないのだよ。しかも、お相手がお亡くなりとくれば、なおのこと。でも、映像は、劇場のスクリーンで見たときはなかなか迫力があり良かった・・・、のだが、ブラウン管で見たら、ちゃちかった・・・。あー、つくづくイイとこなし。 [DVD(字幕)] 1点(2007-06-18 11:53:35)(良:1票) |
430. ゆきゆきて、神軍
《ネタバレ》 正直、嫌悪感一杯。目的のためなら暴力肯定するんなら、結局、戦争だって肯定しているのと同じじゃんか。なんだよ、昭和天皇にパチンコって。小心者めが。デカいことやってるように主張してるけど、しょせん、自己顕示欲のカタマリなだけじゃんか。こんなオッサンが正義を口にしているなんて、反吐が出そう。・・・出そうなんだが、どうもそういう一言で片付けられないんだな。こんな奥目の貧相なオッサンの言動なんか、本当はまあ、どーでもいいわけよ。要は、このオッサンを使って、この作品を撮った製作サイドのシタタカさ。でもねえ、戦場のカニバリを扱った手記・小説なんかは既に世に出て有名なのがいくつもあるわけで。狂った奥目のオヤジが戦争の狂気を叫んだって説得力ないって。真っ当な爺さんの壮絶狂気体験話の方が百倍効果的。やっぱり、こういう作品に「それでも価値はある」みたいな評価が罷り通られては納得いかないので、ここは0点だな。 [DVD(邦画)] 0点(2009-05-12 15:03:02)(良:2票) |
431. 39 刑法第三十九条
当時は堤真一が好きで、公開直後に劇場に飛んで行って見た。途中、隣の隣に座る高校生(?)ギャルのケータイが何度も鳴り、挙句そのギャルは電話に出た! 隣席の友人が堪り兼ねて「電源切ってください!」と小声で注意・・・、というハプニングを差し引いても、見終わった後、配給元会社に「カネ返せ~」と電話の一本も入れてやりたくなる気分。もう、本当に、私は森田芳光という監督がダメ・・・。あの意味のない演出の数々、特にどの映画でも“ボソボソ喋り”を俳優陣に強いる意図は何? スクリーンの中で、堤真一も鈴木京香も“死んで”いた。ストーリーもイマイチ。見終わった後、徒労感と疲労感だけが残った映画でした。 [映画館(邦画)] 0点(2007-06-20 11:57:31) |
432. アマロ神父の罪
映画を見ながら“怒る”ってほとんど経験ないのですが、これはもう、“怒りが込み上げる”ばかりの映画でした。内容の是非? そんなもの、クソ食らえ!って感じです。男だ女だ、と別段騒ぐ気はないけれど、こーんなバカ男は、この手で葬ってやりたい!! とにかくサイテー。公開時に劇場に見に行けなくて残念、と思っていたけれど、見に行っていたら配給会社に怒りの電話をしたかも・・・、です。見に行かなくて正解でした。 [DVD(字幕)] 0点(2007-06-18 17:14:52) |