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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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461.  ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 《ネタバレ》 
「ウルトラマンメビウス」のテレビシリーズは金子修介監督が参加していたということで見ていた「ウルトラマンマックス」からの流れで見ていたのだが、この映画版だけは見ていなく、今回初めて見た。さすがにテレビシリーズ終了から2年近く経っているんで、少し懐かしさを覚えるも、テレビシリーズの1エピソード的な感覚で作られているので、やっぱり映画として見た場合には物足りなさがある。昭和のウルトラ兄弟六人が揃うのが一つの目玉になっていて、人間体も登場する初代ウルトラマン、セブン、ジャック(新マン)、エースの四人は当時の各シリーズの主演俳優が当時と同じ役を演じているわけだが、テレビシリーズに登場した時から思ってたけどやはりみんな老けてる。とくに郷秀樹なんか「帰ってきたウルトラマン」当時の面影がなくなってるし。(ハヤタも。)この四人のウルトラマンの変身シーンは見所の一つだが、なんか変身してから異様に長いし、最後の怪獣を倒す技も「ウルトラマン物語」の焼き直しっぽいのがちょっと気になった。でも、ウルトラマンタロウの声が石丸博也(ジャッキー・チェン)なのは「ウルトラマン物語」好きだったんで素直に嬉しく思う。ところでナックル星人の声は中尾隆聖なのだが、ほかの宇宙人たちの仕切り役というキャラ的な立場もあってか、フリーザが喋っているようにしか聞こえなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2021-07-18 16:30:11)
462.  海軍横須賀刑務所 《ネタバレ》 
勝新が東映の映画に唯一出演した作品。先週まで「兵隊やくざ」シリーズをずっと見ていて、勢いで本作も見たわけだが、海兵団に入団した主人公の大暴れを描いていて、勝新が演じていることもあってどうしても「兵隊やくざ」の焼き直し・二番煎じ感はある。でも「兵隊やくざ」と比べて過激になっているのは東映らしいところ。「兵隊やくざ」のとくに1作目は見ていて「網走番外地」の1作目を思い出したのだが、本作は山下耕作監督の作品だが、当初、石井輝男監督が自分で監督する予定で書いた脚本が使われていて、作り手側も「網走番外地」を意識しているのが分かるが、それによって山下監督というよりも石井監督の映画という感じもして、山下監督らしさはそれほど出ていないように思う。前半は海兵団で大暴れした主人公が軍事刑務所に送られるまでが描かれているが、この部分は東映任侠映画でよく見る展開となっていて見ていて安心感があるし、高倉健や鶴田浩二ではなく、勝新というところに妙な新鮮味を感じる。この前半での勝新と松方弘樹の共演が珍しいのだが、考えてみれば松方弘樹は一時期大映に貸し出されていた時期があり、そこでの共演がなかったのかと思うと少し意外に感じるのだが、軍事刑務所が舞台になる後半になると、菅原文太が主人公に影響を与える少佐役で登場し、勝新と菅原文太の共演が実現しているのがなんとも貴重で、この二人の共演を見るだけでも見ごたえのある映画になっていると思う。ドラマ的には主人公と久邇宮朝融王(太田博之)のエピソードも良いアクセントになっていた。欲を言えば田村高廣がどこかにカメオ出演していたり、この時期は事情があって無理だったかもしれないが、若山富三郎が出ていてくれると盛り上がったろうなと思ってしまう。とくに東映での若山富三郎と勝新の共演はぜひ見てみたかった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-07-17 15:48:49)
463.  兵隊やくざ 強奪 《ネタバレ》 
大映のシリーズでは最終作となるシリーズ第8作。前作ラストで終戦を迎え、あと一作どうするのだろうと思っていたが、敗残兵となった大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が描かれていて、シリーズとしては完全に後日談という感じで、二人がどこの部隊にも所属していないこともあってか、これまでと違う印象もあるが、やはり今回も面白かった。今回、大宮と有田がひょんなことから赤ん坊を拾って子連れで行動することになるのだが、こんな展開は座頭市にもあったなあと思いながらも赤ん坊の世話をする大宮と有田が本当に微笑ましい。それに冒頭に登場する終戦を信じずにいる部隊は現実にもこんなことはあったのだろうと思わずにはいられない。後半、有田が敵に拉致されるという展開も前作にもあった二人を引き離すという部分と同じなのだが、この後半以降、有田の出番が少なくなって、最後まで子連れの大宮ひとりが活躍してるような風になってしまい、コンビものとしての魅力があまり感じられなくなっているのが少々残念だったかも。ヒロインを演じるのが佐藤友美で、悪役が夏八木勲と、ともに他社所属の俳優なのが、このころの日本映画の状況、というか大映の状況があまり良くなかったのではと感じられてちょっと興味深かった。ラストシーンは再会した大宮と有田の日本へ帰った後の幸せな暮らしを想像させるもので、これでこのシリーズは本当に完結という終わり方をしていて、すごく気持ちが良い。1作目から連続でこの8作目まで見たわけだが、それだけにやはり感慨深いものがある。
[DVD(邦画)] 7点(2021-07-08 08:54:11)
464.  兵隊やくざ 俺にまかせろ 《ネタバレ》 
シリーズ第6作。今回、大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が所属する部隊の参謀は有田の幼馴染という設定が面白いし、演じているのが渡辺文雄というところにも妙に納得できる。その幼馴染である田沼が今回の敵役であるが、勝つためなら手段を選ばないような男というのがよく、きっと実際にもこんな軍人はいたのだろうなと感じさせていて印象的だし、作戦を成功させるためとはいえ、大宮と有田が所属するならず者集団の分隊を囮にして全滅させてしまおうという冷酷さもこれまでの敵役上官とは一線を画すものになっているが、ここにもなにかリアルさを感じるし、大宮がゲリラの捕虜になる展開や、囮になった分隊とゲリラの壮絶な戦闘シーンが描かれるなど、今回はなかなか重苦しい雰囲気が漂っていて、娯楽ものというよりは普通に戦争ドラマとして見ごたえのある作品になっていて、シリーズとしては異色作かもしれないが、その面でもじゅうぶんに面白かった。ラストはいつものように田沼をボコボコにするも、なにか爽快感もほかの回と比べてないように思うのだが、最後のシーンの大宮と有田のやりとりで、有田から「お前に任せるよ。」と言われた大宮の笑顔が何とも言えず、これが重めだった今回の物語の救いになっている気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-26 16:30:50)
465.  兵隊やくざ 大脱走 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。冒頭で大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が所属した部隊が既に玉砕を覚悟しているのから見て背景的にはやはり前回の終盤で感じた通り敗戦(終戦)間近という感じがするのだが、それでも暗い重い雰囲気がないのがこのシリーズらしいし、玉砕を前に手紙を書くよう言われた大宮が代筆する有田にこれまでのヒロインの名を挙げるところなどはつい笑ってしまうのだが、前にも書いたようにシリーズのつながりをちゃんと感じられる部分になっているのが嬉しい。そんな今回は慰問団をめぐる前半と、全滅した部隊で二人だけ生き残った大宮と有田が階級を偽って次の部隊に編入する後半とでキレイに分かれていて、二本分のストーリーを一本でやっている感じだが、ヒロインの登場が後半からだった前作に対して、今回のヒロインである慰問団の娘である弥生(安田道代)は前半にしか登場しないという対比的な構成が面白い。ただ、こうしたことによって少し話が駆け足気味になってしまった印象もあり、とくに後半登場する因縁の相手でもある青柳(成田三樹夫)との和解と別れはもっとじっくり見たかった気がしないでもない。以前の回で軍曹を演じていた芦屋雁之助と芦屋小雁が当番兵役として再登場しているが、階級を偽っている大宮と風呂に入っているシーンの会話で、飯岡助五郎や八尾の朝吉など、勝新のほかのシリーズである「座頭市」や「悪名」に関する人物の名前が出ていて、楽屋落ち的で楽しい。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-13 21:56:28)
466.  兵隊やくざ 脱獄 《ネタバレ》 
シリーズ第4作。1作目では軍隊を刑務所に見立てていたが、今回は大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)が逮捕され軍事刑務所に入れられるところから始まっていて、その刑務所で二人と知り合う受刑者である沢村を演じているのが田中邦衛で、それだけで思わずまた「網走番外地」を思い起こしてしまうが、果たして偶然のキャスティングなのだろうか。それはさておき、大宮と有田がこの刑務所を文字通り脱獄するまでを描いているストーリーかと思って見ていると後半は刑務所を出た後の話になるという二部構成的な脚本になっているのが面白い。この後半になって登場する今回のヒロインである珠子を小川真由美が演じているが、一か月ほど前に「八つ墓村」を見返したばかりというのもあってか、思わずそのギャップには驚かされた。珠子が働く店でヘソ酒や音丸(淡路恵子)の話題が出ているのはこのシリーズが1作目からずっと地続きの物語であることをあらためて実感できるシーンになっていて、1作目から順に連続でこのシリーズを見ている身としては素直に嬉しかった。いつも通り悪役となる上官との対決がクライマックスで描かれているのだが、その決着の前に今までと違ってソ連軍の奇襲も描かれていて、いよいよ終戦も間近かと感じさせる部分もあるのが印象的。ラストで珠子と内地へ向かうトラックに乗った大宮がやっぱり有田を一人に出来ないとトラックを降りるシーンで珠子が大宮にかける言葉に思わず笑ってしまった。今回は2作目以降を手掛けている田中徳三監督ではなく、森一生監督が手掛けていて、そのせいではないと思うが、いつものように二人の脱走シーンで終わらないというのも新鮮だった。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-12 16:55:23)
467.  男はつらいよ 奮闘篇 《ネタバレ》 
今回のマドンナは青森の養護施設を脱走した知恵遅れの花子(榊原るみ)。その関係で何かいつもとは雰囲気が違ってて、ちょっと重苦しい。花子との結婚を決意した寅さんに向かってとらやの面々が「あの娘は普通の人じゃないんだぞ。」というシーンはかなり衝撃的だった。私的なことを書くようで悪いんだけど、僕も養護学校に通った経験のある障害者で、外出時には車椅子を使用している身。だからこの映画は見ていてちょっと辛かった。シリーズ初期の作品で面白いことには変わりないんだけど、そういう事情で点数は少し低目とさせてもらいます。
[地上波(邦画)] 6点(2021-06-07 19:55:40)
468.  サイボーグ009 《ネタバレ》 
主題歌の出だしの部分は知っていたが、今までテレビアニメも漫画も見たことがなく、この映画版で009に触れるのは全く初めてだったんだけど、同じ原作者だけあって悪の組織によってサイボーグにされた主人公がその悪の組織に立ち向かう設定など「仮面ライダー」と共通するものがあり、けっこう楽しめた。敵に向かって「サイボーグダブルオーセブン」と名乗る007がお茶目。そりゃあ「007」と言えばねえ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-06-05 23:33:07)
469.  兵隊やくざ 《ネタバレ》 
シリーズ第1作。大映の勝新のシリーズものは「座頭市」はほとんど見てるけど、ほかの二つはあまり見てないなあと思い、以前にも一度見たことのある本作を久しぶりに見たのだが、やはり面白かった。インテリの有田上等兵(田村高廣)のいる部隊に勝新演じるヤクザ上がりの大宮が配属されるところから始まっているが、この正反対な二人のバランスのとれたコンビぶりが見ていて楽しいし、また軍隊という地獄のようなところにいながら、決して自分という人間性を失わないこの二人がすごく魅力的に描かれていてカッコよくもある。冒頭の有田上等兵のナレーションなどを聞いていると、軍隊批判というメッセージも少しあるように思うのだが、それよりも娯楽戦争映画としての面白さや痛快さを存分に感じることができる作風になっていて、やはりこの時代の日本映画の力というものを感じずにはいられないし、戦後20年という時代だからこそできた映画とも言える。以前見たときは同じく日本の娯楽戦争映画ということで、「独立愚連隊」を思い出しながら見たおぼえがあるのだが、今になって見直すと冒頭のナレーションにもあるように軍隊を刑務所に見立ていて、見ていて思わず同じくこの年に始まった「網走番外地」の一作目を思い出した。いちばん印象に残ったのはやはり風呂場での喧嘩シーン。ひたすら裸の男たちが殴り合う光景はいかにも熱気ムンムンでものすごく熱いし、殴り合う痛みも画面から伝わってくるような気迫もすごい。大宮が有田に助けられた恩返しにと南方行きの軍用列車から二人で脱出するラストまで痛快なのだが、そこに南方で残された部隊は全員戦死したという有田のナレーションは少し重みを出すために入れられたのかもしれないが、不要だった気がしないでもない。とは言え、以前見たときは続編までは見なかったのだが、今度は続編もちゃんと見てみよう。(2021年5月16日更新)
[DVD(邦画)] 8点(2021-06-05 19:42:53)
470.  ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~<TVM> 《ネタバレ》 
「ルパン三世」と言えば007のように世界中をまたにかけたストーリーというイメージがあるせいか、東京が舞台の本作は(とくにテレビスペシャルの中では)それだけで少し異色な感じがするのだが、同時に身近に感じる部分もある作品でもある。ストーリー自体はありがちなのだが、銭形が主役らしくきちんと描かれているのが良い。それに彼と今回のヒロインであるまりやとのやりとりも楽しかった。それに今になって見ると納谷悟朗の銭形でこの作品が作られて良かったと思うし、悪役を演じるのが今現在銭形を演じている山寺宏一というのも偶然だとは思うが、それにしては出来すぎていて、少し的外れかもしれないがまるで引き継ぎでも見ているよう。銭形以外のレギュラーがあまり活躍しないのは物足りない気もするが、それもあまり気にならず、晩年近い納谷悟朗が演じる銭形にこれだけスポットライトがあたっているというだけでなにかとても満足してしまった。(仮に本作、山ちゃんの銭形だとあんまり印象に残らないかも。)もう、納谷銭形の花道は本作で良かったのではと思うほど。(2018年9月26日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2021-06-03 00:03:38)
471.  新・兵隊やくざ 《ネタバレ》 
シリーズ第3作。3作目ともなると大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)のコンビも板についてきた感じで、見ていて安心感があるし、シリーズとしてもここからいよいよ軌道に乗った感じがする。そんな今回も見どころは盛りだくさんなのだが、竜宮でどんちゃん騒ぎをしている大宮の横で有田が深刻な顔をしていたり、足抜けさせた女たちと女郎屋を開こうという大宮の提案に有田が一度は反対したりするなど、奔放な大宮に対しての有田の真面目さが特に際立って印象に残る。そして、大宮が今回のヒロインである桃子(嵯峨三智子)と結婚してしまうという展開にも驚かされた。1作目で憲兵役で少しだけ登場した成田三樹夫が大宮と有田に敵対する憲兵を演じているが、同じ役なのだろうか。いつも殴られても平気な大宮がリンチを受けてボコボコにされるのはちょっと見ていて痛々しいものの、それがあるから、ラストの悪役である上官をぶっ飛ばすシーンにカタルシスが生まれ、爽快感が得られるのは娯楽活劇映画のポリシー。大宮と有田と親しくなる関西弁の一等兵を藤岡琢也が演じているが、なんだか後年「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」で彼が演じていた夢邪鬼をほうふつとさせていた。この人の関西弁、味があって好きだな。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-31 18:17:54)
472.  続・兵隊やくざ 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。前作のラストシーンから始まっているのが本当に続編であることを感じさせてくれていて良いし、切り離した軍用列車が爆弾で吹き飛ばされ、軍隊に逆戻りする大宮(勝新太郎)と有田(田村高廣)という冒頭の展開も脚本的にあまり無理を感じないのも良かった。前作は有田の視点で語られていて、どちらかと言えば大宮よりも有田が主人公という感じだったのだが、今回は最初は有田の視点(ナレーション)で語られていたのが、大宮が当番兵になったシーンから視点(ナレーション)が大宮にかわるところが細かく、(「声が違う」と映画を見ている人の立場にたった突っ込みを自らしているのが笑える。)中盤あたりは大宮ひとりのシーンが続くなど、ここから大宮も主人公らしくなっている。個人的にはあくまで有田の視点から描いていた前作の構成が良かった分、ちょっと残念に思わないでもないが、シリーズ化ともなればいたしかたないのだろうと割り切ればそんなに気にはならない。大宮と一緒に風呂に入った二人の軍曹(芦屋雁之助、芦屋小雁)が大宮が自分たちよりも階級が下だと分かると態度が豹変するなど、今回も軍隊の理不尽さや腐敗がしっかりと描かれているが、それを決して重くならずに痛快な娯楽映画としてしっかり消化しているところもこのシリーズの魅力なのだろうと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-25 19:34:20)
473.  古畑任三郎vsSMAP<TVM> 《ネタバレ》 
SMAP全員がSMAP役として犯人を演じた「古畑任三郎」の正月スペシャル。今回は犯行までの描写にじっくり一時間近くをかけているが、それによって「古畑任三郎」ではなく、SMAPが主演の犯罪ドラマのようになってしまった面は確かにある。しかし、その犯行内容は練りに練ったもので見ごたえがあり、古畑(田村正和)の登場が遅いことをあまり気にせずに見ることができたのは意外に良かったし、エレベーターの仕掛けの面白さや、SMAPが殺人事件を起こす発端となるのが中居やキムタクではなく草彅というのが印象的で、事件自体も犯行に参加する予定のなかった草彅が飛び入り参加していなければ解決は難しかったなど、本作では草彅の役回りがけっこう大きい。中居が殺人の標的になる男(宇梶剛士)に「SMAPは終わらせない」と言うシーンがあるのだが、今になってこのセリフを聞くとなんだか切なくなってしまうのも仕方のないところ。でも、見ていて安心感が出てくるのはやはり古畑の登場後なのはSMAPのドラマとしてではなく「古畑任三郎」の一篇として見ているからだろう。西園寺(石井正則)の初登場作品だそうだが、時系列的には次回の緒形拳の話のほうが先なのか、とくに初登場という感じはしない。本作で古畑がSMAPに対して同情的な言葉をつぶやくのは「刑事コロンボ」にもあった展開を参考にしているのかもしれないが、ドラマ性重視というよりは犯人がSMAPだからという気がした。もう少し言わせてもらえれば思っていたより楽しめたのも事実だけど実在人物が一部架空の設定でそのまま出てくるエピソードとしてはイチローの話のほうがこのシリーズらしさもあって面白かったかな。それにSMAP全員を一度に出すよりは連ドラ版で一人ずつ犯人役として出たほうが良かったとも思う。キムタクはこれ以前に連ドラ版に犯人役として出たことがあるのだからそれは不可能ではなかったはず。
[DVD(邦画)] 6点(2021-05-22 14:44:47)
474.  ハウルの動く城
今までの宮崎アニメというのは駄作はあっても、手抜きで作ったやっつけ仕事のような作品はなく、つまらなくともそれなりの満足感があった。が、この映画はどう考えてもやっつけ仕事にしか思えないほどのつまらない作品だった。(宮崎駿監督作品というのも半ば信じられない。)他人の原作、当初は監督する予定ではなかった、ついでに言うと加藤治子が出ているなど、本作と共通点が多い「魔女の宅急便」のほうがよっぽどいいと思う。次に声優陣だが、キムタクは思ったほど違和感がなかった。しかし、倍賞千恵子は老婆のときはそんなに違和感なかったのだけど、少女の時にやはり相当な違和感を感じた。声優陣発表時にも思ったことだが、ソフィー役は二人一役のほうが良かったと思う。(英語吹き替えだとそうなってるらしい。)ともあれ、宮崎アニメでここまでつまらないと思った作品は初めて。当初予定の細田守(ちなみに僕は彼の作品はまだ一作も見ていない。)監督作品として見たかった。
[地上波(邦画)] 3点(2021-05-20 22:36:23)
475.  一番美しく
黒澤明監督の第2作。黒澤には珍しい女性映画で、尚且つ戦時中という当時の時局柄、戦意高揚映画である。そのためか、見ていてもあまり面白いものではなく、見ていてけっこう辛かった。とくに主人公が無くした小さな部品をひとりで夜中に何時間も探すシーンは胸が詰まりそうになった。それとタイトルクレジットが一切なかったのが驚き。(一応、エンドクレジットはあったけど、あれは放送局のオリジナルっぽい。)
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-05-20 19:56:55)
476.  座頭市千両首 《ネタバレ》 
若山富三郎との兄弟対決が見もののシリーズ6作目。対決シーンは西部劇タッチで描かれ、馬に乗った若山演じる十四郎が座頭市を引きずり回して苦しめる。残念ながらこのシーンと座頭市と十四郎が賭博勝負をするシーン以外の印象は薄いが、面白かった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2021-05-17 22:43:40)
477.  隠し剣 鬼の爪
確かに「たそがれ清兵衛」と似たようなストーリー展開で、新鮮味はなかったが、こちらのほうが山田洋次らしい映画だったように思えて、個人的には山田作品としては「たそがれ清兵衛」よりも良かった。出演している役者陣ではきえ役の松たか子が実にいい。実は芝居をしている松たか子を実はこれで初めて見たのだが、アイドルのイメージが強かった(って、何年前の話だよ。)ので、予想以上にいい演技をしているのを見て驚いた。ところで、山田監督の次回作はまた藤沢周平原作の時代劇だそうで、楽しみではあるが、主演がキムタクとのことなのでちょっと心配。
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-05-17 17:56:25)(良:1票)
478.  続・悪名 《ネタバレ》 
前作とストーリーが直接つながっているシリーズ第2作。ここでも朝吉と貞のコンビは最高にカッコよく、朝吉とお絹のからみシーンでは演じる二人の実生活を想像できて微笑ましい。(と、ここまでは前作のレビューでも書いたな。)オマケに今回は中村玉緒の父である中村鴈治郎(二代目)まで出演していて、まさに勝新と玉緒の結婚を祝福しているという感じである。(三人が同じ画面に登場するシーンがなかったのがちょっと残念。)しかし、この映画のいちばんのみどころはやはり貞が殺されるシーンだろう。エピソード・小ネタ情報にも書いたけど、このシーンは大映の駐車場で撮影されたもの。とてもそうは思えない出来栄えで宮川一夫の手腕が光る名シーンとなっていて、印象深かった。
[ビデオ(邦画)] 9点(2021-05-13 22:28:31)
479.  悪名(1961) 《ネタバレ》 
最初に見たのは8年前に勝新が亡くなったときにやっていた民放テレビの追悼番組だったが、なにがなんやらよく分からないうちに終わってしまい、また、河内弁のドスのきいたセリフ回しが個人的に受け付けないものがあってあまりいい印象はなかったが、今回、8年ぶりにビデオで見直してみたら、すごく面白い映画だったのでビックリした。ストーリーのほうは展開が早いのでときどきよく分からない部分もあったが、勝新演じる朝吉と田宮二郎演じるモートルの貞の抜群のカッコよさに魅せられてしまった。最後に登場する女親分・麻生イトを演じる浪花千栄子もいかにも怖そうな親分を熱演していてとてもよい。ラストシーンは昔見たときも印象的だったが、やはり今回もいちばん印象に残ったシーンだった。そのほか、朝吉とお絹(中村玉緒)のからみのシーンは演じる二人のプライベートをちょこっと想像してしまった。脚本・依田義賢、撮影・宮川一夫の旧溝口組と田中監督の演出、そしてなにより主演ふたりの存在感が抜群に光る傑作。
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-05-13 22:25:44)
480.  助太刀屋助六
同じ真田広之出演の「たそがれ清兵衛」や「ラスト・サムライ」とは違い、軽いノリで楽しめる映画である。ところで岸部一徳は時代劇ではなぜいつもこういう役なんだろうか。
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-05-12 23:44:12)(良:1票)
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