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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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481.  いぬ 《ネタバレ》 
この映画はモノクロ映画独特のクールさがあると思う。シブい!玄関を開けたときにわざと影を作って顔を見えなくしたり、シリアンが宝石類を土から掘り起こすシーンなんかは、ストーリーの構成上(モノクロ画像によって)程よく影を作って映しているのが上手いと思った。走っている車を外側から映している場面の、あからさまに合成である部分を除けば、映像面ではかなりイイと思う。 ただ、やはりストーリー面をとってみるとかなり難解で、私にとっては完全にお手上げ状態。繰り返し観てみて大筋は把握できたけどこれは間違いなく難しい部類。最初に見たとき“花輪”とか“葬儀”とかの意味が解りませんでしたからね。そのせいで、最後にモーリスとシリアンが撃たれた理由が全く意味不明でした。 あと、ヌテッチオ役のミシェル・ピッコリは絶対に配役ミス。もっと存在感があってズル賢そうな顔の人の方が適していると思う。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-10 12:38:44)
482.  勝手にしやがれ 《ネタバレ》 
これはまぁ、2本立てで一緒に観た「男性・女性」よりかは幾らかマシかと言ったところ。 ここでも出てくるイライラさせるシークエンス。ベルモンド扮するミシェルに何度も電話させては一向に繋がらない。数えてないが、一体何回電話させたのだろうか? 自分より前に投稿なされた方々が仰る、カット割りの細かさや手持ちカメラを用いた大胆な撮影方法というのはさほど気にはならなかったが(気づかなかった部分もアリ)、自分はむしろ、ストーリー中盤でのベッドでの会話が特に印象に残った。会話だけであれだけ長いシーンが出てきたのはちょっと驚きである。会話の内容そのものは特別な面白味がある訳ではないが、ワンシーンの長さにビックリさせられたと思う。 あと、ラストでパトリシアの言った「最低って何?」というセリフとその時の表情には何か背筋が凍るような感覚に襲われた。 【2022.10.10追記】 17年ぶりにたまたま劇場公開されていたので再鑑賞しましたが、点数は変わらず。 再見して感じたのは、カット割りの独特さと照明の拙さ。 カット割りについては17年前にも違和感を感じていましたが、今回の再見で照明が酷いことに気が付いた。 映画序盤でのベルモンドの車中でのセリフ「海が~、山が~、都会が~、勝手にしやがれ!」というシーンなど、折角の名シーンなのにベルモンドの顔に光が当たっていなかったり、ジーン・セバーグがカフェの奥を歩くシーンでも同様で、これについては疑問が残るところ。 車内や屋内のシーンなのだから照明はいくらでも何とか出来た筈なだけに、勿体ないなと思いました。 ただ、オープニングで深々と帽子を被ったベルモンドと女優の顔を画面のセンターに据えたショットとのクロスカットは“ゴダール”を感じさせてくれ、あの2枚のショットだけでゴダールの映像と分かるって、やっぱり偉大な映像作家なのかなとも感じました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-08 03:38:20)
483.  男性・女性 《ネタバレ》 
本作と「勝手にしやがれ」の2本立て上映でゴダールデビューしてきました。 ゴダールは難しい、ってかなり以前から聞いていたので今まで躊躇していたのですが・・・そのままずっと躊躇したままでいた方が良かったみたいです。 まず、この映画は何を言いたいのかが全くわからない。一番気になったのが、男女間の会話。似たようなセリフが繰り返し出てくるために、全然先に進まない。その間、カメラを同じ位置に固定して撮っているので画面上にも変化がなく、より一層退屈さが増す。こんなシーンが2度ほどあった。しかし、このシーンで流れる音楽が良かったせいだろうか、何故か嫌いになれない。理屈で考えるといかにも不毛な会話って感じなんだけど。特に、女の子がリンゴを齧りながら喋るシーンでの女の子の表情がとても良く、些細でしょーもない会話なんだけど、楽しそうに喋る表情がとても生き生きとしていたのが印象的だった。 ストーリーの途中で、夫婦喧嘩のもつれで旦那を殺してしまったり、いきなり切腹する男がいたり、マッチを借りた男が石油をかぶって自殺したりと、本題に結びつきそうもないシーンがこの他にもいくつか出てきたのも、ややドキュメンタリーっぽさがあって、いまいちよくわからない映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-08 00:45:39)
484.  ぼくの伯父さん
オープニングの、看板に書かれたスタッフ紹介・ユロ伯父さんのアパート・魚とにらめっこするワンちゃんで「なんてセンスの良い映画なんだろう。こりゃぁ~期待できるぞ~」とウキウキしながら見ていたのも最初だけ。30分で飽きてきました。 登場人物のセリフを極力減らし、サイレントの映画のようにパントマイムだけでストーリーが展開していくのは好印象なのですが、どうも、ギャグがつまらない。ユロ伯父さんの余りの間抜けぶりに、正直のところ見ていてイライラしてしまいました。 シーン一つ一つのセンスのよさは私も気に入ってしまいましたが、この映画の中の大人達のダメ人間ぶりがとてもじゃないけど見るに耐えないのです。この映画の登場人物を見て、ほんわかとした温かみを感じたりほのぼのとした気分になるなんて絶対無理。 けど、ギャグがチャップリンみたいに面白ければこの映画のハイセンスな映像にマッチしないだろうと思うので、やっぱりこのくらいのレベルの笑いがちょうど合っているような気がしました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-21 01:41:19)
485.  マーニー 《ネタバレ》 
先日観たトリュフォー監督の「暗くなるまでこの恋を」とどことなく似ている気がしました。どちらの映画も、犯罪を犯した女に恋をする男がいて、しかもその男が会社の社長という設定までそっくりです。ただ、本作の方は、監督がヒッチコックというだけあってやはりサスペンス色が強く出ていると思います。金庫からお金を盗むシーンの緊張感は並大抵のものではなく、さすがだなぁ~と、ヒッチコックの十八番が見れて嬉しくなってしまいました。 しかし、そのシーンの格好良さのおかげで後半の盛り上がりも期待できると思っていたところ、そこからが全く盛り上がらない。狩の集団を離れて一人で馬を走らせるシーンも、大した緊張感はないのに半ば無理矢理スリリングに見せているだけのようだし、序盤で金を盗まれた会社のオヤジがパーティーに出てきたのもそれほど緊張を高める役割を果たせていないと思います。それに、この映画は不自然な場面が凄く多い。船旅で服を脱がされたマーニーがぼうっとつっ立っているとことか、プールに身投げするのも馬鹿げているし、助けたときにすぐに普通に会話しているところもやはり変。雷でガラスが割れても平然としているし・・・。なんといっても、明らかにスタジオで撮ったとわかるシーンを合成しているのが多すぎて、そればかり気になってしまうのです(船の“絵”で誤魔化すのはマイッタ)。この頃のヒッチコックは本当にそれが多い。合成であることを忘れさせてくれるくらいの秀逸なストーリー・演出さえあれば全然問題ないのですが・・・
[DVD(字幕)] 5点(2005-04-23 14:34:42)
486.  悪魔の発明 《ネタバレ》 
カレル・ゼマンの映画はこれが初めてなのですが・・・どうも、楽しめませんでした。 まず、映像を見た印象が「本当は全部実写で撮りたいのだけど、無理な部分はアニメで補う」という感じにしか見ることが出来ませんでした。カレル・ゼマン監督はリアリティを追及するためにあのスタンスをとっているのかもしれませんが、アニメならば実写ではとうてい出来ないような非現実的でファンタジー色溢れる映像を見せて欲しかった、というのが私の感想です。この監督の映画に高得点をつけている方からしてみれば、「こいつ、なんにも解ってね~な」と思われるかもしれませんが、私が今まで見てきたアニメ(マンガも含む)には必ず存在した“作者の内に秘めた妄想”というのが見当たらず、作者の主張が見えにくかったように思います(半アニメのような作品だからしょうがないですが)。 この作品の中での唯一のそれは、2匹の魚がすれ違って尾ひれが重なった瞬間パッと蝶に変わってひらひら舞うシーンでしょうか。 所々にあるコメディなシーンは、映像にマッチした古典的なギャグなので味があって良いのですが、やはりストーリーがありきたりな退屈な展開で、しかも、ラストに差し掛かったシーンでの博士の行動も読めてしまうので、ストーリーで勝負できる作品でもないだろうという結論になりました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-01-14 23:31:35)(良:1票)
487.  トパーズ(1969) 《ネタバレ》 
面白くない!とは断言できませんが、楽しめなかったと思います。 まず、ストーリーが難解すぎます。アメリカ・キューバ・ソ連・フランスと4ヶ国も行き来して、しかもそれぞれの国に出てくるキャスト達も人数だけがやたらと多く、それでいてその登場人物のほとんどが馴染みの薄い顔ばかり。また、主人公が画面に出てくる回数が少なく(ストーリーの構成上、仕方がないですが)、しかも、このF.スタフォードという男、主役を張れる存在感をまるで持ち合わせていない。主人公にしてはかなり地味だったように思えました。エンディングにしても、終盤に向けての盛り上がりが全くと言っていいほどなく、無理やりラストに持っていったという印象で、突然尻切れトンボのように終わってしまったのは、かなり妥協の跡が見られます。 しかし、監督はもちろんヒッチコック大先生!大まかなストーリー構成は評価できませんが、シーンの一つ一つが実にしっかりと作られている。さすがはヒッチコックと言うべき箇所が非常に多く存在するのです。 先に述べたキャスト陣のチョイスにはやや難がありますが、全ての役者の演技がパーフェクト!特に、港に出向いて写真を撮りに行った女の演技が素晴らしい。また、お得意の要所要所で垣間見られるサスペンスには舌を巻くものばかり。花屋のベランダやホテルの入り口付近での、観る側に会話の内容を想像させる一連のやりとりなんかはヒッチコックの十八番でしょう。赤革を持ち去るシーンや、フランスでの密談でアンリー・ジャレエが主人公の向こう側で黙々と食事をしているシーンなどを見ると、やっぱりサスペンスはヒッチコックに尽きるなぁと思いますね。この辺の、映画を構成するそれぞれのパーツのレベルで見れば、現代のそんじょそこらのサスペンス映画なんかよりも本作の方がずっとクオリティが高いと言えるでしょう。 私は、この作品がヒッチコックのファンの間ではかなり貶されている事を承知の上で観たのですが、DVDの解説で評論家の人までもが「ヒッチコックの作品の全てが傑作と言うわけではない」なんて言ってるのには、なんだか悲しくなってきちゃったなぁ~。
[DVD(字幕)] 5点(2005-01-04 16:18:17)
488.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
環境問題云々よりもむしろ人間同士で争うことが如何に愚かな事か、ということをこの作品から感じ取りました。他の映画(宮崎アニメのことではない)でも訴えられていることなので以前からわかっていたつもりだったのですが、人間同士・国家同士の争いというのは、相手を必要以上に恐れることにより自己をより強固に防衛することから始まるものだということを改めて思い知らされました。ナウシカの「あなたは何をおびえているの?」や、クシャナの「巨大な力を他国が持つ恐怖ゆえに・・・」というセリフは実によく的を得た表現だと思います。 ところで、本作がアニメという媒体をとった以上、子供にとってわかりやすい内容であることは絶対条件だと思うのですが、この映画ははたして本当に子供にとって理解できる内容なのか・・・大いに疑問です。まず、映画の中の三国間の情勢をちゃんと理解して観てた子供がどれだけいるでしょうか。また“王蟲”なんていう言葉、当時映画館で観た人の中で、音声だけでその言葉を理解できた人がどれだけいたでしょうか。私なんかDVDの字幕を見てやっとスムーズに物語に入り込めたくらいですから。“腐海”もまた然りです。だって、パソコンでその言葉を変換しようとしても変換リストに出てこないですよね。そんなパソコンでさえ出てこない言葉がアニメで使われているというのは非常に摩訶不思議なことです。 そういった言葉の使い方とは対照に、序盤にジルが殺されるとき突然他国の軍隊が押し寄せてきてどえらい高圧的な態度で住民をねじ伏せるくだりなんか、子供心に見れば歯ぎしりもののシーンなのかもしれませんが、あんなこと絶対にありえないわけですよ。それに、最後の方で巨神兵が出てくるシーンもあれだけ期待させておいてほんのちょっとで崩れ落ちちゃうし。そもそも、あの巨神兵には理性があるわけでもないのに、蘇らせて自分の言うことを聞かせようと考えているところもかなり馬鹿げています(「蘇らせてくれてありがとう御主人様」だなんて、言ってくれるとでも思っているのか・・・?)。このように、言葉の使い方とは対照してストーリーにかなり幼稚な場面があったことを考えるとこの映画はかなりチグハグな印象を受けるのです。 それにしても、あの子供が唄ってる歌はヤケに怖かったんですけど・・・。ホラー映画に出てくる歌みたいでした。キモチワルゥ~。
[DVD(邦画)] 5点(2004-11-28 15:26:02)
489.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
この映画のいいところは、ズバリ最後の別れのシーンです!このシーンは最高にイイですねぇ。今、この世を生きる自分があんなにキレイな別れ方ができたらどんなに幸せか。別れ際って大事だなぁとつくづく思い知らされました。 「ナウシカ」と同じく、一人の人間(又は、一つの国家)が強大なパワー(権力も含む)を持つと、たいていの場合ロクでもないことが起こるので、そのような余計なパワーが世の中に存在するのならそんなものは誰にも持たせない方が良い、というメッセージは本作でも訴えられていますね。 さて、この映画にこの点数をつけた理由は、明らかに子供向けの映画だからです。私のように二十歳を過ぎた大人が、初めてこの映画を見て素直に感動できるかを考えると、ちょっと疑問ですが、子供の頃にこの映画を見れたら良かっただろうなぁという気持ちはあります。 自分より前にレビューした方がおっしゃられている通り、子供の頃に夢中になってやったRPGで天空城とか出てきてワクワクしたことがあるので、この映画の影響だろうと考えるとちょっと複雑な気持ちがしないでもないのです。 声優についてですが、さすがプロの声優は違うなぁということを「千と千尋~」や「もののけ姫」を見てから実感しました。しかし、それが本作の良い所であり悪い所でもあるのだと思います。パズーの声もシータの声も確かに上手い。しかし、よく聴いてみてください。あれはどう考えても“子供向けの声”なんですよ。 宮崎映画というのは、子供も楽しめてなおかつ大人にも受け入れられるところにその良さがあるわけで、本作の場合、声優のその並外れたテクニックによって大衆性を欠いてしまい子供向けのアニメに成り下がっているような気がするのです。 本作のような“いかにもアニメの声”というのは観る人を選ぶことに成り兼ねません。これからも、宮崎監督が子供から大人まで楽しめる“万人向けの映画”を作るつもりであるならば、程よく経験のある役者を起用するのも間違いではないのかも・・・という気がしました。けど、キムタクはないだろ。キムタクは!('04.12.2追記)スミマセン。キムタクは結構ハマってました。良かったです、ハイ。
[DVD(邦画)] 5点(2004-11-27 22:36:48)
490.  白夜(1957) 《ネタバレ》 
この映画のどこに良さを見出せばいいのかサッパリわからん。自分より前に投稿なさっているほとんどのレビュワーさんがこの映画を褒めてらっしゃいますが、男の目で鑑賞してこのストーリーに理解を示すというのは、とてもじゃないけど自分には出来ません。 まず、ナタリアが惚れた下宿人というのはいったい何者で、何故1年もの間ナタリアを独りにさせているのか。しかも、約束の1年が過ぎてとっくに町に戻ってきているというのに彼女をほったらかしにするとはどういうことか(怒)。まぁ、男としてはナタリアのように一途な気持ちを持ち続けている女性にはたとえ自分がその人に惚れていたとしても応援してあげたくなるものなので(全ての男がこのように考えるわけではありませんので、悪しからず)やっぱりこの映画はどう頑張ってもマリオに感情移入せざるを得ないわけなのであります。 しかも、最後の男一人トボトボと立ち去るシーンですよ。あの撮り方はどうみても男の哀しさを語ろうとしているようにしか見えません。じゃなければ絶対、再会したナタリア達の後姿で締めくくられるはず。 自分にとってこの映画でよかったのは、ダンスシーンと終盤の雪景色くらいなものです。 そういえば、邦題の「白夜」というのは、ナタリアが下宿人に対して持ち続ける一途な気持ちのことなのかも。だとしたら、この映画の主人公はやっぱりナタリアなわけで、彼女の方に感情移入するべき映画なのかも?!?・・・いや、絶対無理だ(爆)!※
[映画館(字幕)] 5点(2004-11-18 23:17:37)
491.  奥様ご用心
出ている女優達が多くて、しかも、個性がはっきりしていない人たちばかりだったので顔を覚えるのに精一杯でした。ベルト役のダニー・カレルが可愛かったので印象に残ったのはそれだけと言うのが正直な感想です。それにしても、じみ~なエンディングだったなぁ・・・。 〔'04.12.13追記〕上のコメントは映画館で初めて観たときのもの。いい加減なレビューではイカンと思い、ビデオを借りて再度鑑賞してみたが・・・それぞれの役柄はよくわかったのですが、付け足すことは特に何もないです(笑)。 仕方ないので、お金について考えてみた。ジョスラン家の年収が8000フランで、辻馬車の乗車料が2フランとなっている。もし仮に、日本でジョスラン家と同等のランクの家の年収を少なく見積もって8000万円と想定すると、あの辻馬車の乗車料はなんと2万円!バカに高い。ついでに、娘の結婚の持参金は5億円と換算できる。これは、ついこないだの紀宮様の持参金が1億5千万円であることを考慮すると、こちらも相当な額であることがわかるだろう。適当な金額設定なのか、それとも、1957年のフランスは本当にそういう世の中だったのだろうか・・・・・
[映画館(字幕)] 5点(2004-10-29 01:12:19)
492.  ノートルダムのせむし男(1956) 《ネタバレ》 
いかにも文芸作品を映画化したって感じの映画でした。世界史の知識があった方が時代背景がよくわかるので、その方がより楽しめるような気がします。 たいていの場合、どこか体の不自由な人が出てくると、それが何かの隠喩だったりすることが多いんだけど、この映画はそれが何を表しているのかがよくわからなかった。この映画の場合、何かの隠喩であるかも怪しいですけど。また、この映画のキーワードらしき言葉“宿命”の意味も一体何なのか??オープニングクレジットのステンドグラスと大鐘のアップは良かったがエンドクレジットが無音で流れるところがダメ。お客さんみんな出て行っちゃったよ。 とにかく、自分には合わなかったような気がしたのでこんな点数です。 ディズニーの「ノートルダムの鐘」も見てみようかな・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2004-10-12 23:19:28)
493.  アルカトラズからの脱出
よく「大脱走」と比較されるこの作品。私はどちらかと言えば「大脱走」のほうが好きだ。 以前、テレビのドキュメンタリー番組で刑務所から囚人が脱走した時の再現をやっていて、全員が外に出されてバスケをしている最中に看守が牢屋の中をくまなくチェックする、といったことをやっていたので本作品の牢屋の管理の仕方がどうしてもヌルく思えてしまい、素直に楽しめなかった。また、本も読めるし楽器も弾ける、さらには、牢屋の中も完全にマイルームと化してフカフカの布団で寝ているのを見ればこれはもう面白いと思える訳がない(マッチを使っていたのにはビックリ!)。 この映画では脱走の過程を描くことに重点をおいているが、その割には肝腎な場面での緊張感が感じられず、映画としての評価となればどうしても低くなってしまう。これを見るくらいなら上記の「●●アンビリーバボー!」などのドキュメンタリーを見た方がまだマシであろう。 最後のエンドクレジットで出る転がった人形の首のカットは“脱獄は悪”というこの監督の考えが出ているような気がする。つまり、この主人公を悪役として見せたかったのではないか。だとすると、この映画の人物描写を徹底的に排除した淡々としたつくりは間違いであるとは言えず、見る者の主人公への感情移入を拒んだこの監督のやり方は評価に値するかもしれない。 けど、せめて、主人公の投獄理由くらいは出して欲しかったけどなぁ・・・
5点(2004-08-27 14:44:34)(良:1票)
494.  波止場(1954) 《ネタバレ》 
明らかに色褪せていますね。アメリカ人によるアメリカ人のための映画。当時のアカデミー賞の選考委員は全員アメリカ人だったんじゃないか?って思ったほど。 最後、テリーとジョニーの喧嘩の場面でみんなが集まってきたところなんかは凄く不自然。ちょっと前まではテリーのことを白い目で見て疎外していた癖に、ジョニーが海に落ちるとみんなで手のひらを返したように拍手喝采する変貌ぶり。「テリーが仕事に戻って来ないと・・・」にはいいかげん呆れた。  あの神父も正義感にあふれる役というのはいいが、随所においてタバコをふかしたりするところが気に入らん。デューガンが殺された後にクレーンで上にあがるときも呑気にタバコに火をつけたし、そのちょっと前もデューガンにタバコを貰うシーンがあったり、テリーがジョニーの写真に銃を投げたあとにも「ビールをくれ!」とか言って飲んでるしさぁ・・・。明らかに無駄なアクションじゃないの? 音楽も駄目。音楽に頼って雰囲気を盛り上げようとしているところが多々あったような気がします。音楽のチョイスも流すタイミングもいまいちだった。※
5点(2004-08-07 18:00:56)
495.  駆逐艦ベッドフォード作戦 《ネタバレ》 
序盤のフィンランダー艦長の振る舞いは実に軍人らしく、見ていて気持ちがいいくらいだった。ただ闇雲に頭ごなしに命令するのではなく、部下に「もし君が艦長だったらどうする?」と意見を述べさせるところなどは人を育てるのがとても上手で感心してしまった。それにちゃんと答えた部下も立派だったと思う。軍隊なんだから、別に厳しくもないし、あのくらいで普通ではないだろうか。しかし、私が好印象を持って見ることができたのもこの辺くらいまでである。最後の艦長のとったあの態度はいただけない。責任者としてあれはないだろう。まぁ、気持ちもわからなくはないが・・・。 この作品で決定的にダメなところが3つ。1つ目はエンディング。かなりダメな終わり方だと思う。あのような終わり方では訴えるものがあったとしても伝わってくるわけがない。あの後に両国間の軍事会議でも展開したら面白いのに、と思うが。そこで、艦長だけが偶然生き残っていても面白い。2つ目は、この作品の主人公がはっきりしないところ。写真家の登場シーンが少ないから艦長が主人公かと途中までは思ったが、最後に写真家が艦長を追いかけてきたところを見ると、実はあの写真家が主人公なのかな?などと考えてしまったりもする。3つ目はこの作品がモノクロであるということ。私はモノクロ映画の独特の雰囲気が好きでよく見ているが、この映画はモノクロである必要が全くないと言ってもいいのではないだろうか。1965年と言えば既にカラーが主流となっている筈なのにあえてモノクロで撮った理由がわからない。モノクロだと、凍てつくような外の空気の冷たさも巨大な氷山の存在感さえも消してしまっているように見える。ただ単に予算の問題か?潜水艦も上の部分しか見えなかったし。下の部分を見えなくするためにモノクロで撮って誤魔化したのかも・・・。 
5点(2004-07-10 15:26:09)
496.  倦怠 《ネタバレ》 
こういう女っていますよ実際。男がいくら真剣になっても女の方はそんなことお構いなしに別の男と寝たりする・・・。日本にもいますね、いくらでも、マジで。「二人が友達になってくれればいいのになぁ・・・」ってこれは極めつけのセリフですよ! この映画は、男の嫉妬心と女のしたたかさやそっけなさを描いた映画なんだと思いました。 一作品としての完成度の面から採点すると、この映画は電話をかけるシーンが何回も出てきますが携帯電話でもないのに電話に出るのがイヤに早かったのが不自然で気になってしまいました。最初のパーティ会場の中での音楽も必要ないのでは。キャバクラに入ったときも同様。セシリアが歳を訊かれて答える時セシリアの顔を映さないのは絶対おかしい。椅子の話も意味わかんなかったし。プロポーズするのもどうかと思いますね。一番不可解だったのはやはり、父親の存在でしょうか。あの父親が登場しなければならない意義がわからないですね。結局セシリアは、父親を心配することやマルタンの愛以上に一番モモが大事だったということでしょうか?(←たぶん、違うような気がする) あと、最後に手紙を読むソフィの手も。なんで怪我してたんだろ? しかし、フランス人はスゴイですねえ。一日何回やれば気が済むんだろ。 あと、フランスにはトイレットペーパーがないのかな?この映画98年だよね?
5点(2004-06-21 22:15:30)
497.  サイコ3/怨霊の囁き 《ネタバレ》 
サイコ・サイコ2・サイコ3と見ましたが、だんだんつまらなくなっていくような気がします。やっぱ、人形を使っちゃイカンでしょ。さめます。別に、最初に鳥を殺さなくてもよかったんじゃないの?残酷だよ。鳥は本物で人は偽物かよ。何回かあった殺人シーンも、見る側に恐怖を与えようとする感じがイヤというほど伝わってくるが、初代サイコのようなキレイな(?)殺人シーンではない。ただ、グロいだけ。
5点(2004-06-04 14:07:32)
498.  レッド・アフガン 《ネタバレ》 
期待度激高で見たが、はっきり言って期待ハズレだった。駄作ではないが傑作でもない。 アフガニスタンのゲリラ兵に追われてるハズなのに全然緊迫感が感じられない。 最後、主人公が味方を殺さずに慈悲を乞うところなんかはちょっとありきたりのパターンのような感じがして、いまいち感動できない。隊長はともかく、カミンスキーとゴリコフの2人はどう見てもアメリカ人にしか見えない。もっとロシア系の顔をした俳優は他にいなかったのか。 動物が出てくるシーンがオープニングも含めいくつかあったが、あれはうまいと思った。場面場面にマッチした音楽も良い。
5点(2004-06-02 23:28:04)
499.  終着駅 《ネタバレ》 
話が冗長で散漫。観ていてイライラさせられます。 別れを題材に、それに特化した映画と割り切って観れば観れなくもないですが、彼らがそれまでにどんな恋愛をしてきたのかも知らされないままでの2時間弱は、やはりキツいのひと言。 演出も大味で、音の緩急(奥のテーブル席に着いた途端に完全に無音になるところなど)もかなり雑だし、線路を横切るモンゴメリー・クリフトと電車のニアミスのシーンの大音量の音楽や、その時のクリフト・ジェニファー・電車・周囲の人々のカット割りも何かイマイチな気がしました。 この時代の映画って、公共の場で何かあるとすぐに大勢が駆け寄ってきて一斉に注目するシーンがよく出てきますが、当時は本当にあのようにすぐに人だかりができたのでしょうか? それよりも何よりも、鉄道会社の車両管理がちゃんとしていなくて逮捕するとかの流れになって閉口させられるし(鍵くらい掛けとけっつうの!)、更に上役の判断待ちとかの話になった時点で、自分の中では即終了。 一応、惰性で最後まで観ましたが、エンディングも横移動するカメラが柱と交わった所でThe Endを出してしまうというセンスのなさ。 ていうか、別れのシーンだけでこれだけ最初から最後まで引っ張ってしまうと、落とし所に苦労するのも当然でしょう。
[映画館(字幕)] 4点(2016-07-06 21:32:23)
500.  父、帰る 《ネタバレ》 
今の日本のイクメン全盛(?)の時代に生きる自分としては、面白さが微塵も感じられなかった作品。 父親は言わずもがな、子供二人の方にも共感が出来ず。弟は我儘でイライラさせられるし、兄の方も冒頭から仲間と一緒になって弟を突き放す態度を取るし、最後も父親の遺体をボートに乗せて何をしたかったのかが不明だし、などなど、ストーリー全体を考えてみると苦痛と退屈さばかりといった内容でした。 終盤、兄弟が父の遺体をボートに残して車の中で母と二人が写った写真を見つけたシーンで、二人が父親に愛されていた事を知るというのは先に投稿されたレビューでわかりましたが、もしそうであるならば、父が子供を抱きしめている写真とかの方が良かったのではという気がします。 また、映像的にはそこそこなのですが、中盤辺りで画面の奥で電車が通っているシーンで、車両の上部が画面のフレームギリギリを通っていたりする構図にも疑問を感じますし、たまに出る青空ショットも雲を木の枝で隠すように撮られていたり、雲の配分が悪かったりして雨との対比を上手に表現し切れていなかったように思えてしまったりと、ストーリー同様、結構微妙な印象でした。 それよりも、一番驚いたのがラスト。 まさか、車を運転してその場を去るなんてポカ~ンですよ。 運転が出来ないからボートで出発しようとしたのかと思っていたので、だったらボートで何がやりたかったのか??? ここが一番理解不能なポイント。 その後でスチール写真の羅列で幕を閉じるのですが、特に幼少期の親子愛を強調したものばかりでもなく、旅行中に撮った写真だけという訳でもないために一貫性がなく、作り手の意図が読み辛かったところも自分にとってはイタい所でした。
[映画館(字幕)] 4点(2015-10-20 23:01:03)
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