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コメント数 1395
性別 男性
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541.  羊たちの沈黙
 大化けしたなあ、ジョナサン・デミ。「愛されちゃって、マフィア」の次にオスカー獲るなんて本人も予想してなかったんじゃ?とはいうものの、上質のサスペンス物であるのは認めるけど、オスカーに値するかどうかは甚だ疑問。本当の手柄はトマス・ハリスにあるような気が…。
7点(2002-12-24 03:38:01)
542.  宇宙水爆戦
 SF古典映画の一つだが、何と言っても本作が歴史に残った最大の理由は、終盤にチョコッと出演した(「大アマゾンの半魚人」もデザインしたM・パトリック女史!による)メタルーナ・ミュータントの造形美に尽きる。極端なハナシ、このミュータントを拝むだけでも充分に見る価値有りだと思う。今なら差詰めCGで描かれるんだろうけど、果たしてコノ味が出せるのかネェ?スターウォーズ最新作なんか見る限りじゃ無理っポイけど(^^)。
7点(2002-12-23 05:28:38)
543.  燃えよドラゴン
 稀代のカンフー・スター、ブルース・リーの衝撃的日本デビューを飾った実質的遺作。ヌンチャクや怪鳥音が一躍ブームになった時、リーは既にこの世を去っていた。しかし彼の残したインパクトの凄さは絶大であった。彼をパクッたキャラが一体どれだけの格闘ゲームに登場したことだろう…。「Don't think!Fee~l!!」彼の教えは今も忘れられない。とは言え、映画自体の出来は、香港カンフーよりはマシという程度で大したことはない。ロバート・クローズごときに期待する方が酷というものだ。リーなかりせば、凡作もイイ所。ジョン・サクソンの屁っぴり腰が何よりの証拠w。
7点(2002-12-23 01:55:11)
544.  犬神家の一族(1976)
 斜陽の邦画界に一石を投じた角川文庫の映画化第一弾。横溝正史の名を世に知らしめた功績は大である。確か「読んでから見るか、見てから読むか」がキャッチコピーだったと記憶しているが、原作は数ある横溝作品の中でもカスの部類に入る(個人的には「本陣殺人事件」がベストかと…)ので、「読まずに見る」が正解(^^)。大野雄二の音楽も(ルパンとかより余程)素晴らしかったが、才人・市川 崑が技巧を凝らしつつもリラックスして悠々と監督しているのが又良かった。二作目以降は何か東宝のお抱え監督みたいで溌剌としていないし、マンネリで技巧に溺れ過ぎ。本作では横溝御大も顔見せ出演しており、まさかシリーズ化されるとは予想もしていなかったみたい。個人的に好きなシーンは坂口良子に(自分が作った)食事の中で何がおいしかったか尋ねられた金田一が「生玉子~」と答えるところ。感心できないのは、戦後の復員兵にしちゃあ、あおい輝彦が「ふくよか過ぎる」点。デ・ニーロを見習え、あおい輝彦!!よって7点が妥当。
7点(2002-12-22 22:26:23)
545.  トレマーズ
 当時、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」の併映でヒッソリと公開されましたが、「ハッキリ言ってコッチの方が断然面白かった!」てのが正直な感想。例によって前評判など予備知識一切ナシで見たのが良かったのカモ。だーかーらー、映画情報誌やTV評論なんか当てにしちゃダメだって。兎に角、自分の目で見て判断しマショ。まぁ、何で巨大なミミズの化け物が現れたのか?については舞台がネバダ州なんで、砂漠での地下核実験が関係しているのかもしれない…が、特に説明ナシ!あんまり理詰め過ぎるのもツマラナイし、これで良いのでは?と思わせるロン・アンダーウッド(「シティ・スリッカーズ」も良い)の何ともマッタリした演出がジャストフィットしてて個人的にグー(^^)。ケビン・ベーコンも「フットルース」での自分的低評価を一気に覆す好演。もちろん芸術作品も良いですけど、矢張りこういうのも捨てがたい味わいがありますね。ところで、このタイトル…どーゆー意味?!見始める前ならいざ知らず、見終わっても分からないってのは如何なものかと。70年代後半以降、本当に不親切な邦題が多いよナァ(ToT)全く!
7点(2002-12-22 03:50:15)
546.  オリエント急行殺人事件(1974)
 原作読んでたんで、豪華キャストを楽しむと割り切れば、当時の濫造オールスターパニック映画群なんかより遙かに見応えアリ。本作に限らず、クリスティにはイカサマ結末が多いので、原作を読もうという方は要注意です。特に遺作の「カーテン」は読後に激怒すること必至!
7点(2002-12-15 21:50:47)
547.  100挺のライフル 《ネタバレ》 
一言で評するならば「当時の”ブラック・パワー”に便乗した比較的予算多めのハリウッド製マカロニ」って感じ…かな。本場ハリウッドとしても席巻するマカロニ・ウエスタンに対抗すべく色々な策を弄して新味を出そうとしているが、安いスペインロケとか輪をかけたような残酷描写とか余計なマカロニ風味まで逆輸入してしまっているので残念ながら西部劇の復権には至らず。それと、主演の黒人俳優ジム・ブラウンは元アメフトの大スター選手だったのかもしれないが、現役時のスーパースターぶりを一切知らない私には「ガタイがイイだけで演技力にも魅力にも乏しい大根役者」としか映らない。それでも6点をつけているのは本作が「ラクエル・ウェルチという女優を実に正しく活用している」から。最大の見せ場は何といっても線路脇の給水タンクの下で生足剥き出しの裸ワイシャツ姿のままシャワーを浴びるシーン!だろう。当然スッパにはならないが、濡れて服が透けるため彼女のナイスバディが堪能できる。しかも悩殺された敵軍の列車をまんまと足止めさせた上で、振り向きざまに構えたショットガンで敵兵を次々に射殺するワイルドさ!コレに匹敵する正しい活用例は「恐竜100万年」での”ロアナの皮ビキニ”くらいじゃないか?しかし、クライマックスでは何の活躍場面も無いまま戦い済んだらいつの間にか彼女は戦死してました!と土壇場で詰めを誤っているのが惜しい。ブラウンとのベッドシーンもさほど魅力にはなっていないし(人種差別的な話題にはなったらしいが)。4点マイナスてことで。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-28 02:33:07)
548.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
まぁ前作の続編としては割と無理なく出来ている方なんじゃないですか?殊に(皆さんご指摘の)ジル・バレンタイン再現度の高さはゲームプレイ派にとって感涙モノでしょうw。ただ、彼女にしろカルロスにしろ「ゲーム主人公はまず間違いなく生き残る」という悪い意味での安心感が先に立ってしまい「果たして無事に脱出なるか?」という劇中でのスリル&サスペンスが激減する逆効果も同時に招いたワケですし、そう手放しに絶賛ばかりは出来ませんね。ミラ扮するアリスの(スーパーサイヤ人もビクーリな)超人化が更にその安心感を助長してストーリーの予定調和&御都合主義(特に追跡者の正体!)に歯止めがかからなくなっています。ただ、その分アクションは前作よりカナーリ派手になっているので取り敢えず退屈はしませんが。強いヒロインが主役のアクション映画として割り切るなら、そこそこ楽しめるとは思うので前作と同じ6点を。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 02:46:28)(良:1票)
549.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
何と言っても落雷~トライポッド出現~逃げ惑う群衆ジェノサイドの一連のシークエンスが圧巻。フェリー渡し場でのスペクタクルも凄い!が、矢張りウェルズ原作に忠実たらんとしたスピルバーグ版の”トライポッド”よりも映画的にアレンジされたバイロン・ハスキン版の”ウォーマシン”にロマンを感じるし、チャレンジャー魂が込められているように私は思う。だってさ、原作版の挿絵をそのまんま最新CGで「ね、凄いっしょ?」とでも言わんばかりに再現されても「へー、あっそ」としか…。万物の霊長として地球上に君臨してきた人類が成す術なく滅亡の淵に追いやられる絶体絶命の危機を取るに足らぬバクテリアが救うという何ともアイロニカルな原作のオチは、余りに有名かつ発想の秀抜さ(1898年出版だよ?)から言ってもコレを超えるアレンジなんぞ絶対にありえない(断言!)。「インデペンデンス・デイ」の”コンピュータ・ウィルス”みたいな寒いアレンジで失笑を買うリスクを避けたスピルバーグの判断は(チキンっぽいけど)一応正解と言える。主人公一家の祖父母役に53年版のジーン・バリーとアン・ロビンソンを配している辺りにはジョージ・パルへのリスペクトも感じないではないが、何だか取って付けたような感じでワザとらすぃ。あれこれプラスマイナスして6点進呈。トムとダコタの父娘ドラマが何ら点数に貢献していない(むしろマイナス効果)のはコノ手のジャンルのお約束ってもんですw。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-18 04:44:18)(良:1票)
550.  少林寺三十六房 《ネタバレ》 
香港カンフー映画で少林寺を逸早くフィーチャーした先見性と、結構あれこれ凝っている各房における修行シーンの面白さに6点進呈。清の支配を覆しての明朝再興など歴史的にありえなかったにもかかわらず、三徳が三十六房で弟子に稽古をつけるラストは無理があり杉。三節棍の由来なんかもむっちゃ胡散臭いしw。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-18 01:44:59)
551.  ウエスタン 《ネタバレ》 
え~と、私の頭が悪いせいだとは思うんですが…。モートンにそそのかされてフランクを襲った手下共が返り討ちにされた後、フランクがリベンジせんと列車に戻るとゴロゴロ死体が転がっててモートンが水溜りの縁で這いつくばっていた状況が全く理解不能なんですけど…。ハーモニカかシャイアンの仕業ってコトなんすか?それとも仲間割れの同士討ち??もしやアルジェント先生がシナリオ(原案)を書いたのってこの辺なのかなぁ。だったらナットク(いやハナシとしては全然つながらないし不条理でちーとも納得できないんだけど)w。それとヤッパ165分は些か冗長っす。4点マイナスてコトで悪しからず。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-31 01:58:35)
552.  偉大な生涯の物語
ジョージ・スティーヴンスの演出にも風格があり、オールスター・キャストの顔触れも相当に賑やかなので思ったよりは楽しめたけど…いかんせん230分にも及ぶ上映時間は非キリスト教徒にとって余りに長い!「ベン・ハー」みたいにストーリー上のスパイスとしてイエスが絡む程度ならまぁ我慢できなくもないが、延々と出突っ張りの主人公だとチョット…。ヘストンのヨハネは今イチだったけど、デヴィッド・マッカラム扮する”イスカリオテのユダ”はイメージにピッタリ。シドーのキリスト役は…ムニャムニャw。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-22 02:25:28)
553.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 
「エイリアンVS.プレデター」の口直しにと鑑賞してみますた。まぁ両シリーズをうまくリンクさせようと四苦八苦したみたいですが、正直言って今イチ。不死身殺人鬼のジェイソンに薬物を注入して効くって…??自分のホームグラウンドたるナイトメアにジェイソンを引き摺り込むフレディの作戦とは云え、ちと無理あり杉。そもそもジェイソンって夢見るんか?あと(乳とクチのデカい)ヒロインの親父とかウィルの精神病院とかの小ネタは後半完全スルー??まぁでも「エイリアンVS.プレデター」よりは楽しめたんでオマケで6点進呈。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 01:37:54)
554.  フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS 《ネタバレ》 
平均点ageちゃうよんw。後にSFXの精鋭へと成長する若き日のリック・ベイカー、デニス・ミューレン、ジム・ダンフォース、デヴィッド・アレンらが一堂に会しただけあって、特撮場面(だけ)はこの手の映画にしては不釣合いな程の秀逸なクオリティで吃驚(ビクーリ)させられる(敵の守護神グレート・ゴッド・ポルノはイーマ竜にクリソツ!)。寒い下ネタギャグや拍子抜けに薄味なエロ場面との物凄く禿げしい落差に目眩と失望を感じつつも、冒険活劇としての楽しさでは1980年にラウレンティスによってリメイクされた本家よりも遥かに面白かった点を評価してこの点数。まぁ相当に下品だし、超くだらない作品だけどモンスターいっぱい出てくる方が楽しいやねw。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-22 00:23:08)(良:1票)
555.  オール・ザット・ジャズ 《ネタバレ》 
確かにボブ・フォシーの執念みたいなものは伝わってくる…。が、私小説っぽい描写でのフェリーニ(「81/2」やら何やら)丸パクリ状態に呆れてしまったクチなので、余り高い評価は致しかねる。こっちの製作年がフェリーニ作品より前だったら大絶賛したかもね。あと、キャストについてもニ、三言いたい。先ず何と言っても「何故ボブ自らジョー・ギデオン役を演じなかったのか??」という遣る方無い不満が残る。当時54歳なら充分にイケたと思うけどなぁ。ロイ・シャイダーもまぁ熱演してはいるが、何だか道路工事の現場監督みたいな風情で”ブロードウェイ・ミュージカルの売れっ子演出家&振付師”というインテリジェンスに欠ける、もしくは芸術家的なオーラが漂っていないのは致命的。ここは画面に有無を言わさぬ説得力を持たせる意味でボブ本人こそが適役だった!と強く思うので、彼以外の人選は所詮ミスキャストと感じるのは必定かと。最後に天使(死神?)役のジェシカ・ラングなんだけど…個人的にこのヒトどうしてもギラーミン版コングがチラついて全く受け付けない~!ジュゼッペ・ロトゥンノの流麗極まるカメラワークと官能的なボブの振付に6点。ま、ミスキャストで4点マイナスとも言う。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-01 22:33:15)
556.  若い人(1962) 《ネタバレ》 
石坂洋次郎原作、3度目の映画化。監督は日活が誇る”ミスター・リメイク”こと西河克己。今回の舞台は九州(の長崎)に変更されているが、そんな差異など問題ではない。今回のリメイクで最大のセールスポイントは何と言っても芳紀17歳のうら若きサユリが魅力全開で恵子を演じているコト!に尽きる。くわぁ~~!!むっちゃ可愛いじゃねえか、コンチクショウ!!と・こ・ろ・が、ナント何と裕次郎扮する新人教師・間崎慎太郎はラストで恵子ではなく、浅丘ルリ子演じる女教師・橋本スミ子の方を恋人に選ぶのであーーーーーる!!!そんなバナナ!いや馬鹿な!!アンビリーバボ!!インクレディボー!!信じられーーん!!!裕次郎、お前はアフォか??眼医者へ逝け~!!まぁ原作がそうだからと云えばそれまでかもしれんが、原作知らずに観る者には説得力皆無な展開としか言いようが無い(浅丘ルリ子ファンの方、御免なさいw)。なもんで、サユリの類稀な”ぷりてぃ”さにも拘らず、4点マイナスじゃ~~~!!!!
6点(2005-02-04 00:58:22)
557.  水爆と深海の怪物 《ネタバレ》 
桑港(サンフランシスコ)を襲撃し、金門橋にニョロニョロ絡み付く六本足(!)の巨大タコ入道はハリーハウゼンの造形も相俟って確かに圧巻ではありますが…。だが、そこに至るまでにはアメリカ軍人と女性科学者との(ハッキリ言ってどうでもいいような)大甘ラブロマンスを延々と耐え忍ばねばならない、という厳しい試練が待ち受けています。せっかちな方にはリモコン”早送り”機能の甘い誘惑という二重の試練。私は耐えた、ええ耐えましたとも!まぁ同じタコ映画でも「テンタクルズ」や「オクトパス」に比べりゃ遥かに秀逸な出来であるコトは確かですが、比較対象が余りに非道いので何か本作が物凄く素晴らしく見える‥という錯覚に陥っているだけかも。ふと我に返って冷静に6点。
6点(2005-01-20 02:12:45)
558.  愛と希望の街(1959) 《ネタバレ》 
先ず、何と言っても京子役の富永ユキがとても女子高生とは思えないオバサン顔で吃驚(ビクーリ)。おまけに凄い大根だし。テーマも「ブルジョワの偽善を断固糾弾する!」的な学生運動っぽい図式が余りに露骨ってか陳腐に過ぎて些かハナにつく。千之赫子の女教師もナァ…教え子の就職斡旋と恋愛を公私混同して渡辺文雄を振ってしまうくだりは逆ギレもとい逆恨みにしか見えず、全く同情できない。あと、真鍋理一郎の音楽は何だか特撮怪獣モノみたいな“おどろおどろしさ”で、能天気な邦題ともども凄まじくミスマッチ!!いろんな意味で「フッ若いな、大島…」と思わせずにはいられない大島渚のホロ苦いデビュー作に‥6点。ま、御本人も松竹の仕打ちには納得してないらしいし、こんなモンでしょ?悪いけど。
6点(2004-11-30 01:54:45)
559.  ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣 《ネタバレ》 
クソ映画の連続REVIEWは著しい心身の消耗に見舞われる恐れが可成り強いため、リハビリを兼ねて東宝特撮怪獣映画を観ることにしますた。本作に登場するのは新造の怪獣が何と三体も!こう書くと豪華に聞こえますが、しかしてその実態は「イカとカニとカメを何のひねりも無くただ巨大化させてみました~!」的なシンプル造形。先陣を切って登場するイカの怪獣は、その名も”ゲゾラ”。恐らくは酒のつまみの「ゲソ」に掛けたであろう小粋?なネーミングに出だしからノックアウト寸前。こやつはイカのくせにシレ~と上陸して村を蹂躙するお茶目さん。しかし、火攻めに逢って焼きイカとなり呆気なく死亡。次いでカニ怪獣が出現、その名も”ガニメ”。「オイオイ横歩きしないじゃないか!」なんて野暮は言いっこ無しです。例え直進しようがカニって言ったらカニなんですったら。こやつも平気で上陸して人々を襲うものの、旧日本軍の弾薬に引火させて吹っ飛ばされます。トリを取って最後に登場するはカメ怪獣、その名も”カメーバ”。生憎と某大映のアレみたいに甲羅からジェット噴射したり火炎を吐いたりせず、首をニョキッと伸ばしたり引っ込めたりするだけです。ラストは唐突にもう一匹のガニメが現れ、カメーバと何とも地味~な決戦をしつつ、火口に二匹仲良く転落してEND。セルジオ島という南洋の島に舞台が限定された閉塞感とか光るアメーバっぽいエイリアンはチョットなぁとか突っ込みどころには事欠きませんが、突拍子もないクソ映画の直後に観ると何だか優しい気持ちになり笑って許せるので無問題。個人的には平成ゴジラシリーズなんかよりゃ遥かに楽しめました。よってオマケして6点。
6点(2004-11-29 00:04:57)(良:1票)
560.  十一人の侍 《ネタバレ》 
極端なまでにスーパーマン的な剣豪が、たった一人で大勢の敵をバッサバッサと斬り倒してメデタシメデタシ‥という従来の時代劇へのアンチテーゼなのは分かる。にしても、仮にも映画なんだから娯楽作品としての最低限の礼儀を欠いて、ひたぶるにテーマを追求するのは観客の存在を忘れた本末転倒と言わざるをえまい。工藤監督お得意の”集団抗争時代劇”も斬新に感じたのはぶっちゃけ「十三人の刺客」のみであり、「大殺陣」も本作も二番煎じ・三番煎じの域を一歩も出ていないように思う。特に本作はプロット構成から何から「十三人ー」のモロ焼き直しに過ぎず、しかも著しく見劣りする。まず何よりも菅貫太郎のバカ殿(斎厚)に「十三人ー」時のイッてしまった狂気が(もう大幅に)不足しているのが痛い、イタ過ぎる。あと、夏八木勲も主演としての貫禄が無い上に殺陣や所作が余りにも軽いので、「十三人ー」での千恵蔵の凄みには程遠く、とても作品を支えきれていない。斎厚暗殺の場面も当初の手筈通り木曽山中で決行していれば、少しは見応えもあっただろうに…。雨宿りの斎厚一行を雨中をついて襲撃する場面は「七人の侍」クライマックスを意識したのかどうか知らないが、いかにも取って付けた感じで悲しいくらい緊迫感ナシ!西村晃だけが生き残るラストも、十一人それぞれの個性が全く描写されていないので別に意外性も何も伝わってこない。こうなると「十三人ー」が際立っていたのは、工藤監督が最も否定したかったハズの典型的な時代劇スターである千恵蔵や嵐寛寿郎の功績だったコトになる。図らずも本作が見事にソレを証明した形になったのは何とも皮肉w。
6点(2004-11-20 02:40:57)
070.50%
180.57%
2221.58%
31007.17%
41228.75%
533123.73%
625918.57%
722215.91%
819413.91%
9856.09%
10453.23%

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