41. サイン
超一流のビジネスマンと褒め称えるべきか、現代のヤコペッティと蔑むべきか・・・。 0点(2004-03-10 01:58:31) |
42. フル・モンティ
《ネタバレ》 目指していたものとは、全然別の部分がウケている、というのが笑えるし、泣ける。セクシーさを追求する、滑稽で不恰好な、でも愛すべきお父さんたち。「うんと退屈なことを考えろ」「ダイア・ストレイツ」には大爆笑。 9点(2004-03-09 16:45:45) |
43. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 2,3は未見なので、まるで見当違いの見解になっているかもしれませんが・・・。マーティーが、過去にタイム・スリップしたのは、過激派に命を狙われるハメになった、という偶然から。自分から望んで行ったわけではありません。一方のドクは、以下のことを、三十年前から知っていたわけです。後に自分がタイムマシンを発明すること、あの二人が結婚すること、子供が三人生まれること、そして、三人めの子供がマーティーと名づけられ、いつか自分と友達になることを。そう考えていくと、追いまわされているマーティーを、死んだ演技をしながら「ああ、そういうわけか」と、ニヤニヤして見ていたのかも知れませんね。(いろいろな解釈が出来ます。あくまでも、可能性の一つとして) 10点(2004-03-08 09:00:07) |
44. ダークマン
《ネタバレ》 遊園地の的当てで、賞品の象のぬいぐるみをくれないからといってブチぎれる。そんなダークマンが大好きです。(笑) 7点(2004-03-08 06:58:21) |
45. フィラデルフィア
《ネタバレ》 図書館のシーンが盛り上がった。デンゼルが調べものをしている横を、白人が通る。軽蔑と敵意をあらわにして。お、この人となんか因縁があるんだな、と思った自分が能天気だった。彼は、デンゼルが黒人であるということだけで、あんな態度をとったのだ(自信はないが、たぶん)。人種差別というものの根深さは、遠く離れた島国に住む我々には理解できない、なにか想像を絶するものがあるようだ。 7点(2004-03-07 17:18:17) |
46. リーサル・ウェポン
《ネタバレ》 命知らずの刑事と、命が当然惜しい、優しいパパ刑事との対比が面白い。特に、D・グローヴァーが素晴らしい。殺伐とした刑事ドラマに、彼が絡んでくるだけで、笑いが生まれ、穏やかな雰囲気が訪れる。家族がまた、絵に描いたような理想形で、そこだけ切り取ったら、クリスマス・ホーム・コメディが出来上がりそうである。ただひとつ残念なのは、娘がいたぶられる寸前に、メルが助けに来たことである。もうちょっと、遅く来てくれてもよかったんですよ。(笑) 6点(2004-03-07 12:23:12) |
47. その夜の妻(1930)
《ネタバレ》 この刑事さんには、転職をすすめます。 4点(2004-03-06 21:46:40) |
48. カンゾー先生
《ネタバレ》 クジラが印象に残った。自分には、生命力の奔流の象徴に思えた。それに敢然と真っ向勝負(クジラだけに・・・ス,スミマセン)を挑んだソノ子。カッコよかったなあ。 7点(2004-03-05 18:23:36) |
49. サイダーハウス・ルール
孤児院を包む、あの独特の空気感のせいでしょうか。建物が映るだけで、うるっと来ちゃいます。海の見える丘での埋葬は、反則技でしょう(急所攻撃)。あそこで決まって、ダム決壊です。自分がどれほど、親に慈しまれて育ってきたのかを、この映画は気づかせてくれました。またひとつ宝物が増えました。 10点(2004-03-04 23:14:21) |
50. 東京の合唱
《ネタバレ》 同窓会で、一人遅刻してくるところとか、ホントにうまい。ああいう発想、どこから湧いてくるんだろう。 8点(2004-03-04 15:59:53) |
51. パンチライン
嫌われキャラをトムが演じるのは珍しい。そういう意味でも、貴重かも。とにかくギラギラしてたし、芸人特有の傲慢さと、ある種のデリカシーの無さが、よく出ていたと思う。一方のライラは、夫の全面的バックアップも得て、「ちびまるこちゃん」や「あたしンち」系ネタで、この後、爆発的に売れそう。とても楽しい撮影現場だったに違いない。アドリブも多そうだし。ただ、自分は、この映画はコメディではなく、シリアスドラマだと思っている。トムと骸骨の標本の、さりげないツーショットには笑わされた。 7点(2004-03-04 05:01:33) |
52. セントラル・ステーション
他人の手紙を握りつぶすという快感、わからないでもないなあ。あの兄弟は、あんな貧しい暮らしをしていながら、一日中、灯りをつけているんだね、両親の写真に。 8点(2004-03-03 12:25:31) |
53. ナチュラル
野球をなめてるとしか・・・いやいや、自分の目が節穴なんでしょう。二軍で鍛え直してきます。 4点(2004-03-01 22:24:39)(笑:1票) |
54. 学生ロマンス 若き日
サイレント初体験です。NHK-BSでは、俳優がセリフを喋ってくれるし、その時々の場面に合った音楽を、挿入してくれているんですが、あえて、音、消してみました。大変に疲れました。ものすごく集中力がいりました。与えられる情報が映像だけ、というのは、相当に、こっちの読解力が必要とされますね。途中で何度も、映画に置いていかれました。でも、とてもいい経験になりました。肝心の映画なんですが、主人公の感情の流れが、いつもの小津らしく、とても上品だな、と再認識した次第です。楽しくて、淋しい。おもしろくて、かなしい、そんな映画です。 8点(2004-03-01 15:59:39) |
55. 台風クラブ
途中で何度か、ビデオを止めようかと思った。なのに、この点数。減点法でいくと5,6点なんだけど、加点法だとこうなっちゃう。奇蹟の一発。歴史に残る一本。知り合いの死を知った日は、空が抜けるように青いというだけで、泣けてきませんか? さあ、観終わったら、元の怠惰な日常へ帰っていこう。 10点(2004-03-01 00:09:25)(良:1票) |
56. ブリット
ストーリーを、セリフに頼らず、映像で語っているのが、スッキリ仕上げの秘訣か。R・ヴォーンが、S・マックイーンに貫禄負けし過ぎなのは、ちと残念なところ。この映画を観終わってもまだ、マック様のファンにならずにいられるというのは至難の技ですぞ。 7点(2004-02-29 05:29:03) |
57. 三十四丁目の奇蹟(1947)
例えば、どうだろう。サンタは存在するのか、という問いに、最高裁が「サンタクロースはいるのです。私達の心の中に」と判決を下したとしたら。世間はバカにするだろうか。クリスマスらしい、いい話として扱われるのではないだろうか。それくらいにクリスマスはオールマイティ・カードであり、免罪符になり得ている。ところが映画は、この安全地帯に着地することを拒もうとする。なぜ、人間はファンタジーを必要とするのか。世間が、何となくあいまいな気分で、いることにしているサンタクロースの正体とは何かを徹底的に考えようとしている作品だと思う。 8点(2004-02-29 04:51:28) |
58. ミート・ザ・ペアレンツ
公開当時、R・デ・ニーロがコメディに挑戦、と聞き、敬遠した作品。いやあ、先入観ってこわいですね。とても面白かったです。B・ステイラーが絡んでいるコメディ作品は、今のところハズレ無しだなあ。 8点(2004-02-29 03:13:41) |
59. 駅馬車(1939)
これがJ・フォード作品、初体験です。今まで何度かトライしてきましたが、そのたびに途中で眠りこけてました。映画の密度が濃すぎて、自分の脳の回転がついていけないのです。で、やっと最後まで観れたのですが、一言で言って、凄すぎです。名だたる監督たちが、賛辞を惜しまないわけが、ちょっとだけ解りました。これから、何度も観なおして、少しずつ自分のモノにしてゆきたいです・・・。 10点(2004-02-27 17:00:21) |
60. エド・ウッド
《ネタバレ》 ふとしたことから生まれた、ベラ・ルゴシが残した奇蹟の映像、人生の、ひいては生命の深淵をかいま見るようなシーンを、台無しにしてくれたエド。それをまったく気づかずに、自分の最高傑作だと言ってしまうところは、このオトコの哀れさ(才能という意味でね)が表れているが、それと同時にT・バートンの、ハリウッドへの挑発も、感じとれた。泣ける映画はいつでも作れるが、オレはオマエらの逆をいってみせるぜ、というふうな。 9点(2004-02-27 05:41:41)(良:1票) |