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たいほうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  U・ボート
小説のほうはずっと以前に読んだのですが、改めてビデオで見ました。歴史の浅い、狩猟民族としてのドイツが海軍で善戦した理由がなんとなく感じられる雰囲気の映画です。日本海軍(英国式の士官と兵卒の関係)に比べての、士官が率先して壊れた装置の復旧に努めるところなど、歴史が浅いことで逆に結束が固くなる要素になるのでしょうか。まあ、波の荒い欧州沿岸のほうが太平洋に比べて潜水艦には有利な条件もありますが、あんなに小さい艦で2ヶ月とか戦い続けることは相当に士気が高くないと難しかったでしょう。
8点(2003-11-09 23:32:12)
42.  頭上の敵機
この映画は劇場公開当時に見たあと、40年くらい経ってテレビで見ました。昭和40年代でしたかテレビでの連載ものになったときには、イメージが違いすぎて見る気もしませんでした。米国の第二次大戦参戦当時で、被害続出で戦果が上がらず士気が落ちっぱなしのB17爆撃隊のてこ入れに志願した司令官が陣頭指揮により建て直しを行うけれど最後には燃え尽き症状になってしまうまでを描いたものです。冒頭での任地での守衛の将官服を見てフリーパスさせそうな士気の弛みを、「将官服ならゲーリンクかも知れんぞ。」と言って咎めるところとか、臆病風に吹かれた部下に、ひどい命名の機に一番下手なクルーを付けて飛ばせることで叱咤激励する場面とか、自ら率いる編隊で、編隊の体形の維持を懸命に命令するあたりのシーンは記憶に残っています。ちなみに原題の「Twelve O'clock high」は正確には{Twelve O'clock」が方向(機首方向)、「high」は高位置を示すもので(このあたりは「メンフィス・ベル」とかでは良く訳されています)、編隊の前方に先回りして逆落としに指令機を狙うドイツ戦闘機の戦術に由来しているもので、邦題はその意味では明確な誤訳です。
8点(2003-11-08 01:18:14)
43.  砂の器 《ネタバレ》 
原作を学校に行っているときに読みましたが、これは方言(いわゆるずーずー弁)の地域の特異性と、作曲家による音響機器を凶器とする殺人事件と言う推理小説で映画とは全く違う内容でした。方言のほうは、それに振り回されての捜査の中で笠智衆の田舎警官がいい味を出しています。学校の友人に、このことから原作に出てくる先生の研究室に入ったのもいました。後に「レプラ」とか「ハンセン氏病」とか言い換えられた病気は昭和30年代までは、東京でも都下に隔離病院があったりして、「ベン・ハー」やひねってはいるけれど東宝の「マタンゴ」などでもあるような扱いが一般の常識みたいでした。(当時でも感染力が弱いこと、進行が極めて遅いことは知られていましたが)私が某国営放送で放映したときの録画ビデオには、最後にこの病気のことについてのコメントの字幕がありますが、これは劇場公開のときにはなかったのじゃないかと思います。手元にある数少ないコレクションになっているのは音楽と終わりの映像美のためです。
8点(2003-11-05 09:32:38)
44.  飛べ!フェニックス 《ネタバレ》 
学校に行っているときに飛行機マニアの友人と見ました。ジェームス・スチュアートって大戦中に輸送機とかの操縦をしていて准将とかの階級まで貰っていて、それでリンドバーグの映画にも出ていたから操縦士の役になったんでしょうけど。原作がそうなんだろうけれど、義務感あふれる英国将校とか合理的過ぎるドイツ人技師とかの型にはめ過ぎているところが気になるけれどハーディ・クリューガーの傲慢とも言える役どころはぴったりです。状況とかよりも自分の飛行機を飛ばせることだけに集中して、完成まで生きそうにない重傷者などは切り捨てて考え、仲間を探しに砂漠に出かける操縦士の軽率さ(代わりがいないのだから)を非難し、自分が模型飛行機の設計者であることを誇りにしているところまで場面をリードするのですが、確信を持てないスチュアートが一旦操縦席につくと数少ない始動カートリッジをシリンダー清掃のために空撃ちする場面で完全に主役が入れ替わるあたりが面白いところです。
8点(2003-08-21 13:18:24)
45.  大列車作戦 《ネタバレ》 
この映画を正義感に燃えた人達の成功したレジスタンスと受け取るひともいるかもしれませんが、最初に疑問を抱いたのに学芸員(ジャンヌ・モロー)の熱意に負けて美術品の争奪にそれと無縁な現業職員の人命を賭けさせることの空しさを描いたものとの考えかたもできます。機関士は美術品など知りはしないけれど、これを「フランスの栄光、フランスの宝」とお題目を唱えながらサボタージュを実行し、確かに列車はパリ郊外に出ることもなくて済み、参加者は射殺されてしまいます。その死体の山を前にしてドイツ軍の指揮官は「自分はこの美術品が好きだし、価値を理解している。芸術はそれを理解できる人間のものなのだ。」と言うときに、サボタージュを指令した人間は彼を射殺することしかできなかったのです。戦争もレジスタンスも必要悪かも知れないけれども、事情を知らず、またはそれを教えずに人命を賭けさせることに対する疑問を持たせる映画だと思います。
8点(2003-08-04 01:19:32)
46.  RONIN
デニーロとレノとフランケンハーマーにS8(全部ひとくくり)なので見るしかありませんでした。話題に上がってないけれど、ロシアのスケーターに出演は、80年代のトップスケーターだった旧東独のカタリナ・ヴィット(IOC会長にコスチュームをG-Stringと言わせた)です。映画のコスチュームはおとなしかったですが。
8点(2003-08-04 00:44:26)
47.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
宇宙空間での事故からの脱出ものですが、同一高度に各国の設備が集中しているもで衝突のリスクも高いけれど利用するものも多い。しかしマニュアルも良く整備されいますね。主人公が元気をなくしたとき死んだはずの同僚の幻覚が手順を思い出させてくれる、最後の着水では蛙も一緒に泳ぎ海でなく淡水湖だとわかります、ここで大ボスのアリゲータが登場すれば漫画ですね。しかし壊したのはバスなんてじゃなくて放棄されていたとは言え数兆円の資産ですから話はデカい。       
[試写会(字幕)] 7点(2014-01-08 23:07:06)
48.  アンドロメダ・・・
クライトンのこの小説は映画を観るまで読まないことにして待っていたのですが、やっと時間がとれて(暑い連休で外に出るのもおっくう)自宅で鑑賞。このアンドロメダと名づけられた小説では英国の学者フレッド・ホイルの異星から送られた生命体による危機をテーマの小説(多分映画化されていない)があって、更に同時期に書かれた小松左京の「復活の日」(これは「火星の殺人者:MM21と呼ばれる細菌兵器研究のために育てた地球外の細菌が流出して人類滅亡の危機を招くものでこの映画のシチュエーションに似ている)などSFには格好の題材のようです。この映画で感心したのは1970年代初期ですからCGには物凄く金がかかるところをキャラクタベースでの画面で緊迫感を求めていることです(後にマトリックスなどが踏襲していますが、これはつまらない)。安っぽいスリラーみたいに画面に突然化け物が出てくるのでもなく、あくまで正攻法での映像を貫くことで真面目な作品となっています。宇宙との間での物質の出入りは宇宙開発の最初から各国が必要以上にと思われるほど気を配っていますが、昨今のように途上国まで参入してのコスト競争が続くとこの映画が杞憂と笑えない日が来るかもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-16 23:48:12)(良:1票)
49.  戦う翼 《ネタバレ》 
この種の絶対の自信を持っているカリスマ的パイロットは愛機の名前にボディと名付けたように女の身体と同様に自由に操ってみせるとの自負心に由来しているので、それを上官も心得て我儘をし放題にさせているのは戦場ではこの種カリスマが必要なことを心得ているからです。無茶なスタント飛行をしてもクルーは動揺することなく付いてくるのは戦争で生き延びるにはこの種カリスマと行動するのが得策と言う心理からでしょう。それが女性にかなり強引に迫って拒絶された後の任務で初めてクルーに死者を出したことでぐらつき始めた自信を回復するには傷ついた乗機を救うしかないとの気持ちが神のごとく冷静ないつもの判断を狂わせて脱出しなかった結果になっています。女性は以前の経験から本能的にこの種の危険な男性を見分けたのでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-15 23:51:03)
50.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
山本五十六の人物を描いた映画としては以前に大河内伝次郎主演の「太平洋の鷲」がありましたが、この映画もそれに近いものです。半藤氏監修とあるのでかなり真実に近いものでしょう。護衛戦闘機が6機いながら多数の高速戦闘機の前にはどうしようもなかった事実は吉村氏だったかの小説によって明らかにされていますが情報と暗号が漏れているのでは仕方なかったでしょう。海軍にとっては石油の備蓄や航空機燃料などの肝心の部分が米国依存だったので陸軍とは対米関係で温度差があったのは当然で、国民に多大な負担を強いて揃えた艦隊も最後は国内の軍港でスクラップになってしまいました。銃後の国民が事実を知らされなかったことには報道関係者の責任も決して少なくないのですが、これは記者への召集令状の話(これは陸軍の専権事項)や敗戦によりガラリと模様替えした編集室の壁などで皮肉っぽく表現されています。この映画では長岡藩の家老だった河合継之助(戊辰戦争で長岡藩を指揮し、一度は城を奪還するが戦死)とその長岡藩の藩士の子供で没落した家から海軍を目指した山本を対比させていますが、それに零戦パイロットまで絡めるのは少し行き過ぎの感があります。山本が日露戦争で指を負傷したのは良く知られていますが、お汁粉屋の娘にとっては当時はそんなに驚くようなこととは思えません。現代の感覚と戦争が日常化しておりまた工場や農林漁業でも負傷者が決して少なくない時代の感覚の落差は決して小さくありません。
[映画館(邦画)] 7点(2012-01-01 00:56:41)
51.  砲艦サンパブロ 《ネタバレ》 
ガンシップと言えば攻撃用ヘリのことですが、砲艦(ガンボート)は喫水の浅い平底の船であり、海洋を航海できる軍艦に対して水雷艇や掃海艇と同じように軍艦より格下の補助艦艇とされていますが、それでも一応は軍艦と同様に治外法権を認められていて、いわば移動する領事館みたいに大きな河に沿った地域に派遣され、艦長は領事の代理みたいに居住する自国民の保護を任せられたわけです。しかし、特に宣教師みたいな人は自分中心の世界しか観ていないから情勢の変化に疎いのは困ったもので、それが結果的には摩擦を拡大していることには最後まできづかないのでしょう。海軍の士官として最後に自分の指揮する軍艦を与えられることは誇らしいものだけれど、それがこの小さな船であっても与えられた任務のために先頭に立って敵対地域に乗り込む艦長は義務感の塊みたいなもので、冷めた態度だった海兵もそれにつりこまれ、最後に「どうしてここにいるのだろう?」と言わせています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-05 17:22:08)
52.  あしたのジョー(2010)
白木葉子についてはドヤから出て財閥の養女になった小公女と言うのが原作の設定だとしたらかなり無理筋のように思えます。これでは女優としての役作りは難しすぎるし、数少ない登場場面でそれを表現するのは難しい。しかし、力石と矢吹と言う二人の男に対する自分でも揺れ動く恋愛感情を持つ女性と単純化してしまったほうが(ドヤの件を抜きにして)判り易かったと思われます。原作を読んでいる人には不満だろうけれど映画と言うメディアを通して広く社会に流通させることこそがこの漫画をより多くの人たちの間に伝えるための有力な手法であり、そのためへの商業的な妥協は許容しなければならないことです。ちなみに連休直後の月曜日とは言えシネコンの入りは閑散としたものでした。その人たちでも原作漫画を手にしたひとはほとんどいないような雰囲気でした。しかし、スローモーションではあれほど人間の顔って変形するものなのですね。 
[映画館(邦画)] 7点(2011-02-14 23:56:53)(良:1票)
53.  遊星よりの物体X 《ネタバレ》 
最初に観たのは60年前です。腕が動き出すところとか怖かったのが印象に残っています(犬の血かなんかが付いていたからだっけ)。当時の映画館では小さなガリ版の解説があって、そこでキャンベルの名前と原題(そこにいるのは誰だ?)を知りました。多分最初に覚えた外国SF作家。二人の犠牲者が天井から逆さに吊るされてとかの報告がいかにも恐怖心をあおるもので、それがあっけなく罠にかかって放電を浴びて死ぬのは少し単純すぎるとも思えました。次に観たのは40年前のテレビの深夜番組。リメーク版は多分期待外れだろうと思って観ていません。
[映画館(字幕)] 7点(2010-11-16 14:30:44)
54.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 
最近新しいDVDが出回ってきたので観ることができました。原作はずっと以前に読んでいたのですが、ちょっと結末が皆さん指摘のようにダイ・ハード的活劇で折角の緊迫感が薄められてしまっているのは残念です。フランケンハイマーの映画は大列車作戦もそうですが双方のキャラを立ててのストーリーの描き方が良いのでこの種のあざといハッピーエンドは似合わないようです。映画化当時にはミュンヘンの事件で「黒い九月」は世間でも有名でしたが最近ではスピルバーグの「ミュンヘン」を観たひとぐらいしか判り難くなっているでしょう。主人公がベイルートでのアジトの襲撃に際して浴室で裸の女性を射殺することを男の沽券に拘わるとして見逃したのが発端になってしまったのですから、最後の空中の対決で再度顔を合わせた幸運ににやりとして射殺するのですが、ここで直後に爆発が起きてジ・エンドのほうが鮮やかな結末となったように思えます。
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 00:18:57)
55.  クロスボー作戦 《ネタバレ》 
もう半世紀近く前になってしまいました。当時の「Battle of Britain」とかを題材にした映画などの流れにある半分フィクションものですが一番印象に残ったのは海岸地帯でV1の試験をする場面で小柄な女性技術者が試作機に乗り込んで操縦してみせるのが結構臨場感がありました。最後は実際には制作されなかったA9/A10大陸間ミサイルまで登場で少し白けさせられます。
[映画館(字幕)] 7点(2010-03-16 09:02:57)
56.  影なき狙撃者 《ネタバレ》 
この映画は劇場公開時に時間がなくて見逃したのですが、評判が悪かったせいか以後の上映がほとんどなくてやっとDVDで観ることができました。この映画にしても「ブラック・サンデー」にしてもフランケンハイマーの映画は時代を先取りしているためか毀誉褒貶もあったりして興行的にいま一つのところがあったのは残念なことです。映画中の主人公の母親などは50年代の世相では女性が政治の世界に進出するなど米国でも考えられなかった時代で、そこにヒラリー・クリントン並の意欲のある女性が「モグラ」と言う屈折した形でも野心を満たしたいと思うのはあり得ないことではなかったと言うのでしょうか。この映画がオズワルド事件よりはるか前に構想されたことは注目すべきでしょう。ちなみに日露戦争当時に陸軍参謀部で親日派の馬族を組織化してゲリラ戦を行ったのですが、これは映画の原題とは直接の関係はありません。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-10 16:08:51)(良:1票)
57.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
この映画は3Dのプロモーションとしては画期的なものでしょうが、同時にその限界もはっきり示してしまっています。当然のことですが立体感を感じさせるのはカメラの中心部分であり、また観客がいくら首を廻してもそれ以上のものを見ることはできない(極めて当たり前のことですが)。従ってカメラワークにより観客の見たいだろうものに次々と対象を移していくしかないのですが。この映画がその面で完成しているとは言い難い。これはあくまで私の主観的なものですが、当然ながら総ての観客に満足感を与える3D映画を作ることの不可能性を監督も承知の上でのことでしょうから、まあ部分的にでも観客に驚きを与えたことで両者が妥協しなければならないのでしょう。ストーリについてはコメントは控えさせて頂きます。しかし人形遣いは休養することができないとはシステム上の欠陥ですね。 
[映画館(吹替)] 7点(2010-01-15 00:05:35)
58.  沈まぬ太陽
ケニアでの象狩での眉間に銃弾を浴びて倒れる巨象とジャンボジェット機の事故シーンをオーバラップさせるのは少しブラック過ぎる気もしたけれど、邦画に新しい部分を開くと言う面で意欲的な作品であるとして評価できます。これだけの企画だから際物を狙ったのではないだろうけれど、担当大臣の発言で株価が乱高下している昨今をみると航空会社の政治性と言うのが今更ながら印象づけられます。最後のほうにチラと見せられるように当時では優待券、現在ではこれにマイルとか言う換金性の高い商品が政治資金のための現金源として大きな意味を持つのでしょう。航空会社では路線獲得や機材購入などの面が経営上の大きな位置を占めるので主役はその方面の人々でテクノクラートの位置が相対的に低いことが安全性に影を落としていることはこの作品では覗うのは難しいようです。三浦友和の悪役は珍しいけれど結構うまく作品を引き立てています。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-24 23:42:00)
59.  633爆撃隊 《ネタバレ》 
この映画は全くの創作ですが、全木製のモスキートは高速の多用途機として偵察から爆撃まで多くの場面で使用されていたようです。ゲシュタポ本部への爆撃は2階に収容所のある本部を攻撃するためにモスキート爆撃機がスキップボムを利用して1階だけを破壊したと言う史実からのものでしょう。最近の米国の戦争映画では各種の人種を取り入れるのがお約束ですが、この映画の英国空軍もシーク教徒を機長としたクルーを用いることで英連邦軍と言うことを印象づけています。対空砲の破壊を命じられたレジスタンスが待ち伏せに逢って全滅したことを攻撃開始直前に知った司令部が「対空砲は無事。任務遂行の義務無し」と打電するのですが、受け取った指揮官がその上で攻撃を強行するあたりはカーディガン将軍の600騎みたいな、いかにも英国的な武勇伝となります。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-04 00:23:25)
60.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 
劇場で観る機会を逃していたら衛星放送で「完全版」なるものを観る機会ができました。イェーガーの自伝とかも出版されていましたが、これは読んでいません。前半の舞台となる飛行基地の酒場が最後に火事で燃えてしまった跡を訪れたイェーガー夫婦の会話からも判るようにイェーガーを駆り立てたのは夫人のほうだったのかも知れません。夫が危険な飛行をするのをジープから表情も変えずに黙って待っているのは他の夫人連中に比べて際立っていたし、昔話に耽るなら消えると言われれば挑戦を続けるしかないですね。実際には愛妻が亡くなるととびっきり若い娘と再婚したとか。マーキュリー計画の要員は政府の宣伝が重要だったのでチンパンジーでも勤まるけれど有人飛行と言うことでの大々的な選抜を行ったのでしょう。そこで大卒でないイェーガーは当初より対象外だと言うことは猿以下(笑)。マーキュリー宇宙船も当初は信頼性の高いフォン・ブラウンのグループのレッドストーンミサイルベースの飛行だったからグレンのときに最初のアトラスロケットでの地球周回になったようです。彼は英雄として最後は上院議員になった。グリソム飛行士が扉の事故で宇宙船の回収が失敗して冷たい扱いを受けるのですが記者が取材に来るときの夫人の切り替えの素早さは凄い。最初の酒場での登場における皆を凍らせる言葉の行き違いから、折角アポロ計画の要員にまで進んだのに事故死(発射前の宇宙船内での火災事故)まで、どうもついていないのは最後まで続いたようです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-07 00:46:42)
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