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41.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 《ネタバレ》 
久しぶりに見たので書き込みます。 この映画は草薙素子と言う主人公を通して 脳以外を義体化(サイボーグ化)した人間が 様々な情報と技術が高度化複合化した社会で、どういう感覚と思想、概念、理念を経て行くのか? これを描いた作品であると思います。  主人公の素性については殆どられません。オープニングで全身義体のサイボーグと分かるのみで あとは公安9課なる非正規の警察組織で、国家に特殊強化義体のプロトタイプとして管理されつつ 超人的な能力を発揮し、様々な事件を解決する言わば実験体として生きている。  主人公の生きる社会は電脳化なる脳のサイボーグ化が普及した社会で 人間は何時でもネットに接続し、あらゆる情報を直接脳に取り込み処理する事が出来る。 だが反面、その恩恵に浴せない大多数の貧民 そして薄汚れ、疲れている都市空間。。。  そんなある日「人形使い」なる天才ハッカーが、人の電脳その物をハッキングして記憶を上書きする事件が起こる。  ともかく、この物語を通して押井氏が言いたい事は、人間が人造物としての義体化を進めて行けば 最後はその個人を特定するゴースト、つまり脳を含めた肉体という「入れ物」が その個人にとって信用出来る物では無くなり  しまいにはそれすらも捨ててしまうだろう。と、言う事です。  最後草薙は人形使いに繋がり、融合し、自分も上部構造(物質的な脳を含めた肉体を脱し、あらゆる情報と繋がる生命体)へ旅立ってしまう。これは進化なのか? しかし、それが人間の最終的に行き着く場所なら、この世界に何の意味が有るのか? そう疑問する(その理由は彼のセーフハウスに並ぶ古ぼけた本が物語っている) 相棒のバトーは現実を選び そして素子と別れてゆく。 出て行く時、素子は冷たく自分自身を言い切ります。それを見つめる彼は苦しげでした。 「でも少佐は少佐なんだよ。」 素子が出て行った後の部屋で、彼は呟いたのでしょうか。         
[DVD(邦画)] 10点(2010-07-09 08:19:47)
42.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
押井映画最高傑作の1つにして日本アニメ界の金字塔。。。  まあ、余り言ってしまうとアレですが私が定期的に何度も観る映画の1つです。 ともかくこの作品は当の押井氏も言っている様に原作の「うる星」が無ければ出来なかったとか もしこの「うる星」の世界観無く多元世界を描いたら多分「アヴァロン」に成ってたのかも知れませんね(笑)  さて、作品の内容ですが正に押井さんそのものでして 逆に言えば押井さん以外はこんな映画は作れません。 文化祭前日を永遠に繰り返す事で永遠に現実から逃れられる代わりに現実へは戻れない。 しかし良く考えれば帰るべき現実など本当に存在するのか?いや、そんな物は本当は要らないのでは? 世界全体で同じ夢を見ればその夢は現実に成り得る。だから夢を観続ける。しかしそれで良いんだろうか? こんな事がテーマの1つに成ってます。  アヴァロンでは現実を虚構の果てに辿り着く理想の仮想世界として描いてますが 押井さんのアイデンティティの中ではつまり自分が現実として暮らすこの世界の非現実さは何よ? ああ、夢なら覚めて欲しい。どうすれば本当の現実へ行けるの?こういう事なんだと思います。 これはファンの方なら数々の作品観て分かってらっしゃると思いますが。  温泉マークを初めこの世界の不条理を議論し少しずつ謎を解き明かす事で真理を得て最後は現実世界へ帰還する。 つまり不条理から抜け出したいのなら自分がそれを本当に望み戦わない限り永遠に抜け出る事は出来ない。  タイプは違いますが宮崎駿監督がある意味押井さんの対極に居る人で 雑誌の対談とか見ても喧嘩はしてますがやはりお互いを認め合わざろ得ない。(と、私は勝手に理解しております。。。) 例えるなら紙の裏表の様な関係なのかも知れません。  話が脱線しましたがつまりいま我々が暮らすこの現実を現実として受け入れてしまっている非現実さ。 これをうる星の世界観とカフカやダリの啓示に透過させながら作った事がこの傑作を生んだんだと思います。 
[DVD(邦画)] 10点(2010-05-26 16:26:56)
43.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
この作戦の誤算は作戦参謀のシュタウフェンベルクが 戦略家では有ったけれども戦術家では無かった事でしょう。  シュタウフェンベルクは明らかに大局だけを見つつ、この綻びだらけのクーデター作戦を成就しようとしていた。 空白地帯と化している本拠ベルリンにおいて予備兵を総動員し、重要拠点を力ずくで押さえ込む。 あとは出たトコ勝負の時の勢いを借りて、強引に全てをひっくり返してまおう。 確かにその大局的視点においては非常に素晴らしいクーデター作戦でした。  もし、シュタウフェンベルクが少しでも局地的な観点から物事を見れる人間なら ヒトラーが死のうが生き様が、狼の巣から伸びる電話線を全て切ってしまったはずで それは1個小隊ほどの私兵が居れば可能だったはずです。  決行後は事の成否に関わらず、オルブリヒトが直ちに予備軍司令官フロムを拘束し、即時作戦の実行へ移る。 実行後、宣伝相のゲッべルスと宣伝省を真っ先に押さえたのちに 伝令部を制圧して情報統制を図り、その後SS本部、ゲシュタポなどを各個襲撃して行けばもしかするとこのクーデターは成功していたかも知れない。  特に通信兵大将のフェルギーベルに通信遮断を依頼する事自体が間違っています。 彼からは狼の巣から伸びる電話線の位置を聞き出せばあとは事が足りたはず。  また、ヒトラーは自分が反ナチス派から再三狙われている事は、以前から分かっていました。 いま味方としている側近の中にも自分のやり方に対し、迷いが有る事を見抜いていたのかも知れません。  そう考えるとヒトラーは反逆者を炙り出す為に ワザと彼等を泳がせてこのクーデターをを決行させる事で一挙に事態の収拾を図ったのではないか?  実はこの作品はそれも暗に匂わせた作りに成っています。 トレスコウが取りに行ったリキュールを「ココで飲みますか??」と、意味有り気に笑うブラント大佐。拳銃を卓上に出したまま、反逆者の事にも触れています。  別荘で新任の予備軍参謀長であるシュタウフェンベルクを呼び、ギロリと見据え「ワーグナーを知っているな」と、言うヒトラー 「生かす者と死すべき者を選び。。。」この辺りは相当にキワドイシーンです。。。  事実、このクーデター失敗以後は反体制派の大粛清が行われ、敗戦まで1度も暗殺計画は起こってません。 歴史的事実は事実として記録される以上に、深く暗く横たわっています。。。。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-16 04:17:49)(良:1票)
44.  アイアンマン
先ほど観終わりました。  まーケレン味タップリに作ってある典型的なアメリカンムービーです。 ストーリーは突っ込み所満載で雑だし、主人公はお気楽野郎で好きに成れない。  ですが他の人も書いてますが SF小説を具現化した様な機械化歩兵の先駆的なメカデザインと そのアクションの見せ方には本当に脱帽しました。。。 7点はその部分だけに付けた点数です。  大まかにはスパイダーマン的な味付けと、ロボコップをコミカルにした感じですが 細部に渡るロボアクションや、メカギミックなどには一切の手抜きが無い。 特に試作機から最後には完璧に仕上がったメカを装着して行くシーンなどは鳥肌モノで  これだけのモノを映像で見せた作品はアニメーションでも皆無でしょう。  トランスフォーマーがメカ星人で圧倒的な力感と強さの元にしたアクションとするなら このアイアンマンは中に人が入っている分、色々壊れちゃったりと面倒な事も多い。 それもキチンと描いています。  但し、総体的には勧善懲悪のハッピーエンドと底浅ですし 兵器会社の闇もスターク社(笑)などと何処かで聞いた名前を付けてしまって 国家なんとかウンヌン省とか、有名な某ドラマ作品のオマージュが随所に散りばめられていて この辺りはどうにもイライラします。  もし、絶品のメカギミックとアクションが無ければ3点を付けたい作品ですね。 ただ、ロボメカ物が好きな人にはたまらない作品に仕上がってますので 難しい(笑)   
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-03 18:35:03)
45.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》 
ん------ ちと、納得が行かない映画です。  話のプロットなどは結構丁寧に作られてますが 最後の最後で全部ひっくり返すというこの手法を 一番悪い手で使ったと言わざろ得ない。  疑問も幾つか有ります。 最後の最後で主犯を明らかにするのであれば それに繋がる経緯やタネ明かしをもっと重厚に用意しておかなければ なんだコリャ??  と、言う風に成らざろ得ないのです。 その扱いが非常に中途半端で怒りすら覚えます。  幾らマンマと騙されたにしても主人公が長年の親友と ああもアッサリと決別し、その記事を淡々と書いて「はい、お疲れさん」 後は若い可愛い子ちゃんとさよなら。 これでは観客は納得しないんですよ。  話の持って行きかたも24とかで散々やられている 政治と民間軍事会社の癒着と汚職。そこに集まるカネと利権。 これは最初の30分で察しが付いた人が殆どだったでしょう。  作った人は「でもそうじゃなかったでしょ?」と、言うかも知れませんが あのラストでは到底納得できません。 見終わってガックリした人が多いのでは無いでしょうか?  なのですいませんが、ちょっと辛口の評価と成りました。
[DVD(字幕)] 4点(2010-03-27 20:35:35)
46.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
先ほど見終わりました。  言いたく有りませんが かなりズサンな作品としか言い様が無い出来ですね。 まず、幾つかの大きな矛盾が有る。  マーカスの役目が敵に潜入してジョンやカイルを殺すのが使命だったとしたら 何故すぐに殺さなかったんでしょうか?  カイルと町で出会った時に殺してしまえば自動的にジョンも消滅してスカイネットの勝利と成ったでしょう。  あと、マーカスはどう作られ、何処に長期保管されていてどうして動き出したか? スカイネットはどう管理していたのか? 死刑間際に死体提供を求めた女の正体は???  その辺りの謎解きは一切無いまま、スカイネットにカイルが捕まって殺されず そのカイルをジョンが助けに行って敵の本丸へいとも簡単に侵入する マーカスは首の後ろのリモート回路を自分でサクっと千切ってジョンに味方する。 そしてムチャ押しアクションですべてが大団円で終る。  また、他の人も言ってますが 何故か宇宙戦争やT2のオマージュが意図的に散りばめられている。 シリアスなのにウケ狙いですか???  世界観ウンヌンやSFアクションウンヌン言う前に キッチリ押さえる所は押さえないと本当に陳腐な作品に仕上がります。  話は変わりますが ココ10年ぐらいハリウッドの出す大作が何処か似通っていると思えるのは 私の思い過ごしでしょうか?  ともあれ、これを映画館で見なくて良かったです。
[DVD(吹替)] 3点(2010-02-09 01:32:17)(良:2票)
47.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
いま見終わりました。 一般にルワンダ紛争と言うのは、1994年のフツ族による 大虐殺ばかりが大きく取り沙汰されてしまっていますが  実はそれ以前にルワンダは、ドイツとベルギーから植民地支配を受けていました。 ルワンダという国名もつまり、ドイツが植民地化した時に付けられた国名で 逆に言えばアフリカ大陸の国境線と言うのは 西欧列強が侵略した順番に獲得した領土の線引きであり つまり列強諸国側の都合で「国家」と呼ばれたに過ぎません。  ともあれ、フツ族はドイツを背景とした少数派のツチ族に実質支配され、差別されました。 これは第1時大戦後のドイツ敗戦で、ドイツ領からベルギー領に委譲された頃は もっと顕著になり、フツ族によるツチ族への憎悪は、より大きく高まって行きました。  その後、ルワンダは独立を果たしますが 独立のゴタゴタで、当時支配階級だったツチ族とベルギーの関係は最悪となり その腹いせに、ベルギーが独立の行き掛けの駄賃として フツ族による民主政権樹立という暴挙に出る。  ツチ族への憎悪の固まりであるフツ族に政権を委譲し なおかつ独立で軍事力も委譲してしまえばどうなるのか? そんな事はベルギーは百も承知で、フツ族の後押しをした訳です。  その後、フツ支配体制にはフランスも加わって、ツチ族への迫害は更に大規模化します。 この作品の中でホテルオーナー(ジャン・レノ)が、フランス政府に働きかけて ルワンダ政府軍の将軍を動かし、ホテルから兵を撤退させるシーンが有りますが  これは当時フランスが、虐殺者側のフツ族政府へ、多額の軍事支援をしていたからです。 民兵がこのホテルをなかなか襲撃しなかった(敗戦が濃くなるまで)のも 主人公である支配人が、政府軍の将軍に個人的なコネを持っていたからで 少数の国連軍が守っていたから助かった訳では有りません。  この映画ではそういう歴史的背景や、支配の構図は何もはっきり描かれていません。 無論、長年の屈辱的支配が、この大虐殺の理由とは成り得ません。 しかし、大本の原因を作ったのはいったい誰なのか? これが問われなければ成らないと思います。  最後のテロップでルワンダ政府軍の将軍が、軍事法廷で裁かれて有罪と有りましたが その後ろで糸を引いていたベルギーやフランスは一切裁かれない。 これが、アフリカ諸国の現状だという事を忘れては成りません。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-10 02:20:29)(良:1票)
48.  刑務所の中 《ネタバレ》 
一見するとほのぼのとした「刑務所ライフ」を描いた様にも見える映画ですが 私はちょっとそら恐ろしい気がしました。  刑務所の実態を形式的に表した作品としては非常に良く出来ていると思いました。 しかし、本当の実態は多分こんな物では無いと思います。  主人公達を「5匹の犬の生活」と題され始まる刑務所生活。 朝起きてから寝るまでのほぼ全てを管理され、人権や尊厳の殆どを制限される生活。 それは自身が囚人(犬)であるからに他なりません。  多分、専属の栄養士が献立を立てて作っているであろう刑務所の給食。 主人公達はこれを何よりの楽しみとして皆嬉々として食う。 それに無常の喜びを感じる。美味いという。果たしてそうでしょうか?  消しゴムを床に落としただけで看守に「それを拾う許可」を求めなければ成らない囚人。 元々見ず知らずの5人が同じ雑居房という狭い檻に入れられ寝起きし ほぼ生活の全てを規則ずくで縛られる毎日。私ならとても正気では耐えられません。  つまり、この檻の中の5匹は文字通り犬に成り下がる事でしか 生きて行けない状況に追い込まれたと言う事です。 自分が犬だからこそ規則ずくめの中の「僅かな自由」を楽しめる。  そしてそれは自分達がその生活に慣れたのでは無く。 「それ」を刑務所から強制される事で慣らされただけなのではないでしょうか?  この生活において犬になり切れない者は 非常なストレスや自我との強烈な葛藤に見舞われるでしょう。 だから私は刑務所の実態はこんなものでは無いと思います。 もっと後ろ暗く陰湿な苛めや暴行など、表に出ない形の実態が数多く有ると思う。  また、管理する側の看守も囚人を人間として扱わない事を日々訓練し、それに慣れてしまう。  名古屋であった看守のリンチ殺人などがクローズアップされ、検察が渋々公開した資料では 名古屋にある4つの刑務所だけで過去10年間に260名が死亡し そのうち変死とされた囚人がなんと120名以上もいたそうです。  この監督はもしかすると映倫に引っ掛からない様に わざとこの作品をほのぼのと作ったのかも知れません。 それほど日常の細々とした描写はリアルに描かれています。  ただ、その本音が何処に有るのかは巧妙に韜晦された作品だとも思います。  
[DVD(邦画)] 7点(2009-03-29 18:57:17)
49.  トラフィック(2000) 《ネタバレ》 
いま見終わりました。  メキシコから運ばれる麻薬は膨大だと聞きます。麻薬は当然カネに成る。カネに成ると言う事は 合法非合法問わず人間がそれに群がり、その莫大な利権を周旋調整する人間が メキシコ、アメリカ双方に必要に成るはずなのに 特にブルーのアメリカ側でそれが全く描かれてませんでした。 描かれてないのは意図的に描かなかった、とも取れます。  イエローのメキシコ側では警察は腐敗し国境警備軍(?)の将軍も 麻薬カルテルの手下に成り下がっている。これが現実です。  劇中メキシコ国境での摘発を描いてましたが、関係者の皆が威勢よく各部署を闊歩します。 飛行機の中(?)の会議で麻薬撲滅部の本部長であるマイケルダグラスが語調鋭く自論をぶち上げ 各部の代表にも斬新な意見を求めます。でも誰も何も言わない。黙り込んでいる。何故か?  その答えは麻薬の売人の1人が捕まって、免責を受け元締めの裁判で証言をする為に 命を狙われるので警察に軟禁状態にされます。そこで彼が言います。 「お前等のやってる事は結局無駄なんだよ。麻薬戦争とお前等は言うがそんな物はとっくに終わっているんだ。お前等はもうとっくに負けているんだ」と。  そう、アメリカはもう負けていたと言う事です。それは政府も重々知っている。 本当の麻薬ルートというのはもっと合法的に、しかも大量に運ばれて来ると聞きます。 それには全く触れられて無い。圧力整形の人形ルートだけが僅かに言われただけです。  終盤でマイケルダグラスの娘が麻薬中毒になり 自らその職を辞する場面が有りますが あれは自分の家庭を優先したという事ではなく  もうとっくの昔に勝負が付いているにも関わらず それを知らされていないアメリカ国民の溜飲を下げる為だけに 自分が政治家、官僚に利用されている事に気が付いたからではないでしょうか?  結局の所、この監督さんは麻薬撲滅戦争などと高らかに謳っている アメリカ政府の偽善と欺瞞をこの映画で描きたかったのかも知れません。 しかもこんな偏屈な切り口で  しかしながらその麻薬撲滅の現場で働く人間は諦めてません。 建前のみのスローガンを掲げて実際はやる気の無い当局上層部とは違って 多少のブレは有ってもその正義を貫かんとする為に命を掛けています。 それをこの監督はラストにやさしく描いています。 そういう意味合いで1点プラスしました。
[DVD(吹替)] 7点(2009-02-22 22:30:27)(良:1票)
50.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
先ほど観終りました。  なんと言うんでしょうかね。 肝心カナメのウィルスの科学的作用なり、発病の経過なりがかなりあやふやで ニューヨークに1人で住む主人公もなんか当事者の1人見たいな事らしいのですが 軍関係の科学者という以外は結局最後まで詳しい出自が分からず終いでした。  大まかな世界観はなんとなく理解出来るんですが 細部の設定が粗いのでイマイチのめり込む事が出来ませんでした。  その粗い部分を何個か言いますと まずシャドウシーカーと称するウイルスに感染した怪物(人間)が多数出て来ます。 彼等は昼間は暗がりに隠れていて表に出て来ないのは良いんですが 実はビルのちょっとした暗がりに多数潜んでいる。  そこで犬を市街地で猟犬代わりにして、鹿を追わせればそりゃビルの中に入りますよ。 それが危機のきっかけに成るんですが、この怪物の設定もイマイチ疑問があって なんと怪物が主人公に仲間を実験体として連れ去られたのと同じ方法で 主人公を罠に嵌めたりします。そのやり方が実に。。。。なんともはや。。。 これってかなり知能指数高いって事なんですかね?どうもこの辺りも滑稽な気がします。  あと3年暮らしている割には隠れ家もアッケなく怪物に侵入されてしまったり 最愛の犬が死んでしまっていつも行ってる埠頭で 自暴自棄に成った途端に誰かに助けられてしまったり。(夜は非常に危険なのにその人は何処に居たのか?)  神の啓示が何とかとか最後は神掛かった主人公が血清を作り自爆して世界を救ったとか ゥーン。。。どうもズサンというかなんと言うか。。。 なので残念ですがこの点数です。   
[DVD(吹替)] 5点(2008-07-15 00:12:40)
51.  攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society〈TVM〉 《ネタバレ》 
攻殻のOVAを2つも作った後だからでしょうか。話が非常に込み入ってます。 これ作ってる側も麻痺してるんでしょうね(笑) この手に免疫無い人がいきなり見たら多分付いて行けないかも知れません(笑) ただ逆に言えば105分に良くこれだけの内容を盛り込めたとも思いました。  セカンドで気に成ってたんですがやはり素子は9課から去ったんですね。 そこから2年間が経過したという設定ですが トグサが9課のリーダーとなり 元々のポジションから言えばリーダーに成るはずだったバトーは素子の影を追って今ひとつ煮え切らない。そしてトグサともギクシャクしている。 この辺りはイノセンスともオーバーラップしますね。 神山流ですがバトーのキャラを良く表していると思います。  まー兎も角、細かい。そしてギッチリと詰め込んである。これ神山さんの性格なんでしょうかね。 しかしながらセカンドでも感じましたがOVAファーストの様な切れ味の有る演出やプロットは見当たらない様な気がしました。  ストーリ的にも国家的な陰謀と巨悪、そして体制へのフラストレーション。 いや、OVA見てないで初めてこれ見る人は有る程度新鮮かも知れませんが OVA1,2と見て来た人には少し食傷気味かと。 もっと肩の力抜いて前作と超え様とかあまり考えずにわざとズラした筋立てとか無理ですかね?  ちょっと脱線しますが私も長年押井アニメ見て来て感じるのは 押井さんは劇場版パトレイバー2とかでも主人公の2人はホンの付け足しに登場させるのみで あとは自分のやりたい様に作ってしまう毒気というか我侭さというか もっと言えば理不尽さが有ります(笑)  それがイマイチ足りない気がするんですよね。 いえ、以前神山監督が「押井アニメをトコトコンマネして作ってやる」とか言ってた気がするんですが やはり1味足りないのはこの毒気の部分ではないかと。 そんな気がした一作でした。     
[DVD(邦画)] 7点(2008-02-01 02:49:23)
52.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
点数高かったんで観たんですが。。。 確かにこのコンセプト自体は非常に面白く、プロットも多彩で良いのですが ウーン。。。やっぱり私は最後の方の強引なまとめ方が納得行きませんでした。  ただタイムパラドックスの起点に成る主人公の記憶の2重化とか新しい視点の描き方も有って そういう部分は非常に面白く観れました。 まあ、基本的には超有名な某作の。。。なんですけど、それはそれで丁寧に作られている。  しかしハリウッド映画のセオリーは絶対に外さない筋書きに拘った事が この作品の大きな失敗だったと思います。  序盤から中盤の終りまでは非常に丁寧に作ってあるのに 終盤はもう強引にハッピーエンドで終わらせたいが為に 無理無理筋立てを追って行くだけで精一杯になってしまっている。  なんか後半だけ別人が作った様な感じでココが非常に残念でした。。。 ウーン。。。6点でも良いかも知れませんが 私は後半の落胆を勘定に入れると5点付けざろ得ませんでした。。。 残念です。    
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-08 03:29:43)(良:1票)
53.  ガタカ 《ネタバレ》 
いま観終わりました。 ゥーン。 題材や言わんとする事は非常に面白いのですが それをいま1つ描き切れてないかと思いました。 脇役もジュード・ロウやサンダーバークレイなどの1癖有る人を使っている割には もう1つキャラが立ってないような。。 ただ近未来における選民主義の手法や手段などは結構良い線行っていると思いました。 まあ、粗を言えば幾らでも有りますが筋立てとしては間違ってないでしょう。  つまり生まれる前から遺伝子レベルで肉体的、精神的なハンデを予め排除し 優れた資質と能力を持つ個体が社会をリードして行く。  しかしこの映画で描かれているのは遺伝子を操作し優良な資質を持って生まれた弟が 有性生殖(つまりセックス)で生まれ劣悪な資質しか持たない兄に2回も遠泳勝負で負ける。  つまり監督さんの描きたかった事はそういう事で 生まれ持った資質も努力をしなければ生かせない。 選民主義という傲慢なドグマティズムの中であぐらをかけば人間は腐り堕落して行く。  逆に劣悪な遺伝子を持って生まれた個体こそがその差別社会の中で這い上がらんと知恵を巡らせ努力し そしてしたたかに生き抜いて行く。  主人公をいつも診察している主治医は何時からか彼が偽者と分かっていたのでしょう。 しかし彼が土星に飛ぶ間際、わざと彼を見逃してしまう。 つまり現実の組織とはそういう物であると主治医は分かっていた訳です。  社会や組織は理想主義では動かない。 偽りでもそこでひたむきに努力し結果を出し続けた者こそが尊いのだと。 これは現代社会にも通じる話で、いまやすっかりおとぎの国と化した日本。。。 いや。。。止しましょう。切なく成りますから。 
[DVD(字幕)] 7点(2007-12-17 03:52:33)
54.  コラテラル 《ネタバレ》 
先ほどテレビで見たので投稿します^^; 「ヒート」を以前見て面白かったのでこれ見たんですが この監督さんはやはりガンアクションに非常に拘りの有る人ですね。 今回もかなりその点で楽しめました。  一見して隙が無く非情で凄腕の殺し屋ビンセント(笑)が 1台のタクシーに乗り込む事から始る物語ですが 始って見るとプロの殺し屋と呼ぶには余りにもズサンで行き当たりばったりを臨機応変と言って見たり まあ、実はミスも多く隙も多い殺し屋だったという事で^^;  それに絡んで行くしがないタクシードライバーのマックスがかなり良い味出してました。 全編やっぱりマン風味というか独特の風合いを出していて途中の2人問答などを見ても その後の展開や結末は1筋縄で行かない。行かせたくない。  ただやはりこれだけ極悪で刹那な主人公ですから待っているのは死しか無い訳です。 これは観客も気付いている。ああ-----いつ死ぬの? その点でも最後の最後。ウキュ-----っとうなってしまう渋い複線が待っています。  結構気に入った作品なんで後でDVD借りて字幕でもう1度みたいかな。 ただハマレ無い人には面白く無いと思います。 私はちょっと甘めの7点で。    
[地上波(邦画)] 7点(2007-10-21 23:25:30)(良:1票)
55.  機動警察パトレイバー2 the Movie 《ネタバレ》 
ログインネーム登録する前もこの名前で投稿してたんですが 久しぶりにこの映画を見たので再投稿します。  もう何回となく見てる作品で私にとっては「繰り返し見れる数少ない映画の1つ」です。 なんか1部思想の合わない人達には酷評されていますが(笑)  間違い無く1度見て損の無い作品だと思います。  この映画が10年以上前に封切られた事実もさる事ながら「日本という国の実体」を2時間という枠の中でここまで描き切った作品は皆無でしょう。 それは10年経ったこの現在、現実において切実な問題として表に現れつつ有ります。 国家としての「体」を成して来なかった日本。 いや、それを見せ掛けながら擬似国家として「成立、継続してしまっていた」日本。 今でもそれに気付いて無い人がこの国にどれだけ居るのでしょうかね。  劇中それを「知らしめる方法」と「その方法論」を 押井、伊藤の両氏が激しく、痛烈に掛け値無しに観衆へぶつけたからこそこの傑作が生まれたのだと思います。 私は是非いま10代20代の若い人に見ても貰いたい。 それだけの価値は有る作品です。
[映画館(字幕)] 10点(2006-10-01 12:25:31)(良:1票)
56.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
まずみなさん高得点なのがビックリです。 これは改めて言う事も有りませんが聖書の啓示などから物語を組み立てています。 ただ私はそれで作品の良し悪しを言う訳では有りません。  まずこの作品について最大の疑問はチャンピオンが倒れてレフリーがストッピングサイン つまりロープダウンしたチャンピオンに向かい両腕を大きく振って TKO(テクニカルノックアウト)を示してる。 つまりタイトル戦はマギーが勝ったはずです。それでこの試合の勝敗はついたはずですよね? 不意に殴られてマギーの首が折れたのはその後です。  それがなぜか後でマギーが「私は頑張ったのよ」と母につぶやき「でも負けたんでしょ」 と母が言う。誰もそれを訂正しない。つまり劇中マギーは負けていた。なぜか?  まったく、この点でもう話しに成りません。その後のストーリーはどうでも良く成りました。 ボクシングもうちょっと調べてから映画作れ!と言いたいです。 フランキーのする事はまず試合が終わったにも関わらず後ろから殴りマギーを不具にした元チャンピオンを始末する事です。 チャンピオンも試合後の暴行ですから傷害罪に問われますよ。  その他マギーの母親やその他家族の描き方。酷いです。極端過ぎるでしょう。 この作品を高尚と言うならこの世は闇です。物事はそう簡単に割り切れません。 ボクシングの神様に教授されあれよあれよと言う間にチャンピオン寸前にまで昇りつめ 一転地獄に叩き落される主人公。 白痴の様な青年を諭す神(フランキー)のしもべエディ  まったく高慢ちきで話に成りません。 この作品がアカデミー賞4部門独占したって所が怖すぎですよ。 自分としては3点を付けざろ得ませんでした。  役者さんとしては私は非常に好きで才能と個性のある人なのに。。。残念で成りません。 
[DVD(字幕)] 3点(2006-08-08 21:12:22)(良:2票)
57.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
いま見終わりました。素晴らしい映画だと思います。 しかし同時に相当不快でもある。 私を含めて子を持つ親がこの作品を見て憤りを感じない人は居ないのでは無いでしょうか。  ですが口惜しくもこの監督さんは日本を そしてこの現代社会の本質を良く知っている。 親から見捨てられた子供がどう社会から孤立するか。またどうやって追い詰められて行くか。  鏡を見上げながら歯磨きをする子供。子供を見下ろしはしてもまるで無関心な大人。 冷たく事務的に催促してある日呆気なく止まるライフライン。 裕福で鷹揚な大家。ガサツで高圧的なコンビニ店長。 そして揃いも揃って無責任で甲斐性無しでどうにもならん親達。 確かに陳腐じゃない。リアリティーが有る。  だから非常に不愉快だが認めざろ得ない。 またこれだけ重い題材を普通にサラリと撮ってしまっている所に 作り手の非凡なセンスが光っていますね。  最後に死んだ妹の亡骸を飛行場に埋める明のシーンがこの作品の演出らしい演出でしょうか。 また説明がましいのはこの部分のみですが 明が「以前にも福祉事務所を頼ったらみんなバラバラに成って大変だったからもう嫌だ」 と、さりげなく言わせています。  ラストを見れば彼らはたぶん全員が窮して死んでも自ら警察や福祉事務所には助けを求めないのでしょう。 東アジア随一の先進国と言いながら内実は余りにも未熟で悲しいぐらい平和な日本。 しかしこの子達はこれで良いんだ。死んでもそれまでは自由である方が幸せだ。 だがそれなら最初に実際の事件をモチーフになんて言うな! と、一喝して終わりに出来ない所がこの作品の憎い所であります。  逆にそういう反応が有るからこそあえて冒頭のテロップは入れたんでしょう。 入れる事により確かに注目度は大きく成り観る人間も多く成る。 しかし出来上がった作品が愚にも付かない駄作ならこの監督さんの評価は大きく下がりますよ。  つまりそこがこの監督さんの世間に向けて仕掛けた部分であり カンヌをはじめとした多くの海外映画賞受賞に到った経緯でも有る。 そして低劣なマスコミネタで終わるはずだったこの事件をどういう形であれ当時大きく社会問題化させた。 その功績も含めて今回は9点献上します。 
[DVD(邦画)] 9点(2006-07-01 00:37:27)
58.  戦国自衛隊1549 《ネタバレ》 
ともかく話を広げ過ぎて全然収集付かなく成ってるのもお構い無しにテレビ的な流れ作業で撮っちゃった映画ですか? そんな気がしました。  辛うじて見れるのは先発の自衛隊が石油精製所とか作って歴史を変えるウンヌンと言う所までで あとはもう時代考証などお構いなし。最後はアングリと開いた口が塞がらない映画に仕上がってます。  こういう映画作るのは勝手ですがこれが字幕付いて諸外国とかで上映された日には日本映画の本質そのものが笑われそうですよ。 なんかこれのハリウッドバージョンウンヌンと話が進んでる見たいですが止した方が良いです。 世界に恥じ晒すだけです。  なんと言うのでしょうかね。 製作者側に目が無いと言うより巨額な予算掛けて作ったけど酷い出来だった。 しかし元は取る算段で全てが回って行くというか。。。それ以外考えないっていうか。。。 というかこれ角川映画がプロダクションしてるんですよね。  いや~酷い。あらゆる意味で。 それしか言い様が有りません。。。
[地上波(邦画)] 2点(2006-07-01 00:19:49)
59.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 
いま見終りました。素晴らしい作品です。 まず1つ言いたいのはイデオロギーうんぬんと言う前にこの映画は1級のエンターテイメント作品ですね。  主人公は奇異な行動で知られる中学の理科担当の教師で昔は爽気を持って授業をしたが今はまったくやる気が無い。 そんな時に事件が起こる。天皇に会わせろと62式機関銃(たぶん)を引っさげ彼の担当のバスをバスジャックする老人。 それを阻止しようとする頑健でタフで有能な角刈り警官。 彼は否応無しに渦中へ巻き込まれますが反面そのどれもが彼にとっては非日常的で刺激的だった。 よし!俺もやろうと決意する。  原子力発電所に忍び込み核燃料を盗み出し濃縮しやがて銀色に輝くプルトニウム239を精製するのに成功する。 このプルト二ウムを作ってゆく過程が凄いです。。。これでよく映倫通ったもんだと思いました。 それぐらいリアリティーたっぷりです。  兎も角主人公は原爆を完成させ国家を相手に交渉を始めますが 実は自分自身がこの国の戦後体制に冒されて居るのを知る。 この国に不満は有るがじゃあこの国をどう変えたいのか? それは主人公自身にも結局分からない。仕方なく部屋に帰り所無く原爆を抱えて眠る主人公。 この辺りの演出も非常に素晴らしいですね。  いうなれば原爆作成は彼の自己表現であり他者との繋がりを作る道具だったのかも知れません。 その繋がりに選んだのがバスジャックのタフな警官といつも聞いていたラジオ番組のディスクジョッキー。 しかし対立と葛藤の中、最後はそのどちらも死んでしまう。 また彼自身も放射能被爆により先が短い事を知る。。。  しかしまあ、この監督さんは凄いですよ。まったく。 自分が拘りたい所は徹底的に拘りますがその分粗も多い。 後半のカーチェイスやヘリ襲撃場面、ムチャな原爆奪還、「細かい部分はええんじゃ!!」っていう監督さんの声が聞こえて来る様でした(笑) ラストの原爆爆破シーンは同時の映像技術では難しかったのでしょう。これで良かったと思います。 ともあれこの戦後社会を一刀両断した切り口の鋭さをはじめ これだけの内容を1本の映画にみごと収め切った事には驚嘆を禁じ得ません。 このジャンルでは正に日本映画史に残る作品だと思いました。 
[DVD(邦画)] 9点(2006-06-12 13:23:40)
60.  東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 
いま観終りました。いやー面白かったです。 確かに話は出来過ぎですが それは今監督も「百も承知でやってますから」 って言いそうなぐらい出来過ぎてました(笑) だからこれだけ面白かったとも言えますけどね。  基本的な話の筋は3人のホームレスが生まれたばかりの赤ん坊を拾う所から始まる笑いと涙の奇跡の物語ですが  その奇跡を取り除けば社会の底辺で生きる何の変哲も無いはみだし3人組の苦悩や 生きる事に対しての葛藤やそれぞれ過去などが様々な出来事を通して明らかに成って行きます。実際の所、こうゆう有る意味べたなコンセプトをココまで緻密に入念に描かれたアニメーションは今まで無かったのではないかと。そういう意味でも新鮮でしたね。  ストーリーはテンポ良く。小ネタは満載でクスグリ放題。 今氏が5年以上暖めてきたお話だけあって完成度はかなりのモノです。 声優もオカマの梅垣さんはもうキャラそのままですし 髭オヤジの江守さんも見事です。 更に女の子役の岡本綾がこれがまたかなり上手かったと思いました。  ともかく作画のクオリティー。声優陣のバイタリティー。そして脚本の面白さ。 近年の秀作だと思いました。1度見て損は無い作品です。
[DVD(邦画)] 8点(2006-06-08 03:30:57)(良:2票)
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