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チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 552

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41.  ドアーズ
私はこれはこれで良いと思う。O・ストーンのテンポの良い語り口と共に映画全体が妙な一体感につつまれています。V・キルマーはJ・モリソンによく似ていて、一世一代のハマリ役。撮影のルックもたいへん良く、あざとい映像効果を狙っていないあたりも近年のO・ストーンの嫌らしさをあまり感じさせません。賛否両論ではあるものの、M・ライアン演じるパムも私の想像とかなりリンクしていて好印象。しかし「ハートに火をつけて」はJ・モリソンの詞じゃないので要注意。
8点(2002-06-01 21:51:13)
42.  タイタンズを忘れない
まぁ良い映画だと思います。特に技術的な問題も無く、語り口も序盤から終盤まで終始快調。J・ブラッカイマーの汚名も返上とばかりに完成度も高いと思います。D・ワシントンの熱演もさることながら、助演のW・パットンの抑制の効いた存在も凄く良い。しかし人種問題については少し尻つぼみに終わってる気がします。
9点(2002-06-01 21:43:52)
43.  不法侵入
私は警官のレイ・リオッタの善人っぽい面をもっと描いておいた方が良かったと思います。プライベートの描写になると彼がダーティな刑事であることが明確であり、彼がクリーンな刑事だと信じ込む主人公夫婦の認識が私には信じられなかった。特に食事に招待された時の服装からして彼が着込むと、何故かダーティな雰囲気が漂い過ぎている。もちろん彼のサイコな芝居は申し分なく熱演だとは思う。映画としては単純なストーキング映画にR・リオッタとM・ストウの美貌が加わったことによって、見離せない緊張感が加わり、実に引き締まった映像である。
8点(2002-05-29 23:59:14)
44.  ベニスに死す
ルキノ・ビスコンティの大傑作。ビヨルン・アンドレセンの美少年ぶりも必見で、今どうなってるのか気になる。ビスコンティの甘美な演出も随所に冴え渡り、ラストのエンド・クレジットまで濃密な時間が経過する。セリフも最小限に抑え、実に絵画的な演出を多用しているあたりはお見事。でもいくつか私には理解できないプロットがあるのでマイナス1点。
9点(2002-05-26 19:42:25)
45.  15ミニッツ
予告編での致命的なネタバレが無ければ・・・とも考えましたが、あのネタバレが無くても私はこの映画を素直に楽しめなかったと思います。デ・ニーロもE・バーンズも好演ですが、後半の強引なストーリー展開には閉口。クライマックスの仰々しさと、そしてドライなユーモアというパターンには呆れてしまい、素直に楽しめませんでした。マスメディアへの批判というメッセージ性も安直過ぎて、この映画の中ではマスメディアの過熱報道を誇張して描いています。着想点の良さの割には、中身は少し大袈裟です。これはそういうことも全部ひっくるめて皮肉る映画なのかな?
5点(2002-05-26 19:38:14)(良:1票)
46.  
とことんリアリズムを追求し、ポリティカルな題材を敢えて中心的に描き、どんな難しい内容でもしっかりとエンターテイメント性を忘れないコンスタンチン=コスタ・ガブラスの文句なしの代表作。最近じゃ「マッド・シティ」とかハリウッドに渡って映画を撮ってるガブラスですが、私が高く評価しているのは「ミッシング」まで。もちろん、近年の作品も亜流の社会派エンターテイメントと異なり、ヒーローが誰一人たりとも存在しない世界観を基調とし、独特のドキュメンタリー的手法からキャラクター描写をし、それでいてガブラス特有のブラックさは最近には無い。そんなフィーリングが見事に爆発しているのは本作品であり、過去にアカデミー外国語映画賞を受賞した作品の中でも、かなりの上位にランクインしてもおかしくない映画ではなかろうか。1人の反体制派の議員を沈めるために行われる人々の妨害工作。それが挙句の果てには殺人にまで発展し得るという狂ったような構図をクールな視点から描ききった、文句なしの傑作。
10点(2002-05-21 20:11:43)
47.  プルーフ・オブ・ライフ
ご指摘の方が多いように、ジャンル的には「あっち手をつけ、こっち手をつけ」って感じなので中途半端で凄く気になりました。作り手が一番どこを観て欲しいのかよく分からないんですよ。決して題材はつまらないものではなく、人質交渉人というツラい立場の男をR・クロウがスマートに好演してるんですけど、かなり人質となったD・モースに関する描写にも力が入っているので、予想していたものとかなり違った。そこで浮いてるのがM・ライアンの存在。別に彼女に問題があるわけじゃないけど、もっと登場シーンを増やしても良かったと思う。あんまり登場してくることに必然性を見出せない演出で散漫な気がしてならなかった。作品の出来としてはまずまずだとは思うけど、タコの足のようにいろんなジャンルに手をつけても、あまり良いことが無いという好例だと思います。
6点(2002-05-15 00:30:52)
48.  ミシシッピー・バーニング
誠実な映画です。確かに終盤の展開はかなり強引になりますが、それまでにかなりイライラさせられる内容なので、ちょうどいいカンフル剤みたいな感じでした。カメラワークもたいへん良く、最初から最後までリアリズム溢れる演出で全く飽きさせません。A・パーカーがシビアに描ききった傑作であり、色々と良い勉強になる映画だと思います。変にマイノリティに偏ったエンディングにしていないあたりも、き然と現実主義を貫いている姿勢がよく出ていて、こういう映画作りには好感が持てます。
9点(2002-05-13 00:14:48)
49.  ドッグ・ショウ!
あまり評判が良くないようですが、地味に面白かったです。2000年度にアメリカで劇場公開されたコメディー映画のNo.1に輝いたという未確認情報を聞きましたが、実に細かくて、よく練られたシナリオが用意されていて、たたでさえ奇抜な題材を殺すことなく、上手にニセ・ドキュメンタリー劇を成功させておりました。こういうディティールを皮肉る映画ってね私は結構好きなのでハマリましたが、そうでない方には退屈かもしれません。
8点(2002-05-12 00:10:00)
50.  バード(1988)
生粋のジャズ・エイジ、C・イーストウッドが迫るサックス奏者チャーリー・パーカーの陰鬱な部分。思わずハッとさせるような演出を随所に組み込み、実に見応えのあるドラマに仕上がっております。(↓)の方が指摘されてる通り、主演のF・ウィテカーはチャーリー・パーカーに全然似てませんが、それ以前に凄い説得力のある芝居で正しく圧巻です。もちろんC・イーストウッドの映画というだけでも評価できますが、それ以上にF・ウィテカーの熱演が光ります。
9点(2002-05-11 23:59:07)
51.  ブラックホーク・ダウン
正直期待してたものと大きく異なり、少し落胆させられました。上映時間2時間25分、4分の3は市街地を中心にしたリアルな戦闘シーンです。しかし残りの4分の1は無理矢理ドラマ性を出そうとしているように感じてしまい、残念ながらダラダラ、ダラダラした妙な不満が残りました。この辺はブラッカイマーお得意のスタイルである程度、予想済みって感じでしたが、やはり物語の4分の3くらいがブラッカイマー印にしては珍しく硬派な内容なので、ここはリド・スコに最後まで頑張ってもらいたかったです。セミ・ドキュメンタリーも悪くない手法なだけに、無駄なエピソードは必要なかったです。驚くべきほどクールな視点、もう少し頑張れば私の中では「フレンチ・コネクション」並みのクールさを誇ったことだろう。
6点(2002-05-11 23:50:25)
52.  クリムゾン・リバー
説明不足な映画ですね、確かに。そしてジャンル的にもストーリー的にも一向に焦点の定まらない演出もどうにかして欲しかった。申し訳ないけど、V・カッセルのアクション・シーンもこの映画に関して言えば無意味だし不釣合いだと思う。サイコ・スリラーの要素も薄ければ、山岳アクションにしては腰砕け、ドラマ性もあまり無ければ、時折コメディ的演出もある。何ともアンバランスな映画で、それでいて肝心かなめの事件に関する説明が不足していて分かりづらいという困った映画でした。
4点(2002-05-06 11:20:14)(良:1票)
53.  60セカンズ
良くも悪くも今のハリウッドを象徴したかのような映画。映像がやたらとうるさくて、各シーン演出をサボってるとしか思えない。豪華キャストも全然意味が無い。映画全体的にまるでプロモを観させられてるような気分になってしまい、スタイリッシュさもここまでくれば逆に鼻につく。それでも最低限の水準をクリアしてきている映画なので、酷評は出来ない。だから私にとっては困った製作者なのです、ジェリー・プラッカイマーという人は。
5点(2002-05-06 11:10:03)
54.  ビューティフル・マインド
結構よく出来ていて、正直驚きました。ロン・ハワードの成熟した演出力がピンポイントに組み込まれていて、凄く見やすい。シナリオがしっかりしていて、地味に複雑なストーリーを上手に整理していて映画の土台がしっかりこの時点で築かれている。全体的には申し分ない出来で、私はアカデミー賞獲得も納得の一本です。しかし、ラッセル・クロウが賞を獲れなかったのはおかしい。
9点(2002-05-01 23:32:46)
55.  陽だまりのグラウンド
<ネタバレあります>ごめんなさい、正直言いまして私は不愉快な映画でした。昨年、同様の時期に「ペイ・フォワード」なる映画を観ましたが、あれと動揺の不快感がありました。昨年は「パール・ハーバー」などといった不評の映画を差し押さえて、私は昨年のワースト映画に「ペイ・フォワード」を挙げました。何故なら子供たちの扱いが安直過ぎるから。必然性のある扱いなら許容範囲ですが、この映画の描き方も必然性のあるものだと思いませんでした。周囲からススリ泣きの声が聞こえる中、私は不愉快な思いがしてたまらなかったです。勿論、感動なさる方がたくさんいらっしゃることを踏まえています。一方では私はこの映画、今は不愉快な映画なのです。
4点(2002-04-30 17:50:14)
56.  アート・オブ・ウォー
アクション・シーンの一つ一つにキレはあるけど、全体的にはメッキリ冴えない印象が強く残る映画。中身自体はB級で、そのB級さを一生懸命W・スナイプスのマーシャルアーツで隠そうとしている感じ。それから「マトリックス」の銃撃戦版を登場させて視覚的に派手にさせたぐらいかな。本当にインパクトが弱かったですね、この映画は。
5点(2002-04-28 01:17:17)
57.  ギター弾きの恋
フェリーニの『道』を連想させようが、何だろうが、良いものは素直に良いといった感じがしましたね。W・アレンの繊細な演出のおかげで小じんまりとよくまとまっている(誉め言葉です)。天才的なギター弾きも恋を知ってしまうと、ただの男。出会うはずの無かった一人の女性を真剣に愛していることに気づいた時の主人公のさり気ない仕草などは胸にジンワリと暖かくなった。また「食べる」という行為がいかに人間を喜ばせるかということも上手く演出している。サマンサ・モートンがケーキを食べるのがどれだけ可愛いことか。とにかく素敵な映画だと思います。こういう映画なら何回観たって良い。
9点(2002-04-19 00:25:08)(良:1票)
58.  サンキュー、ボーイズ
凄く丁寧で優しい映画でしたが、少しばかり物語の焦点が定まっていない印象を受けたのも事実。ドラッグ問題に手をつけたせいか、物語の中盤は少し失速してしまい“テンコ盛り状態”。そしてラストも少し物足りなさを感じます。しかし、前半の展開がなかなか良くて、映画の説明としては鮮やかで悪くないと思う。物語全編通して、D・バリモアも熱演で素晴らしい。物足りなさを感じたと言っても、ナンダカンダ言ってラストに丁度いい余韻が残ったのも事実。なかなか好きな映画です。
9点(2002-04-17 23:00:21)
59.  恐怖の報酬(1977)
W・フリードキンの実力がいかんなく発揮された作品。W・フリードキンは続編をやらない主義でもあるのかという程、続編&リメークというのはやらないディレクターですが、数少ないリメーク作。90年代に入ってから「十二人の怒れる男」のリメークもやりましたね。実はW・フリードキン、リメークも凄く巧い。何気に「十二人の怒れる男」のリメークもTV用だったらしいのですが、なかなか面白かった。で、この「恐怖の報酬」もオリジナルに負けじと劣らず面白い。緊張感あるスリルとサスペンス、特に崩壊寸前の桟橋のシーンはオリジナルの転回所のシーンの迫力をも超えた感すら。ですが残念ながらドラマ性ではオリジナルにかなわない。
8点(2002-04-14 01:24:37)
60.  ホワット・ライズ・ビニース
あながち嫌いではないサスペンス・ホラー。終始緊張感のある演出でメリハリのある映画になっている。M・ファイファーの美しさも満喫できる何ともお得な映画。しかしいちいち音で驚かそうとする恐怖演出には残念ながら感心できない。もっとキチッと考えて心理的恐怖を演出してもらいたい。しかし、題材、劇中に流れる緊張感はたいへん良いと思う。
7点(2002-04-13 16:05:17)
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