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コバ香具師さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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41.  テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる
見ましたよ、テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる。このテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるはやたら長いタイトルが各所で話題になっていて、いつかレンタルしてみたいと思っていた作品です。いざテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるを見てみましたが、奇抜なのはそのテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるというタイトルだけじゃなく、内容も突飛でした。テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるはまさにそのテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるというタイトルが示す通りのストーリーなんですが、ただテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるだけではなくて、演出も撮影方法も何から何まで奇抜でした。ところでこのテハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいるですが…そろそろウザくなってきたのでやめます。
4点(2004-07-14 14:36:08)(笑:15票)
42.  愛しのローズマリー
うわあああ、なんてイヤらしい映画だ!太ってる人の感情を逆撫でしまくってます。人間としての尊厳を失わせるような発言の連発です。しかし、それでいて映画としては表面上「人間は外見じゃないよ!心だよ!」と大声で謳っております。これじゃ文句の付けようもないですよ。これ見て怒ったフトシさんが「おい!おめーらデブを何だと思ってるんだ。人間は外見じゃねぇ、中身だ!」と訴えたとしても、「うん、だからそう言ってんじゃん」の一言で済まされてしまいますね。ひどい話だ。でも別にいいんですよ、そんなこと。だって俺関係ないし。対岸の火事を見るような気持ちで、認識のズレによるチグハグな会話を大いに楽しんでました。映画からのメッセージは全く心に響かないけど、そこはそれ。こういうベタなコメディ大好きです。最後に一つ、本当のローズマリーが結構可愛いと思ったの俺だけじゃないよな?な?
7点(2004-07-13 07:08:59)(笑:6票)
43.  es[エス](2001)
久しぶりに時間を忘れて見入ってしまった、そんな映画。それほどに怖い。責任の所在を自分の外に押し出されるだけで、どんどん理性を失っていく「看守さん」の姿に戦慄を覚えた。いやしかし、ちょっと待ってくれよ。いくら理性を失うようなシチュエーションに誘導されていたからといって、あそこまで露骨に人間変わるか?人間の理性ってそんなに脆いのだろうか?そんな疑問を一緒に鑑賞した友人に投げかけた。すると、興味深い返答を得た。「逆に理性が強い人間ほど、ルールに則ろうとする。この場合のルールとは、徹底して『看守さん』を演じること。だから、豹変した彼は理性的な人間だった」。なるほど一理ある。そこで、疑問の内容を「人間のモラルってそんなに脆いのだろうか?」と言い換えてみると……あー、やっぱ脆いかも知れないね。我々の元に毎日飛び込んでくる異常な犯罪ニュースを聞いていると、そんな気がしてくる。「異常」って言葉を使ったけど、そんな異常な犯罪者は、犯罪を犯すまでは善良な一市民だったケースも多かろう。明日は我が身、何かしらのきっかけで自分のモラルが崩壊する可能性を危惧することは、決して杞憂ではないんじゃないだろうか?「ついカッとなってやった」「ムシャクシャしてやった」「まさか死ぬとは思わなかった」「今は反省している」…そんなありふれた容疑者のコメントが、自分の口から出る日が絶対に来ないと誰が言えるだろう。人間としての人間、動物としての人間。その境界線の位置づけについて深く考えさせられる作品でした。いつか俺が逮捕されたら、このレビューのことを思い出して、笑うなり身震いするなりしてみて下さい。
8点(2004-06-22 03:44:02)(良:8票)
44.  地獄甲子園
はぅあ!とんでもねぇ映画を見ちまったぜ!元々俺は原作のファンでした。高校の時に友達が買って来たものを読ませてもらったんですが、あまりのバカバカしさに大爆笑。実は初めての漫☆画太郎作品で、「世の中にはこんなに突き抜けた漫画家がいるのかっ」としばし興奮していた覚えがあります。その地獄甲子園が実写化されると聞いたときは、一体あの摩訶不思議ワールドをどうやって実写に?と心配をしましたよ。当時はちょうど少林サッカーが大ヒット御礼中の時期だったので、「このブームにあやかった原作の名を借りただけのトンデモ野球映画にするんだろうな」というのが俺の見解でした。しかし、いざ蓋を開けてビックリ。なんと、原作をそのまま映画にしてやがる!何がそのままかって、言葉通り「そのまま」なんですよ!「はぅあ」のような、普通絶対に使わないけど漫画の中ではよく使われるセリフ。「ま、まさか」のような、焦っていることを表現するためのドモリ言葉。漫画符号という漫画符号がそのまま実写になってるんですよ。こういう映像ってありそうでなかった。ニッポンの近代漫画文化が何十年の歴史を誇っているのかは知らないが、その中で培われた表現手法を実写に適用させると一体どんなことになってしまうのかを真摯に試した、意欲的な実験作と言うことができるでしょう。  ……んなワケねーだろ!!!
5点(2004-06-20 10:56:38)(笑:2票)
45.  ショーシャンクの空に
「ビデオにとった『ショーシャンクの空に』見てからは もっともっと確信に近いな 暗闇で振り回す両手もやがて上昇気流を生むんだ」 Mr.children/"one two three"より
10点(2004-06-20 08:02:08)(良:1票)
46.  スクール・オブ・ロック
全国の音楽教師の皆さん。授業で「サウンド・オブ・ミュージック」や「アマデウス」を生徒に見せるのもいいですが、この「スクール・オブ・ロック」を見せた方が子供達にいろんなものを与えることが出来ると思いますよ!オーソドックスなストーリーながら、全てにおいて完璧と絶賛したい映画。今期ナンバー1の面白さです。ジャック・ブラックの暴れっぷりももちろん評価しますが、子供達もそれぞれのキャラクターがしっかり立っていて魅力的に描かれていた。というより、サマーたんが可愛過ぎて悶絶しそうになった。
10点(2004-06-20 07:21:01)(笑:1票)
47.  ゲーム(1997)
これねー、大好きな映画の一つなんだよね。二転三転するストーリー!ラストはあっと驚くどんでん返し!なんてキャッチで宣伝されそうだけど、多くの人間にとってこのストーリーは「やり過ぎ」以外の何者でもない。この映画が好きじゃないって人の気持ちもよくわかるんだわ。あんまり露骨に展開をあっちこっち揺さぶると観客は冷めてしまうんでしょうね。 しかし、しかしですよ。俺はこの映画をまだガキの頃に見れたんだ。それこそミステリーなんて一冊も読んだこと無い、こなした映画本数もほんの僅か。雪のようにマッサラな、真に素直(≒バカ正直)な姿勢でこの映画に臨めたんだ。そりゃもう大興奮よ。「え、え、え、この先どうなっちゃうの?」「うわあああもうワケわかんねーよ!」「なんと、こんなラストだったのかぁあああ!」「こんな型破りな映画は初めてだ!感動した!」…今思い返せば、とても可愛いもんです。でもきっと他の誰よりもこの映画を楽しんだという自信がある。もし「映画年齢」というものがあるのなら、その年齢がごく若い内に「ゲーム」へ参加することができて本当に良かった。
9点(2004-06-19 07:52:14)(良:2票)
48.  フロム・ダスク・ティル・ドーン
また一つ、愛すべきクソ映画が増えてしまった!突然のジャンル崩壊を突きつけられた観客はしばし呆然とするばかり。前半は一体何だったんでしょうか。むしろ後半は一体何だったんでしょうか。それぞれを別の映画として考えたとき、前半の逃亡劇はクソなワケですが、後半の吸血鬼ホラーもやっぱりクソなワケです。しかし、この二つのクソを確信犯的(誤用)に繋ぎ合わせるというクソなアイデアを持ち出してくるところがスゴいんですよね。要するに「クソとクソをクソという接着剤で結合させたら、なんとカレー味のクソができました」という実にファンタジックな作品であると形容することができましょう。カレー味のクソは所詮クソであることに違いないんですが、それでも俺はそんなクソをいつまでも愛せるようなクソ人間でありたいと切に願うのです。It's fuckin' GGGRRREEEAAATTT!!!
6点(2004-06-19 07:22:37)(笑:3票)
49.  ニュー・シネマ・パラダイス
シ♭~~レミ♭シ♭ラソラレファ~ミ♭ミ♭~レ~~~♪♪  今もサントラで「愛のテーマ」を聞きながらこのレビューを書いてます。この曲を聞いているだけで、脳裏に甦る名シーンの数々…あぁ畜生、また涙ぐんできやがった…。この映画はどれだけ俺の涙腺を破壊すれば気が済むんだよ?そう思って今まで生きて来たのだが、このサイトを見る限り、同じ被害に合った人間は俺一人だけじゃないらしい。世界唯一の被爆国の国民としては、この兵器のような映画の存在に脅威を覚えずにはいられない。 これだけ多くの人々がニュー・シネマ・パラダイスへの熱い想いを語っている。今さら内容について俺が語るべきことは何もねぇ。これからも永久に破壊活動をし続けてくれることをひたすらに願う、ただそれだけぞなもし!
10点(2004-06-19 07:11:59)(良:1票)
50.  クール・ランニング
ボブスレーを題材にしたスポ根ものである以上は、その独特の素材をいかした演出が見たいワケよね。例えば、ボブスレーで勝つためにはどうすればいいか?このコースを制覇するには、どういった視点からコースを研究して作戦を立てていくか?みたいなさ。ところがだ、この映画は走り込みをしたり懸垂やってる「修行」のシーンを見せられるだけで、いつの間にかボブスレーのタイムが縮んでいく。お前らいつの間にそんなに上達しとるねん!ってことで「ボブスレー」である意味が、「ジャマイカ人がボブスレーに出場する!なんてこったいOH,SHIT!!」というストーリーのとっかかりになる部分でしか働いてないのが凄く勿体無く感じちゃったりしました。もう一点、ライバルチームっぽい他国の選手が登場するんですけど、彼らが滑走してるシーンは一度も無し。他チームとの駆け引きが全く無く、主人公達が上手く滑れたかどうかにしか焦点が当てられていないんです。これってスポ根映画として見たときに興奮させる要素が丸ごと抜け落ちてない?コンセプトが面白いだけに非常に勿体無い映画だよなぁと思わざるを得ないのです。 とか何とか言いつつ、こういうストレートでわかりやすい映画は大好きだし、ラストのソリを持ってゴールに歩いていくシーンではグッと来るものもありました。スポ根ものとして見ずに、よくまとまったコメディ&ヒューマンドラマとして観賞すればいいんジャマイカな。 って、これが言いたかっただけかよ!
6点(2004-06-19 06:26:23)(笑:3票)
51.  カラー・オブ・ハート
「この映画はとても教訓的な映画で、考えさせられることも多いんだが…実に危険な意味を孕んでいると思うんだよな。この映画はちょっとした矛盾を抱えてしまっている。この映画の主張を簡単に言うと、「自分の殻に閉じこもらずどんどん新しいことをしろ!頑固になるな!柔軟な人間であれ!」ってことじゃん。んで、カラー人達はそういった主張を、頑固で分からず屋のモノクロ人に対して押し付けるのね。あれー、ちょっと待てよ。この構図はおかしくないか?だって「頑固になるな!」という主張を頑固に掲げているんだぜ?矛盾してるよなぁ?大体さぁ、なに勝手に人の家に土足で入り込んで部屋を荒らしまわった挙句に、言いたい放題やってるワケ?「郷に入らば郷に従え」が示すように、モノクロの世界にはモノクロのルールがあるんだよ。市長をはじめとするオジサン達はその世界を守ろうとしただけなのに、何であんな目に会わなけりゃいけないんだろう。彼らが可哀想過ぎる」 という意見ももっともだと思うし、俺みたいにこの映画が大好きな人間もいる。それでいいじゃないか。本当の「柔軟さ」っていうのは、自分の意見を持ちつつ、相手の意見も認めることだと思う。だからね、もうそんな小難しいことは考えずに、この映画をモノクロテレビで見たらどうなるかを想像して遊んでりゃいいんです。
10点(2004-06-16 05:03:09)(笑:3票)
52.  セブン
大食(いつも何か食ってる)、強欲(金遣いが荒いくせにケチ)、怠惰(明日できることは明日やる)、肉欲(暇さえあればエロビ)、高慢(能力ないくせにプライドだけは高い)、憤怒(すぐにムッと来る)、嫉妬(自分よりデキる人間をすぐ妬む)……全部俺に当てはまってるじゃねーか!!これから月のない夜に外を歩くときは背中に気をつけることにします。 ブラピの「撃つべきか、撃たざるべきか」の葛藤に苛まされる表情、モーガン・フリーマンの箱を開けた瞬間の驚愕の表情、そしてフィンチャー監督の作り出した緊迫した空気。この作品のラストシーンは後味の悪さと共に、あまりの戦慄から鳥肌が立つ。
8点(2004-06-13 09:08:33)(笑:2票) (良:1票)
53.  8 Mile 《ネタバレ》 
皆さんは「美味しんぼの法則」と呼ばれる法則をご存知ですか?物語の中で二人の対決が同時進行でない場合、必ず後攻が勝利するという法則です。これはもう仕方ないんですよ。話の流れとして、先攻に上回る技術を後攻が披露するからこそ作品が盛り上がるワケです。「8Mile」という作品はこの法則を見事に打ち破った偉大な作品です。ラストバトルでエミネムが先攻になっちゃった!どうするの?負けちゃうの?とハラハラして見ていたら、無言で立ち去る敵役。なるほどこう来たか!こいつぁやってくれる! まぁ、そんなことはどうでもいいんですけどね。この作品から得たもの一つ目「こんな世界があることを俺に教えてくれた」。ラップで対決するためのコミュニティがあるなんて知らなかった。とても興味深い。昔ビートたけしの番組で、口喧嘩選手権みたいなのを毎週やってたことを思い出しちゃった。覚えてる人います?この作品から得たもの二つ目「高い言葉の壁を感じた」。ラップ対決は面白かったんだけど、それはリズムの取り方や小気味の良い滑舌、彼らの発する迫力を楽しんだだけ。本当の意味で、どちらがより良い「言葉」を放っていたのか?それは日本人である俺には理解不能。本当は字幕で表現されている以外にも様々な韻が踏んであったんだろうな。そう考えると俺は明らかにネイティブの人達よりこの映画を楽しめていない。なんか悲しー。
6点(2004-06-13 08:36:10)(笑:1票) (良:3票)
54.  ガントレット 《ネタバレ》 
この映画は「バカ映画」であると同時に「馬鹿映画」であるというなんとも稀有な存在ですよ!「バカ」はユニークであることを示す誉め言葉で、「馬鹿」は知的レベルが低いことを示す貶し言葉である…というのは俺のかなり勝手な解釈なワケですが、まぁそういう定義でヨロシク。 だって本当に馬鹿なんだもん!アンタ、一回目と同じ方法で助けを求めたらまた罠にかけられるに決まっておろうが!そしてそれを見抜いて得意気な顔をしてヒロインが一言「私は大学を出てるのよ」。おめー、んな当たり前のことを指摘したくらいで大学出てることを強調せんでも!そして上司の悪役は最後に逆ギレして「殺せ!あいつらを殺せ!」→銃乱射。…ってアンタ、んなこと叫ばんと黙っとけばどうとでもなるやん!いやはや、どうもプロットに無理があり過ぎるような気がしないでもないですが、まぁいいんです。この作品は「銃撃で家をブッ壊してみたかった」「銃撃でパトカーをブッ壊してみたかった」「銃撃でバスをブッ壊してみたかった」というイーストウッドのアツい想いをそのまま映画にしただけのようなもんなのでしょう。そういったムチャクチャな部分を「バカ映画」としてワタシは高く評価したいと思います。こういう古き良き時代のアクションものもたまにはイイですね。
6点(2004-06-13 04:55:51)(笑:1票)
55.  リリイ・シュシュのすべて
(ザワザワ…)くっ、散々言われまくっている…!そう、たしかにこの映画は多くの人にとって低評価…!後味の悪さだけが残る岩井のオナニー映画…っ!が、しかし…!あの点数グラフの異様な形…!!!0点から…10点まで…満遍なく分散…!明らかな異形…!これだけでもう…この映画がいかに「特殊な」映画であるかがうかがい知れる…!そう…この映画は言ってみればインド旅行のようなもの…っ!!その世界に訪れた者は「好き派」と「嫌い派」にハッキリと分別される…!そしてこの俺は…「好き派」…紛れも無く「好き派」…!この映画の面白さを多くの人に伝えたい…っ!だが、それは到底かなわぬこと…!「嫌い派」の人間は…この映画をとことん拒絶し…否定する…!分かり合えぬ…!だから俺ができることは…カイジ風に…この映画が好きであることを叫ぶだけ…っ!!!(ザワザワ…) 
9点(2004-06-08 10:14:32)(笑:4票)
56.  キル・ビル Vol.1(日本版)
馬鹿映画だ荒唐無稽映画だと、口々に賛辞とも酷評ともつかぬ意見が飛び交う本作品。しかしその表層的なイメージにとらわれては何も生まれない。タランティーノ監督はこの不可思議な映画を通して、一体何を訴えようとしたのだろうか。俺はひとえに「一つの意志を貫き続ける精神」がテーマだったのではないか、と考えてやまないのだ。主人公・通称ブライドは男に復讐を挑むために、長い道のりを歩むことを決意する。その節々において、彼女は感情の機微を晒け出し葛藤するようなシーンが皆無であることに注目したい。一つの意志を貫く決意はかくも人間を強くし、大いなる行動結果を生み出すのに繋がるのだ。それをしっかりと心に踏まえつつ、俺はこの映画にこう叫ぶのだ。「四年間同じ着メロかよ!!!」
9点(2004-06-01 15:23:34)(笑:3票)
57.  オーロラの彼方へ
SF、ヒューマンドラマ、サスペンスと様々な要素が盛り込まれていてお得な映画ですよ~なんて誉め方もできるんだけど、んなことどうでもよくなるくらい素晴らしい脚本です。30年前に事故死した父親と無線が繋がって会話をするなんて、何とも夢があるじゃないですか。この映画を観て思ったんだ。もし俺も無線機が過去に繋がって、もう一度父親と話せたら…って。一体何から話せばいいんだろう。俺や母親が元気でやってることも伝えたいし、映画の中みたいに野球ネタも聞かせてあげたいな。阪神が優勝したんだぞーって。でも一番伝えたいのは、勝手に父親が死んだことにしてレビューのネタにするような人間へ息子を育てるなってことですね。
9点(2004-06-01 15:21:53)(笑:6票)
58.  ドリームキャッチャー
超能力が絡んだオカルティックなサスペンス・ホラーかな?と思って観てると、ウィルスの蔓延による隔離が始まります。アウトブレイクみたいなお話になるんでしょうか。と思ってみてると、変な化け物が登場します。そうか、これはモンスター・パニックものだったんだ。と思っていると、今度はUFOとか宇宙人とかが登場します。いろんな要素がテンコ盛りでお腹いっぱいだよ俺。食い合わせが物凄くて腹を下したけどな。 支離滅裂なのは何も設定に限った話じゃないよ。ストーリーの中でも「結局記憶倉庫の中身は何だったの?」とか「超能力は道案内に使っただけかよ!」とか「感染者が治るとか治らないとかの謎は放置かよ!」とか、笑いながらツッコんでしまいました。もう枝葉が好き勝手に伸びまくった全然手入れのされてない盆栽みたいな映画ですね。こんなムチャクチャな映画はなかなかないのでとても、もといちょっと、もといそこはかとなく面白かったデス。
5点(2004-06-01 14:04:50)(笑:1票) (良:1票)
59.  デスペラード
なんだか見てるだけ喉が渇いてきそうな熱気ムンムン砂ぼこりアクションムービー!見所は当然、ギターケースを持った三人組が派手に暴れるあのシーンだね。アイツら頭おかしいよ。バンデラスがギターケースに銃器類を入れてたから、他の二人も同じようにギターケースから武器をモリモリ出しまくるんだろうな~と見てたら、弾丸をモリモリ出しおった。もう片方はミサイルをモリモリ出しおった。敵ヤクザ、不意打ちでコナゴナ。俺、不意打ちで(精神的に)コナゴナ。しかも敵の反撃を全然避けない。どんなに打ち返されても構わず仁王立ち。そしてあっけなく死亡。「無敵の男たち」と鳴り物入りで登場したくせに数分活躍しただけって。しかも友人の死を悼む様子を全く見せずに戦線復帰のバンデラス。お前らどっかズレてるよ!!!罰としてお前らはあのきっっったねぇ便器に24時間監禁の刑とす。あーおもろかった。
7点(2004-05-10 10:42:31)(笑:2票) (良:1票)
60.  カラスの飼育 《ネタバレ》 
スペインの映画って初めて見たかも知れないな。映画自体は淡々としてて起伏に富んでません、ので、言ってみれば退屈です。それでも場面場面でハッとさせられて、見所は結構ある。主人公の女の子がまたえげつないんだな。大人に向かって、危険なものとわかってて銃口(弾丸装填済み)を向けたり、平気で毒を盛ったり、かなりキてます。まぁ彼女が殺したくなるのも分かるくらい登場する大人達が基本的にイヤなヤツなんですが、唯一アルツハイマーの祖母だけは素敵なお方です。顔を縦に振るか、横に振るかでしか感情を表現しません。いいキャラだ。少女「おばあちゃん、もう死にたいのね」祖母「(うん)」少女「じゃぁ私が殺してあげるわ」祖母「(いや)」少女「なんで?さっき死にたいって言ったじゃない」祖母「(いや)」…おめーらどういう家族だ。ってワケで、大人の世界に絶望している少女の暗い心の内面が描かれたシュールな作品です。危険な天然不思議美少女を鑑賞したいロリコン野郎は必見だ!
4点(2004-05-10 10:22:28)(笑:1票)
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