41. 天上の剣 The Legend of ZU
基となった原作がかなりの長編なので、それを無理矢理一本の映画に収めたらしい。だから原作に馴染みが無い人がいくらストーリーを追っても、完全に理解できるはずも無いわけなので、初めからアクションのみに目を向けるスタンスで鑑賞した。でも、生身のアクションなどは殆ど無くてね…チッカチカのCGを使いまくった装飾アクションばかりでキツかった。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-04-24 22:27:43) |
42. 新・ドラゴン危機一発
《ネタバレ》 最も好きなクンフーアクターの一人であるドニー・イェンの顔を「キモい」と感じてしまった、罪深き一作。「どうだい、俺って格好イイだろう?」な独りよがりなカメラワークとスローモーションの多様がやたらハナについてしょうがなかった。作品自体もブルース・リーのヒット作の題名を持ってきて「へっ、何が危機一発なんだ。」とこき下ろしたくなるようなしょぼさ。アクションもカメラワークと演出で台無し。そして「あ~、やっぱり」なヒロインの死。『セブンソード』のキム・ソヨン。『ドラゴン危機一発'97』のカルメン・リー。そして本作のアテナ・チュウ。ドニーが劇中で接吻した女性ってことごとく死んでいるのは何故なんでしょうか? 以前来日した際、インタビューで「恋愛映画をやってみたい。綺麗な女優とキスするのが仕事じゃ、アクションしているより楽だよ。」言っていたけど、それは危険極まりない要求だと思った。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-04-24 22:25:55) |
43. DOOM ドゥーム
《ネタバレ》 こりゃゲームらしさが完全にマイナス方向に作用してしまってるなぁ。アンジェイ・バートコウィアクっていったっけ?ヒップホップ・カンフー三部作(『ロミオ・マスト・ダイ』とかね)見たときも思ったんだけどこの監督、「ここぞ!」という時に盛り上げたり、物語の流れに緩急をつけたりする演出力がイマイチ足りないんだよね。クリーチャーが画面にその姿を露にするまで引っ張るだけ引っ張って、ようやくクリーチャーが画面に姿を現したと思いきや、RRTSのメンバーは大した攻防も出来ずにバッタバタやられてくばかり。おそらく原作ゲームを大いに意識したであろう一人称シューティングの映像手法は斬新だけど、映画のスパイスに成り得ているかと言うと微妙。第一、ゲーム知らない映画ファンにとっちゃ「何事?」と思うだけでしょ。原作ゲームをプレイした方にした分からないネタもふんだんにあったんだろうけどね。ところでクライマックスの格闘シーンでリーパーも軽々と鉄筋を曲げていたような気がしたけど、結局彼もクリーチャー化してしまったのかな? [DVD(字幕)] 4点(2013-04-24 22:23:44) |
44. サンダーアーム/龍兄虎弟
命懸けで取った映画がコレかい。冒頭から原住民を相手にしての大立ち回り。続いて“神の秘宝”なる宝とそれにまつわる逸話が語られまして、「ああ、これから“神の秘宝”を巡る大冒険が展開されるんだな」と期待は高まるけど、そんなことは全くせずにアラン・タム演じる相棒とヨーロッパ国内の街中で悪漢どもと乱闘しているだけだった。もちろん香港人であるジャッキーからすれば立派な“大冒険”だろうけど、この趣向はすでに『スパルタンX』で実行済みなため新鮮味は薄い。ローラ・フォルネルも出演しているためか『スパルタンX』をスケールダウンさせた印象すらあってしょうがなかった。ジャッキー、アラン、ローラの三角関係も煩いだけのものでしなかったし、今回は割りと控えめなアクションシーンにしても迫力が微塵にも感じられず興醒め。結局のところNGシーンしか印象に残らなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2013-04-24 22:20:31)(良:2票) |
45. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地発狂
いきなり『少林寺』から流用したジェット・リーの修行シーンが流れてビビった。 特別出演ってそういうこと?一応ワンチャイシリーズという扱いだけど、明らかにブームに便乗した…というかパクリ。十三姨がバリバリの西洋かぶれで、カメラで周囲を混乱に陥れたり、デブの弟子・林世榮が大暴れしたり、一作目『天地黎明』との類似点がやたら目に付きます。主役の王群は他に何に出ているのか全く知らんけど、本家の黄飛鴻と比べてもなかなかイイ線いってるし、ストーリーのテンポも悪くは無いので、パクリにしてよく出来ている方。惜しいのは肝心のアクションがどうも単調で、イマイチのノレないことかな。しか、邦題の“天地発狂”ってもうなんでもありだね…。この分だと天地撃沈、天地仰天…果ては天地乱交なんていうエロパロディまで出てきそうな勢いです。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-04-24 22:17:35)(笑:1票) |
46. デッドロック(2002)
刑務所のボクシングチャンピオンと現役ヘビー級チャンピオンのどちらが強いかなんて、見ている内にどうでもよくなってきた。もうそれぐらい惹きつけられない。二人の背景とか心境だとかが決定的に描写不足だもね。だからどうしても二人の対決に到る経緯が強引に感じるし、試合自体が地味なのも問題だけど、感情が迸る描写だとかお互いの猛攻によって次第に崩れていく双方の容姿だとか魅せる努力を怠るのかように殴り合いを淡々と映してるだけってのは…。要するに全編通して格闘モノ・スポ魂モノとしての血が通ってないんだよね。これじゃあ盛り上がるわけない。その辺りきちんと心得ていた作りをしていた続編の方がよっぽど面白いです。 [DVD(字幕)] 3点(2013-04-24 22:09:28) |
47. テキサス群盗団
先ず一言言わせてもらうと群盗団なんて出てきません。音楽などに仄かにマカロニティストが漂うけど、基本的には西部劇のお約束事がほどほどに盛り込まれた正統派な作り。とはいえ、両方のいいとこ取りとはいかなかった模様。大体犯人は分かっているのだからさっさと落とし前つければいいのに、主人公ときたら容疑者の周辺を思わせぶりな面構えでうろちょろするだけで展開は遅いし、その癖本筋にはほぼ絡まない話の羅列でダレどころばかりが目立ってしまって、いまひとつのめり込めなかった。西部劇の雰囲気は堪能できるんだけどね…それだけで押している感じなので見ていて少しキツかった。 [DVD(字幕)] 5点(2013-04-24 22:08:29) |
48. 死神の骨をしゃぶれ
西部劇以外のマカロニアクションで初遭遇がコレだったけど、当時は米国製と比べて尽く貧乏くささばかりが目立って落胆モノだった。確かにフランコ・ネロは渋くてカッコいいけど、その周囲を取り巻く空気がやたら貧乏臭くてトロい。かと思えば男性器切ったり、裏切者の胸に鉤爪を叩き込んだりと残酷描写は無駄にエグかったりして、力の入れどころを間違っている気がする。でも考えてみれば、アクションに限らずイタリアのパチモンってどれもそんな感じだし、寧ろ味として受け取るべきなのかも。ま、お世辞にも面白いと思うような代物ではなかったけど、その田舎臭さのような独特の空気感に癖になる人がいるって話には妙に納得いく次第だった。 [DVD(字幕)] 5点(2013-04-24 22:05:58) |
49. 激突!少林拳対忍者
これは凄まじい映画だった。カンフー映画ファンならば泣いて喜ぶ豪華な面子が揃っているというのにここまで面白くないというのも逆に凄い。原作は台湾の人気作家古龍の武侠小説らしいから長い物語を無理やり押し込んじゃったのかな。ストーリーがめちゃくちゃ。アクションもカットが一秒以下の単位で切り替わったり、被写体が著しくフレーム外にはみ出していたりといった歪なカメラワークのおかげで見ていてあまり面白くない。そして最後が「ごめんなさい!まとめられなくなりました~!」とまるで監督自ら懺悔しているようなやり投げエンディング。凹むこと請け合い。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 22:03:12) |
50. 燃えよジャッキー拳
ジャッキー・チェンの主演デビュー作で初々しく、ブサイクなジャッキーが拝める。話は陰惨だけどそこそこにコミカルさがあり、カンフーも間延びしていてあまり面白いとはいえませんが頑張ってる方かな。特にサルを真似て猿拳を敵に喰らわすなどのユニークなアクションシークエンスは後に確立するコミカル路線の原点とも言える。面白いかどうか別としてこれはこれで貴重。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 22:01:22) |
51. バトルクリーク・ブロー
ジャッキー・チェンが『燃えよドラゴン』のスタッフと組んだアクション巨編!!…とこう言うと凄そうだけどロバート・クローズ自体がB級監督なので、結局はB級どまり。敵はデブ、ハゲ、ヒゲのいずれかが必ず特徴になってるようなメタボばっかで案の定緩慢なウスノロばっかだし、そのせいかジャッキーのカンフーもスピード感やキレなし。一番の欠陥点は心の底から「凄い!」と思わされるような危険なスタントシーンがまるで無いこと。ジャッキー・チェンのアクションの醍醐味が全く味わえないのにハリウッド進出じゃあへったくれもないでしょ。失敗したのも頷けるわな。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 21:58:51) |
52. 香港・東京特捜刑事
見ている内にだんだん腹立ってきた。まず主人公二人が魅力に乏しすぎる。特に日本側の主人公フジオカのキャラクターが最悪。自分の上司及びレイチェルに「迷惑はかけない」とか言っていた気がするけど、街中にも拘わらず銃乱射するわ、服毒自殺した振りをして香港警察を惑わすわ、不確定情報に振り回され宝石商をリンチするわ、手錠をかけられているのに単身敵地に乗り込んでピンチに陥るわ…おまけに気に入らないことがあるとすぐ「黙れ!!」と言い放つなど迷惑三昧。土台良識ある警官とは思えない行動と言動を連続する大馬鹿野郎で共感も感情移入も出来ない。挙句の果てに迷惑かけっぱなしのレイチェルたちに対して「おまえらおかしいぞ」に一言。お前が言えたことか。シンシア・カーン演じるレイチェルもなんだか終始締まりの無い面構えの情けない面構えで全然颯爽としてない。ミシェル・ヨーに代わっての主役を張るにはチト荷が思い印象。クライマックスはフジオカがあっさり逝って、レイチェルVS西脇美智子&ディック・ウェイ戦になだれ込むんだけど、シンシアがよわっちく見えるから対決というよりかはもはやサスペンス。”殺人鬼二人に命を狙われるか弱い女”といった具合。またアクションも最悪のカット割と粗雑な編集のおかげで一気に白ける。穴だらけで丁寧に作られた感じは全くないね。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 21:53:53) |
53. SPY_N
《ネタバレ》 まずあのジャッキーでさえもその名を聞けば 恐れおののくというスタンリー・トンの過酷なスタントに、ダブル無しで挑んだ藤原紀香には拍手を送りたい。でもね。なんなんだろうねこの作品全体に漂う表現し難いベターッとした淡白さ。「ポリスストーリー3」のように終始アクションが続く温情無きジェットコースターアクションムービーにすれば見れるつくりになったんだと思うけど、思いのほかアクションは少なめでストーリー中心のつくりだし、主要人物が無駄に死にまくるのも気に入らない。アレックスの殆ど犬死に近い散り様も酷いですが、特に突っ込みを入れたいのは敵役のクーリオの死に方。せっかくダレンとノリカが慈悲で助けたのにそりゃないでしょ。キャストも本格派動ける人で揃えたいのか、一般受けで揃えたいのか中途半端な印象だしね。あまり意気込みが感じられない作品だった。 [DVD(字幕)] 3点(2013-04-24 21:47:53) |
54. ファイト・バック・トゥ・スクール2
一作目の大ヒットに気を良くした制作側がというパターンで作られた完全なる駄作。前作は「潜入捜査もの+学園コメディ」と云う強引なジャンルを、勢いで見せきった佳作だったけど、今回は何の工夫もない中途半端なギャグをダラダラ垂れ流すばかりでクスリとも笑えない。序盤のブラッキー・コーを尋問するシーンで既にダラケてたよ。唯一、クライマックスの銃撃戦は面白かった。シンチーも別人のようなカッコよさ。ミリタリー好きの監督だけあって、このシーンはすごく気合い入れてたんだろうね。ならば、思い切ってシンチー主演のガンアクション映画にした方が良かったかと思うけどさ。 [DVD(字幕)] 3点(2013-04-24 21:44:51) |
55. 豪勇イリア/巨竜と魔王征服
ソ連製ファンタジー映画で。主人公であるイリア・ムロウメツってのがロシアではかなり有名な英雄という予備知識だけで見たけど、見事に粉砕。物語は淡白で、刺激的な冒険映画を求めていたせいかかなり退屈でしょうがなかった。クライマックスには三つ首のドラゴンとの対決という見せ場も用意されてるけど、剣を一振りすればいとも簡単に首がちょん切れるという有様でなんだか拍子抜け。でもこののほほんとした作りはお国柄なのかな。地平線を埋め尽くす勢いの多大なエキストラの数はもの凄かった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 21:40:50) |
56. ジャッキー・チェンの醒拳
ロー・ウェイが偽物使って映画作っちゃったということでファン及びジャッキー本人からは悪評高い本作だけど、それよか次々鬱死にしていく登場人物たちがとにかくショッキングで…。カンフー映画に死人は付きものってことは充分承知してるけど、「主人公二人以外の主要人物全員死亡。」ってのはどう考えてもやりすぎでしょ。盛り上げる上でそんなに殺す必要があったのか疑問だし、ジャッキーの父親は火達磨、惠天賜の父親はゲボッという嫌な音と共に血反吐吐いて死亡。カンフー教えてもらったのが仇となって、眼をカッと見開いて死亡する友人。綺麗どころのヒロインでさえも刃物でズッタズタ切り刻まれて惨殺。イチイチ惨すぎ。それなりに見れたけど、もう一度見ようという気は起きないね。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 21:36:39) |
57. ドラゴン・ファイター
ジャッキーが悪役で出てるけど、大役ではなく麻薬組織の用心棒…ってかただのチンピラ。変なホクロ付けて、なかなか憎たらしい悪役を演じています。ストーリーはタクシー運転手が麻薬組織の悪事の証拠を握る女性をタクシーに乗せたため、組織から狙われるようになってしまうというもの。前作『ファイティング・マスター』に比べると、まだマシだけど、やっぱり全体的に淡白で見せ場に乏しいのは如何ともし難い。『カンフーハッスル』で豚小屋砦の女将を演じているユン・チウの若き日の姿が拝めるんだけど、この頃は美人だったんだね彼女。途中でタクシー運転手たちがポルノ映画や麻薬を手厳しく批判するという意味ありげなシーンがあるんだけど、何のために入れたのかよくわからなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2013-04-24 21:31:34) |
58. ドラゴン・アームズ/危険的刑事
ヌルヌル刑事アクション。ストーリーは破綻、やたらスピードが速いだけで精彩さがまるで欠けたアクションと見るべきところ無し。キャストはそこそこそうそうたる顔ぶれが揃っているのに、主に活躍するのは無名俳優ばかりというのも如何なものだろう。 リュー・チャーフィも出演シーンは酷く少ない…というか主人公が誰だかすら分からなかった。 [ビデオ(字幕)] 2点(2013-04-20 23:55:12) |
59. 霊幻道士6/史上最強のキョンシー登場!!
「観終わったらレビューしよう!」という気持ちさえも削がれる恐るべき作品。音楽を聴くと大人しくなるという設定も生かされているんだか生かされていないんだか。香港では封切当時あまりにも客が入らなくて数日で早々に打ち切られたという逸話を持つ作品だそそうだけど、それも納得のつまらなさ。 [DVD(字幕)] 2点(2013-04-20 23:52:42) |
60. レスリー・チャンの 恋はあせらず
笑えると思って借りたけどまったく持って全く笑えないし、ストーリーもダルい。唯一笑ったのは“破れコンドーム・チャン”ぐらいで出演者のファンならばどうぞという感じ。 [ビデオ(字幕)] 2点(2013-04-20 23:46:36) |