41. ビハインド・ザ・サン
《ネタバレ》 不毛な報復を繰り返す2つの家族。笑い声もなく灼熱の下で延々砂糖を作る日常。そして鞭で打たれながら機械を廻すために同じところを延々回り続ける牛の姿。 「人生なんて同じ所をぐるぐる回ってるだけなんだぜ」っていう閉塞感が半端じゃないです。 最後まで重苦しい話だったけどだからこそなのかな、映像の美しさが際立ってました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-14 19:33:43) |
42. CUBE
《ネタバレ》 何が面白いってわけではないけど、何の説明もなく始まり、何の説明もなく終わるところがたまらなく好き。 [DVD(邦画)] 6点(2010-05-30 13:38:43) |
43. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 前半のクイズ番組とリンクしながらジャマールの半生が明るみになっていくところは非常に面白かったんですが、後半は薄っぺらな恋愛映画という印象です。ご都合主義は嫌いではないけど、最後の「運命だった」には違和感を感じました。わざわざ言わなくてもいいんじゃないかと思います。 エンドクレジットのダンスは図らずも感動しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-05 22:05:47) |
44. ククーシュカ ラップランドの妖精
言葉が噛み合ってないのに、動物的感情で上手く成り立つ人間関係が面白かったです。さすがエロは世界の共通言語。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-25 18:42:04)(笑:1票) |
45. ゾンビーノ
タイトルからして、これなら軽いノリで観れそうだと思い観てみたら、まさに期待通りでした。カラフルな町の中にゾンビが違和感なく溶け込んでるのが面白かったです。でも飼ってるゾンビの数がステータスといっても、トロくて仕事の効率悪そうだし、首輪の管理とか面倒そうだから自分だったら持ちたくないなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-09 16:32:24) |
46. ノーバディーズ・フール
雪景色の美しさも相まって、華やかでない日常が絵になるというお手本のような映画。良い部分も悪い部分もひっくるめて、人間同士の繋がりが深い。こういうのが人情あふれる田舎町なんだなぁとしみじみしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-01 19:17:36) |
47. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 風景は広大で美しいのに、人種差別とか貧困とかでなんか息苦しい空気。そんな中でも力強く生きる姿が良いですね。KKK登場で嫌な気分になったところでのあのラストシーンにはグッと来ました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-03-19 00:21:19) |
48. ファーゴ
距離を置いた立場から、登場人物たちを皮肉を効かせて滑稽に描いた作風。この辺が合うか合わないかで、かなり印象が変わりそうですね。自分には、ちょっといまいちだったかな。 でもジェリーが書類をバンバン叩きつけて怒るシーンはかなり好きです。動きがやたら上手いし、直後にチラッと外を見るところがまた良い。彼の小心ぶりと見栄っ張りな性格が出てて面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-28 10:27:10) |
49. サーカス(1928)
《ネタバレ》 ライオンの檻のシーンと警察官との追いかけっこが面白かったです。たくさん笑いました。 切ないラストも印象的。サーカス団が去った跡地の空虚さが、ただただ寂しいです。 それでも、あてがなくても何処かへ向かって歩いていくところがチャップリン映画だなぁと思いました。カラ元気のようなコミカルな歩き方が、また良いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-26 00:12:12) |
50. cherry pie チェリーパイ
チェリーパイが美味しそうで、キヨハラが可愛くて、話の内容はすぐ忘れてしまいそうだけど絵や雰囲気は記憶に残る。そんな映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-02-22 18:33:20) |
51. モンスター(2003)
《ネタバレ》 モンスターというタイトルから残虐・無慈悲な連続殺人犯を想像してたら、随分違いました。 この“モンスター”という単語はリーだけでなく、セルビーのことも、社会全体のことも指してるような気がします。社会的弱者として蔑まれながら生きてきて、抜け出そうとしても、救いの手も無ければ好意の眼差しも無い。小さいことの積み重ねでちょっとずつ歪んでいってしまった結果が、連続殺人犯リーを生み出してしまった。 もちろん、どんなに好意的に見てもリーが自分で言うように「良い人間」とは思えないし、そういう立場の人間が皆犯罪を犯すわけではありません。でも決して彼女が特別な人間だとも思えませんでした。それがなんとも悲しくて、観ていてつらかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-09 20:32:27)(良:1票) |
52. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 病原菌を撒き散らしたテロリストがいい者に思えるくらい、国家権力側に腹が立ちました。生存者たちは全部マスコミにぶちまけちゃえ!と。それからあの女の子にもイライラ。頼むから大人しくしててくれと。まぁそれくらい緊迫した気持ちで観れたって証拠だろうと思います。 余韻の残るラストも好きです。 列車から降りるときにローレンとハリスが見つめ合ってる場面では「さっさと降りろ」と後ろから突き飛ばしたくなりましたが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-06 16:58:29) |
53. 四次元への招待<TVM>
《ネタバレ》 怖さでいえば二話目の「アイズ」が一番怖かったです。 あの悔やんでも悔やみきれない内容はまさにホラー。 因果応報ではあるけれど、同情すらしてしまいます。 これ、とても観やすい映画だと思ったらテレビ番組だったんですね。 それにしては三編とも完成度は高く、非常に満足できる内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-05 22:40:09) |
54. ウォーリー
《ネタバレ》 なんといってもロボットたちの可愛さに尽きます。 ウォーリーの健気でいじらしい様子といい、イブのツンデレぶりといい、たまらなく愛おしい。仕草や表情だけでここまで表現できる映像には感心しっぱなしでした。あの“G”ですら可愛いく思えるんだから凄いです。製作者のキャラクターに対する愛情を感じました。 あえてケチを付けるなら、ウォーリーが地球でずっとひとりぼっちだったという孤独感がイマイチ伝わってこなかった点。映画を観た後、ふと自分がロボットになってあの荒廃した地球に一人いたらと考えてみたときゾッとしました。鑑賞中にそういう思いを抱けてたら、もっとウォーリーの行動に感情移入できてただろうと思うと少し悔しいです。そうはいってもラストのイブと手をつなぐシーンではホロリとさせられましたが。 [映画館(吹替)] 6点(2009-01-23 22:24:35) |
55. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 90分という上映時間の中にたくさんの笑いとちょっとの感動がある、好感の持てる娯楽映画。 「命だけは助けてやる」って台詞はよく見るけど、こんなに可笑しく聞こえたのは初めてです。助けられるものなら助けてくれと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 23:36:45)(良:1票) |
56. ゴジラ(1954)
この映画の中で戦争があまりにも身近だったことに驚きました。公開年を考えれば当然なのかもしれませんが、それでも近年の戦争映画よりも戦争の匂いが漂っていたように思います(もちろん私は戦争を経験してないのであくまで想像ですが)。リアルタイムで観てみたかったです。 それから私、子供のころから特撮や怪獣映画をほとんど観なかったせいか、ゴジラが高熱ガス?を吹くシーンに年甲斐も無く「かっけぇ~!」と鳥肌立てちゃいました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-11 13:44:57) |
57. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 やたら登場人物が多いなと思いながら観てました。でも最後の子供たちが平然とリトル・ゼを殺すシーンを観て、この映画がリトル・ゼの人生を中心に据えながらも、あくまで街そのものにスポットライトを当てていた理由がよくわかりました。仮にリトル・ゼがいなかったとしても他の人が同じことをやるだけなんだと。子供が簡単に銃を手にできることが、こんなにも恐ろしいことだとは思ってませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-20 00:52:58) |
58. 悪魔の美しさ
《ネタバレ》 「ファウスト」って名前だけはどこかで聞いたことがある程度の知識しかなくて、きっと最後は破滅的結末なんだろうと思って観てたら、意外にもハッピーエンドで驚きました。ファウスト伝説は過去幾度となく扱われている題材のようなので、他の作品がどういう話なのかは知りませんが・・・。少なくともこの作品に関して言えば、思ってたよりコメディっぽくて観やすかったです。特にミシェル・シモンが面白い。よぼよぼな爺さんを可笑しく演じてたかと思えば、今度は馬鹿っぽくていやらしい悪魔に。下品な笑い声やコミカルな動きがツボにはまって大笑いしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-28 23:36:48) |
59. パリ、ジュテーム
1話10ページくらいの短編集を読んでる感じ。それぞれ違う監督が作っているせいか、思ってた以上に一作一作がしっかり作られてました。こういうのって18作の中で一つでも印象に残る作品があれば、十分に見る価値はあるんじゃないかと思います。個人的には2話目のアラブ系の女の子が出てくる話と、黒人の掃除夫と看護師の話が大好きです。立て続けに全部見るのはちょっとキツイかもしれませんが、こういう形式の映画もたまにはいいなと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-22 22:36:23) |
60. おくりびと
《ネタバレ》 納棺師という仕事が職業差別を受けていることを知らなかったので (というか納棺師という専門の職業があること自体知りませんでした…) 杉本哲太が「まともな仕事につけ」と言ったシーンにビックリ。 全編通じてその辺りにちょっと違和感を感じてしまい、 イマイチ登場人物に感情移入できなかったです。 ただ映画そのものは見所が多く最後まで集中して観れました。 特に山崎努の自然でありながら存在感抜群の演技がとても素晴しかったです。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-26 15:58:38) |