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ポテサラ頂戴さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 83
性別 男性
自己紹介 ポテサラは自家製に限る!!

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41.  第三の男 《ネタバレ》 
ありきたりだが、映画の教科書といえる作品です。複雑ではないがしっかり伏線も張られているし、隙のない展開、緊迫感のあるお芝居も引き付けられるものがある。そして、モノトーンの魅力を余す所なく発揮している照明も素晴しかった。トンネルに迫る影、人物に落とす濃い陰影などは見事に光を操っていた。現在の映画が、このような作品を踏襲し、進化しているという事はいうまでもないだろう。やはり、この時代(1949)の映画という事であれば、評価しなければと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-10-29 14:15:44)
42.  楢山節考(1983) 《ネタバレ》 
緒形拳さんを偲んで見直してみました。 綺麗ごとではない人間の生と死を、厳しい自然の中で生き物として暮らす人間を通して、今村監督ならでは生々しいタッチ描いていた。緒形拳の力強い眼差しと顔に刻まれる皺は、心優しく無口な辰平を表現していた。盗みを働いた一家を生き埋めにして根絶やしにする村人を、客観的な視点で長廻ししていたのが印象的だった。老いたまま生きながらえる事を許さない村の掟に従い、家族のため自分を山に捨てろという、おりんの心情は計り知れないものがある。
[DVD(邦画)] 6点(2008-10-27 15:10:41)
43.  飢餓海峡 《ネタバレ》 
骨太な作品でした。犬飼の流転の人生、八重の一途な人生、どちらもしっかり描けていて見応えありました。汽車での田舎臭い八重が、東京でしっかり垢抜けていました。(後半は少し病的な方向に行ってしまいましたが。)印象的だったのは東京に出て来て客引き中の八重が、取り締まりから逃げて店に入るまでの長いワンカット、狭い路地を上から見下ろすアングルで行き交う人々、戦後の混沌とした町並みが見事に描かれていました。長尺モノクロにも関わらず飽きさせない映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2008-10-27 15:08:55)
44.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
見ていて「2001年...」HAL9000を思い出した。声のトーン、ビジュアル的にも。まあ、緊迫感、閉塞感ともに及びませんが。とはいえコンピュータによって支配された日常世界は、ありそうでなさそうでいやいやあるかもー、ってなことでそこそこ楽しめました。それにしてもあれだけ完璧に、社会をコントロールして操ってきたコンピュータが鉄パイプみたいなのでポカッで終わんないでよって感じ。椅子からずり落ちました。アップアップの連続でどーなってんだか分からないカーアクションシーンも疲れました。
[映画館(字幕)] 5点(2008-10-26 23:35:16)
45.  アメリカン・ギャングスター 《ネタバレ》 
印象的なのは、デンゼルとラッセルが初めて対峙する教会前のシーン。バックには教会から流れる聖歌が聞こえ、二人は無言の会話、なかなか良いシーンでした。実話ということで、あまり派手な展開は期待してませんでしたが、それなりに楽しめました。ただ、二人を丁寧に描こうとするあまり、周囲の人物が希薄で深みに欠けた印象。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-26 12:08:27)
46.  ノーカントリー 《ネタバレ》 
エンドロールの後何かあるのかな??と思ってしまう映画。ラストが唐突であっけにとられた。それだけに、何だったのだろう?と考えさせるだけの力を持っているのは、繊細に表現されたディテールとモス、シガー、保安官、彼らの深みのある演技の賜物。シガーの静かな狂気はさることながら、モスのただ者ではないベトナム帰還兵っぷりも見事。川から上がった後、冷静に薬室の水気を抜いてから発砲したり、追手を感じわざと二つとなりの部屋から金を取り返したり、緊張感があり世界に引き込まれた。そんなモスがあっさりとメキシコ人に殺され、シガーも何の関係もない交通事故で重傷を負う。退職した保安官は死んだ父の後に着いて行く夢を妻に語る。作者が言いたい事とは違うと思うが、諸行無常という言葉を思い出した。「諸行は無常であってこれは生滅の法であり、生滅の法は苦である」
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-26 11:03:44)
47.  キサラギ 《ネタバレ》 
そこそこ楽しめましたが、伏線としてはちょっと浅い感じがしました。演出、設定ともに舞台を観ているよう。サラダ油に引火ってちょっと無理がないか??ラスト如月の登場はぶち壊しだし、宍戸錠の針金も??って感じ後味悪く残念。
[DVD(邦画)] 5点(2008-10-18 12:23:50)
48.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 
この監督はいろいろな愛の形を考えさせる、オールアバウト・・に比べると整理された映画だった。レオノール・ワトリングの美しい寝姿はこの世界を構築する上でなくてはならなかったものだと思う。ベニグノの行動は当然許されるものではない、この男をただの変態男としてくくってしまうのは簡単だが、劇中劇「縮む男」を観て、最後の心の箍が外れてしまった彼を頭ごなしに否定する事はできなかった。この映画がチープで卑猥なものになっていないのは、中性的なこの監督ならではの繊細な手腕によるものだと思う。ベニグノがもう少しでも普通の男だったり、アリシアがもう少しでも卑猥だったりしただけで崩壊していただろう。アリシアが昏睡から目覚めダンス教室に現れたときは素直に喜べたし、その後の、アリシアの事故前とは少し変わった柔和な表情は、ベニグノの行動を許してさえいるよう。ラスト観客席で見つめ合うマルコとアリシアに射す光は、二人の物語に明るい希望を感じさせた。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-17 14:04:46)
49.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
凝った展開や、まさかのドンデン返しはないけれど、最後にとてもいい気持ちにさせてくれる作品でした。とにかくフランクとフーバー一家、全ての人間が個性的で魅力的でした。ミスコンに向かう一行に起こる出来事(夫婦は破産、フランクは自殺未遂後また絶望、ドウェーンは夢破れ、おじいちゃんは他界)は最悪。しかし、オリーヴは一人腐る事なく場違いなダンスを全力で披露し、彼女の天真爛漫なダンスはそんな最悪な出来事を全て綺麗に洗い流してくれた。みんなで車を押し、足の遅い順に飛び乗って行く、ミスコン会場を後にする時には愛に満ちて美しささえ感じられます。意外と思えるほどあっさり終わったラストは、エンドロールでの余韻となって心に残った。安っぽくお涙頂戴的になってもおかしくないこのストーリーを、絶妙な演出と距離感でまとめた作品。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-17 03:59:17)(良:1票)
50.  裏窓(1954)
改めて見直してみると、フラッシュで何回も怯む犯人がちょっとわざとらしかったり、単純な時計の経過で時間を表すなど、ややストレートすぎる表現やオチに「まあな」と言う感想だが、設定の面白さやグレース・ケリーの美しさは、十分楽しめた。今となってはあんなにオープンな状況は稀だが、ノゾキという何かしら一度は経験した事のあるドキドキ感は、サスペンスとしては十分に楽しめる映画でしょう。初めて犯人と目が合った時のハッとする一瞬や、ギブスで自由が利かないジェフの部屋に迫る犯人はうまく表現していた。
[DVD(字幕)] 6点(2008-10-16 22:39:58)
51.  四月物語 《ネタバレ》 
オープニングのリアル一家(松本幸四郎、市川染五郎、母)での見送りシーンはクスリとさせた。東京に出た女の子の、期待や不安が良く描かれていた。初めての街を新しい自転車で走る、懐かしくて切ない疾走感を思い出させてくれました。この役者たちの自然な空気感が岩井監督の力なのでしょう。単調な脚本も、映像と空気感で見せちゃうのは、しっかりしたお芝居と計算あってのものなのでしょう。
[DVD(邦画)] 6点(2008-10-11 13:19:54)
52.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
フィンチャーの作品なので期待しましたが、完全に裏切られました。未解決事件ということで、ラストに向かってどう盛り上げていくのかと思いきや、そのままダラッと終わっちゃいました。暗くて重厚なトーンは相変わらずで好きですが。次回作に期待します。 同じ未解決事件ものといえば「殺人の追憶」が数段上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-10-11 13:16:11)
53.  ソウ4 《ネタバレ》 
リー・ワネルは今回製作総指揮ということですが、やっぱり、伏線の張り方やストーリーの組み立て方は流石です。3と同じ時間軸で流れていたとは。またまた、しっかり騙されました。あまりの痛々しさに、毎回心が折れそうになるものの、観ずにはいられないこのシリーズ。辛いのに食べずにはいられない暴君ハバネロのような映画。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-11 13:01:29)
54.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 
なんといっても田所兵衛の「裏切り御免!」でしょう。何度観ても拍手してしまいます。逃走劇に至るまでは少し長いかなとも思えますが、その分、ラストの解放感、爽快感があるのでしょう。ところで、ジョージルーカスに多大な影響を与えてるのは、有名な話。オープニング、太平と又七が野原をとぼとぼと歩いているカットは、ジェダイの帰還オープニングの砂漠で歩くC3POとR2D2で、エンディングで六郎太、雪姫、田所兵衛がびしっと決まるのも、表彰式でのレイア姫、ルーク、ハンソロといったところでしょか。 と思って調べてみたらそういうことでした。既出御免!
[DVD(邦画)] 8点(2008-10-11 12:56:35)
55.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 
原作未読、TV未見で観賞しましたが、楽しめました。松雪泰子は薄幸な母親に見事にハマっていたし、石神役の堤真一も抑えた感情表現で天才数学者を表現していて好演でした。本編との絡みのないクルーザーを爆破するくらいなら、石神の背景をどこかで少し見せて欲しかった。冒頭での爆破シーンは、ハリウッド映画の常套手段だが、今作の場合静かな印象の本編に対して変に浮いていた。福山雅治のお芝居はなんというか相棒の水谷豊とダブってしまい、キャラ作り過ぎで気になりました。言葉は悪いけどTV的な感じ。とはいえ、全体的には脚本がしっかりしていて、うまくまとまっていたと思います。改めて原作を読んでみたい作品です。ラストの私なりの解釈は、すべて計算通りだった石神の筋書きが「一緒に償います」という一言で覆されてしまった絶望。でも、そんな形でしか愛情を表現できない石神が、おそらく初めて触れた人の体温なのでしょう。
[映画館(邦画)] 6点(2008-10-11 12:51:57)(良:1票)
56.  消えた天使 《ネタバレ》 
撮影監督出身の監督だけあって、視覚的に訴えてくる映画でした。アップの使い方やカスティスの潜伏場所での色の使い方、手ブレ映像の使い方などは、効果的だったと思う。(フラッシュ的なカットの切り替えはお腹いっぱいな感じ)リチャードは、静かに時に荒々しい怒りでこのギリギリの精神状態の主人公を演じていて、今まで知る事のなかった元犯罪者の監察官という激務を表現していた。一見悲しい被害者であるビオラの異常者への変貌ぶりも見事だった。そしてこの映画は、原題がThe Flock=群れ(犯罪者の)という通り、性犯罪歴のある人間の情報を市民に開示するこの法律が、逆に性犯罪者同士を結びつけているという側面も訴えている。目を背けたくなる映像表現は、決して遠い国のお話ではない、ある種の現実性をもって迫ってくる。
[DVD(字幕)] 6点(2008-10-11 12:36:30)(良:1票)
57.  ジャンパー
どこかの子供向け漫画で観た事あるようなお話を、まあ頑張って実写化しましたよってとこ。いかんせん脚本に「!」や「?」が無さ過ぎ。ただヘイデンとサミュエルの追いかけっこ。それでもって主人公が魅力的でないと来たら楽しみ方が見つからない。
[DVD(字幕)] 1点(2008-10-11 11:17:53)
58.  寝ずの番 《ネタバレ》 
これだけお通夜の連続だと、観ていてかなり単調な印象。テンポや画的にもう少し抑揚がほしかった。結果的にラストも盛り上がりに欠けていた。中井貴一は結構なハマり役で好演していたし、他の俳優陣もそれぞれ良かったが、堺正章の登場で一気に粗が見えてしまって残念。鉄工所の社長が一番の芸達者だったのでは、観ていて冷めてしまうというものだ。
[DVD(邦画)] 4点(2008-10-10 17:01:18)
59.  ジェシー・ジェームズの暗殺 《ネタバレ》 
主にジェシーの晩年に焦点を当てていて、彼について予備知識なしで観てしまったので、中で止めて思わずジェシーについてググってしまった。最終的には、ジェシーを殺したあと、たくましくも自分たちで暗殺場面を舞台上演し、嫌われ、兄は自殺、弟は殺される、悲しいフォード兄弟の生き様の方が興味深かった。時々挿入される回想シーンでの、画面周辺がぼやけた映像は印象的だった。やはり全体的には長過ぎです。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-10 14:49:11)
60.  リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 
登場人物の息づかい、鼓動、空気感、それらがとてもダイレクトに伝わってきて、ハイライトが白く発光し、フワフワとしたカメラワークは、観ていて世界に引き込まれました。この監督の作品に一貫している素晴しい所です。その上で、家庭離散した星野は、いじめ、盗み、脅迫、レイプ、様々な行動で我々にストレスを与え続け、最期、客観的な視点の映画で、主軸の雄一に殺させます。この瞬間観ていて一番感じたのは、ストレスからの解放感で、それは安堵感でもあり、感じたくない感覚でもあり、結果非常に不快なものとして残っています。この映画で何を描きたかったか真意は計りかねるが、愚行を昇華させる映画は評価できないので、俳優、演出、カメラに一点づつ、内容は0。
[DVD(邦画)] 3点(2008-10-10 10:03:49)(良:1票)
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