621. M:i:III
シリーズ化した作品で変わることの無い主役に対しての悪役の存在が大きいのをフィリップ・シーモア・ホフマンが魅せてくれました。+2点。今作でも愛する女性を(嫁さんだから尚のこと)救い出すスケールの小さなお話ですが、アクションものとして楽しめた作品でした。黒幕ヅラ(ごめんなさい)のローレンス・フィッシュバーンの役どころが物足りなかったですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 02:01:41) |
622. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
学業優秀な頭脳で悪知恵にも長けている。グレース救済までは見れたけど、以降の極貧でも無いのに金儲けに走る姿に嫌悪感。のっぺりしたお顔を見ているだけで神経逆撫でされる(ゴメン) 主犯の裏切り行為での結末に胸糞悪さでいっぱいに。 あれだけ手広く客を募れば必ず秘密は漏れるハズなのに・・というのはイチャモンの類いでしょうね・・ 格差はあってしかるべきと考えますが、本作はやるせない、とりわけ彼女の父親の姿に。 飽きずに完走できた良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-06 16:04:30) |
623. 戦慄の七日間
《ネタバレ》 英国首相に核兵器製造中止を宣言しなければ一週間後にロンドン市内で核爆弾を爆破させる。脅迫状を送りつけたのは国の機関の核兵器研究者教授。マッドサイエンティストには見えないが、マトモじゃない感が滲む教授。物足りなさを感じた淡々とした(過ぎる)立ち居振る舞いですが、ドキュメンタリータッチな作風にはこれで良いのかも。 老女優とトリクシーが印象深い存在でした。 理路整然とした特筆もののロンドン市民疎開大移動。 1945年8月から5年後の製作にエキストラ及びリアルタイムで鑑賞した方は恐ろしさを感じたのでは。 結末は予想出来たものですが、手に汗握る程の緊迫感が無かったのが残念ではあるものの、アカデミー原案賞獲得が納得の掘出物の一品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-29 00:03:31) |
624. おかしなレディ・キラー
観たいと思ってから40年で念願の鑑賞。 ニコルソン、ベイティ共に結構あくどい事をしています。笑えはしませんでしたが、カラリとした妙な味わいがありました。 結末に不満があったものの、若き二人の生き生きとした姿に満足出来た作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-04-21 14:58:28) |
625. 危険な年
《ネタバレ》 メル・ギブソン、シガニー・ウィーバー共演ということで鑑賞。二人のロマンス模様が役者ありきのようで不要に思えます。結末も「こんなので良いのか」興醒めです。ビリー・クワンもインパクト大で彼が主役のようにも見えますが、今一つ立ち位置が分かりません。 鑑賞後、その彼が女優でオスカー助演女優賞獲得というのに鑑賞歴中最大の無限へぇ。+4点。 [DVD(字幕)] 7点(2024-04-21 14:11:21) |
626. L.A. ギャング ストーリー
《ネタバレ》 なかなかに豪華なキャストに惹かれてのレンタル。ギャング VS ギャングまがいの警察官チーム。各キャラ人となり部分の描き込みが浅く、残虐で派手な立ちまわりにも今一つな感が。死亡フラグたちまくりなカップルの最後にちょっぴり白けたり。 脚本もう少し頑張ってくれてたら。 ただ、父を亡くした子と「我慢しなくていい」と抱きしめるジョンのシーンには涙腺崩壊 +1点 そしてエマ・ストーンの赤いドレス姿のウットリ見惚れる美しさときたら、ローレン・バコール、リタ・ヘイワース再来のよう +1点 まずまず楽しめた作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-04-16 15:17:54)(良:1票) |
627. モン・パリ
《ネタバレ》 「人類が月面を歩いて以来最も重要な出来事」原題が示すのは男性の妊娠。いくら何でも無理筋な展開ですが、マストロヤンニ、ドヌーヴ、同僚達が受け入れている姿に白けること無く観続けられました。国宝級の美男美女の二人は超一流の役者だと実感。ほんわかコメディの中にも、中絶・性転換の件や最近ハマっているゆっくり解説動画に出てくるような「長期に亘る加工食品の摂取でホルモン分泌がおかしくなった」件と言った風刺も感じます。 そんなこんなで当然と言うべき結果となりましたが、そこから結末までが素晴らし過ぎ。超前向きな姿は、世間体にこだわる事が愚かであるのを痛感させられました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-08 01:15:49) |
628. スザン・レノックス
笑顔を多々見せる26歳ガルボ、ヒゲ無し30歳ゲイブル。魚釣りシーンを始めお宝映像満載でした。 冒頭での彼女の誕生から成長過程の演出は切れ味の鋭さに驚くと共に拍手。 小粋なお話を期待していたので、若さ故なのか ♪Time goes by♪ そのままの展開に疲れました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-06 03:16:03) |
629. オーシャンと十一人の仲間
決行までのテンポの悪さにダレる。アッサリとした決行模様に何一つ盛り上がれず。 そんな時でのジョージ・ラフトご登場に(嬉嬉嬉)1シーンのみではありますが、流石にホンモノの静かな迫力がありました。 そこから結末まで別のスタッフによる脚本演出かのようで結構ワクワクさせられました。 [DVD(字幕)] 7点(2024-03-27 18:39:04) |
630. モロッコ慕情
マルタ・トーレン、ハンフリー・ボガート、リー・J・コップの三角関係にワクワクしたのですが。 尻すぼみな結末が歯痒い。 舞台は1925年ダマスカス、適当な邦題付けたらあきませんよ。 [DVD(字幕)] 7点(2024-03-25 22:03:40) |
631. ある戦慄
《ネタバレ》 マーティン・シーンのデビュー作にしてそのチンピラ胸糞具合はなかなかのものでありました。 乗客に順番に絡むネチネチぶりと、各人の触れられたくないものがあぶり出される姿に胃が痛くなりました。 幼女に迫るところで「もう観てられん!」リモコンを手にした途端の展開に溜息が。 私がそこに居たら・・・・ 奴等に一言も言えなかったでしょう(恥) ただ、助けてくれた人への感謝と怪我の心配はしてたでしょう。それすら出来ない皆にドン引きです。 あれだけの騒ぎの中最後まで寝てた酔っ払いは、何かを象徴しているのか いろいろ考えさせられる作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-03-19 01:28:46)(良:1票) |
632. ピンク・パンサー4
前作からリセット再起動したかのようなハーバート・ロム登場に目くじら立てる事も無く。 ダイアン・キャノンが良いアクセントとなっていました。 ピーター・セラーズ不死身っぷりに大いに楽しめましたが、本作2年後に亡くなられたというのにしんみり。 スタントを立てたとしても命を削っての出演だったのでしょう。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-18 02:10:19) |
633. ピンク・パンサー3
《ネタバレ》 タイトルロールでの名作パロディが楽しくてリプレイタイム。最後はバスター・キートンだと思いますが作品名は? 本編はダイヤは登場せず、プッツン極限で主役と見紛うハーバート・ロムによるムチャクチャでござりまするなお話。 007チックなお城内部のセットを始めとして結構お金もかかっていると思われます。 突然のオマー・シャリフ登場に喜んだのですがほんのチョイ役で残念。 レスリー・アン・ダウンの中途半端な役どころも残念。 我等がピーター・セラーズ、心臓病を抱えていてドタバタシーンはスタントが演じていたそうですが、城に乗り込む爆笑シーンを筆頭に楽しませて貰えました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-18 01:51:10) |
634. ピンクの豹
シリーズ第1作。デヴィッド・ニーヴンとクラウディア・カルディナーレの異色な組み合わせ。滲み出る上品さはお二人ならではですね。ロバート・ワグナー、キャプシーヌも洗練されています。そしてそしてのピーター・セラーズ、異質な存在感ですが流石に大人しめ。作品全体も大人しめで物足り無さがありました。 オープニングの音楽とアニメーション、リアルタイムで鑑賞された方には衝撃だったのでは。作曲者・製作者共に天才です。+2点 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-18 01:01:37)(良:1票) |
635. ナポリ湾
予備知識無く、クラーク・ゲイブル、ソフィア・ローレン共演にケープバッファロー vs ライオンが思い浮かび「アジャジャ~」 何時も辟易させられるギャアギャア&ドヤ顔が封印されたローレン(初々しくて美脚にウットリ)を受け止めるオレ様具合が無いナイスミドルなゲイブルのロマンスは惹かれるものがありました。子役の男の子、ヴィットリオ・デ・シーカの芸達者ぶりも作品にかみ合っています。 兼高かおる世界の旅を見ているかのようなナポリ湾と人々の描写も素敵。 イタリア人の対米感が窺えるシーンにクスッとさせられ。 心配が杞憂に終わった小粋な作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2024-02-19 13:09:45) |
636. マックィーンの絶対の危機(ピンチ)
《ネタバレ》 子供時分に観て今でも覚えているシーン。陽気な理髪師が長髪青年をシャンプーして、すすぐ段になって排水溝からニョロ~と出てきたアメーバに・・・震え上がりましたよ。長年観直してみたかったところで出会えた本作は28歳マックィーン主演の正編だったというのに無限へぇ。他愛ない筋立てでニョロニョロも微笑ましい安上がりな作品。しかし、面構えとちょっとした身のこなしに後の大スターの片鱗がうかがえた若きマックィーンが観られる掘出物の一品。 [DVD(字幕)] 7点(2024-01-23 01:14:58) |
637. ワイルド・ファイト エックス
兄弟、親子、夫婦の葛藤がそこそこ見応えあり、プロモーターの悪徳っぷりに神経逆なでされまくり、奴の吠え面かく姿にスカッと爽快。格闘模様と聴衆の熱狂がワンパターンで作品の主にならずドラマの添え物になっていたのが残念でしたが、安っぽい邦題とは裏腹に楽しめた掘出物の一品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2024-01-22 01:57:52) |
638. 湿地
犯人が分かってしまうものの見ごたえある展開でした。一見不要に思えた刑事の娘の存在も堕胎の観点から考えさせられたところです。鑑賞後に知った、山椒は小粒でぴりりと辛い、アイスランドの国の有り様に鑑賞の甲斐があった作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-16 10:43:31)(良:1票) |
639. 地球最後の日
ドント・ルック・アップの元ネタに思えた作品。かの作品のバカ騒ぎが皆無の生真面目な筋立てと昭和26年製の小じっかりした特撮は、無理筋が散見されましたが白ける事無く一気の完走でした。ルドルフ・マテ、ジョージ・パルを始めとする一流スタッフ参加は伊達じゃないと思ったところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-15 02:06:46) |
640. テノール! 人生はハーモニー
ケチなラッパーがオペラ歌手としてガルニエ宮に立つまでの姿が描かれています。 成長物語として王道の展開を気楽に眺めていました。 ガルニエ宮の特筆ものである絢爛豪華さにウットリ。 観た甲斐あった作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-01-08 02:26:17) |