621. パージ
《ネタバレ》 なるほど。オープニングを見た感じでは、これは久々の面白密室系(「CUBE」など)では、と興奮したモノです。しかし、そうではなかったワケです。ワタシはこれは、ホントに理不尽にバッドエンドで終わるべきモノだったと思っています。殺人が合法になる設定ですので。もう、それこそ「ファニーゲーム」みたいな感じでうつむき切っての終わり方が良かったんじゃないか。ですので、近所の人が悪役として登場したさいには、よっしゃと思いましたが、なんか朝7時まで待つ時間の余計なこと。良い設定がもったいない。【追記】それにしても、まさかのヘンリー、あそこで撃たれてそのまんまとは! [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-11 19:42:45)(笑:1票) |
622. ブルーハーツが聴こえる
《ネタバレ》 映画のラストシーンで必ずブルーハーツの曲が流れるというシバリは何か意味があったのかな。例えば、ワンシーン、車のカーラジオから曲が流れるでもよかったのでは。曲からインスパイアされたストーリーくらいのおおらかさでよかったのではないか。ということで、一番好きなのは、5作目のわたしはヘンタイでしょうか。トリを務めた6作目。社会問題を絡めるのが好きな監督さんらしいが、父親とその他の家族の齟齬って、もっと普遍的なものでしょう。原発問題を絡めることで、メッセージがわかりにくくなっていたようです。 [DVD(邦画)] 6点(2018-05-17 21:14:33)(良:1票) |
623. お父さんと伊藤さん
《ネタバレ》 「ぐるりのこと」を再見した後、リリー・フランキー見たさに鑑賞。ずいぶん、カメラ慣れしちゃったなあという印象。でも、このおだやかな感じは変わらないよねという安心感。残念なのは物語が、伊藤さんの思いもかけない強いチカラで動いちゃうところ。ずいぶん世間知に長けているじゃん。そういうところから、かけ離れている方だと思って見ていたものですから。 [インターネット(邦画)] 6点(2018-04-26 10:27:42) |
624. がんばれ!ベアーズ 特訓中
《ネタバレ》 1作目はレビュー100人超えで、平均点7点超えにも関わらず、ワタシが一番乗りじゃないですか。小学生のワタシが、生まれて初めてロードショーに観に行った作品であります。当時、「試合をやらせろ!」のシーンで胸こみ上げた思い出がありました。が、今回再見してみて、大甘な話運び。こんなんだったっけ。とはいえ、今回ぐっときたシーンは、不仲な父の悪口を言われて殴りかかり、そして一目散に突っ走るケリーの姿。悪くてナイーブ。ケリーの走るさまは、駄作の3作目(日本遠征)でも鑑賞に値する姿です。いたいけそのもの。他のメンバーのキャラは変わりませんので、1作目の好きな方は、観てみて損はない作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 6点(2018-03-18 10:17:04) |
625. コップ・カー
《ネタバレ》 シャレにならない事情で人気(ひとけ)の無いところまでパトカーで乗り付けたあげく、小学生にそのパトカーを奪われる。なんとも間抜けな話なワケです。コメディの脚本を、あえてサスペンスの演出で撮影したような変な味わいの一作です。北野武監督の映画のようでもある。それで、面白くなかったワケではないが、面白かったのでもない。不思議の一作。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-02-25 20:19:36) |
626. 海底47m
《ネタバレ》 うーん、これはバッドエンドにすべき作品だったのではないでしょうか。妄想の末、間近まで来た救助の声を聞くことなくボンベが空になり、息絶える。なぜ助かるんだ、などと人でなしなことを思ってしまいました。でも、47mってちょうど良いですね。一気に上がっちゃえよって思ったり、潜水病というよくわからないのになんとなく躊躇したり。ちょうど、身動きとりにくい間合いですってなんだそれ。 [DVD(字幕)] 6点(2018-02-10 21:38:51)(笑:1票) |
627. スパイダーマン:ホームカミング
《ネタバレ》 サム・ライミ以降の何か意味ありげな雰囲気から一線を引く。「漫画の実写化」であったことをあらためて思い出させてくれた一作。ピーターの体の頑丈っぷりは、未来少年のそれに似て(コナンです)。遠景でスパイダーマンが活躍していた画が多かったと思いますが、そこは好き。蜘蛛の糸が絡むところがない広々としたところで、とにかく走るスパイダーマンはかわいかった。とはいえ、アイアンマンにしっぽ振ってるスパイダーマンは魅力度が落ちるなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2018-01-21 13:45:58) |
628. 男はつらいよ 奮闘篇
《ネタバレ》 兄妹二人っきり、そして親切なおいちゃん、おばちゃんに身を寄せて暮らしている。ってのがベースだと思っていましたので、生みの母親が元気であるなどとは思ってもみませんでした。「ひり出して、ほっぽった」にしろ、経営者の息子だと思うと、少し印象が変わってしまいます。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-11-05 17:13:07) |
629. 埋もれる<TVM>
《ネタバレ》 最後はスーツケースを開けない方がよかったのではないか。まあまあな正義漢の北見が、ここでヒヨった、苦いモノを黙って死ぬまで飲み込み続けることにしたって感じのバッドエンドが好みです。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-09-09 08:58:20) |
630. 心の旅路
《ネタバレ》 強引ながら目が離せない物語運び。ワタシ、タイムスリップものを見たような印象です。13年の時を超えて、現代に戻ってきたと言う風。そんな印象が良かったことなのか、そうでもなかったことなのか、なんだか分からないんですよね。【追記】触手が動かない邦題、「心の旅路」。ある程度の期間が経過するドラマであれば、どんな作にも使えそうだ。原題の「ランダム ハーベスト」になにかこの不思議な物語を解釈するカギがあるような気がしてなりません。 [DVD(字幕)] 6点(2017-09-03 12:45:13) |
631. オー・マイ・ゼット!
《ネタバレ》 ゾンビが家に迷い込んでくる。そのゾンビの扱いについて隣家で事情のありそうなメンバーで会議をする。予告編を見て、これは面白そうだと思ったモノです。しかし、迷走する会議がこの映画のピークで、その後のドタバタは意図した安っぽさなので、チープと呼ぶモノなのだと思いますが、もう一つ物足りない。東京03の角ちゃんをキャストしてくれているところなど好きなので6点です。ところで、神林監督。予告界の鬼才とも称されるとのこと。そんな人もいての映画界なのだとあらためて業界の深さを知ったワケです。地味な場所でメジャー。ワタシは、神林監督にはいつか逆転ホームラン(本編での当たり)を打ってくれることを期待しています。 [DVD(邦画)] 6点(2017-07-01 19:56:10) |
632. その夜の侍
《ネタバレ》 最後の展開が惜しい。差し違えるようなベタな展開からの変化球なんでしょうけど、監督が勝負を避けたとしか思えません。しかし、何かこれは「本物」をみているなという心ザワザワする物語の展開。「葛城事件」もみましたが、赤堀監督に期待しています。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-05-04 17:52:59) |
633. 7500(2014)
《ネタバレ》 ホラー映画あるあるなのかもしれませんが、いろいろなことを電気つけてやれよ、と言いたくなる作品でした。神経質なのに(だから?)、無神経な新婚の奥さんが、興味深いキャラクターでした。イヤなヤツなんだけど、あれだけ傍若無人ならむしろうらやましいなあ。オチは、乗員全員が○○してたというより、運悪く生き残ってしまった人たちの絶望という方が良くはないか。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-24 21:35:14)(良:1票) |
634. ザ・ビッグ・ワン
《ネタバレ》 ワタシ、マイケル・ムーアのファンなんですけど、ここまで正義の味方然としているとなあ。ロードムービーのドキュメンタリーなんだったら、もう少し含羞が欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-09 09:05:47) |
635. IAM A HERO アイアムアヒーロー
《ネタバレ》 ゾンビ映画はほぼ初心者。残り96発の弾を撃ち続けるシーンを見せたくて撮影された映画なんだと思います。時代劇の殺陣のよう。オラこんなことならZQNでいいよ、なんて思いながら、目を細めつつ鑑賞していたんだから、面白かったんだと思う。ただなあ、やっぱり見世物小屋に行ってきたって感じなんだ。なんかすみません、鑑賞方法を知らなくて。 [DVD(邦画)] 6点(2016-12-25 07:05:40) |
636. 永い言い訳
《ネタバレ》 原作既読。これはいささかもったいないのではないか、と。妻が死んだことに泣かなかった売れっ子作家が、だってあのときオマエはああも言ったし、こんなことも思ってた(はず)、なんてグジグジと。糟糠の妻との、もう少し複雑な夫婦模様を見せていた原作から比べると、これじゃあ、もう心移りしていたから泣かなかったとも観ようと思えばそんなふうではないですか。違う違う。とはいえ、世の中のイクメンどもに爆弾を投げつける「男の子育ては免罪符」発言。風の強い日の海辺のシーンとかは、西川監督らしいエピソード。どんな海辺も世界の果て。彼岸とも通じているのでしょう。ラスト近くのパーティのシーン。竹原ピストル氏の笑顔。映画を一瞬止めてしまうほどのチカラがありましたね。 [映画館(邦画)] 6点(2016-12-01 22:53:07) |
637. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 子ども達が旅に出ることありきで作っているよう。でも、やっぱりそこがいい。学校抜け出して電車旅ってのは、うらやましいですよ。行き交わす新幹線の前で、「本当の」望みを叫んでいるところ(あるいは、叫びあぐねるところ)は良かったです。でも、いくら考えても大仰なタイトル「奇跡」。タイトルで観客構えさせすぎて損していると思います。 [DVD(邦画)] 6点(2016-09-20 20:32:40) |
638. 家族はつらいよ
《ネタバレ》 神経のすり減る仕事、東京物語のリメイクである「東京家族」を作った反動。自分のホームグラウンドのコメディを思いっきりやってみたかったものとお見受けしました。うな茂の出前持ちが、何となく好き。 [DVD(邦画)] 6点(2016-09-03 22:25:06) |
639. 非情の罠
《ネタバレ》 行き当たりばったりとみるのか、悪夢のようなと評価するのか。ここは、好意的に後者で考えたい。たぶん、「父と姉と義兄の話」も作り話。デービーの出発に間に合わなかったと思わせる汽笛の音がニクい演出。あーあ、間に合っちまった。ワタシは、もう一幕悪夢が始まると思わせる最後のキスは、Killer's Kissであり、非情の罠だったかと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-06 19:25:24) |
640. 96時間 リベンジ
《ネタバレ》 まるで躊躇がないのが、かっこいい。ただ、守るモノが分散しちゃったがために、やることなすことまるで超能力なんですよ。前作のように、ただ娘を守るための行動であるなら、どんな奇跡もそれはあり得ると思えたのでしょうけど。敵役が役不足です(間違った日本語)。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-23 23:01:00) |