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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 886
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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621.  アニマル・キングダム 《ネタバレ》 
主人公が犯罪者一家から抜け出し、恋人と新天地に向かう話ではなかった。キャッチコピー通りの内容でそれ以上でもそれ以下でもない。一家存続のため自分の手を汚さず、破壊分子の長男を主人公に殺させるゴッドマザーのジャッキー・ヴィーヴァーの静かな狂気。サイコパス一家によって広がる負の連鎖には関わりたくないものである。まさにケダモノの王国。
[DVD(字幕)] 5点(2018-01-04 18:27:08)
622.  ブエノスアイレス 《ネタバレ》 
ストーリーはあるようでまるで無い。実際、脚本は即興の上、撮影はトラブル続きで難航したとか。それでも"まともな"映画として完成させたのはカーウァイの飛び抜けた感性のお陰で、支離滅裂でも見れるようにはしている。深刻な人格障害を持っているとしか思えないレスリー・チャンに、それでも共依存してしまうトニー・レオンの袋小路に迷い込んだような歪な日々。そこから抜け出すきっかけを作ったチャン・チェン演じる旅行者によって、トニー・レオン演じるファイは堂々巡りから抜け出せたのではないか。その移ろいゆく心理状態を映像で見事体現していた。が、娯楽映画ではないとはいえ、一気に見るには辛いものがありました。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-31 18:22:46)
623.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
あの邦題が原題に戻されて良かった。ローカル色の強い、無名俳優による超低予算コメディで、笑えると聞かれたらそれほどではないし、アメリカの片田舎らしい、排他的な地域で奮闘するマイノリティの日常として見た方が正解な気がする。あるあるだからこそ、同じ世界に住む人々が共感して大ヒットしたのだろう。自分には退屈だし記憶が飛び飛びだけど。主人公はダサくて当初は魅力すら感じないほど、クライマックスのダンスが際立ってくる。それで大きく変わるわけではない。ただ、憧れの女の子とちょっとだけ距離が近づき、「頑張れよ」と応援したくなるラスト、好き。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 00:11:24)
624.  ワイルド・アット・ハート 《ネタバレ》 
バイオレンスとセックスに彩られた三文犯罪小説のような逃避行を軸に、イメージとは正反対のオズの魔法使いが絡まり合うヘンテコな世界観なのに何故か吸引力があり、唯一無二の不可解さがデビット・リンチの世界であることを再確認させる。アップカットで撮られた煙草、顔中に塗られた口紅、吹き飛ばされる頭部の鮮烈さよ。へヴィ・メタルを映像にしたかのような下劣さなのにどことなく美しさを讃える。まるで激情として燃え上がる炎のように。天使の登場から「ラブ・ミー・テンダー」を唄う取ってつけたハッピーエンドまで「何だこれ?」と思いながらもどことなく納得してしまう。幸せは自分の足元にあるのに気付けなかっただけ、向き合う勇気がなかっただけだった。セイラーは自分自身に打ち勝ったのだ。テンポさえどうにかしてくれたら佳作だったのだが。。。
[ビデオ(字幕)] 5点(2017-11-03 21:54:39)
625.  花様年華 《ネタバレ》 
ウォン・カーウァイの映画は評価を付け辛い。'60年代の香港を舞台にしている割にはほとんど室内ロケで、屋外ロケも夜しか映さない。緑色を基調にした画には強烈な赤が差し込み、この非日常的な息苦しさが一線を越えそうで越えない不倫を際立たせている。チョウもチャン夫人も「面倒臭い」の一言に尽きる。結婚すれば身動きできなくなることは分かるのに、それでも刺激欲しさに惹かれあう遊戯にも思えなくない。チャン夫人の夫がリクエストした曲「花様的年華」が終わりの始まりだったのかもしれない。冒頭の「女は顔を伏せ近づく機会を男に与えるが 男には勇気がなく女は去る」という一節。ラストはその通りであり、唐突なカンボジアのシーンで、チョウは木の幹代わりにアンコールワットの柱に機会を失った苦しさを吐いた。男は戻れない過去を別に録って現在を生きていくのだろう。手放しで称賛はできないが、『欲望の翼』と『2046』は観なければなるまい。
[DVD(字幕)] 5点(2017-10-15 22:45:04)
626.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
海上版『インぺテンデンス・デイ』であり、反日色のないSF版『パール・ハーバー』って感じ。トラブルメーカーの青年の成長物語であるし、敵対する自衛隊キャプテンとの友情物語でもあるし、脇役たちの見せ場を適度に活かしているあたり、粗製濫造のブロックバスターとして一定のクオリティはクリアしているだろう。ありえないおバカな展開の連続で退屈には感じないけど、主役のはずの金をかけたスペクタクルシーンがどうしても新鮮味がなく空虚で、攻撃対象が曖昧なエイリアンたちが空気。大量消費されていくチキンブリトーのように味すら覚えていないし、何も残らないB級大作だが、理屈っぽく細かいことは気にせず、頭を空にして見られたら至福この上ない。
[地上波(邦画)] 5点(2017-09-11 19:56:41)
627.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
MX4Dを体験したくて観賞。大スクリーンとシートのアトラクション演出による迫力と緊張感の相乗効果はあまり感じられなかった。物語性を排除し事態のみに絞った潔い構成の中に、時空間の異なる陸海空の視線を一つの点に集約させる離れ業をやっている。その割には技巧に溺れて、"戦場に放り込む"部分が弱い。どうしても同じシーンを別々に見せるわけだから、いつ殺されるのか、死んでしまうのかという緊張感が半減する。そして昼夜を操ることもできないため、コロコロ変わる視線を追ううちに集中力が切れて散漫に、駒のようにしか動かない群像劇すらどうでもよくなる。ダンケルクに関する知識がないのが大きいかもしれないが、それでも"既視感の寄せ集め"という印象が強く、そこからオリジナリティを生み出せなかったノーラン監督の限界が垣間見えた。王道で描いても退屈になりそうなところが。ガチャガチャいじくり回して、意義のある撤退をしておしまい。33万人を救った感動的な事実を提示しても、エモーションのない、無味無臭の戦争映画である。
[映画館(字幕)] 5点(2017-09-11 19:05:01)
628.  if もしも.... 《ネタバレ》 
カンヌ最高賞は時代を反映させたものが多い。この映画も例に漏れず、学生運動ものである。カラーとモノクロが交互に入り乱れ、やがて現実と空想(if)の区別が曖昧になっていく。普通なら「厳格な全寮制の学校が嫌なら中退しろ」というのは己を犠牲にしてまで空気を重んじる日本の農奴根性だが、閉塞感を撃ち抜くために変えていこうとする意識が明確なのが欧米らしい。だからこそ映画では学長を射殺して撃ち合いになる冗談みたいな終わり方になる。マルコム・マクダウェルのあのエキセントリックな表情が『時計じかけ~』のアレックスに繋がるかと思うと興味深い。
[ビデオ(字幕)] 5点(2017-07-03 20:13:11)
629.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 
東映アニメーション時代の細田監督の個性が色濃く出ていたワンピース映画。かつての宮崎駿、原恵一が既存のキャラクターで作った異質なパラレルワールドで、全編で影がほぼ入っていないことと終盤のダークさがキャリアの頂点に達していることが際立つ。「仲間を失ったらどうするか?」。かつて『ハウルの動く城』の監督に一時決定になりながらも製作を打ち切られ、信用を失った実体験が反映されており、「私物化するな」と言われても仕方ない。それでも監督のビジョンが脚本に上手く伝えきれず、冗長な部分がむしろ印象に残った。過去にしがみつかず、前に歩き続けるしかないだろう。仲間といつまでも付き合える保障はない。だが、笑顔のルフィにその決意が示されている。
[DVD(字幕)] 5点(2017-07-03 19:51:08)(良:1票)
630.  メランコリア 《ネタバレ》 
センセーショナルで辛辣な映画を撮るトリアーの中では最も見易い作品だろう。ディザスターものの体裁を取りながらも舞台は屋敷とその周辺のみで、鬱病を主体にしたシンプルさ。鬱病への無知・無理解をストレートにぶつけ、ヒロインの心理状態をシンクロさせるような揺れる撮り方に見ていて辛くなるくらい(酔うという意味で)。避けられない破滅に、ヒロインと常識人の姉の立場が逆転していく過程が印象的。地球消滅なのに、どこか穏やかで爽快感のある終わり方。これに共感してしまうあたり、「生きているだけで素晴らしい」と強要する"普通"の社会にどこかしら違和感があったのだろう。閉塞感からのリセットを描いた壮大な"断舎利"映画だ。
[映画館(字幕)] 5点(2017-06-08 18:58:17)(良:1票)
631.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
最初に見たデヴィット・リンチの映画がこれだった。 冒頭からバッドトリップしたような映像に引き込まれ、不可解なストーリーがゆったりとしたテンポで展開する。 一回見ただけではよく分からないし、体感時間が2倍くらいに感じる、個人的には苦手なタイプの作品だ。 ただ、青い箱が現実に引き戻す真実の箱だとしたら、 華やかに見えるハリウッドの残酷さと儚さを一層際立たせていると言えるだろう。 偽りでもいい、このまま夢のような世界でいたい。 そう願って夢に破れた女性の願望。 あの孤高のバラードが哀切なまでに胸に迫る。
[DVD(字幕)] 5点(2017-05-22 21:38:57)
632.  ツォツィ 《ネタバレ》 
アフリカを舞台にした映画は数あれど、本当のアフリカ資本で撮った映画を初めて見た。悲惨なまでのヨハネスブルクの治安の悪さと貧困の中で逞しく生きる若いチンピラが、偶然さらった穢れのない純粋無垢な赤子と車椅子の初老の男によって、少しずつ人間性を取り戻していく。ベタなお話だが奇をてらうようなことはしないシンプルさが却ってテーマを際立たせていた。彼のしたことはどんな過去があったにしろ許されるはずはないことを監督も承知のはずで、正しい悪いの二元論で下すわけはない。だからこそ想像の予知を残す結末に微かな可能性が見える。「日本で生まれて良かった」と平和ボケで済ますしかないが、どこの国も見えないところで救われない人がたくさんいるのだろう。
[DVD(字幕)] 5点(2017-05-22 21:33:28)
633.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
ルワンダの大虐殺は、事件から10年後の『シンドラーのリスト』のドキュメンタリーで初めて知った。それほど日本にとって遠い対岸の火事に過ぎなかったのだろう。感動系よりはサスペンス寄りで、如何にして多くの人を救ったのか、決して綺麗事ではない強かさと駆け引きで切り抜ける。もし主人公夫婦がどちらか同じ部族だったらホテルマンにしてもこうはいかなかっただろう。植民地時代に白人によって分けられたツチ族とフツ族。外見が同じ黒人でも微妙に違う。そこに世界の無関心が集約されている。リアルタイムで知ったところで何もしてあげられないし、募金が着服されたり、下流のために中流のしわ寄せを恐れる日本人気質からすれば、どうでも良い問題なのではないのか。社会問題をかじっただけでそれ以上は踏み込まない。上映運動しようが、今更知ってももう手遅れだ。
[DVD(字幕)] 5点(2017-04-28 19:25:11)
634.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
ここまで来るとマイケル・ベイ特有の様式美と言っても差し支えないかもしれない。やってることは前二作の焼き直し。複雑なガチャガチャ変身と破壊要素が増えまくっただけ。完結編でヒロイン交代なのに違和感もなく(どうでもいい)、二度世界を救った青年の葛藤のドラマが全然活かされてないのも予想通り。添加物だらけのデカいハンバーガーセットをこれでもかと胃に詰め込めば、ある意味、胃もたれレベルで満足というか完敗としか言いようがない。3部作全てでオプティマスプライムが教訓めいた台詞で締めていたけど、「どれか単品だけ見ても十分楽しめるよ」と言っているように見える。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-04-06 23:58:38)
635.  しあわせの隠れ場所 《ネタバレ》 
美談ならではの胡散臭さがある。「それならなぜ他の黒人も救わないのか?」と。少年の恵まれた体格を見るに、そういう打算もあったかもしれないし、キリスト教的慈善事業の背景も、日本では理解しがたい複雑な事情もあるだろう。何もしない第三者が偽善だとあーだこーだ叩いたところで、サンドラ・ブロック演じる母親は「やかましいわ」と一蹴する。それだけ肝の座った芯の強いヒロインを体現していて清々しかった。彼女がいなければ、この映画自体空中分解してもおかしくなかった。全体的に悪い映画ではないが、ああ取り上げられてしまった以上、あの家族が転落しないことを切に願うばかりである。
[DVD(字幕)] 5点(2017-03-09 22:40:43)
636.  アメリカン・ギャングスター
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの共演と言っても、仲が険悪なのだろう、終盤を迎えても同じスクリーンに二人が映ることは全くない。ロングショットで判別し辛い上、背姿は明らかにボディダブル。では内容を疎かにさせるものかと言えばそうではなく、作りは至って堅実でつまらないわけでもないが地味。実話ならではの限界か? 麻薬王なのにビジネススーツがビシッと決まっているデンゼルがカッコいい。そして母親役のルビー・ディーくらいしか印象に残っていないです。しかし、冒頭の本編とは無関係の掴みは如何なものかと。
[DVD(字幕)] 5点(2017-02-28 23:56:41)
637.   《ネタバレ》 
タルコフスキー自身の半自伝要素を盛り込んだ、断片的な夢を見せられているような気分。だから、ストーリーを求め過ぎると難解と言わざるを得ない。いや、難解と見るのではなく委ねるが正しいかな。父親の不在と戦争、そして家族との軋轢が、現在の彼を作り上げているかのよう。不穏な心象風景で見せる映像美は圧巻。
[DVD(字幕)] 5点(2017-01-01 14:31:45)
638.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 
ハリウッドのSFとは対極の、いやこれはSFと呼ぶべきなのかと思うくらい、特殊効果も劇的な展開も排された"散歩映画"。なのに、隔絶された廃墟の生命を湛えたような超現実的さ、何か起こるかもしれない不穏な空気が、SFかもしれない矛盾性を孕んでいる。ゾーンしか居場所のない案内人、名声欲しさの作家、希望をちらつかせるゾーンの爆破を目論む教授。どの男も自分の正義を振りかざし、理屈を捏ね繰り回してるに過ぎない。結局、平行線をたどって部屋にも入らず戻ってきてしまうわけだが、ここぞってときの命欲しさや現状維持が勝ったのだろう。神聖な領域に踏み込むにはリスクを要し、こうして現実が続いてきた。対する案内人の妻の、地に足のついた台詞が印象に残る。大変だとは分かりつつも、完璧な男との単調な生活より欠点だらけの夫を受け入れた。それが活きることなのだと。タルコフスキーならではの、富と名声といった目先の奴隷にならない、当たり前の生活の大切さは今回もブレていない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-27 00:29:41)
639.  スリーパーズ
【法廷もの】が一つのジャンルとしてカテゴライズされているようにアメリカは訴訟大国。感情的な日本と合理的なアメリカではあまりに価値観が違いすぎるから、評価が分かれるのは当然だろう。たとえ犯罪による自業自得だとしても、それはそれ、これはこれ。どちらが人権的に先進国なのか後進国かなんて不毛で、『スタンド・バイ・ミー』みたいな悪ガキ達の友情ものとして見た方が正解な気がする。にしては豪華キャストの割にみんな影薄く感じるくらい地味で暗いお話でありました。
[ビデオ(字幕)] 5点(2016-12-19 22:26:27)
640.  NOTHING ナッシング 《ネタバレ》 
社会に上手く適応できない男二人にとって、"何もない世界"は理想郷か? 消せる能力を得た理由が最後まで明かされないカフカ的不条理劇。となると、監督も役者も同じ『CUBE』を思い出してしまうが、二人だけになった30分以後の展開はシュールなコントと内輪向けに成り下がる。この手の題材は短編向きで、切れ味が良くないと正直付き合いきれない人が少なくないのではないか? 共感できる部分はないわけではないが、実は男二人の妄想で刑務所オチだったら正直後味悪い。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-19 22:21:14)
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