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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 886
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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641.  真田幸村の謀略 《ネタバレ》 
タランティーノもインスパイアされたかもしれない荒唐無稽な時代劇。何せ冒頭の隕石落下のインパクトが強く、猿飛佐助が宇宙人というトンデモぶり(しかもそれが活かされていない)。真田十勇士は誰が誰だか分からない。殺した敵のドクロの杯で乾杯は実際にあったのかね。全編マンガみたいな設定と展開で時代公証もへったくれもないが逆にそこが面白い。いずれにしても豊臣家が滅び、悪役面の家康を討っても徳川の天下は変わらない。それでも誇りと父の仇のため多人数相手に挑み、史実では叶わなかった家康を討ち取ったカタルシスに、今日の幸村人気と数多の創作で溢れている所以を再確認。大河ドラマと見比べて幸村に想いを馳せてみるのも悪くない。
[DVD(邦画)] 5点(2016-12-19 22:11:23)
642.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
原作既読。 地の文と会話文を区別しない、改行のない独特の文体が、 目の見えない混沌の世界を的確に表現するにはうってつけだろう。 名前のない登場人物がどんな姿形をしているのか、如何に凄惨な描写なのか、 文字だけの小説ではただ想像するしかない。  問題は目の見えない世界を如何に映像にするか。 ノーベル賞作家の偉大さを恐れたのか、メイレレス監督がドSなのかは知らないが、 万人向けに大幅に脚色できず、 かと言って原作を中途半端にトレースすることしかできなかったのがその答え。  例えば、唯一ヒロインだけが見えているのだから、 極限状態とはいえ屈服するくらいなら王を殺すべきだったし、 全員が(一時的に)失明したのが資本主義に驕った人類への天罰だったら何でもありになってしまう。 寓話と言えばそれまでだが、ディテールの甘い観念ドラマにただただフラストレーションが溜まるだけだろう。 R18指定になるにしてもやるなら徹底的にやれ。  カフカや村上春樹といった非現実な小説と同じで、 文字でしか表現できないものがあることを逆説的に知らされる形になった。 つまらなくはないが、陰惨すぎて二度と見る気がしない。
[映画館(字幕)] 5点(2016-11-26 01:05:26)
643.  DEATH NOTE デスノート(2006)
人気漫画の実写化というものには懐疑的である。特に非現実要素の強いものなら尚更。キャストのほとんどは似てない、オリキャラがある程度露出多め、死神のCGが浮きまくり、原作再現という意味ではお世辞にも良いとは思わない。予告を見た時点であまり期待しなかったが、テレビで軽く見るくらいでなら普通に楽しめた。それ以上の感想が見つからないくらい普通。
[地上波(邦画)] 5点(2016-11-26 00:27:52)
644.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
監督からすれば強い思い入れがあったのだろう。その思いが強いほど、説明過多に詰め込まれたエピソードの数々が映画全体のバランスを破壊し、集束しないままラストの感動がぼやけてしまう。ストーリー的にある意味リアルかもしれないが、キスシーンを検閲でカットするように行間があるからこそ、いろんな解釈が生まれて面白いはずなのに。劇場公開版の感動を無に帰してしまうほどの破壊力で、逆に完全版を見ていたらダメージが少なかったかもしれない。良レビューに「大は小を兼ねない」というコメントがあったが、長ければ良いって訳ではないことをこれほど実感したものはない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-10 22:11:32)(良:1票)
645.  アトランティスのこころ 《ネタバレ》 
『スタンド・バイ・ミー』と『グリーンマイル』が合わさったような小品。派手さはないが、少年の自立と成長を堅実に見せる。それでも両作の劣化セルフコピーに見えて印象が薄かったのも事実。主人公を導くアンソニー・ホプキンスは余裕のある演技。後に『スター・トレック』で飛躍する主役のアントン・イェルチンが事故死するとは誰が想像したことか。ラストの自転車のシーンがその後を暗示をするようで、複雑な気持ちになる。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-05 00:33:28)
646.  EUREKA ユリイカ 《ネタバレ》 
偶然とはいえ、製作年に発生した北九州のバスジャック事件を思い起こさせる。そして事件に心に傷を追い、殺人者と化した少年が実在の事件とオーバーラップした。モノクロフィルムをカラーで現像したセピア色の世界が、あやふやに彷徨う当事者の心象風景として映えてくる。同じく重い過去を持つ兄妹の従兄をバスから追い出す運転手の心境は常人には理解できない。どんな人間にも犯罪に手を染めるのには理由や背景がある、と言いたいのだろう。ともすれば、タイトル、映像、演出、全てにおいて娯楽とは対極の本作もまた、観客とは隔絶された世界に向かってしまうわけで。壁ノックが象徴するように、コミュニケーションの不通が本作のテーマだとしたら、寛容か拒絶の二極でしかない現代社会において、それ以外の道を探るこそが【ユリイカ】=【発見】そのものかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2016-10-05 00:27:55)
647.  高慢と偏見とゾンビ
『高慢と偏見とゾンビ』・・・なんてそそられるタイトルなんだろう。 『死霊の盆踊り』並みに絶妙である。 元ネタを知らないと面白さが理解できないとのことで『プライドと偏見』で予習してから観賞に挑んだ。 格調高さとB級感を両立させようとすると普通の映画になってしまって却って難しいなと。 18世紀当時を再現したセットもそれほど豪華絢爛に見えず、低予算ならではの妥協もあったのかもしれない、 真面目さを通り越してのギャグ(=シリアスな笑い)が不完全燃焼だった。 原作が8割方ジェーン・オースティンの原文とのことで、そこを熟知しないとかなり厳しいかと。 それを抜きにしてもアクションとしては普通に面白い。
[映画館(字幕)] 5点(2016-10-05 00:21:38)
648.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 
テレビ版編集のためか、本編が10分弱短いせいもあり、意外とサクサク見れた。軽快な娯楽時代劇と言いたいが、弱小藩が如何にして危機を切り抜けるのかというワクワク感、幕府側をあっと言わせる痛快さが予想範囲内。コミカルとシリアスが水と油のように混ぜ合わず、場面場面によっては重い口当たりが残ることも。女郎のエピソードとクライマックスのチャンバラは贅肉感があり不要。アイデア勝負の90分で描いてくれたら良作だったかもしれない。参勤交代に絞った題材が勿体ない。
[地上波(邦画)] 5点(2016-09-23 08:02:13)
649.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
エメリッヒ版は未見だが、それと比べればオマージュは感じられる。 が、構成はやっぱり地球の守護神ゴジラが敵の怪獣を倒しに行くという、往年のシリーズらしい範囲内で終わっていく。 そこに至るまでがちょっと退屈で、溜めに溜めてこれではどうしても物足りなさを感じてしまう。 核の向き合い方にしても、もう少し踏み込んで欲しかったと思わざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2016-09-06 19:28:07)
650.  恋する惑星
カンフーやマフィアものとは真逆の、浮遊感あふれるスタイリッシュな映像と中二病なストーリーテリングは新鮮で、初めは目を引くがどうしても飽きてしまう。二つのエピソードにあまり繋がりはなく、せめて交互に同時展開してくれないと退屈極まりない。象徴的に流れる"California Dreamin'"と"夢中人"はどうしても耳に残る。感覚的に嫌いではないが、なんだかな・・・
[DVD(吹替)] 5点(2016-08-20 00:10:11)
651.  ジェヴォーダンの獣
フランス版『スリーピー・ホロウ』かな? フランスらしい映像美と舞台にそぐわぬワイヤーアクションが絡み合う。美術の重厚さと設定の荒唐無稽さがミスマッチを引き起こしてそれはそれで面白いところだけど、無駄に盛り過ぎて二時間強は長い。
[DVD(字幕)] 5点(2016-07-05 22:27:34)
652.  ブリッジ
アメリカの自殺事情には興味はあった。年間約3万人と日本と同規模だが、人口で見れば割合は少ない。自殺に良い印象のないキリスト教国という理由もあるが、遺族の吐露出来ない辛さはどこも同じ。インタビューがほとんどの単調な作りで眠くなる。そして焦点が定まってないのは、自殺というものが日本と比べてオープンではなくその覚悟に時間を要したのかも。どんな手を使っても救えない人がいて、かと言って直前に思い止まる人もいて、結局は当事者にしか分からない。自殺シーンがまるで劇映画のワンシーンみたいで実感が湧かなかった。水面というのもあるが、これが地面やコンクリートだったら、現実だと認識できるのか? 作り手はもちろん、興味本位で見る視聴者の倫理観も問われているような気がした。
[DVD(字幕)] 5点(2016-05-16 21:19:16)
653.  インソムニア
雄大なアラスカの映像美は良いにしても、不眠症の恐ろしさや焦燥感が伝わってこないのは致命的。三人の演技派を揃えてもこれかって感じで、初メジャー作品のプレッシャーで自分の持ち味を活かせなかったのか。リアルタイムで少し失望したが、『ダークナイト』で持ち直すとは思わなかった。ジャンルは違えど、フィルムノワールとしての作家性と美学を崩していないことに今更気付いた。
[映画館(字幕)] 5点(2016-05-16 20:44:35)
654.  メメント 《ネタバレ》 
カラーのエピソードが逆の順番に描かれるのは分かるが、交互に差し込まれるモノクロのエピソードが順番に描かれているとは気付かなかった。そういう意味で記憶障害の追体験は出来たかと思う。あの編集がなければ平凡なノワール映画だろうが、アイディアの勝利。復讐を果たせてもすぐに忘れてしまうから、永遠に仇を追っていくかと思うと切ない。無間地獄だ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-05-16 20:41:55)
655.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 
流石オスカー好みの内容。でも、作品賞受賞は消去法的。堅実な演出に、的確なキャスティング、多くの情報量を2時間強でまとめた脚本。優れた映画には違いないが、非キリスト教圏の日本では馴染みの浅い実話であり、知っていることを前提に作っているわけだから、ショッキングな題材の割に台詞と情報だけで交わされる展開についていくのがやっと。直接的な性的虐待を描写しなかったのは良いとしても、あまりの淡白さにすぐ忘れてしまうだろう。記者及び被害者が報われるカタルシスに欠けているというか、かと言って盛りすぎても不自然なので難しいところ。地道に取材を重ねるジャーナリストの執念に、ロールシャッハ(ウォッチメン)の「真実こそが正義」が頭に浮かんだ。
[映画館(字幕)] 5点(2016-04-17 23:04:44)(良:2票)
656.  アダムス・ファミリー(1991) 《ネタバレ》 
2→1と遡って観賞したためか、ブラック度は1の方が上で癖が強いかも。忍者屋敷のような仕掛けの数々は楽しく、血みどろ学芸会のリアクションの面白さにしろ、次第に彼らが正常に見えてくるのだから不思議。純粋に笑うなら2の方に軍配が上がるが、ホームドラマにしては結構良い線を行っていた。
[DVD(字幕)] 5点(2016-04-15 22:12:40)
657.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
リアリティ皆無であるにも関わらず、現在の世界情勢を見ると現実になりそうだから笑っていられない。昔の白黒映画なのか眠くなることもあるが、「また逢いましょう」をバックにした核戦争ENDは今見ても鮮烈な記憶を残し、爽快感すら覚える。アメリカの大衆はトランプに核兵器を持たせたいのか? 大衆がそれを望むなら仕方ないけどさ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-04-15 22:09:30)
658.  コングレス未来学会議 《ネタバレ》 
ロビン・ライト本人が主役のメタ設定といい、実写とアニメが混在する構成といい、こういう奇想天外さとバッド・トリップ感に乗れるか否かで評価が割れるだろう。アリ・フォルマン監督らしい、幻想的で悪夢のようなアニメーションは見ていて楽しいが、慣れると飽きるもので90分くらいで限界。夢を与える映画産業が衰退し、代わりに理想の自分になれる幻覚剤が生み出した理想郷は、争いも傷付くこともなく幸せかもしれない。ただ、ディストピアと表裏一体で、真実の世界とどちらが良いかと聞かれたら一度は迷う。今まで重要な選択を渋ってきたロビンの最後の選択は、ハッピーエンドだと解釈したい。
[DVD(字幕)] 5点(2016-02-15 19:02:33)
659.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 
言いたいことは分かる。適度な距離と本音と建前を忘れると、人間なんて犬畜生以下だということも、現実社会で生きている以上は幾度となく感じていることだ。しかし、スタジオに線で引いただけの前衛的なワンセットで170分はかなり厳しかった。最後の虐殺で今までのフラストレーションをチャラにする構成だが、あの長さでスカッとするには全然物足りず、観念的すぎて手応えを感じられなかった。頭は良いが精神は子供。だから、ミヒャエル・ハネケのような成熟さはなく、腰をどっしり据えた映画を撮れない。視野が狭くて意見すら聞かず、常に寓話に引きこもって人間の可能性を信じない。安全な場所で人のグロテスクさに安心している自分が正しい。そういう限界が垣間見えた。
[DVD(字幕)] 5点(2015-12-25 20:54:20)
660.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
映画を見始めた頃、ほぼリアルタイムで接して、バッドエンド一直線の物語に怒りを感じたものだった。時を経て、鑑賞経験を重ねてから再見すると「そこまで悪くないんじゃない?」と思えるようになった。映画の作りとしては、これはこれで悪くないか。とにかく独創的。母の無償の愛を描いたと世間的には言われているが、どこかの映画雑誌でトリアー監督は真っ向から否定しており、薄幸で頭の弱い女性がひたすら苛め抜かれる姿を通して、理不尽で身勝手で愚かなアメリカをただ批判したかっただけだったんじゃないの、と思えてしまう。主人公にとって厳しい現実から勝ち逃げしても、息子を始めとする周囲の人たちはそのエゴを押し付けられて不幸になっただけ。監督も登場人物も誰も責任を取らないから、メッセージ性に重みもないし本末転倒だ。反面教師的にはアリかもしれないけどね。
[地上波(字幕)] 5点(2015-12-25 20:41:50)
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