681. スーパーマン4/最強の敵
《ネタバレ》 スーパーマンという記号性と概念はもう80年代には耐用年数を超えて運用されていた。残念ながら、このヒーロー像を子供を限定しない娯楽に落とし込むのはもうかなり難しいと思う。 スーパーマンが飛ぶ。ただ空中を飛ぶ。それだけで難しい。スーパーマンは時速八〇〇万キロで飛ぶらしい。四万と七十五キロメートルしかない地球上で、いったいどうやっておもしろい話を組み立てることが出来るだろう。スーパーマンという素材に奇跡的な相性を持っていて、面白く組み立てられる人もいるかもしれない。だけど、それほどの作家や脚本家ならもはやスーパーマンに時間を費やすと言うことはしないだろう。残念なことだが。 強さの象徴として、過去の一時代こうしたキャラクターがもてはやされた。このように語られる対象としてそっと歴史に幕を閉じるその引き際をいま、アメコミでは模索されているのかもしれない。正義論や立場を巡ってバットマンと諍いを起こす、大人のキャラクターとして今もなんとか生き残るスーパーマンだが、それが大人向けの映画になることはないだろう。 ギリシャ神話のように、人間の願望を素直に神様へと抽象化した物語の系譜として20世紀の頭にはスーパーマンという形態があった。そういう思い出話として語るのも、実際にはそんなに悪くはないなとおもう。 [地上波(吹替)] 4点(2013-08-01 15:48:47) |
682. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
《ネタバレ》 好みが合わ無いとかなりキツイ。 [地上波(吹替)] 4点(2013-01-07 00:23:48) |
683. 機動戦士ZガンダムII 恋人たち
《ネタバレ》 Zガンダムが弱すぎるのと、女好きすぎるのと、女の人がみんな痛すぎること。 この三点でこのマンガがダメになっている。ストーリーがメチャクチャだ。 [DVD(邦画)] 4点(2012-12-01 18:32:26) |
684. ラストサマー
《ネタバレ》 90年代後半という時代は、マーケティングの時代だった。地球上の誰もがマーケティングという言葉に踊らされて、自分自身いったいなにを踊っているのかよく分からないのに、「いや待て待て落ち着け。落ち着いたらもう一度踊ろう」そんな世界観で色々世の中が動いていたように思う。 80年代であれば考えずに死ぬまで踊り続ける所だが、少しだけ思慮深くなった90年代である。一休みして、分析。そしてその分析が一意で自分勝手で商業的なのだった。 この映画を見た瞬間、もうマーケティングとテンプレートの賜物で、つぎはぎの神様がいらっしゃったらさぞ祝福したもうたんだろうなきっと、と妙に深く感心したりして。 1 何か知らんが学生の男女 2 催しで騒いで事件 3 秘密を共有 4 脅される これがジュベナイルのサスペンス的な鉄則だとして、 1 行かなきゃ良いのに行く 2 同情できない主人公 3 セックスアピールの強い犠牲者 4 無関係な犠牲者 5 殺しても殺せない殺人鬼 この辺がスプラッターのセオリー。 これに事故の実態と作者なりのどんでん返しをくっつけて、更に主要人物を6人に絞り内二人を殺したり人違いにしたりしてリタイアさせて話を分かりやすくしている。更にやな嫌なヤツ度の高い順に殺して、現実的な職に就職した人は描写しないという気配りまで散りばめている。この辺に創作性を主張しようとする90年代マーケッターの矜持を見た。良い仕事をしている。 しかし本編が全然面白くないのに、面白く見させるという事に成功してるんだからこれでも良いんじゃないかとちょっと思ってしまうのである。 [DVD(吹替)] 4点(2012-11-01 00:49:05)(良:2票) |
685. パラノーマル・アクティビティ2
《ネタバレ》 何年か前の事だ。恐ろしい出来事だった。 突然訪ねて来た元クラスメートと過ごした夕食の後、何か運命的な気持ちの中、彼女と不自然な会話が始まった。何かおかしい。 彼女が呼び鈴を鳴らしたのは、午後にお茶でも飲むような頃だった。 「最近どう?」だとか、「原君は相変わらず悪い」だの落ちのない彼女の話をいちいち深く共感している体で、彼女の笑う顔を眺めている。 僕が慇懃にこの終わりが見えそうもないおしゃべりを聞いているのは、彼女がクラスの中で目立たなくても少しかわいい部類だったからで、それは目の前の顔とあまり変わらない。中学生を卒業してもう七年たつというのに。 そもそも何故都下の大学生で、一人暮らしをしている僕の部屋に彼女がやってきたのか。いかがわしい期待とかシンプルな恋の期待に視線が色々飛ぶ。 会いたくて君のお母さんに住所聞いて来ちゃった、などと言われたらヤバい。ヤバいのにそんなことを彼女はさらっと言う。その後はドキドキと昔話が二人の間を踊った。 会話の中僕は覚悟を決めて「夕ご飯食べてかない?」と言ってみると、ありがとうと笑いながら応じてくれた。退屈な日常が急に明るくなった。 そうやって過ごして、翌日の講義が心配になる頃「また会おうよ」と期待を込めて言うと、彼女は突然「ちょっと待ってて」と外に出て行ってしまった。しばらくして帰ってくるとホワイトボードを抱えていたのだった。 近所の駐車場に車を置いてきていたらしいのだが、いや待て何か変だろ。謎のカタログを渡されて謎の相関図を書く彼女を見つめている。 強い視線で彼女は言う。 「良い品物ばかりだから。君が友達に売れば売るほど豊になれるよ」それでランクが上がってくんだと彼女は細かい説明を始めた。 翌日の昼まで説明はループして、いくのだった。 僕の久しぶりの恋はわずか八時間で終わって、その後は延々とネズミ講の勧誘である。 パラノーマルアクティビティを手に取ったのは、少し面白かった前作の隣に置いてあった続編がたまたま目に入ったから。仄かな期待と、それが豪快になし崩しになったとき、彼女と彼女のホワイトボードが現れる。頼んでないのに。 こう言う続編があんまり面白くないのが作法であるように、僕にこんな形で恋が転がり込んでくるはずが無く、一瞬で気づくべきだったのだ。 ○○○●イ怖い。超怖い。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2012-07-21 13:55:19) |
686. 東京島
《ネタバレ》 ああいうエロいおばちゃんが男の群れにいたら、とかいう妄想をかなえてくれるもんだと思って借りてきた。そしたら、そうしたらエロくもないし怖くもないし。雰囲気映画なのか要するに。最初に言ってくれないとさあ。 結構凄い設定なのにな、これ。つまらない邦画の典型でストーリー作っちゃってだらだら2時間。この映画見たらたぶん原作者の他作品を読もうとは思わないだろうね。 作家殺しだな。 [DVD(邦画)] 4点(2012-06-03 03:08:02)(良:1票) |
687. ぼくのエリ/200歳の少女
《ネタバレ》 うげぇ。これしか出てこない。 意図的にハーフスピードで区切られているとおぼしき間は、この映画の映像と様式を人間の世界にない美しさに昇華させて、そこに置き去りにしてしまった。 いや、違うな。置き去りにされたのはむしろ私の方で、この映画が一人で高い遠いところに行ってしまったんだと、見終わってから気づく。美しい情景に、凄惨な殺害が重なっているその場面に視線を保っていられなかったのは私。酷い有様になった死体が引きずられていく時だって、対比もせずに美しい世界は美しい世界のまま死体が引きずられていく。 この世界に嫌悪感と恐怖感を覚え、そこに近づくことが出来なかった。 美しい少年と少女の愛情は、何世代にもわたって何人にも引き継がれ続けていくのだろうか。それとも社会の高度化とともに彼女と彼女が愛した人間の居場所は消滅してしまうのだろうか。その寂しさをかみ砕けないまま、エンドロールが始まり私は黙りこくってお茶を口にすることしかしなかった。 だからホラー耐性、スプラッター耐性が低いとこう言う映画は全く楽しめなくて損をする。うわぁ気持ち悪い。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-01 02:28:13)(良:1票) |
688. エンド・オブ・デイズ
《ネタバレ》 面白くない。 正直誰がターゲットなのかわからん。私はこの映画の客として想定されていなかったようだ。全く感情移入できなかった。 1999年に公開されたキリスト教がテーマの映画なのに、危機感が無い。せっかくの世紀末が台無し。 が、よく考えてみると世の中的にあまりシリアスに末世感を出し過ぎると、多くの人は見ている間にきっと心が折れてしまったろうと思う。偉そうな現実主義者を演じていたがあの年世界が終わるって真剣に信じていた同級生はいっぱい居た。テレビにもネットにもあふれてた。 そう考えると、テーマとかタイミングはすごく良かったのかもしれないが、シュワルツェネッガーの映画でやるべきじゃなかったんだろうと思う。 何となく1999年はそう言う映画が多かった印象がある。 [地上波(吹替)] 4点(2012-01-02 07:26:40) |
689. 0:34 レイジ 34 フン
《ネタバレ》 クソだなぁ。 すがすがしいほど半製品。日常とか生活の裏側にある怖さをねらってんのかな。もうちょっと現実に即さないとそういう怖さが出てこないと思う。 で、作ってる人たち自身が途中でそれに気づいてしまったのか、怖さの対象を変な怪人にしちゃったような別の主題になっちゃってる。 結局いらない謎とか、現実世界に戻ったラストの、普通の人たちが主人公に一瞥も投げかけないとか、よその話がやりすぎな手法とかもうなんかこうやったら怖いリストをみんなで持ち寄りました的な作りが無念きわまりない。 スプラッターに頼るとかそういうところも良くない。 迷い無くつまらなかったといえる普通のC級映画だった。そういう意味では外してはいない。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-12-30 03:07:25) |
690. 北の国から '89帰郷<TVM>
面白くない。 ただ人が堕ちていく。この映像に出てくる人物がただ一人として幸せと思えず、こうなったらどうしようと恐怖すら感じたのを覚えている。 金を金としてではなく、大切な思い出としての物質に置き換えた設定。これが凄く嫌いだ。私だったらその金を大切にとっておくことをしないで、まず真っ先に一生大事に使うかもしれない道具や、一生の知識になって欲しいと願う本や何かに換えて、毎日使うことを考える。というか親にもらった全く同じ意味合いのお金を私はそういう風に使った。 作り手の都合で純君が大事に現金のまま持たされた紙幣には、脚本家が泥をつけることで記号化の意図を込められているが、泥がついたからとか汗がついているからとか、そういうことを理由に大切にするかな。気持ちを大切にしたという設定なのに、何を授けて送り出したらいいのか分からなかった器用さに欠ける父親が、現金にどういう願いを込めたのかの部分を詰めなかったせいでこの話はグチャグチャの転落劇の様相を呈したのではないかと思う。 生きていくことがつらい、結構当たり前だとは思うがこの話では生きることがイコール無間地獄である。この作られた地獄を見ると、絶望感で息が詰まる。 [地上波(邦画)] 4点(2011-09-02 01:30:52) |
691. コクリコ坂から
横浜の街で昔、デートをした。半世紀も昔の事ではないが、今となっては大昔だ。当時にぎわっていた巨大観覧車がそこにあるだけでなんか嬉しい空気があったり、工事中だった地下鉄をせっせと建設会社ががんばって作っているのをぼんやり眺められるバーがあったり。あぶない二人組の刑事が走り回ったり。そういう時代だって十二分にカビが生えるほど立派な大昔である。 地方出身の彼女は、有ろう事か、こんな暴言を私に浴びせるのだった。それも自然に他意もなく悪意もない。 「なんか、東京の方が栄えてるよね」 ちょっと待て。いや待ってください。そりゃまぁ東京の方が栄えてますよええ、全然栄えてるし遊び場もいっぱいですよはい。だけどね、違うの。違うんだ。関内駅をでて歴史の詰まった市庁舎とかポンコツスタジアムを眺めつつ、古風なビルを誉めながら中華街に向かってみなさいって。という説明にも分散しててどこがメインなのか分からない、とか私らは今横浜で何してるわけなのだとか痛いところをついてくるのはよしてください、とおのぼりさん二人である。 で、この横浜と今の横浜は、実はあんまり雰囲気の変化のようなものを感じたりはしないのだけど、ゲド閣下の作り上げた横浜は、あんまりにも美しすぎるじゃありませんか。 この雰囲気をどこかで感じて、猫が私の顔をじっと眺めている気配にふと浮かぶ。あれか、江ノ島とかの感じ。微妙な下町感を残した横浜の町並みに郷愁や憧れを感じながら、かわいい主役の女の子がほんとにかわいいなぁこれなんて感心しながら時計をみると十時四八分である。 又かゲド。オイちょっと待て、話し全然落ちてないだろ。 [映画館(邦画)] 4点(2011-09-01 01:28:38) |
692. トロイ(2004)
《ネタバレ》 おもしろくない。 話とか別に驚くようなところがないのはむしろ良いんだけど、神話ものでCGの金けちるとかとういうことだ。 見た目で何とかしないといけない話のはずだが、なんだかすごく節約間が漂う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-28 07:37:16) |
693. エクソシスト2
《ネタバレ》 面白くない。 何映画だかよくわからない。残念だ。この時代ではこれが科学だったんだろうか。理解に苦しむ。 ふんだんに予算を用意して、様々な特撮とか金の掛かった音楽とか色々インパクトはあるんだけど、それってエクソシストなのか? なんだかよくわからない気味悪さを期待したら、アトラクションムービーだった。心底がっかりした。しかも最後あれ、落ちてないでしょ。落ちてない。なんでアフリカの自然災害をキリスト教に結びつけるんだろう。それぞれの役割の描き込みの狙い所がそこじゃないだろって雰囲気だし、大人の都合でこうなった。そうとしか思えない映画だった。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-06-12 23:21:13) |
694. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 思ったより面白くなかった。 悲しさとかやるせなさとかを感じさせる意図が、プロットのおかしさで不自然さを生んでいないだろうか? 主人公の失明と貧困は切り離せない設定だと思うが、そこに嘘つきを加える必要はあったのだろうかこの話で。このアクロバティックかつ豪快な飛び道具を使ったせいでいらいらする。 彼女の正義は彼女の中のルールを守ることだけ。息子の手術代を守る母という「立場」を守ることに一貫して執着する。しかし台詞で息子のためとしゃべらせているだけなので、受け手が本当にそう思うかとかは後回しだ。前評判補正なしで客観視すると、意図もそうすることによる意味も感じ取れない行為を本当の良心であるかのごとく、しつこく受け手に思考的強制をしてくる。 これが非常に煩わしく、イラッとくる。 泣かせようとするときのセオリーなのだろうが、ルーチンが強すぎる。見ている途中に現実世界の良心が頭にあると絶対に感情移入できないだろう。 間違った誠実さにへのかたくなさと努力、人を欺すことを息子のためと押しつける妙な信心的頑強さ、これらを一人ではなく数人に向ければきっと綺麗な話になったのだろう。だけど賞はおろか注目されることも無かっただろう。 このような脚本や演出上の工夫だけでなく、監督と主演に世界的に世界的な有名人を使ってくるあたり。周到に、何重にも安全装置が掛かった作りになっている。受賞納得である。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-06-05 17:09:32) |
695. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
意外と面白くない。 なんというか、ホイチョイッぽい雰囲気。どや顔でバブル時代の細かい記憶を披露されるとなぜかイライラする。中身ががほぼ空っぽに近いのに、意外とバラバラにならずに2時間引っ張れるというのはこういう話にも確立した技法でもあるのか?、とか思ってしまうくらい何となく良くできてるのかも。 でも面白くない上に鑑賞後に何も残らないのはいかん。肉弾シリーズでさえ見終わった後にはなんか残ってる。受け手が娯楽や意味を求めて映画を見る、という当たり前の行為をすっぱり無視しているし、2時間という塊をひたすらなんの題材でも映画になる方法で作られた技術の結果にしてしまったのか。とにかく作ってる側の雇用創出的な、内輪の都合が滲んでるのが痛々しかった。 これだったら役所の、地域の映像会社を食わせるための道徳啓蒙映画だの交通安全映画の方が確実に意味があるといえる。なんにも用途が思い浮かばない映画はカラオケに流れてるオリジナル動画よりも不確かな存在だと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2011-06-03 00:15:54) |
696. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 今でも新橋駅の発車音でこれを時々思い出す。というよりこれを歌っているオードリー・ヘプバーンを思い出す。 そして思い出すのがジョージペパードである。ベトナムで鳴らした筋さえ通れば金次第で何でもやってのける命知らずで百戦錬磨のジョージペパードである。子供心にはこの映画は鉄壁だったのだ。子どもの頃、テレビの映画解説番組でこれが流れていたのが記憶にこびりついていた。さぞ良い映画なんだろうと。 高校生くらいになって初めて観た「ティファニーで朝食を」は、いろいろな意味でいろいろな思い出をぶち壊しにしてくれたのであった。 いくら何でもやっつけ仕事でしょ?大好きなハンニバル大佐が(しかも若っ)こうやって消費されていたのには憤りを禁じ得なかったのだ。 が、画像検索してみるとやっぱスンゴイカワイイのです。ヘプバーンカワイすぎる。こんだけつまんない話でもま、良いかと思えるほどに。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-10-11 19:34:25) |
697. おもひでぽろぽろ
《ネタバレ》 高畑勲の最高傑作である。高畑勲のなかで最高傑作である。高畑勲の最強の一手である。 とにかく高畑勲の作品の中では最高レベルのアニメで、見所が盛りだくさんだ。ノスタルジックな昭和40年代という世界に、公開当時の若年層にはメルヘンチックに感じられる触ったことがないのに懐かしく感じられる小道具をちりばめ、トレンディドラマといわれたドラマの俳優を声優として起用して物語にプラスアルファの質を与えている。 さらに、アニメには見られないしわや陰影を付け、視覚的リアリティをますという手法には実験的な意欲とその労を惜しまない姿勢に裏付けられた実在感がある。 ちびまる子市場の裾野の広さに獰猛に食らいついたジブリのマーケティングの技術力と、バブル期の金の力が気持ち悪い絵を気持ち悪くないんだと洗脳電波をゆんゆん飛ばしてくる非常に不気味な作品だ。 それだけに拝金的側面というか、人を取り込もうとする猥雑な側面というか、ジブリの獰猛さというか、そういう暗黒面全開なのである。実は何にも考えていないし作り出しても居ないのに、技術だけでそういう風に見せるという究極の姿だ。見るべき物がたくさんある。 このどん欲な勝つためなら何でもするファイトスタイルこそが高畑勲のすごさなのだと思う。 [地上波(邦画)] 4点(2010-09-23 01:23:56) |
698. IT/イット〈TVM〉
《ネタバレ》 なげえんだよ。 後半は明らかにキラークラウンの方が面白い。 [ビデオ(字幕)] 4点(2010-08-12 02:09:05) |
699. ジュピターの雷鳴
《ネタバレ》 ゼウスの雷霆をおもしろおかしく表現しているのだろう。当時の舞台にこういうのがあったんだろうか。20世紀の初めの人たちはきっとこれを物珍しく楽しく鑑賞したのではないか。 メリエスの敷いた、舞台劇をトリックで映像に置き換えるという線路をひた走ると現代のドラマチックで人の心をふるわせる数々の映画に帰着するのだろう。 とかなんとか言ってみたけど、今の人が見てもぜんっぜん面白くない。映像的な価値があるなぁー(棒読み)。で、良いんだと思う。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-05-09 01:04:15) |
700. 日蝕と満月
なんか面白くない。100年前に凄いことをやっていると言うことが分かるけど、それ以上でも以下でもないっていう感じ。 そう、特に感想が浮かばないのである。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 15:46:12) |