701. キャビン
「クローバーフィールド/HAKAISHA」の脚本家の方の作。予定調和を崩すという気概は感じる。この方が次作を作るのであれば、また観てみたい。でも本作については、システム解除以降の展開がサービス過剰。大風呂敷をまとめ損なっている印象。あまりにも乱暴なので、もしかして投げ出してる?とさえ思う。システムを運営していた力の入ってない中高年2人組は好き。 [DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 15:16:18) |
702. ロックアウト(2012)
《ネタバレ》 うおー、これは予想を上回りました。画面の転換がとてつもなくいい。説明過多に陥らず、テンポ良く105分で十分満足させてくれます。また、過去のあの名作(ダイ・ハードです)を彷彿させるシーンもしばしば。あんまり彷彿させるもんだから、主人公がブルースウィリスじゃなくてよかった、と思っちゃったくらい(なんだそれ)。なお、大事なことなので申し添えますが、大統領の娘であるヒロインがとってもチャーミングです。最後、○○しないのも正解。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-07 19:31:53)(良:1票) |
703. アイアンマン
《ネタバレ》 先日、ロボコップを観たときには、ぎこちないロボットの味わいは今どきの作ではありゃしめえとか書いちゃいましたけど、最近のヤツもこれはこれで面白いですね。空飛ぶときは、手でバランスとるんだ。ふーん。開発シーンがよかったです。続編があるかと思うと楽しみ。でもすぐ見なくって、スカッとしたいとき用にとっておくんだ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-01 22:24:00) |
704. パシフィック・リム
《ネタバレ》 かっこいいと思えるシーンがないんだ。入れ込みたくなるロボット、怪獣がいないんだ。だから、見世物小屋に行ってきた感じです。なにかほめたいんだけど、芦田愛菜がうまかったというのがやっと。3D吹替にて鑑賞。 [映画館(吹替)] 4点(2013-09-01 22:05:19)(良:1票) |
705. ヨコハマメリー
《ネタバレ》 老いてなお、ソウルフルな演奏をやり遂げる最後のお座敷芸者・五木田京子と老人ホームでの落ち着いた表情の裏に、「早くもう一度、また横浜に帰りたい」ヨコハマメリー・西岡セツコ。誇り高い女性たちがいた。 [DVD(字幕)] 8点(2013-08-25 15:11:50) |
706. ブリッジ
ただ、陰々滅々としたインタビューが続くだけの映画。しまいにゃ、寝言いってんじゃないよって言いたくなる。赤の他人の生きていくのが辛い話を延々聞いてやれるほど、こっちは人間ができてないんだ。作り手の熱を全く感じない。まさか、自殺はやめましょうと言いたかった映画ではあるまい。いったいなにが言いたかったんだ。 [DVD(字幕)] 2点(2013-08-24 13:23:58) |
707. 男はつらいよ 噂の寅次郎
《ネタバレ》 たぶん絶頂期だったんじゃないでしょうか、大原麗子さん。でも、なぜこんなに「男はつらいよ」になじまないんだ。たいした理由もなく離婚を切り出し、寅さんに唐突に「好き」と言い、あっという間に幼なじみについて去って行く。こんなマドンナありか。今更ながらの「女難の相」。否定不可能の女優さんにからまれた渥美清さんがそうだったんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-21 19:34:20) |
708. 横道世之介
《ネタバレ》 うーん。第一感、悪く言えない映画。横道世之介にケチをつけるのは、あの日故郷を離れ一人暮らしを始めたオレにコケにしているような気がしてしまう。あるいは、もしかしたらオレのことも「むかし、○○って変なヤツが居てさ…」って思い出してくれている人がいるかもしれないという妄想に茶々をいれてしまう気がする。だから、気持ちの寄り添わせ具合はかなりなもので、そこは成功していると思います。だけど、あまりにも淡々と進む物語から、でもひょっとしたらなにかあるかもしれないと思いながら観てしまったので点数はこのくらいです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-11 16:02:42) |
709. テッド
《ネタバレ》 アメリカ人なら爆笑なのであろう雰囲気の小ネタに置いてけぼりくらっているワタシが残念だ。悔しいので、日本版を作って欲しい。ジョン・ベネット:伊藤淳史、ローリー:ベッキー、テッド:リラックマ。そして、フラッシュ・ゴードンは千葉真一さんにお願いしたい。もう10年くらい年をとり、居酒屋のようなところでグチをこぼしているような哀愁漂う「テッド2」もいいな。 [DVD(吹替)] 5点(2013-08-09 23:38:24)(良:2票) |
710. ロボコップ(1987)
初見時よりも、面白くなっている。チュィーン、ガチャン。ちょうどいい感じの古くささなんですよ。「昔見た未来」のような感じ。今やっちゃうと、ロボコップはあんなカクカク動かないんでしょ。空飛んだりしちゃいそうだし。武器は最新のヤツなんだろうし。 [DVD(字幕)] 8点(2013-08-02 23:12:52) |
711. フェイク・クライム
また喰らってしまった看板に偽りあり作品。もちろん配給が悪い。これがサスペンスならチャプリンだってサスペンスだ。コメディというフリで入れれば、それなりに心穏やかに鑑賞できたでしょうに。とはいえ、ストーリーも平板。これなら2時間ドラマでやってくれとか言っちゃうよ、ABCとかで。 [DVD(字幕)] 3点(2013-07-28 07:39:18) |
712. エド・ウッド
《ネタバレ》 名作といわれる「雨に歌えば」「蒲田行進曲」だろうと「映画製作をモチーフにした映画」がどうしても好きになれない。そんなに自分たちの棲んでいる世界を絶賛したり、自嘲したり、愛おしんだりしてどうするの。いやしてもいいけど、そういうのは見えないところでやってくれ。「史上最低といわれた映画監督の、この無邪気な情熱を見よ」とばかりに繰り広げられる本作。ワタシには、エドウッドってやっぱ雑なヤツなんだなとしか思えない。興味本位でもエドウッドの作品は見るのはよしておこう。他に観るべきものがあるはずだ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-07-22 17:39:34)(良:1票) |
713. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 最後の父親との面会シーン。ただ、罪のない人たちを殺めた男が、死刑になるだけと榎津は言う。その通り、本作は、我利我利の男がその場の思いつきで人をだまし、衝動で人殺しをしたあげく、ついに捕まっただけの話だ。榎津には理由はない。そういう殺伐とした話ということであればそれはそれでいいのに、「復讐するは我にあり」という何か突き詰めた男がコトに及ぶようなタイトル。肩すかしを食らうんだ。粘着質で人間くさい今村ワールドは堪能できましたけどね。 [DVD(邦画)] 4点(2013-07-21 07:37:46) |
714. 生きるべきか死ぬべきか
いい作品の気配はするんだけど、いまいち物語に入っていけない。先のレビュワーの方がおっしゃるとおり、変な字幕。これじゃ正しい評価は困難なので、現在の平均点を一応入れさせていただきます。ワタシが観たのは、販売元:ジェ○オン・ユニバ○サルのもの。残念なことをしたと思っています。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 12:10:21) |
715. ヒロシマナガサキ
「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」、「未知への飛行」。本作を触れると、これらの高評価2作品がとてもじゃないが観られなくなります。少しでも早く平均点ベストランキングで肩を並べて欲しくてこの点です。みなさん、どうか観てレビューしてください。 [DVD(吹替)] 9点(2013-07-11 21:48:33) |
716. フランケンウィニー(2012)
《ネタバレ》 ティムバートンにしては、凡作。たぶん冗長。見ていないのだが、オリジナルの方がよかったんじゃないかと思ってしまう。犬と少年。弱いんですけどね。 [DVD(吹替)] 5点(2013-07-07 06:36:10) |
717. ダイ・ハード/ラスト・デイ
「ダイハード」シリーズの初作から本作までの流れを思い起こすと、何故か、長渕剛氏のデビューから今日までの転身を重ねてしまうんですよ。なんだそれ、って話なんですけど。デビューアルバムで心つかまれてのち。だんだん付いていけなくなって、もはやなんでもいいや、みたいな。そして、最終的にはマッチョが仕上がってるんだ。本作について。ワタシには重機みたいなトラックをひっくり返しただけの作品です。 [DVD(字幕)] 2点(2013-07-05 22:21:22) |
718. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 「恋はデジャ・ブ」(1993)、「バタフライ・エフェクト」(2004)、「デジャヴ」(2006)。ああ、ワタシはデジャブものが本当に好きだ。こういうのを、もっと作って欲しい。本作について。これで本物の歴史の先生が筋にからんできていればと思っています。時間が止まったキスシーン。次、動き出すときにはショーンに入れ替わっているとか、どすか? スティーヴンス大尉の意識は、再び基地に戻りカプセルの中でプログラム開始を待つワケです。 [DVD(字幕)] 9点(2013-06-30 12:01:42) |
719. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 メインストーリーは出たとこ勝負。でも、アクションとスケールの大きな綺麗な映像があれば007です。MI6や諜報活動自体が過去のモノでは?、という問題提起はよかった。ボンド出生の地を見せてくれたり、サービス精神は旺盛。しかし、異色作は異色作。今後、これがメインストリームになる予感はしませんでした。【追記】「ボンド」って本名だったのですね。ご両親のお墓を拝見してしまいました。意外。というか、ちょっとマズくないか。 [DVD(字幕)] 5点(2013-06-28 10:23:47) |
720. 311
《ネタバレ》 まず監督が4人ってはどうなのよ。そんなの初めて聞いたよ。鑑賞後ネットでみた撮影者インタビューで「とてつもない出来事に対したときのメディアの後ろめたさがテーマである」、と森達也氏がいう。確かにラストシーン。所在なく夕日に照らされる中年4人組に寒心絶えない。しかし、題材が題材なだけに、いまそんなテーマでこれを世に問う意味は何なのか、と憤りを感じる。やはり同じ撮影者インタビューで「この映画をみたお客さんは、私たち(監督たち)に怒りを感じるはず」、と安岡卓治氏がいう。まんまとその通りですよと思いながら、ワタシは正直、森氏、安岡氏ともなんかうまいこと言っちゃって、としか思えない。 [DVD(邦画)] 2点(2013-06-25 19:02:45) |