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エージェント スミスさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 161
性別 男性
自己紹介 兵庫県在住。
現在大学1年生。
小学6年の頃に地上波で見た「ダイ・ハード」がキッカケで映画好きになる。基本的に映画鑑賞は字幕もOKだけど、どちらかと言うと吹き替えの方に非常に強い興味を抱いています。
趣味 映画鑑賞。音楽鑑賞。
血液型 A型
星座 かに座

2月6日・・・
メッチャ久しぶりにレビュー書きました(笑)
随分長い間サボってましたが、これからまたちょくちょくレビュー書いていきたいと思いますので改めてよろしくお願いします!m(_ _)m

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61.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 
こら凄いわ。トニー・ジャーとにかく凄すぎ。炎が付いた足で敵を蹴り飛ばしたり、逃走中に車と地面の僅かな隙間を楽々とすり抜けたり、常人ではとても出来そうもない事を劇中で何度も披露してくれる。その証拠に逃走中のシークエンスではトニーが出来た事を追っ手達には全く出来ていなかったシーンがそれを証明している。アクションシーンでは宣伝通り、早回しやCGは全く使ってないようで、体を張った生身のアクションを常に見せてくれた事は勿論高く評価します。ただリプレイの使いすぎには少し鬱陶しさを感じずにはいられず、ストーリー自体も仏像1つ取り返すためだけにあれだけ犠牲が出ればさすがに首を傾げざるを得なかった。ラストも良いキャラだったジョージを死なせたため、スッキリしない終わり方になってしまったもののエンド・クレジットでのNGシーン集でキャスト・スタッフがどれだけ大変な思いで製作していたかがしっかりと伺えたので、少し救われた気がしました。この映画は格闘技が好きな方には自信を持って勧められる映画だけれでも、逆に「痛い」系が苦手な方には思い切り勧められない映画ですね。ついでにこの邦題考えた人、ナイス(笑)
7点(2005-01-15 21:31:01)(良:1票)
62.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
俺は特別このシリーズに思い入れがあるわけでもないし、原作も読んでないタチなんですが何故か映画は毎作観てしまいます。率直な感想は特に可もなく不可もなく正に普通って感じですね。上映時間も前2作と比べて少し短くなってるし、監督も代わっているのでどんな感じになってるのかなと多少の期待はありましたが。あまりこのシリーズについて詳しくないため、細かいところや原作との比較などは全く言及できませんが、とりあえずテンポは悪くなく前2作より少しは観やすくなっていると思いましたね。主演3人も1作目の時とかなり変わっていましたが、まぁ良しと(←何が?)。本作で登場した新キャラも印象深いキャラクターが多く、これもなかなかのもの。ちょっと欲を言うなら、その新キャラの中の最も重要なゲイリー・オールドマン演じるシリウス・ブラックはもっと掘り下げて描いてほしかったなぁと思います。まぁ気づけば結構ダラダラとレビュー書いてしまいました。ハリーポッターファンの方お許し下さいm(_ _)m次回作の「炎のゴブレッド」は原作は2巻組みだから映画にしたら多分3時間越えそうだな・・・それでも結局は観ちゃうんだろうな、俺(アホ)
6点(2004-12-29 12:33:09)
63.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
正直驚いています。これほど人間の命の尊厳、純粋に人を愛することの大切さを切実に描いた邦画を観ることが出来たことに。その場その場の雰囲気をそのまま描き出すような鮮明な音楽、光加減を意識した素晴らしい撮影、この映画が扱っているテーマの重さなど全てがこれまでの邦画の一線を越えている。不満点を言っておけば、やはり皆さんのご指摘の通り突っ込みどころが多いこと。婚約してるんなら朔太郎は律子の足の怪我の経緯を普通だったら知ってるだろうし、律子の出身とか自分と思い当たる部分があることに気づいてるはず。重じいや他の脇役の人物像の描写も少し不足している。だけどその分、主役の若き日の2人に全力を注いでいるのは理解できます。特に亜紀役の長澤まさみ、朔太郎役の森山未來この両者の演技は完璧としか言いようがありません。劇中で純粋に恋愛をする2人の姿に、同じ高校生である俺も憧れを抱く程でした(爆)この点数は少し甘いかもしれませんが、キャスト、スタッフ共の今後に期待して8点です。
8点(2004-12-24 15:03:28)(良:1票)
64.  華氏911
俺はアメリカ人でもなければ16歳なので有権者でもない。俺がこの映画観たところで、大統領選挙選でどちらかに票を入れることも何も出来ない。そんな奴がこの映画観てどうするんだとレンタルした直後から鑑賞に至るまで思い続けてた訳なんですが、鑑賞後、むしろ俺のような高校生や中学生に観てほしい映画だと思いました。まず観終えて真っ先に思ったのは「アメリカは恐ろしい国だ」と言うこと。何が恐ろしいって世界トップクラスの一国の舵取り、尚且つ世界中をリードしていかなくてはならないはずの人物があれだけアホだったのかと言うことに尽きる。今まで全く知らなかったブッシュ大統領の9・11一連の事件での行動1つ1つが「これがあのアメリカの大統領がすることか!?言うことか!?」と常に静かな憤りが頭に流れていました。戦場はアフガンからイラクに変わり、ビンラディンを捕まえることも忘れて今度は「大量破壊兵器を持っている」と断定的に決め、フセインのイラクを攻撃。ビンラディンをシカトしたのは勿論のこと、確たる証拠も無しにイラクを攻撃したブッシュの罪は非常に大きい物だと思いましたね。確かにフセインを拘束できたのは良かったかも知れない。だが、無いはずの大量破壊兵器を探したことでどれだけの若いアメリカが犠牲になったのか?何の罪の無いイラク人がどれだけ多く殺されたのか?劇中でまざまざと見せられる酷い映像の数々。遺族の人の心の痛み。それらが強く胸に響いてきました。いろんな所でよく耳にする言葉「無意味な戦争」をこれほど実感したことはありません。これ以上難しいことはまだまだ世間知らずで無知な身なので書けませんが、この映画を観たことによってブッシュ政権が行ってきたことで世界にどんな影響を与え、その一連の行動で犠牲になった人々の無念さを知ることが出来ただけでも俺としてはこの映画を観た価値は十分あったと思います。
7点(2004-12-17 18:27:26)
65.  ドーン・オブ・ザ・デッド
本作を観る前にオリジナルの「ゾンビ/米国公開版」を観ました。オリジナルではジワジワと恐ろしさが感じられる仕上がりになっていましたが、リメイクされた本作では野球で言うと観客がバッター、作り手がピッチャーでバッターが常に球速150km級の豪速球を投げ続けられるみたいな感じでしたね。基本的な流れはオリジナルと同じく「ショッピングモールからの脱出」ですが、本作ではゾンビの描写、登場人物の数や役柄など細かい設定が多く変わっていました。特に皆さんがよく指摘してるゾンビの全力疾走ですが、アレは凄い!まるでカール・ルイスやモーリス・グリーンが大挙して襲って来るような勢いでしたね、ハイ(笑)まぁ勿論ノロノロ動きのゾンビも好印象なんですが、「実際に襲われたくない!」って言うならば、俺は前者の方ですね。映画全体的としてはオリジナルと比べて、とてもテンポが早く常に緊張感が途切れず、あっと言う間の1時間半でした。この監督は本作がデビュー作らしいけど、それにも関わらずこれほど楽しめる映画を作れるのはなかなかの手腕だと思います。だけど、登場人物が必要以上に多い。それに比例するかのようにドラマ部分の掘り下げが甘く感じましたね。それと無駄死にも多すぎる。チェーンソーが出た時点である程度嫌な予感はしてましたが予想通りに誤って人が切られたり、仲間同士で撃ち合いになったりとゾンビ外の死が目立ったのはあまり頂けないなぁと。個人的にはCJがムチャクチャかっこよく感じましたね(あと熱血吹替えの大塚芳忠さんも/笑)もしも俺がゾンビに襲われて死ぬんだったらCJぐらいにかっこよく死にたい・・・(←アホ)あと、ラストですがエンドクレジット内で描かれていたのは正直要りません。エンドクレジット直前のあの辺りで止めておけばスッキリして終われたのに・・・ってか今思ったらこの映画にスッキリもクソも有るわけ無いか(爆死) 
8点(2004-12-10 12:44:55)
66.  デイ・アフター・トゥモロー
初めて予告編で大々的に映されていた大都市の崩壊シーンを見た時は、一瞬エメリッヒが本気で暴走したんじゃないかと思いました(笑)これまで異星人の襲来やイグアナ型の巨大獣と非現実的なものばかり描いてきたエメリッヒが今回は一転して(初めて)現実味のあるテーマを取り上げたのには多少違和感ありましたが、まぁ最後まで観てみて出来自体は期待はずれでも無ければ予想以上でも無かったと言った所でしょう。確かにスペクタクルシーンでのCGは圧巻の一言に尽きます。ここだけだったら、もっと高点数にしても構わないほどでした。でも肝心のストーリーが少々パンチに欠けると感じます。家族愛や友情、その他の人間関係の何もかもが薄味すぎ。それに加え、劇中で映されてるパニックシーンの殆どはアメリカ国内だけってのもどうかと思う。一応インドや日本の異常気象状況も劇中にあったが、この映画が扱ってるテーマは明らかに全世界規模での出来事なのに欧州やアフリカなどの映像が宇宙ステージョンからの視点だけってのも気にかかる。「インデペンデンス・デイ」(←以下「ID4」)ではとりあえずアメリカ主導だバンザ~イ!的な流れには目をつぶったが、本作ではどうも違和感がありすぎて拭いきれない。それとラストはもっと未来に希望を持たせてくれるような終わり方にしてほしかった。息子助けて呆気無く終わりってのは、ちょっと投げやりすぎるのでは?さらに登場人物に関わるアクシデントもどれもが、明らかにどこかの映画で見たことあるようなシーンばかり。こういう大規模なディザスタームービーなんだから、2時間ちょいの上映時間では短い。個人的には上映時間を2時間半ぐらいにしてでも良かったと思うし、そこで登場人物のドラマなどにもっと力を入れてほしかった。っていうかエメリッヒ殿、あなた一体何回ニューヨークを潰せば気が済むのでしょうか?「ID4」では光線で火の海に。「ゴジラ」では怪獣に摩天楼中を走り回らせて壊滅状態。そして本作では大津波で全てを押し流して水浸し&氷漬け。あなたニューヨークに何か恨みでもあるのですか?(無いと思うが)それと最後にもう1つ。日本ぐらい真面目に描いてください・・・
6点(2004-11-16 23:04:52)
67.  コールド マウンテン
公開時にR指定が設けられていたから、あれだけグロ描写が激しかったのにR指定が無かった「ブラザーフッド」以上にドッカンバリバリグチャグチャな映像が流れるのかと観る前まで思ってたんですが、正直グロさは遥かに予想以下。どこにR指定の要素が含まれてんのかと(略) R指定に関する経緯はもうそこまでにして、映画自体のコメントをするとまず壮大で美しい自然描写が強く印象に残り圧巻でした。回想シーンと現在のシーンを巧みに絡ませ、物語の展開を分かりやすく提示した手法も良かったと思います。キャスト面では、もうレニー・ゼルウィガーが二コールを完全に喰ってましたね(笑)あれだけ圧倒的な存在感や印象が強ければ、オスカー受賞も当然かと。それなりに良い要素はたくさん揃えている本作ですが、マイナス面もそこそこ見られました。まずジュード・ロウ演じる主人公があまり脱走兵に見えなかったこと。主人公を追う備兵の描写も掘り下げが甘く、本当に逃げてるのかと思ってしまうほどでした。それと本格的なアクション(戦闘シーン)が冒頭以外に印象に残るシーンが殆ど無かった。2時間半を超える長い映画だから、もう少し見せ場を増やしても良かったと思います。それでもドラマ部分の盛り上げ方や遠距離で長い間、互いに思い続ける恋人同士の愛情の描き方などはアンソニー・ミンゲラ監督らしい見事な手腕でした。最後に1つ、何でこの映画R指定な(略)                                                                                                              
7点(2004-11-10 19:21:03)(笑:2票)
68.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
本作で描かれている朝鮮戦争については学校の授業で、教科書に載っていることぐらいしか認識がありませんでした。実際に劇中で繰り広げられる数多くの戦闘を見て、こういう出来事がそう遠くない昔に、この日本のすぐ近くの国で、同じ民族同士での殺し合いが起こっていたと思うと、本当に悲しく思います。全編通して画面全体から燃えたきる熱い魂を感じ、全世界にこの朝鮮戦争がどれほど悲惨なものかを観客に訴えかけてくるようでした。戦争でどんどん豹変していく兄を鬼気迫る演技で演じきったチャン・ドンコンに、激しい戦場で困惑しながらも成長していく心優しい弟を演じたウォンビン。この両者の演技力も最高としか言いようが無い。あまりにもリアルな戦闘シーンもさることながら兄が弟を、弟が兄を想う愛情の強さ、家族同士の絆や友情。そういうあらゆるドラマを深く描いていたのも本作が傑作である要因の大半を占めていると思います。兄が短時間で北側に寝返るなど強引な部分も多少見受けられたり、「プライベート・ライアン」などの映画の影響を受けているのも分かります。でもしかし、製作陣キャスト陣の本作へ対する気持ちはこれ以上無いほど本気であることには疑いの余地は無いと俺は信じたい。特にラスト10分は、俺自身も弟がいるだけに激しく感情移入し、もう涙せずにはいられなかった。「一緒に帰ろう」や「お前だけ逃げろ!」などのセリフには心の底から魂を揺さぶられた。エンドクレジットが終わるまで本当に涙が止まらなかった。娯楽性を併せ持ちながらも自らの国の歴史に対する深いメッセージを送ることが出来るカン・ジェギュ監督の手腕は前作「シュリ」のみならず本作でも十二分に発揮されていたと思います。
9点(2004-11-06 17:32:50)
69.  グッバイ、レーニン!
とんだ掘り出し物。レンタル店で本作を見かけ「母親の命を守るために息子が懸命に嘘をつく」という比較的シンプルなストーリーに惹かれて借りてみました。ます本当に良く出来た脚本に驚かされました。当時の激動のドイツの国内情勢と映画自体とのバランスが抜群に取れていました。あまり必要が無いと思われるキューブリックへのオマージュに思わず笑いがこみ上げ、母に東ドイツは健在であるかのように振舞う息子の一生懸命な姿にも笑いながらも家族とはどうあるべきかを改めて考えさせられた。音楽も強く印象に残り、より一層感動を引き立ててくれる。この母への嘘つきに全員が協力的ではなく、半ば投げやりな態度の姉がいたことにも非常にユーモアが感じられ良質なストーリーだけでなくこういったキャラクター像を提案したスタッフの実力に頭が下がります。そしてラストの花火。またもや素晴らしい音楽に乗せて流れるこのラストに感動せずにはいられなかった。近年の韓国映画と同様、ドイツの映画も徐々に本領発揮と言ったところでしょうか。ハリウッドに負けない良質な映画を作れる国が増えているのは紛れも無く事実。ハリウッドももう少しCGばっかの映画に頼らずにこういう金を掛けずに素晴らしい映画作ってみようよ。マジで。
9点(2004-11-05 08:56:31)(良:1票)
70.  キル・ビル Vol.2
前作とは違い今回はR指定がないから、首が飛んだり足が飛んだりの血の祭典はないのかなと半分残念な感じで(←謎)本作を鑑賞したわけなんですが、観終わってみての第一の感想は今までのタランティーノらしさが本作では随分排されているなと感じました。会話でのセリフ回し、頭の中の何かが吹っ切れたかのような極上なおふざけ具合、それらが本作ではタランティーノ監督作にしては珍しく殆ど見受けられない。それらについての詳しいことは後に書くとして、まず本作ではエル・ドライバーが前作のオーレンを凌ぐほどの悪女ぶりを見せてくれる。トレーラーハウスでのブライドとの死闘も一瞬たりとも目が離せず、身近なものを片っ端から武器にする戦闘方法も好印象です。でも彼女が悪女ぶりが凄すぎるゆえ、バドの印象がその分薄く感じ、もう少し掘り下げてほしかったかなぁと思います。本作ではジャンル自体も前作と大きく変わり、前作がアクションコメディなら本作は、サブタイトルにもあるように「ラブストーリー」がメインに描かれています。ブライドとビルの回想シーンでの関係も「純愛」そのものだし、ブライドとB.Bの関係も「親子愛」。あらゆる「ラブストーリー」が劇中で展開されタランティーノにしては珍しく新しいジャンルにチャレンジしているのが伺えます。ですが、その中で自分が愛する映画へのオマージュも随所に盛り込み、「この映画はやはりタランティーノの作品なんだな」と、ふと何気なく考えたりしてしまいます(笑)まぁ確かに本作は大きく印象に残るほどの映画ではないのかもしれない。けど、俺としてはタランティーノの新境地が見えた気がしたので、本作を機にまだまだ色んなジャンルに挑戦してほしいと思います。個人的には濃厚なサスペンス映画を希望(笑)
8点(2004-10-25 17:18:20)
71.  テキサス・チェーンソー
オリジナルの「悪魔のいけにえ」は未見なので今回のリメイク版と比較出来ませんが、正直予想以上に怖かったです。観た時間帯が夜中だったのも要因の1つかも知れないけど、普通に皆でコンサートに行って楽しむはずだった若者5人が、1人の少女を車に乗せたことから全てが暗転し、やがてチェーンソーを持った不気味な大男に追い掛け回される、この非現実的で狂気そのものの世界に陥ってしまうギャップが何とも言えません。最近のホラーでもお馴染みの音で驚かす手法はこの映画でも健在で、元々ビビリやすい体質の俺は「バイハザⅡ」の時と同じく劇中何度もビクついてしまいました(恥)本編中で個人的に気に入ったシーンも幾つかあるのですが、その中で最も好きなのがレザーフェイスが陽気なにーちゃん(名前忘)をチェーンソー持って白いシーツが多く干されている中を追い掛け回すシーンです。あの後ろから来るか横から来るか、どこから襲ってくるか全く分からない感じが堪らなく俺もあの追われてるにーちゃんと同じ感情になり「助けてくれっ!」と思ってしまうほどでした。痛々しいシーンも数多く用意され、チェーンソーで片足を切られ傷口を塩漬けされたり、背中にフックを刺して吊るされたり観ているだけで気分が悪くなる描写が多くこの手の映画が苦手な方には相当キツイかと思われます。それとあの保安官。凄い存在感です。出番は比較的少ないですけど、それでもレザーフェイスに匹敵するほどの恐ろしさが滲み出ていました。(っていうかこの保安官役の人、「フルメタル・ジャケット」のあの鬼教官だったんですね。調べてみて初めて知りました(驚))近年、若干低迷気味のホラー映画の中では本作は群を抜く面白さであり、支持される理由も分かります。しかしそれなりに不満点もありました。まずレザーフェイスが本来人間であるはずなのに、あまりにも怪物として描かれすぎ。途中、転んで自らの足をチェーンソーで誤って切ってしまったり、ヒロインに反撃され片手を失うところで悲鳴を上げていたけど、それだけではレザーフェイスの人間味が少し足りないと。あと、あの殺人鬼家族の構成が全く分からない。誰が誰の子どもでどういう立場なのかの説明が全く無いのも気に掛かりました。その他諸々ありますが、この映画の全体的な完成度が高いのは認めざるを得なく8点にしました。近いうちにオリジナル版の「悪魔のいけにえ」も観てみたいです。
8点(2004-10-16 15:49:42)(良:1票)
72.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
映画の冒頭にこの映画での事件は実際に起きたことで、尚且つ未解決事件で犯人は未だに捕まっていないと明かされる。ここで既に大まかな結末は分かってしまう訳なんだが、それでもこの事件の残虐性から俺は何とかして犯人を逮捕してほしいと痛烈に願ってしまう。手がかりが全く掴めず、焦りが募り無実の容疑者に暴力を振るってしまう主人公たちの心情が強く感じ取れ、キャスト陣の熱演にも頭が下がるばかり。キム・サンギョンは始めのほうは理論的に捜査を進める冷静沈着な刑事を演じていたが、やがて歯止めの利かない殺人で怒りに支配され、最終的に犯人に敗北し絶望感と無力感に襲われ最有力の容疑者を射殺寸前にまで混乱する変わりようは、もう本当に素晴らしい演技力だと思います。ソン・ガンホも短気ながらも執念で犯人を追跡する熱血感溢れる田舎刑事役も見事に演じれていた。何よりも映画全体を盛り上げていたのは岩代さんが作曲した音楽だと思います。登場人物が走り出すシーンでは観ている側の緊迫感をより強める感じで、冒頭とラストで使われた壮大な音楽は聴いていて泣けてくるほど切なく、観終わった後の余韻がとても不思議に感じました。この映画で1番重要ポイントのラスト。時が経ち、かつて自分が捜査した現場に戻ってきた主人公。彼は一体どんな思いで現場に戻ってきたのか。自分とは何もかもが正反対の刑事と出逢い、時に対立しながらも執念で共に犯人を追跡したこと。全身全霊をかけての捜査を進めながらも連続殺人を止められなかったことや、後輩が片足を失ったこと、列車に轢かれた容疑者など、様々な思いが彼にあったと思う。そこで少女の証言で、自分がかつての現場で思いを馳せていたように、犯人も同じく自分の犯行現場で思いを馳せていたことを知る。だが、肝心の犯人の顔は「普通の顔」とあっさり切り捨てられる。彼にはただ呆然とするしか術は無く映画は終わる。この終わり方がとても美しくもあり不気味でもありました。「シュリ」以降、韓国映画のレベルの高さは年々高まり本当に驚かされます。ここまで来たら「踊る大捜査線」なんかでワイワイ騒いでる近年の邦画など、もはや手の届く領域では無いかもしれない。
10点(2004-10-11 13:46:37)(良:3票)
73.  ゴシカ
この映画から新鮮味が殆ど感じられない。サスペンス性にしても幽霊の登場シーンにしても全てありがちなパターン。「こいつが○○じゃないのか?」とか考えたら本当に当たったし、「ここで次の瞬間、幽霊出てくるんじゃねーかな」と思ったら本当に出てきたりした。こんなにも先が読みやすい映画も珍しいかと。それと意外だったのはペネロペ・クルスの出番が物凄く少なかったこと。彼女目的でこの映画を観たら大コケするのは間違いありません。あと、ハル・ベリーの演技は凄まじかったです。正直幽霊よりも彼女の恐怖に慄いたり、怒り狂った顔のほうが怖かったと思います。
5点(2004-10-10 12:11:01)
74.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
現時点で16歳。高校1年で映画歴もまだまだ浅い俺がこんなことを言うのはどうかと思うが、今まで観てきた中で最高の映画に出会えた気がする。本格的に映画を観始めてずっと気になり、観たい観たいと思い続けた本作を今回、DVDがレンタルされたことで初めて鑑賞に至りました。冒頭の圧倒的な演出で繰り広げられる結婚式。そこで明らかにこれまで観てきた映画とは雰囲気が違い、静かに淡々とした空気が流れ俺は一瞬でこの映画に魅せられました。3時間と言う長尺ながらも全く飽きさせない流れで印象に強く残るシーンも数多くある。ビトーが果物屋で狙撃される衝撃的なシーン、警察とグルになった敵のマフィアの襲撃計画をかわす見事な病院でのシーン。有料道路の料金所でソニーがマシンガンで蜂の巣にされるシーン。マイケルが対抗マフィアのボスと仲間の刑事を射殺するまでの緊迫感溢れるくだり、ラストの洗礼・・・など挙げたらキリが無いほど思い浮かぶ。マーロン・ブランドも話さなくても十分貫禄が感じられる凄まじい存在感。アル・パチーノの前半の一般人から後半のマフィアの冷酷なドンに変わる素晴らしいまでの演技力。ジェームズ・カーンも短気な兄貴で存在感を十二分に出していた。この映画の魅力はこの先、鑑賞を続けていけばまだまだ見つかると思う。これからも俺は何度も繰り返し鑑賞し、この名作の醍醐味を深く強く感じ続けていきたいと思う。もちろんPARTⅡ、Ⅲも鑑賞しゴッドファーザーの世界観によりハマっていきたい。この映画をリアルタイムで、尚且つ劇場で観たかった・・・そこだけが本当に残念です。 次のリバイバルはいつになるのやら(泣)
10点(2004-09-29 18:56:21)(良:1票)
75.  真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 
60年代のアメリカ社会風俗の中で、夢を持ち田舎から都会へやってきたが、それをどう実現すればいいか分からず、都会の孤独感に押し流される2人の若者を描いた本作。35年も前の映画なのにも関わらず、この映画から非常に強いメッセージを感じました。明るいカントリーミュージックに乗せて爽快にニューヨークへ向かうカウボーイ姿のジョン・ボイド。清々しすぎます。これまでカッコいい役が多かったダスティン・ホフマン。この映画での彼は今まで俺が見てきた彼とは全然違いました。そりゃカッコいい役でのホフマンも十分良いんですが、意外にもこういう役のほうがより彼の魅力を強く感じました。特にラスト20分での彼の演技は凄すぎです。これほど素晴らしい演技なのにオスカーを取れなかったのは非常に残念ですね。この映画のテーマは主役2人が出逢った事に大きな意味があると思います。もしこの2人が出逢ってなかったら、ジョーはラッツォと同じ運命を辿っていたかもしれないし、ラッツォもジョーが居なければ独り弱っていき、寒いニューヨークの廃れた家で孤独に死を迎えていたかもしれない。だからラッツォはジョーと出逢えて幸せだったと思う。固い絆で結ばれた友人と夢であったフロリダに行けて安らかに死を迎えることができたのだから。その他、良い点もたくさんあります。だけど、唯一悪かったのは随所で入る回想シーンや妄想シーン。あの映像は俺にとって生理的に合わなかったので減点対象になりました。
8点(2004-09-24 21:49:11)
76.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
続編へ大きな期待を残してくれた前作のラスト。そこからどう繋げていくのか観る前から楽しみだった本作なのですが、マジ想像以上の出来でした。まずアクションが前作よりも大幅に全編に渡って繰り広げられ、前作でのアクションが物足りないと感じた人には、大満足の出来になったのではないかと思います。地下がメインだった前作ではゾンビの攻撃パターンも同じだし、恐怖度も比較的少なかった。けど、本作では地上がメインになりゾンビも人数、恐怖度共にパワーアップ。冒頭の導入部分から緊張感が高まり、それが最後まで途切れることなく続くので観た後は結構疲れました。けど、こういう飽きを感じさせないのも93分と言う短い上映時間と映画全体のスピード感があったからこそだと思います。登場人物の描き方が少し甘いかと感じましたが、まぁそれは仕方ないかと。クライマックスでのかつての恋人同士の戦いは、ホラーとアクションが続いた本作で唯一切なく哀しく感じた場面であり、好印象です。核爆発シーンやヘリ墜落もリアルな描写に思わず口開きっぱなしで、感嘆してしまいました。不満を少し言っておくならアクションシーンでのカット割が細かすぎ、カメラ動きすぎ。それに舞台も夜なので誰がどういう状況に陥ってるのかが分かりにくい場面も多かった。それと前作でも同じくリッカーが弱すぎ・・・3匹も居たのにアリスにあっと言う間に全滅させられてるし。あと、音で驚かす手法もあまり頂けない。あのおかげで劇中何度ビクッとしたか。まぁそれでも全体的な出来は同じ続編の「トゥームレイダー2」なんかよりは断然良いし、「シリーズの2作目は当たらない」と言うジンクスを打ち破ったのも素晴らしいことだと思うので8点です。あぁ・・・これだったら「3」が公開されたらまた観に行くかも。
8点(2004-09-19 21:08:33)
77.  ピッチブラック 《ネタバレ》 
前々から気になっていた作品ですが、なかなか手が伸びず最近になって「リディック」が公開したことで観てみようと思い、鑑賞しました。正直言ってこの映画を甘く見すぎていましたね。予想以上に完成度が高かったです。最近面白い題材が出尽くしたのかと思われるエイリアンとの戦いを描いたSF映画。けど、この「ピッチブラック」ではそんな事はありませんでした。冒頭から迫力ある不時着シーン。ここで一気にこの映画の世界観に興味をそそられ、いきなり唐突的に襲われる最初の犠牲者や荒廃と化した研究所。エイリアンの強大な恐ろしさを大いに見せつけられ、観ている俺もますますワクワクさせてくれます。日食して辺りが暗闇になってからも、この映画のテンポは失われません。むしろ、余計にテンポが高まりこの先どうなるのか全く分からなくなります。エイリアンに対抗できる武器が全く無いままリディックを中心に生還を目指し、ただひたすらエイリアンだらけの暗闇を駆け抜ける生存者たち。途中、極限状態の中、正気を失うオッサンや生存を神に託す神父さんや脇役の俳優たちの演技もお見事。そして何より最も良かったのがリディックにビン・ディーゼルを起用したこと。彼のおかげで映画自体の魅力をより引き立てていたと思います(ただ、ディーゼル自体があまり凶悪犯罪者に見えないのは痛かったが・・・)クライマックスもかなり意外な人物の退場にも驚かされ、全編通じて全く飽きを感じませんでした。この映画の影響で初めから観る気の無かった「リディック」も少し観てみたいと思いました。
8点(2004-09-13 19:44:29)(良:1票)
78.  RETURNER リターナー
以前DVDで観ましたが、今回の地上波放送で2回目鑑賞。予告編観た時点で、ある程度嫌な予感はしていたがこれは酷い。この映画で良いと思われる場面殆ど全てが他の映画からのパクリ。っていうかマジパクリすぎ。未来戦争のシーンなんか「ターミネーター」と「スターウォーズ」を混ぜたようなもんだし(そもそもストーリー自体「ターミネーター」をまんまパクッてるような)研究所内での銃撃戦、バイクアクションもまんま「M:I-2」映像面やアクションの随所で「マトリックス」。宇宙人もまんま「E.T.」。巨大な宇宙船も「インデペンデンス・デイ」少女と殺し屋の交流もなんか「レオン」と似通ってるし、どこかで見た事あるようなシーンが随所で伺える。唯一良いと評価できるのは冒頭の銃撃戦と鈴木杏の演技ぐらい。っていうか主役であるはずの金城武の演技、マジヤバい。セリフ棒読み多すぎ。あまりの大根ぶりにこれ本気の演技なんですか?と問いたい。岸谷五郎の役柄も正直、意味不明な言動や行動からしてただのDQNにしか見えない。こんなのがボスでよく組織が持ったなぁと。部下の皆さんもよく付いていけたなぁと。っていうかさ、あの宇宙人は何なのよ?お前らが勝手に地球へ侵攻してるくせに、仲間1人殺されたぐらいで惑星1つ丸ごとぶっ潰そうと考えるとはあまりにも理不尽すぎるだろ。そもそもNASAも気づかないもんなのかなぁ。あんなデカイ宇宙船来てるのに何1つ対応しないとは。まぁ色々言いましたが、最近の日本映画はネタに困るとすぐハリウッド映画をパクるという習性が付いている事がこの映画を観て明らかになった。かと言って日本独自の映画作っても「踊る大捜査線」みたいな出来に仕上がるしで俺としては正直もう日本映画はアクションとドラマの映画版を作るのは止めた方が良いと思う。個人的にはもっと時代劇に力入れた方が宜しいかと。
2点(2004-08-30 09:49:03)(良:1票)
79.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
今まで俺はスピルバーグ作品を本当にたくさん観てきた。時には「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズ」などのシリーズでワクワクさせてくれて、「ジョーズ」や「プライベート・ライアン」では自然・戦争の恐怖を教えてくれた。この「シンドラーのリスト」は、これらでは後者のほうに当たるが、映画自体はそれまでのスピルバーグ作品の風習とは全く違っていた。ほぼ全編モノクロで当時の実写映像を見ているかのような感じでリアルさがより伝わってくる。この手法は大正解だったと思う。ユダヤ人虐殺を題材にした映画は、俺はこれまで「戦場のピアニスト」しか観た事は無かった。勿論あの映画も非常に良い仕上がりで衝撃も高かったんだがこの映画での衝撃はそれを超える。特に「赤いコートを着た少女」。モノクロの映像の中で1人カラーで逃げ回る彼女が後に死体焼却の場面で死体となって現れる姿を見て、普通の全編カラーで観る時よりも遥かにショックが高かった。あの所長のアーモン・ゲートだが、劇中で彼がやっている事は決して大袈裟な表現ではなく全て事実。暇つぶしとして気に障るユダヤ人を次々と撃ち殺すと言う信じられないような行為も平気で行う姿には、当時のユダヤ人の人権がどれだけ無視されてきたのかが痛烈に感じ取れた。俺も含めて誰もがシンドラーの行動は正義の行動と思われていたが、ラストで彼が「もっと多くの人を救えたはず」と叫び泣き崩れるシーンには、「自分のした事を決して偉いとは称えず、自分がもっと早く行動を起こしていれば更に多くの人が助かるはずだった」と自らを責める姿勢に心を揺さぶられ、俺自身も涙が出た。最後にシンドラーの墓を大勢の生存者が参拝するシーンを見て、このユダヤ人虐殺は何百年も前の事ではなく、本当に最近起きた出来事なんだと改めて感じた。この事件を風化させまいとノーギャラでこの映画を製作したスピルバーグの不屈の精神に敬意を表して10点を捧げます。
10点(2004-08-28 13:07:02)(良:3票)
80.  ペイチェック 消された記憶
元々この映画に対してそんなに期待してなかったのが幸いしたのか、結構楽しみながら観れました。「マイノリティ・リポート」らしい近未来的演出に、「ボーン・アイデンティティー」らしいストーリーにアクション映画の巨匠ジョン・ウーらしいダイナミックなアクションが(ついでに鳩も)加わり、良い意味で期待を裏切ってくれました。車やバイクでのチェイスシーンでは、見事な演出とカメラワークを考えたスタッフにしても、実際に演じるスタントマンの実力にしても非常に層が厚い事を感じます。ベンの窮地に陥りながらも人を殺さない役柄も良かった(ただ、あの走り方は・・・)悪人のワルぶりも宜しい。だけど、一番のミスキャストはユマ・サーマンだと思う。「キル・ビル」観て以来、彼女が普通に見えないのが痛すぎ・・・劇中での暴れっぷりを見ていたら、いつ日本刀を振り回すんじゃないかと(略)
7点(2004-08-24 21:35:38)
053.11%
163.73%
284.97%
3116.83%
463.73%
5159.32%
6159.32%
72414.91%
84226.09%
91710.56%
10127.45%

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