61. フィフス・エレメント
R・ベッソンが元来ハリウッドヲタクなのは、「レオン」でのマチルダのコスプレごっこを観れば瞭然。しかもこの映画はベッソンが中学生時代に授業中にノートにしたためていたプロット&ストーリーを、そのままやったという代物。ハリウッドヲタク中学生の「俺映画」に目くじら立てちゃいけませんw あと、ミラの衣装がその後TMレボレボ西川がパクッたとか、クリス・タッカーの頭部が「怪奇・ちくわ男」にしか見えないとか、まぁ愉快な連想がとまらなくなる映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2003-10-08 22:45:12) |
62. ハウス/HOUSE(1977)
キッチュとホラーという組み合わせは、現代でさえも二の足を踏む演出家は多いかも。この映画をチープと捉えちゃう人には「いつか見たドラキュラ」はお勧めできないw 7点(2003-10-04 00:11:44) |
63. の・ようなもの
「ウホッホ探検隊」とこの映画は、森田監督の「きわきわ(松田優作・丸山昇一命名)好き」が特に良く現れている映画である。しんととしんとと。 7点(2003-10-02 02:51:17) |
64. 日本沈没(1973)
「100万がだめなら10万でもいい。10万がだめなら1万、1千、100人、いや10人だっていい!」(うろ覚え)丹波総理の演説に涙せよw 中野昭慶の特撮はだめだめかもしれないけれど、東映の「新幹線大爆破」とこれは、70年代の邦画を語るときには欠かせない逸品だと勝手に思っています。 7点(2003-10-02 02:38:48)(良:1票) |
65. 時をかける少女(1983)
誤解をおそれない言い方をしてしまえば、この映画は原田知世がかわいいのではにと思うのだがいかに?この内容・シナリオ・演出・コンテで描かれれば、十人並みの女の子なら誰でも知世嬢並みの伝説にはなっただろう。勿論素材の妙というものはあるわけだけども。大林監督の「風景の中の少女描写」が見事に開花した一作だろう。 7点(2003-09-29 20:13:21) |
66. 東京上空いらっしゃいませ
相米監督の映画では「翔んだカップル」と並んで口当たりの良さでは群を抜いているのでは? お笑い芸人史上一番気に入らない鶴某ですが、この映画の中だけは好きだったりする。 7点(2003-09-29 20:07:25) |
67. 転校生(1982)
大林監督の「ペース」が終始安定していた珍しい佳作。色々言われるけどラストのなんとも言えない寂寥感溢れる終わり方は評価してしまう。 7点(2003-09-29 19:57:05) |
68. 台風クラブ
相米は子供を舐めている。子供ごときが映画の世界に足を踏み入れるなと憤慨している。映画は大人の男と女の機微を描くアダルティな世界なのだと信心している。でも何故か子供を題材にした映画ばかりをやらされる。仕方ない、大人の世界のチビシサを教えてあげようと、とことん子供をイビル。そして作中に必ず「子供が足を踏み入れられない、立ちいれない大人の聖域」を作り込む事で映画全体が子供に蹂躙されるのを防ぐ。相米映画はそんな彼と子供の戦いを、スクリーンの隙間から窺い知るのが楽しいのである。 7点(2003-09-29 16:27:40) |
69. ダイ・ハード2
他のアクション映画と比較すれば本当ならもう1点か2点上乗せしたいとこなんだけど、悲しいかな1と比較しちゃうとこんなもんかな?導入部あたりのジワジワ感は特筆物なんだけど、いかんせんマクティアナンほどの繊細さが演出から感じられなかった。及第点。 7点(2003-09-29 16:14:54) |
70. ジョン・カーペンターの要塞警察
皆さん仰ってるけど、本当にハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」の現代版。ちなみにそのハワード・ホークスが製作した往年のSF映画の名作が「遊星よりの物体X」で、これをリメイクしたのがカーペンター。最もこの要塞警察は、ゾンビ物っぽいイメージもあるんですけど気のせい? 7点(2003-09-29 06:03:14) |
71. 殺人遊戯
「殺し屋青春物」という何がなんだか解らないがとにかく圧倒された「最も危険な遊戯」と、丸山昇一ハードボイルドがいきなりトップスピードだった「処刑遊戯」に挟まれた凡作。優作好きにはたまらない一本ではあるんだよねw 7点(2003-09-29 05:30:11) |
72. サイボーグ009/怪獣戦争
60年代から70年代初期の東映アニメを支えた、メロドラマ&SF好きの芹沢監督の特徴が如実に現れた傑作。ちなみに今作に登場するドルフィン号は、現代的にリファインされて21世紀verの009にも登場します。近作のドルフィン号がビートルっぽいとすれば、21世紀verはまんまマイティジャック号でした(笑) 7点(2003-09-29 05:17:30) |
73. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
「踊る大捜査線」と、色んな意味で対極にある映画。あれが成功でこれが失敗という見方もなくはないけど、悪く言えばどっちもどっちw 「テレビドラマの続編を映画で」と企画した時に、誰をどうターゲットにするのかで言ってしまえば、実は正解(そんなもんがあるのかどうかはともかく)こっちかも。 7点(2003-09-28 19:24:32) |
74. クラッシャージョウ
原作小説は中学時代に読みまくったぐらい好きだった。その原作者が脚本をやって、小説時代からのイラスト担当の安彦氏がキャラデザと作画を担当してるのだから、このアニメくらい原作ファンから受けが良い映画も他にないかもしれない。ただ……上映時間長すぎ&中だるみし過ぎ。 7点(2003-09-28 19:07:04) |
75. キングコング対ゴジラ
ゴジラがゴジラである事の自己言及を、真に放棄した記念の映画。これはこれでいいと思う。娯楽作の伝統シリーズに成りえたのもこの映画があればこそ。怪獣映画が国民の娯楽だった時代の空気感がただただ羨ましい。 7点(2003-09-28 18:35:04) |
76. ガメラ 大怪獣空中決戦
気持ちはわかるんだけど、これを観て「怪獣映画はこうでなくっちゃ!」とか「平成ゴジラがやらなかった怪獣映画の王道をやってくれた!」とはしゃぎすぎた人達が騒ぎすぎた感も否めない。逆にこの企画・内容って、平成ゴジラがああだったからこそ通ったって理屈もあるわけで……。結果平成ガメラスタッフも、必ずしも「王道怪獣ファンの為」の願望を満たす為だけに撮ってたわけじゃないのがガメラ3辺りで露呈しちゃって、それを見て興ざめじちゃった、つい前年まで「熱狂的ガメラ信者」だった人達が黙っちゃっていったのは、見ていてかわいそうだった。 7点(2003-09-28 17:06:08)(良:1票) |
77. 生きる
作品云々よりも、こういう映画の企画が通り、製作上映されて、なおかつお客が入ってちゃんと評価されていたという、自分が生まれる前の日本映画界に乾杯。 7点(2003-09-28 14:46:13) |
78. 日本一のゴマすり男
品行方正なお坊ちゃま体質の東宝では、やはり植木等の無責任キャラは社内でも抵抗があったのだろう。ピカレスクロマンの様相を呈していた無責任男のキャラが、「日本一のホラ吹き男」辺りから「有言実行のスーパーサラリーマン」に変貌していく。この「日本一の男」シリーズでは、他のクレイジーのメンバーの出演も減っていき、本作ではラストエンディングでの谷啓の客演が光る程度。シリーズの実質的なバイプレイヤーは、人見明や藤田まことが担っていくことになる。物語としては「ゴマスリ」という、本来小市民的なセコイ行為に、植木のキャラで豪快に展開させる事でスケール感をかもし出しているのはお見事。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-07 20:24:56) |
79. 三大怪獣地球最大の決戦
これを観てずっと気になっていた事。 冒頭、王女が飛行機にのっていて、宇宙から来た物体と飛行機が衝突するも、超能力を持った存在として、物語でキィパーソンになる。 これって(執事の登場も併せて)漫画版「幻魔大戦」の始まりと全く一緒なんだよね? 偶然の一致なのか?30年来の謎。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-16 01:27:41) |
80. 七人のおたく cult seven
私も含めて、ヲタクに言わせれば、この映画に出ているヲタクは全然ヲタクじゃない!ってな事になる。これはヲタクを描いた映画じゃなく、「ヲタクじゃない人」の持っている「ヲタクってこうなんでしょ?」という偏見をキャラで描いた映画なんだろう。でも映画ってそういうもんだし、フィクションはそういうスタンスを守って欲しい。個人的には武田真治がヲタク役ってのが今観ると笑えるので楽しい。 6点(2003-09-29 05:46:47) |