61. フラッシュダンス
《ネタバレ》 有名な作品、やっと見ることが出来た! 80年代の雰囲気が溢れていて、たまらない。映像がきれいなのも良い。 ちょっとどころじゃなく、かなり情緒不安定で精神年齢が幼いところがある主人公だが、相手の工場長が大人なので釣り合いが取れている。 妙にエロいシーンが入っていたり、友人が失敗して道に外れたりと、疑問を感じるシーンもあるが、オーディションやラストシーンがとてもあっさりしていて、今どきのやたらと説明過多で引っ張る映像に嫌気がさしている身としては、逆に潔くてとても良かった。 コックのスタンダッぷコメディーのシーンも面白いし、応援してくれるおばあさんやブサカワ犬などの名脇役も良い味を出していた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-24 22:37:58) |
62. 舟を編む
《ネタバレ》 丁寧だけど長いし、退屈な作品。 辞書が出来ていく過程が分かるのは良いけど、松田龍平やら宮崎あおいなど主要人物が違和感ありすぎる。 真面目すぎる路線を今どきのオダギリジョーで緩和しようとするのは良いけど、黒木華を中途半端なはすっぱ役として出してきたのは残念。 小林薫が良かった。でも最後の終わり方がいまいちなので、総合的に4点。 出版業界に興味がある人は見ておいて損はないかも。「舟を編む」って大渡海を作る過程のことだよね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-24 20:12:12) |
63. グレムリン
《ネタバレ》 好きだなあ、こういう分かりやすい映画。 小さなモグワイが怖いエイリアンになって襲ってくると思ったら、意外とやんちゃで遊び心満載なグレムリンになってて面白い。 しかし恐怖から一瞬にして惨殺してしまう母親とか、怖いくらいのブラックユーモアが随所に効いているもんだから、たまらない。 後半は一種のパニック映画のようにもなるが、短い時間でサクッと収束してくれるあたりも昔の映画の良さだよなあ。 [地上波(吹替)] 7点(2022-12-18 21:47:37)(良:1票) |
64. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 主人公をはじめ、それぞれの演技は大変素晴らしいと思うが、こんなふうに障害者を無理に美化した映画じゃなくて、実際の知的障害者を追ったドキュメンタリー映画でも作ってみればいい。 他の人が書いているように、いろいろ設定やストーリーがおかしい。無理がある。 映画だからいいじゃないと言われるけど、いかにも実話っぽく見せようとする意図なのか、終始わざとブレている映像があざとくて不愉快。 また、個人的にビートルズに興味がないので、BGMとか小ネタ使われても点数アップはなし。 ふだん障害者と接したりしない人がこれをみていろいろ考えさせられる、という点では評価。 それにしてもこの内容で二時間越えは長かった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-17 19:51:04) |
65. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 原作はパラパラと読んで知っており、良い歳した大人が金払ってみるべきじゃないと敬遠していた本作。 神回と呼ばれる話が二時間に伸びたような印象。 さすがに戦闘シーンの充実さや、煉獄さんのカッコ良さなど話題になっただけのことはあると納得。 煉獄さんが主人公かと思いきや、あくまで竈門丹次郎たち三人(ネズコを入れれば四人)が主役なのね。 どこまで原作に沿っているのか分からないけれど、あまり知らない人でも楽しめるようにうまく工夫して作っていると思う。 でもうようよグロい電車内での描写はあまり好きじゃないし、ラストも泣かせようという魂胆が見え見えなのよね(感動したけど)。 結果的に家で字幕解説つきでじっくり見れたのは良かったのかも。 [地上波(字幕)] 7点(2022-12-15 22:18:48) |
66. 斬る(1962)
もう今から60年も前の映画なんだな。 市川雷蔵という主人公をめぐるストーリーがいまいち観客を置いてきぼりにする感はあるが、色あせない映像美と殺陣のときの迫力や間合いの見事さは素晴らしい。時間がやたら短いというのも評価できる。 個人的には、この映画のなかの藤村志保さんがとても印象的だったので、もう少しセリフなど登場場面を増やしてほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-14 20:16:16) |
67. 天使にラブ・ソングを2
《ネタバレ》 前回と違って展開が見え見えで、かなり評価が下がってしまいました。 前回はシスターたちが聖歌隊を結成するというシチュエーションがいい方向へいっていましたが、今回の悪餓鬼たちの前半の悪たれぶりはみていて気持ちの良いもんじゃないですし、彼らが短期間で更正するのも胡散臭い感じがします。合唱のところももう少し感動するかと思いましたが、あの選考の結果はありえません。 (2022.12再鑑賞、5点→6点) 前作よりはたしかにパワーダウン。 コメディーとして笑えるところが少なかったり、聖歌隊があの程度で優勝するとか、リタの母親が手のひらを返したように改心するとか無理な展開が多い。 それでも歌で乗り切るプラスのパワーは圧倒的。悪ガキたちをうまくノセて改心させていくウーピーの様は、見ていて感心させられる。 時間が短いのも良い。 [地上波(吹替)] 5点(2022-12-12 21:22:09) |
68. 天使にラブ・ソングを・・・
《ネタバレ》 こういう、見ていて心があったかくなるような映画が好きなんですよね。 学生のときの合唱を思い出します。 (2022.12再鑑賞7点→8点) 冒頭こそガサツなウーピー調でちょっとめげるが、修道女になったあたりから俄然面白い。 テンポ、ユーモア、ノリ、ハーモニーどれをとっても素晴らしい。 合唱がうまくいくなっていく過程とか、地域に溶け込んでいくところとか、見せどころのはずなんだけど、テンポが悪くなってしまうのでバサッと進むのが何より素晴らしい。 ちょっと終盤もたついたりするが、見ている人を笑顔にするような映画が好きだと改めて思った。 ちょうど「プラトーン」を見たばかりなので、とても救われた。 いろんな意味で人の意識を変える力を持った名作。 [地上波(吹替)] 8点(2022-12-08 20:53:50) |
69. プラトーン
見事な反戦映画。 ベトナム戦争の最前線での激闘などリアルに迫っていて、戦争の愚かさや異常さをこれでもかと問いかける。 隊の人間関係など、これまた迫真に迫っていてすごいの一言。 戦争が身近に感じられる今の時代だが、こういう映画を見ないと本当の意味で反戦は訴えられない。 誰もが一度は見るべき戦争映画の傑作。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-07 21:51:34) |
70. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 皆さんが言われているように、夢を与えてくれる良い映画なんですが、それにしては感動は少なかったです。父との葛藤シーンや炭鉱のドロドロした描写が多く、実話なのだから仕方のないことかもしれませんが、いい気持ちで見ることができません。そんな中で、ロケットがまっすぐに打ち上げられるシーンは非常に良いですね。ラストの8mフィルムも感動を呼びます。この映画が10点という人が多いのも納得出来ます。 (2022.11最鑑賞 7点→5点) 何だか深みがない。主人公たちがなぜ全米で優勝できるようになったかまでの過程が薄い。 やたらと理解のある担任とか、紋切り型の校長とか、アメリカ版朝ドラを見せられている感じ。 感動を押し付けられている気がして一気に点数を下げた。 炭鉱のストライキとか、嫌味なアニキとか、ゴタゴタしているのも水を差す。 雰囲気自体は良い映画だけど、面白いかどうかでいったら、面白くない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-12-01 21:10:29) |
71. 大人は判ってくれない
《ネタバレ》 古いフランス映画は相性が悪いって知っていたんだけど、「死ぬまでに観たい映画1,001本」に入っていたので見ることに。 終始自分勝手な大人に対して、少年がグレるでもなく、成り行きで家出するってだけで、面白くない。 途中から救いがあるかと思ったけど、特にそれもなく終わるところが妙に現実的でリアル。 この監督の幼少期の体験を反映しているらしいけど、ラストもエッという唐突な終わり方で唖然。 でも遊園地でぐるぐる回るシーンと、劇を見ている子供のシーンは、芸術的で良かった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-11-20 21:04:17) |
72. 僕のワンダフル・ジャーニー
《ネタバレ》 いやあ、レビュー少ないなあ。天下の金曜ロードショーだというのに。 前作が7点だったから当然見てみたけれど、主人公が平凡でストーリーも面白くないのでこの点数。 家庭的には大変で、途中でろくでもない男に追い回されて、、デニスクエイドは老けすぎときた。 犬が歳とっているのにいつまでも若い主人公もムリがありすぎる。 中国系のトレントが良いやつに描かれているのがせめてもの救い。 [地上波(吹替)] 5点(2022-11-14 20:14:25) |
73. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 いかにもアカデミー賞が好きそうな地味な映画。 面白いかどうかで言えば、かなり面白くない。 だって、王子が吃音を克服して国王になってスピーチを成功させるって先が読めるお話でしょ。 それを2時間引っ張るので長い。最後のほうまで吃音が治らないし。 癇癪持ちなのをうまく利用して、怒りの感情でスピーチしたら成功みたいなストーリーのほうが良かったんじゃない。 だいたい史実っぽく作っているけど、実際のところはどうだったのさ? ただ、役者の演技はさすがに唸らせるものがあった。 ジェフリーラッシュの言語聴覚士役は違和感がなく、抑えた演技ながらも上手い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-06 20:56:30) |
74. アダムス・ファミリー2
前作よりもブラックユーモアの頻度とレベルがアップしていて面白かった。 ただ、最後のほうは尻つぼみで終わった感じでもったいない。 なので見終わったあとの満足感がイマイチ。 [地上波(吹替)] 6点(2022-11-02 22:05:52) |
75. 旅立ちの時
《ネタバレ》 静かな雰囲気の中に、いろいろな想いを盛り込んだ良作。 父アーサーは頑固な面もあるが、母親アニーのキャラクターが良いのでバランスが取れている。 ローナも加わった誕生日での一家団欒、さりげないユーモアのシーンがお気に入り。 ニュージャージーの小さな町を舞台にした、自然あふれる環境も素晴らしい。途中の歌も雰囲気を壊していない。 母親アニーとその父親のレストランの再開シーンは、涙なくては見られない。ここでの抑えた演技はそうとう難しいと思われるが、ドキュメンタリーを見ているかのような自然な演技が光る。 全体的に重たいテーマを扱ってはいるが、ローナとの甘い恋やラストシーンの爽快さもあって、後味も悪くない。 [DVD(字幕)] 8点(2022-11-02 20:11:14) |
76. 愛と追憶の日々
《ネタバレ》 落ち着いた雰囲気は良いが、長くて退屈な映画。 面白いかどうかで言えば、ジャックニコルソンを除いて圧倒的に面白くない。 ダブル不倫に、いい歳して色狂い。ときには支配欲からヒステリーを起こして、挙げ句の果てに孫に手をあげるなんてね。 最後のセリフだけは良かったけれど、終始束縛から逃れられない主人公に軽くイラッとさせられ通しだった。 アカデミー賞作品なので期待してしまったが、人に勧められる作品ではない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-01 19:15:48) |
77. アダムス・ファミリー(1991)
《ネタバレ》 ん〜何じゃあこりゃあ。他の映画とテイストが全然違う。 ブラックユーモアというか、怪物や死者目線というか。 目の付け所はそうとう面白い。 だけど凝りすぎていてストーリーはあんまり面白くない。 ゴーストバスターズみたいに大笑いは出来なかった。 まあでも肩の力を抜いてみることのできて、終わりまで一気に見られたので、この点数。 血みどろ学芸会などのアイデアは良かったよ。 [地上波(吹替)] 5点(2022-10-28 21:28:13) |
78. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 映像が綺麗なだけで、全然面白くないですね。すぐ下の方の意見に激しく同意です。 映画館で見た人の点数がおおむね6点以上の評価なのに対して、DVDとかインターネットとかTV画面で見た人たちの点数が6点以下なのが、分かりやすいです。 仮想空間を使ったアイデアとか音楽は注目に値しますが、肝心のストーリーが観客置いてきぼりなので感情移入できないですね。 そこに変な恋愛モノとか、虐待まで持ち出してくるので、どうもざわざわしている。 相変わらず登場人物の情緒が不安定すぎるのもマイナス点。 主人公を高校生とかにしないで、いい加減等身大目線で大人の作品作ってくれないですかね。 [地上波(字幕)] 3点(2022-10-27 20:31:00) |
79. るろうに剣心 最終章 The Beginning
《ネタバレ》 これはダメでした。観賞する時点で全5作品中もっとも得点が高かったので期待したのが誤り。 終始暗く静かな場面ばかりで、「The Final」のなかの巴のエピソードを膨らませただけで終わってしまいました。 期待した巴の日記なども、中身は凡庸で想像通り。果たしてわざわざこの作品を長尺で造る必要あったんでしょうか? 原作ファンで読み通している人なら納得かもしれませんが、私の中では普段ボーッとしていて真剣になると無双の剣心が世の中を正すイメージなので、肝心のアクションシーンがあまりなくてがっかりでした。 この映画での有村架純という女優礼讃については、もともと「ビリギャル」でも超美少女の片鱗を見せていたので(テイストは180度違いますが)、評価が高いのも納得。白い着物に雪のシーンなど、色白の彼女の美しさが際立っていました。 ただし、ほとんど無表情で黒髪で顔を小さくし、従順で喋っても透明感のある部分だけという「役得」だった印象も否めません。 最後までスローペースだったこの作品、4点に近い3点献上。 [地上波(字幕)] 3点(2022-10-22 20:43:18) |
80. マスク(1994)
《ネタバレ》 コメディーが好きなので面白かった。 冴えない男(素顔も充分すぎる男前だが)が、マスクをつけるとハイテンションイケイケになるってだけのことだけど、微妙にツボにハマるコメディーを取り入れていて良い。 また、ジャックラッセルテリアのマイロがとても良い味を出している。前作で【世界一おバカな犬】という映画を見してしまったものだから、このワンちゃんの賢いこと賢いこと!どうやって撮影したんだろう?犬がマスクをつけるというアイデアもとても良かった。 それにしてもここでのキャメロンディアスはヒロインとして魅力的。 頭を使わずに観られる作品だった。7点献上。 [地上波(吹替)] 7点(2022-10-21 21:48:37) |