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円盤人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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61.  続・兵隊やくざ
前作は軍隊内部の理不尽さを描いていたので「敵」が登場しませんでした。今作でやっと中国人が出てきます。彼らに対する大宮たちの態度が、少し不自然でしょうか。大宮たちも日本軍ですからね。まあそれは、作り手の矛先が、あくまでも軍隊内部の腐敗に向かっていることを示しているわけで、不快感はありませんけれども。『兵隊やくざ』は傑作でしたが、本作、続編としての水準はとりあえずキープしているという印象です。
5点(2004-09-17 22:42:20)
62.  キャンディ(1968)
ブロンド美人のキャンディが、詩人、庭師、将軍、医者、その他もろもろの変人たちに、次から次へと襲われるというだけの話。ストーリーらしいストーリーはなく、ナンセンスな笑いが散りばめられています。これが本当に気持ちいいほど空を切っていってしまう。庭師役がリンゴ・スターであることからもわかるように、キャストはかなり豪華なのですが、いかんせん内容が・・・。まあ、キャンディは可愛らしいし、モチ肌で綺麗な身体をしているので、観て悪い気はしません。R15指定ですが露骨な裸はないです、参考までに。
3点(2004-09-17 22:28:31)
63.  クレイマー、クレイマー
アメリカの小説や映画に登場する家族を観ていますと、必ずといっていいほど、家庭内暴力、児童虐待に絡んだ描写があります。現代の家族は、これを描かなければリアルじゃなくなってしまったのでしょう。変な言い方ですが、私はあらゆる家族が、『クレイマー、クレイマー』のようであって欲しい。だって、どっちのクレイマーも、我が子を深く愛していたのですから。
7点(2004-09-14 22:32:51)
64.  大人は判ってくれない
ヌーベルバーグというと、『死刑台のエレベーター』や『勝手にしやがれ』のイメージがありました。すなわち、自暴自棄な男女のノワールであるとか、モダンジャズがやかましく鳴っているとか、意図的に妙な撮り方をするとか。しかしトリュフォーの本作は、これ見よがしな技巧に凝ることもなく、孤独感を募らせる少年を追い続けていきます。新しさはわかりませんが、特別肩肘を張って観る必要もないわけです。本作でヌーベルバーグの印象がだいぶ変わりました。こういうのもあるんだなと。
5点(2004-09-14 01:30:58)
65.  8 1/2
ミステリ(推理小説)の世界に、メタミステリというジャンルがあります。作中作などを利用した、ミステリそのものを対象にしたミステリのことです。その文脈で言いますと、本作などはさしずめ「メタ映画」と呼ぶことが出来ましょう。メタ的な視点でジャンルそのものを対象にする場合、構造や様式のあり方に自覚的にならざるを得ないわけで、本作もグイド(≒フェリーニ)の結論に向かって、一本筋の通った構造をしています。その意味では幻想はむしろ枝葉なのです。私はこの枝葉を全く楽しめなかったので、点数は低いですけど、難解すぎるということはないと思います。2回目以降はよく判るという現象は、フェリーニの結論を踏まえて見直すから起こるんじゃないでしょうか。
3点(2004-09-14 01:16:01)(良:1票)
66.  バニシング・ポイント(1971)
1997年、イギリスのプライマル・スクリームというロックバンドが『バニシング・ポイント』というアルバムを出しました。メンバー全員が好きな映画の架空サントラを作ろう、という試みで、ビジネス上の連動があったわけではないようです。今回やっとその元ネタを観ることが出来ました。正直、彼らの「サントラ」ほど感銘を受けることはありませんでした。私は車に興味がないので、主人公コワルスキーの焦燥感を、彼と同じかたちでは共有できないのかもしれません。
3点(2004-09-11 22:29:47)
67.  シャルロット・フォー・エヴァー
父であるセルジュ・ゲンズブール監督は、主演のシャルロットの実父。娘のために作った映画らしいです。交通事故で妻を失った夫は、いつまでもその痛手から逃れられず、自分の娘に欲望を覚えて・・・というストーリー。シャルロットがヌードを披露していますし、幼い(ゆえに危険な)エロティシズムは漂っていますが、いかんせん話が暗い上に、場面転換もほとんどなし。独りよがりの作品でした。
2点(2004-09-11 22:26:17)
68.  沈黙の要塞
ご覧のように、環境保全がテーマでありながら、爆薬の量が売り物という逆説的な作品です。監督のセガールがこの矛盾に気づいているのか、確信犯なのかと思いながら観ていましたが、どうも彼は素でこれをやっているらしい。うーん。一応「全米ナンバーワンヒット」らしいです、参考までに。
3点(2004-09-11 22:25:08)
69.  ファイナルファンタジー
本作の敗因は二つあると思います。メッセージ性を前面に押し出しすぎて、ストーリーやアクションの面白さが欠けてしまったこと。もうひとつは、全てをSFで済ませてしまったこと。やはり剣と魔法が使われてこそ、ファンタジーを銘打つ意味があろうものだし、観客も当然それを期待するでしょうしね。本作は全編フルCGという挑戦的なものでしたが、映画は当たりませんでした。こういう映画を作ろうとした、そのチャレンジ精神には敬意を表したいです。いつかもっと技術が進んで、CGで簡単に映画が作れるようになったとき、改めて本作の価値が問い直されることでしょう。
3点(2004-09-11 22:12:00)
70.  グッドモーニング・バビロン!
D.W.グリフィスは実在の監督で、「アメリカ映画の父」と呼ばれた人物です。4つの物語に分かれている『イントレランス』中、最も力がかけられているのが、兄弟の関わっているバビロニア編。本作では触れられていませんが、この作品は難解すぎて興行的に惨敗、グリフィスは没落します。以上の事実を踏まえますと、「バビロン」とは「栄華を誇りながら、あっさりと壊れ去っていくもの」を表していることが判ります。劇中のバビロニアやグリフィスの王国同様、映画のセットも同じ性格を持っており、壮大に作られていることが強調されればされるほど、はかない運命の哀しさ(すぐに壊されてしまう)が漂うのです。この巧みなメタファーには感心しました。ただし、それがもう一方の主題である「兄弟の同等性」とうまく噛みあっておらず、全体の完成度という点では今ひとつです。
5点(2004-09-11 16:23:01)
71.  ジュブナイル
本作は子供映画ではなく、大人のための映画です。普遍的な魅力を持っていると言いたいのではありません。明らかに観客の対象が大人なのです。主題歌に「永遠のあの夏の日に戻るのさ」というくだりがありますが、これに象徴されるように、過ぎ去ってしまった子供の頃へのノスタルジイが全編を貫いています。主人公の少年たちが、プレステこそやっていますが、どこか80年代を思わせる町に住んでいるのはそのせいでしょう。本作はなかなか面白いですし、後味もよい佳作だと思います。しかし、大人が子供時代を振り返るという物語を、子供映画と銘打って子供たちに見せる、この主役不在の構図には少し疑問です。本作の一般的な評価は、率直に言って、実に中途半端なポジションにあると思います。子供映画にしてしまったことで、作り手のメッセージが、届けたいところへ届かなかったせいでしょう。いっそのこと真正面から、夢を忘れた大人に訴えた方がよかったのでは?プレステの『ぼくのなつやすみ』も大ヒットしたんですから。
5点(2004-09-11 16:22:04)
72.  アフリカの女王 《ネタバレ》 
主人公は復讐のために河を下ります。その過程において、最初はいがみ合っていた男女が、互いに惹かれあっていく。本作はシンプルでわかりやすい構成を取っています。しかしあまりにもあっさりしすぎてはいないでしょうか。主人公二人の場面がずっと続くにもかかわらず、心理の葛藤にはほとんど触れられていません。例えば、標的がどれだけ強力であるかを思い知ったときの絶望。男との幸せを手に入れた女が、兄の復讐のためとはいえ、死地に向かうことに対して覚えるためらい。信仰の影響。そして男の方にも、おんぼろとはいえ、愛船を失う悲しみがあるはず。しかし、こういう感情を伺うことはできず、不可能と思われていた急流下りや、爆撃にも比較的あっさり成功してしまう。そのためカタルシスが薄くなってしまってます。アフリカの環境はうまく表現できていますが、ドイツ軍をもうちょっと力強く描かなければ・・・。
4点(2004-09-11 02:29:20)(良:1票)
73.  ゾンビ3
ヒット作にあやかった、邦題上での「続編」。やはりひどい出来です。作品の価値を決めるのは、よい脚本と丁寧な演出。ホラーも例外ではありません。役者が「襲われるのを待っている」「おとなしく遠巻きに見ている」と感じられては、すべてはぶち壊しです。まあB級ホラーですから、腹を抱えて笑いながら観るのがいいでしょう。恐ろしい老け顔の子役が出てますが、ある意味彼が一番こわいかも。
2点(2004-09-08 01:01:22)
74.  サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒<TVM>
ぱっとしない作品です。ストーリーが客の予想内に収まってしまってます。「お笑いコンビは基本的に仲が悪い」というのはもう定説でしょうしね。尻切れトンボなのもマイナス。起承転結を、起承だけで終わらせている印象があります。物語はむしろここから始まるのでは?
4点(2004-09-08 00:39:49)
75.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
楽園の持つ非情さは示唆的で面白いんですけれども、他のレビューにもあるように、楽園の魅力のなさは痛いですね。1ヶ月ぶりに街へ戻り、観光客の惨状を見てから、ああビーチに帰りたいとリチャードが漏らす下りがありますが、大して違うようには見えません。もしリチャードが(イカレた後で)そのことに気づき、共同体を破壊するという展開なら、逆に生きてきた部分だったのですが(とはいえ、私は圧倒的に後半の方が好きですけれど)。ディカプリオもせっかく猿状態で頑張ったのに報われていません。ビジュアル的に、髭や髪がボウボウの彼はNGだったのでしょうか? これはぜひ女の人に聞いてみたい。
4点(2004-09-08 00:38:03)
76.  ロープ
ヒッチコックには珍しい舞台劇のような作品です。フィルム一巻10分をフルに利用した長回しを採用、つなぎ目を不自然に感じさせないよう、箱の影や人物の背中で画面を覆うシーンが挿入されているわけですが、これによって定期的に画面が暗転し、陰鬱な緊張感を持続することに成功しています。さて、そんな『ロープ』は傑作なのでしょうか。私はこの作品の持っている空気や緊張感、ユーモアがとても好きなのですけれど、冷静に考えて、10点をあげることは出来ません。というのは、舞台演劇を意識しすぎた作りだからです。監督のイメージにはまず舞台演劇があって、それを再現するために、映画としてどうするか、という考え方をしている。本作の映画としての可能性は、すべて舞台演劇に近づける方に開いています。実際に自分が惹かれた部分は、舞台で再現可能な箇所ばかりです。「じゃあ最初から舞台でやればいいんじゃない?」という問いをどう返すでしょう。予定調和に終わるラストはその象徴です。本作は舞台を意識するあまり、舞台の制約から逃れることも出来てないのです。従って『ロープ』は、「映画で舞台をやってみました」という実験作であり、映画としての新しい飛躍を内に秘めていません。この部分があったら文句なしの10点です。私はそのくらいこの『ロープ』が大好きです。
8点(2004-09-07 22:42:11)(良:2票)
77.  ウルフ
残念ながら、ジャック・ニコルソンに主人公ウィルを当てたのは失敗でしょう。ウィルははっきりした自分の意見を持ち、人気作家たちからも強く信頼されています。こういう人物が(いくら老いたりとはいえ)、左遷と浮気くらいの危機を、自力で克服できないとは信じられません。「ジャック・ニコルソンの狼男!」このキャッチを結実させるならば、「冴えない中年が狼の力を得る」という物語ではいけません。ニコルソンは冴えない中年には見えないため、わざわざ狼の「助力」が必要とは思えないからです。全体の出来は悪くないだけにこれは残念でした。90年代初頭はゴシック・ホラーに光が当たっていたので、おそらく監督も派手さを抑えたのでしょう。手堅くまとまった物語。メイキャップも血も控えめ。怖くない。対象年齢は高め。大人の恋。バランスはいいと思います。ただ左遷を防ぐだけっていうのが、ちょっとせこすぎるような・・・。
6点(2004-09-07 15:34:28)
78.  雨に唄えば
ミュージカル映画を見るのは初めてですが、とても楽しい作品でした。歌と踊りの持つエンターテイメントの力を思い知った感じです。陽性のシンプルなストーリーが、歌の魅力を上手く引き出していると思います。ところで、いくつか気になることが。タイトルにもなっている『雨に唄えば』は、かたちを変えて作中で3回も流れるにも関わらず、作品全体のモチーフとしては機能していません。後半の作中劇だけ浮いているのも謎です。調べてみました。この作品はMGMミュージカルの集大成的作品で、『雨に~』は既にスタンダード・ナンバーだったんですね。作中劇の部分には、ジーン・ケリーがコズモ役のドナルド・オコナーと組んで、ダンスを入れる予定だったのが、他社から借り受けていたオコナーの契約期間が切れて、予定を変更したのだとか。なるほどなるほど。そしてキャシー役のデビー・レイノルズは、『スター・ウォーズ』レーア姫のお母さんですか・・・。誰かに似てると思ってたら・・・。
9点(2004-08-28 01:54:22)(良:3票)
79.  真昼の決闘
アンチ・ヒロイズムを体現したような主人公。リアル志向のストーリー。もっと徹底し、生々しくした方がいいような気がします。新妻エミー(グレース・ケリー)は美しいのですが、掃き溜めに鶴のような美貌なので、保安官の妻にはちょっと見えません。彼女はこの映画で確かに成功しましたけれど、もっと庶民的な印象を持った、ケイン(ケーリー・グラント)に近い若さの女優の方がいいでしょう。またこの映画では、緊張感を出すために、上映時間と映画内時間を一致させています(壁掛け時計の進み方でこれがわかります)。しかしあまり効果をあげていません。というのは、ケインが時計を見上げるまでに、カメラの切り替えという映画文法が挟まるからです。カメラが切り替わるということは、物語の展開に応じて、時間や空間が省略されることを意味します。観客は本能的にこの約束ごとを理解しているので、実際の時間の感覚と、映画を観ているときの体感時間は、そもそも一致しないようになっています。ですからテンポのいい映画(省略のうまい映画)は短く、退屈な映画は長く感じるのです。本作での試みは、ヒッチコックの『ロープ』のように、徹底的な長回しを使用した、舞台劇のような作品でないと効果を発揮しません。アイデアは面白いけれども、それを売りにするほど結果が出ていないというところですね。
6点(2004-08-27 23:02:07)(良:1票)
80.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
意外性を売り物にしているわりには、貧弱な脚本だと感じました。本作の意外性は「今の出来事はゲームではない」「やっぱりゲームである」という繰り返しで成立しているわけですが、ひっくり返す回数が多いからといってそのぶんだけ驚くわけではありません。観客が学習してしまう「千日手状態のドッキリ」をいかに崩すか。本作は作中で再三「今のはゲームではない!」と強調し、観客に「まさかここまではやらないだろう」と思わせようとしています。そうやって観客の常識をくすぐることでしか、意外性を捻出できないからです。これでは心細い。「どうせこれもゲームなんだろう」と最初から疑っていた観客は、どんどん冷めていったのでは?
4点(2004-08-22 00:14:27)(良:2票)
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