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チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 552

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61.  トワイライト 葬られた過去
日本劇場未公開作とのことですが、地味ィ~に豪華キャストなハードボイルド・サスペンス。P・ニューマンをはじめ、出演者が渋い、渋い。いや、渋すぎるってくらい。ですが少し演出が散漫。シナリオは良いと思うのですが、よくも悪くも映像化してしまうと工夫が必要。ラストのP・ニューマンとJ・ガーナーの会話のシーンは印象的な撮り方をしていますが、なにぶん話しのテンポが悪い。惜しい映画だと思う。
5点(2002-04-12 18:45:06)
62.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
とにかく派手な映画。活劇もホラーも中途半端だった前作に比べれば遥かに面白いけど、後半の背景はほとんどCGによって構成されているので、なんかアニメを観ているような妙な気分になってしまい、チョット好きになれなかった。とりあえずはS・ソマーズの開き直ったかのようなサービス精神旺盛な演出を楽しむべき作品で、この映画に中身を求めちゃいけない。最近じゃ珍しい、愉快なアドベンチャー活劇。
8点(2002-04-11 15:23:26)
63.  野のユリ
黒人俳優シドニー・ポワチエが初めてオスカーを獲得した名作中の名作。何と言っても、この映画の気持ちよさは抜群で、深く込み入った社会問題について全くと言っていいほど、言及してないのが逆にこの映画の良さにつながっていて実に素晴らしい。きっと、♪エェ~イメェン♪といつまでも歌っていたくこと請け合いの秀作。
9点(2002-04-11 14:54:47)
64.  喝采の陰で
確かにA・パチーノ版「クレイマー、クレイマー」といった感じですが、映画としては社会派だった「クレイマー、~」と比べればファミリー・ドラマに徹していて好き。劇作家のアーサー・ヒラーが撮った映画だけあって、映画自体も舞台劇みたいだし、主人公の職業も劇作家。ただ映画の組み立てはしっかりしているし、A・パチーノも好演。ですが...やっぱり映画の質は「クレイマー、~」の方が上。
8点(2002-04-10 16:37:28)
65.  誘拐犯(2000)
確かに銃撃戦は凄まじいまでのリアリズムに基づいているんだろうなと思わせるだけの説得力があります。メキシコの土地に合わせたかのように乾いたガンアクションは見応えバッチリです。でも登場人物がイマイチ整理しきれなかったため、あまりこのストーリーに入り込めなかったのが難点。「ユージュアル~」の脚本家の初監督作ということで期待の一作でしたが、あまりあの系統の映画は期待しない方が無難かと思います。
5点(2002-04-09 18:37:05)
66.  昼下りの情事
巨匠ビリー・ワイルダーが珍しくじれったい演出を施した傑作。ラストの駅での2人のやり取りのジラし方が大変巧く、最後の最後まで見逃せない。ヒロインの父親を演じたモーリス・シュバリエの存在感なしにこの映画は語れません。確かにゲーリー・クーパーは年配の役者ですが、その辺は流石に名優と謳われるだけあります。難なくこなしています。若き日のA・ヘップバーンも美しく、誰しも彼女のシャンプーを洗い流してあがたいと思ったはず。
8点(2002-04-09 18:34:36)
67.  ブレイブハート
壮大なスケールで俳優M・ギブソンがメガホンを取った史劇の傑作ですね。前作「顔のない天使」での演出もなかなかのものですが、とにかくこの映画では大量のエキストラ導入などスケールの大きな演出が圧倒的な力を持たせる。ですが一つ言えば戦闘シーンが長く、地味に残酷な描写が多いため、最後の方では大味なシーン演出が多かった気がするのと、ストーリーを細かく見ていくと前半がやや退屈。しかし、90年代が誇る秀作であることは間違いなし!
9点(2002-04-08 18:30:22)
68.  イギリスから来た男
私もソダーバーグの映画は好きになれないけど、この映画は別格。凝りに凝った編集スタイルを駆使して、殺伐とした主人公の行動が機敏に描かれている。ストーリー自体は、なんらたいしたものではなく、娘は殺されたのでは?と思っているイギリス男が単身、アメリカで真相を探るだけの話し。でもそんな平坦なストーリーもソダーバーグの語り口の良さが乗り切ってしまう。逆に言えば、ソダーバーグの映画にはそんな複雑なシナリオはいらないような気がします。
8点(2002-04-06 22:49:44)
69.  スフィア
もっとSFを前面に出して描いてる映画かと思ってたんですが、何だか訳の分からない心理サスペンスっぽくて、ビデオ屋の“SFコーナー”にあったのが悔やまれます。確かにSFは要素はあるのですが、監督がB・レビンソンのせいでしょうか、踏み込みが足りず中途半端。D・ホフマンも何のためにこの映画にお付き合いしたのかよく分からん。B・レビンソンは「2001年深海の旅」でもやろうとしたのでしょうか?
3点(2002-04-05 18:36:21)
70.  月の輝く夜に
確かにアカデミー賞云々で観てしまうとイマイチかもしれませんが、一種のイタリア移民のファミリーの大らかな日常を微笑ましく描いているホームドラマなんですよ。そう思って観ると、昨今増えゆく亜流の映画に比べると、クオリティが高いと思う。シェールは私も好きな女優ではありませんが、オペラを観に行くと言ってめかしこんだ時の華やかさは否定できない。一時期不振が続いたノーマン・ジュイソン快心の一作です。
8点(2002-04-04 22:53:24)
71.  ガンシャイ
確かにあまり話しに起伏が無さ過ぎますね。脚本なんて、結構しっかり書かれてそうなんですが、いざ映像化してみたら...って感じで、ラストなんて全然痛快さが無い。リーアム・ニーソンも終始冴えない感じがして、映画の内容に合ってると言えば合ってるんだけれども、やはり今一つ。笑いの要素もドライで少し分かりづらかったですね。
3点(2002-04-03 18:17:13)
72.  ジャスティス(1979)
これだけやってオスカーを獲得できなかったA・パチーノが可哀相なくらい大熱演。基本的にこの映画は脚本とパチーノの芝居だけで見せ続けると言っても過言ではなく、ノーマン・ジュイソン監督の演出も少し大袈裟な気がしてストーリーに乗れなかった。とは言え、積もり積もったフラストレーションを一気に発散させたかのようなラストシーンは、こちらとしてもずっと胸の中でムズムズしてたものを取っ払ってくれたような爽快感があり、作り手の狙いは的を得ている。ジャスティス[=正義]の観念の盲点を鋭くえぐった、なかなかの力作サスペンス。
8点(2002-04-02 19:24:05)
73.  アラビアのロレンス
巨匠デビッド・リーンによる素晴らしい一大スペクタクル・ロマン大作。オレンスの生き様を豪快に、そして劇的に描けているだけあって見応えたっぷり。まぁ確かに序盤に冗長と感じる演出があったりするので、脚本の出来は良いとは言い切れないかもしれません。ですが、ラスト近くなって胸躍るようなドラマ性が出てきた時、この映画を私も「もっと観たい」と思った。物語としては“休憩”に入る前のオレンスがカイロに帰還してくるシークエンスあたりから急激に面白いと感じた。序盤は叙情的な演出が多く、とにかく映像を味わって欲しいと思ってる。海辺でラクダにまたがって夕陽を眺めるオレンスを映したショットは、この上なく至福の瞬間だ。
10点(2002-04-02 11:05:56)
74.  8mm
内容はタブーに近づいている風格を見せているのに、終盤のダラダラ感には拍子抜け。最初から最後まで暗いトーンで物語を進めるのはアングラな雰囲気が出て、良いとは思いますが、その分だけ盛り上がりに欠けたのも残念。心理的描写も全然為されていないので、内面からジワッと来る怖さがあまり無い。J・シューマカーも当たりハズレが激しいことが分かった。
4点(2002-04-01 13:06:41)
75.  恐怖の報酬(1953)
巨匠アンリ・ジョルジュ・クルーゾーの傑作サスペンス。これぞと言わんばかりにハラハラドキドキのサスペンス描写は秀逸そのもの。仕事を受けるまでのドラマ性は、そのまま仕事中のハラハラドキドキ感の中にも取り入れられていて、それだけにラストの主人公が倒れこむシーンも意味深になっている。これだけ緊張感の張り詰めた映画なのに、不思議と疲れない映画でもあった。この辺は、最近の映像作家にも見習って欲しい。
9点(2002-03-31 21:18:35)
76.  デッドゾーン
鬼才D・クローネンバーグのベストワークというのには賛同します。この映画、数あるサイキック・ホラーの中でも抜群に面白いし、よく出来ている。主演のC・ウォーケンも繊細さや優しさ、正義感の強さがよく表現されていて、彼の熱演によりラストがより切なくなっている。最初から最後まで程よい緊張感が続き、D・クローネンバーグの演出もピンポイントに定まっていて、比較的万人ウケする作品でもある。
8点(2002-03-31 21:14:22)
77.  キャスト・アウェイ
時間の無駄なんて思わなかったけど、正直言ってあまり面白い映画ではありませんでしたね。全体的に薄くて、薄くて。全然心に迫るものが無かったのが一番残念。確かに映画の半分を占めるT・ハンクスのサバイバル生活の演出は見ものと言えば見ものなのですが、やはり単調。実際のサバイバル生活も確かに音楽なんてかかるはずないし、話し相手もいないから静かだからリアリティに基づいた演出なのは分かるけど、サバイバル生活をもっとコンパクトにして欲しかった。飽きたとは言わないけど、少し冗長。一番凄かったのは、確かに飛行機の墜落シーンだったかもしれません。
6点(2002-03-30 16:53:52)
78.  ウェルカム・トゥ・サラエボ
私の中でマイケル・ウィンターボトム監督作の中で文句なしのベスト。ドキュメンタリー精神と淡々とした語り口から見い出されるメッセージ性は痛切で真に迫るものを感じさせます。この映画は平和な幸福を味わっている我々に対して「我々にできることをやってあげて、できるだけ彼らを幸せな方向へ導いてあげましょうよ」って、複雑な宗教観や歴史観なんかを通り越して訴えてきてる。それは我々の満ち足りた日常を批判するのではなく、目の前で人が殺されても「こんなの日常茶飯事」と思えてしまう戦渦の日常に警鐘を鳴らしている。解釈は色々あるとは思いますが、実に素晴らしい映画だと思います。
10点(2002-03-28 23:54:12)
79.  大いなる西部
名作とは言われてるけど、ちょっと困ってしまった映画の一つ。西部の人間と東部の人間の違いを対比させて描くのはいいけど、少し一方的過ぎると感じる。G・ペックの人物像をカッコ良く描きすぎてるのも嫌味に感じた。もう少し短くしてくれれば良かったのに。でもW・ワイラーの演出は凄い、後に「ベン・ハー」を撮るだけのことはあって、スケールの大きな演出を見せてくれる。
6点(2002-03-27 22:20:32)
80.  アザーズ
最近似たような雰囲気のヒット作があったので、特に新鮮味がある映画とは確かに言えないです。ひょっとしたらラストも途中から予想つくかもしれません。でも「ふふっ、私を騙せなかった、この映画は甘いな」なんて言わないで、アメナバール監督の雰囲気作りを観て欲しい。細部にわたってよく出来ております。古くからあるオーソドックスな観せ方を堂々と演出しています。正しく映画的興奮の2時間弱です。言葉は悪いですがラストで驚きたければ、文庫本でも読めばいいのです。そう思って観てみたら、この映画の楽しみも人一倍だと思います。最近増えてる視覚効果技術駆使のアトラクションまがいのホラー映画(?)に食傷気味の方には特にお薦めです。
9点(2002-03-27 22:17:36)
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