61. マイノリティ・リポート
あのプルコギ、、、プリコグってのは、ボールが転がってくる複雑な仕組みみたいだけど、こういうのって導入時にもっと議論されないもんなのかな。僕はあまり映画にリアリズムを求めないんだけど、ちょっとこれは有り得なさすぎて・・・。でも、そういう感情抜きにしたら結構面白かったと思う。でも、もうちょっとカットしてほしかったな、長い。で、最後まであのプレハブ、、、プリコグに突っ込みますが、あの姉ちゃんたちって普通の人間なんだよね。んー、皆さん突っ込まれてる通り、それってどうなのよ?とまぁ、レビューって言うよりはボヤキになりましたが、最後に。ボールを見てどうしても言いたくなったから言わせてもらいます。この作品、333キロバトルでギリギリオンエア! [DVD(字幕)] 5点(2005-12-11 21:13:38) |
62. フォーチュン・クッキー
《ネタバレ》 もし自分が嫌いな奴と入れ替わったら、少しでもそいつの気持ちが理解できるのかなぁー。人の心が入れ替わっちゃうっていうお話はよくあるけど、親子だったらどうだろう。親の気持ちは普段、なかなか理解できないのではないかな。自分自身、理解はしているつもりだけど、まだまだわかってない面もいっぱいあるだろう。彼女達は互いに理解し合うことができて、とても観ていて爽快だった。入れ替わることによって仲が深まるなら、誰か、ブッシュとフセインが入れ替わっちゃう映画撮ってくんないかなぁー。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 21:13:07) |
63. S.W.A.T.
《ネタバレ》 一部の市民が暴徒化するのにリアリティがないという意見が多いようだが、果たしてそうだろうか?もし、マスコミがそのように煽ったとしたら、本当に有り得るかもしれない。戦争をマスメディアが煽るのと同じ原理で。 一人の男が市民を利用する。それが仲間内にいてもおかしくないというわけだ。脚本家がそのような意図を持っていたかは知らないが、そういう観点からしたらなかなか斬新なアイディアだと思う。犯人が捕まった直後のニュース映像がこの作品に含まれていなければ駄作の烙印を押していただろう。バカだなぁと思いながらも、女性が「Marry Me, Alex!」と言っていたのも、その意味では重要なシーンだ。 但し、それを差し引いても無理矢理感は否めない。橋の上に飛行機はいくらなんでもやり過ぎだし、肝心のSWATがうまく描ききれていない。というかこの設定だとSWATという組織が光らない。僕にとって、SWATは「覆面をしないゴレンジャー」程度の認識になってしまった。 [地上波(字幕)] 5点(2005-12-11 21:12:40)(良:1票) |
64. サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
今までに観た作品の中でも郡を抜いてリアリティのある作品だった。と思ったらやはり自伝的要素を含んだ作品だとか。しかもそれが本作にエヴィ役で登場したニッキー・リードによるものだというから衝撃的だ。ストーリーは、ジュニアハイに入学した成績優秀で純粋な13歳の少女・トレイシーの話。彼女は人気者の少女・エヴィに近づくためにファッションスタイルを変え、不良の世界へとハマっていく。先ず、トレイシーの不良になるまでの過程が上手く描かれている。周囲の目を突然意識し出すと、妙に焦るんだよね。それは誰でも一緒なんだけど、そこで自分を持っているかいないか。それによって歯止めがかかるか否かが分かれると思う。僕の周りにもこんな奴いたなぁと思ってとても感心。そしてこの作品には何の解決策も示されていない。つまり、上にも述べた通り結局は自分なんだということ。周囲のサポートに頼るわけにはいかない。どれだけ自分をしっかり保てるか。これは全ての十代の人々に向けられたメッセージだ。ただ一点、もう少し親子の葛藤を描いてほしかったのがマイナスポイント。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-11 21:12:03) |
65. シックス・センス
《ネタバレ》 作品全体としての印象はあまりないんだけど、あのオチは印象度抜群。「オチだけ」という意見もあるけど、それ「だけ」あれば客側の印象に残ることができるんだから作ったモン勝ち。感想としては、監督にしてやられた感じがして、スゲェ悔しいけど、楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-11 21:11:37) |
66. ホステージ
人質犯と交渉する交渉人。事件に乗じてその交渉人の家族が人質にとられてしまうという作品。しかし、よくこんな脚本思いつくよなぁ。スゲェとしか言いようがない。ブルース・ウィリスはいつも通り。今回は脇を固める役者がなかなか良かった。マーズ役のベン・フォスター。怖かった。早く燃えろと本気で思った。トミー役のジミー・ベネット。また新たな天才子役の登場か?と思わせてくれた。一番存在感のある演技だったと思う。それとこの作品を観てハッキリした。ブルース・ウィリスにパーカーは似合わない。着てもいいけどフードを被るな。 [映画館(字幕)] 5点(2005-12-11 21:11:06) |
67. コールド マウンテン
《ネタバレ》 作品自体に強烈なインパクトはない。映像も美しく、綺麗ではあるが、そこまで視的に訴えてくるわけでもない。脚本も戦争へ行った男の帰りを待つ女の話というありがちなストーリー。しかも話が飛び抜けて良いというわけではない。では一体この作品の良い所は?と問われると、キャストそれぞれがしっかりとしたキャラクターを持ち、且つ印象深い演技をしているという点ではないかと思う。主演級の3人はもちろん、脇役陣の演技もとても光っていた。とはいえ、やはり脚本が弱い。2時間半と長い時間なのに対して、インマンとエイダの再会シーンやインマンの最期など、重要な場面があっさりしすぎて印象に残らない。個人的に、キャストに関しては主演3人しかチェックしていなかったため、脇役陣にはカナリ驚かされた。”クイーン・アミダラ”ことナタリー・ポートマンはもちろんなのだが、一番驚いたのはホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト。(ホワイト・ストライプスのファンというわけではないが。)初の映画出演にしてはなかなかの好演だったと思う。最後に、この作品の魅力のひとつに音楽というものがある。スティングやエルビス・コステロ、先に記述したジャック・ホワイトなどが曲を提供。サントラもキャスト陣並に豪華だ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-11 21:10:09) |
68. 小説家を見つけたら
予備知識無しでレンタル。多少甘めですがこれくらいの点数が妥当な感じかな。この手の作品は僕の好きな部類なので。しかしながら、肝心のクライマックスがあっというまに過ぎてしまって残念。もうちょっと感動に浸れるぐらいの余裕がほしかった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-11 21:09:45) |
69. トリプルX
全く期待をせず、たまたまWOWOWでやっていたのでみたのですが、何だろうこの感覚。意外にイケる!日頃のモヤモヤがふっ飛んだかんじです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-11 21:09:09) |
70. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
僕は家族や友人の写真を撮るのが好きだ。どんなに辛く、悲しいことがあっても、そこに写っている自分や友人の笑顔は本物で、それには何度も癒されてきた。更にこれから何度も助けられることだろう。この作品は、クリスティとアリエルが撮影していたビデオに意味があると思った。ファミリービデオっていうのは、その家族にとっては一本一本が映画で、撮影者は映画監督、出演者はハリウッドスター、ビデオ本体はかけがえのない作品だと思う。常に明るく元気な二人の姉妹は、いつもこのビデオに助けられてきたんだろうな、そして彼女たちにとって日々の生活は大切なアルバムの1ページなんだろうな、そんなふうに思った。生きることって辛いことがたくさんあって、毎日とても大変だけれど、それ以上に楽しいんだ。純粋に生きる二人の姉妹から勇気を貰ったような気がする。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-11 21:08:46) |
71. マイ・ルーム
介護問題をテーマにした良作。こんなに重たいテーマなのに、あっさり描いている点はなかなか好感が持てる。自分を産んで育ててくれた親なのに、その親のことで揉めるのってとても悲しい。なかなかベッシーのような人柄の人ってのは珍しいのに、彼女にも病が襲い掛かるなんてズルい。こんな話、悲しくて見てられないと思ったけれど、ベッシーの人柄の良さに引き込まれていった。それと、ハンクの存在も良かった。ベッシーとハンクが海辺を車で走るシーンは彼なりの愛が表現されてて、この作品の中で最も好きなシーンだな。ベッシーの病気だけに目が行きがちだが、彼女が生涯親を愛し続けたという事実が大事。この作品のメッセージは親への愛だと思った。 [地上波(字幕)] 7点(2005-12-11 21:08:16) |
72. キャスト・アウェイ
「もし無人島に何か一つだけ持っていくなら何を持っていく?」という質問ってメジャーだよなぁー。率直に「この世で一番大切な物は?」って聞けばいいのに。だって、無人島なんか行きたくないもん。とまぁ、そんなことはどうでもいいわけですが、この作品、面白い。ただのビジネスマンが、無人島に「行く」のではなく、「運良く漂流する」。今の自分にその状況下で生きてゆけるほどの忍耐力はあるか。正直、首を縦には振れない。「わからない。」が答えだ。この作品は、人間の力というものを見せてくれた。バレーボール。コレが本作の最大の魅力となったように思う。チャックは孤独ではなかった。ウィルソンという親友がいたのだから。俺が無人島に何か一つだけ持っていくとしたら、間違いなく友人を連れていくね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 21:07:51) |
73. 少林サッカー
こういうバカな映画大好きです!まんじゅう作るシーンは笑いが止まりませんでした。友人の中でもこの作品は賛否両論わかれますが、面白いと言った奴のほうが気があってるなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-11 21:07:12) |
74. モンスター(2003)
オスカーを獲得しているC・セロンの演技は圧巻。映画を観ていて怖いと思った女優は、「バトル・ロワイヤル」の柴崎コウ以来。作品の方も実話をうまく再現しており、重いのと同時に大変深いものとなった。こういう作品を観ると犯罪心理学を勉強したくなるんだけど、作り手も僕と同じ気持ちだったのだろう。何故、アイリーン・ウォーノスは殺人を繰り返したのか、そこにはどういう背景があったのか。やはり人間には愛というものが必要で、愛がなければ人間でなくなってしまう。今までに愛を知らなかったアイリーンは人間ではなかったが、愛を知った途端に人間になってしまった。その愛を永久に保ち続けるためにどうすべきなのかわからなかった彼女。結局、殺人に走ってしまったのだ。やはり、愛を知らずにそのまま自分で命を絶つべきだったのか・・・。残酷な二者択一だ。とても暗い話ではあるけれど、一度は観ておくことをおすすめする。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-11 21:06:54) |
75. カンフーハッスル
全米でも話題沸騰中の本作。ポップコーンを食い、スプライトを飲みながらげらげら笑わせてもらいましたよ。チャウ・シンチー、ラム・チーチョンのコンビが子供のサッカーボールを足で潰して「サッカーなんかしないぜ。」と言って幕開け。その後はもうやりたい放題。今回はチャウ・シンチーは控え目で、何と言ってもあの夫婦。おばちゃんの方は今年のオレ的アカデミー賞助演女優賞有力候補!!!ハチャメチャやってくれて大満足。ポップコーンも美味かったぜ!ちなみにこの作品、上映後に拍手喝采だったよ。アメリカの映画館で観た作品の中で、一番拍手の量が大きかった。この手の作品はアメリカ人ウケしやすいだろうね。今回はチャン・シウチーがエスパー伊東っぽかった。なんかグッダグダな文章になっちゃった・・・。ま、いいや。映画もグッダグダだったしね。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 21:06:35) |
76. キャンプ
これぞ王道って言えるぐらい青春映画の要素を盛り込んだ本作。舞台はサマーキャンプ。ここに集まった若者たちは何かしら悩みを抱えている。十代の悩みと言えば恋愛なわけだが、他にも同姓愛だったり、親子の問題だったり、様々だ。話は彼らに与えられた「2週間ごとに違う劇を行う。」という課題の劇を中心に進む。男同士の友情、男女間の愛情、そして落ちぶれた大人と、希望を抱く若者という対比はシンプルだけどストレート。更に、各所に散りばめられた楽曲は魅力的。この作品を観ていて修学旅行の就寝前の夜を思い出した。真っ暗な部屋で「お前アイツが好きだろ!」とか延々と喋り続けてる俺ら。うまく言い表せないけど、楽しかった。でも、少しニガい思い出でもあるんだなぁ。そんな甘酸っぱい青春映画、なかなかオススメです。 [地上波(字幕)] 7点(2005-12-11 21:06:16) |
77. ロボッツ
「Mr.インクレディブル」を大いに堪能した後だったし、評価もそこまで良くなかったので、「これはダメでしょう」と決め付けて観に行った俺がバカだった。とても面白い。前に挙げたインクレディブルに負けない出来。娯楽的要素が強く、夢を追いかける青年というテーマからしても家族で観るにはピッタリの作品に仕上がっています。個人的に一番笑ったのは突然ブリトニー・スピアーズの曲に乗せてダンスをし始めるシーン。これは完全に不意をつかれた。映画館でゲラゲラ笑ってしまったよ、久しぶりに。自らを自らで改良しなかればならないロボットたち。人間だって同じなのかも。夢は自分の手で掴め、自分の体は自分で管理しろ。うーん、ズシッとくるね。風邪引かないように自己管理はきちんとね。あれ?なんか違う?ま、いいか。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 21:05:26) |
78. フェイス/オフ
色々突っ込みたいところはあるんですが、ここでは一点だけ突っ込んどきます。トラボルタが伊良部にしか見えないんですよ。そのうち「団野村ぁぁぁぁーーー!!!!!」とか叫び出しそうな勢いで。でも伊良部は何だかんだ言って158km/hを出してて日本記録保持者なわけで。そんなトラボルタの剛速球と、ケイジのモト冬樹ばりの「ハレルヤ」・・・ではなくって長短打どちらもこなせる巧打にやられました。ラストも良いんで、これだけやってくれれば満足です。 [地上波(字幕)] 8点(2005-12-11 21:05:04) |
79. 僕はラジオ
アメフトの面白さが未だによくわからない僕ですが、この作品はとても面白かった。実話の感動ものには弱いんだよなぁ・・・。この作品の登場人物はラジオを始め、みんなどこか不器用。あのチームのエースもラジオに対して素直になれない。終始クールで、たまに突拍子のないことをするコーチだって、その解決策をしっかりと考えていなかったりでやっぱり不器用。不器用な者同士の愛情や友情って感動するものなんだよね。説教臭くもなく、人々の暖かさと、人と正面から向き合うことの大切さを再確認できる良作。何歳になっても誰かと何気ない会話をして笑っていたいなと思った。 [地上波(字幕)] 7点(2005-12-11 21:04:43) |
80. 東京ゴッドファーザーズ
海外での評価が高い作品なんだよね、コレ。僕もアメリカ人の先生に教えてもらった。ここ最近、日本のアニメの評価が格段に上がっているけれど、映像だけという作品が多かったので、この丹念に練られた脚本は新鮮だった。でもこれ、アニメでやる必要はないんだよね。時代設定は現代だし、登場人物はすべて人間。実写で撮っても何ら問題のないストーリーなわけで。とは言え、この作品は実写をアニメでやったことに意味がある。実写では嘘くさくなってしまうメッセージ性が、アニメだと確実に伝わってくるから。逆にアニメを実写で撮ると・・・「北斗の拳」に「デビルマン」か・・・・・・・実写も頑張れよっ! [地上波(字幕)] 9点(2005-12-11 21:03:32) |