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サーファローザさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 111
性別 男性
自己紹介 日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。

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61.  白と黒(1963)
よく出来た作品ですね。良心の呵責に最後まで苛まれる難しい役目が仲代達矢で良かった。小林桂樹さんは本当、庶民的で正義感ある日本人のイメージにピッタリで、刑事や検事の役が合う。松本清張原作で黒澤明作品でもおなじみの東宝製作陣がしっかり作りあげた作品でした。白と黒という題に反してカラーで作ったら面白いのに・・・
[映画館(邦画)] 7点(2010-11-04 23:21:50)
62.  女吸血鬼
池袋・新文芸座の「中川信夫オールナイト」で観ました。たしか「地獄」「東海道四谷怪談」「憲兵と幽霊」という最強のラインナップでとても楽しめました。その中の一本でした。新東宝なので題名に騙されてはいけません(笑) 新東宝の低予算という事を考えると、私は良くできていると、中川組の職人技が良い意味で出ている作品に思いました。特に、天地茂のダンディズムであり怪しげであるという特異なキャラクターで三原葉子と池内淳子に迫るというのが魅力たっぷり。そして、秘密基地のセットはいかにも新東宝で大爆笑しました(井上梅次=京マチ子の「黒蜥蜴」の感じで)。
[映画館(邦画)] 7点(2010-04-06 21:23:22)
63.  狙撃 《ネタバレ》 
車と銃に興味ある人は必見の作品でしょう。堀川監督からは考えられないアクション映画で加山雄三VS森雅之の対決はなかなか見ごたえがあります。日活・東映のアクション作品にはない展開、なにより、二人のキャラクターがカッコヨイですよ。 口を開けて呆然としたのは、やはり土人のシーンです。突然、加山雄三と浅丘ルリ子がありえないコスチュームになります。私の中でもベスト3に入る位の意味不明なシーンで、どういう意図なのかが判らない(笑)お二人にどういう気分で撮影したのか、聞いてみたい。 (シネマヴェーラ渋谷「東宝アクション映画特集」)
[映画館(邦画)] 7点(2010-04-06 12:49:53)
64.  血槍富士
シンプルな演出に見えますが、従来のお決まりの時代劇とは違う、何か淡々としたロードムービーのような印象を持ちました。 宿における群像劇のような展開・演出は次作の「たそがれ酒場」にも感じます。リアリズムといっても溝口健二よりももっと距離を置いた、自然的なものも感じます。主人や槍持ちというよりも、むしろ、まわりの登場人物たちの哀歓や、その背景にある社会そのものを描き出すところに内田監督の狙いがあったのではないかと感じました。 とはいえ、片岡千恵蔵さすがです。常に仏のような表情だった彼が鬼の形相に変わる最後の場面は、やはり彼以外には出来ないと感じました。必見です。
[DVD(邦画)] 7点(2010-04-05 16:01:47)
65.  やくざ刑罰史 私刑(リンチ)! 《ネタバレ》 
石井輝男の異常性愛路線シリーズです。やくざの掟破りに対するリンチを江戸・明治・昭和と3時代のオムニバスという構成です。第一部からあの大友柳太朗を・・・眼をくり抜くシーンは、石井輝男を知らない人が観たら大変ですよ。新東宝いや、後の大蔵映画並みのカルト的要素が充満しています。サービスシーンも満載で、中でも3部でのヘリコプター。海上で思い切り振り回して、人形が遠心力のついでに波止場にある置石にガツン!ありゃないでしょうよ(笑)その3部に出てくるやくざの人が「吸血ゴケミドロ」で出てきた役者で、怪しさ満点。とにかく、この年石井輝男絶好調!  【シネマヴェ-ラ渋谷「妄執、異形の人々Ⅳ」】
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-06 01:21:36)
66.  三十三間堂・通し矢物語 《ネタバレ》 
終戦近い中製作された作品ということであまり期待していなかったのですが、良く出来ている作品。頼りない少年が大人の献身により成長を果たすという物語で、主人公の仇役に長谷川一夫を持ってくる事で面白味が益していますね。無駄なカットが少ない(戦時で尺が取れないのが功を奏したのか?)、特に8000本超の矢を放つ時間をどう処理するのか興味深く観ていましたが、巧いっすね。仏像好きなので、冒頭での千体千手観音立像を拝めるシーンは特に貴重(セットということはまずないでしょ)。 【NFC田中絹代特集】
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-06 00:19:23)
67.  たそがれ酒場
ひとつの空間で戦後10年の日本の縮図を描いているんだと思います。本物の歌手を配して、様々な歌が披露されているのが印象に残ります。内田監督じゃなかったら、並の監督だったら持たせる事は出来ないのではないかな。
[DVD(邦画)] 7点(2009-11-01 17:21:31)
68.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
山崎豊子の映画化となると、どうしても、山本薩夫監督を思わずにはいられないのですが、「不毛地帯」「華麗なる一族」、作者は違うとはいえ「金環蝕」などの作品と比較すると、纏まりが悪い。 事故は起きるべくして起きた、国民航空の信じられない企業体質。この追求が大分甘く感じた。原作では主人公の悲壮な境遇・苦悩に加え、墜落事故を事故を招いた驚くべき企業体質、そして(得意の)政治権力の内幕を逃さずに描くことで壮大なドラマとなっていたのだが、映画ではやや企業実態の描写が散漫にみえる。原作の台詞の「主要部分抜粋」のような感じ、典型像の域でとどまっていた。 3時間以上の時間があるのだから、もう少し企業・政治家の癒着を突く事ができるのではないだろうか。 いつの時代もそうだが、国民よりも自分の保身を優先する企業トップ・政治家、その利権に群がる人間達。その告発的な部分を持つ映画も観たい。 渡辺謙の熱演、彼の悲壮な境遇と決意は伝わったが、もっと「大きな作品」に出来たはず。現在、支援問題が話題となっていますが酷いものです。経営陣の責任は重大です。ただ、その末端で安月給で油まみれになって航空機を整備している者ら多くの末端従業員らの存在も忘れてはならないですね。そう思うと、余計に腹がたってしょうがない。
[映画館(邦画)] 7点(2009-11-01 17:02:53)(良:2票)
69.  鰯雲
成瀬監督の演出に精彩を欠くといった印象もあるんですが、何より、この題材は素晴らしい。昔ながらの封建的ともいえる掟に従い頑なに守ってきた地主が、戦後の農地改革によって変貌していく、いかざろう得ない。 家長の葛藤、対する各人の意思を尊重すべし子供達との対立がスクリーンから静かに感じられる。脚本・原作がとても素晴らしい。成瀬独特の<背景⇒人⇒台詞>の流れるカットは狭い日本家屋において絶大なる効果を発揮するが、広い民家が舞台ではどうか。 そのせいか、かなり淡々と演出が続く。  それでも、家長である中村鴈治郎の頑固ぶりにはじめは「敵・反体制」のようなイメージを持ってしまうが、次第に、まさに「鰯雲」のような寂しさのようなものを植えつけさせられた(ワイドカラーでの鰯雲はとても素晴らしい)。 そもそも、あまり自分から動かして作るといった印象のない成瀬監督の演出を考えると、やはり巧いんだなあと思った。 この情感は、これまでの成瀬作品では表現でき得なかった物だと思う。 
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-23 23:08:21)
70.  アキレスと亀
北野監督はまだ1本しか観てなかったので、とても興味を持って鑑賞しました。 絵画に生きる男の一生(絵画に生きるしかなかった?)の物語。少年期・青年期・中年期と三期を演出していて、フィルムの質感がそれぞれ変えていたのが面白い。  少年期に神童のような扱いをされ「僕、画家でやっていける」と思ったが、売れないまま成長し生きていく。親が死のうが、娘が売春しようが「絵画の道一本!」。樋口可南子と取り組む姿は時にユーモラスに時に痛々しくもある。  これは監督の映画監督人生・決意になぞらえていると考えるのは余計だろうか? 少年、青年の主人公が自分の意思で動こうとせず、何か傍観・浮遊しているような姿がそう感じさせるのですが。  その他いくつか感じる点があり、特に人の死をいとも簡単に、「生きている世界」と同等に描いているなあと強く感じ、他の監督にはない演出に思えた。 台詞・場面の省略もかなり特徴がある。前触れもなく、画を「バッ」と見せる手法は監督の持ち味なんでしょうか。  そんな手法でもって描いた少年期・青年期は情感溢れて良い味があったのですが、後半はその波長が大きく乱れた印象です。まったく、別の作品?と思ってしまいました。 「あんたフェリーニか?」と一瞬よぎりましたが、これは私の感覚がズレているのでしょう。でも、主題は一本であれ、一本の作品としての違和感は拭えない。  作品自体を幸福と取るか取らないかは分かれると思う。 
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:50:30)
71.  次郎長三国志(2008) 《ネタバレ》 
久しぶりに新作の映画2本も映画館で観ちゃった。「次郎長三国志」はやはり観なけりゃいかん!と。で、面白かったし、泣けた!  マキノ雅弘監督9部作のうち、3部の途中あたりから6部まで、特に6話の部分を取り上げています。どうしても尺の問題があるので「子分との出会い」が入らないのはしょうがない。それでも楽しめた。  この物語はRPGのような個性ある仲間が加わっていく楽しさもあるが、一番はやはり「次郎長一家の連帯」にあると思う。堅気の世界からはみ出したどうしようも人間たち。そんな彼らが「義理と人情」に、惚れて恋して必死に生きる姿。そこに、観るものは泣いたり笑ったりする。それは、50年以上経っても色褪せない「普遍的なもの」であるんだなと私は観て実感しました。  キャスティングも好感です。一人一人かくと凄く長くなるので省略しますが、マキノ版で個人的に弱いと思っていた<次郎長&お蝶の弱さ>を中井貴一と鈴木京香になって、良かった。二人がベタベタかなとも思えるが、鈴木京香美しいねえ。 子分達はみな○、女性陣は 久慈あさみのお仲が高岡早紀、越路吹雪のお園が木村佳乃と豪華になっているが、貢献が少なかったのが残念。「投げ節お仲」は「森の石松」と並んでファンが多いと思うので・・・ でも、やはり時間が限られているからしょうがない。  この作品については、映画内での演技も勿論そうですが、キャスト間の結束が大事なのではないかと思う。それも、結束しているなあと感じさせた。お蝶の最後のシーンが素晴らしく、中井貴一が櫛を口で抜くのと同時にカメラを回して全員の表情を撮っているんですが、「次郎長一家の連帯」をしっかりと演出していた。 個々の登場時間が限られている以上、この連帯はポイントなんだと思う。  マキノ節も引き継がれている。中井貴一が口でお蝶の櫛を抜く仕草はあの独特の色気が出ており拍手。不安な点は、50年版の各エピソードを短縮して繋いでいる内容なので、少し物語が飛び飛びに感じるかもしれない。  久々に庶民的で笑って泣ける娯楽作品に出会ったのかも知れません。
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-22 21:27:33)
72.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 
スジといい、花などの舞台もあわせて日本的な美しさがあふれる映画ですね。10年前の偶然の出会いと別れ、妹の死を盛り込んだ第一部分は満点に近い。あの50両盗みながらも娘を預けてしまう父役はかなり難しい役だと思ったが大坂志郎が巧く演じてくれたと思う。10年後のシーンはちょっと腑に落ちないところがいくつかあって、10年前に50両をネコババせずに返すほどの(小心ながら)善人であった木村功が、ああも変わってしまうのだろうか?十朱幸代にああも惚れて可笑しくなってしまうのか(ごめんなさい)という疑問がどうしても残ってしまいつつ、クライマックスでは泣いてしまった。 ムクゲの花を間に置き、十朱幸代を思い出させたあの名台詞はやはり素晴らしいし、ラストも素晴らしいです。
[映画館(邦画)] 7点(2008-04-01 16:52:54)
73.  黄色いからす 《ネタバレ》 
巧いです。さすが、松竹小市民映画の職人・五所平之助!小市民家庭ドラマで、長く戦地(中国)に赴き、帰国した父(伊藤雄之助)、待っている母(淡島千景)、息子。息子は幼い時に父と別れ、母の手で育ったため、母に甘えなかなか父と折り合いがつかない。そこに新しく子供が生まれて、息子が疎外感を覚える。この徐々にズレていく家庭の心境を些細に描いています。学校でのクラスメートとの喧嘩、息子が母へ甘えるしぐさ、悪事を働き反省の色がない息子を伊藤雄之助は「お仕置き」と庭の小屋へ閉じ込めたり、息子が動物を飼い始め愛情を注いだり、出来事を巧く取り入れています。よって、家庭の日常が続く中で「家族各々の心境」も併せて変化しているのが良く解る。ここに五所監督の巧さを実感。勿論、五所監督の演出だけではなく、脇役にも実力派(田中絹代、久我美子)を配した役者の好演技もあります。伊藤雄之助は頑固な親父なんですが、時折、いつものおとぼけを見せる、このギャップが面白かった。
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-23 16:31:09)
74.  結婚のすべて
「結婚のかたち」についての考え方を主題にし、新珠三千代と上原謙の「見合い夫婦」、新珠の妹の雪村いづみと三橋達也の「自由恋愛」の考え方・ジェネレーションギャップを対照的に強調して描いていて、これを早台詞でテンポが早く、かつ、コミカルに。また、各テロップも同時に進行させ、音やリズム・画の同調で繋いでたりと、とにかく小気味よい。これらに驚き、気持ち良く鑑賞できた印象があります。上原謙に、新珠、三橋達矢に団令子・仲代達矢など、監督デビュー作なのにキャストが豪華。ナレーションは小林桂樹。三船敏郎もチョイ役で登場。新珠三千代がこんなに美しいとは。私もNFCで鑑賞しました。DVDでもう一度観たい作品です。上映後に、主演の雪村いづみさんと岡本みね子さん(岡本監督の奥さん)を交えたトークショーがありました。(NFC「岡本喜八特集」) 
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 15:20:49)
75.  また逢う日まで
かの有名な「ガラス越しの接吻」も良かったが、杉村春子が連絡通路(階段を下りて、他のホームへ上がる)を駆けて行く姿をカメラが追って撮ったシーンが印象に残った。リアルタイムで鑑賞したものと、戦争未体験の私のようなモノが今観たのでは大分受け止めが違うとも感じた。(池袋・新文芸座)
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 15:09:54)
76.  社長道中記
社長シリーズお決まりの展開を見せるが面白いです。森繁・三木らの芸達者の小技が所々に出てくるので飽きさせません。森繁・三木・小林が、殆ど笑ったことがないという取引先社長(三橋達也)を笑わせるために宴会芸を見せるシーンは面白い。缶詰めの格好で上下運動する姿に爆笑。ラストが中途半端に終わってしまったところが減点。(ラピュタ阿佐ヶ谷「松林宗恵特集」)   
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 14:42:44)
77.  王将(1948) 《ネタバレ》 
「雄呂血」で大暴れする姿など、私にとってのバンツマはいずれも時代劇でのもの。今回、現代劇ではじめて拝見!味があって笑顔に愛嬌があって驚いた。所作に歌舞伎的な動きが目立つんですが、それにはオーラが感じされられる。坂田三吉は文字さえまともに読めず「規則」の意味さえ知らない男だが、正義感・暖かい心・愛嬌がある関西人。これを見事に演じた。関根八段(滝沢修)が名人となり、そのお祝いに大阪から東京へ駆け付けるが、妻が病床に伏し亡くなってしまう。電話で妻に呼びかける阪妻の迫真の演技による名シーンといえるのですが、10分以上の間、名人となった本来の主役である滝沢修が俯いたまま。もう置いてけぼり状態。これは、ちょっと過剰すぎる演出にみえた。 裕福とは言えない市井の貧しい生活をしながら将棋に打ち込む姿。献身的な妻の姿。そして、「ハッタリ」の辛勝を非難する娘。これらは当時の「日本の美徳」とされる部分をしっかり演出に盛り込んでいるところはさすがですね。もはや「将棋もの」というよりは「家庭ドラマ」です。家族や長屋の人間に迷惑をかけっぱなしだが、アマチュアながらプロの棋士を倒していく浪花のボクサー(じゃなかった)浪花の棋士を描いた前半部分の方が印象に残ってます。(NFC「撮影監督特集」)  
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 14:17:53)(良:1票)
78.  用心棒
ラスト三船敏郎の電光石火の殺陣、これに尽きる。途中はちょっと私にはダレたけど、それでも面白い。1961年製作で、砂埃の演出、上から三十郎が俯瞰するショットなど、技術面はもう最先端いってますね。粗い場面が無かったです。笑えるシーンも多かったですが、特に好きなのは、重傷を負った三十郎が棺桶に入って墓地まで行くシーンですね。加東大介が凄くお茶目というか(笑)演技の幅が本当に広い役者です。また、決戦前に逃亡した元祖・三四郎ごと藤田進の飛びっきりの笑顔も良かったなあ。(テアトル新宿「黒澤明特集」)  
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 14:05:11)
79.  弁天小僧
幼い頃に生き別れになった父と妹、父は江戸に出てきて呉服問屋として成功を収めるが、別れた子供のことを常に心配している。雷蔵も悪党をやりながら最後はこの父を救うという話で、途中、勝新太郎演じる遠山の金さんが出てきたりするわけです。こちらも、お涙頂戴のストーリーでした。それはそれでよいんですが、やはり、マキノ先生の例えば、「弥次喜多道中記」のようなリズムあり、笑いあり、涙ありの娯楽として完成されないとどうしても満足いかないものがあります(私が定番時代劇が苦手というのもありますが)。台詞が所々で説明クドイ感じがありました。ただ↓お二方のレビューを拝見すると私の観察不足も実感したりします。(池袋・新文芸座)  
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:48:57)
80.  疑惑(1982)
物語は松本清張の法廷サスペンスなんですが、法廷に入ってからは、桃井かおりの存在が、むしろ喜劇調へ引張っていくほどの面白さがあった。桃井かおりのふてぶてしさと、岩下志麻のキャリアウーマン弁護士役の競演は双方の持ち味が全快で見応えがあり、突如マダム山田五十鈴の登場で私の笑いも全快となった。でも、あの判決には少しガッカリしたかな。裁判後も、桃井が岩下にワインをぶっかけたり、性格・生き方が全く異なる二人のバトルは最後まで楽しめます。理論で動く岩下志麻、感情で動く桃井かおり、どちらの女性を・・・いや、どちらも・・・(NFC)
[映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:30:20)
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