61. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 映画としてこーゆーお話ならわからんでもないって感じでしょうか。 前半ドーラとの出会いまでを丁寧に描くことでグイドのキャラを確立させて、いよいよ後半へ。 地団駄踏むのがかわいいジョズエに収容所の現実を悟らせまいとする嘘は、なかなかよくできたものでした(相手が子供なのでベタベタした感じは仕方がないですけど)。 歴史的な虐殺事件が題材になってることでシチュエーション的に受け付けがたいとする向きのレビューもいくつか拝見しましたが、わたし的にはそこまで深くは考えずに『こんな時こんな状況ならこーゆーのも映画としてアリかな?』程度に楽しめました。 映画も興行ですからね、『息子に悲しい嘘をつく』と言うテーマをしっかりと描けた点で、この作品は良かったんじゃないでしょうか。 あとはお好みで。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-15 17:08:32) |
62. 秘密(1999)
《ネタバレ》 入れ替わり系で言うと大林監督の『転校生』が有名ですが、あれよりよっぽど酷なシチュエーションですね。 片方死んじゃってますから。 まず肉体的に妻を失い、時間差で魂まで失ってしまう(妻の苦渋の決断ですが)主人公の悲しみはいかばかりか。 娘は肉体的には生きてますが、その魂はなく、妻と入れ替わりで帰ってはくるものの(これも前述通り妻の苦渋の決断)、それは主人公から旅立つ為であり、ある意味娘と妻の両方をいっぺんに失うような喪失感です。 ホントに残酷な映画ですね。 こう書くと救いのないハナシな気もしますが、夫婦生活のコミカルな部分やちょいと夜の部分(ここの広末さんはキレイでしたね)、なにより家族の再生に向けて泥臭くも真摯に歩んでいこうとする姿が潔くも切なかったです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-10 08:58:18)(良:1票) |
63. リバー・ランズ・スルー・イット
《ネタバレ》 時代背景、ロケーション、語り口のストーリー。雰囲気のイイ映画でしたね。 『美しい』弟を持つ兄目線の物語。 思い出と釣りのシンクロ加減が心地よく、ゆったり楽しめました。 川に入り糸を垂らして(クルクルと糸をスイングして)、黄昏時を過ごす。 これぐらい人生を俯瞰で眺めることができたら面白いですね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-28 20:39:57)(良:1票) |
64. ラスト・アクション・ヒーロー
《ネタバレ》 アクション映画ファンとしては結構好きですねー、この映画。 ジャック・スレーターの活躍と映画少年の掛け合いがおもしろい。 映画としては反則技ともとれる設定ですが、たまにはこんなのがあってもいいでしょう。 そしてこの役柄にシュワちゃんがばっちりハマってました! 2,000円くらい(レンタルなら数百円!)で色々な世界を見せてくれる映画ってのは素晴らしいですね。 [地上波(吹替)] 7点(2013-01-22 11:14:00)(良:2票) |
65. ホーム・アローン
《ネタバレ》 孤軍奮闘カルキンくん頑張ってましたね。 売れすぎて人生メチャメチャみたいなニュースは物悲しいですね。 [地上波(吹替)] 7点(2012-12-20 00:06:14) |
66. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
《ネタバレ》 クーパー、むかつくぅっ! [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-07 06:36:06) |
67. 花嫁のパパ2
《ネタバレ》 『花嫁のパパ』なんて映画に2などあるものなのか?と思って観てみたら、なるほどそういうことなのね。 結婚して幸せに暮らす娘、そしたら当然次のおめでたいことと言えば…赤ちゃんですよね。そこで『おじいちゃん』になることにせめてもの抵抗として若造りをするスティーブ・マーティンが妻ダイアン・キートンと…若造りの勢いで子造りへ。 そして母娘Wご懐妊!なんて素敵な脚本なんでしょう!コメディの続編としては実にウマいシチュエーション作りですね。映画ゴッドファーザーでは『あなたの子供なんて欲しくない』と言い放ったダイアン・キートンでしたが、この作品では老いてなお旦那の子供を産みたい的なセリフに…全然別の映画の話ですが、なんだかホッとした思いになったのはここだけのヒミツです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-11-18 06:03:36) |
68. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
《ネタバレ》 雪と鉄のほろまい。 コートの男、汽車を送り、家族を送り、最期にちょっと夢をみます。 健さんはやっぱりカッコいいなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-05 03:26:36) |
69. マルタイの女
《ネタバレ》 此度、日本映画専門チャンネルの伊丹十三監督作品10作品上映の企画で、一通りの作品群を鑑賞(もしくは再鑑賞)する機会を得たのだが、それもいよいよ今作で最後となった。 なんせ亡くなってしまったからね、監督は。 今作はとある宗教団体の関わった殺人現場を目撃した女優(マルタイ)の証言台に立つまでのストーリー。 実際『ミンボーの女』の際、自身がマルタイになった経験からヒントを得た作品のようで、社会問題を取り上げ続けた氏の遺作(…となってしまったテーマ)としてはそれも必然というか、避けては通れないテーマだったのであろう。 とかく日本の社会はタブーみたいなものが厳然と存在し、それに対してマスコミはなんとも機能していない状態で、社会問題として気づきさえしないこともしばしばです。 そんな中、伊丹監督の作品には、エンタテインメント性を保ちつつ根深い諸問題について触れられています。 無難なテーマを扱うことにくらべたら、その労力たるやいかほどのものか想像に難くありません。 しかも今回はカルト教団がテーマともなっており、劇中にもありましたが、その無軌道、無慈悲、身勝手な暴力には辟易とさせられるものがありました。 おそらく夢であろう(そう願います)津川さんのシーンは鮮烈で、無軌道な暴力に対する確固たる信念を感じました。 しかし全10作を観て、どれも本当におもしろかった。 監督ご自身の出した結論の是非はわかりませんが、いちファンとしては新作が観られないことが残念でなりません。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-18 17:32:08) |
70. スーパーの女
《ネタバレ》 いいですねー、伊丹作品は! 日本社会の問題点を題材にしてるので邦画でしかありえない面白さがあります! これは素晴らしい着眼点ですよね。 外国映画じゃ表現のしようがないんですから! しかも今回はわれわれ庶民にとって身近な『スーパー』がテーマ。 作品のテーマ『安かろう悪かろうではイケない』ってゆーのは、デフレのこの時代に耳が痛い話でもありますが、至極正論なんですから痛快ですね。 ただそれができない問題点(ただ不正や怠慢だなんて単純な理由以外)なんかも紹介されてたらもっと深かったかな。 とってつけたようなカー(トラック)チェイスは不要とも思えましたが、映画のスケール感をだすために『スーパーの外に』飛び出したかった感じはわからなくもないです(笑) [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-09 10:40:34) |
71. ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合
《ネタバレ》 BSとはいえNHKでやってましたよ! へんな意味でドキドキしました(笑) クランプ家の下品さは異常ですね!ってレビュー書いてたら思い出し笑いが! 思春期の子供がいる茶の間ではキツイくらいの下ネタ満載なので鑑賞には注意が必要です。 外見をイジる毒舌コメディアンとの絡みや、痩せ男になった時の別人格ぶりなど、デブにまつわるエピソードがうまく散りばめられていてお話としても面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-25 23:33:51) |
72. メン・イン・ブラック
《ネタバレ》 当時は気づかなかった!?けどコメディなんですよねー、これ。 なぜか地球侵略モノのSFだと思ってました(笑) なもんで妙な笑いや無理のある展開が受け入れ難く思ったんですけどコメディなら『ははぁ、なるほどねー』って思えます。 軽快にやっつけてピッカリで解決! ゴシップ誌ってのは重要なことが載ってるってのは面白かったですね! [DVD(字幕)] 7点(2012-05-29 21:02:29) |
73. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 とてもいいハナシだと思う。病院ってところはどうしても寒々しい印象しかなくて患者を病名で呼ぶなんて失礼なことも多々あるんだろう。そういったものに疑問をもって患者に笑いをもって接するパッチ(彼のモノボケは天下一品ですね)、序盤はいわゆる『イイ話』で、このあといったい『どーゆー困難』があって『どーゆー結末』になるんだろう?と興味深く観たのですが、『困難』はあまりに唐突にやってきました。しかもそれはパッチの行いとはあまりに関係のないところから突然やってきます。こうなると『その後も頑張っている』とゆー『結末』に結ぶにはあまりに『困難』が突出していて、本題のテーマがぼけてしまった印象です。 しかし最後の審査会の演説はよかったですね。 『病気の治療なら勝つか負けるかでも、人を治療すれば必ず勝てる』、病気になったらみんな不安になると思います。そんなときこーゆー医者に診てもらえたらと願ってやみません。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-22 15:16:51) |
74. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 ロボットものはいろいろあれど、これはなかなか考えさせられる内容です。 人間もロボットも時間ですり減って行くんだなぁなんて思ったりしました。 不死っていうことについても再考させられますね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-09 10:28:34) |
75. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 無茶ブリ復讐を狙った犯人と巻きこまれ型相棒となったサミュエル。テンポのいい駆け引きと掛け合い、物語として面白かったし、続編と言わずとも単体で勝負できそうなデキでしたね。ただダイハードシリーズとしては、どっかに孤軍奮闘ぶりを期待しちゃうんですよね。ボヤキは健在ですが、相棒がいると、それで喧嘩になっちゃう。ぜひともマクレーンにはひとりごちてもらいたいんですよねー。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 14:55:06) |
76. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 今度は空港、大ヒットの前作をうけての『2』。大コケしてもおかしくないパターンですがテイストを踏襲しつつ、それなり(アクション映画でそう言っちゃうとつまらないととられそうですが)に仕上がっています。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 14:49:35) |
77. ボディガード(1992)
《ネタバレ》 映画としてよくできてます。まぁ依頼人とのバタバタは映画だから仕方ないでしょう。それでも緊迫感や感動的な演出はさすがかなと。最後のカットで別の要人を警護してるあたりは気持ちのいい終わりかたでしたね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-02 00:10:51) |
78. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 思いっきりSFです。意欲作です!夢と現実、異星人、近未来(?)フツーこの材料で料理したらトンデモナイモノができあがりそうですが、この作品は不思議な魅力があるんですよねー。実際テレビでやってると必ず観ちゃうし。鼻からデカイ発信機出したり、目玉飛び出したりとアホな演出も多いのですが、結構ワクワク楽しめます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2012-02-16 20:31:32) |
79. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 ハラハラドキドキ、単純に追うものと追われるもの、昔遊びでやったドロケーを彷彿とさせるような高揚感がありました。ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズどちらも追いかけっこをするにはしんどい年齢なハズですが、劇中そんなことは感じさせません!非常にテンポよくスリリングに物語は進行します。冤罪にまで持ち込まれた事件を、追われる身の逃亡者が黒幕・真相に辿り着けるなんてあまりに映画的ですが、もう彼を応援しちゃってる観客としては、よくぞやったり!!そういった意味でもスッキリできる娯楽作と言えると思います。 [地上波(吹替)] 7点(2012-02-15 20:01:31) |
80. ヒート
《ネタバレ》 これが男の美学なら、女の人が呆れるのも無理ありませんね。 ドラマ性を保ちつつ銃撃戦もド派手に。 これだけ長尺にも関わらずじっくり楽しめました。 パチーノとデ・ニーロってキャスティングじゃなかったら全然評価が違っていたかもしれませんが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-21 09:10:47)(笑:1票) |