861. ディノクロコ
《ネタバレ》 ロジャー・コーマン製のトカゲとワニを足してハリウッド版「GODZILLA」風のクリーチャーに仕上げたミニゴジラトカゲワニもどきのディノクロコが人を襲いまくるストーリーなんですがこれがまた、話が最初から最後までブレない。コーマン映画で話がブレないなんて!!!やればめっちゃできるやん!!とホント声を出して驚きたくなる出来で監督も特撮マンなんでCGもバッチリ。この前見た「コモド・リターンズ」が話にならんほどによく出来てるからこれは普通にビビったな~。ディノクロコが人を襲いまくるし劇場公開映画なら絶対に殺せない人まで殺しちゃうし、衝撃度は結構強いかと思います。一酸化炭素が充満してるハズのトンネルに普通に入ったり弟ほったらかしでイチャイチャして無残な結果になったりとツッコミどころは少しあるし主人公たちの行動に感情移入できるかどうかで後半の受け止め方が変わってくるけどいつものコーマン映画ではかなりの良作っすね。ジェイ・アンドリュースとNuもこれぐらいの映画が作れれば文句ないんだけどなー(笑) [DVD(字幕)] 6点(2012-04-18 00:08:49)(良:1票) |
862. コモド・リターンズ
《ネタバレ》 むちゃんこ久しぶりに見たジェイ・アンドリュースの動物パニック。いやー、やっぱ彼の映画はいつ見ても面白いなぁ~。突っ込みどころが満載過ぎてネタを超えて最早ギャグですギャグ。無駄にかわいいお姉ちゃんが出ててヌードシーンにホッコる以外は見所が一切なくしいていえば「地獄の黙示録」から流用したっぽい空襲大爆破シーンぐらいか(笑)嵐が来るからヘリは出せないぜーとか言いながら最後まですんごい晴れてるし大雨降ってるシーンもも実際降ってるのはカメラの前だけ。奥のほうは全然濡れてへんでー。銃を何十発撃ってんのに一発もコモドに当たんないし壊れてたヘリはいつの間にか直ってるしなんかもうグダグダ。やる気がないのはいつも通りですがスティーヴ・ラッショウも相変わらず適当な脚本書いてるなぁ。まぁそんな脚本だからこそ緊張感ゼロなパニック映画を作れるのはアンドリュースだけですね♪ 次も期待してます♪ [DVD(字幕)] 1点(2012-04-16 11:33:03) |
863. アポカリプス・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 出演者が出てる場所が明るくても画質自体が妙に粗いし夜のシーンが結構多いので全体的に暗く安っぽいヴァンパイア映画。主演はザ・ロックとヴィン・ディーゼルとスティーヴ・オースティンを足して3で割ったようなツラ。うん、体のわりに素直すぎる考えは合わないっすよーそんなムキムキな体で「俺のアニキは違うんだー!!」「ミーキティー!!」・・・あこれは嘘です。って叫ばないで、バカじゃないんだから(笑)マイケル・マドセンやらアーマンド・アーサンテやらDMXやら出てますがこちょこちょやってあっさりフェードアウトして行くもんだから作品を締める為に出てきたの?って思いたくなりますが後半のカーチェイスシーン、あれはPM映画が15年前に昼間に撮ってたよ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-14 10:18:02) |
864. ハロルドとモード 少年は虹を渡る
しょっぱなから自殺願望がありまくりなハロルドの偽装自殺シーンでちょっとゲンナリ。なのに死に対して全く臆することがなく死と遊んでいる少年と死から生き延びて自由気ままに生きる老婆の不思議なロマンス映画がこんなにも面白くできるとは思わなったし、生きることの素晴らしさを自由気ままに身をもって伝えたワイルドすぎるルース・ゴードンがなんとも(笑)自分から死ぬということは人生に満足して死ぬんだろ?あぁ??みたいな感じがほのぼのとしてこれも何とも言えず。モードと出会い、虹を渡ったラストショットの弾いてる姿が感慨深いなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-13 02:17:32) |
865. ルート・アイリッシュ
《ネタバレ》 この映画でルート・アイリッシュの存在を遅すぎだけども知りました。世界一危険な道路で起きた事件を元に話が進むんだけどもこれがまた、実際にめちゃくちゃありそうで怖い。デ・パルマが「リダクテッド」で描いたイラク戦争とは全く違った思考でその辺の若者が儲かるというだけで民間兵として前線で活躍しているという事実、誰を殺そうが何かを破壊してその後捕まったとしても全てうやむやにされて無罪放免になってしまうという事実、雇い主の会社は全てを隠そうとして残された家族に捻じ曲げた真実しか伝えない事実はあまりにも残酷。何かできたはずなのに自分の行動によって全てを見逃して何もできなかった主人公の苦悩は痛いほど分かります。短気すぎなのはちょっとうっとおしいですがラストの彼の行動には、、、、頭を抱えました。 [映画館(字幕)] 7点(2012-04-12 22:45:25) |
866. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 60を超えてめっちゃ頑張るハリソンさん。そんなハリソンさんを主演にどうやって面白い作品に仕上げようか~よし、シャイア・ラブーフにもめっちゃ頑張ってもらってあとはCGをフル活用だ!!!ってな感じで空想を超えすぎたドSFな冒険もの。程度の超えた凄さでCGがなかったらこの映画が作れなかった事にある意味でびっくり。でも今までのインディのイメージを崩さず妙にニヤニヤしてしまうシーンが結構あるのは嬉しかったしコメディさも相変わらず。雰囲気は最初から最後までよかったんだけどなー、SF要素が強いんで快感さがイマイチ足りないようにも思えました。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-11 09:37:14) |
867. クール・ワールド(1992)
《ネタバレ》 「ロジャー・ラビット」みたいなアニメと実写の合成映画ですがまぁ、作られた年代は今より数倍は特撮技術が劣るんで実写の演技が浮いて見えるのはしゃあないですが序盤の5分は普通の映画だったのにその後アニメの世界に飛んで行った後はほぼぶっ飛んだストーリーでブラピとガブリエル・バーンのまじめにやってんだけどよく考えてみるとバカバカしさを思わず感じてしまう演技はなかなか面白かった。アニメ6:実写4な感じでキム・ベイシンガーの薄着の衣装にニヤニヤしたりハードル的にはかなり低い出来かとは思うんだけどもーちょいしまりが欲しかったように思います。 [DVD(字幕)] 5点(2012-04-10 00:55:36) |
868. 妖婆の家
邦題は「妖婆の家」ですが妖怪オババがいるわけじゃありません(笑)モノクロがベティ・デイヴィスの怪演を盛り上げすぎてて妙に怖すぎる一品でなぜ少女が死んでしまったのか、少年は本当に少女を殺したのか?が回想と現在がシンクロしながら進むスリラー映画。ほとんどがベティ演じるばあやが世話をする家の中で進むけどこれまた、妙に暗くて家族状況も妙に暗い。設定のうまさもあるんだろうけど病弱の叔母さんvsばあやだったりばあやvs少年の描き方もサスペンスチックに描けてるのもなぁ、みててハラハラ。最近のTV映画並みのruntimeですが人物のバックグラウンドとストーリーが見事にマッチしたすばらしい映画でした。ベティ・デイヴィス、ハマりすぎ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-04 02:21:38) |
869. ヤング・フランケンシュタイン
「フランケンシュタイン」をおもくそパロったメル・ブルックスらしいコテコテの笑いは相変わらず。ちょいと下ネタを加えてもオーバーすぎず、下手すぎずで最近のコメディ映画とは全く違う面白さがあるんだよなぁ。古典的な原作なのにモンスターが踊ったり歌ったりしてマデリーン・カーンがえらいことにハジケまくってました。モンスターに襲われてのそれはねーだろ~(笑)地味なんだけどニヤニヤしまくりな一品、実際にユニバーサルがどっかの古典映画のセットを借りてしたらしいんだけどそれが余計に独特な雰囲気を盛り上げてるように思えました。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-31 10:53:03) |
870. 復讐鬼(1950)
今では到底テレビ放送できないであろうエゲツないほどにエグい黒人差別映画。黒人に対する放送禁止用語連発で当時の白人の黒人に対する考えがものすんごいよくわかります。そんな白人をリチャード・ウィドマークが見ててムカツクほど巧みに演じてるし、次第に追い込まれていく様も見事。何をされても動じないシドニー・ポワチエもデビュー間もない演技とは思えないほど巧すぎ。おまけに黒人差別に白人に差別されている白人の落ちこぼれ達が住んでいるビーバー運河も絡ましてくるもんだから余計にストーリーに奥深みができて監督の演出力と脚本のよさがほんと素晴らしい。リメイクは絶対に出来ないけど、みんなに見てほしい一本。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-30 19:44:19) |
871. 地獄の英雄(1951)
《ネタバレ》 今で言うオリバー・ストーンが社会を皮肉ってるような感じかな、ビリー・ワイルダーの痛烈な皮肉映画。ある新聞記者が特ダネを見つけてしまったが為に過剰な宣伝をしてしまったが為に結局は自分を追い詰めて堕ちちゃうんですよね。この辺は昔も今も全く変わらずねつ造してもいつかはボロがでてばれちゃうんですよねー。で、その新聞記者を目力があるカーク・ダグラスがやってるから余計に迫力を感じてしまって雰囲気が異様。コメディ映画で一世風靡したワイルダーとは大きくかけ離れたジャーナリズムの真髄を見せてくれた映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-29 11:42:06) |
872. ストーン・コールド -影に潜む-<TVM>
《ネタバレ》 2000年以降スクリーンでほとんど見る事なく何してんだろーと思ったらテレビ業界で活躍してたんすね、トム・セレック久々の当たり役で今も続く人気(?)シリーズの1作目。個性が超強い警察署長とどこからともなく出てきた連続殺人夫婦との駆け引きなんですがこれがまた微妙。しかも87分のruntimeの中で署長絡みの出来事がすんげぇ起こるけどこれもまた微妙。田舎らしい雰囲気と田舎ならではのストーリー設定はいいんだけどな~、レイプをしても犯人に対する仕打ちの軽さが妙に気になって・・というかなんかレイプ事件自体が軽いんですがこれってどうなんですかね~。まぁこじんまりとしすぎたTV映画らしいか。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-27 23:40:17) |
873. マンタ
《ネタバレ》 今まで何百何千とDVDで映画が出てきましたがそん中でも上位争いを繰り広げてしまうんちゃうか!?と思ってしまうほどのパケ騙し。そんなシーン一切ないし(笑)なんせマンタらしいマンタがほぼ登場せずマンタに扮した異星人が襲ってくるというかなりの難解ぶり。いつものロジャー・コーマンらしいめちゃくちゃっぷりが全く見られず彼がこの映画をわざわざ作った意味がよく分かんない。地球を破壊するのはやめろー、もっと環境や自然を愛せよーみたいなメッセージを伝えたいのは分かるんだけど全く解決してないラストはもっと意味が分かんない。異星人は人類滅亡を救いにきたにしてもなんで海底洞くつにいるのさぁぁぁそれじゃあ全然救えないじゃん~ [DVD(字幕)] 1点(2012-03-26 00:22:10) |
874. サージェント・ペッパー ぼくの友だち
《ネタバレ》 ある大富豪が死に莫大な遺産を息子や娘に継がせるのではなく自分が飼ってたペットに継がせた、というのを前にニュースで聞いたことがあるけどこれはその映画版。純粋な心を持つ子供は犬と喋る事が出来るというファンタジーを組み合わせてヨーロッパらしいコミカルな映画に仕上がってます。ハリウッドのコメディ映画ってドタバタ要素がどうしても強くなってオーバーさが目立つけどそんなのもあまりないので安心してみれるコメディ映画ってとこかなぁ。フェリックスにカメとぬいぐるみ以外に友達ができて、不登校が治ったんかどうか全くわかんないですが人間にはなりたくないという大人には分からない子供の気持ちを上手に伝えたいい作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-25 10:35:04) |
875. ブルースチール(1990)
エリック・レッドとキャスリン・ビグローが作り上げた大都会版「ヒッチャー」ってとこか。どこまでも追いかけてくる不死身ストーカー男と新任婦人警官との対決が面白すぎなんですがジェイミー・リー・カーティスが警官としての考え方がウブでどっしりとした役柄でない分余計にサイコ度が強くなってるように感じます。女監督なのにカッコイイ映画と緊張の糸を表現してるかのようなガンアクションのスローモーションは個人的にはたまらなく好きでスローモーションはスローモーションでも美を描くジョン・ウーの映画とは全然ちゃいました。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 11:11:33) |
876. ブロードウェイと銃弾
ウディ・アレンの映画はいつもニヤニヤしながらみちゃうんですがこの映画もまたその一つ、ジョン・キューザックの何かに振り回される役が彼にハマりすぎです。舞台を作るまでの裏の作業が面白おかしく見れてギャングとの妙な絡み具合もなかなか、キャスティングも個性的な奴らばっかで見てるだけでなんかニヤニヤニヤニヤ。キャズ・パズミンテリのギャングっぷりも似合い過ぎてかつてのヘンリー・シルヴァを思い出します。ニヤニヤが最後まで大笑いに変わらないのもアレン映画らしいや。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 01:04:02) |
877. アホリックス リローデッド
《ネタバレ》 なんで邦題を「アホリックス リローデッド」にしたのかよく分かんないけど取りあえず架空の人物フランク・スレッジの破天荒な映画人生ストーリー。セガールやスタローンの映画をおもくそパロって「フラッシュダンス」やら「マトリックス」やもパロってますがな~んにも印象に残んないんですよね、これが。映画自体セミドキュメンタリーなんでほぼ延々と続く起伏のないストーリーは何も面白くないんだよなぁ。しいて面白い言えば警備員がアンジェリーナ・ジョリーをおもくそ貶してたりしょっぱなからどう見ても犯罪者にしか見えないジェラルド・オカムラが出てた事かなー。ショボい演技しかできない日系人をこんな映画に出すなって(笑) [DVD(字幕)] 2点(2012-03-18 01:05:40) |
878. おとなのけんか
《ネタバレ》 オープニングとエンドクレジット以外は一瞬だけ登場する隣人以外メインの4人しか出ないホントの4人芝居。舞台の映画化なのに脚本が練られ過ぎてて飽きさせてくれないのはビックリだけど和解するはずで来たのにおしゃべり好きで余計な一言を言うのが大好きな夫婦同士だった為にこれもホントのおとなのけんか、和解も済んだはずなのに余計なひと言でお互いが自爆、罪のなすりつけ合いで子供の喧嘩よりたちが悪い(笑)しかも親同士が子供の謝罪がどうのこうの言ってる間に当人の二人は・・、ラストショットが皮肉。子供って、やっぱこうでなくちゃ。スーダンで起きた殺し合いならぬ、言葉での殺し合いはなかなかの見ものですがケイト・ウィンスレットの生々しい○○シーンはホントにやってそうで見たくなかったなぁ・・。 [映画館(字幕)] 7点(2012-03-15 23:24:38) |
879. GTR グランド・ザ・レース<TVM>
《ネタバレ》 「ベルリン・クラッシュ」よりは幾分かはマシだけどこれもアホ映画。違法レースなのに脳なしすぎるドイツ警察の描き方がヒドすぎるし誰一人として賢い奴が出てこないんだもんなぁ、見ててしんどい。コメディとはおバカのやり過ぎ感がどことなく漂います。とはいえドイツ国内をホントにレースをしてんのかどうか全く分かんないぐらい適当なレースですが個性的なキャラクターが勢ぞろいだけなのがせめてもに救いか。ほぼ全員自己中だけどどう見てもネタとしか思えないスマート×デブホモ男の組み合わせはよかったなぁ~。相手も見つけて主人公の男も相手見つけ・・・ってコイツ、嫁さんおるんやなかったっけ?? [DVD(字幕)] 3点(2012-03-15 11:26:05) |
880. 断崖
《ネタバレ》 夫は本当に人を殺したのか?夫は一体何をしようとしているのか?な感じで進むんだけどダンナの口八丁で嘘を突かれまくりに動揺しまくりの嫁さん、いくらなんでもお人好しすぎやしねぇか。心理的サスペンスとしては面白いんだけど実際こんなんされたら「あなたを疑ってごめんなさい!!」で済む訳ないと思うんだよなー。まさにバカップル(笑)二人が電車の中で出会った後から結婚までの描写が妙に足りない感じもしますがラスト2分の拍子抜けな感じのネタばらし以外の雰囲気はヒッチコックらさが溢れて面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-07 01:22:50) |