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ボビーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1016
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/gepper26/
年齢 37歳
自己紹介 いつまでもこどもでいたいから映画は感情で観る。その一方で、もうこどもではいられないから観終わったら映画を考える。その二分化された人間らしさがちゃんと伝わってくる映画が好き。

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861.  マイノリティ・リポート
あまり期待していなかったので、面白いと感じた。 期待して観るとハズレマス!
6点(2002-12-08 17:57:37)
862.  オーシャンズ11
ブラピ、クルーニー、ロバーツ、マット・デイモンという豪華なキャス トだったので、期待して観てしまい...ハズレました。 6点がギリです! 
6点(2002-12-08 17:47:11)
863.  パニック・ルーム
デビット・フィンチャー映画にしてはひねりがなかったような気がした・・・ちょっと残念でした。
6点(2002-12-08 17:28:07)
864.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
面白さは、一作目とそんなにかわらなかった。俺的には、ロンの家での「庭小人」退治が見たかった。その辺マイナス。(庭小人だったっけ?)
6点(2002-12-08 17:24:59)
865.  マトリックス
革命的映画だと思います。あの有名な弾丸をかわすCG! あれはスゴイとしか言い様がありません。ですが、ストーリーは ふつぅ~以下ですな。CGに6点。  
6点(2002-12-08 01:16:07)
866.  横道世之介
これは、横道世之介のまわりにいた人たちの話ですよね?だとすると1から10まで全部、まわりの人たちが横道世之介をどう思っていたか喋り過ぎです。彼がどういう人物か、観ればわかります。どういう人物か、押し付けたいのですか?考えを持たせてくれませんよね?その上、彼らがいうほど希有な存在に思えないのは、言ってしまうから尚更です。温度差を広めてくれます。不在によって想像させてくれた「桐島~」に似ていると聞いていましたが、構造はまったく真逆です。むしろ真逆ですら無い。全部、説明しているだけで、表現はどこにあったのですか?考える余地を与えてくれない表現は、説明でしかありませんが。
[映画館(邦画)] 5点(2013-08-25 07:39:46)
867.  リミットレス 《ネタバレ》 
無能野郎が爆発的に力を得て行くあたりの高揚感は心地いい。この作品が描こうとしているのは、欠点のない人間とはどういう存在までなり得るか?という表面的な側面だったが、それ以上に見たかったことは人間とはなぜ20%しか発揮しないのか?だったような気がする。なぜなら物語のカタルシスは序盤で全て上り切っているようなものなので、物語としてみせれるのはその逆でしかない。つまりなぜ、人間は、完璧になれるのになれないのか?ということが究極的に彼自身が知る事で痛み、あるいいは気付きとなって初めて観客に真実味を持って説得力を与えると思うのだが、これではただの絵空事で終わっている。全編を通して快楽主義の能天気で、人間に対する追求心を折角追い求められる題材を基にしているのに、何を主張したい作品なのかさっぱりわからない傲慢な作品に仕上げている。もったいないと心底思う。
[DVD(字幕)] 5点(2013-02-23 02:30:45)
868.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 
初期作ではそれまでのお決まりごとを裏切ることで新しさを感じさせてくれたが、今作はお決まりではなかったことをお決まりにしてしまった時代の最先端で、その骨頂を観せられても、「見世物映画」の宿命である”新鮮さ”のないこの作品のどこに新鮮さを感じればいいのかわからない。観る前からわかっている結末通りに収まることはいいとしても、それまでの紆余曲折さえも月並みで何一つ「そうきたか!」と裏切ってくれない。もはやストーリーが止まるただ爆発するシーンや暴れて何かを破壊するシーンは見ていられない。あと最後に。マクレーンが息子がどうとか言ってましたが、それ初期作でも悟っていただろう。つまり変化がまるでない。ぼくは、何を見たのかよくわからない。
[映画館(字幕)] 5点(2013-02-16 17:14:47)
869.  トガニ 幼き瞳の告発
この作品が描いているテーマや題材そのものは、韓国にとって重要な事実であり、事件であり、国家を揺るがすほどの問題であって、他国に住むぼくにとっても知っておくべき内容のものでした。その件については知る事ができて良かったと心底思う訳ですが、この物語りそのものの作りがある種の“霧”に包まれているような不安感、疑心感を拭えずにいます。それは表層的な演出内容、キャスティング、俳優の芝居、登場人物の奥行き、全てにおいて偏見に近しいような極端な目線で、さらにあまりにも記号的な存在として全ての登場人物達が存在している為、事件そのものの真実味を薄く感じさせるほどそれらがあざとい表現で描かれているように見えて仕方ありませんでした。それは考えそのものをこの作品内の”正さ”に押し込められ、“強要”され、それ以外の考えを持つ事は”非人道的”と切り捨てるかのような作りに窮屈さを激しく感じました。この物語には多面的な物の見方、そのものが欠落しており、「悪は生まれながらにして悪で、改善の余地無し。死あるのみ」という考えに押しやる為に、それに対する疑心が生まれる要素を一切排除しています。演出や脚本がまるで冷静さを失った暴徒のようで、ぼくにはどうしても、鵜呑みに信じる事が到底できない“霧”のかかった作品でした。
[映画館(字幕)] 5点(2012-08-23 08:46:54)
870.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
まず、敵役お2人の目的意識の、望んでいる事とやっている事がまったく筋が通っていない為、主張そのものが破綻しています。また、復讐と父の目的を達成するという一作目でやろうとしたことの繰り返しがお2人の意図ですが、一作目とゴッサムの状況は変わっていますので、別の見地から観ても破綻しています。さらに「革命」を描こうとしているのに”市民”の意見が一切描かれてないのでそれもまた成立していません。つまり、バットマンへの問い掛けそのものが破綻しているので、バットマンのやっていることに奥行きがなく、彼の葛藤にまるで面白みがありません。根本的に脚本に緻密さがなく、粗があり過ぎです。
[映画館(字幕)] 5点(2012-08-19 00:59:31)(笑:1票) (良:5票)
871.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 
飛び降り自殺者(ジャンパー)は何かに納得していない、という序盤の流れからの回想で脱獄劇が始まる、この畳み掛けるようなハリウッドお得意の序盤でバッチリぼくの心は鷲掴みにされました。そこからなぜ彼がそこにいなければならないのか、その理由が次々と明かされる中で、泥棒サスペンスと裏切り者探しのサスペンスも平行して物語が進み、伏線も次々と回収されて行きスリルは持続させられましたが、終盤はもう余韻も何も感じさせぬ疾走感であっという間に終わって行きました。しかし、その疾走感の中で観客に疑問を抱く隙間すら与えまいとする誤摩化しがあるような気がしてなりません。最後の最後に護衛が少なすぎるし、簡単にダイヤ奪い返され過ぎだし、みんな鵜呑みにし過ぎだし、不法侵入し盗んだことは罪に問われないのか?とか細部への気配りや辻褄の埋め合わせを一切放棄しているように見えて仕方ありませんでした。もやもやすら抱く隙を与えぬ!とばかりのクライマックスから結末までの約15分の畳み掛けの尋常じゃないあの感じは正直、強引で傲慢だと思う。この内容を100分に納める技量はもう凄いとしか言いようがないが、こればっかりは素直に認められる終わり方でもないと思う。そういう細部への気配りを無視するのはなんだかなー、と不満の残る作品でした。
[映画館(字幕)] 5点(2012-07-22 02:28:09)
872.  苦役列車 《ネタバレ》 
この主人公の目的とはなんだったんだ?ぼくの目には彼が目的なき日常を、そしてそこにある時間をヌキヤ、煙草や酒で浪費し、無駄にしていたように見えるのだが、それが一行に変化する様子がないのが退屈だった。そんな彼に芽生える具体的な目的意識は前田敦子演じる康子を友達にすることであったが、それ自体があまりにも面白くないし、結局は他力本願であったし。それが物語の唯一の魅力として、なんとかこの物語を欠伸がでない水位の作品に留めていたが、それ以外のシーンのなんと退屈なことか。目的意識もなく、傲慢で独り善がりで、面白みが微塵も感じられない彼の全てが、現代的ではあるけれど、そんな人間は勝手にやってろと思わずにいられない。好き勝手にやって、自ら多くを棒に振っている。そんな人間好きになれない。山下監督の演出とあって滑稽な面は豊かに描かれているのは確かだけど、物語はいつまでも曖昧な目的意識のままフワフワとどこに向かうのか定かではない状態で進行する。着いて行く億劫さはもの凄い。所々で魅力的なシーンはあったけど、一本の映画として観た時にこの作品はあまりにも退屈だと思う。なにしろ目的意識がないのだから当然葛藤もない。自分でやって自分で失って勝手に苦しんでいるだけなのだから。ただ、終盤で彼が多くを無くし、無気力状態の最中で見るテレビ画面の奥の夢のような現実に夢中になったシーンからのクライマックスは見応えがあるのは、彼に目的がはっきりと現れたからで、それが具体的に「なにをしたい」という表現はされてはいないものの、確実にそこには変化が描かれている。興味の持続を演出力のみで乗り切った技量は本当に素晴らしいが、根本的に「目的意識のない主人公」というのが大前提としてやはり映画に不向だという事実が大変参考になった。物語が転がり始めたのは最後の10分というのは、興味を持続して観るのは難しい。何もなかった男が目的を見出す話というのはやっぱりつまらない。
[映画館(邦画)] 5点(2012-07-22 01:57:07)
873.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
この映画は、やりたいことをやり切っている映画であることはまず間違いないと思います。ただ、それが往々にして物語上の豊かさや推進力に繋がって行っていないところが、やっているだけの印象が観賞後に残ってしまう原因になっていると思います。この作品そのものが、スピルバーグ作品へのオマージュであることは誰の目にも必至で、誰もがそれと比較して観てしまうと思います。相乗効果といいますか「幼少期の純粋性」×「未知の生命体」×「大人(社会)との対立(喪失の予感、緊張感)」の要素による見事な融合が『ET』を作ったと例えるなら、この映画にある要素は「幼少期の恋心」×「未知の生命体が齎す緊張感」×「役に立たない大人たちの存在」だと解釈しました。つまり、てんで方向性が滅茶苦茶でそれぞれが全く重なってこないのです。だって、軍の人間は生命体を逃がしてしまってあたふたして本気で捕まえるようとしているようには見えず、親はなんか勝手に動いてもがいているだけで、子どもたちは攫われた女の子を救出するだけですし、生命体は帰りたいだけです。軍と生命体との対立は瞬く間に終わり、その後はおのおののやりたいことをする時間になるわけですが、もう映画の推進力になる大きな目的はないのです。というか、もともとないのです。観ていて望んだのは、子どもがフィルムを早めに観る事でその存在に気付き、大人たちに話すも相手にされず、親たちが気付いたころには子どもたちは次のステップに危険を顧みず進んでいる、という感じです。それが『ET』だと子どもたちがETを大人たち(社会または悪)から守ることであるから、どう守り、どう帰らせるかに興奮と緊張感があり、また別れにカタルシスがあるのです。でも、この映画にはその中心にあるべき映画としての目的がないため、その場その場の状況に流されているようにしか観えないのです。母親の形見?しかりです。その前に台詞で言ってるんだから、そこであざとくやるのもやっぱりやりたいだけな印象が先にきます。まぁ、やりたいことをやりたいようにやると滅茶苦茶になるよ、というお手本的な作品とも言えます。最後に、良い点を挙げれば、それは幼少期の恋のピュアさは奇麗に描いています。ゾンビメイクの件とか、窓から入ってくる件とか、ホームでの芝居のうっとりする件とか。その一連だけは純粋に心地良く観れました。
[DVD(吹替)] 5点(2012-01-02 00:25:58)(良:1票)
874.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
馬鹿な家族から手の切れない馬鹿な主人公。もう、終始イライラした。受動的で、明らかに狂っている母親を決して非難せず、ラリっている兄を尊重し続けるわけの分からない姿勢。嗚呼、こいつも同じ血で、狂っている。そう感じずにはいられない。明らかに意思の弱すぎる主人公は、終始一本調子で受動的なまま、されど天性のものに支えられて世界の頂点に立つ。 兄のおかげで手を怪我しつつも、周りの人間に助けられて復帰し、トントン拍子に成功していく様に、人並み外れた努力が見受けられないのがもう何より苦痛で仕方なかった。おいおい、人生そんな上手く行く?脚色し過ぎじゃない?本当はもっと血の滲む努力があって、それはちゃんと描かれるべきじゃないの?と思わずにいられない。また、兄貴のドラッグから手を洗う動機が自らの姿を映したドキュメンタリーを観たのが原因というのはなんとも納得いかない。撮影中に、撮影がなんの為に行われているか気付かないってどれだけラリってたんだ?もはやトレーナーをそんな人間にやらせているとは、一体何事だ?なんて思ってもそれは実話だからしかたないか・・・でも、弟もボクシングに戻る動機がドキュメンタリーを観た以降の、女を抱いた後ってのが腑に落ちない。つまりあの時の動機というのは「俺の評価まで下がるのは嫌だ!」ということになり、自分大好き推進力というのはなんでこんなに魅力が感じられないのだろう。受動的な考えは維持したまま、自分愛護に拍車をかけて走り回る。終盤の皆大事と言い張り、復活に手を差し伸べてくれた人たちをも裏切り、狂った家族とまた復縁の形を選択する。何も失わぬまま、得るものを得るというのはなんと腹立たしいのだろう。もはや終盤、興味を無くして早く終わってくれるのを願わずにいられなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2011-12-17 01:15:57)
875.  モテキ
この映画を簡潔に言うと「生唾もののまさみを下心丸出しで好きになった男が、ふわふわした状態でまさみを大好きなままちょい衝突して、最後にまさみとブチューする」というだけの話。ただただそれだけの話。この映画を見た女性は、何を思うのって感じだけど、エンターテイメントとして様々な表現にトライしていることには好感が持てるのかも知れない。 大嫌いだけど、ナレーションの多用と同時に下衆なカメラワークによって主観的な映像で色々見せつけられ、否応なく興奮させられる。それだけで、ムラムラしてイライラしつつも満たされてしまう。さらに、カラオケテロップ調の感情表現や、PV風の場面など映画らしからぬ表現が多用されていたけど、こういうやり方はバラエティ、しいてはテレビ局発っぽいなーという感想のみ、抱けた。興味深くはあったけど、面白いとは思わなかった。それまでの日常からの突然の非リアリティー、脱現実。その度心が離れた。あと、主要な女性キャストの残り三人が三人とも、あの三人である必然性はなかったんじゃないかと想ってしまうほど、雑に扱われている。もはや長澤まさみの背景と化している。可哀想だなーてのが率直な思い。抱くだけ抱いてポイされた麻生さんしかり。さらにリリーさんにも抱かれ、別のシーンで同僚とスマイル。尻軽女なん?それでOK?で、主人公の長澤まさみに対する感情のグラデーションの変わらなさっぷり、モチベーションの平坦さたるはまさに馬鹿の極み。ある程度のコミニュケーション能力を持ち合わせている男が、ある程度の積極性でまさみと逢い続け、最後にその積極性のまま、ブチュー。 それと、森山未來がダサくて、冴えない、ちょっとキモい男にぼくは見えなかった。ありでしょ?彼なら。毎日ほぼ違う服装で、髪型はキマってるし。そこを例えば、おしゃれを目指すけどなんかダサいとか、髪型もどっかおかしくない?って感じにするとか。あと、少し前までフリーターだった男が、長文の、人様に読んでもらう文章の筆力があるってどういう事?都合良い設定ぶっこんだってのもあるし、それってすごい才能でしょ?そんな男がモテない?嘘だろ?なんてことを監督にネチネチグチグチ説いたくなるが、この作品は兎に角、まさみが可愛いくてアレがアレしてて、ムラムラして羨ましくてイライラする為のもの!良い、それだけで良いのだ!長澤まさみのIVなのだから!
[映画館(邦画)] 5点(2011-10-05 00:29:23)(良:1票)
876.  セーラー服と機関銃 《ネタバレ》 
「ションベンライダー」同様、登場人物たちの感情がさっぱりわかりません。行動には必ず動機が必要ですが、この作品に出てくる子どもたちの行動の動機がまるで納得できませんでした。一体なぜそんな発言が出てくるのか、なぜそんな行動ができるのか、どれもこれもさっぱりわかりません。この作品の公開当時は、理解できたのでしょうか。あの時代の子どもたちは皆、あんな感じだったのでしょうか…
[地上波(邦画)] 5点(2008-08-07 22:15:32)
877.  ノスタルジア
文学的な台詞が延々と続き、誰がどういう思いをしているかのかを知るにはあまりにも遠まわしで、ぼくにはその若干無愛想な表現の方法が辛かった。観客に理解してもらうのは二の次で、まずは自分がしたいことや思想を並べているところを見ると、芸術という印象を強く受けた。この映画は確かに綺麗だと思う。でも、感情移入は一切出来なかったし、感情を理解できても興味のわかない感情が多く、まるで楽しくなかった。改めて、ぼくには映画を観る力がまだまだ足りないのだと感じました。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-07-08 02:29:35)
878.  ションベン・ライダー 《ネタバレ》 
80年代の子供達はこうだったんでしょうか?みんながみんなそうじゃないというのはわかりますが、それにしてもこの作品に出てくるあの三人の少年少女、人間に見えませんでした。彼らの抱く感情、動機に説得力が感じられないので、何をやっていてもついていけませんでした。自主映画のような、やりたいことをやってるというのはわかりますが、それはあまりにも不親切というか、突き放されている気がして、どうも好きになれません。「お引越し」のような、ヨリをしっかり入れて下さると感情が気持ちよく伝わってきますが、ここまでヒキで表情を押さえない長回しはつらいです。脚本、演出、カメラ、どれをとってみても自主映画の精神が強すぎて、ぼくは最後まで観るのも非常に辛かったです。
[DVD(邦画)] 5点(2008-06-27 00:26:48)(良:1票)
879.  靖国 YASUKUNI
右側の女性国会議員さんの発言によって、映画を始めとする表現者たちの表現が奪われようとしている今日。まだ解決していないこの問題。非常に重要な問題だと思う。でも、作品の評価とそれはまったく別問題。この作品はドキュメンタリーであり、それは真実を描きながらも、監督の思想が100時間に渡る画の中から厳選し、構成された約二時間に納まって、詰まっていなければならないと思う。複雑に絡み合う人々と、国とその歴史。それはわかった。しっかり説明されてあったから、まったく知らなかったぼくにとっては非常にためになった。でも、この作品の監督の思想は中途半端だと思う。南京大虐殺はなかったといいたいのか?それぞれに思いはあるといいたいのか?なんだかあやふやでどこを掴めばいいのかわからない。ぼくはこの作品はドキュメンタリーとしてあまりにもお粗末なものだと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2008-06-05 18:03:24)
880.  アフタースクール 《ネタバレ》 
観終わった後、気分は良かったです。楽しかったな、という感覚ははっきりとありました。でも、映画として、あるいは映画監督として、この作品が持つ存在意義や、監督が観ている側に何を伝えたかったのか、などの思想的な部分がいくら考えてもわかりませんでした。なんとなく、脚本の構成に誤魔化され、そこに圧倒された結果、それが面白かったという錯覚をもたらしているような気がしてなりません。しかし、ぼくが投稿するまでの方々が述べられている文章を読むと、そういったエンターテイメント性があれば映画は成立するのかも知れないとも思えるので、もうわけがわかりません。でも、ぼくはやはりこれは違うような気がします。映画が見せるのは、出来事の面白さではなく、人間の感情がもたらす出来事や事件によって、変わっていく人間の感情だと信じています。その変わりようを観て感情移入し、その先にある鑑賞後で、登場人物がこれからどうなっていくのか想像できることが余韻なんだと思います。それこそ、映画の醍醐味なんじゃないのかと思います。それが感じられなかったこの作品。最終的に台詞だけで感情を説教臭く説明されても、それは右から左へです。見せて欲しいのは、変わっていくその人間の姿。観客の思い込みを付いた同じやり口のM・N・シャマラン監督「シックス・センス」では人間の感情の変化が観れるから素晴らしいのです。この作品で人間を観た気にはなれません。だから、鑑賞後そろそろ一週間が経とうとしていますが、もう既にどういうストーリーで、どういう想いを抱えた人があの作品にいたのか思い出せなくなっています。きっと一年経ったら、この作品の存在すら忘れていると思います。それでいいのでしょうか?そんな流行の媒体のようなその場限りの存在で映画はあっていいのでしょうか?ぼくはそうあって欲しくないです。
[映画館(邦画)] 5点(2008-06-04 19:03:22)(良:1票)
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