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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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881.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
 まいった。なんて後味の悪い映画なんだ。後味の悪さでいったら『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『セブン』『息もできない』に匹敵します。  ラストもオチもクライマックスも、すべてにおいて救いがない。  最初少し目を離していたので、未解決事件なんちゃらも知らずに鑑賞。ただの猟奇殺人ものサスペンスと思って見ていたんですね。  『犯人はいったい?』みたいなお気楽な感じで。  で、見ていくうちに、いろんなテイストが混ざってきます。  警察の負の部分がメインなのか。連続強姦殺人事件がメインなのか。なんかよーわからんくなってくるんです。  『どうやら純粋にみんなで力を合わせて犯人を追い詰めていくとか、そういう話ではないらしいぞ』と、わかってくるんですね。  『とび蹴り刑事』は新しく来た課長に粛清されるし。やけを起こすし。足を切断するハメになるし。そのせいで唯一の目撃者は電車にはねられちゃうし。話があっちに行ったり、こっちに行ったり、忙しい。でも、犯人さえつかまれば、全て無事解決だと思ってがまんがまん。  ・・・と思っていたら、結局犯人はわからない。  犯人は、捕まるどころか、見つかりさえしません。もうびっくりドンキーですね。  そしてラストの少女の話。  いやー、恐ろしい。  この映画を何食わぬ顔で犯人が見ていたかもしれないと考えると、もう恐ろしさを通り越して憤りを感じますね。  知的障害者もかわいそうでしたが、何といっても女子学生のエピソードがしんどかったです。  後味の悪い映画ってのは、見ている間はこちらの心を掴んで離さないのだから、タチが悪いっす。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-26 04:57:22)(良:1票)
882.  ソードフィッシュ 《ネタバレ》 
 非常にインパクトのある作品ですね。人の注意・関心を引きつけるのが上手いと思います。  世界中で映像が氾濫し、その結果『人の集中力の継続時間』が極端に短くなったらしい昨今、エンターテイメント作品においては冒頭10分以内で見せ場が1つは必要でしょうから、製作サイドも大変です。  今作は10分~15分以内に、『ハラハラドキドキ』『お色気セクシー』を定期的にはさむことで、『なんか面白い』と観客に錯覚を起こさせることに成功しています。ですので、ストーリー自体はそんなに面白いものではございません。見せ場の使い方が上手いということでしょう。  冒頭では『人間地雷』。序盤の『60秒ハッキングテスト』。『もう一人のハッカーの暗殺』。『ハルベリーのプチサプライズ』。  『いったい何の意味が?』というシーン、エピソードが、私達観客の意識をひきつけておくための『餌』だとしたら、その説明もつきそうです。  終盤からクライマックスにかけてはストーリーも面白く、作品全体のプロットが見えてきます。  スタンリーはガブリエルとジンジャーが大金もってまんまと逃げおおせたのを、それ以上は追求しません。『たいしたやつだ。』の一言には、ガブリエルを人として絶対に許すことはないが、人として認めることはできるという意思が見てとれます。  実際に、ガブリエルは潤沢な資金を手にし、次々とテロリストを始末していきます。  悪の華、アンチヒーローの誕生です。  もちろん、ガブリエルによって、罪の無い人が無残な殺され方をした事実は消せません。ですがそれを言い出せば戦争だって同じですからね。  理屈ではガブリエルの合理性を認めながらも、人としての良心、道徳を重んじるスタンリーは、ガブリエルに賛同することはないわけです。二人はさながら『曹操』と『劉備』のような関係ですね。  この作品に難があるとすれば中盤。  今何が起きていて、誰が何をしようとしているのか、テンポを重視したため説明不足すぎる箇所が、中盤に集中しています。  特に背信議員によって派遣されたヒットマングループの車襲撃シーン。スタンリーがジンジャーを問い詰めるシーンなどは、一瞬なぜそうなったのかわかりません。しばらく様子を見て、あるいは結果を見て、『あー、そうゆうことか。』と結局は答えが提示されるから良いんですけどね。スピード感を重視し過ぎると、説明不足を招き、臨場感を損ない、中だるみさえ引き起こしかねない、と感じます。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-19 11:54:04)(良:1票)
883.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 
 軽妙洒脱なクライムコメディですね。  クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。  この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。  映画好きの殺し屋。  その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。  そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。  警察も良い味出しています。  リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。  主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。  どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。  むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。  もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。  ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。  地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。  一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。  ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。  ラストは良かったですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 23:10:32)(良:1票)
884.  インファナル・アフェア 無間序曲 《ネタバレ》 
 残念ながら、1作目の緊迫感と衝撃には敵わず。  一番の原因は、潜入をしている二人がメインではないからでしょう。  ウォン警部とルク警部。マフィアのほうではサムとハウ。そしてサムの妻マリー。  そういった人物たちを中心に物語は展開していきます。  よって、前作のような衝撃のラストが待っているわけではないので、サスペンス色は弱めに感じます。  ですがクライムムービー、マフィアものとしては素晴らしい完成度で、見所が多いのは確かでしょう。  ただ、クライマックスが中盤くらいでいっきに押し寄せるため、終盤からラストにかけては消化試合のような雰囲気に。  この後半でラウとヤンがそれぞれの潜入を活かしたあっと驚く展開ストーリーが待っているかと思いきや、何もなし。前作の説明書的役割に落ち着いちゃってますね。  まあそれでも、ハウの2年分の証拠をきっちり集めたヤンは評価しましょう。  その一方で警察内部に潜入しているラウは果たして何の役に立っているのか?  そもそもラウを警察官に仕立て上げなくても、サムはウォン警部から情報を仕入れられるのだから、ラウ潜入の必要性がほとんど感じられないのは残念ですね。  怒涛のごとく死者の山を築いていく中盤から後半は、その勢いに圧倒されること間違いありません。  バイオレンスギャングムービーとしては良作、なんでしょうが、そうなってくるとあまり好きなジャンルではないんですよねー、これが。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 04:29:55)(良:1票)
885.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
 ジャンルとしてはサスペンスなのですが、個人的には結構コメディ。  もちろんハラハラもするのですが、なんか笑えちゃう部分があって。  どこで笑えるのか?  一番のポイントは、主人公スチュの告白シーン。  犯人に命令され、奥さんとパム(浮気相手?)の前で、自分がしてきたことを泣きながら告白する。この情けなさがちょっと面白いです。  でも一番おかしかったのは、奥さんの対応。  『あなたが何をしても平気よ。』  まじか奥さん。かっこよすぎ。  同じく騙されていた浮気相手のパムはというと、泣きながら真実を話すスチュに感動して、ちょっと泣きそうになっています。  この茶番、もう最高に面白いです。  犯人がなんだかんだ言いながらも、無関係な人を殺さなければ、脚本の完成度の高さを絶賛できたのですが。  客引きの兄ちゃんとピザ屋殺しちゃうんだもんなー。  いくらでも、どうとでもできそうなシチュエーションなのに、どうにもできないように思わせる演出は上手かもしれません。  それに、いざと言うときに人間の本性が出ると言いますが、その本性を逆に『善良』に描くという発想は、何となく好感がもてます。  こーゆー限られた空間、限られた状況下でのシチュエーションサスペンスって面白いですよねー。  まあ蓋を開けてみれば、引退したプロの殺し屋の暇つぶしにつきあわされただけのような気もしますが。   でも面白かったので、ま、いいか。という感じです。  残念ながら、全体的に良作ではありますが、傑作とまではいかず。  多くを望まなければ、娯楽作品としては十分及第点でしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-23 15:06:37)(良:2票)
886.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
 ジャンルが『サスペンス』『SF』。なるほど。確かにそうかもしれません。ですがこの作品の核は何といっても『ラブストーリー』ですね。昔ドラマで『プロポーズ大作戦』というのがありましたが、それにテイストが似ています。  ただこちらは映画。  1回のタイムスリップエピソードに使える尺は、『過去』+『改変後の現在』あわせて10分~15分程度。  よってひとつひとつのエピソードがもうばたばた。  目まぐるしい展開は、テンポの良さ、スピード感、勢いを生み出す一方で、意外にも『飽き』を感じさせることもあるみたいです。  主人公のエヴァンは、『改変前の人生』+『リニューアル』の記憶が次から次に追加されるので、そのたびに脳が肥大して鼻血ぶー。それはなかなか面白い演出ではありますが、新しい記憶が追加されているのに、自分の手がなくなったことや母親が肺がんになった事実を知らないってのはおかしいのでは?といったつっこみ所は結構ありますね。  こーゆー作品こそ整合性が大切だと思うのですが。どーも肝心なルールが曖昧に処理されている感じがします。  とは言うものの、速い展開が見ている人に考える暇を与えません。よって結局見ている間は普通に面白い。  まあそれでも5点~6点くらいの感触で見ていたのですが、ラストで評価がちょっと上がりましたね。  『みんなの幸福のために、自分の恋心を犠牲にする』皮肉にもそれが、全員が幸せになれる唯一の選択肢であったとは。  エヴァンにとって最も辛いエピソードであるはずの、『爆発に巻き込まれちゃったバージョン』では、エヴァンが過去に戻ろうとしないんですよね。それどころか、自殺しようとします。そしてトミーに言ったセリフが、『君達が幸せならそれでいい。』  ラストの選択といい、他者のために自己犠牲を厭わない、ドラクエでいうメガンテを使う僧侶のようなエヴァン。  その善良さにプラス1点です。  それにしても、タイムスリップ時の、世界ががたがたと揺れるシーンは、何回見てもワクワクします。  タイムスリップの演出は今まで見たタイムスリップ系では一番良いかも。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-21 05:47:24)
887.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
 「ジュラシック・パーク」と「ロストワールド」は見ていたのですが、「Ⅲ」をまだ見ていなかったので、このたび鑑賞。  前2作に比べると、随分ストーリーが単純化されたような。  コスタリカのソルナ島にベンとエリックが避難着陸。エリックの両親ポールとアマンダは、「Ⅰ」でおなじみ、アラン博士をだましてガイド役として島に連れて行く。そして恐竜に襲われ、ひたすら島の脱出を目指すというもの。  ここまでストーリーが単純化かつ一本化されてしまうと、映画と言うよりアトラクションみたいな感じですね。  まあ個人的には『恐竜』も『アトラクション』も大好きなので、全然構わないのですが。恐竜が動いているだけで大喜び。  ただ、さすがに映画としてはどうかな、という印象。映像技術に頼りきっているだけの作品に見えなくもないです。  それに『ジュラシックパーク』とは違い、この作品では最初から恐竜は脅威の存在として描かれています。よってホラー演出にはどうしても限界がある気がするんですよね。  とはいえ、飛行機の窓から覗くスピノサウルス、霧の中から現れるプテラノドンなど、それなりにドキドキさせてくれるシーンはいくつもあります。スピノサウルスのお腹から鳴り響く衛星電話も良い演出でしたね。  そう、恐竜好きにとって、スピノサウルスやプテラノドン、ちょっとだけの登場ですがアンキロサウルスやパラサウロロフスなんかいろんな恐竜が見られたのは嬉しい限りです。  広い草原に草食恐竜たちがたくさんいる様子は感動的。欲を言うと、こういうシーンをもっと見たかったものです。  肉食恐竜も、ただ恐怖の対象としてだけ描くのではなく、肉食恐竜ならではの美しさというものを見せて欲しかったですね。  ひたすら人を襲うだけの描き方だと、エイリアンやゾンビと変わらない気がするんですよね。  恐竜って、そういうものでは無い気がします。  あくまで自然の驚異として扱ってほしいですね。ただの私のわがままですが。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-20 03:43:33)(良:2票)
888.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 
 エンターテイメントとしては結構小難しい作品ですね。  もちろんわかる人は難なく楽しめるのでしょうが、私のような小市民がこの映画を楽しもうと思ったら、頭から煙り出しながらでないと無理です。  この作品のストーリーは大きく2つ。  ミュアー(ロバート・レッドフォード)とビショップ(ブラピ)の過去のエピソードを巡る回想シーン。  中国当局に監禁されたビショップをミュアーがCIA本部にいながらにして助け出す現在のシーン。  前者はドラマ性が強く、後者はサスペンス色が強い。  前者はドラマ要素が強いためわかりやすく、とっつきやすい。また、ブラピの魅力全開なので、面白い。引き込まれます。  それに対し後者の『現在』を描いたストーリー。これがわかりにくい。  ミュアーが何をしようとしているのだろうと、わくわくしながら見ることはできますが、はっきり言って結論が出るまではさっぱりわかりません。で、難しいわりには、結果を見た後のインパクトは弱い。  結局CIAは、ビショップが何か重大な任務で動いていたのかどうか、それをミュアーに確認したい。ミュアーはすべてを話してしまうとビショップが見捨てられてしまうため、情報を小出しにし、その間にマスコミにリークすることで、『アメリカ政府』VS『中国当局』の図式を作ろうとする。そしてアメリカ政府の司法取引を利用して救おうとしていたのでしょうか。  ところがそれが寸前で失敗。仕方がないので、ミュアーは強硬手段に。  違っていたらごめんなさい。簡単に言えばこんなストーリーかと思います。  面白いストーリーだとは思うのですが。やはりわかりにくいのが難点か。  今何やっているのかわからないと、緊張感も生まれないですし。  そもそも今回の騒動の事の発端はミュアーにあります。ビショップの行動も愛ゆえとはいえ、自己中心的なものであり、プライベートなものでもあります。よって一応のハッピーエンドではあるものの、爽快感は得られにくい結末というのが個人的な感想です。  作戦名を聞いたときにビショップが涙ぐむのは感動するんですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-16 07:06:25)
889.  シービスケット 《ネタバレ》 
 序盤の人間関係が結構わかりにくい。  騎手、オーナー、調教師。それぞれ違う人生を歩んでいた三人の主人公のストーリーが交差する物語だと知っていれば、もっとわかりやすく見れたかもしれません。  そもそもミステリーではないわけですから、このジャンルは最初からあらすじを知っていても差し支えないですね。すべて観終わった後に、予告を観るのが好きなのですが、予告を見てから本編見ると楽に見れたと思います。  始めのうちは、シーンや人物がとにかくころころ入れ替わるので、全然物語に入り込めません。  三人が出会うのが、映画が始まって40分くらいした頃。その辺りから、どういう状況なのかがわかりはじめて、ようやく落ち着いて見ることができます。  ストーリーの起伏は少ないですね。実話ですから仕方ありません。演出も控えめです。過剰な演出はほとんどありません。その分洗練された映像がカバーしている印象です。よってサクセスストーリーとしては、手堅くまとまっていると思います。  ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパーは抜群の安定感。特にクリス・クーパー演じる調教師はしびれるほどにかっこいい。  それに対して、トビー・マグワイア演じるレッドは、成功してからも何かやらかすんじゃないかという、変な意味での存在感が常にあります。若者特有の精神的な未熟さというものがうまく出ていたと思います。願わくば、もう少しレッドの精神的な成長が見られるとより良かったかもしれません。レッドよりむしろオーナーのほうが、心の変化がよく描けていたような気がします。特に『車』⇒『馬』はわかりやすかったですね。  レッドのライバルジョッキー、〝アイスマン・ウルフ〟が、脇役ながら素晴らしい存在感を放っているのも見所かも。  期待していた程ではありませんでしたが、爽やかな充足感が得られる良作の部類に入ると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-10 14:49:15)(良:1票)
890.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
 『MEGA MAX』と比べると、対立構造が単純になっていますね。  今回は、はじめからFBIのホブスと共同戦線を張るため、残念ながら緊迫感に欠けます。  また、前作同様の仲間が、最初から簡単に集まってしまうので、『仲間が集まるワクワク感』も前作に比べると劣りますね。  前作と違うのは、今作の敵がかなり強い武闘派集団であること。ボスのショウはもちろんのこと、その部下に至るまで戦闘のスペシャリストが揃っています。それは車の運転から格闘までと幅広い。  そしてその集団の中に、レティがいます。今回は『チップ奪還阻止』と『レティ奪還』のストーリー。はっきり言って、ストーリーは単純そのものであり、そこに面白さや新鮮味はほとんどありません。  また、『攻め』と『逃げ』を同時進行でこなしていた前作に比べると、今作は『攻め』一辺倒。どうしても一本調子になってしまいます。  ただアクションに関しては、前作よりもパワーアップしている感じがあるので、見所も多いんです。  カーアクション、ガンアクションに加え、今回は格闘アクションもアツイ。  『レティVSジーナ・カラーノ』、『ローマン&ハンVSジョー・タスリム』は個人的にベストバウト。  ですが、前作のクライマックスに匹敵するものは、今回なかったですねー。  それに、レティが戻ってきたのは嬉しい限りなのですが、今回のミッションでジゼルとハンが抜けるのが何とも寂しい。  それともレティみたいに、『実は生きてました』パターンでカムバックしてくれるのでしょうか。この二人なら、同じネタで復活しても全然許すけどな。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-01 17:41:03)(良:1票)
891.  ハーモニーベイの夜明け 《ネタバレ》 
 『愛は霧のかなたに』+『ショーシャンクの空に』+『ハンニバル』+『告発』÷10くらいの作品。  どれも何かの作品で見たようなシーンと小ネタばかり。  ですが面白い。  それはひとえにアンソニー・ホプキンスとキューバ・グッティングJrという二人の俳優の魅力によるところが大きい。  ストーリーそっちのけで、二人のやりとりを見ているだけで面白い。  物語も最初はひきつけられるものがあります。  それは、映画がミステリーに満ちているからでしょう。  『なぜパウエル博士は人を殺したのか。』『何故一言も言葉を発しないのか。』『いったいアフリカで何が起こったのか。』大変興味をそそられます。  その解答そのものは、残念ながら予想の範疇を超えるものではありません。ですが、解答の〝見せ方〟は実に上手いと思います。  特に、初めのゴリラが撃たれるシーンはなかなか衝撃的です。  衝撃的ですが、やはり答えがわかってしまうと、この作品の骨子であるミステリー性がなくなります。  それから先はこの映画の〝落としどころ〟ですが、これがただの脱獄じゃあなんかスッキリしません。  もしアフリカのゴリラを襲った部隊の行為が国際的に違法性のあるもであるならば、もっと別のアクションを起こす展開を見せてほしかった。  諸悪の根源はゴリラを無差別に襲った人々。なのにまるで刑務所が〝悪〟であるかのように、憎むべき対象がシフトしてしまっています。  演出は感動的にしようとしているのに、肝心のストーリーに説得力がないのが残念です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-09-29 02:30:19)
892.  ヴィドック 《ネタバレ》 
 内容的に派手な作品ではありません。  ですが、最初から最後まで人をひきつける吸引力のある作品です。  妙な緊張感と、気持ち悪さ、知的好奇心をくすぐる展開、様々な要素が混在しています。  登場人物たちは、脇役も含め、個人的には非常にカルトな雰囲気を感じます。正直外見は気持ち悪い。そしてアップも気持ち悪い。  ですが中身はいたってまともな人が多い。非常識な外見に、常識的な中身。  そして外見が一番スマートで爽やかな好人物が、異常殺人鬼という逆転の発想。  そんな意図はないのかもしれませんが、人は外見からでは判断できないという皮肉すら感じちゃったりして・・・。  まあ一方で、犯人の意外性に対し、その真相に対してはあまり心が動きません。なぜかって?  おそらく『誰が犯人?』ということに興味がわきづらい作品だからでしょう。もっと言うなら、誰が犯人でもおかしくないことが犯人探しへの興味を削いでいると言ってもいいかもしれません。  ですから、誰が犯人かなんてどうでも良い。むしろその動機に興味があります。なぜ『政治家』『科学者』『医者』の3人が狙われたのか。ですがその3人の共通点も中盤くらいで明らかにされてしまいます。  したがって、ミステリーという側面では、やや面白みに欠ける作品かもしれません。  ですが、話の落とし所が気になります。ですからプロットや演出は良いのだと思います。  ただ、よく時代背景がわからないのですけど、革命みたいなのが起こっていて、そっちのほうが『おおごと』に見えてしまったために、殺人事件が『大事の前の小事』みたいな印象を受けてしまいました。ちょっともったいなかったかも。  猟奇的な殺人事件というのは、平和な日常の中で起きるからこそ、その猟奇性が増すのだと思いました。  そしてタイトルに問題ありなのも同感です。  それとも、すべてはヴィドックが仕組んだシナリオというミスリードの意味でもあったのでしょうか。
[DVD(吹替)] 7点(2016-09-18 23:06:47)(良:1票)
893.  レジェンド・オブ・アロー<TVM> 《ネタバレ》 
 テレビ映画なので、画質が良いわけもなく、スケールも小さいが、中身は面白いです。  ストーリーが淡白すぎるので、物足りなさは感じます。  アクションもなんだかもたもたしています。  ですが役者さん達が結構良くて、飽きずに見られるクオリティに仕上がっていますね。  そんな中でも、ロビン・フッド役のスチュアート・ウィルソン。飄々とした雰囲気がなんとも言えず魅力あります。彼が出るシーンはウィットに富んでいてユーモアを感じさせます。  誰だか知りませんが、フィリップ王子役の人も良い。最初はただのバカ王子かと思いきや、意外にもなかなかの賢王です。  そしてなんと言ってもグウェンを演じるキーラ・ナイトレイでしょう。きれい。かわいい。美しい。特にショートにしてロビン・フッドの格好をしてからが最高に良い。まるでRPGの主人公みたい。その旅立ちの姿にほれます。  ただ、旅立ちのシーンの期待値とは裏腹に、思ったほど活躍のシーンがなかったような気もします。  どちらかと言えば罠にはめられてばかりで、あんまり良いところがありません。  もっとロビン・フッドの娘ならではの美技や体術で活躍するシーンが見たかったですね。  やたら感情的なところも、主人公の神秘性が薄れてしまってもったいないです。  どうせよくある御伽噺の域を出ない単純明快なストーリーなんだから、もっと圧倒的に強い主人公が大活躍する冒険活劇でも良いような気がしますね。  ちょっとけちをつけてしまいましたが、魅力溢れる主人公であることに間違いはありません。  あの笑顔は最高です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-09-16 14:45:55)
894.  ゴースト・オブ・マーズ 《ネタバレ》 
 少々期待しながら見たせいで、期待はずれの気持ちのほうが大きい。  それでもそこそこ楽しく見れたので甘めの採点です。  最初のうちはそれなりの緊張感をもってドキドキしながら鑑賞。  そしてヘヴィメタメイクの人たちが集会みたいなのをやっているところで気分が一気に冷めます。  まあそーゆー作品と知っていればよかったのでしょーが、ホラーと思って見てしまうと間違いなくここで冷めるはずです。  こーなってくるとホラーではなく、B級エンタメアクション。嫌いではないのですが、何が起こっているのかわからない序盤のテイストのほうが好みに合っています。  『やっつけたら、ゴーストみたいなもんが乗り移ってくる』という設定も好きではありません。  攻略のしようがない。希望があるから、恐怖感や焦燥感も増すのだと思います。結局は倒せないというのがわかっていると、どうしようもありません。  体がスパスパ切られていく演出は好き。スケールの小ささ、B級感たっぷりのチープな感じもきらいじゃありません。火星の各種デザイン、特に居住区なんかは、一昔前のRPGみたいで結構好き。  警察グループ、犯罪者グループの戦闘能力が高いのが良い。  好きなポイントもたくさんある映画。  その一方で、ヘレナ隊長がいつの間にか殺されていたり、人の使い方がもったいないと思う点もあります。  仲間が死んでも、話題にすらあげないのは、さすがに事務的過ぎる気もします。  好きなジャンルの作品。ですが気になる点多々あり。惜しい。
[DVD(字幕)] 7点(2016-09-08 15:37:23)
895.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 
 リアルな世界を舞台にしていますが、内容は完全におとぎ話。  ただし、『贋作美術館』『ドラッグ合法の街』『訴訟の町』など、皮肉やユーモアがしっかり効いているのが特徴。  この作品に出てくる人々は、与えられた役割を演じるだけの駒のような存在。  その分、人物描写は限りなく薄い。  主人公ニールも、まるで毒の無い爽やかな好青年に終始しています。  一応ニールの精神的成長という側面もあるのですが、私が見る限りでは風刺を効かすことに重きを置いているように感じられます。  マイケル・J・フォックスやカート・ラッセルといった存在感のある名優が、脇やチョイ役に徹しているのも、作風が関係しているのかもしれません。  この作品には、主人公ニールの体験を通して、世の中の通年や常識を改めて考えさせてくれる面白さがあります。  完全に人物よりストーリーを楽しむ作品なので、ストーリーメインで映画を楽しむ人とは相性が良さそうです。  ですが心にずっと残るような作品でもありません。  絵本の域を出ていないのも事実です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-08-26 11:00:55)
896.  ドッグ・ソルジャー(2002) 《ネタバレ》 
 こーゆー作品では粗を探さないことがもはや一つの礼儀になりつつあります。  すべての粗に目をつぶれば、それなりにスリリング。  そしてサスペンスフル。  グロ描写もオツ。  中でも、森の中で、軍曹のはらわたを押し込もうとうするシーンはこの作品のハイライト。軍曹、ベストアクトです。  後半は終始暗い画面でごまかしているような感じ。  誰が何をしているのか全くわかりません。  女のスタンスも意味不明。支離滅裂。  『ま、まさか、おまえもこの家の住人だったのか。』  『そうよ。力を解放するわ。』  ってドラゴンボールかーい。  そういえばこの作品はクリリンばっかりで、クーパーと軍曹とライアン以外は区別つかないです。  で、結局あの家の住人は生物型軍事兵器のあわれな末路ってことでファイナルアンサー?
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-24 15:26:44)(笑:1票) (良:1票)
897.  大いなる休暇 《ネタバレ》 
 まるで御伽噺のようなプロローグとエピローグの構成が良いですね。  ストーリー自体はいたって普通。  前半は自己中心的な人ばかりでイライラすることもあります。  その後、しだいに一つの目標に向かって、みんなの気持ちがまとまっていく様子が微笑ましい。  コメディ演出が私好みです。  『レストランから教会への大移動で村人の人数を倍に見せる作戦』は、べたすぎて面白い。  『なんちゃってクリケット。』『つり(やらせ)』『もう一人の医者(仕込み)』、などなど、自分好みの演出が盛り沢山。  それに加え、クリストファー医師のリアクションが、素直すぎて、おかしさに拍車をかけます。クリケットへの食いつき方が最高。  もしこの作品が、コメディオンリーで『馬鹿騒ぎして終わり』であれば、ここまでの好評価を受けることは無かったでしょう。  コメディテイストのなかで、時折はさまれるシリアスなドラマパートの味わいが、何とも言えず良いんですよね。  『生活保護を受け取る気持ちがわかるか。お金を受け取る代わりに、誇りを失うんだぞ。』は名ゼリフ。  働けるのに、生活保護を受け取って、そのお金でパチンコに行っちゃうような、誇りを失った日本人の恥さらしに聞かせてやりたいです。  ドラッグ、盗聴、亡くなった人の分まで不正受給。必然性の低い違法行為が多いので、高い評価は出せませんが、映画としては面白い。  鑑賞後の満足感は絶品です。  あ、この作品、字幕がかなり端折られてます。この作品に限っては、吹替えのほうが断然オススメです。
[DVD(吹替)] 7点(2016-07-06 13:17:13)(良:1票)
898.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
 『妹を食いやがったな。妹との約束だ。おまえらも食ってやるぜ』なるほど。理にかなっています。  ある出来事がトラウマになっている場合、そのトラウマの元凶に自分がなることで、トラウマを克服するというケースがあります。  原作は知りませんが、映画を見た限りでは、レクター博士はそれに近いのではないでしょうか。  ある凶悪犯のルーツを辿るサスペンスドラマとしては十分に面白い。  ですが、ハンニバルシリーズとして見ると、期待値の高さに相応しい傑作、とは言い難いものがありますね。  グレアム、クラリスの両名は、レクター博士の異常性を、相対的に強調するような存在だった気がします。  この作品の『妹』、そして『レディ・ムラサキ』。この両名は、『人間ハンニバル』の輪郭を、私達に見せてくれているような気がします。だとすると、レクター博士の熱心なファンに受けが悪いのもうなずけますね。  更には、『妹の復讐』という動機の部分を明確にしてしまったことで、ますます彼の神秘性は失われてしまいます。  そして、鎧、刀、原爆といった日本的マストアイテムの登場。これは良くなかったかもしれません。生粋の日本人である私達にとって、『チープな作り物』というイメージを意識させてしまいます。  そんななか、レクター博士を演じたギャスパー・ウリエル。彼は良いですね。この作品の掘り出し物的人材じゃないでしょうか。レクター博士の狂気を、予想以上に表現してくれていたと思います。  悪党達を、凶悪な暴力でねじ伏せる、悪の華。その美しさは、この作品でも十分に堪能することができました。  中盤以降のサスペンスアクションな展開には、十分満足しています。  ただ、ちょっと長いですね。  このシリーズはどれも尺が長めなのですが、基本的には必然性のある長さで、鑑賞中にその長さを感じません。  ですが、この作品は、その長さを感じてしまいます。間延びしている部分があるのでしょう。そしてその長さに必然性も感じません。  駆け足気味だとドラマに深みや重みがなくなります。  今作が、その性質からストーリーの深みを大切にするのはわかります。  ですが、あまりにもったいぶって冗長になると、間延びして緊張感がそがれます。  なかなかバランスが難しいですね。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-01 13:35:33)(良:1票)
899.  アメリカン・アウトロー 《ネタバレ》 
 血生臭い時代背景とストーリーを、ポップで明るい雰囲気に仕上げたエンタメ作品。  よって多少の不謹慎感はありますが、気軽に見られるポップコーンムービーとなっています。  プロットも極力わかりやすくなっているようですね。  まずは南軍が北軍に敗北します。南軍のレンジャー部隊、故郷に還ります。故郷の村に、政府の息のかかった鉄道会社が立ち退きを迫ります。つっぱねます。仲間が処刑されそうになります。助けます。今度は母親が殺されたりして、報復強盗が始まります。  このようなシリアスな脚本を、ひたすらライトなテイストで味わうことになります。  当然犠牲者もいるわけです。ジェームズ兄弟の母親。ヤンガー兄弟の末の弟。また、話題の中でしか出てきませんが、ドク・ミムズの長男も死んでいます。  ですが『人の死』の扱いが、この作品ではかなり軽いです。悲しみ、怒り、痛みといった感情が、この作品から伝わってくることはありません。もちろん、そこから生まれるはずの、逆襲や復讐によって得られるカタルシスもありません。なんせ、ラストは自分達の家族を殺した相手と馴れ合う始末です。そして笑顔で新天地へ向けて再スタートですから、死んだ者達は浮かばれないですよね。  したがってこの作品は、終始ジェシー・ジェームズというアウトロー・ヒーローを描くことにこだわった作品と言えそうです。  そりゃあ、見ていて楽しいですが、深みはなく、共感することも無く、見応えもありません。  ついでに言うと、部分的に脚本がかなり雑です。 一例を挙げると、仲たがいのシーン。ここはかなり強引ですよ。  その人間性とカリスマで、みんなをひっぱってきたジェシー、突然のご乱心です。  『俺がボスだ。』『お前は死にぞこないだ。』  不自然極まりないです。  ライトなタッチは好きなのですが、しめるところはしめてほしいですね。  『袂を分かつシーン』や、『人の死のシーン』だけは、もう少し脚本や演出を練っても良かったのではないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-24 11:06:45)
900.  ロード・トゥ・パーディション 《ネタバレ》 
 かなり落ち着いた雰囲気のマフィアもの。  ですが落ちついているのは雰囲気だけで、中身は結構凄惨ですよね。  忠義を尽くしていたのに、妻子を殺されたうえに、父同然に慕っていたボスから命を狙われるマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)。  元凶はコナーというボスの息子。それは皆わかっているのに、ボスの息子だから、誰も手が出せない。理不尽なストーリーに怒り心頭です。  サリヴァンは、父親としてもマフィアとしても一流。ある意味、ヒーローとしての側面を持っていると言えるでしょう。  だから、救いようの無いストーリーでも、サリヴァンのダークヒーローぶりに、一筋の希望を期待せずにはいられないのです。  最低の状況からの大逆転を期待してしまうのです。  実際は、妻子が殺されて、サリヴァンがその報復を始めたときから、真のハッピーエンドなんてありえないのに。  そういった意味では、『家族の幸せエピソード』を序盤で『描きすぎなかった』のは逆に良かったかもしれません。そこを描きすぎていたら、家族が失われた悲しみのほうが、映画を支配してしまいそうです。  ラストはせめて二人の幸せを願っていたのですが、何とも後味の悪い結末。  にも関わらず、サム・メンデス監督の、とてつもなく上品な演出で、悲しさを最小限に抑えてしまっているのは凄い。  それどころか、息子のナレーションでしめちゃったことで、まるで感動的なドラマのような仕上がりに。とんでもないですね。  この映画は、『マフィアもの』か、『家族ドラマ』か。  正直どっちつかずの印象ですが、良く言えば『合わせ技一本』みたいな作品だと思います。  
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-21 02:15:04)(良:1票)
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