81. シェーン
最初に見たのは中学生の頃で、単に西部劇としての善と悪との戦い、少年とシェーンとの心の交流の果てのあの「シェーン・カムバック!」のみに感動していたように思う。けれども最近見直してみると、謎の多い孤独なシェーンの心の動き(雨の中に1人たたずむ姿など)が微妙に場面のいろいろな場所で現れているし、特に少年の母親とのプラトニックラブはあの父親とのケンカと、その後の握手のシーンで涙がどっと溢れてしまった。(まさに男の中の男!) その後の有名な対決シーンへと続き、ラストの馬上でのシェーンのなんとも言えない表情。・・・まさに私にとって映画の中の映画である。 10点(2004-03-19 23:11:55) |
82. 鳥(1963)
《ネタバレ》 昔見たときの印象は、ただ単に鳥の集団が襲ってくるようなパニック映画の印象しかなかったけれど、最近見直してみると微妙な人間関係が良く描かれているのがわかった。何よりもヒロインが最初のペットショップの登場シーンからしてなんとなく好感が持てないような印象。原因は全くわからないけれど、彼女があの町に行ったときから、鳥がおかしくなってきたこと。美人のヒロインでありながら、ヒッチコックはなんとなく彼女をいじめているような印象を受ける。 「サイコ」にも通じるブロンド美女へのヒッチコックのサディスティックな気持ちが現れた映画なのかな~と見直して思っています。 でも黒髪のスザンヌ・プレシェット演じるミッチの元カノも残酷な殺され方をしているのでブロンド美女だけとは限らないのかも。・・・ 9点(2004-03-19 22:32:31) |
83. 美しき獲物
コメント少ないですね。~ダイアン・レインが出演してる割には知名度が低いような作品の気がします。私も時間つぶしのような感じでレンタルで見たのですが、結構面白かったです。というか、これ見て犯人がわかる人はかなり尊敬します。子供の頃からのチェスの試合の絡みが結構良かったと思います。 7点(2004-03-17 20:30:51) |
84. 秘密の花園(1993)
子供の頃に読んだ名作が見事に映像になって蘇った。そうそう、最初メアリーは心のひねくれたわがまま少女だったし、親切な若いメイドとその弟によってだんだん心が優しくなっていくんだったと思い出した。 屋敷の雰囲気、そして花園、周りの自然の感じも見事に映像化されていて素晴らしい作品だと思った。 話の筋は少し、「アルプスの少女ハイジ」に似てるところがありますよね。将来の三角関係がちょっと心配。・・・(いらぬお世話?) 8点(2004-03-15 21:12:23) |
85. シカゴ(2002)
視覚で楽しむ映画。でも何故か心に響かない映画だった。アカデミー作品賞というのが私的にはちょっと疑問。 みんなの努力と才能はすごいと思うけど。 7点(2004-02-23 22:15:17) |
86. ローマの休日
私が生まれて初めて見た本格的な洋画であり、(その前はディズニーの漫画映画)最初から最後まで本当に画面から目が離せない映画でした。 子供の頃はエディ・アルバートの出演シーンなどはほとんど覚えてなかったのですが結構この人も味のある演技をしています。 グレゴリー・ペックの素敵なエスコートぶりも大好きです。 でもなんといってもオードリー!演技というよりにじみ出てくる品の良さがまさに王女様にピッタリです。後にも先にもこの人を超えるアン王女は絶対にいないと思っています。月並みですが永遠の名作ですね。 10点(2004-02-20 22:30:00)(良:1票) |
87. 間違えられた男
ストーリー自体はあまり面白くないが、奥さん(ヴェラ・マイルズ)が急に笑い出した時は奥さんがなんか仕組んでるのかと思った。 でも結果は。・・・最後の字幕の説明も事実とはいえ、なんか物足りない。 6点(2004-02-16 00:11:57) |
88. イングリッシュ・ペイシェント
「心」の目でこの映画を見れば、きっと感動すると思う。 9点(2004-02-11 01:09:34) |
89. ラブ・アクチュアリー
この映画、随分評価高いんですね~。私はうーん、普通でした。 英国首相役のヒュー・グラントとアメリカ大統領のビリー・ボブのキャラが嘘くさくて好きになれませんでした。あのエピソードは私的にはいただけません。 その他のエピソードは暖かくて良かったです。最後につながったりするのもおしゃれでした。 6点(2004-02-08 17:59:42) |
90. パーティ
ドタバタコメディの傑作。こういうドタバタ物は主人公だけが浮いてしまうような展開が多いが、この作品は周りの人物も面白く、体を張って笑いを取るドタバタコメディーのお手本のような作品。 泡だらけの邸宅も見もの。 8点(2004-01-21 00:01:42) |
91. 犬神家の一族(1976)
(ネタバレ注意) 横溝正史の作品の大ファンである私はこの作品も勿論傑作だと思っています。最初見たときは本当に夜も眠れないほど恐かったです。でも冷静~に考えたところ、本物のスケキヨが普通に帰ってきたら別に何の事件も起こらなかったんじゃないのかな~。なんで遠慮して 顔を隠したりしてるのか。しかも珠代さんは最初からスケキヨが好きだったので、遺産の部分も全然問題ないわけで。・・・猿蔵が珠代さんの護衛に頑張ってればそれでよかったのでは?「あの人のこと、忘れられない。」には笑ってしまいました。 あと、↑竹子さんが三條美紀さんで梅子さんを草笛光子さんが演じてると思います。 8点(2004-01-11 00:05:19) |
92. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 印象に残るシーンがたくさんありすぎる映画。特にショックだったのが ハリウッドのプロデューサーのところに乗り込んでいくシーンで、ゴージャスな音楽と、温和なトム・ヘイゲンの交渉の後に出てくる馬の首! ゴッド・ファーザーの恐ろしさを象徴しているシーンだったと思います。マイケルが1人でレストランで仕事をする場面も印象的です。 奥さんに「ケーキ買ってきてよ」と頼まれた外出で人を殺したり、義理の弟をボコボコに蹴りいれたり、「ファミリー」って本当に人を信じる事が出来ないというか、いつも死と隣り合わせで暮らしていかなかければならない世界。最初から最後まで全く目が離せない傑作だと思う。 9点(2004-01-03 22:36:02) |
93. エアフォース・ワン
ありえないけど映画だから何でも許せるっていうタイプの映画ですね。関係ないけれどグレン・クローズとブッシュ大統領はなんか顔が似ていると思う。 6点(2003-12-16 23:30:13) |
94. タイタンの戦い(1981)
ハリー・ハウゼンの映画を時々無性に見たくなる私としてはお気に入りの1本ですが、主人公のキャラはイマイチ好きになれないです。 8点(2003-11-29 23:24:52) |
95. アルゴ探険隊の大冒険
あー。私は完全にハリーハウゼン病のようです。何度見ても時を置いてまた見たくなってくるあのぎこちない動き。怪獣と神々、勇者。うーん、名作です。! 9点(2003-11-26 23:51:45) |
96. ボーイズ・ドント・クライ
《ネタバレ》 何よりもヒラリー・スワンクの熱演に脱帽。ラストのあまりにも残酷な描写は、実話だからこそ感じられる後味の悪さだった。この映画が単に観客に見せるために作られたストーリーの映画でないことの証明のような気がする。 7点(2003-11-11 23:21:20) |
97. リーサル・ウェポン3
またテレビでやってましたが、なんとなくまた見てしまいました。ビバリーヒルズ・コップとこのシリーズはテレビでやっているとなんとなく最後まで見てしまうのです。 よく考えると、爆弾の線を適当に切ってビルを吹っ飛ばしたり、正当防衛とはいえ、息子の友人を射殺してしまったりとかなりヘビーな内容なのにとても軽い。です。 6点(2003-11-08 23:26:05) |
98. シンドラーのリスト
今日のニュースで北朝鮮の収容所の様子を見たときにこの映画が浮かんだ。ナチスの残虐性は前から知っていたが、この映画を初めて見たときにあまりにもショックだった。シンドラーという人がいた事も知らなかったし、自分が今まで知らなかった事を認識できるということだけでもこの映画は傑作だと思う。シンドラーがこの映画のように素晴らしい人だったかどうかは別にして、ピストルを突きつけられながら爪を磨くメイドの気持ち、「犯人は誰だ」と問われ、答えなければ任意に銃殺されるところに並んでいる者の気持ち、トイレの汚物の中に身を隠す子供・・・命があとどれぐらい続くか全く予想できない人々。 あまりにも無慈悲で残虐非道な者が存在していた、そしてそれは今も地球のどこかに存在する映画の中では済まされない事実。 10点(2003-11-05 21:12:00) |
99. 007/ロシアより愛をこめて
ダニエラ・ビアンキ扮するボンドガールはシリーズ中でも最高に綺麗ですね。綺麗なだけではなく、なんかとっても品があるし。ラストの方に着ている黄色の袖なしのブラウスとモスグリーンのタイトスカートの組み合わせは最高です。調べてみたらこの時彼女は21歳で、その後あまり有名な作品にも出ていないようですが。21歳にしては老けてるかな~。 8点(2003-11-05 20:46:12) |
100. スウィート・ノベンバー
全体のストーリーとしてはちょっと嫌悪感を感じるし、ヒロインにしても美人で金持ちだから余命が少なくても自分勝手なことが出来るんだよね。でも全体の雰囲気、撮影とか、ファッションとか主演の二人も美形なのでなんとなく画面に引き込まれてしまう映画ですね。 夜景のネオンを見つめながらサラが「みんな、生きているんだよね、あの明かりのひとつひとつが生きてるんだよね。」みたいなセリフを言っていましたが、その後、不治の病だとわかると結構ジーンと来るセリフだったな。と思いました。 ラストはあっけなかったような気がしますが、結構素敵だと思いました。最後にキアヌの歌手を目指していたという歌には、プッ! 6点(2003-11-05 12:10:45) |