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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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81.  ネバーエンディング・ストーリー
原作ファンの怒りを買っているというので見てみたが、たしかにあのラストは無いだろ、と思ってしまった。原作の後半で時間をかけて否定したことを堂々とやっちゃってます。おまけにファルコンまで巻き込みやがって・・・少なくとも原作どおりバスチアンには罰を与えるべきだった。前半に関しては全くの子供向け。原作にあった「深み」が感じられないのである。グモルグが出てくるシーンは前半でもとくに重要なシーンだったはずなのに中途半端に終わってしまう。特撮に関しては・・・まぁあんなものか。マットペイントとパペットがどことなく舞台劇っぽい雰囲気を作ってはいたが。原作未読者にも忠告しておくが、これを見るくらいなら「グーニーズ」を見ろ。
[DVD(字幕)] 0点(2005-08-23 20:00:05)
82.  GODZILLA ゴジラ(1998)
和製ゴジラに全く思い入れが無いのでそれなりに楽しめた。単純に「巨大な恐竜、ニューヨークに現る」というプロットで見れば「ロスト・ワールド」より出来はずっといい。とくにマディソン・スクエア・ガーデンでの逃走劇は建物の構造をうまく利用しているし、随所のユーモアも利いている。核実験の責任をフランスに押し付けたり、ヒロインがずうずうしいのは問題だが、エメリッヒがアメリカの軍隊を馬鹿にしたのはある意味貴重だったと思う。それからゴジラファンに言いたいが、最近の東宝の作るゴジラよりもつまらないと断言できるのか?
[地上波(吹替)] 7点(2005-08-22 20:30:23)(良:1票)
83.  ドニー・ダーコ
海外でカルト的な人気を誇っているので見てみたが、これが結構な掘り出し物だった。少なくとも「マルホランド・ドライブ」が好きな人には受けると思う。不気味な雰囲気作りだけでなく、所々ユーモアも効かせているのが小気味いい。劇中でjoyとfearに説明していたファーマー先生のjoyからfearへの転換もお見事。ドニーの周りで起こる不可解な出来事。ラストで伏線を鮮やかに回収していくが、それでもどこかしら謎が残る。幻想小説の読者が自分なりの世界を想像するように、見るものによって解釈が異なるように出来ている。個人的には「ドニー・ダーコ、ヒーローみたいな名前ね」というセリフが印象に残っている。これはある意味青春の心の闇を題材に扱ったシュールレアリスムともいえよう。見る人は選ぶだろうが、やはりラストのオチで全てが綺麗に解決、という映画ばかりではないだろう。独特の世界観を作り上げたリチャード・ケリー、ドニー・ダーコの不安を体現したジェイク・ギレンホール、この作品を発掘したドリュー・バリモアの3人に乾杯。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-17 16:29:03)
84.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
評価高すぎ。ストーリーはともかく、アクションシーンで一気に白けてしまった。「燃えよドラゴン」のほうがまだ殺陣は上だろう。とにかく、集団が相手のときすらご丁寧に1人ずつしか襲ってこないのが興ざめ。あれでは、何人相手にしたって同じじゃないか。スピード感などまるで感じさせない。音楽の凡庸さも手伝ってどの敵も「襲い掛かる」というより、「やられにいく」ようなやる気の無さが伝わってくるのだ。そして最後にコロシアムを舞台にした時点でギャグじゃないかと思わされたが、チャック・ノリスとの対決がまたショボい。前半劣勢、後半優勢の図式がわざとらしいぐらい見え見えで緊張感ゼロだった。チャック・ノリスは前半の勢いで戦ってくれれば良かったものを、後半わざわざB・リーのために手加減して戦ってくれたんですなぁ。これほど敵が弱くてはB・リーの実力をかえって疑わせるというもの。個人的には絶対にお勧めしたくない一作。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-16 23:56:48)(良:1票)
85.  スパイキッズ2/失われた夢の島
子供向けの映画は多々あれど、本シリーズはある意味新鮮なまでの「お子様ランチ」映画。わざわざコメントするのも野暮だが、子供がいるわけでもなしに全体に渡るオーバーな表現を2時間近く見させられるのは正直疲れる。おまけにラストのバカバカしさは前作以上。ハリーハウゼンのオマージュと見て取れるストップモーションも、ロドリゲスが撮ると制作費削減のあざとさが見えて思いっきり興ざめ。あ、ビル・パクストンが出てる。エミリー・オスメントって兄にそっくりだなぁ、って言うか、それだけしか見所の無い映画だった。しかし、ロドリゲス監督がハードボイルド映画「シン・シティ」を撮った今となっては本シリーズもその対極点にある作品としてみておくのもいいかも・・・そんなわけないか。
[地上波(吹替)] 3点(2005-08-13 03:28:52)
86.  ブラックジャック<TVM>(1998)
いつものようにマッチョでないクールなラングレンを見られたのは新鮮だったが、それ以外はスケールの小さいTV映画をジョン・ウーが派手に見せかけただけの凡作。ボディガードだったジャックがケイシーの父親になっていく過程はそれなりに面白かったが、肝心の犯人があまりに弱い。ジャックがトラウマを乗り越えるというストーリーも事件のスケールの小ささをかえって目立たせている。どうせなら事件は完全に脇にやって、ケイシーとのドラマが中心のストーリーにしたほうがよかった気がする。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-10 08:47:15)
87.  ザ・リング
オリジナルは未見だが、ホラーとしてはこの点数。ところどことろ見せ場を作ってはいるが、肝心のクライマックスがイマイチ盛り上がらないのは問題だろう。ラストまでの意表をついた展開は「エイリアン」以降の定石を踏んだ展開であるが、意味も無くサマラの顔を見せたり、襲われるシーンの途中で別のシーンを挿入したりと、ことごとく興を殺ぐような演出なのはどうにかしてほしかった。写真のシーンもいかにも和製ホラーっぽいけど、デジカメだったのはなんとなくギャグっぽく思えてしまった。でも、ビデオ自体はシュルレアリスム作品っぽくて面白い。とりあえず、オリジナルも今度見てみよう、と言いたいところだけど松島奈々子が出てるんだよねぇ。ナオミ・ワッツとどっちが演技が上手いかは見なくても判りそうだけど・・・
[地上波(吹替)] 5点(2005-08-06 19:30:15)
88.  バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
ゆみちんさんすいません。個人的にはG・クルーニーはイマイチでした。アルフレッドとの絡みは確かにいいんですけど、彼がバットマンを演じると途端にカッコ悪くなってしまう。あぁ、バットマンもついに中年のおっさんか、って感じでまるで魅力を感じられませんでした(クレジット・カードを出すシーンに激萎え)。魅力が無いって言うのはもちろん他の登場人物に対してもそう。本当に監督はアルフレッド以外のキャラに愛着が無いんじゃないかと思えてくるほど。しかし、この映画を思い出すとノーラン監督は落ちぶれたバットマンをよくも復活させてくれたと思う(本当にビギンズが好きなんだな、オレ)。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-04 22:31:31)
89.  ボーン・スプレマシー
1作目よりも完成度は非常に高い。緊張感を尊重した淡々とした筋運びにしているにも関わらず、ボーンに「変装しない」という特徴を持たせることで適度に見せ場を作り出すことに成功している。1作目もハードボイルドな雰囲気ではあったのだが、娯楽要素を優先したためか、ご都合主義ばかりが目立つ中途半端なスパイ映画になってしまっていた。しかし、そんな1作目とは対照的に手堅い演出によって、本作はサスペンス映画としても一級品になっている。批判されているカメラワークのブレも、むしろドキュメンタリー・タッチを思わせるという意味では非常に好感が持てる。本作で気に入った展開はホテルから逃げるとき足を怪我し、走れなくなったボーンがロシアでキリルから逃げようとする一連の場面である。ラストではちょっとした爽快感があった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-01 03:23:01)(良:1票)
90.  ロボコップ3
ガキの頃に見たときはなぜかまんざらでもなかったんだよなぁ。こんな風に1世代にだけ受ける映画って、ある意味すごいと思う。何がいけないかというと、中途半端に硬派に作っている割にはとにかくデザインがダサい。飛ぶロボコップしかり、オートモしかり、ただのモヒカン軍団のリハップ隊しかり。おまけに、今回はドラマの作りもいい加減。はっきり言って、本作は「ロボコップ」3ではないと言いたい。「シン・シティ」で本領発揮したとはいえ、この頃はまだ映画界で散々な扱いを受けていたんですなぁ。そんなF・ミラーが不憫なので1点おまけして4点。
[地上波(吹替)] 4点(2005-07-31 17:46:53)
91.  シン・シティ
本作は演出のスタイリッシュばかりが注目されるが、「ハード・グッドバイ」と「イエローバスタード」は紛れも無く不器用な男たちの切ないラブストーリーだということに注意して欲しい。前者では、不器用だが、純粋な大男マーヴが名前も知らない女性の愛のために復讐を誓い、そして散っていく(準備を整えてリベンジ!という設定が面白い)。後者のエピソードは被害者の少女と老刑事の恋である。しかし、2人の関係は犯罪によって始まり、犯罪によって終わりを告げる。ラストは老刑事の哀愁をも感じさせて素晴らしい。一方、「ビッグ・ファット・キル」はギャング映画のようでラブ・ストーリーの面白みはない。しかし、これだけ奥の深いストーリーを扱っていながら、娯楽映画としても非常に完成度が高いのが本作の憎いところである。ある意味、オタク監督ロドリゲスでなければ撮れなかっただろう。ストーリーはもちろん、1カット、1カットまで原作に(タラのパートですら)忠実に作られており、フィルム・ノワールの影響を受けた原作の雰囲気は十二分に再現できていると言っていい(ラストはオリジナル)。とくにオープニングとそれに続く原画の流れるタイトル・クレジットだけでもゾクゾクするようなスタイリッシュさだ。オタク監督は個性派俳優を使わせるとベテラン監督以上にその個性を引き出せるのだ。本作では各エピソードの主役のM・ロークは粗野、C・オーウェンはとにかくクール、B・ウィリスは渋く、頼れるキャラを好演し、J・アルバは妖艶、B・デル・トロ、E・ウッドはまさに怪演である。エピソードの配置は「パルプ・フィクション」を髣髴とさせ、これまた絶妙だ。「ビッグ・ファット・キル」は、まさにサービス満載で、そういった意味ではこれがR・ロドリゲス監督の本領発揮であり、一番映画化に適したエピソードだったのかもしれない。つまり、娯楽要素はB・F・K>H・G>Y・Bなのだが、ドラマでは逆になっているのである。ドラマにおいては「パルプ・フィクション」のような娯楽面を押し出した映画とは一線を画している。本作は間違いなくロドリゲスの最高傑作だろう。これからはハードボイルドな雰囲気、登場人物には「F・ミラー的」という言葉を使いたい。ちなみに、初見はスタイリッシュさに酔いしれ、2度目はストーリーに注目する、という見方をお勧めする。続編にも期待したい。本当はもっと書きたいが、字数制限が
[映画館(字幕)] 10点(2005-07-29 14:49:38)(良:3票)
92.  アイランド(2005)
たしかに前半の出来はなかなか良かった。コンピューター管理社会の中で主人公が自分たちの正体に気づくまでが近未来描写(博物館内に流れてそうなメッセージ映像は結構好き)を織り交ぜてミステリータッチで展開されていく。しかし、後半はアクションシーンに力を入れたためか、話が雑になり、盛り上がり方も中途半端なまま釈然としないラストを迎えてしまった。しかし、それだけに肝心のアクションシーンの迫力はさすがである。とくにカーチェイスや、看板が落ちるシーンは一瞬自分がその場にいるような錯覚に陥ってしまうほどの臨場感があった。しかし、これだけのシーンを撮れるならもうちょっとシチュエーションに凝っても良かっただろう。「ザ・ロック」の人気が高いのはアトラクションのような舞台設定にしたからではないか。シチュエーションにさえ凝ればキャメロン監督のようなアクションシーンを撮ることも可能だと思う。俳優に関してはジャイモン・フンスーとショーン・ビーンの二人が役のイメージにピッタリで存在感があったのだが、フンスーの心理描写がおろそかなために後半の彼の行動が説得力にかけるのが残念。
[映画館(字幕)] 6点(2005-07-28 20:25:36)
93.  ブレインデッド
いや~、これもう最高。実はあんまり評判がいいので見てもいないうちに友達に勧めてしまい、「おい、おい、やりすぎだろ~、勧めるんじゃなかった~」なんて思いながら見ていたのだが、見ているうちにいつのまにか「いや~楽しい!やっぱり、勧めといてよかった~」となんてあっさりと気が変わってしまった。この映画は本当に見ているうちに絶対ジャクソン監督楽しんで撮ってるだろって思えてくる。ゾンビ映画は数あれど、この映画はもう完全にやりたい放題、やりつくし。前半のプディングのシーンはさすがに下品なだけでちょっとひいてしまったが、バカな主人公のゾンビの対応には抱腹絶倒。おまけにカンフー神父、やたら強いと思ったら、結構あっさり・・・そしてラストはおなじみの展開になりながらも血のりぐちょぐちょ、肋骨むき出しのオンパレード。最後あんな血のり(血)ベットリで抱き合う主人公たちはどこかズレてるとしか思えない(笑)。それでいて実は全編「キング・コング(33)」へのオマージュがちらほら。オープニングのスカル島、ぎこちないストップモーションのラット・モンキー、いやなやつだけど、妙に頼もしいレス、そして巨大化してしまうお母さん。ここまで鑑賞中文字通りBRAIN DEADさせてくれた映画には本当に感謝ですよ。ピーター・ジャクソン監督の代表作はロードなんとかなんかじゃない!彼の代表作は絶対に「脳死」だ!
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-27 00:32:07)
94.  ロボコップ(1987)
いや、ほんとにラストシーンを見たときは唸らされました。官僚主義をものの見事に皮肉っているだけでなく、どんでん返しのような爽快感のあるオチに絶句。個人的にはあれを超えるオチはなかなか見つかりません。おまけにこの1作を見ただけで続編が駄作になって言った理由が良くわかります。サイボーグ警官という材料を既にとことん料理し尽くしちゃってるんですね。中盤のサイボーグとしての活躍の数々は、「こいつ本当にターミネーターより強いんじゃないの?」なんて思わせる妙技の数々です。おかげで3作目じゃついに空を飛んじゃったし。個人的には監督独特のブラック・ユーモアも楽しかったですけど(核戦争ゲームネタが最高)。そしてロボ・コップが次第にマーフィとしての自覚を取り戻す過程も見事でした。全体的に脚本の出来のよさに感心させられた1作です。
[地上波(吹替)] 8点(2005-07-26 22:54:13)
95.  アリス(1988) 《ネタバレ》 
ディズニーの「不思議の国のアリス」よりも面白い(あっちの白兎もおっさんみたいだったし)。原作のストーリーをある程度忠実に再現しつつ、机、少女の唇(拙~い英語吹き替えはいらない・・・)、はさみをキーワードにシュヴァンクマイエル独自の世界を作り出しています。シュールレアリスムだけに少しばかりグロテスクで理解に困るところも出てきますが、日常の道具だけで作り上げられた世界は少女の存在感を消すこともなく、とても魅力的でした。彼の映画にファンタジーとしての味付けをしたものがギリアムの「バロン」、ジュネの「ロスト・チルドレン」になるわけですね。もちろん、逆にストーリー性を排除するとブリュニエル、ダリの「アンダルシアの犬」という芸術作品になるのですが。ちなみに原作のラストではたんなる夢オチに過ぎなかったのに対し、本作では少女の残酷性と結びつけているのはシュヴァンクマイエルの完全な脚色であり、それまでの世界観を壊さないための工夫といえるでしょう。しかし、ここのレビュワー見てると「乙女の祈り」と同系列の映画として見ている人もいたのはちょっと驚き。制作会社もどうせなら「これはシュヴァンクマイエル氏の考え出した世界であり、実際の少女の頭の中とは何の関係もありません」みたいな注意書きを入れてくれても良かったのに(笑)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-25 19:28:29)
96.  キング・コング(1933)
こういう映画って本当にデナム監督並みに映画に情熱のある人しか面白くは作れないでしょう。さすがに30年代だけあってリアリティはないですが、逆にそういった細かい点は気にせず画面に迫るほどの力強さで迫力と緊迫感を作り出してしまう。こういうスタンスは今のハリウッドではB級映画ぐらいにしか見られませんよ(スティーブン・ソマーズ監督みたいな)。だから、ピーター・ジャクソン版はこの映画とは全く違うスタイルの迫力で勝負せざるを得ないでしょう。ただ、監督が妙に憎めない人物になっているところ(頼もしかったり、手柄を独り占めしなかったり)を見ると監督が人間のエゴを反映してる、って言う意見はどうなんでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-15 15:17:01)
97.  スナッチ
これは本当に面白かった。内容は「ロック、ストック~」のスタイリッシュさに代わり、脚本をさらに複雑にしたものであるが、こちらのほうが「現金に体を張れ」のある意味、正当な後継者といえるのではないだろうか。まさに「軽快」ともいうべきテンポで5つのエピソードをきれいにさばき、プロットを追うだけでなくところどころに見せ場を作ることも忘れない。とくに「弾丸歯」ことトニーのエピソードは最高。3人の強盗相手の絡みは「パルプ・フィクション」には負けないぜ、と言わんばかりだ(タランティーノ映画の無駄話もこれぐらいなら丁度いいのに)。そうやって10人以上のキャラクターを登場させながら、どのキャラも魅力的に描き分けてしまう監督の才能には素直に脱帽。「オーシャンズ11」はとくにこの映画を見習え、といいたくなる出来だった。
[地上波(字幕)] 8点(2005-07-14 00:55:11)
98.  小さな恋のメロディ
これは単純なラブストーリーとしてではなく、一種の青春映画として捉えることができるだろう。小学生である2人が結婚という手段で教師たち大人に反抗し、独立して言った姿が見て取れるからだ。そう考えると、中盤の学生たちの放課後の風景も彼らが青春を謳歌している姿という見方が出来る。トムをはじめとする友人たちが最後に教師を打ち負かし、2人は未来に向って1歩踏み出していく。ラストの爽快感を覚えるのはそういった背景を感じる事ができるからだろう。だから、2人がその後・・・と考えるのは間違っていると思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-06 17:36:28)
99.  スター・ウォーズ<特別篇>
展開が妙に速いのでストーリーに思ったより没入できなかった。そもそも、レイア姫を助けて送り届けたらすぐにクライマックスってのはね。もうちょっと盛り上げて欲しかった。しかし、ハン・ソロやC-3POはとてもいい味を出している。旧3部作と新3部作の違いは彼らのような魅力的なキャラがいなくなった事にもあるのだろう。帝国軍の反撃が思った以上に小規模なのは笑える。
[地上波(吹替)] 7点(2005-07-05 00:10:09)
100.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
娯楽映画としてはエピソードⅠ,Ⅱよりも遥かに面白い。エピソードⅡの戦闘シーンは舞台が限られたせいか、まるで迫力を感じさせなかったが、兵器の造形など今回は全体的に手の込んだアクションシーンの連続で見せ場を途切れさせない。ちなみに一番好きな戦闘シーンは師弟対決ではなく、ヨーダ対シディアス戦である。しかし、様々な点で惜しいシーンが多いのが残念。とくにアナキンがパドメに手をかけるシーンがアッサリしすぎているのは致命的だろう。彼をダークサイドに落とすきっかけになるほどの存在だったのだから、もうちょっと説得力のあるシーンにして欲しかった。グリーヴァス将軍はせっかくあれほどの芸当ができるのだから、もうちょっとカッコいいキャラにしても良かったのではないか。いくらなんでも喘息持ちで昆虫スタイルで逃げる、ってのはないよなぁ。さらに個人的にはラストの師弟戦ではアナキンのライトセイバーの色は赤にして欲しかった。オビ・ワンと戦う頃にはライトセイバーの色は既に赤だった、というシーンが見たかっただけに、ライトセーバーの色が最後まで青だったのは残念。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-04 22:45:45)
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