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チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 552

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81.  アラバマ物語
私も文句なしに素晴らしい映画だと思いました。法廷サスペンスとファミリー・ドラマを融合させたシナリオの妙。人種問題に対するメッセージ性も強く、ラストの在り方には強い問題提起性を感じさせる。名優グレゴリー・ペックも頼もしい父親像を几帳面な芝居で名演、監督のロバート・マリガンもベストワークではないだろうか?
10点(2002-03-26 14:34:42)
82.  ベティ・サイズモア
確かにレニー・ゼルウィガーはゴールデン・グローブ賞を受賞しただけあって、凄く輝いています。ひょっとしたら彼女が手にする役柄の中でも、ベストワークに挙げられるくらいの役かもしれません。そしてこの手の映画にしては異例のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞するなど、高く評価されたシナリオも奇抜で面白く、それでいてラストには妙な爽快感が残る作りになっており、高く評価されたのもうなづける。だがそれだけに何故、血生臭い描写を入れたのか、よく分からない。どうにも夫の惨殺シーンだけ浮いてしまっていると感じたのは私だけだろうか? まぁ奇抜で面白いブラックな一作ではありますが、スプラッタな描写など不可解な点も残る映画となりました。
7点(2002-03-25 23:03:09)
83.  ゴースト・オブ・ミシシッピー
確かに素晴らしいヒューマニズムを感じさせる映画でした。アカデミー賞ではJ・ウッズの特殊メイクを駆使した演技しか評価されなかったようですが、この映画の場合は主演のA・ボールドウィンも評価されるべきと感じたのは私だけでしょうか? 私は「評決のとき」のM・マコノヒーの最終弁論以上に、心に迫る勢いを感じましたけどね。日本劇場未公開の隠れた秀作。
9点(2002-03-24 23:18:10)
84.  グッバイガール
洗練された大人の映画。ですが、かといって子供には理解できない映画という意味では決してないです。しっかり考えられたニール・サイモンの脚本が秀逸で、本当にラストシーンは映画史に残る名シーンと言っても過言ではない。アパート内での会話も小気味よく、素早く、映画に良いテンポを与えている。ヒロインのM・メーソンは申し分の無い名演技。
9点(2002-03-24 13:41:18)
85.  太陽を盗んだ男
日本映画界の俊英・長谷川監督が放った異色エンターテイメント巨編。粗雑な演出もあることは否定しませんが、勢いのある長谷川監督のエネルギッシュな演出でそんな難点も吹き飛ばす。ジュリーの熱演も圧巻で、2時間20分以上もの長尺もアッという間に見せてくれる。正に日本映画界に大きな痕跡として残る、邦画アクションの金字塔。
10点(2002-03-23 22:50:34)
86.  ナチュラル・ボーン・キラーズ
少し“壊し過ぎ”。O・ストーンがマジメな監督だった頃・・・「プラトーン」、「サルバトル」、「ウォール街」、「7月4日に生まれて」、「ドアーズ」、「JFK」、「天と地」...どれもO・ストーンなりの“色”が出ていて、個人的にはケチをつけたく無い監督って存在だった。でもこの映画、少し嫌味に感じる。変なメディア論入れたりして、完全に壊してる。ごめんなさい、私の理解できるキャパの範囲を大きく超えてました。
4点(2002-03-23 16:37:55)
87.  ナビィの恋
まぁ正直言って、物語自体はとてもスケールの小さなナビィおばぁの恋愛を描いているんですが、本来ならチョットした描写で終わりそうなところを1時間30分強という時間をタップリ使って余すとこなく沖縄の離れ小島の魅力を伝える好編。いい意味でローカル色豊かで、土地の人々の大らかな性格がよく表現されていて、皆、生き生きとしていてたいへん良い。言葉のミックスにも出ている通り、沖縄は72年の領土返還などの問題があったけれども、この映画の登場人物はそんな体験もあまり重く考えずに、今を大切にして生きているというのが十分に伝わってくる。
8点(2002-03-22 09:42:26)
88.  アリスの恋
70年代後半に流行った女性の自立を描く映画の先駆けといった感じ。若き日のマーチン・スコセッシの演出も冴えに冴えていて、ミニ・ロードムービーといった趣向で、物語全編ダレていない。結構ヘビーな話しではあるんですが、深刻な問題はあまり言及せず、これからも前向きに生きていこうとするポジティブなストーリー展開となっているので好印象。親子のツーショットから急激にカメラがズームアウトして、現実に引き戻すというラストシーンは、ポジティブでいて問題提起性が高く、見事な名シーンになっている。文句なしに、アメリカン・ニューシネマ後期の傑作です。
9点(2002-03-21 22:35:54)
89.  コラテラル・ダメージ
まっ、ある意味、意外と言えば意外でした。特に後半ですね、意外だったのは。正直、こんな形で終わるとは思っていませんでした。ですが、なんか大作系統の映画には慣れない曖昧な終わり方を観て、今一つスッキリしない。シュワちゃんも頑張ってるけど、シュワちゃん=ヒーローとして終わっていない形を観ると、公開待ちの間に編集し直したのではないだろうか。ここでテロと報復を云々するつもりはありませんが、何だか釈然としない大作で予想してた映画とは違い、逆に妙な違和感をおぼえました。
5点(2002-03-20 22:55:30)
90.  断崖
ヒッチコックの映画としては確かに異色と言えば異色ですが、やはりクライマックスの断崖絶壁を疾走する車中でのヒロインの葛藤の撮り方は巧いと思います。数少ないアングルだけであれだけのスリルを演出できるとは、ヒッチならでは。ケーリー・グラントも熱演してるが、ヒロインのJ・フォンテインがとにかくキレイ。
8点(2002-03-20 15:41:35)
91.  スパイダー
オープニング、いきなりCGを使ったカー・クラッシュがあったと思ったら、随分と説明不足なオープニング。でも徐々に主人公のクロス刑事がおかれているシチュエーションが分かってきて、物語前半にあったサスペンス描写は悪くないけど、物語の真相があまりにヒドい。事件の全容が明らかになったら失笑せずにはいられませんでした。何せ日本のキャッチコピーが「解けるか、この糸-」というわけですから、観客に謎解きをさせようとしているんだけれども事件の主導者があまりに意外すぎて(しかもキャラ変わりすぎ)で唖然。この意外性が決して映画にはプラスに働いているとは考えにくく、結局前作『コレクター』と同様にラスト近くなって映画として崩れてしまってると思う。言葉は悪いけれども、近年増えゆく“意外性がありゃ、いいってもんじゃない”という典型的な映画だと思う。とにかくモニカ・ポッターがキレイなことを確認できた。
3点(2002-03-19 23:19:28)(良:1票)
92.  ビクター/ビクトリア
ドタバタミュージカルをブレーク・エドワーズが上手に第一級の映画に昇華させた秀作ですね。中でもゲイのマネージャー(?)を演じたロバート・プレストンのラストの“ビクトリア”は忘れられない熱演です。近年のこういうミュージカル・コメディーは少なくなっていますが、本当に気分のいい心地よい演出で最初から最後まで乗り切ってしまうあたりはお見事。ですが元気の良かった前半に比べ、後半は少し息切れか。
8点(2002-03-19 14:53:36)
93.  さらば冬のかもめ
主に70年代に活躍し、佳作の監督と言われた名匠ハル・アシュビーによる心温まる珠玉のヒューマン・コメディー。終始寒さを強調した場面設定とは反対に、登場キャラクターの温かさをコミカルに見せている。初期のJ・ニコルソンも相変わらずハマリ役と言わせる程の熱演。余韻を残すフェードアウトの多用と、小気味良い演出が忘れられないアメリカン・ニューシネマ後期の傑作。
9点(2002-03-16 21:35:13)
94.  地球に落ちて来た男
デビッド・ボウイとニコラス・ローグという“妖しい2人”が組んだ炎の70年代が誇るカルト・ムービーの一作。あまりに話しが難解(?)なため、付いていけなかったというのはあるけど、それでも見どころの多い一編。やたらと脱ぎたがるボウイは正直、嫌だったけど、反面、ボウイ独特のキャラクターがこの映画の最大の魅力だから仕方がない。ただ目玉にピンセットをもっていったり、胸の辺りにメスを入れたりと、何気にショッキングな描写が多いから注意されたし。その意味不明さゆえ、多少嫌味に感じる部分があることは否定できないけれども、全体的にはカルトなムードに満ち溢れたSF映画の佳作だと思います。
8点(2002-03-16 01:10:02)
95.  ミート・ザ・ペアレンツ
まぁ絶賛するほどでもないけど、そんなに悪くはないドタバタ劇。脚本が稚拙なせいか、アイデアは良いのに、今一つ歯切れの悪い映画になっている気がする。それから予告編で面白いシーンを観すぎてしまったせいか、あれ以上のものを期待してはいけないと思う。ですが、デ・ニーロとスティラーは適役。微妙に合わない空気を見事に表現している。
7点(2002-03-14 21:45:10)
96.  現金に体を張れ
終始テンポ良く、丁寧に描いているキューブリック初期の傑作。主演のS・ヘイドンもスマートな演技でこの映画の雰囲気にピッタリである。鮮烈なラストシーンに映る警察官2人の映し方は、単純だが最高の形でカメラに収められており、警察官と逃亡者を同一スクリーン内で描かなかったというキューブリックの非凡な才能が爆発している。
9点(2002-03-14 13:23:28)
97.  ロジャー・ラビット
そこそこ面白かった。それ以前にこの映画の場合は、かつてない革新的な映画であることをもっと褒められるべきだったと思う。基本的に撮影できたこと自体、当時のテクニックの集合体そのものであり、スピルバーグ工房には頭が下がる思いだ。主役のボブ・ホスキンスもこの手の映画にはちょうど良い配役だったと思う。だがラストの方は、ワンパターン化してきたので、さすがに飽きてしまった。
8点(2002-03-13 00:37:17)
98.  未知との遭遇
この映画は他の映画とは比較にならない程、UFOや宇宙といった事象を優しく描いているんです。「2001年宇宙の旅」ほど人類の創世記まで話しをさかのぼったりしていないし、あそこまで哲学的な映画ではない。あまりに眩しく、美しいラストシーンを前に、しばらく会っていなかった母親と再会したかのような錯覚に陥った。スピルバーグといったら、「未知との遭遇」か「E.T.」...と言わすぐらい、この手の題材を描くのがキューブリックなんかより、よっぽど上手。文句なしの傑作。
10点(2002-03-12 17:36:22)(良:1票)
99.  天と地
オリバー・ストーンによるベトナム三部作(?)の完結編。世間一般では「凡庸で退屈な作品」として片付けられたようだが、これは確かにオリバー・ストーンの個人的な世界のため、他人には退屈な作品かもしれないが、これがベトナム戦争に対するO・ストーンの結論というならば、納得できる作品。珍しくベトナム人の視点から描いたベトナム戦争映画だけど、映画としてはトミー・リー・ジョーンズが登場してきてからの方が面白くなった気がする。
7点(2002-03-12 11:30:24)
100.  パール・ハーバー
「日本人として...」、「報復が...」、こうやって映画を観てしまうと、個人的には面白味が減ってしまうので、敢えてこういう言い方しません。それにしても、出来は悪いです。B・アフレック演じるレイフとK・ベッキンセール演じるイブリンの引き寄せからして強引なのです。おそらくマイケル・ベイは『タイタニック』級の作品を撮ろうと努力したのでしょう。ですが、『タイタニック』で描かれたロマンスに比べれると、この映画には説得力が無いのです。それから豪華キャストにした割には各キャラクターへのドラマ性が乏しく、『アルマゲドン』のようなドラマ性がありません。ですからラストに取って付けたように、悲劇な演出をしても、全くグッと来ないのです。それは登場人物一人一人にドラマ性が乏しく、全然知ることができなかったから。爆撃のシーンの迫力はさすがですが、私は以前『プライベート・ライアン』という戦争映画を観てしまっています。違うんです、格が。画面が戦場になっていないのです。画面が画面なのです。それは爆撃シーンの撮り方が90年代中頃に多くあったスタイルで、何か“教科書通り”のスペクタクルといった印象を受けました。そして音がいけません。恋愛映画ではありましたが『スターリングラード』でも『プライベート~』が戦争映画を変えた音響効果といった特色をキチッと活かして、戦場を演出してました。残念ながら、この映画は戦争映画のリアリズムという観点からいけば、もはや古いのです。やはり2001年の大作系サマー・シーズン・ムービーは『A.I.』がズバ抜けて良かったと思う。
3点(2002-03-09 22:12:20)
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