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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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81.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
クイーンズイングリッシュの合衆国大統領って変なの・・・キューブリックともあろう人がとんだ勘違いじゃないの?って思ってたけど、これに限ってはそれでよかったのかも、というか、計算づくだったのでしょうね。「マンドレイク」の名前が示すとおりこれは「人を食った」話だと思って見るべきものなんでしょう。時代背景は分かっていても軍事そのものは疎い私には笑っていいのかどうか分からないようなのもたくさんあって(ミサイルの落書きとか)、そのせいか登場人物全員が狂っているように見えるので博士のインパクトはそれほどでもありませんでした。出番少ないし。でもそう見えるならそれでいいような気もしますね。これは冷戦下の狂人たちを突き放した目線で、あざ笑うつもりで見るのがいいのでしょう。「人を食った話」なんだからマジになって見ちゃいけません、ということですね。だから大統領の英語もクイーンズで全然構わないのかも。とか何とか言っていたら・・・大統領もピーター・セラーズだったのかい!ギャフン! ところでキャメロンの「トゥルーライズ」の元ネタってこれなんですかね?
6点(2004-07-26 18:43:00)
82.  裏街の聖者
今の韓国イケメンブームはすごいものがありますが、その前は香港のイケメン達に追っかけする人たちが多かったですね。で、トニー・レオンも外せない一人というわけで。トニー・レオンといえば「恋する惑星」のイメージを思い浮かべる人も多いと思います。アレはちょっと純な感じでしたね。で、この「裏町の聖者」はどっちかっつーとざっくばらんでスケベで型破りな感じのキャラクターです。でもまあ「スケベ」なんて書いちゃいましたが肩の力が抜けた感じの大人のいい男の魅力なんですね。無精ヒゲもなかなか似合ってますし。一味違う、でもやっぱりかっこいいトニーの魅力満載です。で、映画のほうはというとやっぱり香港映画と言うか突然話が違う展開になってギョッとするところもあるんですが、全体的にはコミカルでテンポのいい会話とリー・チーガイ監督好みのジャズできりっと引き締まったいい雰囲気です。根っからの悪人はひとりもいないので見終わった後の気分はなんとも爽やか。気の利いた佳作という印象です。
7点(2004-07-25 00:31:47)(良:1票)
83.  散歩する惑星 《ネタバレ》 
コレはもう完全に「やられた!」って感じです。なーんにもないような「やおい」映画の姿をとりながら、意味不明の出来事が映画の最初から続けざまに、しかしセンセーショナルさは全くなく、ワンシーンワンカットのほとんど動かないカメラワークが見る側を傍観者の感覚にさせる。それはまるで蛇口からぽたぽた落ちる水滴が桶を満たしていくように、ユルユルに迫る様々な出来事に力なく笑いながら、傍観者として画面を何となしに眺めているうちに・・・桶から水が静かに溢れた時・・・「この映画には何かある!」と感じた時、ただのやおい映画は、スクリーンではなく頭の中で激しくとぐろを巻いて動き始める。一見意味のないあらゆる出来事やセリフの全てに意味があるような気がしてその答えを見つけ出すのに必死になるだろう。そして「答え」が見つかった時・・・それが終わりではない。見るたびに違う解釈が生まれそうになるのでますます混乱しそうになってくる。ちなみに私はこの映画をキリスト教における「最後の審判」だと思ったがどうだろう。死者が蘇り、生ある者は逃げ惑うが逃れることはできない。永遠に終わらない渋滞、運びきれない荷物を抱え空港を牛歩する人々の頭上を轟音が空しく駆け抜ける様は、誰もが逃れられない審判の時を示しているようで、その後に続く「兄さんの時代が来るよ」というセリフが、声をあげず苦難に耐えた神の僕への救いにも聞こえる。だが映画は「正解」を示してはいない。もっと深い答えがあるのかもしれないと、ゆる~い声で「ボンボヤ~~ジ」と送り出され、脳内思考の旅が始まってしまう。期待していたのとは違う部分でこれ以上ない面白さを体験させてもらった。「何かある!」と感じたら、見終わった後またDVDを再生してみるといい。冒頭のシーンのセリフがとても意味ありげに聞こえる。ただこの映画を見た人がみんな「何かある!」と感じられる訳ではないだろう。見る人を選ぶ映画だ。ちなみに私はクリスチャンではないので、最後の審判について誤解している部分があるかもしれないことを追記する。
9点(2004-07-24 22:10:13)(良:2票)
84.  ファイナルファンタジー
エメリッヒ版ゴジラをみて教訓になったことがある。「原作つきやリメイク物はオリジナルを忘れて見るべし」人にもよるとは思うが、オリジナルのイメージをもったまま見てしまうと、その映画そのものの良さを見落としてしまうことが多々あると思ったからだ。しかし、それを教訓にしたとて、これは誉められない。誉めるところまったくなし。予告編からして嫌な予感はしていた。今ごろ「I Love You」を決めセリフに持ってくるとは・・・どんなに批評家から叩かれようが、ヒットした作品にはやはりヒットしただけの「凄み」を画面から感じることができるのだが。駄作といわれる映画は多いがこれは駄作にすらなりえていない、あえて言うなら「愚作」だろう。そこにあるのはひとりのゲームクリエイターがゲームに対する評価を著しく誤解し、実力以上の力を過信してしまった「愚」だけであった。そこが映画を愛した晴郎やエドウッドとは違う。FFだということを忘れて見たにしても全く面白くない。CG技術のために作られたストーリーであるならまだ評価も出来るが、CGを際立たせるために手を抜いたシナリオを誉めろと言われても土台無理な話。私にとって感じられた唯一のFFらしさは、モーションキャプチャーをやってるとは思えない動きのぎこちなさに、コマ神ハリーハウゼンを召喚したのか?と思ったことくらいである。こんな出来で「CGは実写に肉薄した!」なんて豪語するくらいならかえってFF7や9くらいに適度にデフォルメしてくれた方がまだ失笑もせず済むというものだ。こんな出来では1点もやれない。会社ひとつ壊す破目になって少しは頭が冷えただろうか。
0点(2004-07-24 11:38:36)(良:1票)
85.  ピカチュウのなつやすみ
当時の子供のアイドル、ピカチュウ。コレはアイドル映画です。アイドル映画はアイドルが可愛くorカッコ良く見えればそれでいい。全編ポケモン語で通されていてポケモンをポケモンらしく見せる、雰囲気はすごく出てるし何となく話も分かる、そういう意味ではアイドルの魅力を最大限に引き出した完成度の高いアイドル映画と言えるでしょう。しかし本当に、ポケモンたちが何言ってるのかはさっぱり分かんないけど。
6点(2004-07-24 08:34:47)
86.  隣人は静かに笑う 《ネタバレ》 
映画を見て登場人物に殺意を抱いたのって初めてかも知んない・・・ジェフ・ブリッジズ、お前の仇は取ってやるからなって。それくらい救われないジェフ・ブリッジズ、そして結末。見た後思い切り鬱。その日TVでトゥームレイダーやってたのを父親が借りてきたからっつーんで見たんだけど、母と私は「こんなんだったらトゥームレイダー見ときゃよかったね」と意見が一致しました。後味最悪だし救いなんて全然ないしその上イヤに現実的で世の中がイヤになるこんな映画作って何が楽しいんだろう?分からない。完成度が高いのは認めるけど、完成度が高けりゃいいってもんじゃないと思うんだよなあ。とにかく二度と見たくない。 私は基本的に見たあとの気分で点数をつけるので1点です。
1点(2004-07-23 20:41:53)
87.  ジングル・オール・ザ・ウェイ
親に真似されたら困る。
6点(2004-07-23 00:02:15)
88.  トゥルーライズ
(7/21記)今回10点に格上げするにあたり、10点をつける自分なりの基準についてここで説明したいと思う。ここに登録してもうすぐ2ヶ月、だんだん自分なりの点数のつけ方が分かってきたのだが、「最高に面白い!ブラボー!!」という作品はあえて9点なのである。ではどんな作品に10点をつけるかというとそれプラスアルファが必要で、例えば自分の価値観に決定的な影響を与えたとか、コレだけは絶対に何があっても自分の手元に置いておきたいとか、何がしかのプラスの影響が強く出たものに10点をつけている。そういう意味ではこの作品はまさに私自身の映画の楽しみ方に決定的な影響を与えた作品であった。最初のシュワが女の手を取り「タンゴを?」と言った瞬間にフロアの音楽がタンゴ調に変わってしまう、この時点で私は「ああ、そういう映画なんだな」と理解した。そしてその瞬間、無意識のうちに「映画とは所詮スクリーンの中の虚構の世界、ありえない事を楽しみに変えるのが極意なり」と理解したのである。キャメロンがスクリーンで繰り広げる「ボケ」の数々に内心「ありえねぇぇ!!!」とツッコみながら、さあ何でもかかって来い、こっちはどんどん面白がってやる!と思っているうちに、全てがマンガのようなスコーーーンと突き抜けた馬鹿馬鹿しさがなんとも心地良くなってきた。映画なんだから、いくらありえなくたっていい。変にリアリティが追及されて現実を見ているような映画より、脳天突き抜けるほどのありえない世界に浸って目の前の不可思議を味わいたい。それまでどちらかというとスクエアだった私が、こうしておバカ映画を愛するようになってしまったのである。「常識破壊」というキャッチコピーのごとく、私はキャメロンに自分自身の常識を破壊された。もう、ことごとく湯水のごとく金を使いまくった超絶バカ映画(バカだとちゃんと自覚している映画)は、後にも先にもこれ以上のものはないと思うし、今でも仕事で心身疲れきったときはつい見てしまう。そして見るたびに、常識やこの世の仕組みやルールなんてモノは完璧に置き去りにして脳内旅行へ旅に出る。私にとっては、ある意味究極のファンタジーでもある。
10点(2004-07-22 22:58:59)(良:2票)
89.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 
1回目(2点)と2回目でこんなに評価が変わった映画は初めてかも。勇気を出して一度劇場でがっかりしたコレを借りました。とりあえずゴジラだということは忘れようと思って。そしたら予想以上に、ある意味期待を裏切る面白さ。でもコレは、シベ超や死霊の盆踊りのノリで見るべきものかも・・・出だしからあのチェルノブイリで「雨に歌えば」をのんきに歌うブロデリックに脱力。で、そこは大雨なのですが次のカットでは日が射しているいい加減さ。これは全編通じてこんな感じで、大雨のシーンが多いけど時々大雨なのに青空になってるし死霊の盆踊りみたいでいい味出してます。またシベ超の山下大将こと晴郎ちゃんが降臨したかのような突然のひらめきも多数。生き残った日本漁船の船員が何があった?と聞かれて「ゴジラ・・・」とつぶやいたり、ブロデリック博士はゴジラの生態について何の根拠もなくひらめいたり。さらに日本漁船が漂着した時、一緒に漂着した缶詰の文字がハングル・・・こんな調子でどんどん頭痛くなってきます。さらに駄目押しで米軍も脳味噌がシベ超並で、「地下鉄トンネルを封鎖しろ!」「いぇっさー!!・・・で、どうやって?」「・・・・・セメント・・・レンガ・・・」まさにハリボテ列車のシベ超レベル!!エメリッヒ今までにない暴走ぶりです。ああ、ついにエメちゃんやっちゃった?・・・と思っていたら?!迫り来るゴジラ軍団を人間の知恵で切り抜けていく展開は「ブラボー!」と思うと同時に、エメリッヒってやっぱり人間が好きなんだなあって嬉しい気持ちにさせてくれます。考えてみれば人間が好きっていうメッセージはエメリッヒ映画のほぼ全てに流れていますね。デイ・アフター・トゥモローのラストもそんな感じだし。だけどその一方で子を失った母ゴジラの執念と言うか、母としての本能に突き動かされるゴジラの姿はエイリアン2のクイーン以上のものがあって、人間の文明兵器にやられた時はすごく哀しかったりもする。動かなくなったゴジラがとても神聖なものに見えました。ついでにあのラストシーンは、私は続編への布石というよりは母ゴジラの無念の結晶のように見えましたが。前半がシベ超並だったのも作戦?とは思えないけど(笑)、作品の構成としては「お見事!」と言う他ありません。でも満点にはしません。だって「ゴジラ」であること忘れないとここまで楽しめないから。「原子イグアナ現る」ですね(笑)
9点(2004-07-22 22:37:04)
90.  ドラえもん のび太の太陽王伝説
あの歌で100mくらいスクリーンから引いちゃったんですけど・・・作詞したF先生も草葉の陰で引いていると思う。
2点(2004-07-22 21:04:20)
91.  ストーカー(2002)
恋愛を抜きにした「仕立て屋の恋」って感じ。わたし的にはあちらの方が上です。エヴァには失笑。アメリカじゃそーいう受け止められ方してるんでしょうか?
5点(2004-07-21 18:43:49)
92.  交渉人(1998)
目が離せないし飽きさせない。だけどサミュエルとケビンの交渉シーンが思ったより少なくて(まあお互いネゴシエーターだし手の内知ってるから普通の犯人より交渉やりにくいんでしょうけど)、対話劇を期待していた私にはちょっと肩透かしかな。見応えあって面白いですが、期待していた内容とは若干違っていた、演技派二人を使ってもったいない内容だと思うので高評価にはしません。むしろ見所はサミュエルやJTウォルシュの追い詰められた人間の赤裸々な弱さや、誰が本当の悪党か分からない状況下での登場人物ウォッチング(笑)です。特に後者についてはサミュエルにノセられた部分が大有り(笑)私が怪しいと思っていた人は無関係だったのでちょっと驚きましたが。でも、JTウォルシュって亡くなってたんですね、まだ亡くなるような歳ではないのに。合掌。
7点(2004-07-21 18:42:55)
93.  パトリオット
この映画を「誰の」映画として捉えるか。これの場合メルギブソン(以下メルギブ)の映画という説と、エメリッヒ(以下エメちゃん)の映画という説、2通り捉え方があるでしょうが、メルギブ映画にしては軽くて、エメちゃん映画にしてはお堅い(それ以前にエメちゃんが歴史映画を撮ること自体非常事態という気もする)。でも実際はメルギブの存在感の前に「お堅いエメちゃん映画」というのは隠れ要素に成り下がってしまったんである。エメちゃん映画らしくない(苦笑)高評価はこの「隠れ要素」にこそある気がするのだが・・・歴史モノだけに他のヤツみたいにブッ飛ばせないから「ありえなさ」がことごとく減少しているので、全体的に見れば軽いは軽いけどコンパクトにまとまっているようにも見える。しかーし!数少ないエメちゃんファンを自称する私としてはここが物足りないんである。あんなトンデモな「千代田区」を創造したエメちゃんなのに・・・星条旗の星の数は「ちゃんと」50個にしなきゃダメでしょーーー?!!(爆)いやもちろん、歴史モノでそんなことがあってはならないんだけど、そんなことしたら間違いなくここでも評価下がるでしょう。しかしエメちゃんの超大作SFでのブッ飛びぶりはアレはもう個性です。宇宙人というありえない相手だからありえない展開でいいんです。でも歴史モノという考証がものを言うジャンルではその個性を生かせないのです。私が先に「非常事態」と書いたのはそこにあります・・・エメちゃんはテーマとか考証とかそういうのはない方がエメちゃんらしい映画になると思います。唯一感じられたエメちゃんらしさは、英国軍をエイリアン扱いしているような描き方と、「英国エイリアン」を宇宙人のごとくメッタ突きするメルギブですかねえ・・・それにしてもジェイソン・アイザックスは本国で無事でいられるんでしょうか?役にはまっていた分母国イギリスで売国奴呼ばわりされていないか、彼の身が心配です。余談ですがメルギブはこれに出て以来おかしくなってしまった気がします。サイン、インビンシブル、そしてパッション・・・
5点(2004-07-20 20:19:43)(良:1票)
94.  アルマゲドン(1998)
ちょうどコレが公開されたのがミレニアム前の1999の年で、ちょうど世の中はノストラダムスの7の月にカウントダウンって雰囲気だった。そういう時代の雰囲気があったから大ヒットした。今やってももうウケない。でもあたしは21世紀4年目になってもこれを見るとゾクゾクしてしまうんだ。何て言うのかな、あたしの中の”漢(おとこ)”が揺さぶられるっつーのか。何度も見て内容覚えて、ほとんどBGM代わりにしているような時でもシャトルが飛び立つ辺りだと目が釘付けになるんだ。一糸乱れず向き直る軍の上官たち、その中を歩いていくブルーカラーのガテン宇宙飛行士軍団。規律を乱さず国を守る男たちの誇りと、バカでスケベで口悪くて遊び好きだけど誰にも負けない技を持つ男たちの誇り。相対する二つの誇りが、この時交差しあってひとつに重なり合ったようだった。方法論が全く違うけれどお互いが、「漢」として飛び立ち、それを「漢」として見守るような。女のあたしが立ち入っちゃいけないような、だけどだからこそ男になってそこにいたかったような。シャトルが飛び立つ時、あたしには神が見えたような気がするよ。それこそみゆきに歌われた黒部ダムに散った男たちのような、いろんな場所で命をかけた男たちの思いがシャトルを後押ししてるようで。今は映画の中で小惑星のかけらがぶつかった世界貿易センタービルも、ドッキングした宇宙ステーションミールもなくなってしまったけれど、こういうのを作り上げた男たちの思いがあの時あそこに神になって現れた、考え過ぎかもしれないけどそう見えたんだ。実を言うと、あたしの家系はブルーカラー系なんだ。ハリーたちのようなバカどもが好きだ。バカだけど一本筋が通ったコイツらが好きだし、コイツらにあたしはありがとうって言うよ。こんなバカな血筋に生まれたことを、あたしは誇りに思うって。話や科学考証がでたらめなんてあたしにはどうでもいい。あたしの中に熱い思いがある限り、いつまでもこの映画で泣けると思うから。あたしがコレをけなしたら、それはあたし自身をけなすことにもなるからさ。
10点(2004-07-19 15:31:33)(良:3票)
95.  34丁目の奇跡(1994)
リメイク版の存在意義っていうのは、旧作に対する思い入れを今の時代背景や技術で再現したいという製作者側の気持ちもあるだろうけど、観客にしてみれば、オリジナルを知らない人にとってオリジナル版にも目を向けさせる窓口という意味があると思う。私もこれについて言えばオリジナルを知らないひとりだから、素直にこれを見てサンタを信じていた幼い頃を思い出して、現実にサンタがいようがいまいが、いつまでも心の中に確かにサンタがいるって思い出せる。サンタクロースの持つ暖かいテイストに溢れていて心に残り、時たまこの映画を思い出したくなる。現代社会のシニカルさもありながら心に残る優しい映画に仕上げてくれたおかげで、その後にオリジナル版があると知ってすごく見たくなった。オリジナル作品への窓口としてはかなり高いレベルだと思う。だけど残念なことに、近所には旧作の方は置いてないのでまだ見ることはできないんだけど・・・ちなみに私はこれを夏に見ます。クリスマスシーズンは貸し出し中になっちゃうっていうのもあるけど、暑がりなんで雪の降る街や北極の風景を見ているだけで涼しい気分になれるんです。
8点(2004-07-19 11:50:20)(良:1票)
96.  スターゲイト
バカと言われようが自分の信じる道を行く人が私は好きだ。映画界でバカと呼ばれる道を選び突き進む勇者エメリッヒ。そして、そのエメリッヒの「バカである自由」がとめどなく溢れているのが「スターゲイト」である。 最愛の息子を失い傷心の大佐に、どことなくジョン・レノンに似てる学会窓際族の考古学者、この2人が生きる意志と場所を見つけ出すのがストーリーの本筋だが、そんなこと忘れそうなほどに怒涛のように押し寄せる「前にこんなのあったよね」的デジャヴ映像の数々。常に進歩が求められるハリウッドじゃただでさえ顰蹙買いそうなのに、さらに恥の上塗りと言うか、その全てをいかにも超大作と言わんばかりの音楽が盛り立てる。だけどその「いかにも」が私は好きなんだ。エメリッヒって本当に映画が大好きなんだなって思う。どの作品もそうなんだけどハリーハウゼンなんかの古典SFテイストへのオマージュがあるよね、これもそうだけど。古典だけじゃなくて割と最近(「インディジョーンズ」や「スターウォーズ」シリーズに、後に自分で作るID4!)のやつまでやっちゃってるけど。最新技術を惜しげもなく使うくせに古いテイストはそのまま残しちゃうから「トンデモ」って思われるのかな。それでもいいじゃない、昔はきっと今よりずっと映画に夢が溢れていたと思うしそれを思い出すんだ、こういうの見てると。これは映画への夢と自由な映画作りを求めてハリウッドにやってきたドイツ人の心象風景であって、何でもありなエンターテインメントの闇鍋状態の中に、悪評されようが大好きな映画への夢を再現しようとしているひたむきなおバカさんの姿がある。それでいて見過ごされがちなドラマ部分もきちんと仕事していて、ロストイントランスレーション状態の異星人と会話が出来るようになる過程は説得力あるし、失意の大佐がやる気になった理由を理解させる手法も効果的。ラストの「敬礼」はマジ感動したよ、泣きはしないけど。しかし最近はエメリッヒも、「バカ」と呼ばれるのを気にし出したのだろうか。ID4の「地球は人類が守る」やDATの「地球環境は人類が守らねば」(ありゃりゃ大して違わないや)みたいにもったいぶったテーマなんて捨てて、これのように夢と自由というアドレナリンを爆発させた映画をまた作ってくれ。そしたらまたあたしは10点つけるよ、間違いなく。
10点(2004-07-19 11:26:11)(良:3票)
97.  スパイダー パニック!
あまりエメリッヒらしくないな。やっぱり彼は「ジャジャーン」という効果音が似合う大作系じゃないと様にならないね。やっぱりUFOとかワームホールから蜘蛛が出てきてくれたほうが「キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」って感じで面白いんだけどね。まあ監督じゃないからしょうがないけど。この映画は下手に知識があると楽しめません。多くの方が指摘している香水攻撃の面白さですが、私はテレビで蜘蛛や昆虫類の多くは香水が嫌いという話を知っていたんで「やっぱりね」程度にしか思えませんでした。B級としても中途半端。シェリフのお母さんにロケットランチャー持たせるくらいのことはしてもいいんじゃない?どうせこの映画にリアリティなんて誰も求めてないと思うから。私からすれば一番笑えたのはマネキンが「いや~んエッチ♪」な倒れ方したところだったってのが一番痛い。あまりに小ネタすぎて。どうせだったら本物の蜘蛛をインチキくさい合成して「巨大蜘蛛でござ~い」ってやってくれれば、その勇気に10点あげてもいいけどね。 バート・I・ゴードンは偉大だ。
4点(2004-07-19 10:07:05)
98.  13F
こういう素材は私にとってはど真ん中ストレート、のはずなんですが・・・すごく気になるんですけど、登場人物が憑依されていた間のことを随分すらすらと思い出してるような気がして違和感あるんですが、映画のつくりがハードな分余計に気になってしまいます。それで興ざめしたせいかな・・・娯楽映画なのに見た後すごく疲れました。話があっち行ったりこっち行ったりしていくうちに、見ているこっちの方がバーチャル空間から抜け出した登場人物のようにえらく体力使い切っちゃった感じですね。ラストはラストでまた謎が増えるし・・・っていうか、ああいうオチあり?矛盾してませんか?って気もします。ハッピーそうな画面を前にしてすごく混乱している自分がいます。もう一度見てみようと思うけど、もうちょっと時間置かないとまともに見れないと思う・・・こういう疲れる映画は私はダメですね。(04.07.18現在)最低点が5点で極端な低評価をする人がいない作品でも、自分が面白いと思うかどうかは別問題であることを思い知らされました。勇気を出して2点つけます。
2点(2004-07-19 06:51:17)
99.  オースティン・パワーズ
冷凍睡眠ってやっぱり寒いって思うものなんでしょうか。それが伝わったのかどうか知らないけど、寒い映画だった。
1点(2004-07-17 00:58:02)
100.  ツイスター
えっ、これにストーリーってあったんですか?
3点(2004-07-16 22:08:56)
083.94%
1167.88%
294.43%
3136.40%
4157.39%
52612.81%
62612.81%
72713.30%
82914.29%
92110.34%
10136.40%

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