Menu
 > レビュワー
 > カリプソ さんの口コミ一覧。5ページ目
カリプソさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 130
性別
自己紹介 うどんと映画とマーク・ノップラー。これさえあれば幸せです。

■GET LUCKY~♪
 

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567
投稿日付順1234567
変更日付順1234567
>> カレンダー表示
>> 通常表示
81.  赤線地帯
何かお化けでも出てきそうな始まりに(おや?いつもと違うぞ)と思いながらコーヒーを啜っていると、どうやら音楽が奇妙なだけでそれからはいつもより少し明るい映像の溝口作品が始まった。吉原遊郭のネオンに彩られた狭い路地をフラフラと行き交う男達を、あの手この手で引っ張り入れる女達の姿を映し出してゆく。面白おかしく表現してはいるが、彼女達一人ひとりの抱える問題は大きく、世間の風当たりも冷たい。器量とずるさが無ければ抜け出せず、そうでない者は年を取り、行き詰まる。何時の世もそうだ。力のある者だけが笑う。だが強い者だけでは生きて行けない。光と影は一体なんだ。弱い者が消えれば、強い者たちから影は生まれる。かっこつけたがそんな感じがするんだ。社会からも身内からも蔑まれながらも空元気で生きていく彼女達の姿が立派だった。現代のクリーンすぎて面白みの無い街づくりや何かにつけ過剰に反応する逃げ道の無い社会批判に警鐘を鳴らされているようでした。それにしてもミッキーを演じた京マチ子のいけいけっぷりには笑ってしまった。「八頭身や」って。そうそうラストであの奇妙な音楽がマッチするシーンがありましたよ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-06-21 21:33:30)(良:1票)
82.  大日本人
僕はただ単に笑おうと思って行ったので、それなりに楽しんだのだが、映画として見れば、まとまりはないし、ラストもひどかったとは思う。笑いの側面が強い作品と思っていただけに、このラストは肩透かしを食らった。そういう意味で一度レビューを書いたが、賛否両論なレビューや掲示板を見ているうちにあることを思いついた。これはひょっとして根本的な撮り方を間違っていたのではないかと。本作は基本的にインタビュワー目線で大佐藤を映し出していくんだけど、もし、これが逆だとすればどうだろうか。大佐藤の目線がカメラで声だけまっちゃんだととしたら・・。そう考えればダイソンなどの小物や実写前の光に包まれるシーンが重要なシーンとして生かせたりなんかはしないでしょうか。あくまでも適当で勝手な僕の妄想だが悪くはないと思う・・(でも、さんざん既出だったらごめんなさい)。まあ何にせよ次に期待したいところです。
[映画館(邦画)] 7点(2007-06-02 16:45:53)
83.  紅の豚
「母をたずねて三千里」でもそうだったが背景や衣装や小物といったデザインや色使いが最高に魅力的。ブタの隠れ家、ボワイヤー砦のようなジーナの海上邸、ピッコロの工房と建築物までかっちょいい。やっぱり宮崎監督はイタリアを舞台にするといい味を出してくる。でも宮崎アニメって序盤から中盤に掛けては最高に面白いのに終盤からは優しい終わりかたに拘るのか勢いをなくすんだなあ。本作も悪い終わり方ではないんだがどうしても期待してしまう。かろうじて空と海と音楽に救われたって感じかな。アドリア海をバックに未来から回想するフィオのナレーションに続く“時には昔の話を”はとってもよかったんだけどね。贅沢かな・・。
[地上波(邦画)] 7点(2007-05-25 23:41:06)
84.  ライフ・イズ・ミラクル 《ネタバレ》 
はじめは支離滅裂で話の筋がなかなか見えてこず、もう見るのやめようかなとさえ思った。それでも我慢して見ているとヤドランカの暴れっぷりが徐々にかわいいと感じ出し、ロバと犬と猫とガチョウ?といった動物たちの自然すぎる動きや仕草もなんともかわいらしく思えてくる。特に猫vs犬の喧嘩は最高にほほえましい。猫とサバーハがパンをかじり合うシーンもよかったなあ。そんな動物たちを見ている間に話の筋も見え出してくる。いや、見えるというよりも慣れるって感じかな。うん。そしたら俄然、この作品の世界に引き込まれてくる。美しい山の色合いや暖かさを感じる家、色んな物が通る線路といった背景も魅力的で、音楽というか音の使い方もとってもいいんだなあ。恐ろしい爆撃の音さえも遊んでみせる。話の背景は深刻なはずなのに、作り手自身が「こんな戦争やってられるか!好きなことやろうぜ!」というようにパワー全開で楽しませてくれる。はじめはトボトボと帰ろうかなどうしようかなと思っていたのが気付かぬうちに早足となり、徐々に駆け足となって最後は全力で駆け抜けたって感じ。ほんと最後まで見てよかったよ。でもラストのヤドランカはちょっとかわいそうだったなあ。彼女が悪いんだけどね。  
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-17 00:19:18)
85.  風、スローダウン
当時は紳助が監督すると聞いて正直「見るだけ損や」と思っていた。それから十数年、存在さえもすっかり忘れていたのだが昨晩、じめじめした暑さで眠れず、テレビを点けると始まるところだった。古さを感じるフィルムの中に今ではテレビでしょっちゅう見る連中の若かりし頃が映し出されていく。井筒監督の影もチラホラするのだが全編に漂う青臭いほどの青春群像は紳助の情熱そのものだと感じられた。効果的に使われる“季節のない季節”の切ないメロディーも鼻の奥がツーンとするほどに印象的。また青春映画を撮ってほしいと思った。
[地上波(邦画)] 7点(2007-05-06 17:26:21)
86.  浪華悲歌
祇園の姉妹同様、山田五十鈴が演じるアヤ子に圧倒された。本作も判り易い物語なのだが、溝口作品は題名で手が出し辛い面がある。本作もそうで、僕はこれまで「ろうがひか」などと勝手に脳内解釈していた。実は「なにわエレジー」というなんともおしゃれな題名だったと知り、手に取ることとなったのだが、いや素晴らしい。アヤ子の切り替えの早さに追いていくのがやっとだった。家族の為とはいえ、権力を持つ男たちを手玉に取り、啖呵を切って見せる反面、進に会う前は少女のようにソワソワしてみせる。痛いくらいの現実とメルヘンを行ったり来たりする。ラスト、空元気を見せるアヤ子を迎えてやれない家族が悲しすぎた。
[DVD(邦画)] 7点(2007-05-05 18:09:44)
87.  竹山ひとり旅
新藤作品らしく題材は素晴らしい。東北の冬を生きることは目明きでさえ難しいことなのに、明治に生まれ、しかも盲目の竹山にとっては並大抵ではないと容易に想像できる。そんな竹山の壮絶な門付けの旅を映し出しているが、どうも俳優陣がこの過酷極まりない東北の人間には見えない。特に竹山を演じた林隆三などは垢抜けてるというか・・暗さがないというか・・どうも東北の人間、ぼさまには見えない。門付けして廻る家から出てくる爺さんや婆さんとどうしても比較してしまう。映像が素晴らしいだけに残念。日本の暗部を切り取った作品だけに、もっと思い切った配役を目指してほしかった。とはいったものの、こういった題材の作品を作るだけでも相当な苦労があり、この様な世界があると世に表した功績は大きいのはたしかである。高橋竹山や市川竹女といったぼさまたちや恐山のいたこたちの生き方にも頭が下がる思いである。
[DVD(邦画)] 7点(2007-05-05 14:29:44)
88.  野菊の如き君なりき(1955) 《ネタバレ》 
まだまだ幼ない表情の民子が何もかも覚悟して、階段を降りてくる絶望の表情から嫁入りに出る日の真っ直ぐ前を見つめる、大人の表情にさせた古い慣習の理不尽さに無性に腹がたった。死の床になってはじめて、穏やかな幼い表情に戻った民子が可哀そすぎて・・。あまりにも若く、儚すぎた。本当に野菊のような民子だった。
[DVD(邦画)] 7点(2007-04-19 21:40:05)
89.  山椒大夫 《ネタバレ》 
映像もそうだが安寿の器量の良さに痺れた。何処かで見たなあと思い、ああ“芋たこなんきん”だと思い出した。とても気品のある人だ。物語はと言うと、敷居が高いと思いきや、とても判り易かったと思う。だが人物の描写に少々、違和感を感じた。成人した厨子王や無法地帯での安寿の美しさ、あれでは獣たちの餌食になることは容易に想像できる。一工夫ほしかった。そして山椒大夫に圧倒的な悪を感じないのも、いま一つ入り込めなかった原因かも。でもこう感じたのは、僕の未熟さが最大の要因かも知れない。安寿の死に憤りを覚え、海岸線の美しい映像に溜息を漏らし、暖かな日差しを浴びた浜辺での再会のシーンでは涙も流したのだから。初溝口作品だったので、もう少しエージングを重ねなければ。次は残菊物語だ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-03-30 21:04:28)
90.  ディボース・ショウ
冒頭のジェフリー・ラッシュがボクサーの歌い出しをミスって唸る様は一昔前の自分とラップしてしまった。あの頃サイモン&ガーファンクル良く聞いてたんだよな~。でも相変わらずカーター・バーウェルの選曲はいいね~。さすが。肝心の作品の方はコーエン兄弟の作品としてはパワー不足な感もあるがそれなりに彼らのテイストは味わえた。文無しになりゴミの上に横たわるジェフリーや裁判所で証人を呼ぶときの伝言ゲームチックな呼び方、島木譲二のような殺し屋、薬漬けの裏所長ともうそれだけで満足、満足。でもクルーニーの演技はOブラザーの時との違いがわからん・・。ヘアーの次は歯ですか。
[DVD(字幕)] 7点(2007-03-10 16:53:19)
91.  無法松の一生(1958) 《ネタバレ》 
松五郎の献身さが切ない。お互いに必要としながらも、最後の一言が言えない、言ってはいけないつらさ。手を伸ばせばすぐに届く距離なのに・・。う~こういう純愛には弱いんだよな~。    
[DVD(邦画)] 7点(2007-02-22 18:32:39)
92.  ひめゆりの塔(1995)
もう12年前か。何故この作品を選んで見たのかは憶えていないが、見て良かったと思う。時の女優陣を使い、今井作品のようなリアリティは無くなってしまったが、この話は映像として語り継いでこそ重要な意味を持つのだと思う。もちろん、ただ作れば良いという訳ではないが。ひめゆりの塔という話の筋は多くの方はご存知であろう。それは過酷な戦場の中、追い詰められた人々が様々な思いを胸に無理な逃走や自決を選ぶという最後を辿る。降参し捕虜になることは恥という考えがあったからである。もちろん僕も、そういった予備知識を持って本作を見た訳だが、ある意味、裏切られることとなった。そのシーンでは「ひめゆりの塔」を見るときにかならず思うことが具現化される。実際にそのようなことがあったのかは知らないが僕は涙が止まらなかった。うん、それでいい、それでいんだと思った。一つの考えが支配していた時代だからこそ、このシーンには意味がある。こういう選択肢もあっていいはずだ。
[映画館(邦画)] 7点(2007-02-17 23:14:38)
93.  サイドウェイ 《ネタバレ》 
ワインには詳しくないですが批評するシーンが妙に好きですね。マイルズの表情(上目遣いするなよ~)がなんともいえずいい。高級車に囲まれているマイルズの車(個人的には好きな車だが)がなんとも切ないが大急ぎで帰ってクローゼットに頭を突っ込み泣くシーンも切ない。ここで終わってくれと思ったところで終わって良かった。ピノと聞いてアイスクリームだと思った自分が悲しかった。でもこのワインが飲みたくなった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-29 22:58:56)
94.  浮雲(1955) 《ネタバレ》 
浮雲といえば聞こえはいいがふわふわと自分勝手な男が憎らしい。女が一人で生きていくことが難しいこの時代にいくらひどい目にあっても愛し続けるゆき子のなんと健気なことか。しかし冷静に考えてみるとこれこそ男女の性なのか、、現代では少し違う気もするが本質かも知れない。冷たい雨に降られてばかりのゆき子も温泉でのひと時や屋久島までの道中は幸せだったのだろう。しかしこの男に関わった3人の女は浮かばれるのだろうか。
[DVD(邦画)] 7点(2007-01-21 22:30:36)
95.  ランド・オブ・プレンティ
透明感のあるきれいな映像で引き込まれる。見えない恐怖に怯え過ちを犯す人々が空しい。テロに対する是非ではなくその後に残る見境のない憎悪と冷めた現実との対比が呆然とさせる。しかし人事ではないなぁ~。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 23:11:51)
96.  武士の一分 《ネタバレ》 
 原作は短編ではあるが退屈することなくうまくまとまっている。キムタクも予想に反し良かったと思うし、檀れいにいたってはあの清楚な人が家の為とはいえ、あんなことやこんなことになっていると思うと切なくて切なくて、そのどうしようもない無念さは十分感じられた。しかしラストは縁側で「徳平の飯はまずい」、「では飯炊き女でもつれてきましょうか?」のシーンで終わっていれば深みが増したのではと思うのでがんす。 
[映画館(邦画)] 7点(2006-12-23 15:27:28)
97.  フィッシュストーリー 《ネタバレ》 
ネタばらし中に「えっ!そうなの!?」、「あぁ~そういうことか!」って驚きがほしかったな~。悲鳴が聞こえて、どうなるんだとドキドキしていても近づくにつれ、先が読めてしまうんだな...。父親が誰で..とかも、「あ~そうなんや」って感じで、意外性が希薄。どちらかというと、人物像と相関関係の設定が弱いように感じました。ただ作風が、終始お気楽路線なので、前述のことをボヤ~っと感じながら、案外”ふむふむ”と楽しませてもらいました。んでも違う意味で意外だったのは、森山君のアクション。爽快でしたよ。多部ちゃんの宇宙服姿も○でした。
[DVD(邦画)] 6点(2010-01-11 23:55:17)
98.  buy a suit スーツを買う
昨年9月に急逝し、遺作となってしまった本作。47分の小品で、手持ちカメラを操りながら、ドキュメンタリー風に追いかける。なんとなく鑑賞に入る前後は、「今の世の中はおかしい」とか言っちゃうのかなと少し不安だったが、でもそんなことはなかった。どう生きるのか、どう暮らすのかを至極当たり前のように諭してくれていた。還暦を迎えようとしていた監督だけにやっぱり年の功だと感じました。人物描写もいつにもまして濃厚で、登場人物は少ないけれど”お兄ちゃん”と”ともこさん”の関係などはとてもいいんだな。いやこういう関係がわかる年になったってことか・・うん。しかし、この”お兄ちゃん”の立ち位置がどうしても気になる。東京なのに、おもっきし大阪弁なもんでその風貌といい、ぎりぎりのところで笑いにコケるとこなどは、まっちゃんの”大佐藤”に重なってしかたがなかった。意識してたのかな~・・そりゃないか。まあそれはさておき、パンフレット見ながら思い返しているとタイトルがとってもいいですよね。妙に納得しました。同時上映された”TOKYOレンダリング詩集”。なんだかよくわからなかったが、やっぱりもっともっと見たかったです。
[映画館(邦画)] 6点(2009-04-14 23:46:18)
99.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
いや~かな~りスケールアップしてますね~。全米を巻き込んじゃってます。そしてマクレーンの身のこなしや不死身っぷりにも老いを前に進化が伺えますね。とんでもなくアクロバティックな動きを見せるF35のロックオンを三度もかわす様は神懸り的でした。でもハイテク機器は凄いのですが、敵の強さがあまり感じられなかった。ターミネーターみたいなのが出てくるが以外にあっさりやられてゆくので対人間ではちょっと消化不良です。唯一、FBIに化けた綺麗なおねえちゃんが頑張ってまいしたが。でもそれ以上に合衆国政府が情けなすぎるのが気に掛かりますね。いくらなんでもこれはないでしょう。やり過ぎです。どっかんどっかんの連続で飽きはしませんが、規模がでかすぎて収集が付かなくなってるのが残念です。やはり一作目くらいに程よくコンパクトなほうが良いですね。あとファレル君のボソッというセリフが面白いです。ブルース・ウイリスのこと「ハゲ」っていったりしてまいした。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-15 21:55:16)(良:1票)
100.  東京兄妹 《ネタバレ》 
切ない。画もきれい。音楽もよい。でもなんだこのシュチュエーションは。「みゆき」のような展開をみせるのか、はたまた別の展開が用意されているのか期待してみていたが、ほとんど何も起こらなかった。生活感を出すためなのはわかるが、冒頭の無意味な妹の入浴シーンや緒方直人があの童顔で、ちゃぶ台の上の冷奴を瓶ビール片手につっついたりするもんだから余計に違和感が出る。若くして両親をなくした兄妹という設定はいいんだけど、昭和30年代の年季の入った夫婦のような佇まいはどうも馴染まない。その上、兄を想う特別な理由でもあるような献身的な妹がある日、男の元へ出てゆくのも解せない。行って戻ってでは市川監督らしくない。結婚を先延ばしにする兄への想い的なものがほしかった。ただ妹の心象変化として喫茶店でのシーンなどはうまさが光る。背筋をピンと伸ばした硬い姿勢から、ある時フッと背筋を崩す描写などは見事。細かいところでは市川監督らしさが覗えるのだが、ラストの展開といい、どうも腑に落ちないところも多い。話としては散漫とした印象は拭えません。やっぱり設定に無理があったのかな・・。情緒のある美しい画はまちがいないのだが。 
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-04-12 01:09:24)
000.00%
100.00%
210.77%
300.00%
421.54%
575.38%
62418.46%
73023.08%
84030.77%
91612.31%
10107.69%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS