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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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81.  X-MEN:アポカリプス 《ネタバレ》 
よかったねスコット!おめでとうスコット!! 恐らく自分が知るXメン映画の中で一番扱いが良かったし、ウルヴァリンがカメオ出演程度の出番なので相対的に目立ったといえば否定できないが、それでも自分の力を憎悪しながらもそれと向かい合い、まだまだ非力ながらも精一杯戦う姿はローガンと異なる魅力を感じることが出来た。 CGは圧巻、後半のラスボスVSマグニートとの戦いはCG技術の進歩と言う意味で見ても必見の価値あり。 ストーリーは、『前々作の後日談』だが、『旧3部作時代』のウルヴァリンが『前作』で『歴史改変』を行ったことで生み出されたパラレルワールドと言う、ちょっと分かり難いが、新旧両方の影響を受けて生まれた世界と言う設定は面白い。 その結果か、旧三部作では敵として登場してたキャラが味方になっていたり、プロフェッサーとマグニートの関係が非常に良好だったり、スコットが凄く活躍したりと大胆なアレンジが加えられていてびっくりした(良い意味で)。 細かいところでは、洋画で良く見られる『部下に裏切られた上、その部下に与えた能力で倒される』と言う間抜け要素は控え目(一応間接的に勝利に貢献程度に留まっている)なのもよく、敵のサイロックがとにかくエロかった。 逆にかわいそうなのはチャールズ。車椅子の原因も『流れ弾に当たった』と、一応マグニートとの関係上重要な要素とは言え微妙だったが、まさがあのスキンヘッドすら『事故』だったとは・・・。 敵がチャールズのサイキック能力を手にするべく彼の体を乗っ取ろうとするのだが、『チャールズ!!』とジーンが叫び、彼の体が奪われそうになる超緊迫したシーンで突然ムワーンと毛が消滅していった瞬間噴出してしまった。  総評 このCG技術でもう一度ドラゴンボールを作ってほしい。
[DVD(吹替)] 7点(2016-12-22 05:33:03)
82.  ペット
犬好きは観るべし!!
[映画館(吹替)] 7点(2016-08-13 23:25:57)
83.  ジュピター 《ネタバレ》 
平凡な女の子(地球人)が実は宇宙人(地球人には気付かれてない)の遺産相続人で、彼女を迎えに来た傭兵と恋に落ちたり、その座を狙われたりする。 と結構ベタベタなラブロマンスものですが、遺産相続=血筋とは別にDNA情報が100%一致する者を生まれ変わりと認定し、故人の遺産を引き継ぐ権利がある。なので、一度は故人の遺産を相続した息子2人(このままだと没収)があの手この手でヒロインへの相続を妨害しようとする、と言う設定は結構面白かった。 女性のキャラ付けが良く、上記兄弟の姉は妨害をせず、むしろ世界観解説やヒロインの遺産相続を手助けしたりと、母親を愛していたことが伝わってくる。味方戦艦の艦長も厳格ながら、作戦成功に必要とあらば一度裏切った人間(理由も同情できる)を起用したり、無茶な作戦を立場上静止しながら影で激励したりと男前。そしてヒロイン、突然のびっくり展開に慌てながらも何とか順応しようとしたり、主人公とは両思いながら、立場等を考慮して遠慮する彼の気持ちを汲んであげたりと出来る女性。そして家族を人質に彼女が相続した地球の権利(この設定も好きなヴァンドレッドに少し似ていて嬉しい)を奪おうとする長男に気丈に対応し、自分と家族の命より地球の平和を選ぶ男前。 CGは確かに凄いが、マトリックスみたく独自性は無く単にド派手なだけ。 また、ヒロインの遺産相続を狙う兄弟も手法こそ違えど目的は同じなので、それを順番に解決するために「起承転転転結」と転の部分が似た感じでかつ若干長ったらしく感じてしまった、いっそうの事弟は善人で劇中で兄に諜殺される展開のほうが良かったとも思えた。 あと、ロボット兵器が出るのだが、ファンネルもどきと戦ったりバリアに突撃して故障したりとあんまし格好良い描写が無かったのが残念。  総評 マトリックスと比較するのは流石に酷だが、ド派手なCGを使ったSFラブロマンスアクションとしては十分見て得する出来だった。
[映画館(字幕)] 7点(2015-03-30 17:26:38)
84.  ミュータント・タートルズ(2014) 《ネタバレ》 
シリーズは旧映画3部と十数年前にやっていたアニメを見たレベルです。 キャラの性格やノリはは映画に近いが、ドナテロが科学マニアだったりとアニメの設定も入っている。 4匹のデザインも各自の武器以外に防具やマスク、その他オプション等細かいところに差異があり個性が強調されていて格好いい。 内容は1作目に近く、亀さん達の血から作れる薬で金儲けを考えている悪科学者とフット団VSタートルズの形式だが、冒頭はお互い相手の存在を知らず直接的な接触は中盤あたりから。ちなみにオカマなタコさんやサイと豚コンビも出ません。 アクションは着ぐるみ(?)とCGが両方おりこまれており、ライダーや戦隊系特撮のハリウッド版と言った感じで大迫力、特に終盤開始あたりのスノーチェイスは必見。 個人的に1番好きなラファエロと2番目に好きなミケランジェロが特に目立っていたのは嬉しかった。 ただし、序盤は部隊説明等もする必要があり、上述したようなド派手アクションは後半からなのでちょっと退屈。 また、ストーリー展開や設定(フット団の目的等)に関して、良くも悪くも非常に「軽い」ので、重厚なストーリーやメッセージ性を期待している人にとっては得られるものは無いと思う。 また、ドナテロにも最後のキーマンとして活躍があったのにも関わらず、最も、というかほとんどソロでの見せ場が無いレオナルド。サクロプスしかり、アメコミ世界のリーダーは地味系なのか?「刀」と言う最も熱い武器なのに、ウルヴァリンの爪みたく、それを活かした活躍もなし(むしろ4人の中で1番弱そうな棍棒が武器としては一番活躍してた)。 総評 良くも悪くも分かり易いアメコミ映画。全体的な派手さもマーブル系映画に比べると地味だが、キャラクターと着ぐるみアクションの部分でしっかり差別化はできているので、軽い気持ちで見に行けばそれなりには楽しめると思う。 
[映画館(字幕)] 7点(2015-02-14 18:44:48)
85.  ゴーン・ガール
特別前夜上映会にて視聴。  これから本作を楽しもうと思うなら、絶対ネタバレ無しのレビューだけ見ることを強くお勧めします。 ・ここまで見事な「起承転結」演出は本当に久しぶり、しかも単純な4区切りじゃなくて「承」以降はその展開一つ一つも目まぐるしく転がるので本当数分先すら予想できなかった。 ・そして、「起」の部分だけ見せて、視聴者に良い意味で間違った本作のイメージを持つようにミスリードを狙った予告にし、見事視聴者の度肝を抜いた(少なくても自分は)広報の手腕にも賞賛。予告も作品の評価を上げる材料になることを十二分に実感できた。 ・「結」にいたっては、最悪の「こんなこともあろうかと・・・・」に思わず絶句。  総評 最後だけ見れば、一人を除き全員が何かしらの「利益」を得ているので、バッドエンドではなく、最後のワンカットで見事に「背筋も凍るハッピーエンド」を魅せられた。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-11 21:31:44)(笑:1票) (良:1票)
86.  インターステラー 《ネタバレ》 
現代の技術で他惑星移住を目指すガチガチの内容を期待していたら、「勝手に棚から落ちる本がモールス信号になっており、脱出計画基地の場所を教える」「遥か彼方には突然できたワームホールを通る」と序盤から色々雲行きが怪しくなってきた。 あと大げさに演出せず、ジワジワと滅亡が迫っている雰囲気を出したかったと思うのだが、それにしても「地球の危機感」が全然伝わってこなかった。 ところが不思議と面白い、特に宇宙に旅立ってからは、重力の影響による時間進行の差を利用した演出が面白い。細かい科学考察も、物理をかじったかSFに興味ある程度なら突っ込めるほど詳しくないので内容を理解しつつ楽しめる(例:僕)。 あと2Dながら映像や音楽と言った演出が非常に秀逸で、各移転惑星候補も魅力的に描かれていた。 そしてなんといっても一貫して込められていた「橋渡し」と言うメッセージが盛り上がる場面で登場し、最後の「父親→娘→人類→娘(老)→父親」が、細かい疑問点など吹っ飛ばして感動に導いてくれた。 総評 3時間の長丁場も納得のSF(?)ヒューマンドラマだった。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 12:24:10)
87.  アフター・アース 《ネタバレ》 
『宇宙船が事故り運悪く人が住めなくなった地球に不時着、怪我した父親の代わりに息子が、救難信号発信機を取りに行く』的なアクションゲームの様な構成で、テンポ良さや原生動物や毒、自然の脅威、脱走した宇宙怪獣と言った様々なアクシデントも合わさり飽きずに最後まで楽しめた。 父親は意外と息子想いで、息子も反発こそするが、父親に認めてもらいたいのと過去の後悔からきており、二人とも予告よりも好感が持てた。 特に良かったのは、本作のテーマである『親子の絆』と『恐怖』に対する演出。 『絆』は細かい演出に加え、二人の通信状況を変化させる(序盤は会話可能、中盤通信途絶、終盤会話不可だが父親は息子の姿を見る事は出来る)事により、少年の成長を実感しやすくしている。 『恐怖』も少年のトラウマや未知の惑星、恐怖を感じ襲ってくる敵と多くのギミックが用意され、父親との会話(『危険』は存在するが『恐怖』は自分の中にしか存在せず現実には存在しない)や、恐怖の対象に命を助けられたり克服できる準備が施されている。 所々現れるいろんな『家族』。自分が昔命を救った部下にされた感謝の行動を、自分命を救ってくれた息子に同じようにする。終盤の恐怖を克服する演出が父親とは対照的にすることで、決して彼が英雄の息子で彼と同じ方法で恐怖を克服したわけではないと言う柔らかな『差別化』等々細かいながらも繊細かつ丁寧な演出が随所に見られた。 大鷲や目が見えないのに器用過ぎる宇宙怪獣等気になる点もあったが、それらもしっかり演出として機能しているので、結果的に多くがプラスマイナスプラスに働いている。  総評 真新しい設定や謎は無く毛色も違うが、上述した細かい演出やテーマを扱いつつサバイバル系エンタメ作品としても及第点は越えており、シャマラン作品の中では第6感に次ぐお面白さだった。
[映画館(字幕)] 7点(2013-06-22 12:40:29)(良:1票)
88.  ラストスタンド 《ネタバレ》 
 スクリーンに登場したシュワちゃんを見て『細っ!小さっ!老けたなぁ!』と、明らかな加齢とブランクに驚愕したが、『元LA麻薬捜査官現平和な町のベテラン保安官』な役所がそう言った印象にマッチはしていた。  話は麻薬王が護送中脱走、メキシコへ越境準備中の彼の手下を捜査中見つけてしまい、色々あって援護も無い状況でその目論みを阻止するために戦う・・・といった良くある設定。  アクションも、マトリックスの様なド派手なCGや爆破も、ジャッキーの様な神業格闘も、ブラックホークダウンの様なリアリティも、アイアンマンの様な格好良いギミックも無く銃でドカドカで撃ち合うと言う、悪く言えば20世紀後半に良く見られた『古典アクション』・・・なのだが、例えば敵を倒す場合も『仁王立ち二丁拳銃で敵の弾は当たらずコッチの弾は当る』的ご都合無理矢理は多少無くもないが、映画としての見栄えを考慮すれば気にはならないし、基本はチームプレイや不意打ち等、そこそこ派手且つギャグ混じりでしっかり勝てた理由付けがされているので面白かった。  他にも全体的に(特にラストの銃撃戦が)どこか西部劇を思わせる様な雰囲気作りがされており、そのおかげで上述した話やアクションも『古臭い』のではなく『昔懐かしい』と言ったイメージが持てるように工夫されており、仲間の敵討ちと正義のため立ち上がるベタなシーンもしっかり盛り上がれました。  白熱してる銃撃戦も含め所々入るギャグも全部ツボ、特に鉄の兜と盾装備してマグナム撃ちまくってた兄ちゃん最高。  グロ表現も多少あるが、ランボー4やドライブに比べればそこまで酷くない。  難点としては、麻薬王と言う凄い肩書きの奴の脱走劇なのに、FBI敵組織共に起こすアクション(追跡、妨害)や動く人間が非常にショボイ(敵味方雑魚合わせて20人いなかったと思う)。  あと最後は夕暮時の早撃ちでも良かった気もするが、それだと西部劇っぽくなり過ぎるから格闘戦で正解だったかも。  総評  そう言った姿勢は悪い事ではないが、たまにある『自分の実力以上の超大作を作ろうと無理した結果空回り終わった』作品のような虚無感はなく、技術や肉体の衰えを自覚し、そんな自分が主演でも面白いと感じてもらえる作品を作ろうと言うスタッフ、キャストの謙虚さと、『衰え=古風=魅力』と感じてもらえるよう演出し、見事成功している古き良きアクション映画でした。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-28 00:42:46)(良:3票)
89.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 
『悪徳オークション主催者の依頼でお宝を盗むプロフェッショナルが良心に目覚める』と言った内容。  依頼主とジャッキーの立ち位置こそ違うが、終盤冒頭までは不法侵入や秘密道具を駆使した情報収集とお宝探しに盗賊との戦闘と、プロジェクトイーグルを彷彿とさせる内容で(実際オマージュ的シーンも豊富)楽しめた。 しかし、終盤の『良心に目覚める』から悪党退治までが唐突過ぎ且つスケールがダウンしてしまい、それに合わせ面白さも尻すぼみになってしまったのが残念。 ただしアクションは相当気合が入っており、パッと見た限りでは露骨なワイヤーアクションも無く大迫力かつコミカルな格闘もバッチリ。批判した終盤もアクションは十二分の出来なので眠くはなりませんでした。 総評 ストーリーに期待するのではお勧めしませんが、ジャッキーの代名詞である超絶ながら所々笑えるアクションを期待して見に行けば後悔は無いと思います。 てか普通に60歳近い人がこんな凄い動き良く出来るなと感心させられます。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-14 00:19:24)
90.  アシュラ(2012) 《ネタバレ》 
原作未読です。  『飢え』をテーマに人間の狂気を描く、と言えばこの手のドラマ系の作品にはたまに見かけるが、主人公とその他理性ある人間がある時を境に入れ替わる瞬間の演出が良い(野性児ゆえに主人公は飢えずにすんでいる描写が挿入されており説得力もある。)  グロとエグい演出こそあれ、『成長』や『恋(?)』等を含んだ一種のジュブナイル作品として見れなくもない。  ただ内容は区切りこそ付いているが『序章』感が強く(火の鳥で言うと鳳凰編で我王の子供時代か、大きくなって村から逃げ出すあたり)、面白いだけに『え、終わり?』と言うあっけなさもあった。
[映画館(邦画)] 7点(2013-04-06 22:51:21)
91.  アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 
 ギャグ混じりのB級映画化と思いきや、意外や意外、真面目に不良少年達が暮らす団地に侵入してきたエイリアンとの戦いを描いていた。  一応エイリアンが団地に侵入した理由や、特殊部隊が出動していたので恐らく大事にはなっていたがスポットを当てていないだけ等ある程度話に整合性があり、それなりに集中して見れた。  主人公達は十代前半から中頃なので全員無事に終わるだろうと思ったら結構死んだのは『低年齢登場人物=死なない』が映画のお約束なためか凄く新鮮だった。  総評  かなりダークだが、『レガイヤ伝説のCMみたいな映画』と聞いて興味を持てれば見てみる価値はあると思います。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-10 22:07:12)
92.  ネイビーシールズ(2012) 《ネタバレ》 
『内偵中のCIA職員がテロリストに拉致された。救出のためジャングル奥地の敵アジトに乗り込み救出に成功。事件は解決したかに思われたが、職員が掴んでいた情報により事態は一変する・・・』 実際の兵器や元本職の方が出演と聞き、正直リアルな銃撃戦だけを期待して観たが、ソコ以外も結構面白かった。 捕虜の得た情報を基に空と海と陸と世界を股に掛け、時には偵察のみで、時には実力で事件を追い敵を追跡し、『CIAからの情報で・・・』みたく突然キーワードが降ってくる事無くしっかり話の進展が順序良く行われ、少しずつ事件が大きく凶悪になっていく様も盛り上がりをしっかり意識していた。 戦闘シーンも多すぎず少なすぎず、会話や情報収集等でダレそうな時に無理なく挿入されており構成も良い。 期待していた銃撃戦も迫力満点。あまり詳しくはないが、動きに説得力の様なモノがあり、時折主観にカメラが切り替わりFPSっぽくなったりカメラワークも上手い。 難点を言えば人間間のドラマパートがあまりなく、敵味方合わせても隊長と副隊長位しか掘り下げがされず感情移入しにくかった。 総評 ブラックホークダウンから戦闘時間を減らした代わりに調査や情報収集と言ったドラマパートを加えた感じ。 ただし減らした戦闘と増やしたドラマの交換率が10:7位(上述したがキャラ付けに関してはブラックホークの方が成されていた)なのでその分がマイナス要因。  あと少し尺を伸ばしても良いから、敵味方共に人間メインのドラマを加えて欲しかった。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-02 22:24:59)
93.  レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 
 フルメタルパニックや沈黙の艦隊等、潜水艦が出てくる作品で見たことあるシーン(時系列的にはこっちが元ネタですが)が随所に見られ、実際そう言った作品がオマージュしたくなる気持ちが分かる位面白かった。  所々突拍子な考えや上手くいき過ぎている感は無くもないが、尺を考えればやむを得ないと思うし、それらが気にならないよう米ソ様々な場所にシーンを切り替えることで全体に緊張感を持たせつつテンポを損なわないようになっており最後までダレる事無く観れた。  また、メインからモブまで登場人物が時々発するウェットに富んだ台詞回しが、本作全体が張り詰め堅苦しくなり過ぎないように清涼剤として機能しており、そう言った台詞が言いそうなキャラにちゃんと仕立て上げられているのは素晴らしい、特にダラスの艦長はお気に入り。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-01-02 19:11:35)
94.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》 
 ホームレスの黒人が路上で殺された事件を追うジャーナリストの主人公。時を同じくして、友人の部下が地下鉄に撥ねられる事件が発生し、結果浮気が明るみになりスキャンダルが彼を襲う。友人を機に掛けながら取材を続けていると、死んだ黒人の携帯履歴に地下鉄事故で死亡した女性の番号が、やがて二つの事件は大きなとある兵士派遣企業と国家の間で巻き起こっている陰謀に向かって少しずつ近づいていく・・・。  と言った、サスペンスモノとしては割とベタな内容。所々上手くいきすぎると感じてしまう部分も無くはないが、それに関しても最低限の前振りはされており、主人公の取材によって物語が少しずつ進展していく過程を、程良いテンポと所々入る緊迫した場面により最後まで緊張して観られた。  ただ終盤に関しては結局関係者が自身の保身を捨てて独白してしまい中盤までの努力の大半が徒労に終わってしまったと言うのは少し勿体無かった。  ラストのどんでん返しは賛否両論だと思うし、ベタ過ぎるので、もう少し伏線やミスリードを行った方が良かったかな。  それでも。『企業』と『個人』、『利益』と『愛国心』等差異はあるがどちらも己の『正義』を貫きその結果死亡した人(これも『数百人』と『数人』と言う差異あり)に対して『表面的とはいえ『ベストを尽くした、尊い犠牲』と認める』かたや『部下の暴走であり殺す気はなかった、自分に非は無いと認めない』と言う最後の最後で大きな差を付けたのはとても面白かった。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-12-23 21:07:42)
95.  メリダとおそろしの森 《ネタバレ》 
 劇場アニメと見れば秀作、ピクサー作品として見れば佳作。  終盤入る王女の演説が唐突過ぎる気がするが話は良くまとまっているし、相変わらず画は綺麗で良く動き迫力もある。  地味ながら『悪人が一人もいない(魔法使いや凶暴熊も悪気自体は無い)』と言うのも童話を意識していると考えれば上手い構成だと思う。  ・・・・のだがここら辺はいつものピクサーなら当り前で、そこにいつも入っている『もうひと工夫』が無い。  個人的にもう少し女王が熊になって王女と共に過ごす時間を長めに取り、友達感覚で過ごす内に『友情』が芽生え『愛情』に変わっていくようにすれば良かったかな?  ただ上述したように、ピクサー作品と言う理由でどうしてもハードルが高くなってしまっているだけなので、十分面白いですし、ファミリー向けとしては押さえる所は押さえています。  本作だけなら『6.5点』位だが、お馴染み短編の『月と少年』が思わず声を出して唸ってしまった。星関連で『映画ドラえもんの土星の輪で昼食』『ドリームワークスの月で釣りをする少年』等の演出が好きな方なら必ず気に入ると思います。  なので+1点の五捨六入で7点。
[映画館(吹替)] 7点(2012-07-23 20:29:03)
96.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 
『キザったらしくないボンド』と『誠実バツイチな英国紳士』と言う二人の『負けず嫌い』がCIAの職権乱用しまくって好きになった女性を取り合うと言う、予告編通りの内容でした。  なので予告編を見て興味が出たり、あとは『トゥルーライズ』でシュワちゃんが奥さんの素行調査をしているあたりのシーンを面白く感じた方なら見て損は無いと思います。  二股かけるヒロインに関しても、過去の経験やオバサン友人、そして現状に対する罪悪感等不快感を抱かれないように調整してあるのも良かった。二人に駆り出される局員も出番こそ少ないがしっかり個性を付けており、そんな良いように振り回される彼らに『ご苦労さん(笑)』と一言。  オチに関しても想像はできたが、本作の場合そこに至るまでの『過程』を楽しむものなので良しとしましょう。  細かい所では場面の移り変わりやカメラアングルなどの演出関係も概ね良好で最後までダレる事は無かった。  難点があるとしたら、折角CIA局員と言うスパイのエリートなのに使用する機器が盗聴器や衛星カメラ、無人機等とありきたり過ぎだった。むしろそんな事にCIAの技術をフルに動員するとかの方がより馬鹿っぽくて良かったと思うが、ただ「個人の権限で行えるのがコレが限界だった」と考えればリアルっちゃあリアルだね。  もう1つはラスボスのギャング、先ほども書いたが本作はコメディなので真面目なシーンが少ないのは仕方ないが、それにしてもあっさりし過ぎ。序盤二人に仲間を殺され復讐を近いヒロインを誘拐して・・・と思ったらものの五分で取り返されすぐに退場。活躍はおろか『そもそもアイツはどう言った犯罪者なの?』と言う所すら描写無しなのでむしろ可哀そうになってきた。  総評  良い意味で予想通りの作品でした。ただ上述したように予告を見たりしてあまり興味をひかれなかったら視聴はお勧めしません。  私の場合ドストライクだったのでちょっと甘めの高評価になっていますのでご注意を。
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-21 00:18:30)(良:1票)
97.  第9地区 《ネタバレ》 
 なんか昔社会の授業で習った様な関係を人間同士で無く『人間とエイリアン』に変えたのは『エイリアンが当り前に存在する世界』と言う設定と合わせ中々斬新に感じられた。  『エイリアンにあんなひどい事するなんてあの兵隊や科学者最低だな→いや、あんたら同じこと人間にやってたから』と言った皮肉なのでしょうか?ただそうやってエイリアンに同情が集まり過ぎない用気色悪いデザインにしてあったり、人間とエイリアンから観た世界を説明し不運に見舞われる主人公もやたらヒステリックかつ自己中心的な性格にする等、誰かやどこかに好感を持たすこと無く、一歩離れた所から中立的な視点で観賞させようとしている演出が施されている。結果本作に含まれている皮肉(ブラックユーモア)やメッセージの様なものを気付きやすくしているのも上手い。  所々にグログロなアクションを入れることで変に説教臭くなることもなく、かつダレそうな内容に刺激を与えるスパイスとしてしっかり機能している。  『メッセージ性』『ドラマ性』『娯楽性』と言ったまとめ難い要素が上手に料理されている良作。ただ全体的に視覚的嫌悪感を覚えるデザインやシーンがあるので苦手な方はご注意を。 
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-02 01:07:47)
98.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
 『運び屋の主人公はある日1人の女性に恋をする、しかし借金を抱えていた旦那(冒頭は服役中、悪い人じゃない)が脅され強盗をする事になる。しかし雇い主は元々彼らに罪を擦り付けるのが目的で強盗後主人公達を殺そうとする。家族のため苦渋の決断をした旦那の想いを侮辱し、女性まで殺そうとした彼らに主人公は復讐をする』、話だけなら目新しくもなく、悪役マフィアが殺し素人の主人公に壊滅させられる位の規模(構成員10人以下)だったり色々あって良くて5点。  だが『それ以外』が良い。  とにかく『静』を意識した演出が絶妙。登場人物の行動やアクションの合間に良い感じの『間』があり、それが見事に各人の心境やアクションの緩急を引き立てていた。  またBGMも基本無音で『ここぞ!』と言う時だけにこれまた各場面にマッチした多種多様な音楽を使用しており、上述した『間』と合わさり120%そのシーンを盛り上げていた。主人公の決意シーンやカーチェイスも全然派手じゃないのに凄いドキドキしてしまいました。  英語は全然ですが、主人公が訛りみたいのがある英語なのだが、これが彼の『不器用な純粋さ』と言う性格にマッチしていた良かった。  グロはランボーやスターシップみたいな派手グロではなく、包丁で首メッタ刺しやストンピングで頭蓋骨破壊等生々しいグロさですが、予想してたよりは少なかったですし、マフィアたちの必死さや主人公の彼らに対する怒り具合等十分理由のあるものでした。  尺に関しては話が話なのでこれで十分。あらすじに書いた内容をそれぞれ丁寧にそれなりの尺を掛け、且つ主人公の性格等はシーンの合間から『読み取れる』用にして尺を節約しつつ押し付けないようにしてあり、ここでも監督の構成力が光る。  イメージ的には『トランスポーター』みたいなアクションではなく、『貴婦人がヒロインのレオン』といった感じかな。  大金使ってCGゴテゴテにしただけの映画(それが駄目とは言わないが)とは一線を画する、『娯楽』ではなく『芸術』として観れる映画でした。そう言う意味でも子供とかは退屈してしまうと思うのでR15と言うのは『この映画の凄さを理解できる年齢』として設けてあって良かったと思う。  ただ前述したようにストーリーは本当つまらない。監督としての能力は文句無しなのでもっと面白い話を書ける人と組んで今後も活躍してほしい。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-31 23:17:44)(良:1票)
99.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
 戦史の知識は『ジパング』と『ウィキペディア』を流し見した程度しかなく史実との整合性はわかりませんでした、でも『映画』としては良く出来ていました。  まず構成が上手く、大東亜戦争海戦前から戦死までをメインの山本五十六以外に戦闘機パイロットと新聞記者をサブに設け、さらに日常パートや作戦会議、戦闘等を間々に入れる(このタイミングも良い)ことで2時間以上の尺をダレずに見れた。  戦闘シーンこそ流石にハリウッドには負けるが、挿入するタイミングや尺を短くしたりする(山崎ヤマト見たく艦橋グラグラばっかみたいな小細工も無かった)ことで、『邦画』にしては一定水準かそれ以上の質を保てた。違ってたらすみませんが、所々ミニチュアを使っており、チャチと言うよりは昔の特撮映画を思い出せましたし、CGとは違った邦画らしい雰囲気で良かった。  後はBGM、最近の駄作みたくバンバン使用せず、基本は無音でここぞと言う所で挿入するので盛り上げ方が上手い。  新聞記者の上司や南雲指令等主人公達とは異なる考えの者たちに対しても、部下の元に赤紙が届いたと知り泣き崩れたり、ミッドウェー海戦後山本にお茶漬けを薦められ、それを号泣しながら食べたりと、『主人公の敵対者』ではなく『彼らなりに一生懸命だった』と言う演出を入れたのはとても好感を持てた。  ただ難点としては真珠湾攻撃の立案から決行までが凄く急過ぎ、できればパイロットの訓練や艦隊集結シーン等あと10分伸びても良いから入れて欲しかった。  あと山本長官が『良い人過ぎる』とも思ったが、まぁ主人公ですし良しとしましょう。  長官の乗った飛行機が墜落した後ゆっくりと画面が空に移り、再び地面を移すとそこは終戦直後の東京と言う展開は良く、その後のエピローグに上手く繋がり、ササッと終わらせるのも間延びせず○。  アクションと言うには迫力が無く映像資料としては説明不足だが、クドさや過剰演出は無く戦争も変に美化せず(あくまで山本五十六を表現する舞台程度に留めている)、構成や演出等と言ったストーリー以外の技法が中々良かったので『2時間大河ドラマ』と思ってみれば十分『あり』です。
[映画館(邦画)] 7点(2011-12-24 13:14:43)(良:2票)
100.  トランスポーター2 《ネタバレ》 
とにかく『良く思いついたなぁ!』と笑えるお馬鹿アクションがテンコ盛り、それだけだがそれだけで十分。 車の底に仕掛けられた爆弾が爆発する  加速して大ジャ~~~ンプッ!!  空中で半回転して車の底部を上向きに  クレーンのフックに爆弾を引っ掛けて解除!!  大爆発!!  着地!!  さぁ反撃だ! もうこれでお腹一杯です♪  『物理的におかしい!』と突っ込んでしまった人に本作はまだ早いので『TAXI』当りで訓練しよう。
[DVD(吹替)] 7点(2011-12-12 21:14:22)
082.67%
1134.33%
2103.33%
3237.67%
44013.33%
5299.67%
65117.00%
75418.00%
84314.33%
9165.33%
10134.33%

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