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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2271
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1061.  恋人はゴースト 《ネタバレ》 
 ベタの王道ラブコメながら、これは感動します。  アイデアそのものは使い古されたものですが、アイデア頼みになっていないのがこの作品の良いところ。  ファンタジーでも、ラブコメでも、細かい設定、エピソードがとても丁寧に作られていて、説得力があります。  『見える人』『見えない人』設定の使い分けは見事。しかも、上手くストーリーの中でその設定を機能させています。  よって見ているこっちは、もやもや、はらはら、どきどき、いろんな感情を織り交ぜながら楽しむことができます。  『同僚』『お姉さん』『友人』『霊能者?店員』『子供達』『嫌なやつ』誰一人として無意味なモブキャラは存在せず、必要な人員としてきれいに配置されているのが大変良いですね。  伏線の張り方も上手。その回収の仕方も鮮やか。『リジー』の呼び名がこんな形で活きるとは。ありきたりでも予測がつかず、どきどきします。  『悲しい話で泣ける話』はたくさんあれど、『ハッピーエンドで泣ける話』はめったにないので貴重かもです。  この作品の魅力はちょっとだけミステリー感があるところですが、その中でも主演二人の絆、これは気になるところです。  ところがその絆ってのがあまりに小さなもの。  これには拍子抜けしちゃいましたが、ラブコメとしては傑作といってよい作品です。  とてもピュアな作品なので、家族で見られるのも◎ですね。
[DVD(字幕)] 9点(2017-04-10 15:17:48)(良:1票)
1062.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 
 安心して観られる王道サスペンスの良作。  序盤から中盤にかけては謎が多く、少しずつ明らかになる事実や証拠をもとに、いろいろ考えながら見られるのが楽しいです。火曜サスペンスと同じノリですね。  で、謎が多いわりに難解ではなく、気楽に観ていても内容がつかめるので、娯楽作品として申し分ありません。  それでいて自分が事件を解決していくような爽快感も感じられます。  相棒に小切手の宛名を尋ねるシーン。  ちゃんとした推理ができていなくても、ここの『間』のとりかたやカメラワークで、何となく相棒が怪しいってわかってしまいます。  でもまだまだ楽しい。『本当に相棒が犯人なのか?』って期待しながら見れるので。  ただ本当に犯人が誰だかはっきりしてしまうと、そっから先は純粋なガンファイト。  しかも1対1。多少の心理的駆け引きはあるものの、う~ん、つまらない。盛り上がりません。くわえて、画面が暗い。よく見えないよー。  まあいつものごとく、こーゆーミステリー系では、どうしても真相がはっきりしたラストの展開が盛り下がりがちです。  最後に一つ。クリント・イーストウッドのロマンスはもーいいって。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-04-09 19:58:17)(良:1票)
1063.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》 
 前作のはまだストーリーがしっかりしていて面白かったのですが、これは子供だましすぎます。  いや、当時の子供であっても、だまされないような薄っぺらすぎるストーリーです。  セリフだって常套句のオンパレード。  もちろんゴジラ映画ですから、そんな高尚なお話でなくて良いのです。  かといって、特撮さえしっかりしているのであれば、何でも良いというわけでもないのです。  『機龍を使うとモスラが人類の敵になる。』  『モスラの幼虫が双子』  何かの伏線か?と思ったのですが、この設定が活きるような展開は見事にありませんでしたね。  アイデア出しっぱなし。もう少し練ってください。  ゴジラシリーズのストーリーってたいしたことなくても、いつも楽しく見れていたのに、今回はちょっと退屈で欠伸が出ます。  子供が一人であれだけの椅子と机を校庭に並べる。そんな展開を平気でやっちゃう脚本。真剣に作った作品とは思えないです。
[DVD(邦画)] 3点(2017-04-09 02:48:46)(良:1票)
1064.  エリザベスタウン 《ネタバレ》 
 いわゆる『人生失敗してもやり直せる。頑張ろう。』という人生応援ソング。  ただ内容を見る限り、仕事で上手くいっていない人は元気をもらえるかもしれませんが、恋愛でうまくいっていない人には、神経逆なでするだけかもしれないですね。  それに、言っていることは正しいのかもしれませんが、なんとなく説教臭い雰囲気がちょっと嫌。  映画としての面白みにも欠ける。  『良い話』をただ『良い話』として見せるのと、『映画』として魅せるのは、違うと思うんですよね。  この作品は、はっきりいって冗長。それでいて工夫もない。もう少し感動を演出しても良いんじゃないかな。  単純にラブコメとして見る分には、面白いと思います。なんたってこの作品のキルスティン・ダンストは魅力抜群。キュンときちゃうシーンだって、結構あります。  ですが冒頭の出だしがあれでは、純粋なラブコメとして見るのは最初から無理なんですよねー。  『ドリューの失敗が世に知れ渡り、そのうえでエリザベスタウンの人たちは、彼とどう接するのか。』そーゆードラマ展開を期待しちゃっていたわけです。私の期待とはちょっと違うストーリーでしたね。  この作品にいまいちノレない理由がもう一つ。この作品は『結果』ばかりを並べすぎです。  『母親は精神安定剤を飲んでいる』⇒なぜ?  『全く靴が売れず、10億ドルの損失』⇒どこが悪かったの?その靴が出来上がるまでのプロセスは一切なし。  『ドリューにやたら興味をもつクレア(キルスティン・ダンスト)』⇒どこに惹かれたの?  などなど、数え上げるときりがありません。  当然それらに対する回答は、劇中一切触れられません。でもそれって手抜きなんじゃ。  どうでも良いシーンが多いわりに、肝心なシーンや説明が抜けている、そんな印象の映画です。  雰囲気がいいだけに惜しい。
[DVD(字幕)] 5点(2017-04-08 00:04:37)
1065.  トリプルX 《ネタバレ》 
 こんなにつまらないアクション映画を見たのは久しぶりかも。  迫力なし。緊迫感なし。セリフは棒読み。  特に、ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、マートン・ソーカスの3人がひどいです。  この3人のセリフが、いかにもセリフなんです。暗記したセリフを間違えないように暗唱しているだけのように聞こえます。まるで感情が伝わってきません。これだったらいっそ吹替えで観たほうが良かったかもしれないです。  そもそもヴィン・ディーゼルが役柄に合っていません。彼の良さが完全に死んでいます。  ヴィン・ディーゼルは『ワイルド・スピード』『ピッチ・ブラック』『リディック』といった代表作で演じたように、アンチヒーローで本領を発揮するタイプです。ちょっとスカした感じが良いのです。  この作品でも、前半は良かったです。問題は中盤以降。正義に目覚めたらだめです。アツくなったらだめです。ヴィン・ディーゼルがアツくなればなるほど、こちらの熱が冷めていきます。  序盤のアクションでスローモーションの多用がありましたが、それもやめてほしい。ジャッキー映画じゃないんですから。  『どう?このアクション凄いでしょ?』っていう製作サイドの発表会につき合わされているみたいです。  そりゃ凄いです。でもそれを自分の口から言わないのが粋ってもんでしょ。凄いアクションをさりげなく見せてくれるのが格好良いのに。  ロブ・コーエン監督の作品は、どれも序盤は良いのですが、後半がいつも息切れ気味です。  だから観た後の満足感がいまいち。やっぱりアクションはラストを盛り上げてくれなくちゃ。  何点にしようか迷いますが、『トリプルX』にちなんで3点。  いろんな意味でトリプルプレーです、この映画。
[DVD(字幕)] 3点(2017-04-06 12:34:06)(良:1票)
1066.  サン・ジャックへの道 《ネタバレ》 
 ロードムービーはどちらかと言えば苦手なジャンルです。ここでの評価がよほど高くなければ見ることはありません。  結論から言えば、素直に最後まで飽きることなく見ることができました。  ロードムービーの良さというものを堪能できた気がします。  まず第一に風景。  そして第二に、一緒に旅をする仲間との連帯感。  第三に、旅の過程において変化・成長していく一人一人の心。  第四に、宿や食事、洗濯に歯磨き、買出しなどの、旅先ならではの生活感。  そういったものが、矢継ぎ早に次々と映し出されていくスピード感と心地よいリズムが、この作品にはあります。そう、1つ1つのシーンが短いのがこの作品の特徴ですね。長い長い旅なのに、スピード感があるので、最後まで一気に見れてしまうのです。  小粒なエピソードを、軽快なテンポで見せてくれるので、まさに一緒に旅をしているような感覚になります。  三兄弟の長男社長が、『俺は最後まで旅を続ける』と言ったとき、すごく共感するんです。観ている側も同じ気持ちになれるってのは、ロードムービーとして貴重。  ただ個人的にこの作品で残念な人物が、三兄弟の中で仕事をしていないダメ人間の次男。  飲んだくれ。頭が悪い。自制心がない。人に依存する。平気で嘘をつく。自己中心的。空気が読めない言動、行動。私は、こーゆー人間が一番嫌いなんです。  そんな人間でも、例えば劇中で他人の荷物を持ってあげるとか、心の変化が見られればまだ救いがあったのですが、一切ありません。  むしろ、後半になればなるほど、彼に対するいらいらは募るばかりです。  それに、これは自分の問題ですが、『宗教』『世界史』、本当に疎いのです。  おそらく夢の世界を含め、宗教や哲学的なメッセージが発信されているように感じるのですが、その真意が知識不足でつかめず、残念。  とは言え、誰が見ても楽しめるように作られている作品ではあります。  特に、メインの9人以外の登場人物を頻繁に絡ませる演出は素敵ですね。  これによって、9人の擬似家族の絆が、コントラスト効果によって、より色濃く鮮明に浮き上がる感覚が好きです。
[DVD(吹替)] 7点(2017-04-03 14:11:16)
1067.  リベリオン 《ネタバレ》 
 アクションは素晴らしいのですが、ストーリーと世界観は苦手なタイプ。  こーゆーSFって、よほど上手く作ってくれないと、世界が小さく見えてしまって、いまいちノリきれません。  上手いSFは、劇中で表現しきれない部分を、観る人が自然と想像力で補って、頭の中で世界を広げていく面白さがあります。  この作品では、残念ながら想像力が働きません。だから世界も広がらないのです。  そしてアイデア。『感情の抑制』という非常に曖昧な物差しをもってきましたね。  ストーリーの核となる、『妻』『同僚』『ヒロイン?』の処刑。その理由が『感情規制違反』という凄く曖昧なルールによるもので、ピンときません。本当は悲劇なのでしょうが、悲劇と感じさせるための演出ができているとは言いがたいです。  そして、薬をやめ、感情が戻る主人公。その主人公が取る行動。これが凄い。  『子犬』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  『反乱軍?』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  感情が戻ったのに、仲間を皆殺しにすることにまるで躊躇がありません。  『そもそも論』になっちゃいますが、『感情が戻ったから、現体制は敵』っていう極論は、この作品が投げかけているテーマに対して、あまりに浅はかな『答え』だと思います。  それに、プレストンがやっていることは、ファーザーがやっていることとなんら変わりません。『権力』が『暴力』にすり替わっただけのやはり『独裁』なのです。  『人類総ロボトミー手術』という破滅的なアイデアは良かったのですが、まさにアイデア先行の出たとこ勝負ストーリー。  ただこの作品、アクションだけは飛びぬけて素晴らしい。  あまりにアクションが爽快すぎるので、それだけでも面白かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-04-03 02:21:42)(良:1票)
1068.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 
 さすがピクサー、素晴らしい映像技術。今から14年前にこの映像が出来ているということに、もはや言葉が出ません。  ストーリーは、人間に連れ去られたニモを父親マーリンが助けに行くという一般ウケするアドベンチャー。  道中ドリーやアオウミガメのクラッシュ、ペリカンのナイジェルといった協力者の助けを借りるため、一本調子になりがちなロードムービーを、実に面白くアレンジしています。  また、我を失うサメ、アンコウ、クラゲの大群、クジラ、カモメ、ダイバー、子供など、小魚目線ならではの脅威の描き方が実に上手い。もはやホラーと言っても過言ではないくらい、手に汗握ります。  ピクサーは『おもちゃ』、『魚』、『恐竜』、『動物』とさまざまなものを擬人化しますね。  擬人化が極端になりすぎるとオリジナルの良さを損なうし、あまりにリアルを追求しすぎると夢がなくなりそうです。そういった意味では、この作品の擬人化は適度なバランス感覚で実によくできていると言えそうです。  また、擬人化をキーワードに考えると、『バラクーダ』『アンコウ』『カモメ』など、作中言葉を発しない、もしくは発しても意思疎通のできない生き物が出てきます。コミュニケーションの喪失。そして明らかな敵意のある存在。現実世界に例えるならば、テロリストや北朝鮮のようなものでしょうか。その一方で、本来魚にとって脅威であるはずのペリカンやサメでさえも、コミュニケーションが取れれば、友達や仲間になりえることが描かれているのですが、それは深読みのしすぎでしょうか。  サメのエピソードだけは、あってもなくても本筋のストーリーに影響を与えるものではありません。初めはムダだと思ったものですが、このサメのボス、ホオジロザメは、もしかしてアメリカの隠喩なのかなーって。  我を失い、仲間のサメたちから押さえつけられるホオジロザメ。自国への警告であり、自戒なのか。それともただの私の考えすぎなのか。  『クラゲ』や『クジラ』は自然災害を象徴しているように感じるのです。  魚群の忠告を無視し、結果クラゲの大群につっこみ、その脅威にさらされるマーリンとドリー。  クラゲやクジラに明確な敵意はなく、ただ存在しているだけ。  クジラに飲み込まれ絶体絶命のピンチだったにも関わらず、結果シドニーへとたどりつくことができたマーリンたち。それも、ドリーの言うように、『クジラ』という『自然』に逆らわず、身を任せた結果事態が好転してゆくのです。  脅威にもなれば味方にもなる。まるで自然の厳しさと恩恵を体現しているように感じたものですが。いったいどうなんでしょう。  考えすぎですかね。  
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-03-31 15:05:29)
1069.  スパイダー パニック! 《ネタバレ》 
 『パニックもの』としても『サバイバルもの』としても大変良いですね。  『田舎町』で起きるモンスターパニックというのが、昭和のB級ホラーを彷彿とさせてよいです。  古き良き時代のホラームービーを、最新のCGを使ってハイクオリティなものへと仕上げてくれているのが、嬉しいじゃないですか。  産業廃棄物に汚染されたクモ達が、巨大化し街を襲うという、ストーリーはいたってシンプル。そしてごくごくありふれたもの。ですがそれが良いんです。  『そーゆーのが、久しぶりに見たいんだよね。』って方にはうってつけの映画です。  『ショッピングモールへ逃げ込む』という舞台設定。店にあるもので装備を整え徹底抗戦。ゾンビ世代には嬉しいノリ。  こーゆーのが、結果がわかっていてもわくわくするのです。  また、ジェイソンのコスプレしている人がいたり、所々で歴代のホラー映画への愛を感じさせてくれる作品。  『新しさ』や『深さ』を求める人にはまるで向かない作品ですが、昔のホラー映画を何度も見ちゃうような人であれば、まちがいなくはまる作品です。  まあホラーと言いながら、全然怖くはないので、少々かったるい感じはしますけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-31 12:04:59)(良:1票)
1070.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 
 大変良い。  身の程をわきまえた地味なストーリー。  小規模なフィールド。  こじんまりとしたパーティー。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出てきません。それでいてちゃんと怖い。  疑心暗鬼になる人々。  いざとなったら自分以外の人間を、見限り、見捨て、必要であれば殺しも厭わない。  そんな人間の性(サガ)を、こんなB級作品でもしっかり堪能できます。  サバイバル感もあり、パニックムービーとして大変面白いです。  ホラー映画ならではのスプラッタ描写も、適度なバランスで良いと思います。悪趣味になる一歩手前ですね。  パンデミックを予感させる終わりかたも、お約束ですが大変良いです。  パニックホラーのエンディングはこうでなくては。  古き良き昭和の香り漂う、エンタメホラームービー。なかなかの良作だと思いマス。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-28 06:58:36)(良:1票)
1071.  ゴジラ×メカゴジラ 《ネタバレ》 
 この作品の成功の最大の功労者は、なんといってもゴジラにあります。  彼は何年も『メカゴジラ』もとい『機龍』の完成を待ってあげるのです。  そして、『機龍』が完成されると、その完成セレモニーの最中に登場し、『機龍』と戦ってあげるのです。  この完璧なタイミング。26作目にもなると大ベテラン。完全に空気が読めています。  こんなに人類の都合に合わせてくれるなんて、彼は本当に人類の敵なのでしょうか。  とまあ、冗談はさておき。1990年代の同名作品と比べ、ストーリー、ビジュアル、全ての面においてスケールアップしています。  音響効果も素晴らしく、これぞまさに特撮映画を見たという満足感に浸れます。  また、主演の釈由美子演じる茜さんが素晴らしい。  前半、ゴジラの犠牲になる隊員がいます。そのことで茜を恨む隊員がいます。責められちゃう茜。こーゆー人間ドラマの部分がゴジラ作品にしてはいけてます。  宅間伸は少々過剰演技気味な気がします。  ゴジラ松井はジョークのつもりか?  アクションは良い部分と悪い部分の落差が激しいですね。  メカゴジラもとい『機龍』のアクションはなかなか良かったと思いますよ。  搭載兵器が多くて、私みたいなマンガオタクの心をがっちりつかんできます。  それに対してゴジラのアクションはやや物足りない。棒立ちで攻撃を受けるシーンなんてがっかりです。  最後に一言。  ゴジラのおたけびに暴走を始める機龍、最高でした。  まんまエヴァンゲリオンのパクリですが、パクリでも何でも、こーゆーの好きです。 
[DVD(邦画)] 7点(2017-03-27 11:33:56)
1072.  ポリーmy love 《ネタバレ》 
 なぜ出会ったばかりのポリーにそこまで夢中になれるのかがわからないため、ルーベンにまず共感できません。  寂しさを紛らわすためだけに、次の女に手を出しているように見えて仕方がないのです。  つまりは、ポリーである必然性が感じられない。もし会場で偶然出会ったのがポリーではない誰か別の女性であれば、その人にも同じようにアタックしたのではないでしょうか。  で、個人的には、ポリーにもそこまで魅力を感じることができません。  つまるところ、ヒロインには魅力が足りず、ルーベンには共感できないのです。  コメディとしてはどうでしょう?私は過剰な演出があまり好きではないので、この作品のコメディは肌に合いません。  下ネタも多く、下ネタが苦手な人にはウケないと思います。  これは作品の出来の良し悪し以前に、完全なる好みの問題です。  ちなみに、私の嫌いなシーンベスト3。(本当は10くらいあるのですが・・・)  3位。サンディがルーベンの代わりに会議で熱弁をふるうシーン。  2位。ルーベンがサルサを踊るシーン。  1位。ルーベンがトイレをつまらせるシーン。  もちろん、面白い部分もあるのですが、大筋のストーリーや全体のバランスを見ると、この作品は大して面白くないと思います。  ラストは一応ハッピーエンドなんでよかったのですが、なんとも煮え切らないまま終わったのでやや消化不良です。
[DVD(字幕)] 5点(2017-03-26 12:06:29)
1073.  コラテラル 《ネタバレ》 
 普通のタクシー運転手が、殺し屋の仕事になぜか付き合わされる物語。  この『なぜか』の部分の説得力が弱く、多少強引な展開ではあるが、許容範囲。  登場人物が多すぎないのが良いですね。自分好みです。  それに大部分はヴィンセントとマックスの二人が中心となっているため、変に凝ったサスペンスよりすっきりして見やすいですね。  ただ、シーンとシーンをつなぐ『タメ』のようなものが長すぎて、ややクドイ。  そーゆー雰囲気を作りたいのはわかるのですが、中だるみを引き起こす原因になっているような気がします。  ストーリー自体は、ある種の哲学を感じますし、何かのメタファーなのかなって思う部分もありますが、やはりシンプル。  こーゆーストーリーであれば、変に間を置かずに、テンポよく進んでいったほうが良かったんじゃないかな。  要所要所のアクションは瞬殺パターンが多くて好き。迫力があるし、サスペンス色が強くなります。  ラストの攻防も見事でしたね。  こんなに怖いトム・クルーズを見たのは初めてです。  特に地下鉄での『降りたいけど降りられない。』という状況の作り方がうまいです。  いたってシンプルな構図だけに、緊迫した雰囲気がよく伝わってきます。  総評。中だるみする部分はあるものの、気にならない程度。全体的にスリリングかつサスペンスフルで面白かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-03-25 04:30:48)(良:3票)
1074.  ロボコン 《ネタバレ》 
 落ちこぼれの主人公。協調性のない天才。自分に自信がない部長。やる気のない不良。  どのキャラもステレオタイプで、まさによくある青春サクセスストーリー。  いわゆる『2軍』扱いの主人公グループ。それが『1軍』に勝ち、遂には全国制覇まで成し遂げるストーリー。  漫画、ドラマ、各ジャンルで何十回と使われているプロットでしょう。  唯一今までと違うのは、そのステージがロボコンということです。  つまりはスポーツでもなければ音楽でも芸術でもない。  これはカテゴリーでいうと、『お勉強』というある意味新ジャンルの開拓ではないのか。  今までに踏み込んだことがない題材だからこそ、ストーリーはこれくらいシンプルかつ王道なほうが、この世界に入り込みやすいというものです。  そして何よりこの作品、長澤まさみがとにかく可愛い。最初はむかつくキャラなんですけどね。中盤くらいから俄然かわいくなります。  小栗旬も何気にかっこいい。伊藤淳史と塚本高史も自分の役割をきっちり演じ、魅力的なキャラへと昇華させています。  ストーリーがシンプルだからこそ、キャラクターの個性が光る作品だと言えそうです。  王道サクセスストーリーは、どのジャンルにも対応できる万能性があります。  個人的には、このタイプは似たようなストーリーでも、いつも楽しく見ることができます。
[DVD(邦画)] 7点(2017-03-23 03:49:47)(良:2票)
1075.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 ゾンビ映画は大好き。この作品も良かったです。  特に、前半から中盤にかけてが良い。  ゾンビ映画の常識を、ちょっとだけスカす、おとぼけ演出の数々。  カフェの外でキスし合っていた男女が、カフェから出ると片方がゾンビ化していたり、ショーンは予兆には敏感なくせに、実際のゾンビには鈍感だったり。このノリってドリフのコントといっしょですね。  後半、パブに立てこもってからは、シリアス色が強くなりましたかね。その一方で、クイーンの曲に合わせてゾンビをぽこぽこ殴っちゃう演出もあり、ちょっとコメディとホラーのかみ合わせが悪くなったような気がします。  コメディだと思って見ていれば、それは『粗』ではなく『演出』。狙ってやっているのだから、良しと思えるし、気にならない。  でも後半、変に作り手の真面目な気持ちが伝わってきちゃうと、粗が気になり始めて仕方がありません。  『窓際に立つなよ。』『言い争いしている場合か。』『結局リズたちのマンションにいればみんな無事だったじゃねーかよ。』  などなど。まあ、いろいろ言いましたが、走らないゾンビを見られただけでも良しとします。  終盤にかけて、仲間が次々とゾンビの餌食になっていく展開にいたっては、従来のゾンビ映画とまったく同じテイスト。もちろん、ゾンビ好きにとって、それはそれで面白いのですが、前半のオリジナリティあふれる演出から期待されるようなクライマックスでなかったことは確かです。  ですが、オチで少し盛り返しましたね。  ゾンビとの共生をさまざまな形で紹介するメディア。こーゆー不謹慎なブラックユーモアてんこもり作品をイギリスが作っちゃったことに、時代を感じます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-22 01:04:33)(良:2票)
1076.  2番目のキス 《ネタバレ》 
 ひさしぶりのスマッシュヒット。笑いあり、感動ありで、ラブコメとしての完成度は極めて高い。  ドリュー・バリモアを可愛いと思ったことはあまりなかったのですが、この作品のドリューは凄くイイ。  明るくて、優しくて、ユーモアがあって、仕事が出来るパーフェクトな女性です。大変魅力的。  対するジミー・ファロン。こちらも良い。凄く共感できる愛すべきキャラクターに仕上がっています。  23年間欠かさず見てきた『レッドソックスVSヤンキース戦』。唯一見逃すことになる一戦が、まさかの世紀の一戦になろうとは。  もちろんリンジー(ドリュー・バリモア)が悪いわけではないし、ベン(ジミー・ファロン)が悪いわけでもない。  ただその見逃したことに対する後悔の気持ちを、言わずにはいられないって心境、よくわかります。  結果、リンジーを傷つけることになり、ベンのもとから去っていくリンジー。  更に後悔することになるベン。  こーゆー悪循環って、『あるある』ですよねー。  この作品は、『レッドソックス愛』と『リンジー愛』をシーソーに乗っけて表現しています。ここが、ラブコメとして大変優れています。  ベンの、『レッドソックス愛』をこれでもかっていうくらい強調しているので、レッドソックスよりリンジーを少しだけ優先するベンの姿に共感と感動を覚えるのではないでしょうか。  良い作品は脇役の面々も良い。  基本的に悪い人は出てこないハートフルな作品。まあ、刺激は少ないかもしれませんが、とにかくテンポが良くストーリー展開が面白いので飽きさせません。  クライマックスの盛り上がりも見事。  自分は野球ファンではないのに、面白かった、これがこの作品のすべてでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-18 13:40:08)(良:1票)
1077.  13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ 《ネタバレ》 
 主人公のジェナは悪い人間ではありませんが、ミーハーすぎて好感が持てないです。  30歳になった自分がどういう人間か知り、変えようとする。根は真面目な人間ですから、理屈はわかります。  ですがその真面目な人間が、ルーシーという悪友の影響だけでここまで変わるものかという疑問は残ります。  人に濡れ衣をきせて簡単にクビにする。自社を裏切り、他社に情報を売る。友人の同僚を寝取る。もはや別人格です。  ストーリーについても苦言をひとつ。  本作のストーリーは、ある種サクセスストーリーのテイストだと思います。  幼馴染のマットと組んで、ポイズ誌の誌面刷新に取り組むジェナ。30歳の自分を知り、13歳の頃の良さに気付く。13歳でしか味わうことが出来ない人生、その思いが反映された誌面。会議で絶賛されるジェナのアイデア。これがサクセスストーリーでなくてなんでしょう。  ここでお約束とも言うべきルーシーの裏切り。ジェナのアイデアはライバル誌スパークルのもとへ。スパークルの広告に掲載されるジェナのアイデア。なんて悲しくて悔しい展開。いったい、ここからどんな巻き返し、逆転をはかるのか。  期待に胸をふくらませながら見ていたら、ここでまさかのタイムスリップ。  おいおい!それは反則なんじゃないか。  のび太くんだって、もう少しちゃんとけじめつけまっせ。  なにもかもを一からやり直せば、そりゃあ未来を知っているんだから上手くいくに決まっていますが、それは『タイムスリップの搾取』です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-16 13:48:36)(良:1票)
1078.  クローサー(2002) 《ネタバレ》 
 途中で主役が入れ替わるのにびっくり。まさかリン(スー・チー)が途中で死んでしまうとは夢にも思わず。  死んだ原因の一つが、妹の軽率な行動と、間接的とはいえコン刑事の執拗な追跡。なので、二人が姉のために手を組むといっても、なんかしっくりきません。  リンとクワン(ヴィッキー・チャオ)の姉妹関係。二人が協力して難局を切り抜ける姿。序盤、そして中盤の見所です。そこが良かったためか、リンが抜けてしまうと、どんなにアクションが凄くても、躍動感にあふれていても、ライバルと手を組んでも、喪失感が邪魔をします。だからノリきれない。  映画としてはテンポが良く、スピード感にあふれ、アクションもキャラクターも水準以上なので、非常に見応えがあると思います。  ただストーリーは浅いわりにわかりにくく、特に警察、黒幕、そのあたりの利害関係やキャラクター同士の相関図は不親切。脚本、設定が上手いとは言えないかもしれません。  恋愛パートは、悲哀を醸し出すのに一役かっているものの、中だるみの原因となってしまっているので、個人的には無くても良い。  総評。映画としては娯楽エッセンス盛り沢山で飽きませんが、ハッピーエンドとは言えないので個人的な好みと合致しませんでした。  あと、字幕でわかりづらいところを確認したくて、一部吹替えで見直しましたが、吹替えのほうがかなり良さそうです。  この作品に関しては、吹替えが断然オススメです。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-15 03:07:27)
1079.  ダブル・ビジョン 《ネタバレ》 
 ミステリー要素の強いホラーであり、サスペンス。  幽霊ものかと思ったけれど、違いますね。幻覚ものは何でもアリになってしまいがちなので好きではありませんが、これは許容範囲。  オチは微妙。今まで一度も出てきていなかった重病の少女が真犯人と言われてもピンと来ません。  それまで面識のなかった少女と主人公刑事。なのに、少女から『先に行ってるわ。ついてきて』と言われて、なぜかいっしょに死んでしまう主人公。まるで意味がわかりません。  そんなオチはともかく、主人公の家族とその過去のエピソードが大分興味をひかれますね。そして家族の行く末。はたしてこの家族はまたもとの仲の良い家族に戻れるのでしょうか。いえいえ、バッドエンドです。心は再び一つになれたのかもしれんけど、死んじゃったら元も子もないじゃん!  とゆーわけで、結末には異議アリです。  でもちょっと泣いちゃったんですよね。離婚まで考えていたのに、死別のシーンで号泣する妻。なくした声を発する娘。こんなサスペンスホラーで泣くことになるとは思いませんでしたが、それくらいドラマ性があって面白い。  生々しい殺害描写やバトルロワイアル的要素もあって、娯楽映画としても楽しめます。デヴィッド・モースとのバディもの的なノリも楽しい。  じゃあ良い映画じゃん、って感じもしますが、何でもかんでも取り入れすぎちゃって、バランスを欠いている気もします。若干ごった煮の雰囲気があるわけです。グロイ描写もありますし、人によっては全く受け付けない作品でしょうね。  個人的には好きな作品です。ただ、ラストはハッピーエンドが良かったですね。    
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 15:41:46)
1080.  ギャザリング 《ネタバレ》 
 周りの人たちから見えているのか見えていないのか。とても曖昧な存在『ギャザリング』=『集まる人たち』。  でもどうやら見えているっぽいし、触れることもできるみたいですね。ただ不死身。  その正体は『キリストの処刑をただ娯楽として傍観してしまったがために、呪いを受けた人たち。』です。  人類の苦悩の瞬間に必ず立ち会わなければいけない運命。  この『ただ見ているだけの人たち』の存在感がなかなかで、肌がざわつくような恐怖感を感じることができます。  設定、雰囲気、なかなか良いですね。ミステリー色も強く好み。  ただどうしてもホラーというにはパンチが弱く、もの足りません。特に、こーゆータイプは、いったんネタが割れてしまうと、最早行く末を見守るだけになってしまいがちです。まあ、それはどのミステリー系ホラーの作品にも言えることですが・・・。  また、ディテールが粗く、アイデア先行の作品には違いないので、そのアイデアが活かしきれていない印象もあります。  とは言え、気にならない程度。やはり、この設定、この雰囲気、そしてクリスティーナ・リッチ、個人的に大好きなので良作です。  最後まで飽きずに見ていられます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 02:56:52)(良:1票)
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