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 > にじばぶ さんの口コミ一覧。56ページ目
にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3239
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1101.  女優と詩人 《ネタバレ》 
1930年代の市井の人々の暮らしを活き活きと描いている。  作品名は「女優と詩人」だが、要するに、成瀬巳喜男が得意とした「夫婦」ものである。 妻が女優をしていて、夫は詩人。 その内実は、女優である妻が収入を得ていて、夫は詩人といっても家政婦そのもの。 妻に頭の上がらない夫が、いかに夫婦生活を送っているのか? その描き方が、今観ても斬新で、面白い。
[インターネット(字幕)] 6点(2012-10-10 07:52:23)
1102.  君と別れて 《ネタバレ》 
なんという切ない話なんだ・・・ 「別れ」をテーマに扱った映画で、これほどまでに哀しい映画は観たことがない。 切なくて哀しくて仕方ない。  主人公の青年の気持ちがよく分かる。 綺麗な女性に頼ってもらい、相談まで受けて、余計に好きになったところで、一方的な「別れ」の通告。 そして、その女性が大切にしろと再三言っている母親を捨てて、彼女と一緒に旅立てない事情。 切ない。 切なすぎる。  これより以前の成瀬作品にはない叙情的な作品で、それ以降の作品ともまた異なった、瑞々しさをも兼ね備えた逸品。 成瀬巳喜男のキャリアの過程で、この時期にだからこそ生まれたであろう奇跡的な作品で、心を鷲掴みにされた思いがする。  電車の中で、チョコレートを食べるシーン。 まるでチョコレートの甘い香りがしてきそうなワンシーンだ。 青春の一瞬の輝きを、見事画面におさめた奇跡的なワンシーンである。 成瀬巳喜男のサイレント作品としては、自分の中で最上位にくる作品。  もう一度、書く。 私はこれまで、ここまで切なくて哀しい「別れ」を描いた映画を観たことがない。 そしてこの作品は、そこに瑞々しさをも兼ね備えている。 あぁ、自分の辛かった頃の青春が甦る・・・
[インターネット(字幕)] 9点(2012-10-07 22:51:43)(良:3票)
1103.  なつかしの顔
戦地に出ている主人が、街のニュース映画に出るということで、家族や近所の人たちが、はるばる映画館まで足を運ぶ。 とてもシンプルな内容で、実にほのぼのとしている。  戦時中だからこそ、意図的なまでにほのぼのとした内容で、それがまた、静かな恐怖を感じさせた。  後年の成瀬巳喜男映画にあるような、感情を揺さぶる激しい演出は鳴りを潜め、家庭で見守る人達の日常を、静かに、そして極めて穏やかに描いている。
[インターネット(字幕)] 5点(2012-10-07 21:16:49)
1104.  クラスメイト 《ネタバレ》 
まるで学校の教科書を読んだような、真面目すぎる内容。 やたらに正義感が強く、おっせかいな美人主人公が、タイはバンコクの街を疾走するといった内容。 随所に都合の良すぎる場面も散見され、色んな意味でイタイ映画。  現代のタイ映画と言えば、映像センスも素晴らしく、内容も多岐に渡るような良作が多いが、この時代はまだまだといった印象。  思ったのは、この時代からバンコクで多発していた売春問題を、真正面から指摘する本作のような作品がヒットしていたにも関わらず、現代においても、バンコクの歓楽街としてのイメージと現実が修正されていないということ。 バンコクが抱える事情は、非常に複雑で根深い問題が介在していると、感じた次第である。
[ビデオ(字幕)] 3点(2012-10-07 17:16:58)
1105.  下女 《ネタバレ》 
古臭さ満天の韓国映画なのだが、現代にも通ずる普遍的な男女間のテーマを扱っている。 韓国映画の古典的名作とあって、外れはなかった。  とにかく女性の恐ろしさと男の愚かさを徹底的に描いている。 ほんとにここまで怖い女性っているのか?と思ってしまうほどだ。 ある意味では、大人の映画と言えるだろう。  男は若いオンナが好きという、どうしても否定できない事実。 「男にとっての若いオンナは、飢えた虎の前の生肉」 という名ゼリフが飛び出す。 あまりに図星過ぎて、余計に飢えた状態になってしまった。  終始シリアス過ぎる展開でひっぱっておいて、ラストのオチはちょっと余計かな、と。 賛否は分かれるところだろうが、そのラストは置いておいても、名作には違いない。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-07 17:15:39)(良:1票)
1106.  不知火海
非常に見応えのあるドキュメンタリー。  水俣病について、どんな歴史教科書を読むよりも、水俣病を学ぶことができるだろう。  映像資料としての価値は存分にある。 何より、水俣病に苦しむ人たちの姿を、映像を通して観ることによって、その実態を知ることができるのが貴重である。  17歳の少女にインタビューする。 この少女は胎児性水俣病と認定された患者さんである。 将来が見えないどころか、現在すら何をしていいかも分からないと、涙ながらに語るシーン。 水俣病におかされた少女が、こういった心境に陥るのは至極当然で、実にこの水俣病というものが、罪深きものなのかを雄弁に語っている。  また、認定すらされず、人知れず苦痛に耐えている人たちもいる。 僻地に住んでいるが故に、水俣病の申請すらできず、日々の苦痛に耐える毎日。 やがて死が待つのみ。 そんな人生の末期に、どんな希望があろうか。 実に悲惨極まりない話である。 行政の怠慢さが原因だとも思われるが、そう単純な話でもなく、監督のやるせない思いが伝わってくる。  水俣病は、過去の事件として忘れ去られるやもしれない。 歴史の教科書をただ暗記するのみでは伝わってこない、悲惨な日本の歴史。 だからこそ、この様な貴重なドキュメンタリー作品を、映像資料として、学校教育の中でどんどん見せていってもらいたい。  2時間半の作品だが、よくぞこれだけの時間で、これだけメッセージ性のある作品を撮りあげたものだ。 土本典昭監督の努力と執念に、拍手を送りたい。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-09-30 23:09:43)
1107.  腰弁頑張れ 《ネタバレ》 
成瀬巳喜男作品群の中でも、初期に属するもので、それ以後の成瀬の作風とは異なる面を見せてくれる。  喜劇をベースにしながらも、喜怒哀楽を無声劇で見せるところなんぞ、小津安二郎の初期の頃にそっくりである。  特に秀逸なのは、後半の父親と息子のやりとりのシーンだ。 父親は家族の幸せを願い、収入を得る為、息子に対し、金持ちの子供たちに謝れと言う。 しかし、息子は悪くない。 当然、息子は謝りたくないと主張する。  「悪くもないのに、お金のために謝る」。 これはすなわち“大人社会”の縮図であって、それが子供には理解できようがない。 それが原因となって、父親と息子の間で衝突が起きてしまう。 その後、息子が瀕死の重傷に遭い、父親は居ても立ってもいられない気持ちになる。  父親の、親として息子を大切に思う気持ちが、短い尺の中で実に深く、そして緻密に描かれている。 貧乏であるが故のやるせなさ、悔しさみたいなものが、ぎゅっと凝縮された掌編だ。
[映画館(邦画)] 6点(2012-09-29 03:08:59)
1108.  くもとちゅうりっぷ
戦中に、こんなほのぼのとしたアニメーションが創られていたということに、まず驚いた。  話は何てことないのだが、退屈はしない。 そして黒い蜘蛛がまた、いい味を出している。 クロンボ差別とみえなくもないが、おそらく気のせいだろう。  この蜘蛛が自身の糸を自在に操り、それをすべらかにアニメーションらしく見せる手腕は凄い。
[DVD(邦画)] 5点(2012-09-28 18:07:13)
1109.  模型の国 《ネタバレ》 
廃墟マニアの聖地、「軍艦島」を描いたホラータッチのドキュメンタリー。 国内最強の廃墟であり、孤島でもある「軍艦島」。 しかも、廃坑直後で、まだまだ生活感の残る「軍艦島」をカメラに収めているので、非常に貴重な作品である。  数年前、この「軍艦島」は一般解放され、関係者や許可を受けた人でなくても、上陸できるようになった。 それにより、この島の廃墟としての魅力は少し落ちた気がする。 少なくとも、神秘的な印象は失せてしまった。 数年前まで一般人は、許可を受けずに上陸する、いわゆる“無法者”という形でしか上陸できなかった「軍艦島」。 その当時は、本当に神秘的なベールに包まれた島で、廃墟としての魅力、孤島としての魅力を存分に放っていた。 その頃が非常に懐かしい。  本作は、そんな「軍艦島」を丁寧に描写している。 しょっぱなからバラバラ人形が出てきたり、音楽が怖かったりと、ホラー仕立て。 ホラー仕立てなのはどうでもいいような気がしたが(笑)、廃坑直後の「軍艦島」を観ることができたのだから、文句はない。  圧巻なのは、「軍艦島」内最大の建造物である、コの字型のビルの映像。 すさまじく魅力的だ。 在りし日の、香港の九龍城を彷彿とさせる凄さ。  この様な貴重な映像を、DVDで気軽に観ることができることは、非常に喜ばしい。
[DVD(邦画)] 7点(2012-09-28 09:53:40)
1110.  アフタースクール 《ネタバレ》 
面白い! だが、観ている者をだます為の演出が、かなりわざとらしい。 常盤貴子の父親役が実は刑事だったわけだが、娘を心配する父親像が描かれる冒頭のシーンは、ただ単に観ている者をだます為だけに作られたものである。  この演出(ミスディレクション)に関しては、賛否が分かれるだろうが、ただ楽しめれば良いという点からはアリだとは思う。  社会的にずる賢く生きている者を、とことん破滅に追い込む怒涛の終盤は、確かに気分の良い側面はあるが、それこそ綺麗ごと過ぎではないか? ずる賢く生きている人間が得をし、真面目な人間が損をする社会こそが、現実の社会であって、本作の描く勧善懲悪な終盤は、それこそ監督の願望に過ぎない。 そう思うと、現実はこうじゃないよなぁ、みたいなやるせなささえ感じてしまう。  大企業の社長は、こんなに簡単には沈没しない。 そして、こんなに社会的視野の広い教師なども存在しない。 色んな意味で非現実的な内容で、映画にだまされることを単純に楽しむ為だけの作品だと思う。  かくいう私も、この作品にフツーにだまされたわけで、正直、それはそれで楽しかった。 まさしく痛快な作品である。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-23 01:27:40)(良:2票)
1111.  適切な距離
悪い意味で、青臭い映画。 全てが未熟である。  だけど、この映画が狙うところの「笑い」のツボさえ合えば、観る人によっては楽しめる映画であると思う。  しかし、私には、その「笑い」のツボが全く肌に合わなかった。 これが最大の致命傷と言ってもいいかもしれない。  「ここは笑いを誘ってる部分なんだろうなぁ・・・」と分かりつつも、まったく面白くも何ともない。 次第に、この「つまらない」が「不快」へと変わっていく。  感性の違い。 これは如何ともし難い。
[映画館(邦画)] 0点(2012-09-18 22:52:52)
1112.  痴漢ドワーフ
痴漢ドワーフより、よっぽどその母親の方がキモい! 特に顔のドアップ! しかも乳まで披露。  そして当人の痴漢ドワーフといえば、女どもが「早く!早く!」と求めているのに、動きが遅い!ノロマ!遅漢ドワーフ!  この映画の最大の魅力、それは独特の映像世界にある。 色褪せた感じのするカラー。 いかにも異国といった風情の街並みと建物。 21世紀に、しかも自宅で、こんなかけ離れた世界を覗き見できたことに感動。 これぞ映画の素晴らしさ、DVDという便利なものの有意性。 異国情緒たっぷりの、スパイシーな変態変人映画の決定版!
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-16 20:10:12)
1113.  薔薇の葬列
オカマ(ゲイボーイ)の歴史を目の当りにしたかの様だ。 ATGと新宿って、むやみによく絡んでくるけど、この作品に限って言えば、新宿が舞台となった必然性を感じることができる。  主演がピーターとは知らないで観たが、すぐにピーターと分かった。 若かりし頃なので、断然美しい。  決して好きとは言えない内容だが、間違いなく力作。 家族写真を何度もチラつかせるが、父親の顔の部分がタバコの火でよく見えない。 そんでもって、あのラスト。 カルトものながら、こうした伏線もしっかりしており、映画としての出来も秀逸だ。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-09-16 16:47:13)
1114.  フェティッシュ 《ネタバレ》 
(どもった様なしわがれ声で)「ガッ、、ブリエラッ、、」  この一声が全て。  好奇心と恐怖心が同居し、時には恐怖心も襲ってはくるが、やはり好奇心が勝ってしまう。 これは私にも経験がある。  よくできたホラー・コメディだが、いくなんでも血生臭過ぎる! 最初から最後までけっこー血だらけ。  鑑賞後、腹がへったので、ローストビーフを食べた。 まずかった。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-09-16 14:15:48)
1115.  アリア(1987) 《ネタバレ》 
少々バラつき感があり、難解な印象もあるオムニバス作品。 その難解揃いな作品群の中にあって、難解な作品を連発してきた“ジャン=リュック・ゴダール”の作品が、一番解りやすかったというのは、ちょっとした驚きというか、皮肉。  本作の中で一番良かったのは、フランク・ロッダムが監督で、ブリジット・フォンダが主演した"Liebestod"という短編。 若き美男子と車でラスベガスに向かい、ホテルで情事を交わし、ブリジット・フォンダが自らの腕を割れた瓶のかけらで傷つける。 これだけの内容だが、これが凄まじい映像美! ブリジット・フォンダが、ラスベガスに向かう車内で、涼しげに髪の毛をなびかせ、哀しげな横顔を見せる序盤から、既に映画でしか表現できない美しさを感じた。 この一本を観ることができただけで、他が駄作でも許せてしまう。 それだけ素晴らしい掌編だった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-09-16 10:47:56)
1116.  機械じかけのピアノのための未完成の戯曲 《ネタバレ》 
これはラストが全て。  そこに到るまでの過程は最悪のつまらなさ。 会話が多すぎる上に、会話の内容もつまらない。 貴族の生活も腹立たしい。 ついでに画質も悪い。  だが、それを一気に挽回するだけのラストが待っている。 階級格差、音楽、哲学、思想、様々なものが存在するが、結局は人を愛する気持ちなのだと。  “愛情”が至上のものであると感じる、渋めの一本。
[ビデオ(字幕)] 5点(2012-09-14 01:32:24)
1117.  穴(1957) 《ネタバレ》 
船越英二は息子よりかっこよかった。 現代劇の京マチ子は、時代劇の京マチ子より、意外と魅力を発揮していた。  この話、クライムサスペンスというより、ミステリー色が強い。 謎解きモノが好きな方には、必ずやお気に入りの一本になるはず。  京マチ子が痴漢に乱暴されるシーンは必見。 船越英二の、飄々としたダンディズムも良い。   ところで、ラストの船越英二のアッと言わせるダイビングは、かの飢餓海峡が影響を受けたのでは?と思わせるほどのデジャヴ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2012-09-06 17:12:35)
1118.  四川のうた
古き物が廃れ、新しき物となって甦る。 中国の四川省成都が舞台。 その時代を駆け抜けた、多数の語り部によって描かれるセミドキュメンタリー。  歴史を刻んだ工場たち。 それらの映像が多数出てくる。 それは廃墟好きには堪らない映像の数々。 それらの廃れた工場を美しく捉えた映像もまことに魅力的で、素晴らしい。  戦争特需により隆盛を極めた時代。 その時代を語る人々の話題も豊富。 一人一人の思い出話が、一つの立派なストーリーとして成り立っている。  監督のジャ・ジャンクーが新境地を見せた作品。 画面に映る人達の生々しい息づかい、そして生活感さえも伝わってくるドキュメンタリー仕掛けな本作は、今までのジャ・ジャンクーとは異なる、また別の魅力が発揮されている。
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-06 16:47:02)
1119.  美しい夜、残酷な朝 《ネタバレ》 
3話から成るオムニバス映画だが、3話それぞれがバラバラの印象。 2話目の三池崇史監督作品はホラー系なのに、他の1話目と3話目はスプラッター系。  まあ、オムニバスとしての一貫性が無くとも、全体的に面白ければそれで許せる。 だが、どれもイマイチ。  かっこいいイ・ビョンホンを観たかったのに、観られず残念だった韓国編。 『オーディション』で、三池監督がホラー映画の力を見せたと思いきや、思いっきりずっこけた日本編。 そして、とにかく悪趣味な香港編。  どれをとっても、不快。 ホラーとかスプラッターでも良いのだが、3話とも不満が残る内容で、出来の良いオムニバスとは言い難かった。
[DVD(字幕)] 2点(2012-08-25 00:12:12)
1120.  リミッツ・オブ・コントロール 《ネタバレ》 
ジム・ジャームッシュはK点を超えた。 ノー・リミッツ、ノー・コントロール。  主人公の黒人俳優。 表情が良い。 姿勢が良い。 歩く後ろ姿が良い。  工藤夕貴が思いの他、美しくなっていた。 髪の毛が美しい。 スタイルと服装が良い。  紙を飲み込み過ぎても、体にはそんなに悪くない。 エスプレッソを二つ注文すると胃に悪い。  そこかしこに散りばめられた映画へのオマージュ。 気づいただけでもちらほらと。 他にもオマージュが沢山あったに違いないが、気づけなかった。 まだまだな私。  久しぶりに会えたクリストファー・ドイルの映像。 BGMも良い。 序盤に出てくるタワーマンションも個性的で印象的。  最期の要塞への忍び込みは不可能。 これ無理。 だけど、ノーリミッツ。  しかし、スーツが良く似合うなあ、この主人公。 極めてクールでかっこよい。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-17 00:07:02)(良:2票)
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