1121. 知りすぎていた男
《ネタバレ》 あの有名なヒッチコックの作品なのだからと、何本かみてきたモノです。本作に至りようやく、結局肌が合わないのねと理解しました。剥製屋の乱闘シーンやホテルの部屋に不作法に入ってくるお客さんのシーンは、おそらく「面白」シーンなのだと思うのだけれど、なんか不愉快だなと思うだけなのですよね。キャッチーなタイトルは、もちろんマッケンナ医師のことを指しているんだと思うが、誇大表現でしょう。「知らなくてもいいことを知ってしまった男」ぐらいだもの。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2016-03-06 07:43:56) |
1122. わるいやつら
《ネタバレ》 物語への間合いが計りにくい作品。戸谷院長。ああ、サスペンスだから、この人が最初に死んでしまう人だなって思ったら、物語の中心人物じゃないですか。しかも、理由の分からないモテさ加減。終始、え、なんでと思いつつ観てました。緒形拳がでてから、ようやく物語が正気に返った感じでしたな。 [DVD(邦画)] 2点(2016-02-14 07:50:44) |
1123. ハンガー・ゲーム
《ネタバレ》 ジェニファー・ローレンスが小学校のとき同じクラスにいた、体育も勉強もどっちもできる女の子のよう。ゲーム上のなり行きにもかかわらず、好きと言われてその気になってしまったかに見えるところや、甲走った感じの正義を振りかざすところとかも。強くてやさしいけど幼い。そんな主人公の造形はよかったと思います。ただなあ。皆さんのおっしゃるとおり、テレビで全世界に放映されているゲームのルールの変更をいとも簡単にやってしまう第13地区のゲームの主催側のありようは、この映画の観客に対する制作者のありようと同じとも言える。いくら何でも、そんなに都合良く物事進めようとすんなよ。 [DVD(字幕)] 2点(2015-11-23 12:51:38) |
1124. 太陽の墓場
《ネタバレ》 興味深い題材なのに、なんか空々しい。最後の暴動もとってつけた的。戸籍の売買も人死にも日常茶飯事の世界なんだろうに。社会派の映画なんだろうけど、これならドキュメンタリーで見たかったという印象。 [DVD(邦画)] 2点(2015-11-03 07:19:47) |
1125. キャタピラー
《ネタバレ》 海外の国際映画賞を狙っていたな。「反戦」っていう錦の御旗ですべてをラッピングしようとしている映画。これでいいと思っているしたり顔がイヤなんだ。 [DVD(邦画)] 2点(2015-10-03 20:00:00)(良:2票) |
1126. ストーカー(1979)
《ネタバレ》 詩的な映画だったような気もしますし、人生のある局面の暗示のような映画だったと思います。なので、響く人には面白い映画なのだろうなと思いました。しかし、いい年こいたハゲのオッサン3人の何も起こらない冒険行に何の感情も起きませんでした。 [DVD(字幕)] 2点(2015-08-22 10:03:02) |
1127. 狂い咲きサンダーロード
《ネタバレ》 うーん。本作は暴走族をモチーフにしているものの、それ自体を描きたかったものではないはず。何にでも噛みつきまくる一匹の狂犬みたいなものをスクリーンに映し出したかったのだと思うんだ。だから、最後の「全国の爆走少年たちへ」ってメッセージは、全くの蛇足。おそらく東映系で配給されることが決まってから追加されたものとみた。当時暴走族は全盛期。そんな大人の態度と作中人物「仁」のやり方と考え合わせて、なんだかなあと思います。南条弘二と北原美智子のパートは、「ハイティーンブギ」へのアイロニー。そこだけちょっと好きなので2点です。ベッドで「億万長者ゲーム」っすか。懐かしい。 [DVD(邦画)] 2点(2015-05-18 17:57:48) |
1128. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 これでいいの?と思ったクチです。大義なき戦争のあと、誰のためなのか分からない彼の国の状況がリアルに伝わって来たのでなおさら。大きなインチキのツケを払わされてる切実な人たち。明らかにワタシの考え過ぎだと思いますが、この人たちをクローズアップすることで、何かが目くらましされている気がします。世の中のマッチポンプを描くのに、これで本当にいいの? [CS・衛星(字幕)] 2点(2014-12-27 19:58:24) |
1129. タワー・ブロック
《ネタバレ》 麻薬の売人、児童虐待、アルコール依存、ネトゲのひきこもり?の人がいました。そんな人間力に問題のある人々が、じっと助けを待つよりほかない状況にも関わらず、持ち前の考え違いを駆使して事態を様々にこじらせつつ、救いようのない結末へと突き進むソリッドシチュエーション・ホラーコメディってのではどうだったのでしょうか(意地悪?)。しかし本作では、ごく当たり前の人が物語の中心に入ってしまったので、一言、つまらなかったです。 [DVD(字幕)] 2点(2014-11-27 06:53:14) |
1130. アメイジング・スパイダーマン2
《ネタバレ》 スパイダーマンを3Dにしてどうしてこんなに面白くないんだろう。アメリカのヒーローモノは、バットマンにしろスーパーマンにしろ、もちろんスパイダーマンにしろ趣のある方に進化していると思ってましたが、本作については、もう完全に先祖返り。昔のアメコミ。大味で他愛ない。ドラマパートがビバリーヒルズ青春白書のものまねをするなだぎ武と友近のようだったのは、吹き替えで見たからだけではなかったと思う。つまりバカっぽいんだ。冒頭の飛翔シーンだけに2点です。【追記】エンドロールに新作映画の一部をザッピングした悪ふざけもたまらなくイヤだった。 [映画館(吹替)] 2点(2014-05-01 22:26:13) |
1131. ばしゃ馬さんとビッグマウス
《ネタバレ》 うーん。これはつまり、ビッグマウスこと吉田監督が、映画の世界を目指していた若い頃に「自分のすべてをさらけ出して」書いた脚本の暖め直しとみた。そうだとすると、「夢」なんてフワフワした言葉がポロポロ出てくるのも合点がいく。しかし、ワタシはそんな小便くさいセンチメンタルはごめんなのですね。一番共感したのは、めちゃくちゃ未練があるけど、それは押し隠しつつ、今の仕事に専心していた彼でした。 [DVD(邦画)] 2点(2014-04-29 20:42:27) |
1132. 地獄でなぜ悪い
《ネタバレ》 監督に洗脳されたがごとく、オーバーアクトする若手俳優。青臭い直裁的なメッセージ。良かれ悪しかれ園子温監督の持ち味だったと思います。しかし、本作についてはそのような気配が皆無。薄い物語の上を血しぶきと鉄砲玉が降り注ぐ。おバカ映画を作りたかったのかとも思いましたが、園子温的生真面目さが邪魔してか、ほとんど(いや全く)笑えませんでした。 [DVD(邦画)] 2点(2014-03-30 01:05:04)(良:2票) |
1133. ブリッジ
ただ、陰々滅々としたインタビューが続くだけの映画。しまいにゃ、寝言いってんじゃないよって言いたくなる。赤の他人の生きていくのが辛い話を延々聞いてやれるほど、こっちは人間ができてないんだ。作り手の熱を全く感じない。まさか、自殺はやめましょうと言いたかった映画ではあるまい。いったいなにが言いたかったんだ。 [DVD(字幕)] 2点(2013-08-24 13:23:58) |
1134. エド・ウッド
《ネタバレ》 名作といわれる「雨に歌えば」「蒲田行進曲」だろうと「映画製作をモチーフにした映画」がどうしても好きになれない。そんなに自分たちの棲んでいる世界を絶賛したり、自嘲したり、愛おしんだりしてどうするの。いやしてもいいけど、そういうのは見えないところでやってくれ。「史上最低といわれた映画監督の、この無邪気な情熱を見よ」とばかりに繰り広げられる本作。ワタシには、エドウッドってやっぱ雑なヤツなんだなとしか思えない。興味本位でもエドウッドの作品は見るのはよしておこう。他に観るべきものがあるはずだ。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-07-22 17:39:34)(良:1票) |
1135. ダイ・ハード/ラスト・デイ
「ダイハード」シリーズの初作から本作までの流れを思い起こすと、何故か、長渕剛氏のデビューから今日までの転身を重ねてしまうんですよ。なんだそれ、って話なんですけど。デビューアルバムで心つかまれてのち。だんだん付いていけなくなって、もはやなんでもいいや、みたいな。そして、最終的にはマッチョが仕上がってるんだ。本作について。ワタシには重機みたいなトラックをひっくり返しただけの作品です。 [DVD(字幕)] 2点(2013-07-05 22:21:22) |
1136. 311
《ネタバレ》 まず監督が4人ってはどうなのよ。そんなの初めて聞いたよ。鑑賞後ネットでみた撮影者インタビューで「とてつもない出来事に対したときのメディアの後ろめたさがテーマである」、と森達也氏がいう。確かにラストシーン。所在なく夕日に照らされる中年4人組に寒心絶えない。しかし、題材が題材なだけに、いまそんなテーマでこれを世に問う意味は何なのか、と憤りを感じる。やはり同じ撮影者インタビューで「この映画をみたお客さんは、私たち(監督たち)に怒りを感じるはず」、と安岡卓治氏がいう。まんまとその通りですよと思いながら、ワタシは正直、森氏、安岡氏ともなんかうまいこと言っちゃって、としか思えない。 [DVD(邦画)] 2点(2013-06-25 19:02:45) |
1137. アウトレイジ ビヨンド
《ネタバレ》 世界のキタノのもとに集い、本作に携わった皆さんは楽しそうじゃのう。黒塗りの車と拳銃に囲まれながら、男だけで和気あいあいと。そんな仕事場の雰囲気が伝わってきます。ただし(だから)、ワタシには金持ちが映画ごっこをしているようにしか見えないんだ。同様の印象を持った「エクスペンダブルズ」と同じ2点にさせてもらいます。監督は、本当にいまさらこんなの作りたかったのだろうか? [DVD(邦画)] 2点(2013-05-12 16:08:34) |
1138. キャノンボール2
《ネタバレ》 おそらく気安い映画、チキチキマシン猛レースの実写版みたいなもんだと、高をくくっているんだが、期待値低めで、グダグダのお気楽感をもって鑑賞に望んだモノです。しかし、予想以上。カーレースのシーンが物足りないのですね。尼さんの女優オーラゼロ。たぶんJJが主人公なんだろうけど、かっこいいところゼロ。エンドロールでつまらない映画のNGシーンを見せられるのはチトきつい。冒頭、すべるように走るカウンタックがかっこよかっただけの映画。 [DVD(字幕)] 2点(2013-03-29 23:49:49) |
1139. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 なんかこう、雑で浅いんですよね。桃娘のシークエンスとか、一昔前の農村ならいざ知らず。ラストシーン。ドーナツくわえて階段昇る主人公。いや、ないって。それは。21世紀の映画とは思えない。「自分探し」を否定したシーンのみに2点です。 [DVD(邦画)] 2点(2012-12-16 00:11:59) |
1140. スプラッシュ
《ネタバレ》 気のいい奥手の主人公。わけありだけど無垢なヒロイン。ラストはやっぱりカーチェイス。初見なんだけど、懐かしい。劇場公開時、高校生だったワタシ。こういうのが良かったころがありました。だから、なんだか見ていて、ひたすら身のうちから恥ずかしい感じのする映画でした。 [DVD(字幕)] 2点(2012-12-08 14:51:20) |