1121. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 インパクトのある導入部からタクシー事故と救出劇、緊張感のあるシーンの連続で、その後に続く他人が自分になりすまし妻も同調するミステリアスな物語へと引き込まれます。が、一般人であるはずの博士がプロフェッショナルな立ち回りとカーチェイスを演じるあたりから、実はプロなの?と思い始め、次第にストーリーの無理矢理感も強くなってきます。記憶が戻っても殺し屋がいい人でいるあたりを含めて脚本の粗さが目につき、最初にそそられたのと同じくらい物足りなさも大きかったです。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-01-20 22:50:29) |
1122. コンスタンティン
天使と悪魔に聖書と儀式。暗く湿ったおとぎ話がダラダラと続きますが退屈するほどでもないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-26 01:07:27) |
1123. ムーンウォーカー
鳥肌モノのダンスと歌を期待したが、野暮ったい構成の自己満足映画に邪魔された。類まれなる才能の持ち主が巨万の富を得ると、穏やかな人生などどだい無理なことなのか。50歳以降の活躍が見れないのがとても残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-17 00:30:11) |
1124. 女殺油地獄(1992)
歌舞伎や文楽だけでなく何度も映画化されているようで、その中でも今作は人物設定をはじめかなり脚色されているらしい。愛憎の深みにはまっていく男女の心情に違和感を抱いてしまうのはそのためか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-12-14 23:36:35) |
1125. ダイナマイトどんどん
舞台は昭和25年だが車や服装がきれいでみすぼらしさが感じられない。殆ど笑えない前半も田中邦衛の出番あたりからコメディらしくなってきて嵐寛寿郎も可笑しい。この頃の邦画は意味があるとは思えない女の裸映像がやたらと出てくるが単なる流行りだったのか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-12-02 23:50:33) |
1126. ザ・ファイター
《ネタバレ》 過去の栄光にすがりながらそれをひけらかしているだけのヤク中の兄、主人公の事をドル箱くらいにしか思っていない自己中の母、彼が落ち込んでいようが寄ってたかって追い打ちをかける姉妹たち、いくら愛おしい家族でもこのような描写の中では「何はさておき家族の絆」みたいな主人公の心情はイマイチ伝わってこない。結局主人公はチャンピオンになるのだが、それまでの開花していない自分の潜在能力も低迷に甘んじていた原因も理解できずにいたのではないか。映画の中身がそう感じさせるのか、実在の人物がそうであったのかは分からないが、劣勢から勝ち上がるボクシングシーンがいかにも作り物っぽかったので本当の試合を見てみたくなった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-25 15:49:50) |
1127. 王妃マルゴ
中世フランスというとローマ、ケルト、ゲルマンが入り混ざったようなイメージで見てしまう。ヨーロッパ映画にしては大作っぽい。マルゴ役も体型はそれなりだがアラフォーには見えない容貌。宗教や権力闘争の史実がベースになっているが、いかにもフィクションって感じ。宮廷社会の人たちが薄っぺらいのか、本質的な人間臭さが感じられないので物足りない。 [地上波(字幕)] 5点(2015-11-10 23:00:16) |
1128. ザ・インターネット
なんで「ザ」なのかなどと考えながら見始めるもすぐに引き込まれる・・今よりもコンピュータ過信社会が描かれているが、20年前だったらもっとテンション上がったかもしれない・・・などと、途中まではイイ感じで見ていたが、違和感バリバリの粗っぽいシナリオにどんどん冷めてしまう。クライマックスとなる最後のバトルも、それまでのキャラから一転した主人公のスーパーウーマンぶりとサイバーテロリストの間抜けっぷりに、思わずゲームの世界を連想してしまった。 [地上波(吹替)] 5点(2015-11-09 21:28:10) |
1129. ザ・ヤクザ(1974)
高倉健とロバート・ミッチャム以外は存在感が希薄で寂しい。日本人の描写にぎこちなさを感じるのはやむを得ないとしても、アメリカ人が「義理」を理解できないというのはどうなんだろう?欧米の映画でもそれに似た感情表現や行為を見かけるが。最後に自責の念から主役二人が自ら指を詰めるが、その行為を賛美しているかのような感性にも違和感を覚えてしまう。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-11-07 23:46:07) |
1130. カサンドラ・クロス
ヨーロッパが舞台なのにアメリカが好き勝手にやってるのも何か変。列車を隔離するより鉄橋から落下させてしまった方が感染を防げると考えているのもおかしな話。度々出てくる辻褄の合わない鉄道の映像や橋のクライマックスシーンの安っぽさは我慢するとして、豪華キャストと意外な展開だっただけにあまりにも雑なシナリオが残念。 [地上波(吹替)] 5点(2015-11-06 23:51:39) |
1131. 荒野の七人
作り物感漂う寓話のような西部劇。ブレイク前の人も含めスターたちの若かりし頃の演技が興味深い。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-06 23:49:00)(良:1票) |
1132. 大列車強盗(1978)
《ネタバレ》 ショーン・コネリーの列車アクションシーンは見応え十分。金庫を開けるための4種類の合鍵を、描いたシナリオ通りに次々と手に入れていく様子はなかなか面白いが、四つ揃ったと思ったら怪しまれて鍵を変えられてしまう。その後の野暮ったい作戦とカットされているかのようなラストまでのあっさりした展開はちょっと期待外れ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-01 22:54:28) |
1133. 青春群像
暫くして誰が誰だか分からなくなってきたので最初から見なおして把握。ずいぶん老けた若者たちだなと思ったら実際も30代の俳優が多かった。浮気性の嘘つきで泥棒のダメ男が嫁さんの家出で反省するが、その姿に全然説得力がない。この程度でチャラ男は変らんでしょ。彼らのふるまいにチャランポラン気質やマフィアにも通ずる家族愛を感じるが、老け過ぎと青くささがマッチしていないのでいまいち入り込めない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-31 15:31:06) |
1134. アサシン(1993)
出だしの引き付けは強いがその後の違和感もオリジナル以上。死刑になるようなあばずれの変身ぶりがまとも過ぎ。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-16 23:28:11) |
1135. 金環蝕(1975)
登場人物が腹黒男と空っぽ女に簡素化されてしまっているので実話ベースなのにちっとも生々しくない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-10-14 23:28:49) |
1136. それでも恋するバルセロナ
ペネロペの助演女優賞にも引っかかるが、情熱の国が舞台のラブコメに人間臭さと潤いが感じられないのが物足りない。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-10-12 21:15:50) |
1137. 図書館戦争
アクションはよかったけど・・・真実を知ることや表現の自由が制限されるのは大きなストレスだけど寓話のような正義と悪の戦争ごっこで表現されてもねぇ・・・ [地上波(邦画)] 5点(2015-10-10 22:23:00) |
1138. トランジット
B級の当たり映画かと思いきや4人家族が自分たちの荷物から犯人の隠した金を見つけるあたりから説得力がどんどん希薄になってくる。ワニの絡むシーンがなかったのは意外だが、せっかくのエスカレートしていくサスペンスアクションがわざわざ危機を招くような家族の行動でダレてしまう。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-09 22:48:41) |
1139. オブセッション 歪んだ愛の果て
《ネタバレ》 作りがテレビドラマのようなサイコサスペンスだが、先を暗示させるようなBGMと思わせぶりな演出が意外性を削いでしまっている。序盤の展開には引き込まれるが、派遣秘書の偏執愛の動機がイマイチ伝わってこない。物語が進むにつれB級臭がプンプンしてくる。ビヨンセが主役らしいのはのは最後だけで、女性二人のアクションシーンは見応えはあるが、シャンデリアから落ちたストーカー女が目をむくシーンは思わず吹きだしてしまった。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-05 22:18:29) |
1140. 第九軍団のワシ
《ネタバレ》 ローマ帝国第九軍団五千人の兵士が消えたしまったミステリーかと思ったらそうではなかった。ローマ人兵士である主人公と彼に命を救われた蛮族の奴隷との強い絆の物語だが、突然現れたかつての生き残り兵士たちとの関係も含めて、シナリオが大雑把なためかイマイチ伝わってこない。ローマ人を襲う蛮族に西部劇のインディアンや第二次世界大戦のドイツ兵をダブらせてしまうのは英米価値観を意識し過ぎか。アングロサクソンも元をたどれば蛮族なんだろうけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-05 22:14:05) |