101. シークエスト
スピルバーグ監修による,とかいう一文が解説にあったからかどうか,数年前にレンタル屋さんに行くといつもレンタル中で,随分待ちぼうけをくわされた記憶があります。きっとスリリングでダイナミックな海洋冒険活劇を予想していたら見事に肩すかしを喰いました。ごく普通の海洋ものといった感じで,あまり設定がSFっぽくない点とロイ・シャイダーが出ていたことぐらいしか印象に残りませんでした。決してつまらない内容ではなかったのですが,わくわくするような高揚感と手に汗握るようなスリリングな妙味は感じられなかったことが残念。 5点(2003-02-23 21:09:34) |
102. 伊賀忍法帖
前年の「魔界転生」に続く東映+角川の山田風太郎第二弾ですが,前作の荒唐無稽がすっかりなりをひそめ,すっかり並の忍者活劇になってしまったような気がしましたね。このころデビューしたばかりの真田広之を,しきりとプッシュしていたのがありありとわかります(他に「燃える勇者」なんてのもあった)。また,角川三人娘の一人としてデビューした渡辺典子ですが,この後「いつか誰かが殺される」だかに出たっきり,ブレイクしませんでした。一番まっとうな容貌だっただけに,個人的には残念です。今は,結婚されて幸せなご家庭を築かれたようで,全く慶賀に堪えません。私の周りのひろ子ファン,知世ファンには誹られていましたが,最終的に笑った者の勝ちです・・・って関係ないか(笑)。伝奇小説の大家として数々の作品を世に送った山田風太郎の映像化作品が,これで打ち切りになったのは残念でなりません。もっとも,角川としてはこの後は片岡義男,そして赤川次郎の作品を映像化していくわけですけど・・・。 4点(2003-02-16 20:59:14) |
103. 続・エマニエル夫人
へへへ,これも週末の夜中にやっていた「ナイト・シネマ」だか「ミッドナイト・シアター」だかで,こっそり見ました(^o^)。ま,やってることは一緒なのが妙な安心感を与えてくれます。「あー,やっぱりな」と思っているうちにラストシーン。エンドクレジットが被って・・。そこがいちばんやらしかったかな・・・。おっと,イマジンさんじゅ10点・・・!!! 5点(2003-02-16 18:54:01) |
104. 続・ある愛の詩
78年作品ですから,ライアン・オニールもキャンディス・バーゲンも,「過ぎたるは及ばざるが如し」って感じですね。(「花の色は移りにけりな・・」か?)確かに↓,私も(個人的にはあまり芳しくなかったものの)第一作の良さを改めて感じてしまいました。個人的にキャンディス・バーゲンって知的な感じで嫌いじゃないんだけど,強い母親役を演じた「風とライオン」の3年後の作品じゃ,やっぱり苦しいわな・・・。 4点(2003-02-16 18:47:18) |
105. 続・青い体験
↓そうなんです。叔母さんがお相手なので,個人的にはちょっと引いちゃいました。第一作の終盤のあの見えそで見えない,えも言えぬ熾烈な攻防(笑)に比べると,どうしても見劣りしちゃいます。もう一工夫あったらみんな喜んだと思います・・・? 5点(2003-02-16 18:39:21) |
106. 青い体験(1973)
若い頃,土曜深夜の「ミッドナイト・シアター」とかいうので見ました。当然,親の目を盗んで隠れて・・・。いやー過激でしたね。イタリアのエロガキ極まれりって感じですね。確かにヒロインは老け顔だったですけど,フェロモンむんむん(笑)って感じで,私はえれー喜びました。特にラストの前。暗がりで見えそうで見えなくて,でもやっぱりちらりと見えたりして・・・。見事に男の助平心をくすぐるツボを押さえた演出でしたね。翌週,続編やるってので,土曜深夜を楽しみにしていた私ですが(爆),ヒロインの魅力が半減し,上記のような演出もなかったので,駄目でした・・・。おおっとこれ以上書くと,削除対象に・・・(遁走・・) 6点(2003-02-09 16:37:26) |
107. スパイダーマン(2002)
実は,今までスパイダーマンとせっする機会は結構あったんですよ。原作のアメコミとTVアニメは勿論のこと,今から30年少し前,学園紛争(死語)なんてのが華やかなりし頃,確か少年マガジンに和製スパイダーマンが連載していました。確か,作画は池上遼一だったような気がします。荒廃する高校を背景に,学園紛争と暴力に立ち向かったのがスパイダーマンでした。妙に弱くて時々窮地に立っていたことと,結構Hな場面があったりして,小学生だった私に少しばかりの罪悪感を覚えさせてくれました。80年代初頭には,お子さま向けの特撮活劇もありましたね。妙に動きが動物的で笑わせてくれました。同じ頃に,劇場版元祖「スパイダーマン」もアメリカで公開され,ほとんど話題にもならずに終わりました。これも後年TVで見ました。やはり妙に弱っちくて,結構悪党にやられて怪我したりしていました。VTR有るんでしょうかね。・・と余計なことをだらだらと述べましたが,要するにスパイダーマンの魅力は,等身大の人間に近いところにあり,勿論もの凄い身体能力は発揮するにしても,一般人同様に悩み,傷つき,そしてそれでもなお戦う・・・ってものだと感じていました。従って,本作のラストシーンのような活劇に相応しくないような妙な陰影が浮き彫りにされたりもするものなのでしょう。ただ,それにしては,脳天気な内容だったような気がします。ある知人は「最高に面白い」と言っとりましたが,確かに見事なCG処理を初めとする特撮の見事さは筆舌に尽くしがたいと思いましたが,あのゴブリンはふざけています。お笑いに徹するならともかく,スパイダーマンの設定を「愛と苦悩の蜘蛛男」とするならば,もっとシリアスに制作して欲しかったです。あ,皆さんご指摘のキルスティン・ダンストですが,確かに高校生というには老け顔かも知れません。私もついついあの巨乳に目が行ってしまい,そこだけを追いかけてしまいました・・・(爆)。ま,スパイダーマンの本質そのまま矛盾を孕んだ作品でしたね。 6点(2003-02-09 16:20:22) |
108. ガメラ対大悪獣ギロン
私も子どもの頃,大映の「ガメラ」,東宝の「ゴジラ」の夏休みや冬休みの公開を楽しみにしていて見たクチですが,今思うに,本作の60年代後半あたりになってしまうと,ガメラもゴジラもただの正義の(否人類の)味方になってしまったような気がして,今となってはそれが不満です。おそらく「ウルトラマン」シリーズの影響もあったのでしょうが,それ以上に子ども向けを意識しすぎたような気がしてなりません。その点,新しい「平成ガメラ」シリーズは,ガメラ自体がそこまで成り下がっていないので,個人的にお薦めです(但し3は今ふたつ)。それから,↓確かに「大悪獣」というネーミングと,どう見ても頭部が出刃包丁のギロンのデザイン,確かに陳腐を通り越しています。 5点(2003-02-09 15:36:28) |
109. キス・オブ・ザ・ドラゴン
とにかくジェット・リーのアクションが凄いの一語に尽きる。ただし,それ以外に見所があるか,と聞かれれば返事に窮してしまう作品。リュック・ベッソンがメガホンとるなら,いっそお笑い・おバカ路線にしてくれれば,とも思ったけれども,ジェット・リーにそりゃ無理だろうしなぁ・・・。 5点(2003-02-09 15:11:14) |
110. 恐竜の島
私は若い頃見ましたが(笑),結構スリリングで楽しめました。確かに今となっては特撮等は技術的に来るして感じがしますが,それでも当時としては精一杯だったのでしょう。↓私も「地底王国」見たいのですが,VTRあるのでしょうかねぇ・・・。 7点(2003-02-09 15:00:07) |
111. ギリーは首ったけ
いつも通りのおバカ路線でしたね。↓私も,身体障害者ネタは気になりました。あれがなければもう少し評価できたかも知れません。個人的には下ネタやおバカは大歓迎ですが,ファーレン兄弟の作品なら「ふたりの男とひとりの女」の方がおバカ度数もお下劣指数も高いと思いました。ヘザー・グラハムは確かに細い割に棟もでかくて綺麗だけど,個人的には「ふたり・・」のレニー・ゼルヴェガーの方が良かったかな・・・。オチは思い切り笑わせて貰いました。まさか,「十代の頃お世話になった・・」が伏線になっているとは思わなかったです。 6点(2003-02-09 14:55:35) |
112. 悪いことしましョ!(2000)
ブレンダン・フレイザーのあほ面に感服。私としては,フランシス。オコーナーよりエリザベス・ハーレーの方がお色気むんむんで,私だったら,別のお願いしてそっちにいっちゃいそうです。 6点(2003-02-09 14:38:16) |
113. エバー・アフター
これは結構イケました。小気味良いテンポでサクサクとお話が進んで行ったし,絵本を見るようなロケーションも美しい。ジョージ・フェントンの音楽も格調を失っていない。ドリュー・バリモアは美形ではないけど,精一杯の演技って感じで見ていて爽快。どうしても皇太子妃らしい高貴さには欠けるけど,まぁそれもご愛嬌。と思ったら・・・。エンド・ロールで思わずサーチ3を押しちゃいました。最近(と言うかここ10数年来)の作品って,エンド・クレジットでその時の売れっ子に歌わせて終わるのが多いようですけれども,好みの問題とは言え,それまでの格調高い雰囲気が一気にひっくり返された感じで,落胆しました。話題づくりというか商業戦略(或いは若者への媚び)なのでしょうが,私としては残念に思いました。他に「ロビン・フッド」や「三銃士」もそうでしたが,西欧の時代劇にポップスは不要,アコースティックな楽曲で締めて欲しかったです。映画自体の出来が良かっただけに,余計もどかしいですが,映像と音楽は表裏一体と思うが故に減点させていただきます。 7点(2003-02-02 14:38:34) |
114. The Book of Pooh/ぬいぐるみのプーさんと仲間たち
アニメキャラをパペットにしたことによって,立体感が出ましたが,違和感は増しました。別に新作アニメーションで良かったと思うのですが・・・。どうも最近の「プーさん」の長編は?です。 6点(2003-02-02 12:14:43) |
115. プラトニック・セックス
うーん,私はこれ駄目ですね。自分が浅慮でバカなことやって,取り返しのつかないことになって,すべてを失って・・・。私は共感には程遠い愚劣さを感じてしまいました。原作は読んでいませんが,携帯メールのかわりにどうやって交信していたのでしょうね・・・。 2点(2003-01-30 20:44:13) |
116. 特攻大作戦
前半お笑い,後半シリアスな戦闘。映っている当時の車両や軍装など見所は多いが,ラストシーンに評価が分かれそうだ。リー・マービンはタフでかっこいい。85年に「ダーティ・ヒーロー」という2も作られたようだけど,どんなものだったのだろう・・・。しかし,もっと気の利いた邦題付けられなかったものかな・・。「汚れた12人」じゃヒットするわけないけど・・・。 7点(2003-01-28 23:13:02) |
117. アトランティス/失われた帝国
平均点があまりに低いから,余程ひどいものかと思ったのですが・・。私としてはそれ程でもなかったです。「ラピュタ」「アイアンジャイアント」「ナディア」は入っているかな・・。確かに,ウォルト存命の頃の作品は,志の高さが常に窺うことができたわけですが,これも時代の流れでしょうかね・・・。ここらで今世紀を代表するような畢生の名作を出して欲しいものです。 6点(2003-01-27 00:20:39) |
118. LOVE SONG
ハリウッドのジェットコースター・ムービーに慣らされてきた私にとって,この淡々とした運びは,少々かったるく感じられたことは事実だが,遠い日々への追想をじわじわと広げられた感じで,妙に印象に残る作品となった。尾崎の熱心な聴き手ではなかった私にとって,有明コロシアムの熱狂やファンの入れ込みようは理解できないが,一夏の青春の一コマと考えれば納得できないこともないって感じか・・・。伊藤英明は今時珍しくきりっとした顔立ちで,昨年の大河ドラマにも出ていたが,いい味出していたようだし,高校生を演じるにはぎりぎりのところで厳しかったように思われた仲間由紀江も悪くないと思った。しかし,5万で2人,北海道から往復して,ダフ屋で尾崎のチケット買って・・・。いくら15年前でも無理っていうもんじゃないだろうか・・・。 6点(2003-01-26 13:00:06) |
119. グリーン・デスティニー
チャン・ツィイー見たさに借りた一本。でも,ミシェル・ヨーお姉さんの方がきっと10年前はもっと美人だったんだろ~な~なんて思ってしまいました。チョウ・ユンファを見たのは「アンナと王様」以来ですが,濃くて存在感抜群ですね。日本で言えば渡辺謙かな・・。中国のショーン・コネリーになって欲しいものです。ありきたりの活劇,と言われればそうかもしれませんが,そこそこ楽しめました。それにしても,始皇帝から400年後云々,と言っていたけれども(だとすると漢?),時代設定はいつなんでしょう・・。故宮(ちょっと形が違っていたけど)が見えたから明・清以降かな・・。にしちゃ古っぽいけど,北京があるってことは・・。 8点(2003-01-19 12:48:58) |
120. 劇場版ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET
上映か中止か,昨年夏に揉めた曰く付きの作品。ますば主演もTVに復帰できたし,子どもたちの夢をかろうじて壊さずに済んで良かった良かった。前作の方が周囲を固める役者が多彩で,良かったように思われるけど・・・。風見しんごが20年後にこんなことやっているなんて,当時は予想もしなかったことでしょう・・・。 5点(2003-01-19 12:25:33) |