101. グッドナイト&グッドラック
うーん……。エド・マロー、カッコいいんですよ。それだけでもいいんですけどね。 ただ、「実話ですから」と言ってしまえばそれまでのアッサリとした幕引き(せめてその後の補足はあっていいのでは?)と、テレビの娯楽的な在り方云々を、娯楽の一種であるはずの映画に“わざわざ”言わせていること。エンディング付近のこの二点にどうも違和感があるんです。7点は堅いと中間は感じていましたが、この違和感のみで私は厳し目に5点とします。 繰り返しますが、「実話ですから」と言われてしまえば、それまでなんですけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-17 03:44:22) |
102. TRICK トリック 劇場版2
くだらないねえ(笑)。くだらないのはわかっているだけに、もはや安心のくだらなさ。いいも悪いも含めてただそれだけですので、点数を付けるならいちおう半分。ゆーとぴあがゴムパッチンをやっていたシーンだけで、私的には満足だったりします。 [映画館(邦画)] 5点(2006-07-09 22:23:17) |
103. リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
うーん。「清濁併せ呑む」ということができないほうが、人間として立派ではあると思います。思うんですけど、ね。暗殺などこの際置くとしても(置くのかよ)、そんな主人公に感情移入できるか否かで、私は否にやや針が振れてしまいました。ショーン・ペンの演じっぷりに5点のほぼすべてを差し上げます。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-03 02:00:08) |
104. 25年目のキス
ドリュー・バリモアの愛らしさは全開であり、現役時代に果たせなかったイケてるねえちゃんに上り詰めていくところも理解できます。しかし、記事を取ってくる仕事師としても、単に高校時代に戻って学園生活を楽しむだけとしても、もっと言えばコメディとしての笑いの部分にしても、なんか中途半端だと感じてしまいました。そう感じると、「おいおい、学生はおろか先生も気がつかねえのかよ」と言ってしまいたくなるのですよ。仕事師、高校生、笑い、いずれひとつでも突き抜けていれば、「そんなことは小さいことだ」と無視するんですけどね。4点と思いつつ、この手のドリューに敬意を表して5点。ちょっと残念でした。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-16 02:29:02)(良:1票) |
105. デイ・アフター・トゥモロー
うーん。“自然系パニック映画”というのは、内容は置いても迫力とその恐怖感だけで基本点として6点はあると思っていましたが……。竜巻、雹、洪水、超寒波たちに、そんなに迫力も目新しさも感じられませんでした。王道の内容からプラスがあるわけでもなく、ちょっと厳しめに5点。「この棚、『税法』だから全部燃やしてしまおう」のセリフに心の1点、東京都千代田区の町並み風景に心のマイナス1点を、それぞれ差し上げます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-04 21:20:12) |
106. ブロンド・ライフ
「主人公傍若無人系(ちっと違うけど)→残り○○日の命→人生の見つめ直し」という王道ストーリーであり、正直それ以上でもそれ以下でもなし。ラストは本当に死ぬのか否か、どちらの想像もしつつ観ていましたが、結果「これでいい」とも「逆でもいい」とも思うのでイーブン。よって点も真ん中を取りたいと思います。ところで、やっぱりアンジェリーナ・ジョリーは、普通の人よりもちっと変わった人(ヤク中とかさ)の方がいいですね。なので、今作ではバスのストライキの場面でのジョリ姐が私はいちばん好きです。 5点(2004-09-28 18:57:12)(良:1票) |
107. レスリー・ニールセンの 裸の石(ストーン)を持つ男
困った。内容としてはカーリングを題材にした王道のドラマ。ラストゲームの判定だけちょっと納得しがたいものの、基本的には破綻ないと思うんですよ。とはいえ「裸の……」と付いた時点で期待する内容はどうしたって違うのですよ。横の比較という点から4点とも思いますが、破綻ないと思えた内容に1点をおまけします。 5点(2004-09-07 02:42:53) |
108. エム・バタフライ
困ったなあ。最終的にジョン・ローンの方が未練残っているという点や、全体を通してのストーリーはまあいいのではと思うんですが、やっぱり「気が付かないか!?」から発生する、後味の悪さがどうしても解消されません。「事実である」とか「スパイっちゃあそういうもんだ」という理由で納得すればいいのかどうか。それもなんか違う気がするんだよなあ……。4点のつもりでしたが、内容を知らない状態では女性と疑わなかったジョン・ローンにプラス1点をいたします。 5点(2004-08-20 01:18:49) |
109. 閉ざされた森
うーん、“軍隊の中で起こったことだからあそこまでせにゃならん”ということでいいんですかね。まったく面倒くさいですねえ(笑)。証言によって訓練シーンの状況が違っている、というのは面白かったですが、まあ5点がいっぱいですね。 5点(2004-07-06 13:45:06) |
110. サタデー・ナイト・フィーバー
ディスコダンスを絡めた青春群像、という感じでしょうか。ただ、ストーリーもダンスももうワンパンチ欲しい気が私はします。ディスコで踊る場面ばっかり、くらいでもよかったのではないでしょうか。5点にはしましたが、「トラボルタ若いなあ、かっこいいなあ」に心の2点を差し上げます。近年の悪者役も好きなんですが、この時代のこういう役もいいですね。 5点(2004-06-29 14:18:51) |
111. ドラムライン
うーむ、バンドの目標と登場人物のキャラ付けが解った段階で、確実に結末が読める王道中の王道なストーリー。それでいて、その読みを外すどんでん返しな何かも、結末を味付けする爆発的なカタルシスもないとなれば、評価としての点は上がってこないように感じました。大きなカタルシスになりえるとすれば、もちろん演奏でなんですが、正直「うまいなあ」というだけでした。「うまい」と感じる技術自体はとても素晴らしく、敬意を表して4点にプラス1点しますが、“技術”はあまり人を感動させない(ただし、人を感動させる“技術”はある)ことも、私は事実だと思っています。 [映画館(字幕)] 5点(2004-05-19 18:57:16)(良:1票) |
112. スターリングラード(2001)
スターリングラード市街戦の風景なども迫力を感じましたが、圧巻はやはりエド・ハリス(とまあ、ジュード・ロウ)でしょう。特に後半の内容は置いて(置くのかよ)、この二つだけで5点のほとんどであります。あと、ジョセフ・ファインズ演じる将校、ケツの穴が小さいなあ。 5点(2004-03-24 02:44:56) |
113. 裸の十字架を持つ男/エクソシストフォーエーバー
まあ「安心のくだらなさ」なんですが、他のレスリー・ニールセン映画と横に並べればやはり物足りない感じです。「子供たちは演技の勉強を」とか、好きなフレーズではありますが。ともかく、点の内訳として「リンダ・ブレアである」という部分が多いことは、寂しいながら確かであります。 5点(2004-03-17 14:06:53) |
114. 死刑台のエレベーター(1958)
うーん、最後に残るのは「バカップルが勝手に話しをややこしくしおって」という印象です。ラストの写真が現像されるシーンはオッと思いましたが……。 5点(2004-03-10 15:05:40) |
115. 恋に落ちたら・・・
うーん、弱いデニーロに強いビル・マーレーというギャップみたいなもの+ユア・サーマン……というだけに感じてしまいました。まあ3人の話しでその3人だけ、ってのは別に悪かあないのかもしれませんけども……3人だけで2点+2点+1点として、私は5点が精一杯です。 5点(2004-02-17 22:00:15) |
116. シービスケット
さほどでもなし。いい映画だとは思うし、レースシーンは出色の素晴らしさだとも思っております。トビー・マグワイアの乗りっぷりとゲイリー・スティーブンスの演じっぷりも素晴らしいですしね。とはいえ、実話ということは置くとしても、そんなにドキドキワクワクや感動に針は振れませんでした。正直、読めてしまった点と、前評判にだいぶ煽られてしまっていた点で、やや厳しめとは思いつつ、5点にしたいと思います。 5点(2004-02-03 02:36:37) |
117. マン・オン・ザ・ムーン
うーん……。「いい映画か否か」ならばいい映画だとは思います(ラス前のフィリピン、ベッド上でジム・キャリーが笑うシーンは出色)。しかし当然の核になるべきアンディのお笑い部分が、私は「受け入れられず」の方に針が振れました。まあ、それは実話が元という根本的な話だけに、キャストやこの映画自体にはなんら罪でないのですが……。異色のオープニングも、ほ~とは思いましたがちっとピンと来ませんでしたし、劇中でアンディのネタの感じを知っても、そのピンと来なさは変わりませんでした。ひょっとしたら、オープニングの評価が、この映画全体の大まかな評価基準になるのかもしれません。 5点(2003-12-17 19:12:35) |
118. ソナチネ(1993)
うーん。「HANA-BI」を先に見てしまっていたからなのか、この点止まりになってしまいました。ただ、沖縄に渡る前、クレーンで敵を吊ってしまうシーン直前、あっさりとした「どうします?」「やっちゃうか」というやりとりに北野映画のキモを感じました。あとテーマ曲はこれがいちばんいいと思います。 5点(2003-12-10 17:53:03) |
119. 60セカンズ
カーチェイスばかり印象に残ってしまいました。それなら「カーチェイスの映画である」と認識すればいいのかもしれませんが、もうちょっと盗みの手口などをいろいろと見たかったです。で、弟のところへ向かうカーチェイス、警察を振り切りましたが、あそこまでやっちゃあ、いまは逃げ切っても後で捕まえられちゃう気がするんですが(笑)。 5点(2003-12-04 18:26:33) |
120. ボーン・コレクター
超人的な人とだんだん手慣れてくる人。ありがちなだけにストーリーが重要かと思います。しかし、ドキドキではあるんですが犯人とラストが……。あの人物(劇中に出てくる頻度とか)を犯人とするのも、こちらもまあありがちな気がします、ね。ひとつ付け加えると、色気を振りまかないアンジェリーナ・ジョリーもまたよし、であります。 5点(2003-11-16 21:58:33) |