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コメント数 1963
性別 男性

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101.  茄子 アンダルシアの夏
主人公ぺぺの葛藤が上手く描かれている。自転車レースにかける思い、兄も自転車レーサーのぺぺが兄の為では無く自らの意思で勝負してるのが良い。一見、単なる自転車レース映画、ジブリ映画みたいな雰囲気だがジブリ映画ではない。何故、レンタル屋さんの宮崎アニメの棚に置かれているのか不思議だ。確かに雰囲気、映像も宮崎アニメに似てはいるけどもののけ姫以降の宮崎アニメに見られる。感じると言った方が良い。説教臭さが無いのが良い。1時間にも満たない作品だけに映像で見せるにはどうするべきか?走る自転車、ひたすら走り続ける主人公、前を向いて走ることで過去を振り返るな!という監督からのメッセージとでも言う様な作品です。欲を言えばもう少しマシな声優陣を揃えて欲しかった。そんな不満も有るが夏の風景、写し出される街並みの素晴らしさ等含めて、色々と見応えのある作品です。
[DVD(邦画)] 7点(2019-04-04 22:04:41)(良:2票)
102.  クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 《ネタバレ》 
これは、後の大傑作アッパレ!戦国大合戦に通じるタイムスリップ物として、しんちゃんの馬鹿馬鹿しさ全開で泣かせようなんて気はまるで無く、ただただ笑わせてやろう!という狙いが見える。その笑いがしんちゃんらしく、綺麗なお姉さんに甘える。それを見て良いなあ〜子供はと言うひろし、それを見て冷たい視線を向けるみさえ、色んなやり取りが見られて面白い。ハッキリ言って感動を求める様な作品ではない。しんちゃん本来の馬鹿丸出しな作品だ。しんちゃんはそれで良いのです。だからああだこうだ言わずに純粋な気持ちで楽しめば良い内容である。欠点だらけだし、春日部防衛隊の活躍も無ければ、しんちゃんが主役てよりどちらかと言うと脇役的だしといった不満もある上に傑作ではない。この映画に何を求めるかによって評価が決まると言って良い。私は感動系のしんちゃん映画も大好きだし、ただ笑わせるだけのお馬鹿なしんちゃん映画も好きだし、だからどんなしんちゃん映画でも嫌いにはなれない。しんちゃん達家族が向かう過去の時代、戦国時代におけるやり取りを見て、この家族は毎度ながら最高だと感じずにはいられらなくなる。しんちゃんが映画の冒頭でみさえと二人、ゲームしてる姿、しんちゃんが大好きなヒーローのカンタムロボとのやり取りでひろしとみさえと三人でコントロール機で色々やるシーンには単なる子供向けのアニメではない大人のアニメとしての会話、やり取りを感じずにはいられなくなります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-03-25 19:02:54)(良:1票)
103.  スパイダーマン:スパイダーバース 《ネタバレ》 
凄い。何が凄いって?スパイダーマンが1人だと思っていたら、何人も出て来て、しかも皆んなそれぞれにどうしてスパイダーマンになったのか?というドラマがあって、単なるアメコミ映画、アニメとかよりも一本の映画としての面白さ、これはもう、映画館で観ないと絶対に後悔します。私自身、スパイダーマンも3だったかな?の一つしか観てないぐらいスパイダーマンについては全く知識も無ければ、アメコミ映画もスーパーマンシリーズぐらいしか観てないぐらい、正直言ってさほど興味ないジャンルなのだが、そんな私がこの映画は興奮しっぱなしでした。前評判に釣られ、本当に?まあ、どうせ貯まった無料ポイントでの鑑賞だからつまらなくても良いかぐらいしか思ってなかったのに、とにかく面白い。スパイダーマンに憧れる少年、マイルスが姿を消すことが自分の力では出来ないてのも笑えたり、ピーターとのやり取りも笑える上に感動的だったり、誰でもヒーローになれるんだという強いメッセージをも感じることができるのも素晴らしい。もう、アニメとか実写とかストーリーがどうとかいうあら探し等せずに思い切り楽しもうぜ!そういう映画と言って良い。
[映画館(吹替)] 9点(2019-03-20 22:13:59)
104.  運び屋 《ネタバレ》 
イーストウッド、単なる犯罪映画ではない家族との関係、繋がりを感じさせる映画作りには感心させられた。犯罪組織とのやり取りも笑える事を放つ。組織の一人に頭痛のタネとか言われたら、医者で見てもらえみたいな事を言って笑わせたりする。そして、命の危険な立場であるにも関わらず、別れた元奥さんの最期を看取る為に家族達の元へ戻ってくる素晴らしさ、お金で何でも買えたけど時間は買えない。この台詞こそこの映画の一番、言いたかった事だと感じることができる。それもイーストウッドが語るからこそ説得力を感じさせるのだ。イーストウッド歳を取っても変わらないかっこ良さ、この映画を見て、あんな風に自分も歳を取ってもかっこ良く生きていくことができたらと思う。この映画はイーストウッドが監督し、自身も主人公を演じるからこその映画であって、他の人ではここまでの説得力は感じないだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2019-03-20 21:51:17)(良:2票)
105.  妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ 《ネタバレ》 
山田洋次監督による家族はつらいよシリーズ3作目は夫婦の離婚危機、1作目に戻った雰囲気を感じる作風になっている。1作目でも見せた寅さんを思わせる場面が散りばめられていて、山田洋次監督からの寅さんファンに対する思いを描こうとしてる。例えば、泥棒騒ぎの後の会話、奥さんを責める亭主、馬鹿な亭主の妹がお兄ちゃんと呼ぶシーンの寅さんと妹さくらのやり取りみたいな感じや、柴又での蒼井優と妻夫木聡の二人の場面、柴又を舞台に持って来る辺り、寅さんファンなら思わず笑ってしまうシーンがあるので前作より楽しく見ることが出来ました。それとは別に今回の作品を見て、山田洋次監督が小津監督だけでなく、成瀬巳喜男監督を意識している。オマージュの様な場面もあって、山田洋次監督が成瀬巳喜男監督を尊敬しているのがよく解ります。西村まさ彦が家出した奥さんを迎えに行く場面の描写、あれは明らかに成瀬巳喜男監督の稲妻という映画を意識しており、好きなんだということが分かります。それにしても毎度ながら特上の鰻を注文して食べる家族達を見て、こんな家族の仲間に入りたいと思わずにはいらなくなります。最後にもう少しだけ!山田洋次監督、80歳を超えてもまだまだ積極的な映画作りには毎度ながら頭が下がります。これからもまだまだ沢山の映画、それも笑える喜劇を作り続けて下さい。いつまでも長生きしてください。
[映画館(邦画)] 8点(2019-03-17 18:40:29)(良:2票)
106.  クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 《ネタバレ》 
モーレツ!オトナ帝国やアッパレ!戦国の超名作の影に隠れてしまってるようなこの作品だが私はこれも大好きです。ぶりぶりざえもんが面白い。更にしんちゃんのバカバカしさも全開!好きな場面は沢山あるが特に好きで笑えたのが悪役のホモ2人相手にババ抜きする場面のひろしのせっかくの苦労を全てパーにしてしまうしんちゃんが面白過ぎで好きです。
[DVD(字幕)] 9点(2019-03-11 18:43:59)
107.  グリーンブック 《ネタバレ》 
アカデミー賞狙いの様な如何にもという映画ではないのが良い。映画の背景にある黒人問題、差別等が解りやすく誰が観ても楽しめる内容の映画です。イタリア系の白人用心棒と黒人ピアニストが旅を続けてる中で雨の中、夜遅くに警察官に車を止められる理由が腑に落ちなかったり、黒人だからという理由だけで白人きりのレストランでは食事さえ出してもらえなかったりする。アメリカ社会の問題点を解りやすく描いてる。その後の酒場のシーンが一番好きです。他にも雪の中、走る二人の車を止め、パンクしている車のタイヤの交換を手伝う警察官を見て、同じ警察官でも最初に出てきた警察官とは全然違うなあと感じると共に困ってる人を助けるのが本物の警察官ではないだろうと思う。この警察官のお陰で無事にマイホームへ帰ってこれたトニーの家族達の前に戻ってきたシャーリーを迎えるトニーと家族達の暖かい歓迎、この映画が多くの方に支持されている理由がここにもあると言っていい。
[映画館(字幕)] 8点(2019-03-07 18:58:19)
108.  博奕打ち外伝 《ネタバレ》 
博奕打ちシリーズ最後の作品はシリーズ最高傑作、いや、博奕打ちシリーズだけさなく全ての任侠映画の最高傑作「総長賭博」のリメイク、二番煎じみたいな内容にこれはこれで面白い反面、寂しさ、虚しさを感じてならない。それは何故か?任侠映画の悪役、安倍徹が居ない。安倍徹も居なければ天津敏も居ない。他にも河津清三郎・名和宏も居ない。主役級の二人、高倉健、菅原文太も呆気なく殺されてしまう。金子信雄の扱いも不満が残る。何だあの変な髪型、エジソンか?女優陣に眼を向けると藤純子も居ない。この作品が制作された前に「関東緋桜一家」を最後に引退している。浜木錦子に関しては悪くは無いけど藤純子で見たかったし、総長賭博の時の桜町弘子の様な感情移入も出来ずという様に不満も有りながら、結局は最後まで観ることができるのは単なる任侠映画ではないドラマとしての面白さを見せる山下耕作監督の手腕による力が大きい。跡目問題で悩む男と男の苦しみ、苦しみという意味では高倉健の鶴田浩二、若山富三郎の二人に対する恩義から来る苦悩、松方弘樹の描き方に対してもきちんと描いてるのが素晴らしい。映画のラストの悲劇、此れでいよいよ任侠映画も終焉を迎える感じになって、寂しさを覚えてならない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-03-06 19:34:22)
109.  映画ドラえもん のび太の月面探査記 《ネタバレ》 
待ちに待ったドラえもん映画の新作は大人向けでありながら子供達に対する未来へ向けての力強いメッセージを持った素晴らしく、凄い内容にドラえもんは単なる子供向けアニメではない誰が観ても共感できる素晴らしいアニメであることが解る。今回のキーワードは想像力です。人間なら誰もが持っている想像力、想像する事の素晴らしさをドラえもん映画として、見せる凄さ、想像力は未来だ!人への思いやりだ!それを諦めた時に破壊が生まれるんだ!というドラえもんの放つ台詞には今は亡き不二子F不二雄先生の思いが伝わってきます。のび太の放つ友達が悲しい時は自分も悲しいし、嬉しい時は一緒に喜ぶと言う台詞にしても、子供ながら全世界の人々に対して訴える力強いメッセージを感じる事が出来る。のび太の想像から始まって、出会った月の世界でのルカを初めとする人々との友情、この映画はドラえもんの持っている友情、友達の大切さ、仲間意識、決して裏切らない大切さ、そういうもの全てをきちんと描いてるのが素晴らしい。この映画を観て、改めてドラえもんが何故、多くの方に愛され続けてるのか解ると共にやはり、ドラえもんをはじめとするのび太とその友達の姿を通して、未来は明るい。ドラえもん映画があれば希望は持てると感じる事が出来た。来年以降も引き続き、映画館で観ることを此処に誓います。
[映画館(邦画)] 9点(2019-03-02 15:32:45)(良:1票)
110.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 
怖い。女の怖さ全開の何だか昔の昼ドラでも見てる様なドロドロした内容に釘付けになる。とにかく3人の女優の演技が凄い。アン王女(オリヴィア・コールマン)に対する2人の女優レイチェル・ワイズとエマ・ストーンの仁義なき女同志の戦い、嫉妬から始まるドロドロした戦いに一瞬足りとも目が離せません。王室を舞台に繰り広げられる女同志、男が絡んで来ての凄まじく醜い人間関係、出てくる女も女なら男も男でロクな奴が居ません。それだけに女3人がお互いの感情を爆発させる瞬間の怖さ、エマ・ストーン演じる侍女アビゲイルがやって来る前はアン王女に気に入られていたサラ(レイチェル・ワイズ)が見せるアビゲイル(エマ・ストーン)への虐め、いたぶりの凄さ、凄いと言えばエマ・ストーンのあれだけ散々、蹴られたり、馬車から落とされようが、本を投げつけられようが自分は間違ってないんだとばかりの態度、演技も素晴らしい。女ならではの嫉妬、凄まじき演技合戦、とにかく圧倒させらた。プライドとプライド、意地と意地の戦い、果たしてアン王女にとってのお気に入りとは何なのか?どの様にして展開していくのか?先が気になって仕方ない。ラストのアン王女の表情、この映画は英国の王室の舞台裏、色んな意味で日本人には無い英国ならではのドラマとして圧倒的な面白さと下卑で有りながらも美しいセット、イギリスの街並みなども見ることができる。一見、お堅い映画の様でブラックな笑い、不気味な音楽などに単なる王室のドラマではない一級品のエンターテインメント映画だ。
[映画館(字幕)] 9点(2019-02-15 18:17:31)
111.  白昼の死角 《ネタバレ》 
岸田森の焼身自殺から始まる只ならぬスタートからこれはタダでは収まらない予感通り、夏八木勲がどんどん変わって行く。夏八木勲に忍び寄る悪魔、島田陽子の美しくも悲しい姿にどんどん引き込まれていく。地獄の果てまで付いて行くと言う島田陽子の幸薄い演技、この女優さん程、幸薄い役が似合う女優さんは居ない。犬神家の一族の珠代さん、砂の器の高木恵理子に今作といい、幸せとは無縁な儚い女が似合う。他には役者の顔ぶれ、ギラギラした雰囲気、犯罪映画として見所満載!夏八木勲と藤岡琢也のやり取りは可笑しくて笑ってしまいます。可笑しいという意味では西田敏行の初登場シーンが釣りバカシリーズの浜ちゃんみたいで、笑ってしまう。犯罪映画には不向きな俳優が何人か居るが、それを補うだけのスリリングなストーリー展開に2時間半の長さも苦にならない。それにしても藤岡琢也の嘘芝居といい、西田敏行の浜ちゃんみたいな感じやら、まんまと騙される長門勇といい、本物の木下の丹波哲郎、誰もが役に相応しい顔触れを見せてくれているのが凄い。
[DVD(邦画)] 8点(2019-02-07 20:21:11)
112.  新仁義なき戦い(1974)
前作で完結した筈が再び制作された仁義なき戦いの新シリーズ第1弾だが、何だろう?キャスティングは相変わらず良い。特に初登場となる若山富三郎のど迫力が凄い。存在そのものが語る迫力が半端ない。金子信雄のいやらしさは現在で嬉しい。田中邦衛も相変わらずだし、色々と見所のある新しい仁義なき戦いの最初の作品としては悪くは無いが菅原文太の役名が変わり、前作までの痺れる格好良さが薄れ、単なるチンピラ風な人間に見えるのが残念です。他にも不満と言えば泥臭さ、作品全体を通してのギラギラした感じも薄れつつある。普通のヤクザ映画ぽく感じるのが物足りない。役者は皆、素晴らしい。昨今の日本の俳優のレベルからしたら数段、上である。それだけに前作までのヤクザ映画らしい群像劇としての面白さもあまり感じることが出来なかったのが残念でならない。
[DVD(邦画)] 6点(2019-02-05 20:17:14)
113.  仁義なき戦い 完結篇 《ネタバレ》 
本来なら前作で終わるつもりでいたが製作したのには深作欣二監督からのこのシリーズのファンサービスとして作った感が強い。菅原文太が刑務所に入れられ、なかなか出てこなかったり、大友役が宍戸錠に変更していたり、不満もなくは無いがそれでもこのシリーズの完結編に相応しい迫力ある演技合戦、凌ぎ合い、菅原文太と小林旭の二人が意見を言い合うシーンの迫力、松方広樹の相変わらずの目付きの怖ろしさ、金子信雄のスケベジジイぶりも健在だったり、野川由美子に対して、いいケツしとるのお〜、それに対する山城新伍のおっさん、よだれたれとるでえ〜のやり取りの可笑しさ、田中邦衛演じる槙原の死に様、死に様と言えば藤純子の看板に倒れて死んで行く桜木健一の死に様も印象に残る。藤純子の看板に抱かれる様にして死んで行くなんて桜木にとっては最高の死に方ではないだろうか?とにかく色んな意味でこのシリーズは全てにおいて役者の演技、迫力、死に様、昨今の日本映画では味わえない役者で観ることの出来るシリーズだと改めて感じると共に原爆記念日である昭和40年8月6日から始まるのを見て、やはり広島の街=ヤクザの街、仁義なき戦い=広島の街であるというイメージが強く感じられてならない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-01-26 21:45:54)(良:1票)
114.  仁義なき戦い 頂上作戦
今回はいよいよ警察が絡んで来て、そこに流れる空気、相変わらず出てくる俳優陣の豪華な顔触れには毎度ながら感心させられる。盛り上がりに関しては前作が最高で、やや落ちる。ただヤクザ社会に於ける厳しさ、仁義なき戦いの名の通りの作品として、また広島のイメージ=ヤクザの街が見た人誰もが感じずにはいられなくなる作品 もう、このシリーズを見てしまうと他のヤクザ映画では物足りない。見る気が失せるぐらいとにかく凄い面子、迫力に圧倒させられます。
[DVD(邦画)] 7点(2019-01-19 18:16:10)
115.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 
これは単なる復讐劇ではありません。ロッキー4のあの宿敵、ドラゴの息子対ドラゴに殺されたアポロの息子の対決の構図だが、最初のうちは息子を自分と同じ様に殺人マシーン、まるでロボットの様に扱うドラゴだが息子とクリードの再戦で息子のピンチにタオルを投げ入れるのを見て泣かずにはいられなくなりました。ドラゴにとって宿敵ロッキー、自分がかつて試合で殺人マシーンの様にアポロを殺した事、息子には宿敵であるクリードの父アポロと同じ運命だけは辿ってほしくない。だからタオルを投げ入れたのだ。クリード対ドラゴの息子の再戦の終盤、あのロッキーの音楽が流れてきた瞬間の興奮、ボクシングシーンの迫力、ロッキーファンなら映画館で観る価値十分だし、他にもこの映画のロッキーの姿はかつて十分を育ててくれたトレーナーミッキーの姿と重ねり、ロッキーファンとして懐かしいシーンが次から次へと思い出させずにはいられなくなりました。クリードがボロボロにされても立ち上がる。諦めない姿は自分を愛してくれる家族、母親、嫁にロッキーの為、天国の父アポロに向けてのお父さん、俺は父の期待に応えて強い王者になったよという熱いメッセージを感じる事もできる。この映画の素晴らしさの一つにホームもアウェイも関係なく、勝者に対して讃える素晴らしさがある。単なるボクシング映画でもない。復讐劇でもない。人間ドラマ、家族のドラマである素晴らしい傑作!
[映画館(字幕)] 9点(2019-01-13 17:37:16)
116.  仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 
シリーズ最高傑作の名に相応しいヤクザ社会における厳しさ、掟が見事に描かれている。金子信雄の嘘泣き、そんな小池信雄に対して許しを得ようと、ゴマをする田中邦衛のセコさ、このシリーズ初登場となる二人、小林旭、加藤武の人間的魅力、他にも渡瀬恒彦、成田三樹夫格好良さ、そして、前作では脇役的形に回った菅原文太が再び主役級としての格好良さを見せてくれる。相変わらず出てくる面子の顔触れ、熱い演技、このシリーズを見てしまったら他のヤクザ映画などアホらしくて見ていられなくなるぐらいの画面から伝わってくるエネルギー、代理戦争の名の通り、ヤクザ同士の組と組の戦いが見られる凄い映画だ。
[DVD(邦画)] 8点(2019-01-09 19:26:53)
117.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 《ネタバレ》 
男はつらいよの全48本ある中でどれが良いかというようなアンケートをするとこの第15作をシリーズナンバーワンに挙げる人が大勢、いる中で私もこの作品を後の17作「寅次郎夕焼け小焼け」とどっちをナンバーワンにしようか迷うぐらいこの作品大好きです。個人的には17作「寅次郎夕焼け小焼け」がベストですが、とにかくこの作品も寅さんシリーズの中でも屈指の傑作になってます。浅丘ルリ子演じるリリーと寅さんにそしてもう一人忘れちゃならないのが船越英二演じる兵藤謙次郎の存在、この三人の友情のドラマが物凄く良いわけで、メロン騒動の話などもこれまた良くて、その他良いシーンが沢山出てきます。雨の中での傘をさしながらの寅さんとリリーの会話は名台詞中の名台詞であり、名シーンの一つである。 そんな素晴らしい名シーン、もう、これだけでこの作品のまた、このシリーズのそして、俳優渥美清、車寅次郎という人物像、その全てがここにある。当然のことながら満点です。
[映画館(邦画)] 10点(2019-01-09 18:53:31)(良:2票)
118.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 
この映画の最大の見せ場である橋を渡るトラックが揺れる。凄い量の雨、風に揺れる橋、昨今の映画だと全てCGで処理してしまうだろうけど、そうしない映像表現の凄さ、これを見るだけでも大きなスクリーン、映画館で観る価値十分です。森からの脱出シーンの迫力も十分です。一本の映画としてもよく出来ている。ただ、個人的感想を言わせてもらうと、クルーゾー版の方が好きです。あのモノクロの映像からの不気味さ、怖さには敵いません。フリードキン版は見てるけどクルーゾー版は見た事が無い方にもこの作品を切っ掛けにクルーゾー版の方も見てもらえたらクルーゾー版ファンとしては嬉しい。
[映画館(字幕)] 7点(2019-01-09 18:25:54)
119.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 
いやあ、参った!絵柄からは考えられない感動作品です。子供向けでありながら大人が見ても楽しい上に感動する素晴らしい作品です。まず何よりおっこの健気さ、両親を事故で失なったにもかかわらず、前向きに生きてるのが素晴らしい。そんなおっこと関わる幽霊ウリ坊と美陽、子鬼の鈴鬼とのやりとりも楽しい。旅館に泊まりに来る客との会話、やりとりも良い。どんな人でも受け入れる。全てにおいてこの映画は優しい。温かい。おっこと最初は仲悪く、喧嘩ばかりしてるライバル旅館の娘にしても単なる意地悪な人物として描かれていない。おっこが助けを求めてくれば応えてみせる。両親の事故の原因、両親を死なせたお客さんに対しても他のお客さんと同等に扱う。差別しない。正にどんな人でも受け入れるという花の湯のモットーである。子供向けでありながらも人生において大事なことを教えてくれる作品として、大人にも是非、見て欲しい。むしろ、大人の方が泣ける作品ではないだろうか!つい、一週間前に偶々、車運転中に何かのラジオ番組で紹介されていたのを聴いて、この映画の存在を知って、今日から私の住んでる地域でも公開すると知って観て来ましたが、何故、土曜日の昼間なのに私の他にお客さん2人なんだ?誰もが知ってる。大ヒットハリウッド大作も悪くは無いがこういう作品こそ大ヒットして欲しい。もっと沢山の人に観て欲しい作品です。絵柄だけで、無視されたり、敬遠されてるのかもしれないけど勿体無いです。よくよく聞いたらこの映画の脚本、ガールズ&パンツァーの人らしい。あれといい、今作といい、絵柄からは想像できない素晴らしい作品ですね。
[映画館(邦画)] 9点(2018-12-29 19:31:14)(良:1票)
120.  仁義なき戦い 広島死闘篇
前作とは打って変わって、別の意味で半端ない熱量が迸る。菅原文太登場までが長い。女性の描き方が今ひとつだったり、それはドラマという意味での女性の描き方です。男臭さ満載の中での梶芽衣子の美しさ、前作には出てこない千葉真一の暴れぷり、成田三樹夫のスーツ姿の格好良さ、北大路欣也に小池朝雄、そして、そして、ヤクザ映画には違和感しかない前田吟がヤクザ映画に出てるという新鮮さと改めてこのシリーズは役者の演技、熱量が今の日本映画には無いものを感じずにはいられません。荒っぽさ、狂気、前作同様仁義なき戦いの名に偽り無し!改めて広島という街の雰囲気、一作目と同じく感じられてならない広島=ヤクザの街というイメージを決定ずかせてしまった作品ではないだろか!
[DVD(邦画)] 7点(2018-12-28 18:27:26)(良:1票)
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