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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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101.  刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 《ネタバレ》 
こういう「仕込みで落とす」ラストは割とありますが、感心しません。公判維持も、というより、起訴さえ難しそう。あなたの様な人は検事泣かせです、警部。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-09-18 21:52:47)
102.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
原作未読。前半は村上春樹ばりのお坊ちゃまクンのドリームワールド全開で唖然・・・。訳知りの年上女が勝手にズボンのファスナー下ろしてくれるどころか、いきなり全裸で背後から襲って来てくれるなんて。しかも、ひと夏限りであっちから勝手に去ってくれるという、なんちゅう都合の良いオネエサマ。そりゃあ、忘れられないわけだよ、坊やは。果たして、後半は雰囲気一転。オネエサマは被告席に。そこで坊やはオネエサマが文盲だったことにようやく気付く(かなり鈍い)。かつてオネエサマご教授のテクを駆使して(かどうか知らんが)若いコとSEXしたりしながら一応悩んでもみたりする。でも結局、彼は見ているだけ。こうして、彼は大人になって弁護士になって、贖罪のつもりか「朗読者」になるんだけれども、これ「傍観者」だよね、実際は。唯一、救いのある解釈をすれば、彼が敢えて何もしなかったのは、彼女の「全てを犠牲にしてでも文盲であることを明かさない」そのアイデンティティーを最後は尊重したからだ、と。でも、違う気がする。それを建前に、本音は自己保身・・・。いや、でもそれを責めるには可哀相だよね。なんたって、彼は坊やなんですから。ラストシーン、娘に話すって、意味が分からん。どこまでも独善的なマイコー。う~、こんなハナシ、父親から聞かされる娘の身にもなってくれ。それにしても、これ、何で英語なのでしょう? ドイツ語でやって欲しかったなぁ。違和感ありまくり。レイフ・ファインズも何だか色褪せちゃいましたねえ・・・、好きだったんだけどなぁ。ケイトは頑張っていました。ダルドリー監督、過去2作品はその評価も納得だけど、この作品については??な演出でございました。次回作、期待しています。
[DVD(字幕)] 4点(2010-09-13 22:38:30)
103.  刑事コロンボ/さらば提督<TVM>
マクグーハン氏は、俳優としては有能なのかも知らんが、演出家としてはダメダメです。彼の目指したい方向性は何となく分かる。カッコええミステリーの雰囲気が欲しいんでしょうが、雰囲気ってのは結果としてついてくるものであって、そこだけを目指しちゃうとこういうワケの分からないパッパラパ~(死語?)な作品になるんですね。特にこれはギッチリ緻密な骨組みが要求される刑事モンですよ?「仮面の男」といい、本作といい、ったく、、、。新作でも監督してるってんだから、付き合ってるP・フォークの気が知れん。
[CS・衛星(吹替)] 3点(2010-09-13 22:16:04)
104.  刑事コロンボ/策謀の結末<TVM> 《ネタバレ》 
小池版の音源は紛失したと聞いていたので、小池版で見られたのはラッキーだったのかしら。デヴリン氏の声はとっつぁんというよりルパンに近かった気が・・・。今回は犯人がIRAだからか、音楽もケルトチックでなかなかgooでした。瓶の傷は「これが決め手になるな」って分かっちゃうよねぇ。密輸船をどうやって阻止するのか、ラストは手に汗握る展開で、これも楽しめる。まあ、確かにスケールの大きい話にはなっているけれども、相変わらず重箱の隅突付く警部の捜査は健在で、犯人とのせめぎ合いはなかなかのもの。コロンボらしいといえる作品の一つでは。でも、私が一番気に入ったのは、カーボーイハット被った武器商人のオジサン。人を喰ったようなところがイイ。ああやって、シラ~ッと悪事をやってのける。そこに理屈もへったくれもない(感じがする)ところが人間臭くて魅力的だ・・・。ラスト、解決した所でようやく盃を受ける警部。でもこれは相手への共感なんかじゃ断じてないと思う。警部は基本的に殺人という罪に対してとてもシビアだし、罪を憎んで人を憎まずなんていう偽善も持ち合わせていない人だと思う。そして何より今回の犯人は、善人面して、裏で大量殺戮を遂行するという、警部の最も侮蔑するタイプの犯人だと思うので。強いて警部が同情を寄せた犯人がいるとすれば「死者のメッセージ」のアビゲイル・ミッチェルだけだと思う。誰がなんと言おうと、私はそう思うのです。旧版のラスト作品ということで、ちょっと思い入れを書き過ぎました。失礼。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-09-11 00:39:16)
105.  アンナと過ごした4日間
オープニングからの展開で、一体どんなグロい展開になってしまうのやら、とビビッたけれども杞憂であった。かなり悲惨なオハナシで、全体に話も画面も暗いんだけれども、結構笑ってしまうシーンが多かった。主人公は、とにもかくにもツイてない、分かりやすく言えば鈍クサイ男。この男の描写がとにかく素晴らしい。紛れもないストーカーなんだけど、不器用そのものの情けなさが、それこそ情け容赦なく描かれていて憎めないというより可笑しさに転じている。何度もスッ転んで、その時の彼の表情なんかはその最たるもの。あらあら、と、つい手を差延べたくなるほど。こりゃ、男の悲しい(でも愛すべき)性(サガ)を笑い飛ばす作品、という見方もアリじゃない? ラストもファンタジーに貶めていないところが素晴らしい。美しい風景と、地味な音楽もgood。彼に小さな幸せが訪れて欲しいなあ、と心底思う。
[DVD(字幕)] 8点(2010-09-05 22:35:21)
106.  刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 《ネタバレ》 
料理番組に飛び入り参加して卵を黄身と白身に分けるシーンが強烈に記憶に残っていました。このエピソードでのシーンだったのですねぇ。仕上げにあんなにソースがドバーッとかかっちゃって、あれであの人、ホントに人気ある料理家なんでしょーか?? 犯人が双子ちゃんだったのは全く覚えていませんでした。双子のどちらが犯人かでラストまで引っ張るのはなかなか良いです。イケスカナイ兄貴が出てきた段階で、弟に罪なすりつけパターンと推理したのに、見事にハズレでした。あの婚約者を殺したのはどっちだったんでしょうか。あれも共同作業? 警部の(ちょっとアラのある)詰問に落ちた瞬間の兄弟の反応の差が面白かったかな。しかし、今回は警部、ついに怒られちゃいましたねえ。ちっとは反省しましょう、日頃の無作法。・・・と思ったけれど、それがなくなったら警部じゃないし、そもそも直す気ゼロだし。ね、警部!
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-09-05 22:30:44)
107.  刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
個人的には、人情ドラマ系より、ギリギリ犯人を厳しく追い詰める話のほうが好き。ま、これはこれでイイ味出していると思うけれども。殺されちゃった夫は、イケスカナイ爺さんだなぁ。妻が病で余命いくばくもないと分かっていて、その妻がカムバックを熱望しているという状況でしょ。病を告げないのであれば最期を迎えるまで本人の望むように生かしてあげるべきだろうし、カムバックを断固阻止するのであれば病を妻に告知すべきではないか。妻を愛していれば、妻の気持ちに寄り添って物事を考えられるはずなのに、この夫は自分のことしか考えていない気がするんだよね。妻を思う心優しい夫なのに行き違いで殺されちゃったみたいな描写だったけど、違うよね。カムバックを認めればカネを巻き上げられる、病を告知すれば修羅場、どっちもイヤだ、というセコい思考回路だったんでしょーが(と勝手に断言)。私は基本的に人殺しという手段を選んだ犯人には同情しないし、本作でも彼女に共感はしないけれども、殺された夫にもゼンゼン同情できないね、こりゃ。それにしても、ジャネット・リーの存在感は圧倒的でしたね。ダイアモンドとのダンスシーンは見ているほうが恥かしかったけれども・・・。結構好きなジェイミー・リー・カーチスのお母様だと思うと、何というか、贔屓目で見てしまうわぁ。あ、警部のタキシード姿、決まってましたよ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-04 23:24:26)
108.  レスラー
崩れたお顔のミッキー・ローク、という下世話な好奇心を粉砕する、上質なヒューマンドラマに仕上がっていました。「80年代は良かった、90年代はクソだ」って、バブル世代としては何となく分かるわ~。音楽だけでなくて、何もかもがそう思えてしまうこともあるもんね。単なるノスタルジーだけど。と、映画に戻って、ミッキー・ローク。いやー、素晴らしかった。この映画自体を彼自身に重ねる評も巷じゃよく見かけたけれども、そういうのは違うと思う。彼は、役者としてランディを演じたのであって、純粋に役を演じた俳優として評価すべきなんじゃ? 失礼でしょ、俳優に。ま、彼自身はそんなことどーでも良いかも知らんが。リングの上だけが生きる場所というのは、哀しいけれども、かなり幸せだとも思う。少なくとも、いくらかの人々を喜ばせ感動させているのだし、そういう才能を持ち合わせ、努力をしてきた証ではないか。人生とは、いかに自己満足で完結できるかが大切なのだ、ということを改めて教えてもらった気がする。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-29 23:09:08)
109.  麦の穂をゆらす風
なんだか、終始見ているのが辛かった。ケン・ローチとしては、自分がイングランドの人間であるからこそ、アイルランド目線で描くことに拘ったのだろうな、と思う(公開時、イングランドでは監督に対しかなり批判があったというが)。そして、一つの地方に焦点を当てることでより不毛性を描くことに成功しているように感じる。戦争時に、一市民、一兵士が大局を見極めているとは到底思えない。そういう、目先のことや断片的な情報に右往左往して、結果、自分たちにとっての大義が見失われて行く様が実によく描かれている。条約批准後の両者の本音の討議シーンは圧巻。どちらの言い分も共感する。けれども、もっと大きな流れは、違う所で勝手に決まって動かされて行くという、この不毛さ。弟を処刑する兄を見ていて、新撰組の山南と土方を思い浮かべてしまった・・・。別に新撰組フリークでは全くないのだけれど。結局、組織のためには規律を重んじざるを得ない。けれども、その組織自体が、大局で見れば、既に駒の一つにさえなっていないかもしれないという点で勝手に共通するものを感じてしまった。こういう、一市民たちの流した血と涙を丁寧に描ききったことに敬意を表したい。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-29 22:37:25)
110.  父の祈りを
うーん、評価しづらい作品。冤罪モノと一括りにしていいのか。容疑もないのに7日間の拘留を認める法律が出来ちゃったからこそ、この話は起きたんでしょう。これはものすごくヒステリックな法律だけれども、ヒスってのは、ある種の過剰な正義論から生まれもするわけで、背景が不透明な事件事故でも、必ずや誰かを犯人なり責任者に仕立て上げて「血祭りに上げる」ことで、当事者及び大衆が溜飲を下げる、みたいな現象はよく起きる。そこで本来は、背景を含めた事の本質を見ようとする冷静さが問われなければならないはずだが、起きた事象だけに耳目が集まり、ヒスへの流れを止められなくなる。翻って、本作は、そもそも、アイルランドの複雑な歴史的背景が一切排除されているので、警察の横暴振りだけが前面に出ているが、宗教的対立に根差す理屈で語れない「民族感情」が根底にあったことが軽視されている。これは結局、本作自体、起きた事件を「実話モノ」として事象だけなぞってしまうことで、ヒスの流れに乗ってしまっている気もしなくはない。実話モノってのは、見る側の良識度というか、冷静さが問われる気がするので、作品自体の評価は本当に難しい。父子が同じ房に入っていたり、鑑賞会で「ゴッド・ファーザー」がかかっていたりと、これも事実だったのなら、この刑務所は、ある意味かなり鷹揚な刑務所のようにも感じる。映画としてみれば、ダニエル・デイ=ルイスは相変わらず素晴らしいし、表現も抑えた感じでよいとは思うけれども。いずれにしても、製作者の立ち位置としては疑問符がつく。
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-22 17:41:17)(良:1票)
111.  11'09''01/セプテンバー11
オムニバスってのは、例えつまらなくてもワケ分かんなくても、延々2時間は続かないところがイイです。この作品群の中にも嫌悪感を抱くものや、よく分かんないものが少なからずありましたが、10分足らずの辛抱でしたからね。ケン・ローチが参加しているってんで見ましたが、正直、イマイチでしたねぇ。映画にする意味を感じられなかったなあ。唯一面白かったのが、ビンラディン探索編。アイディア勝ちとも言えるけど、ペーソスもあったし、「町ごと吹っ飛ばされるぞ」というラストの会話が秀逸でした。フランス版は嫌いだなぁ。障害者モノはそれだけで私の中ではハードルが高くなるんだけれども、なんかね、、、この期に及んでそれを使うかね、という意地悪な見方しか出来ませんでした。音声だけのメキシコ版は論外。ラジオドラマでやってくれ。今村さんは、ちょっと企画意図を履き違えていらっしゃったのでは、という気が・・・。ラストで、まさに「蛇足」でした。
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-09 21:38:17)(笑:1票)
112.  フランケンシュタイン(1994)
「王様のレストラン」で、しずかが面接をスルーして見に行ったのがこの映画。そして「やっぱ、デニーロはイイね」(だったかな)とパンフをペシッと千石さんの背に当てて照れ隠し。・・・そ、そっかぁ? と、このシーンを見て思ったのは、きっと私だけじゃないはず。三谷氏はそう思ったんかな? ま、それはどうでもいいんだけれども、デニーロは化け物をやらせてもデニーロであり、ケネス・ブラナーは相変わらずからまわり気味な演技で、雰囲気も衣装も美術も音楽もなかなか良いのに、映画としてはあんまし、、、って感じだった。ヘレナも化け物にされちゃって。当時、ケネス・ブラナーと同棲していたみたいだけど、それで出ちゃったのかな? 人造人間の悲哀・・・みたいなものを描きたかったんだろうな、という推測はできるんだけれど、ストーリーを追うのに必死なのがアリアリと伝わってきて、早く終わってくれ、と思っちゃいました。まあ、彼とは別れて正解だったと思うが、その後、ティム・バートンとってのもなぁ・・・。ま、彼女が幸せならそれでいいんですが。
[映画館(字幕)] 6点(2010-08-02 22:13:12)
113.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
コロンボシリーズにおける女性の描かれ方はちょっと偏っているとよく思うのですが、おやおやどーして、この犯人はなかなか魅力的じゃないですか! なんつっても、野心満々で、容姿端麗のキレ者ってのがイイ。男を利用しているんだけど、依存してないし媚びてない。「女はちょっとヌケてるくらいが可愛い」などと60年代に澁澤龍彦が堂々とエッセイに書いていたけれども(といいつつも澁澤好きですが)、70年代のアメリカ男児たちもそーなのかねえ、と思わざるを得なかったんだが、このレスリーは頭も良い上、チャーミングと来ていて必ずしもそうじゃないみたい。でも、こういう魅力ある女性も描けるんならなおさら、コロンボ作品に出て来る??な女性陣に対しては悪意さえ感じてしまう部分もなくはないけれど。・・・まあ、細かい所は突っ込みどころもありますが、ラストの1対1の対決もなかなか良かったし、エンディングも警部らしさが全開でナイスでした。こりゃ、シリーズ化も決定するってもんです。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2010-07-29 22:31:47)
114.  刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM>
ナディア、どっかで見た顔だ・・・、と思って、でも分からなくて気持ち悪かったんだけど、途中で思い出した! デスパでスーザンの母親役だった人だ! ゼンゼン変わってない・・・。役柄も男にだらしなくてちょっとヌケてるところは同じかな。さて、今回の犯人は、よーわからん人です。ナディアを夫から奪うために夫を衝動的に殺しちゃう(これってナディアを一応、愛してたってこと?)。でも、自分の立場が危うくなったらあっさり殺す(え、え?)。だったら、何で夫を殺す必要があったのか? ナディアを見捨ててあの場から去ってしまえば、人殺しなんかしなくても良かったわけです。・・・分かりません。地位も名誉も重んじる男がそんなことするなんて。ラストは、まあ、あれはあれで良かったと思いますが。ところで警部、クリームソーダといって出てきたあの茶色い液体、何だったのですか?
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-07-27 22:20:20)
115.  マイ・ビューティフル・ランドレット
ダニエル・デイ=ルイス、ゲイ役やってます。あー、しかし彼は美しいなぁ。こんな男、私が男でも惚れるかも。おまけに男気もあるなんて。扱っているテーマ自体は割とシリアスなんだけれども、雰囲気は軽いし、結構笑えるシーンも多々。まあ、でも、やっぱり彼はマジメだよね。この役も、一見パンク野郎だけど根はマジメ。多分、彼自身もマジメ。こんな彼があのイザベル・アジャーニと付き合ってたなんて嘘みたい~、と友人と話していたんだが、友人は「彼が押し倒されたに違いない」と持論を展開し、私は妙に納得してしまった・・・。事実はどうだか全く知りません、もちろん。でも、きっと、そうなんだろうな、と本作のラブシーンを見て思っちゃった。なぜだかわかんないけど。そして、多分、あっさり彼女は彼から去って行ったに違いない。もちろん、勝手な想像。本題からまったく外れたレビューになってしまってすみません。まあ、そんなことが頭を巡りながら見た次第でした。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-26 22:25:33)
116.  太陽は夜も輝く
ジュリアン・サンズとナタキンの美の競演とあっては、見ないわけにいかぬ、、、と思って見たわけだけれども、あんまり期待していなかったとはいえ、こりゃマズイ。まず、ナタキン演じるクリスティナに過去を告白されて聖職者になるまでの苦しみ・葛藤が伝わって来ないんだよねえ(大体、人生観が変わるほどまで愛してたんなら、現代の不倫とはワケが違うであろう、王の愛人だったことくらい許容できちゃうってもんじゃないかね?)。それはいいとしても、修行者の身になったあとのセルジョ神父は三大本能のうち、肉欲にだけ激しく動揺するわけですが、これもすごいヘン。1回目はいいとして、2回目マチルダに誘惑されて「あなたは悪魔だ」なんつって誘惑に負けるのがものすごくヘン。指を切り落としてまで誘惑と闘った1回目は何だったのサ。こうなると、指じゃなくてあっちを切り落としておくべきだったね、と言いたくなる。つーか、そもそも、聖職者になる動機がまったく共感できない(描写が弱い)んで、その後、ついていくのも辛い。ナタキンも中盤以降出てこないし。神父のクセに入水自殺(未遂だけど)ってどーよ、と思うし。トルストイの原作を読むと多少は理解できるのかしらん。美男美女と衣装と音楽を鑑賞するためだけの映画でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-07-25 18:07:58)
117.  ハロルドとモード 少年は虹を渡る 《ネタバレ》 
人生を楽しんでいる79歳と、人生に絶望している19歳の間に愛が芽生えるお話。その昔「誰と結婚したっておんなじよ」と言った人がいましたが、そしてそれは一理あるとも思うのですが、本作を見れば「この人とでないとダメ」というのもまた真理だと思うわけです。そう思える人と19歳で出会ってしまったハロルドの今後の人生を思うと、前途多難という気がします。だって、あんまり強烈過ぎるじゃないですか、19歳でこの経験。「この人とでないとダメ」という結婚はロマンも多いがリスクも多いってことです。人生、平凡無難に生きたければ誰と結婚してもおんなじとまで達観しないまでも、恋愛と結婚は別モノ、と割り切れる方が良いのです。そういう器用な人は、しかし、魂揺さぶられるような出来事とも無縁であり、どちらが幸せなのかは分かりません。そう、人生なんて、所詮、自己満足なんですからね。モードも、先に勝手に逝っちゃいましたもの。ハロルドと2人で死ぬまで生きて欲しかったなあ。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-24 22:00:46)
118.  生きてこそ 《ネタバレ》 
そもそも、極限状態のサバイバルにおけるカニバリなんてのは、色々なもので見聞きしているわけで、その部分の衝撃度は、私にとってはほとんどゼロ。むしろ、神に祈って行為を自分に納得させるところが、なるほど信仰を持つ人とはこういうものなのだ、と教えてもらった。そして、何より、この話でもっと描くべきは、ナンドらがアンデスの山越えをするところでしょ。あの勇気ある行動がなければ、助からなかったんだから。カニバリは手段であって、山越えこそが命を救ったのでしょ。あそこで、あの連なる険しい山脈を見てそれでも越えようと意を決したのは、仲間の肉を腹に入れたからこそだと思うが、だからと言って、皆がそうできるもんじゃないはず。そこをもっと力を入れて描いて欲しかった。で、もっと言っちゃえば、DVD特典映像の生存者達の話を見れば、本編を見る必要性が低いってこと。これってどーなんでしょ。あんまり詳しい「実話の実話」は、入れないほうが良いんじゃない? 売り方が間違っている気がする。
[DVD(字幕)] 5点(2010-07-20 23:25:36)(笑:1票)
119.  哀愁のトロイメライ 《ネタバレ》 
これは、クララとロベルトの愛の試練物語ではなく、クララと父親の近親相姦&親子離れの葛藤物語、ですな。クララの父親がとんでもないステージパパだということは知っていたけれども、映画ということで7割差っ引いて見たとしても、それでもありゃ父娘愛ってよりは、男女のそれに近いでしょうが、ってな具合でハッキリ言ってかなり気持ち悪い。クララが性格破綻気味のロベルトに惹かれたのもある意味分かる。あれじゃ、男を見る目を養うなんて無理だもの。まあ、おかげで後世の我々はシューマンの名曲にも、そしてブラームスの数々の名曲にもあやかれるわけで、娘の幸せなんてそこのけで蹴散らし自分の名誉欲最優先でクララをこき使ったパパに感謝せねばなりませぬ。さて映画としての本作を考えてみると、昨秋、ブラームスの子孫とやらが撮ったクララの映画よりは百倍見るに値すると言えましょう。なにより、ナタキンの溜息の出るような美しさだけでも一見の価値はあり。クレーメルって顔に似合わずあんなに指が長くて美しい手してたのねぇ・・・、ってことも分かって一つ収穫。あ、彼はパガニーニに扮して超絶演奏を聴かせてくれるのでこれも一聴の価値大有り。なんだけれども、最悪なのはロベルト役のグリューネマイヤー。彼の奥目の顔は、あのB級ホラー(?)映画『デビルスピーク』のクリント・ハワードを思い起こさせ、雰囲気ぶち壊し。これは、役者には何の罪もないんだけれども、一旦脳味噌がそう認識したらもうダメなのよ。というわけで、ヒジョーに評価の難しい作品でござんした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-20 23:22:38)
120.  私の中のあなた
もう20年以上前だけれど、祖父が末期ガンで一時帰宅した時に「肉が食べたい!」としつこく言うのを、祖母が「アカンアカン!後で苦しむのイヤやろ?少しでも長く生きてもらわんと」と頑として受け付けず、それを子である私の母親が見て、後から「あんなに食べたがっとるんやで、食べさせてあげたらええのに。先も長くないのに」と怒りの愚痴を私にぶつけてきたことがあったのを、この映画を見て思い出した。祖母は「祖父が苦しむのを見たくない」「吐いたら世話するのが大変」「死期を1分でも遅らせたい」などといった、真に祖父のためでない祖母自身の気持に従って祖父の肉食欲を阻止したことが、子である母親の目には見えてしまったらしい。両親の性格を知っているから尚のこと。本作でも、サラの暴走がサラ自身のためであることを、家族はやっぱり見抜いてしまう。母の愛なんて美談じゃないってことを。家族が闘病虚しく死に直面しているというのは、本人よりも他の家族がその現実を受け入れるのが難しいのかも知れない。受け入れることが、結局は諦めにつながるかのように思えてしまう。家族にとっては生きていて欲しいが、それが本人にとっては苦しみを増すだけでしかないのなら・・・。病や障害を抱える兄弟姉妹を持つ者の親への思いは、恐らく筆舌に尽くし難いものがあるだろうと思う。そういう意味でも原題の「My sister's keeper」というのは、もの凄く痛い。ヘンな邦題だけど、直訳してないだけまだマシだったかな。まあ、keeperにはいろんな意味が込められているんだろうけど、産まれた経緯を知っていればイヤでもネガティブな解釈になってしまうから。・・・映画としてはまあ秀作といえると思うけれど、好きとは言い難い。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-10 20:15:27)(良:1票)
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