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101.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
口だけ達者なヘタレインテリが自尊心を傷つけられて大虐殺をする、という話でした。前半のかったるい展開とは裏腹に、後半になると怒濤の展開。精神薄弱の大男はあくまでトリガーで、散々踏みつけられてきた自尊心がとうとう爆発して村人を返り討ちに。その暴力の痛々しさに目を背けたくなりました。
[DVD(字幕)] 7点(2015-03-13 23:04:01)
102.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
覇王別姫という芝居を、人生で体現してしまった役者の物語でした。それが悲劇なのか、それとも蝶衣の望みが叶ったと観るかは難しい問題。女形になることを頑なに拒み続ける少年時代の蝶衣。有力者の前で覇王別姫を演じるにあたって、石頭によってキセルを口に咥えさせられて強引に女形であることを受け入れさせられる。あれは処女喪失の暗喩で、あの瞬間から蝶衣は女になってしまったのでしょう。そこから始まる愛憎入り交じった大河ドラマは見応えのあるものでした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-12 14:42:19)
103.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
地元で沈殿している冒頭から、グループの核となる天才の加入。小さな問題はありつつもトントン拍子に成功の階段を上っていく中盤までは少々退屈でした。しかし中盤に差しかかると金にだらしないトミーの莫大な借金が発覚。実は成功の階段を上っていく最中にもトラブルは幾つも起こっていたことが明かされ、それが後々まで後を引くグループの存続を揺るがす問題へと発展してからはもう一気呵成。耳馴染みのある名曲に彩られた物語は情感たっぷりに描かれます。特にグループのなかでリンゴスターだったらどうする?という問いかけには思わず無言に。実際はメンバーの入れ替わりも激しく様々な問題を抱えたグループだったようですが、あくまで初期メンバーのみに絞って余計な部分はばっさりとカットする。大なたを振るって余計な部分をばっさりカットする作りがいかにもイーストウッドらしい力作でした。演劇版のキャストがそのまま映画版でも主要人物を演じているという、異例の作風にハリウッドの懐の深さを感じた次第。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-03-08 14:54:07)
104.  アフタースクール 《ネタバレ》 
監督の技巧を見せつけられた気持ちになる映画でした。たしかに上手い構成や見せ方ですが、それが面白いかというとまた別の話。随所に見られる小賢しさが受け付けず、最後の方では見ていて退屈してしまいました。運命の人は不完全ではありましたがこういうことは感じなかったのですが。 某国民的作家の最近の傾向。表現方法にばかり凝って中身がない作品を思い出してしまった次第。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-03-06 11:27:11)(良:1票)
105.  悪の法則 《ネタバレ》 
重要な部分を描かないのはここ最近のリドリー・スコット作品の特徴でしょうか。この映画でも組織に関して末端が描かれているだけで本体や中心的な人物は描かれません。それが効果を生んでいるかといえばはなはだ疑問。プロメテウスも同様。どうやら完全版的なものがあるようで、単に編集が下手なだけという気がしないでもあらず。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-03-05 23:55:35)
106.  殺し屋1 《ネタバレ》 
原作既読。ということを抜きにしても酷い映画。どの歯車が狂ったらこんな映画が出来るのか。 ざっと原作を読んで特徴的なシーンを抜き出してちょいちょいとつなげただけ。この監督が重用されているのが不思議でなりません。
[DVD(邦画)] 2点(2015-02-28 20:32:04)
107.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 
猿側メインの話でした。過度に人間に肩入れしようとするシーザー。ナンバー2のコパはその肩入れが歯がゆく、猿側に被害者が出るという事件を経てとうとうシーザーを武力で追い落とし群れのリーダーにおさまってしまう、というのが今回のお話。解りやすい悪役。正義の優等生。要所要所、解りやすいエピソードで話を転がす。終始優等生的な脚本で流れるように話が展開するので逆に違和感を感じてしまいました。口当たりが良すぎて印象が薄くなってしまった映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-18 16:42:01)
108.  プロメテウス 《ネタバレ》 
映像は美しいですが、それ以外見所のない映画です。登場人物がもれなく馬鹿。まともな人間はひとりもいません。さらに意味不明な展開ばかり。筋道の通った展開はほとんどありません。続編があるようなのであえて謎解きは後に回すという形なのでしょうが、あまりにも後回しにし過ぎるのはどうかと。
[DVD(吹替)] 3点(2015-02-18 16:10:24)
109.  王立宇宙軍 オネアミスの翼 《ネタバレ》 
精緻に作り込まれた世界観は素晴らしい。年月を経ても古びない名作といっても良いと思います。ただし、脚本は別。世界観とは裏腹にこなれていない脚本のせいで微妙な出来になってしまいました。まるで脚本の初心者用のテンプレートを使って作ったような出来。-どこか映研の素人が作ったように感じられるのはこの辺のせいでしょうか。脚本がもっと凝縮していれば文句のつけようがない名作映画だったと思うのですが。
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-15 21:44:03)
110.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 
まごうことなきエロ映画。翌々考えたら、単に透明になっただけなので、悪戯くらいしか出来ないんですよね。まあ怪力でタフにはなっていましたが、だから何が出来るわけでもなく。そういう意味でこの展開は理にかなっているような気がします。ただそれだけの映画といえば身も蓋もないですが、実際それだけの映画です
[地上波(吹替)] 4点(2015-02-09 23:33:10)
111.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 
マックイーンのタフさに尽きる映画です。精神的にもタフなら、肉体的にもタフ。やせ衰え歯も抜け落ちたヨボヨボの爺になっても失わない眼光の鋭さは精神的なタフさに裏打ちされたもの。実際のパピヨンは集団脱走を手伝ったご褒美でついでに脱走に加えてもらうような、末端の末端が良く似合う人物だったようです。そういう脇役的な人物だからこそ、実際に会い、見聞きしたタフな囚人の話をミックスして理想のパピヨン像を作り上げたんでしょうね。年月を経ても色あせない名画です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-09 19:12:50)
112.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》 
キリスト教をモチーフに、様々なメタファーで満ちた物語。という触れ込みです。しかし説明は極力省き、雰囲気で感じ取る作風はやはり解りづらい。説明がつかない部分も多々見られます。それでも細部まで細かく神経を使って作られたアニメーションは見事。特異な人形たちの世界に浸ることが出来ます。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-07 00:14:53)
113.  あなたへ 《ネタバレ》 
高倉健の存在感、培ってきた役者人生が生む憂いを帯びた表情によって支えられた映画でした。逆に言えば高倉健におんぶにだっこの映画。脚本など、映画を構成する重要部分に評価出来る点がないのはどうなんでしょう。このウエットさが邦画らしさといえばそうですが、そろそろ考えるべきかなと。
[地上波(邦画)] 5点(2015-02-04 00:13:56)
114.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
かねがね展開が予想が出来る映画でした。一度目の種明かし、まあそうだろう、という想定の範囲内。二度目の種明かしで、そんな理由かよ、と肩すかしを食らうのがほぼすべての人の感想だと思います。ただ最後の最後で家族の絆を強調した場面では思わずほろり。そこで持ち直したのでこの点数。とはいえすぐ見たことを忘れそうな映画でもあります。
[地上波(吹替)] 5点(2015-01-28 00:34:14)
115.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
ティーガー戦車戦までは良かったのですが、その後のグダグダさにがっかりしてしまう映画でした。特に最後の籠城戦。生きることを最優先にしている軍曹があのような破れかぶれの自殺行為をしたのが不可解。敵大隊の戦力は戦車に立てこもっても数分で乗員を消し炭に変えられるほどのものです。それが解らないはずがないのですが。また異様な戦車の耐久力、射撃の的のようにバタバタとただただ無策に倒される敵大隊、手榴弾が戦車内で爆発したにも関わらず綺麗な死に顔のままの軍曹。ランボーよろしく敵をなぎ倒す場面など。ご都合主義満載の映画的な展開にげんなりしてしまいました。中盤の占領した町でのエピソードが緊張感を伴うものだったので余計に。リアルさを売りにティーガー戦車の実物まで走らせておいて、どうして最後の最後でヒーロー然とした展開にしてしまったのか。残念な映画でした。改めてプライベート・ライアンを見ての感想。どうやらこの映画はプライベート・ライアンを下敷きに作ったように感じられました。話の大まかな流れから、人物設定まで。 そう考えると新兵のエピソードもまんまアパム。最後の無謀な戦闘もプライベート・ライアンの流れをいただいたものと考えると納得。
[映画館(字幕)] 5点(2015-01-28 00:20:03)
116.  CURE キュア 《ネタバレ》 
様々なメタファーで満ちている、読み解く深みのある映画、という触れ込み。意味が解らないシーンが何を意味しているのか? 考察しているサイトを見るのもまた楽しい。とはいうものの、知らないことが幸せという場合もあるわけで。この映画の最後に出てくる廃屋。メタファーと思っていましたが、ノベライズによるとあれは間宮が催眠術を学んだ病院で、実際にあるものだとか。なぜ映画で説明がないのか?監督曰く、その方が海外受けが良いので削ったのだとか。その言葉に少しがっかりしたので-1しました。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-27 21:07:21)
117.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
脚本のお手本として語り継がれる時を超えた名作。構図から人物設定、話の流れなど文句のつけようがありません。初めて見たとき、雨上がりの階段を降りるヘンリー・フォンダの清々しい姿に民主主義の素晴らしさを感じました。正義を貫き、偏見を打破した正義の人といった印象。ところが時を経て再見してみるとまったく印象が変わりました。冒頭でヘンリー・フォンダは、もっと議論が必要だからと無罪に一票を投じます。その後の投票でも、皆が有罪なら自分も有罪で良いとまで言います。少年の無罪を信じているわけでもなく、正義の人でもない。単に自分が気にかかることが見過ごせない神経質な男が議論をふっかけただけ。なのですが、話の流れで嫌みな人間や、頑固な人間、偏見を持った人間といった対立軸ができ、持ち前の弁舌で相手を叩き、巧みに有罪の証拠の信憑性を揺らがせていく中で、相対的に正義の人といった印象が強くなっていく。最後まで抵抗を続けた男が折れた瞬間の、やった、と手を叩きたくなるような爽快感。多数派の同調圧力に従おうとしない人間を叩きつぶした快感。あれこそが民主主義の持つ危うさなのだと改めて思い直しました。優れた扇動家の怖さを感じてしまった映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2015-01-25 22:39:58)(良:1票)
118.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 
思い出補正ありでこの点数です。初めて見た子供の時、そのダークな世界観に圧倒されました。それを支えるのは素晴らしい音楽であり、どこか暗い影を引きずるクリストファー・ランバートであり、師匠ラミレスであり、狂戦士クルガン。まさに映画撮影のその時の巡り合わせが作り上げた芸術だと思います。今見たらチープですが、それでも根底に流れている悲しみは普遍。ということでこの点数。
[DVD(吹替)] 6点(2015-01-25 22:17:16)
119.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
最初の30分は退屈でした。役者も微妙。演技も微妙。ストーリーも微妙。ところが探偵の物語が始まってからは急転直下。退屈な30分は前振りで、その30分の裏で動いてた人々の姿が描かれるので、ああ、あの場面の裏ではこうなっていたのか、と見事な入れ子細工の脚本に感心してしまいました。良い脚本とセンスのある監督なら予算が少なかろうが役者が微妙だろうが良い映画は撮れるんですね。邦画はこういう小粒でピリリとした映画こそが得意分野だと感じられた映画です。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-24 15:18:08)(良:1票)
120.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
所々挟まれるギャグシーンでクスっと笑うのと対照的に、物語は容赦なくダークな方向へと突き進んでいきます。映画や本をたくさん読んでいる人の裏をかくような数々の場面。美しい女性のパートナーが都合良く現れたり、探偵物で良くある犯人を前にしてトリックを暴くような場面まですべてが伏線の上にあるもの。緻密な場面設定とは裏腹に、どうでも良い部分や設定はばっさりと省く。ご都合主義な部分も気にならないのはその勢いのせいでしょうか。催眠術というのも120分という映画の枠に収めるための割り切りだと思います。原作の骨子を使いつつも、映画独自の練り上げられた脚本がまた見事。原作の動機の弱さが復讐内容と濃密に絡んだものへと昇華されています。原作の動機。自分が歌っているのを見て、相手が涙を流した。自分の中にある孤独を見透かされ、気づかされたことが復讐の原因というのは説得力を持たせるに厳しいかなと。血がにおうようなバイオレンス映画において、韓国は一歩も二歩も先に進んでいるように感じられました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-24 00:08:40)
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