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カニばさみさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 600
性別 男性

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101.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 
どいつもこいつもキチガイじゃありません。ガキです。冒頭から一貫して登場人物は子供っぽい。我妻も清弘もワガママで上司の命令など聞く耳もなく、吉成署長は出世の事しか頭に無く、我妻の同僚たちは喧嘩っ早い。頭で何も考えていないかのようです。結局、最後のセリフどおり「バカじゃない」連中だけが生き残り、あれだけの事件があっても街や組織は変わらない。最後にクローズアップされた女性のように、なにもしないのが一番利口だとでも言いたいような映画です。雰囲気が重く、中盤からは常に緊張感を伴うシーンが続くのに、ビートたけしは観客を笑わせにくる。アドリブセンスの良さが光っています。我妻の妹が輪姦されてるのに画面の奥ではゲイと短気な男の喧嘩が始まったり、全く必要のないシーンを混ぜてくる。この辺りの緩急はさすが天才芸人だなといった感じです。北野映画の中で一番好き。
[DVD(邦画)] 8点(2015-05-14 02:47:34)
102.  キートンの探偵学入門 《ネタバレ》 
観客を飽きさせないトリックとアクションの数々、さすがキートンでした。映画の中に入り込んで、映画の中でしかあり得ない場面転換に四苦八苦してみたり、ビリヤードの爆弾入りの13番に中々当たらなかったり、とっくの昔に運転手が振り落とされたバイクで見せる恐ろしいアクション、そして大爆笑の救出シーン!なんて素晴らしいんだろう。これだからキートンが大好きなんです。私の中では『マイホーム』『セブンチャンス』ほどの大当たりではなかったものの、キートンの素晴らしさを再認識させてくれる傑作でした。そういえば、キートンもチャップリンに負けないほど情に弱いよね。そこがいいんだ。
[インターネット(字幕)] 8点(2015-04-29 19:25:50)
103.  セッション 《ネタバレ》 
体罰やハラスメントを肯定しているわけではないと思いますよ。いわゆるスポ根でもない。これは人間同士の戦いを描いた映画なのです。絶対的存在であるフレッチャーに抵抗し、対立するような行動を取るのはニーマンだけ。彼だって最初のうちは圧倒されるだけだったけど、フレッチャーのバンドに所属する中でドラムの腕も人間としても少しずつ成長し、ついに対立できるようになった。元々は実に未熟な人間だったわけですよ。彼女を一方的な思い込みで振ったりするような男だった。フレッチャーに抗うことで、否定することで成長したわけです。共にルートを外れ、互いの気持ちがぶつかり合った最後のセッションは映画史に残るシーンと言って過言ではない。宣伝文句と意見が一致するなんて珍しいことです。
[試写会(字幕)] 8点(2015-04-09 22:52:43)(良:1票)
104.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
クライマックスの強烈な展開に引きこまれた。途中まで「ただのディストピアSFか…」と思っていた自分が恥ずかしいっす。モンティ・パイソンであれだけへんてこな切り抜きアートを披露していたテリー・ギリアムがただの映画を撮るはずが無かったわけで。それにしても、ラウリーの母親といいその友達といい、ババアがとことん嫌な人物として描かれるのには笑ってしまったなあ。自分の母親の「女」としての側面を嫌悪する感情を抱くことは、母親に対し無意識のうちに母性を求める「子」にとって当然のことと言えますが、それにしても強烈だった。出世を望まない息子と若さのために整形を重ねる母の対比は、タトルのような一般市民とラウリーのようなエリートとの対比に似ていますね。皮肉でしっかりと笑わせるあたり、名監督としか言いようがない。DVDではなくレーザーディスクで鑑賞したのも良い体験でした。SFは低画質で観たほうが楽しめるかもしれませんよ。
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2015-04-03 15:31:41)
105.  チャップリンの寄席見物
たまらなく好きです。初期作品の中では『冒険』と甲乙付けがたい。劇場で暴れまわるチャップリンはいつも通りの活躍なんだけど、何を考えているのかわからないもう一人のチャップリンが良いスパイスになっているんだよなー。チャップリンといえば「笑えて泣ける」映画ですけど、初期の笑いに振り切った作品も大好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-20 00:16:32)
106.  担え銃 《ネタバレ》 
チャップリンがフランス娘と出会ってからの展開は退屈。ギャグも序盤ほど笑えない。しかし、序盤から中盤にかけては素晴らしい!どのギャグも最高に冴えている。オチも嫌いじゃない。チャップリンらしくていいと思う。
[インターネット(字幕)] 8点(2015-03-19 13:39:28)
107.  チャップリンの給料日 《ネタバレ》 
レンガのシーンと電車に乗ろうとする一連のギャグが最高。よくあれだけ違和感なく逆再生演技ができるもんだ…。先日、MJのムーンウォークの逆再生映像を見たのですが、普通に歩いているようにしか見えない。MJがダンスの天才なら、チャップリンは演技の天才ですね。そして、哀愁のあるコメディ作りの天才でもある。1本見ると他の作品もどんどん見たくなるのがチャップリンの特徴です。罪深い映画人ですなぁ…。
[インターネット(字幕)] 8点(2015-03-16 18:01:28)
108.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
コングがかわいそうだろ!金儲けのためにアメリカまで連れて行かれて、美女のために戦ったじゃないか…。ヨダレをダラッダラ垂らしながら「美女が野獣を倒したのだ~」ですって!嫌になっちゃうわよ!……久々に「カニと修造理論」を思い出しました。カニの親子が仲良くしているところに「食いしんぼう万歳」のロケで海にやってきた松岡修造が現れ、無残にもカニは食べられてしまう…どっちが悪やねん!どっちなんじゃあああああ!人間ってサイテーね!この映画はただの特撮映画じゃないわ!ワンダフルな特撮技術と人間の醜さを描いているから名作なのよ!何にもしてないくせにヒーローを気取りやがって……。途中からコングに感情移入してしまいましたよ。レビューを書いているうちにどんどん怒りが増してくる。いい映画だなぁおい!人間サイテー!サイテーだわよ!
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 17:24:08)(笑:1票)
109.  ベイマックス 《ネタバレ》 
マーベルとディズニーが見事に融合しているように感じました。前半の盛り上げはディズニー。後半のアクションはマーベル。ベイマックス2.0なんて、まんまアイアンマンだし。それぞれの長所を活かし、日本では絶対に作ることが出来ないアニメの傑作が生み出されたのだと思います。登場人物の動きはもちろん、美術の完成度には本当に驚きました。雲、埃、海……一番関心したのは、タダシが亡くなり、悲しみにくれるヒロが階段で佇むシーンの壁です。雨に濡れる窓の、細やかに変化する影が実写か?と勘違いしてしまうほど再現されている。こんなの、凄すぎます。また、お面の男がスクリーンに映ると、実写としか思えないような雰囲気がありました。やべえ、3Dやべえっすよ。日本の3Dじゃあ一生追いつかないっす。日本独自の色さえ消えつつあるアニメーション界も、今後ディズニーには絶対にかなわないのでしょう。ディズニーは学んだ。アジアに対する偏見は消え去り、日本のアニメーションから多くを学んだ。近年のディズニー映画の勢いたるや、低迷期からでは考えられません。学んだから復活した。日本アニメは?
[映画館(吹替)] 8点(2015-01-05 18:22:03)
110.  勝手にしやがれ
初見時はあまりの退屈さに、パトリシアの家での延々と続く会話シーンで鑑賞を断念したのですが、あれから3年がたった今、改めて観てみると意外と楽しめました。退屈で仕方がなかった二人の会話がなぜかとても楽しく感じたのです。二人の会話はまるで噛み合わず、好みも異なる。そんな二人がお互いを試し合い、騙し合う姿が素敵でした。ぶつ切り編集とテンポの良さ、観客への独白など、ゴダールの魅力が詰まった作品だと思います。ゴダールの映画は娯楽映画ではないから、楽しめない人には全く楽しめません。ヌーヴェルヴァーグは自主制作映画のようなもの。大学生の自主制作映画はエゴのかたまりで、とてもじゃないけど娯楽作とは言えないものが多いでしょ?私だってゴダールは苦手だけど、本作は良い!と思っただけのこと。
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-19 11:11:37)
111.  TOKYO TRIBE 《ネタバレ》 
こんなアホ映画は久々に見た。全編にわたって「やりすぎ」な映画です。 演技は過剰、セリフはラップ、美術はクーロン城、必要以上のエロス、ギャグみたいなキャスティング。それぞれを竹内力、染谷将太、ブクロ、清野菜名の白パンチラ、練マザファッカーが体現しています。練マザファッカーが練マザファッカーとして登場したのには腹抱えて笑いました。D.O.の語尾が「メーン」だったら笑い死にしていたかもしれません。紹介シーンの鈴木亮平の怖そうでマヌケなナレーションもツボでしたね。ムダにいい出来なアクションも良い!清野菜名は素晴らしいです。おっぱい見せてくれるし。アクション女優として活躍を期待したいですね。 ヒップホップミュージカルというテーマからして、ネタ映画かカルト映画のどちらかにしかなり得ないと思うんですが、本作はカルト映画として語り継がれていきそうな予感がします。竹内力が「死んでしまうのでは」と恐怖してしまうほどのテンションで演技し、でんでんが神様役で、しょこたんがブルース・リーのモノマネをしながらミキサーにかけられ、鈴木亮平が「ちんこ」を連発する映画……。どう考えてもネタ映画じゃねーか!でも、無性に面白くて楽しいんです。バカバカしいことをマジメにやる面白さがあります。ひょっとして平成の『鴛鴦歌合戦』なんじゃないか?と思います。 惜しむらくは、吉祥寺バウスシアターが閉館してしまったことです。本作の爆音上映会はさぞ盛り上がることだろうに……。
[映画館(邦画)] 8点(2014-09-11 18:44:13)
112.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
びっくりした。面白くてびっくりした。アリエッティであれだけ小さい話を作っていた人とは思えないほど面白かった。序盤から「俺は伏線だぞー!」と自己主張の強いあれこれが出てきて心配だったんですが、話が進むにつれてどんどん良くなっていく。昔話で伏線をガッツリ回収し過ぎだとは思ったけど、それでも取り残し具合が良い。オチがまた良くて…。いろいろとミスリードさせてくれる箇所があったのも高ポイント。勝手に深読みしてただけかもしれないけど。 気になったのは、風立ちぬに出てきたもの(平野を走る列車とか、絵を描く女性、サナトリウム、棒読みの声優)が出てきたこと。ひょっとして、またジブリスタッフを主人公にした話なのかと思った。米林監督が宮﨑駿を意識しまくってるのはよく伝わってきましたね。ポスト宮﨑駿は米林監督が一歩リードしたかなと思うくらい良かったです。これまでに見てきた映画の中で、一番得した気分。
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-26 00:16:46)
113.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
この映画はプロレスです。プロレスなんです。人気レスラーは終盤までなかなか必殺技を繰り出さず、観客をじらします。焦らして焦らしてもう我慢の限界だ!というところでドーンと試合を決めると言った感じ。ゴジラは中盤まで出てきません。代わりに足の長いゴキブリみたいな怪獣(ギャオスじゃなくね?)が登場し、各地で暴れ回ります。おいゴジラはまだかよ!いい加減にしろ!と観客の誰もが感じ始めたところでゴジラ登場!お馴染みの声で吠えます。でも、ゴジラが登場しても格闘シーンが変則です。ゴジラが戦っている映像をテレビや映像で見せられ、再びゴジラはいなくなってしまいます。また別の話が始まるので、ストレスが溜まってきます。ストレスが爆発寸前のところで再びゴジラ登場。今度は大迫力の格闘シーンを見せてくれます。でも、放射熱線はなかなか撃たない。まだかよいい加減にしろ!と思っていると、画面に青い光が…!これ、どっからどう見てもプロレスの盛り上げ方だろ!でもそれが素敵!怪獣映画は大体プロレスになるけど、ここまで迫力のある映像でプロレスされたら敵わん!というわけで高得点です。下手くそなストーリーテリングだとは思わなかったなぁ。怪獣たちの恐怖感はゴジラが画面に映っていない間も伝わってきたし。片言の日本語や、どう考えてもアフレコしてるとしか思えない日本語が頻発する前半はそれだけで楽しかった。心のなかで楽しみながらツッコミを入れまくってました。怖くて笑っちゃうレベルの映像もありましたし、満足ですよ。ミサイルでぶっ倒れるゴジラじゃなくてよかった。 ■格闘シーンが暗いのは、ハリウッドの流行りなんですかね。パシフィック・リムもそうだったし…。
[映画館(字幕)] 8点(2014-07-25 15:55:16)(良:1票)
114.  この空の花 長岡花火物語 《ネタバレ》 
僕もこの映画が初めての大林宣彦映画でした。衝撃を受けましたね。役者がことごとく棒読みというか、ハキハキ喋ることを考えすぎて演技が下手になっているのか?と思うような演出、謎のテロップ、謎の一輪車少女、たまのランニングが山下清役で出演……。なんじゃこりゃあ。映画か?と思いながら見ていると、なぜか「大団円」(映画を見た人ならわかる、かなりびっくりするテロップ)で大号泣してしまうという。謎の体験でしたねえ…。2年前に見た映画ですけど、ほとんどのシーンを覚えています。クライマックスの謎デジタル処理とか、「さようなら~」とか、混乱必至です。あまりの衝撃に他の大林映画を見るきに慣れないまま。この映画のことは多分死ぬまで覚えていると思います。反戦映画としては正直いってどうかなぁと思いますけど。
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-24 10:05:47)
115.  盲獣 《ネタバレ》 
やや、びっくりしました。江戸川乱歩の原作は未読ですが、おそらくエログロな話なんだろうなぁ、と思っていたのですが、違いましたね。これは怪獣映画だ!母を殺された道夫は怪獣と化し、アキに欲望の限り襲いかかります。しかし、怪獣になったのは道夫だけではなく。道夫に感化されたアキまで怪獣になり、終盤は阿鼻叫喚のSM劇場が開演されます。船越英二の顔がめっちゃ怖い(盲目だから焦点があってないというだけでも恐ろしいのに)上に、緑魔子の鋭い目つきと悲鳴がヤバい。怖い。終盤からの怒涛の狂いっぷりで忘れてしまいそうだけど、道夫のアトリエは考えられないほど怖い。道夫の母の過保護っぷりも怖いし、若さに嫉妬する心も怖い。音楽も怖い。なにこれ、エロコワイ…。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-20 19:36:16)
116.  兵隊やくざ 《ネタバレ》 
痛快で面白いんだけど、旧日本軍の理不尽さ、敗戦の理由などを存分に味わわせてもらいました。あんなところにいたら、普通じゃいられないよなぁ…。元々普通じゃなかった大宮は、自分を曲げることなく有田上等兵に付き従い、ついには脱獄までやり遂げてしまったのだ!いやぁ、痛快。ヤクザの勝新と軍隊・体育会系大嫌いの田村がいいコンビになるというのも良いですね。増村保造の見どころは派手な省略だと思っているのですが、本作では主人公はあくまで有田上等兵なので、大宮が呼び出しを食らったり、罠にはまろうとしているシーンを写していません。大宮に感情移入させることなく、あくまで客観的に物語を見守らせる手法は素晴らしい。おかげで、楽しめました。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-20 15:36:07)
117.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
若者が好きな映画でしょう。なんで学生1000円キャンペーンが理解できないのかが理解できませんね!ポップなセックスアンドバイオレンスが、魅力的な俳優陣で見事に表現されています。中島監督の会心の一作だと思いますよ。下妻物語以来の見てて楽しい映画でした。若手女優陣が素晴らしい演技をしていました。主役の新人・小松菜奈は、ドコモのコマーシャルで見せた演技の嫌な感じを最大限に受け継いだ演技で映画を引っ張りました。既に人気女優になっている橋本愛と二階堂ふみは脇役としてしっかりと仕事をしてましたね。せっかくこの二人が出るんだから、積極的な絡みが欲しかったですね!役所広司も妻夫木もオダギリジョーも見せ場があっていい感じでした。こんな感じの映画をもっとたくさん見たいです。中島監督のカットバックを多用するポップな演出も見事に決まっていました。 ただ、良かったのは途中まで。妻夫木が轢かれるまで(笑)種明かしがつまらん!最低ですよ。長いし。どうでもいい。惜しいですが、見て損はないです。学生は今すぐ劇場に行こう。
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-05 14:59:18)
118.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
中盤までは、中年スターに嫌悪感しか抱きませんでした。物語の面白さと雰囲気のおどろおどろしさに引きずられる形で見続けているうちに、中年スターがかわいそうに感じ始めたのです。技術進歩のせいで仕事を奪われ、もがくうちに老いてしまった大スター。独特のしゃべり方はトーキースターたちへのコンプレックスだと感じました。ひょっとしたら、プライドの高い中年女性は皆あのようなしゃべり方だったのかもしれませんが……。こういう感情の変化が映画の醍醐味です。ラストシーンの狂気の中の切なさったら…。これが映画だ! 脇役たちも魅力的で、マックスの独特の佇まいが素晴らしかったですね。マックスが画面にいるだけで何かが起こりそうな予感がありました。ウィリアム・ホールデンも渋い演技で映画をリードし続けていました。そしてバスター・キートン!相変わらずの無表情でトランプに興じる姿を「蝋人形のようだ」とギリスにナレーションでなじられる姿に哀愁がありました。キートンは撮影現場で「蝋人形か、言い得て妙だな」とつぶやいたそうです。諸行無常を感じますね。とても面白かったです。さすがビリー・ワイルダーでした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-30 21:35:12)
119.  キッド(1921) 《ネタバレ》 
オチが弱い!落ち前までは楽しんでましたし、夢のシーンもびっくりしたけど良かったです。悲しみにくれる男が夢の中の世界に逃げるのかと思ったら、そんなことはさせてくれなかったと。チャップリンが夢から覚めたところが一番ウルウルしました。その分だけ、オチの弱さが残念です。尺の短い話なのに、父子愛に時間を使いすぎたのがねー。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-24 19:49:13)
120.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
青春映画では一番好き。5本の指に入るほど好きなシーンがあります。ペ・ドゥナの妄想MCです。このシーンを見て心を持って行かれない人がいるのでしょうか?おそらくこれまでの人生でほとんど目立つことがなかった女の子が、誰も居ない体育館で妄想をぶちまけるんです。たまらんですよ。青春の匂いがプンプン漂ってきて、一瞬だけ拒否反応を起こしてしまうんですが、妄想MCが終わる頃にはトリップ状態です。たまらんですね。この映画のもうひとついいところは、主要メンバーがそれほど仲良くならないこと。後日談ですが、ペ・ドゥナが韓国へ帰る時、見送りに来たのは香椎由宇だけだったとか。これはあくまで映画の後日談ですよ。そのくらいの距離感の4人が頑張ってるというのが、青春っぽくていいじゃないですか。
[DVD(邦画)] 8点(2014-06-22 04:34:33)(良:2票)
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