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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1221.  RETURNER リターナー
映画ファンでなくても気になるくらいにパクリだらけで、金城武と鈴木杏の紋切り型のやりとりは死ぬほど気恥ずかしくて、どんな志があって作られたのかがまったく理解不能な映画でした。観客のほとんどは映画を見たことがないとでも思ってたんでしょうか?この映画からパクリの部分を抜いたら、チョコエッグのチョコ程度のものすら残らないと思います。そんな映画に製作する価値が?と、一応は辛辣な評価をしますけど、映画好きなら過去を思い出します。「パラサイト・イブ」「キャッツ・アイ」と、過去にフジテレビが関与してきた娯楽作のいかにひどかったことか。あれらに比べれば、こちらは少なくとも映画にはなってました。製作者の脳内のみで話が終わってたあれらに対し、こちらは見せたいものをちゃんと形には出来ていました。そうした技術的な頑張りに免じて、最低評価だけはカンベンします。でも本当なら、技術や予算が足りないのなら、せめてアイデアで勝負するってのが筋なんですけどね。
3点(2004-08-30 17:09:39)
1222.  レディ・ヴァンパイア/淫夢伝説
アリッサさんが脱ぎまくる、それだけの映画です。「コマンドー」と同時上映にすれば、人生の摩訶不思議を傍観できます。モーニング娘。の誰かがVシネで脱ぎ要員になってたらショックでしょ。そんな感じです。
3点(2004-07-14 12:39:44)(笑:1票)
1223.  ダンテズ・ピーク
前半が異様に退屈で、やっと噴火がはじまる後半に大期待だったんですが、後半もつまらない・・・。あのばあさんとか、ガキどもとか、犬とか、車とか。あと、調査隊のリーダーが「遊星からの物体X」で頭から足が生えてた人だったので、画面に映るたびに笑ってしまいました。子供は勝手に車を運転してガンコばあさんを迎えに行くわけですけど、「もういい加減にしろ」って感じで、その後の災難が全部自業自得にしか思えないんですよね。「ブロブ宇宙からの不明物体」みたいに、子供のうちの片方を殺してしまえば盛り上がったんですけど。そういえば、プロデューサーのゲイル・アン・ハードってのはジェームズ・キャメロンの元妻、そんで主演のリンダ・ハミルトンは当時のジェームズ・キャメロンの奥さんでしょ。アメリカ人ってのはわかりませんわい。
3点(2004-07-13 15:40:54)(良:1票)
1224.  愛と哀しみの果て
美しい撮影や壮大なロケーションに支えられた重厚長大な時代劇。オスカーを獲るために作られたんじゃないかと思うようなザ・ハリウッドな作品であり、その思惑通りに同年のアカデミー賞では主要部門を独占したのですが、これが名物に旨い物なしみたいな仕上がりとなっています。 冒頭から確かに見ごたえはあるものの、まったく心に刺さらない時代劇がダラダラと長時間続くわけです。見ていることがここまで苦痛に感じる作品も久し振りであり、最後まで完走できた自分が誇らしくなりました。 あと、邦題がおかしくありませんか?確かに愛も哀しみもあったけど、それがすべての映画でもないような。
[インターネット(吹替)] 2点(2018-03-24 03:12:16)
1225.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス 《ネタバレ》 
IMAX3Dにて鑑賞。 一足先に公開されたアメリカでは評価、売上ともに振るわなかったため、さほど期待せずに見たのですが、それでも落胆させられるほど酷い出来でした。ウィル・スミスは「5,000万ドルくれれば出るよ」なんて言って、まぁFOXが飲みようのない条件を出して本作への出演を辞退したわけですが、これは断られて当然の内容だったと思います。 舞台は前作から20年後。すなわち、映画の世界でも現実世界と同じ時間が経過しており、「もし1996年に宇宙人に襲われていたら、2016年はどのような世界になっていたか」というパラレルワールド的な楽しみのある設定なのですが、エメリッヒはそうした遊びを追求していません。前作で倒した宇宙人のテクノロジーを拝借して大気圏を飛び出す技術が進んだことと、武器が火薬からビームに変わったこと以外には特段の変化がないのです。あれだけショッキングな事件を経験したにも関わらず人々の意識はさほど変化していないし、がれきの山からの復興に人類は大変な苦労をしたはずなのに、そうした歴史をまるで感じさせられません。これではSF映画として失格でしょう。だいたい、大都市を狙い撃ちされて多くの人命を失ったにも関わらず、依然として大都市密集型の文明を継続しているとか、もうバカかと。 二度目の侵略が始まるかもしれないという前兆が見られ始めても人類のリアクションは少なく、パニック映画としても失格です。月に球体UFOが現れてもさほど驚くことなく、「撃ち落としたからよかったよかった。それよりも式典が大事」という素っ頓狂な反応を見せます。1996年に滅ぼされかけた経験は全人類にとってのトラウマになっているはずであり、20年ぶりのUFO再来は、人類は依然として宇宙戦争という宿命から逃れられていないことを想起させる重大事件だったはず。にも関わらず、それがアッサリと流されたことには大変な違和感を覚えました。 襲来してくるUFOは前作以上に巨大化しており、今回は大陸サイズのマザーシップが北半球をスッポリと覆ってしまいます。大きいことは良いことだというエメリッヒイズムもここに極まれりという感じですが、さすがにこれはやりすぎデカすぎ。そもそも資源の採取がこのエイリアン達の目的だったのに、これだけデカイUFOを作れるなら資源に全然困ってないだろと、根本的な部分でツッコミを入れたくなってしまいます。 第一波の攻撃を受けた後、敵の戦力をまともに分析せずすぐに大規模な反撃を仕掛けて貴重な残存兵力の大半を失うという、1996年と同じ失敗を今回も繰り返すアメリカ政府の大バカぶりには参ってしまいました。ま、エイリアン側も良い勝負のバカさ加減で、戦略的にまったく無価値なスクールバスを全力で追いかけるクィーンエイリアンの間抜けっぷりには呆れてしまいました。マザーシップを潰されるとシステム全体が停止するというバカ丸出しなエイリアンのシステムは今回も健在であり、だったらクィーンは絶対安全な場所に温存しておき、前線に行かせるのは兵隊アリだけにしておけよとか、アタッカーにコクピットがついている以上はパイロットが操縦しているはずなのに、クィーンを倒された瞬間にノーマットを焚かれた蚊の如くボトボトと墜落するのはおかしいだろとか、ツッコミどころ満載で見せ場にまるで集中できませんでした。 登場人物は増えているのですが、新規に追加されたキャラクターはことごとく魅力を欠いており、存在意義が不明なキャラクターまでいる始末。特に問題に感じたのは、クレジット上はトップに来るリアム・ヘムズワース演じるジェイクで、無鉄砲なエースパイロットという立ち位置は前作のヒラー大尉のポジションを引き継ぐものですが、本作にはもう一人の主人公としてヒラーの息子・ディランが登場する以上、ディランこそがその役割を担うべきでした。にも関わらずエースパイロットとしてジェイクが登場したことから、ディランとジェイクがお互いのポジションを食い合うという事態が生じているのです。立場の重複は他にも見られ、ホイットモア元大統領とオークン博士がエイリアンとの交信者役を同時にやっていたり、レヴィンソン博士とマルソー博士が共にエイリアンの計画を解き明かすブレーンのポジションにいたりと、無駄なキャラクターがやたらと目につきます。 本作を見ると、過不足なく揃えられたキャラクター達を通して地球侵略という大きな題材を破綻なくまとめてみせた前作が、いかによく出来た映画であったかがよく解ります。本作はさらなる続編を匂わせて終わりますが、さすがにもういいです。また、不自然な形で中国人キャストをねじ込んできたり、何の前触れもなく突然舞台が中国に移ったりといった、最近のハリウッド大作で頻繁に見られる中国ヨイショもいい加減にして欲しいと感じました。
[映画館(字幕)] 2点(2016-07-09 01:07:40)(良:3票)
1226.  ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星
これは久々にえらいものを掴まされました。映画はいきなり始まっていきなり終わり、起承転結らしきものはありません。それどころか話らしい話もなく、辺境の国を旅する変わり者カップルと、彼らが現地で雇ったガイドが野山を歩く姿が延々と映し出されるのみ。ほとんどの場面が無言であり、たまに喋ったと思ったら本当にどうでもいい雑談ばかりで、あまりに実験的過ぎて呆気にとられます。作品の舞台が一体どこなのかということは終盤まで明かされないし、主人公達が一体何者であるかということも特に言及されません。ただ、そこで起こったことを切り取っただけの内容。映画がひたすらにリアリティを追求すれば、行き着くのはこの境地なのだろうという極北を体感することができます。おまけにこの映画、上映時間が妙に長い(113分)。90分程度でサクっと終わらせるのならともかく、わざわざ長めに作っている辺りが実にイヤらしいのです。もはやこれは監督と観客の根比べ、何も起こらない環境映像をどれだけ眺めていられるかという忍耐の勝負になってくるわけです。はっきり言います、この映画はまったく面白くありません。「面白さ」という尺度を意図的に放棄した企画なのだから、当然といえば当然なのですが。。。 救いは、演技や撮影、音響等のレベルが高いということです。優秀な技術スタッフの手腕によって中央アジアの大自然の美しさが見事に映し出されているし、俳優達のナチュラルな演技は風景の邪魔をしていません。環境映像と割り切ってしまえば、この映画は「あり」かもしれませんね。それにしても113分は長すぎですが。
[DVD(字幕)] 2点(2013-06-16 00:23:11)
1227.  パーフェクト・スナイパー
規模が小さくとも良作への出演が多く、一般に信頼できる俳優とされているケヴィン・ベーコンと、アクション大作への出演が多いジャイモン・フンスーの共演作ということで、「傑作ではないが、それなりのレベルには達したB級アクションなのだろう」と思って鑑賞したのですが、これが超の付く程の駄作でした。バンコクを舞台にしたハリウッド映画といえば、ニコラス・ケイジ主演の脱力アクション『バンコック・デンジャラス』が思い浮かびますが、それをも下回る完成度でした。。。 本作の主人公はジャイモン・フンスー演じる殺し屋チャーチ、このキャラクターの設計に無理があり過ぎました。彼はバンコクを拠点とする殺し屋なのですが、アジア人の中にいるジャイモン・フンスーはあまりに目立ち過ぎ。殺しの腕前のみならず秘密の保持も要求される殺し屋稼業にはまったく向かない人物だと感じました。爆弾で標的を倒す冒頭が彼の登場場面となるのですが、目撃者が大勢いる中でバレバレの偽装工作をやるという頭の悪さも大きなマイナス。さらには、売春宿の現実を目の当たりにして大変なショックを受け、金や身の安全を度外視してでも売春組織を壊滅させようと躍起になるというメンタルの不安定さにも、殺し屋らしからぬものがありました。彼は自分探しの学生バックパッカーではなく、バンコクで活動する現役の殺し屋ですよ。裏稼業に生きる者であれば、売春宿の実態くらい知ってるのが当然でしょう。キャラ設定と話の内容がまったく噛み合っていません。。。 本作の監督を務めたのは、『マッハ!』で注目されたプラッチャヤー・ピンゲーオ。アジア人監督のハリウッド進出作としては異例な程の豪華キャストに恵まれたわけですが、発言権のほとんどない雇われ監督だったことがその実態のようです。東洋の神秘を履き違えたおかしなスピリチュアル描写があったり、仏教の力で主人公が一時的に無双状態になったりと、まともなアジア人ならば絶対に採用しないアイデアが目白押し。おまけに、タイにとっては国辱に近いほどの物語だし、これだけ意に反した内容の映画を撮らされたことが気の毒になったほどです。アクションの方も遠距離からの狙撃がメインであり、彼が得意とする肉体アクションはあまり登場せず。なぜこの企画にピンゲーオが雇われたのかと不思議になったほどです。
[DVD(吹替)] 2点(2013-02-06 18:36:32)
1228.  D-TOX
同時期に製作されたレニー・ハーリンの『マインドハンター(公開は2005年だが、撮影されたのは2002年)』と似通った内容にして、『マインドハンター』を優に超える駄作ぶり。90分程度に絞られた上映時間にも関わらず観ているのが苦痛となる仕上がりであり、サスペンスアクションとしては最下層の完成度だと思います。。。 とにかくスタローンがミスキャスト。婚約者を惨殺されたFBI捜査官という役回りなのですが、撮影当時55歳のスタさんが目を輝かせながら婚約指輪を選ぶ場面や、彼女役のディナ・メイヤー(スタさんよりも22歳年下)とイチャイチャする場面の違和感は相当なものでした。これって30代の俳優が演じるべき役ですよね。婚約者を失って悲しみに暮れる場面ではスタさんの演技力不足がはっきりと表れており、憐みよりも笑いを誘ってしまっています。そもそもの問題として、これまで「うぉーっ!!」と叫びながら数百人の敵をなぎ倒してきたスタさんが、たった一人のシリアルキラーに翻弄される役を演じても説得力がないわけです。集客力の低下によって大規模アクションに出演できなくなり、代わって中・小規模のサスペンスアクションに活動の場を移さざるをえなくなった当時のスタさんの苦境が垣間見えています。。。 また、脚本・演出もかなり杜撰です。犯人がスタさんを逆恨みする背景の描写が致命的に不足しているし、その能力の高さやイカレっぷりもイマイチ伝わってきません。その結果、この程度の犯人に翻弄される警察側の無能ぶりばかりが際立つという事態に陥っています。警察側には個性派俳優を配置しているものの、描き分けができていないために「誰が」「何をやっているのか」の把握が極めて困難という有様。クリス・クリストファーソン、トム・ベレンジャー、ロバート・パトリック、スティーブン・ラング、一週間煮込んだ豚骨スープのような俳優をズラっと並べながらこの体たらくは、さすがに問題だと思います。
[DVD(吹替)] 2点(2012-09-05 23:28:02)
1229.  しんぼる
「大日本人」が予想外に良かったので本作も鑑賞してみたのですが、残念ながらこちらは酷い出来でした。松本氏は斬新な発想だと思って本作の脚本を書いたのでしょうが、実際のところ映画の世界ではそれほど珍しくはない物語。まず、このボタンの掛け違えが痛かった。観客がラストで驚くことを前提にして映画全体を構成しているため、本編中における思わせぶりな間の取り方などが完全に浮いているのです。。。 さらに痛かったのが、コミカルなパートでまったく笑えなかったこと。本作は日本国外での上映も視野に入れており、松本氏の言う「ベタな笑い」が多く採り入れられています。白い部屋でのドタバタがそれなのですが、これがまったく面白くないという残念な結果に終わっています。コントを得意としてきた松本氏がコメディパートで失敗したのでは話になりません。
[DVD(邦画)] 2点(2012-06-20 00:37:40)
1230.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
映画の前半、主人公クレアが姉に対してかけた電話が通じなかった時に、「まさか例の映画のあのオチか?」と悪い予感がしました。とはいえ本作はそこそこのスターが共演し、それなりのバジェットもかかっているハリウッド映画。10年も前の大ヒット作と同じオチをかましてくることはないだろう、これはミスディレクションで、もうひと捻りしてくるに違いないと思って最後まで鑑賞したのですが、なんとそのまんまのオチでした。過去の映画のオチをまんま引用し、観客はいまだにこのオチで騙されると思っていた製作陣の手抜きぶり、厚顔無恥ぶりには驚かされました。オチに至るまでの物語にもまるで面白みがなく、たった90分の映画であるにも関わらず、観ているのが苦痛で仕方ありませんでした。。。 本人オチ映画は90年代から00年代にかけて多く製作されましたが、その中でも評価の高かった作品はオチ以外のパートも十分に面白く、オチを知った上での繰り返しの鑑賞に耐えられる完成度を誇っていました。裏を返せば、映画としてのポテンシャルが高ければこそ、オチは衝撃的であることができるのです。この点、後発である本作が、なぜ過去の秀作から学ばなかったのかと不思議でなりません。 
[DVD(吹替)] 2点(2012-01-11 23:16:49)(良:1票)
1231.  パンチドランク・ラブ
ポール・トーマス・アンダーソンが稀代の天才監督であることは紛れもない事実なのですが、この映画には最悪なまでに退屈させられました。カンヌ映画祭で監督賞を獲った作品だけあって、技術的には見るべき点が多くあります。役者の演技はどれも良いし、ところどころ笑わせる場面もあるのですが、本筋のラブストーリーが分かったような分からないような話でまったく付いていけませんでした。主人公がどれほどの問題行動を起こしても彼を受け入れ続けるリナの心境が腑に落ちないし、そもそもリナとは何者なのかもよく分かりません。「恋愛とは感じるものだ、理屈ではない」という意図から敢えて説明を省略しているのでしょうが、だとしたら観客にもバリーやリナの心境を感じさせる演出を施すべきでした。「実験的」という言葉を免罪符に、監督はあらゆる説明を放棄しているように思います。説明不足といえば、冒頭の事故、置き去りにされたピアノ、主人公の青いスーツ等、思わせぶりに登場しながら結局何の伏線でもなかったという個々のアイテムの肩透かしにも参りました。面白そうなアイテムを思いつくままにぶちまけて後片付けなしというのはストーリーテラーとして失格でしょう。シュールな物語にパズルのピースを巧妙に忍ばせるデビッド・リンチの技を学んでいただきたいところです。
[DVD(吹替)] 2点(2011-05-29 22:32:36)
1232.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 
内容らしい内容はなく、アクションをコラージュしただけの作品。ヴァンダムやセガールを嗜む私にとっては嫌いなタイプのジャンルではないのですが、そんな私でもこの内容で2時間半はかなり厳しく感じました。まず、展開があまりにメチャクチャ。本作の最大の見せ場である前半のカーチェイスは本筋とほとんど関係ないし、クライマックスの人質奪還も唐突すぎます。「俺の知り合いのCIAが協力してくれるぜ」「キューバで反政府ゲリラやってる弟に連絡とってやるよ」「元特殊部隊員を集めてやるぜ」って、マイアミ市警の刑事ったら人脈すごすぎ(笑)。ヴァンダムやセガールの映画でも、もっとちゃんとしてますよ。しっちゃかめっちゃかな映画なので緻密な物語である必要はないのですが、さすがに「ありえねーよ」とつっこむしかない物語で2時間半も引っ張るのは厳しすぎます。そして、「トランスフォーマー」シリーズにも引き継がれているまったく笑えないコメディパートはもはや拷問レベル。30分にも渡ってグダグダのやりとりを見せられる中盤は酷いにも程があります。コメディ経験の少ないメル・ギブソンとダニー・グローバーの掛け合いであってもほのぼのとした空気を作ることが出来ていた「リーサル・ウェポン」と比較すると、プロのコメディアンであるマーティン・ローレンスとコメディ経験も豊富なウィル・スミスを使いながらクスリとも笑えない本作はちょっと出来が悪すぎます。死体がゴロゴロ転がるカーチェイスや蜂の巣にされるピーター・ストーメアなど、笑わせようとしているのに悪趣味すぎてまったく笑えない場面も多くあり、マイケル・ベイはコメディをやるのをやめた方がいいと思います。アクションパートが良いだけに、コメディパートの出来の悪さが余計に目立っています。
[DVD(吹替)] 2点(2011-01-17 00:24:05)
1233.  ザ・スナイパー(2006)
午後のロードショーで放送していたのを録画して見たのですが、期待値の低い午後ローで見ても退屈するほどの完成度の低さ。モーガン・フリーマンにジョン・キューザック、おまけに撮影監督にはダンテ・スピノッティまで動員する豪華ぶりに「バイオレンスの隠れた佳作かも」と期待した私がバカでした(「ドライビングMissデイジー」の監督の作品なので、モーガン・フリーマンは企画の良さよりも人間関係で本作に出演した様子ですが)。反抗期の息子に良いところを見せたいおやじの奮闘、その親子を好きになってしまう悪党の親分、その親分を取り戻しにやってくる怖い子分達という要素はまんま「3時10分、決断のとき」なのですが、作品の出来は「3時10分~」とは比べようもありません。すべての要素の煮詰め方が甘いのです。事件が発生する前の時点で親子はすでに仲直りしちゃってるので家族の再生のドラマになっていないし、悪党の親分は最初から最後まで素直に言うことを聞いてくれるので親子の姿に感動して態度を変えたというドラマも発生していません。子分達は異常なまでに弱く、ヘリコプターに乗りスコープ付きのサブマシンガンで武装しているにも関わらず、ちっちゃい拳銃一丁持ってるだけのド素人に簡単に反撃されてしまうという体たらく。主人公一行が途中で合流するカップルやFBIに振り回される田舎保安官など明らかに必要のないキャラクターも何人か紛れ込んでいて、とにかく脚本が緩すぎます。おまけにアクションも緊張感がなく、誉めるべき点がほとんど見つかりません。さらに追い打ちをかけるのが作品内容とはほぼ無関係の邦題。この映画はどうなってるんでしょうか。
[地上波(吹替)] 2点(2011-01-12 00:08:35)
1234.  フューリー(1978) 《ネタバレ》 
本来は90分程度で描くべき内容を2時間近くにまで引き延ばしており、正直かなりダルイです。緊張感皆無の追っかけ、恐怖心を微塵も抱かせない超能力者の脅威が何のメリハリもなくダラダラと描かれ、デ・パルマのやる気のなさが全編に漂っています。ビジュアルの巨匠による作品でありながら視覚的に面白いのは最後の1分だけで、あとは脚本に書いてあることをそのまま撮ってますという状態なのです。さらにこの映画を悲惨にしているのは脚本の出来が恐ろしく悪いことで、ダラダラとムダなエピソードが多い割に、本筋に関わる重要な点に限って舌っ足らず。元は親友同士だったというカーク・ダグラスとジョン・カサベテスの関係や、息子探しを献身的に手伝ってくれる看護師の人物像など、描かれるべきものがまったく描かれていません。主人公であるはずのカーク・ダグラスが中盤以降は空気同然の存在感となったり、空中浮遊のできる超能力者が転落死するという冗談のような展開を迎えたりと、一体何を考えて書かれたのか理解に苦しむ内容となっています。
[DVD(字幕)] 2点(2010-11-27 22:17:58)(良:1票)
1235.  マーキュリー・ライジング 《ネタバレ》 
国家機密をプロテクトしている暗号コード「マーキュリー」の安全性を確かめるため、市販のパズル雑誌にマーキュリーを用いたメッセージを忍ばせていたら、9歳の少年に解読されてしまった。焦ったNSAは、暗号を解読した少年を殺しにやってくる…この設定の時点で「?」です。たった一人の子供に解読できるのなら、これを解読できる人間が他にもいると考えるのが自然でしょう。なぜ、この子を殺せば暗号を守ることが出来るのか、NSAの浅はかな発想には負けてしまいます。アレック・ボールドウィンはなかなか板に付いた悪役演技を披露するものの、陰謀の根本があまりに下らないので、彼の演じるクドローという人物も薄っぺらに見えてしまいます。彼の率いる殺し屋も実にお粗末で、9歳の子供を2度も見失うわ、白昼堂々銃を振り回して防犯カメラに顔を撮られるわと、尋常ではないドン臭さを披露。殺しのプロフェッショナルという設定なのですが、まったく怖くありません。さらにこの映画の凄いところは、彼らNSAに対抗するブルース・ウィリスが、NSAの上をいくほど考えが足りない大馬鹿野郎のバカボン君だったということ。殺し屋が大量の証拠や目撃者を残しているのですから、FBI本部に少年を連れ帰って保護すれば済む話なのですが、たった一人で子供を連れ回るという最悪の手段をとってしまいます。「おいおい、なんでそんなややこしいことするんだよ」ということを重ね、どんどん自分を窮地に追い込んでいく様には呆れ果てました。そしてさらに凄いのが、中盤以降に突如現れるステイシーなる女性の意味不明ぶり。初対面であるアートへの協力を惜しまず、素性の知れないアートを簡単に家に入れて一泊させてしまうという浮世離れした行動を披露。「親切な人」の一言では片付けられないほど都合の良いヒロインぶりには驚き呆れました。。。この映画は理屈で詰めるべき部分が非常に甘く、子供を殺すという異常な行動をとらざるをえなかったクドローの政治的背景や、アートが一人で戦わざるをえないほどの巧妙な仕掛け等、設定を観客に飲みこませるためのディティールが完全に不足しています。そして、脚本がボロボロな一方で見せ場も地味で、これといって盛り上がるアクションもなく、監督やプロデューサーは一体何がしたくてこの映画を作ったのか、実に理解に苦しみます。
[DVD(字幕)] 2点(2010-11-07 21:35:04)(良:3票)
1236.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 
全6作を通して鑑賞すると、このEPⅠだけがサーガから浮いていることが気になりました。宇宙戦争に巻き込まれた親子の物語において本作だけがサーガの本筋と直接関係のないことをやっており、EPⅠがなくても話が通じるのです。「ジェダイの復讐」から16年も待たされた挙句、ようやく出来たEPⅠがサーガと直接関係のない話ではファンもガッカリだったでしょう。中盤の山場であるポッドレースに至っては、サーガの本筋と直接関係のないEPⅠの本筋からもさらに外れており、観客を飽きさせないよう挿入した意味のない見せ場にしか思えません。いや、ルーカスにとってはアナキンのパイロットとしての才能を示す重要な場面のつもりだったのかもしれません。しかし、ラストにおいてアナキンは手違いから空中戦に参加し、訳も分からず飛び回っているうちにまぐれで勝利するという展開となっていて、彼が天性のパイロットであるようにはとても見えないのです。ポッドレースの際に見せた勘の良さや機転が空中戦においても活かされるという展開がなければ両者は結び付かないのですが、ポッドレースではアナキンの非凡さがそれほど伝わってこないし、空中戦ではポッドレースでの経験が活かされるような局面がないし、ポッドレースがなくてもラストの空中戦は成立してしまいます。本作は万事この調子で、映画全体が必要のない物語、必要のない見せ場で構成されており、仮にルーカスの頭の中では必然性ある場面のつもりだったとしても、完成した映画からはその意図が伝わってこないという有様。完全に失敗作だと思います。VFXは当時としては最高のものが用いられています。ルーカスが「スターウォーズ」を作るために設立したILMにとって、本作は会社のアイデンティティの根幹をなす重要な作品。世界最高のVFXスタジオが最高のスタッフを惜しげもなく動員して製作したのですから(本作から漏れたスタッフは「ハムナプトラ」に回されたとか)、VFXは凄くて当然。公開前、本作はVFXの新たな可能性を示す作品になるだろうと期待されていました。しかし、フタを開けるとVFXの限界を露呈した作品となったのが皮肉でした。CGで描かれたエイリアンとドロイドが戦争をしても何とも感じないし、いくらVFXにお金をかけても、レイ・パークというひとりのスタントマンによるダース・モールのアクションには勝てなかったのです。
[レーザーディスク(字幕)] 2点(2010-09-02 00:18:00)(良:2票)
1237.  バーティカル・リミット
前半はそれなりに楽しめました。雪山を舐めた金持ちが、案の定遭難するところまでは。しかし、本筋に入ると話は急激に失速をします。生存者の命は36時間しかもたないというタイムリミットを設定したにも関わらず、救助隊の出発までが妙にまったりしていること。いざとなればあうんの呼吸でチームが編成され、さっさと出発してしまう。そんな、きびきびとしたプロの仕事で緊迫感を煽るべきだったのに、「大変だぁ」とセリフで言うだけで行動が伴っていないのでは緊迫感が伝わりません。ようやく雪山に入ってからは、発生する危機は人災ばかり。うっかり荷物を落としてしまったとか、そのレベルの危機の連続が繰り広げられるのです。さらに、見せ場の大半がクリフハンガーから拝借されています。クリフハンガーは「派手さ」と「やりすぎ」の間でギリギリのバランスを保っており、生身の人間が戦っているという緊張感が伴っていました。しかし本作のアクションは完全にやりすぎ。そして、みなさんご指摘のニトロです。映画会社が派手な爆破シーンを作りたくて、かなりムリな形で物語に挿入されたのが丸出しですが、そんな商売目的であっても、脚本家はもう少し知恵を使ってニトロを物語に絡めるべきでした。なぜダイナマイトではなくニトロでなければならなかったのか?その説明すらありません。挙句には、太陽光に当てるとニトロが爆発するという重要なことに、登山をはじめてから気付くというお粗末ぶり。また、本作の倫理観にも問題があります。「雪山に民主主義はなく、リーダーの決断に従わねばならない」。これを守らなかったために金持ちは遭難したのですが、クライマックス近くでは、主人公は救助隊のリーダーを無視した行動をとります。物語の倫理観には首尾一貫性が必要ですが、本作にはそれがないのです。「極限状態ではより多くの人間が生き残るために、少数の命を切り捨てる決断をせねばならない」という命題についても同様。物語中悪役と位置付けられている金持ちは、助かる見込みのない負傷者には貴重な物資を与えず、これを生存の可能性のある者のみで使おうと主張しますが、この行動がどう見ても理にかなっていて、本作の倫理観に照らしても妥当なのです。通常のストーリーテリングであれば悪役は物語の倫理観に反する行動をとるべきなのですが、それが守られていないため本作は一体何を言いたいのかがよく分からなくなっています。
[DVD(吹替)] 2点(2010-06-30 20:02:13)(良:3票)
1238.  ダ・ヴィンチ・コード
2時間半、ひたすら退屈でした。原作の要約に終始するだけで話がまったく面白くなく、映画ならではの工夫や見せ場を入れているわけでもなく、わざわざ大金かけて映画化する必要があったのだろうかという印象です。せっかく映画というメディアを使いながら、謎のほとんどをイアン・マッケランに喋らせて終わりでは芸がなさすぎます。また、銃で撃たれた館長がその場で素っ裸になり、大の字に寝転んで息絶えるというダイイングメッセージの残し方は、映像化すると驚くほどマヌケです。このような文章と映像のギャップを埋める作業が脚本や監督に求められる機能のひとつなのですが、本作ではそれがほとんど機能していません。ロン・ハワードは仕事をしていたんでしょうか?ハワードは常に堅実な仕事をする人だけに、ここまで雑な仕事には驚きました。。。そもそも長大な原作を一本の映画にまとめることが不可能だったとも言えます。駆け足のダイジェストになってしまった結果、原作未読者にとっては情報量が多すぎて話を追い切れないし、既読者にとっては映画版ならではの見せ場に欠けた、ただのおさらいにしかなっていない。結局誰も喜ばない中途半端な出来になっています。「ダ・ヴィンチ・コード」の映像化に手を挙げたのは映画界のみならず、「24」の原案にするという意見もあったそうなのですが、2時間半にムリに詰め込むよりも、「24」にしてしまった方が良かったと思います。主人公がラングドン教授からジャック・バウアーに代わった「ダ・ヴィンチ・コード」って、それはそれで面白そうだし。
[DVD(吹替)] 2点(2010-02-08 00:14:52)(良:1票)
1239.  ウインドトーカーズ
ジョン・ウーがついに戦争映画を撮る!2002年は戦争映画が多数製作されましたが、製作段階において特に注目度の高かったのが本作でした。しかし、蓋を開けると戦争映画としては史上最低クラスの出来。世間一般からは一瞬にして忘れ去られ、ウーファンにとっては触れてはならない過去となったのでした。超人的な主人公が華麗にアクションを決めるジョン・ウーのスタイルは、大人数が泥にまみれながら命をかける戦争映画とは水と油。前半はニコラス刑事が棒立ちでマシンガンを乱射してるだけで見せ場として全然面白くないし、ジョン・ウーがガマンできなくなったのか、とうとうマシンガンをピストルに持ちかえてしまった後半は、もはや戦争映画のルックスではなくなっています。ジョン・ウーの映画なのに、戦争映画なのに、見せ場がつまらないという致命的な欠点を本作は抱えているのです。また、「プラトーン」以降の戦争映画には、史実に基づいてリアルに作るという条件が課せられるようになりましたが、本作は時代錯誤なまでに適当。サイパン島と言えば年平均気温が27度という高温多湿の熱帯気候なのに、まったくそのような風土に見えないという圧巻のロケーションには驚きました。妙に乾燥している地域があったり、日本の秋口のような風情ある風景があったり、そもそも俳優達が暑さの演技をしていなかったり、こだわって作っていないことが丸出しになっています。また、日本人住民の集団自決のあった悲劇の島でもありますが、本作に登場する住民達は実にのどかなもので、アメリカ兵にいとも簡単に懐いてしまいます。ニコラス刑事の常備薬を一錠飲ませてもらったり、チョコレートをひとかけ食べただけでアメリカさん大好きになってしまうという激安野郎ばかりで、本当に何も調べずに撮ったんだなぁと呆れてしまいました。これに追い打ちをかけるのがニコラス刑事の妙な熱演で、この人が演技を頑張れば頑張るほど映画がおかしくなっていきます。酔っぱらった演技などは加藤茶のレベルに達しており、「リービング・ラスベガス」のアル中演技でオスカーをもらったのと同一人物とは思えません。ハゲヅラのお巡りさんと若ハゲのケイジさんが共演すれば面白いのではないでしょうか。また、「ホリョダ!」「ド~シタノ?」「ベイコクキライ!ニホンダイジ!(ダイスキの間違い?)」等を、恐ろしく気合いの入った顔でやられても困ってしまいます。
[DVD(字幕)] 2点(2010-01-22 20:36:34)(笑:1票) (良:1票)
1240.  ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
カラーパープルで挫折を味わった後、スピルバーグは自身のキャリアを意識的にコントロールするようになりました。勝負作に挑む時には、自身の才能をもっとも活かせる娯楽作を抱き合わせて保険をかけるようになったのです。この方針に従い、シンドラーのリストにはジュラシック・パーク、ミュンヘンには宇宙戦争、そしてプライベート・ライアンには本作ロストワールドが抱き合わせで製作されました。特にプライベート・ライアンは同時期にアミスタッドもあって3本連続撮影という尋常ではないスケジュールで製作されているため、その中で最もお仕事感の強いロストワールドの品質が悪くなってしまったのも、当然と言えば当然の話です。ここまで登場人物に感情移入できない映画も珍しく、「恐竜が出てくればそれでいい」という製作陣の投げやりな姿勢が丸見えになっています。第一作当時、スピルバーグが「もっとも気に入っている」と言っていたマルコム博士がまるで別人になっているのが良い証拠。荒れた私生活を送る変人だったマルコム博士が、続編では子供と彼女に振り回される常識人になっていて、むしろ対照的だったグラント博士に近い人格となっています。好みのキャラが続編で別人格になっていて黙っている監督がどこにいるでしょうか。スピルバーグが脚本にほとんどダメを出さず、やっつけで撮影したことが伺えます。その他の登場人物はさらに酷く、ギャンギャン騒いで目障りなだけのジュリアン・ムーア、恐竜を檻から出して大勢の死人を出す直接の原因を作りながら、なお綺麗事を言うのをやめないヴィンス・ヴォーン、ただひたすら鬱陶しいマルコムの娘などは、まとめてT-REXに食われて欲しいと願うほどでした。あまりにムカつき過ぎて、こんなありえないキャラクターを出すには、何か伝えたいメッセージでもあったのではと裏の意味を考えてしまったほどです。目的が正しければ他人に迷惑かけてもかまわないと考えてる連中はロクなもんじゃない。「自分達が自然を守る」と考えるのは、「自然をコントロールできる」と思ってる連中と根は変わらないじゃないかと。恐竜をどうする、自然をどうすると上から目線で島を眺めず、このサバイバルは人と恐竜との殺し合いであるとの覚悟を決めているローランドが本作中唯一かっこよく描かれているのも、そんなスピなりの思想を反映しているような気もします。私の考えすぎのような気もします。
[レーザーディスク(字幕)] 2点(2009-12-30 14:26:33)(良:1票)
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